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Vol.0156
紹介は金の鎖
2004/12/22
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『大学からの紹介は強力なコネ』
━━━━━━━━━━━2004/12/22（第156号）読者数：1,783名━
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■ 日本語堪能なリーダークラスをどうやって確保するか
中国開発拠点では、日本語が分からなくても、責任感を持っている
ハイレベルの技術者を優先的に採用します。
（北京に開発拠点を設立した日本企業の中国人マネージャ）
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■■ 大学経由で紹介してもらえば、少なくとも「夜逃げ」はない
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
【前回までの内容】
「日本語堪能なリーダークラスをどうやって確保するか」について、
最近北京に開発センターを設立した日本企業の中国人マネージャに
話を伺った。
その秘訣とは、中国の人脈を使って地元の大学と提携することで、
日本語が出来なくても、責任感が強く技術的にしっかりした人を優
先的に採用するとの回答を得た。
◇ 聞き手（本誌執筆者 幸地司）
◆ 話し手（情報提供者 中国人マネージャ）
バックナンバー http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
※
【3】
◇中国現地の採用のコツについてお伺いしました。でも、せっかく
苦労して取った人材がすぐに辞めてしまっては困ります。貴社では
その辺りについては、どんな工夫をされていますか。
◆北京開発センターで採用する技術者は、それなりに高いスキルを
持っています。労務管理面でこれといって目立った工夫はありませ
んが、やはり採用直後に転職されると困りますね。幸い、当社では、
このような例はほとんどありません。
◇最初は日本語はできないとおっしゃっていましたが、徐々に上達
していくと、他社からの引き抜きの声があちこちからきませんか。
◆もしかしたらそうかもしれませんね。
でも、この層の人材は高い開発技術を持っていますが、業務知識が
余りなく、日本向け開発ではプロジェクト管理ができないのです。
◇ごもっとも。オフショア開発のPMは並大抵では務まりませんから。
◆しかも、同じようなレベルの技術者が何人もいるので、プロジェ
クト途中でなければ、辞められてもあまり困りません。元々、大学
の先生の紹介で入社したので、プロジェクトの途中で夜逃げするよ
うな人は極めて少ないと思います。
◇「夜逃げ」は極端かもしれませんが(笑)、安易な理由で転職を繰
り返す技術者が存在することは間違いありません。でも、本当はもっ
と使える人材が欲しいのではないですか？
◆はい。そのとおりです。
一般に中国の大学教授や講師は、日本とは異なり「ヒマ」というか、
仕事量が一杯ではないので、管理能力に優れた方を兼職の形で雇う
ケースは珍しくありません。
大学の先生なので技術力には定評がありますから、プロジェクトマ
ネジメントが一気に向上します。
・・・次回に続く
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■ 成功の勘所 ■
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中国企業の労務管理は、中国人に任せるのがベストだ。また、最初
から「相応しい」人材だけを採用するような仕組みを持ちたい。大
学との提携以外にどんなアイデアがあるだろうか。
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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【編集後記】
沖縄オフショア開発の関係である会社を訪問したら、先方の担当者
から「メルマガ読んでいますよ」を声をかけてもらいました(喜)。
この喜びがあるから、メルマガ発行はやめられません。
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発行責任者：幸地司
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