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Vol.0074
共に得する
2004/8/24
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『共に得する』
━━━━━━━━━━━━━2004/08/24(第74号)読者数:843名━
【中国オフショア開発ブログ】人気blogランキング堂々第1位!
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/
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■いい加減にして、日本企業!!
中国ベンダからみた日本企業への不満点を大きく分類してみると、
次の4つに集約される。
1.仕様まとめ能力不足
2.仕様変更の段取りの悪さ
3.担当者の技術力不足
4.理不尽な条件の押し付け
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■■ 「共に得する」へと発想の転換
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───────────────── ITコーチング・ラボ解説 ─
今号では、理不尽な条件の押し付けに関する意見を紹介する。
●「明らかな仕様変更なのに、仕様の詳細化だと主張する」
国内開発でもよくある話だ。特に中国オフショア開発では、予算が
極端に少ないため、無理を承知で主張するケースがある。
●「営業と設計者の言っていることがまるっきり異なる」
品質/納期に責任を持つ設計者と、金額に責任を持つ営業の立場が
異なるため、話がまるで通じないことがある。
設計者が発言した「了解した」「すいません」が、中国人リーダを
経由して中国側営業(通常は総経理・幹部クラス)に伝わると、即
座に追加費用の請求となるケースもあり予断を許さない。
●「計画や目標にないことを、その場の思いつきで口にする」
経験豊富なベテランになるほど、その場の思いつきでモノをいう傾
向にある。経験則から状況に応じてパッとよいアイデアが生まれる
のだ。だが、そういう行動は中国ベンダには理解されない。
後からどうしても計画や目標を修正したいときには、総経理を通じ
て、根気強く説明するしかない。時間はかかるが、その方が安全だ。
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■ 成功の勘所 ■
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国内でも、大企業が協力会社に「社内事情の押し付け」を強要する
ことが多い。日本的な甘えの構造とも言えよう。発注者が意識を変
えない限り、こういった不満は解消されない。報酬を得る鍵は奉仕
の価値にある。「損をしない」から「共に得する」へと発想の転換
をはかろう!
ITコーチング・ラボ代表 幸地司
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【読者の声をご紹介します】
弊社は、黒龍江省・ハルビン市へ進出する計画を持っています。
何かいい情報がありましたら、お教え下さい。よろしくお願い
申しあげます。(役員/男性)
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【編集後記】
今日は田原総一郎のTV収録に参加しました。竹中平蔵大臣と野村
克也監督が出演する討論番組。プロ野球の一リーグ制に反対する野
村監督からワクワクする爆弾発言がありました。興味ある方は、
BS朝日「田原総一朗の熱論90分スペシャル! LIVE FORUM」
2004年9月5日(日) 夜9時〜10時30分放送
をご覧ください。
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