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Vol.0026
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■ 【週刊】新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
「信用や信頼のない世界」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2003/12/16(第26号)━
こんにちは、幸地@ITコーチです。
正式に週末起業フォーラム認定コンサルタントに任命されました。
週末起業フォーラムとは、会社を辞めることなく元手をかけず、
自分のビジネスを持つことをサポートするNPO団体です。
チーフコンサルタントの森英樹さんによると、起業するネタはあ
るのだがどうしても実行に移せない方が多いらしい。
週末起業認定コンサルタントは、そんなあなたを応援します。
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○初めてでも失敗しない中国シフトのヒント
○今回のことば:「今は中国をいじめろ、もっといじめろ」
○世界経済の四極体制を発展させる条件
○信用や信頼のない世界
○初めてでも失敗しない中国シフトのヒント ★答え★
前回の記事を読む⇒ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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▼初めてでも失敗しない中国シフトのヒント
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質問:これから中国企業とアライアンスを組んで新規プロジェクト
をスタートさせます。中国側担当者の力量に依存せず、プロ
ジェクトを上手く軌道に乗せるためにはどんな準備が必要で
しょうか?
私の答えは後半に載せています。
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■ 今回のことば ■
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「今は中国をいじめろ、もっといじめろ」
(M.E.ポーター氏 by 百式田口さん)
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■■ 世界経済の四極体制を発展させる条件 ■■
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●メルマガ百式管理人の田口さんから、M.E.ポーター氏の執筆中の
21世紀における新しい戦略理論についての話を伺いました。
・・・
●M.E.ポーター氏によると、21世紀の世界情勢は米国、ヨーロッパ、
日本、そして中国の四極体制が確立します。
[世界経済の四極体制]
米国
ヨーロッパ
日本
中国
その中でも、注目株はやはり中国です。
ちなみに、最もヤバイと判断された地域はどこだと思いますか?
M.E.ポーター氏はヨーロッパがヤバイと考えているようです。
その理由を百式田口さんはこのように説明してくれました。
・欧州はなんだかんだいって農業中心の田舎だから
・労働組合の権利が強く産業の新陳代謝が弱いから
●M.E.ポーター氏は中国の躍進が世界経済のパワーバランスを崩し
かねないと警告しています。
そこで彼の主張はこうです。
「今は中国をいじめろ、もっといじめろ」
出る杭は打たれるという言葉は、何も日本固有の感覚ではないよ
うです。少し安心しました(笑)
M.E.ポーター「競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478370192/aicoach-22
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■■■ 信用や信頼のない世界 ■■■
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●私が中国ビジネスを推進していく上で特に不満を感じるところは、
なんといっても事業運営の不透明さです。
例えば、世界市場を相手にする株式投資のプロによると、中国株
式市場の年間成長率15%という数字は最近では誰も信用してい
ないそうです。
●私の場合、不満の多くは品質保証と費用(見積交渉)に関すると
ころにあります。特にITの分野では、目に見えにくい商品を扱
っているため担当者間の「言った言わない」がよくトラブルの原
因になります。
「信用」ないし「信頼」が重要なキーワードです。
●次に紹介するのは実際にあった話です。
ある業務システムを中国企業と共同で開発するプロジェクトでし
た。取引先の中国人の責任者は、技術的に優れており誠実な人柄
だと評判でした。このプロジェクトは大きな障害もなく終盤まで
順調に進んでいましたが、納品間際のまさに最終段階でとんでも
ない対応を受けることになりました。
トラブル1
中:「以前の仕様変更のため、○○の追加費用が発生しました」
私:「だって・・・あんた・・・今頃言われても」
トラブル2
中:「定められた品質基準に従って10,000件もテストした」
私:「それは大変でしたね。詳細な試験結果を報告してください」
中:「テストの結果、不具合件数も基準内でした。満足です」
私:「ありがとうございます。ですから10,000件の詳細な試験結果をください」
中:「・・・(返事なし)」
私:「・・・(まさか、品質基準を守ったあの数字はでっちあげ?)」
(中:中国企業のプロジェクト責任者)
●ソフトウェア開発に明るい人ならば、これがどんな状況なのか予
想がつくかもしれません。
ケース1については、仕様変更の手順がキチンと標準化されてい
なかったことが原因です・・・
と当たり前のことを述べるつもりはありません。
中国プロジェクトにおいて、仕様変更の手順が標準化されている
のは常識です。
・・・つづく
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みなさんの感想もどんどん取り上げていきたいと思います。
質問メール・情報提供は大歓迎です。
ご質問・ご意見はこちら。
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▼初めてでも失敗しない中国シフトのヒント ★答え★
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質問:これから中国企業とアライアンスを組んで新規プロジェクト
をスタートさせます。中国側担当者の力量に依存せず、プロ
ジェクトを上手く軌道に乗せるためにはどんな準備が必要で
しょうか?
答え:海外企業との共同プロジェクトを立ち上げる際には数々の障
害が待ち構えています。特に中国ビジネスの勘所は難しいと
言われます。
ご質問について、私の専門分野である中国アウトソーシングを例
にとって回答いたします。
通常、ほとんどのお客様は開発規約といわれるガイドラインをお
持ちです。ガイドラインには、仕様変更をはじめ進捗報告やレビ
ューの手順などが細かく規定されています。
ところが、国内取引のやり方をそのまま中国開発に適応しただけ
はなかなか上手くいかないのが現実です。
そこで私たちがお勧めするのは、お客様に固有の状況を分析して
それぞれの状況にあわせて最適な中国開発ガイドラインを策定す
ることです。
例えば次のような標準規約を定めることを推奨しています。
・オフショア開発の標準プラットフォーム構築
・プロジェクトマネージメント手法の構築
・チェンジマネージメント手法の構築
・見積評価支援
・コンポーネント/フレームワーク活用支援
私がコンサルティングする場合には次のような手順で各種ガイド
ラインを策定することになります。
1.お客様にとってガイドラインとは何かを定義
2.ガイドラインの対象者を明らかにする
3.お客様にとっての中国開発の使命と活動方針を確認
4.お客様の既存の開発ガイドラインを確認
5.お客様の中国開発に特有の項目を洗い出す
6.お客様の中国開発に特有の項目についてまとめる
ガイドラインを策定するときには、どんな内容でも構いませんの
で試験的に小さな案件を走らせると効果があります。
ぜひあなたの会社でもお試しください。
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【編集後記】
◇今週は忘年会がつづきます。そういえば、まだ年賀状を出す準備
をしていません。年賀状の作成を安く外注したいのですが、誰か
よいサービスを紹介ください。
(文責:幸地司 ITコーチング・ラボ 代表)
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