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新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

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■　日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン

　　新・中国ビジネス入門
　　〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

　『たまにはマクロ的に眺めてみる』

━━━━━━━━━━━2005/02/17（第188号）読者数：2,043名━

★オフショアリング全盛時代に、地方のIT業者が生き残る術は？

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■ 海外リソースを積極活用する企業は4割強

外国人技術者や海外アウトソーシングを既に活用している企業に聞
いたアンケート結果。

　拡大する　42.5%
　状況判断　37.5%
　現状維持　15.8%
　縮小廃止　0.8%

　　　　　　　（2004年11月10日発表 JISA/JEITA/JPSA共同調査）

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■■　人件費削減、開発要員の確保、専門能力の高さ
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───────────────────── アイコーチ解説 ─

●水曜日、ある経済誌の編集者から「中国向けオフショアリングの
現状、問題点、展望」について意見を求められた。今週はカゼの影
響で頭がぼぉーっとしていたため、オフショア関連では唯一の仕事
がこれである。

●これまでは、日経BP社やセミナー会社、国内シンクタンク等から
の取材依頼が多かったが、ついに一般誌でもオフショアリングの話
題が本格的に取り上げられることになりそう。

●事実、私たちの周りで働く外国人技術者は確実に増加の一途をた
どっている（オフショア含む）。先述のJISA/JEITA/JPSA共同調査に
よると、「外国人技術者に対する期待する効果」について次のよう
な調査結果を報告している。

・人件費削減　41.3%
・開発要員の質的、量的確保　40.4%
・日本人との違いを意識していない　40.4%
・専門能力の高さ　30.8%
・海外取引拡大　25.0%

●私自身、学生時代から現在まで、必ずといって良いほど身近に外
国人技術者の存在があった。在日の外国人技術者に対しては「日本
人との違いを意識していない」の声に同感であるが、今後は「専門
能力の高さ」がより期待されるものと予測する。


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■ 成功の勘所 ■
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日本の少子高齢化が加速すると、やがては深刻な労働人口不足に直
面する。その一方で、オフショアリングによって国内産業の空洞化
が懸念される。
「人手不足」と「ヒト余り」の恐怖が同時に社会を襲う。
あなたの本当の敵は「外国人労働者」ではない。たまには、ババン
と大上段に構えて、マクロ的な視点を持とう。

オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
 http://www.ai-coach.com/ 


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━INFO━
■ 中国オフショア開発実践セミナー

【2005年2月】
　 2月23日(水)／東京／開発推進スタッフ講座（C+D）
　 2月25日(金)／東京／開発コーディネータ初級講座（A+B）

【2005年3月】
　 3月18日(金)／福岡／開発コーディネータ初級講座（A+B）

詳細＆申込→ http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html 

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【編集後記】

今週は体調不良のため、通常業務が著しく滞っています。メールや
電話の返事が遅れていることをお許しください。
特に上海の瀬谷さん、ごめんなさい。

今日の編集後記では、メルマガ本文に関連した内容を少し続けます。
中国オフショア開発やBPO(Business Process Outsourcing)の急速な
発展に伴い、地方（田舎）のIT産業の危機感が強まっています。

例えば、私の出身地「沖縄」。
国や自治体、そして地元経済界が一体となって頑張った結果、コー
ルセンターの集積地化に成功しました。その影には膨大な額の情報
インフラへの投資、各種補助金・補助政策があるのは事実ですが、
何はともあれここまで着ました。

ところが、この先の展開について頭を悩ませています。
以前、本誌でも紹介したことがありますが、沖縄オフショア開発に
は、充実した情報インフラに加えて「レガシー対応力」といった魅
力もあります。

でも、それ以上の訴求が弱いのが現実。
沖縄県マルチメディアアイランド構想文にも目を通しましたが、時
代背景が古くイマイチ説得力に欠けるようです。
 http://www.pref.okinawa.jp/98/mmi/shosai/moku.htm 

旧小渕政権時代から騒がれてきた沖縄県のIT振興ですが、いざ中国
の台頭を目の当りにすると、新しい時代にあった新しい戦略の必要
性を痛感します。他の地方都市の状況は推して知るべしです。

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カゼで寝込んでいる間にもご注文ありました（4冊）。ありがとうございます。

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