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Vol.0197
議事録は初歩レベルでの確認事項
2005/3/4
昨夜、突然上海オフィスの電気がすべて落ちてしまいました(騒然)
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『議事録に書かれていても、正確に理解できたかどうかは疑問』
━━━━━━━━━━━2005/03/04（第197号）読者数：2,111名━
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あなたの会社では、中国ベンダの「分かった、分からない」を正確
に判断するために、どのように工夫していますか？（複数回答可）
◆中国側に議事録を書かせて理解度をチェックする
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◆TV会議を使って頻繁に意識あわせを行う
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◆日本人を中国に長期滞在させる
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◆中国人を日本に招聘して長期滞在させる
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◆中国側が自発的に仕様書の行間を埋める質問を出す
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◆特になし
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○結果を見る
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○コメントボード（その他の工夫をしています）
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締切：2005年03月07日18時00分
協力：クリックアンケート http://clickenquete.com/
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■■ 「仕様伝達の工夫」読者の声
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
●今週は「仕様伝達の工夫」をテーマに取り上げている。多くの方
からアンケート回答が寄せられた。さらに、数名の方からコメント
をいただいているので、その一部を紹介しよう。
※
1 仕様伝達する際に、仕様についての質問をこちらから出して、
その回答によって理解しているかどうかをチェックしています。
（M.Uさん）
●コメントありがとうございます。
質問の出し方にも、かなりコツがあるように思われる。漠然とした
質問では漠然とした答えしか返ってこないし、あまりにも枝葉末節
にこだわっていしまうと、Yes/Noの回答しか得られず、本質を見失っ
てしまう。
どのような質問が効果的だろうか。
┗ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0004144P00C8154 (ご意見求む)
※
2 議事録は、初歩レベルでの確認事項として作成いただいています。
ご存知の通り、口頭でも「わかりました」が信用できない場合、
書面で「○○は△△です」と記載してあっても本当にその内容を
理解できているかは疑問です。信用できないから色々するではな
く、失敗要素を減らす工夫をしてゆかないと、”成功”の二文字
は永遠に見れないと思います。（M.Kさん）
●このコメントから、M.Kさんが過去に相当苦労された様子が伺える。
ある中国ビジネスコンサルタントは、中国社会には「信頼」につい
て、次のような暗黙のルールがあると指摘する。
パートナーを信じるのであれば、
相手の仕事を監査(チェック)してはいけない
一方、日本では「人は信じるが、仕事は信用しない」に抵抗を感じ
る人は少ない。例えば、親会社から全権を与えられた子会社の社長
であっても、外部からの会計監査には素直に応じる。
ところが、中国で日系企業の経営を任された中国人の中には、親会
社からの会計監査を極端に嫌う者が多いのは有名な話だ。
「信頼」と「監査」、このバランス感覚が難しい。
※
●他にも下記のようなコメントをいただいている。アンケートに協
力してくれた皆さん、ありがとう。
3 プログラマレベルの派遣は賛成ですが、中国語のできないAEやSE
を計画なしに派遣するのはコストがかかるだけだと思います。
（M.Kさん）
4 基本的には賛成(日本から中国への派遣より出費が少ない)なので
すが、日本側での受け入れ態勢が整っていないのならしないほう
が良いと思います。中国サイドへ日本の商習慣のマイナス面だけ
を叩き込む結果となります。（M.Kさん）
5 日本側が提出した仕様書＋説明を元に、中国側に試験仕様書を日
本語で書いてもらいます。この試験仕様書をレビューすることで、
仕様の理解度の確認や、出荷基準のすりあわせを行っています。
また、これが中国側で行えるということが、弊社のベンダ選定基
準にもなります。 （はとぽっぽさん）
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
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■出版／マスコミ関係者様へ
取材はいつでも受け付けさせていただいております。
オフショア開発の業界動向、プロジェクトマネジメントの話題、
中国人ブリッジＳＥの嘘とホントの見分け方、メルマガについて
など・・・、お気軽にご相談ください。
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【これまでの取材・執筆実績】
◎2004年9月〜現在 ＠IT 情報マネジメント／記事連載
http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/cstaff/serial/offshore/03/01.html
◎2005年2月 週刊東洋経済／取材
テーマ：中国オフショアリングの現状と国内空洞化について
◎2005年2月 中国総合雑誌『ＣＨＡＩ』3月号／記事執筆
テーマ：優秀な中国人と上手く付き合う方法
◎2004年11月 書籍「ブログで始める超速起業入門」／事例紹介
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4756908160/aicoach-22/ref=nosim
◎2004年11月 日経エレクトロニクス／コメント掲載
特集記事「ソフトウェア世界分業体制」
http://techon.nikkeibp.co.jp/free/article/20041117/106477/
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【編集後記】
上海在住の元気な日本人夫婦と一緒に、今後のビジネス展開につい
て、静安寺のマクドナルドで２時間熱く語りました。具体的で、実
現可能な小さなネタに始まり、最後は夢いっぱいの魅力あるビジネ
スプランが出来上がりました。久々の快進撃！
・・・と気をよくしていたら、昨夜２２時ごろ、”バシッ”という
音とともに一瞬にして部屋中の電気が消えてしまい一時騒然。その
時、デスク横の壁に設置された室内灯の調子が悪く、突っついたり、
叩いたりしている最中でしたので、これが原因でしょう。
ブレーカーが落ちたことは容易に予想されたのですが、部屋の中が
真っ暗闇で、ブレーカーの位置が全く分かりません。
「しまったー。なぜ入居時に確認していなかったのか・・・」
そう思ったが後の祭り。
今晩どうしよう。
金曜日締め切りのプレゼン資料がまだ出来上がっていない・・(涙)
・・・
いえいえ、こんなこともあろうかとリスク対策は万全です！
初めての中国生活、予測困難な様々なトラブルに遭遇することを考
慮して、多少家賃が高くても管理が行き届いたマンションを選んで
いたのです。建物１階のロビーには、英語が通じる受付女性が24時
間常駐しています。
恐るべし、人件費の安さ！
日本語人材を気軽に揃えるにはもう少し時間がかかりそうですが、
英語が通じる人材は豊富です。さすがは、「人材大国」中国。
ほどなくして、真っ暗な部屋にサービスマンが現れて、１分も経た
ずして回復しました。やはり、原因は単にブレーカーが落ちただけ。
あーー、恥ずかしい。
このままでは日本人のプライド(？)が傷ついてしまう。
そこで、急遽サービスマンを部屋に招き入れて、問題の室内灯を指
差し、(日本語で)「ここが壊れている。ここが悪いんだ」と必死に
アピールしました。
おかげで、今日お昼頃には問題の室内灯が修理されているはずです。
めでたし、めでたし。
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日本唯一のオフショア開発コンサルタントがコッソリ教える、
中国ソフトウェア開発成功の秘訣→ http://www.ai-coach.com/
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