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Vol.0240
英語を使うと日本語の曖昧表現を解消できる
2005/5/18
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中国ビジネス入門 〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
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■ わが社は、英語でコミュニケーションするつもりです
⇒【前回まで】独立系ソフトウェアハウスが中国内陸部に進出した。
日本語が出来るリーダー層が不足しているため、英語でコミュニケー
ションをとることにした。
参考記事→ http://www.ai-coach.com/backno/cip0239.html
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■■ 英語を使うと、日本語の曖昧表現を解消できる
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
【2】
●すかさず、私はこう質問した。
幸地:
「日中どちらかに英語のネイティブスピーカーはいますか?」
前出のソフトウェアハウス責任者N氏:
「どちらにもいません」
以前にも一度、中国オフショア開発の使用言語について記事を書い
たことがある。
> 最近、ほとんどの中国ベンダは日本語が堪能な人材を豊富に抱え
> ているため、一部を除いて英語でコミュニケーションするという
> 会社はなくなりつつある。SEが「言葉が通じない」と嘆く、表
> 面上の問題はほぼ解決に向かっている。
「本誌2004/11/04(第123号)より」
●過去に一度だけ、日本語(20%)+英語(80%)の環境で、中国オフショ
ア開発を経験したことがある。日本語(20%)は、単なる筆談なので、
会話はすべて英語だった。
私の例では、最初から狙っていた訳ではなく、トラブルシューティ
ングで中国から助っ人を招聘したところ、英語での会話を余儀なく
されてしまった。
私見だが、コミュニケーションの観点から、中国オフショア開発で
は、どちらかにネイティブスピーカーがいる言語を使うべきだと考
えている。中国開発ならば、日本語か中国語に統一する方が望まし
い。
●ところが、N氏の会社では、結局英語によるコミュニケーション
を選択することになった。その理由はこうだ。
・英語を使うと、日本人にありがちな表現の曖昧さが解消される
・コンピューター言語に近いのは英語。だから仕様書の記述言語は
英語が向いている
・困難といわれると、なおさら挑戦したくなるのがうちの社風だ!
・・・
正直、私にはぴんとこない。
●ところが、来週のベトナム視察旅行でご一緒する方が、中国オフ
ショア開発での使用言語について、次のようにアドバイスした。
「会話や打合せでは、英語を混ぜてコミュニケートするとよい。
双方が母国語でないので、対等な雰囲気で円滑にすすめられる
メリットがある」
なるほど、そんな考え方もあるのか。
●主要言語が日本語で適度に英語を散りばめるのと、すべて英語で
コミュニケートするのでは全く次元が異なる話だが、一方的に日本
語を押し付けるだけが能じゃない。
実際、N氏の会社はまだ規模が小さいため、英語が堪能な個人への
依存度を高めれば、オフショア開発拠点の立ち上げに成功する可能
性が十分にある。
N氏の会社の取り組みを興味を持って見守りたい。(完)
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オフショア開発コンサルタント 幸地司
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【編集後記】
ある中国系メールマガジンに、中国のマクドナルドでは笑顔のサー
ビスがまだほとんど根付いていないと書いてありました。吉野家や
スターバックス等、他のマニュアルサービス店舗でも同様らしい。
私の独断と偏見で、飲食店のサービス精神を評価すると↓
上海 < 沖縄 < 日本
中国の方が「偽りのない態度で接してもらえるから好きだ」という
方もおられるので、一概にはどちらが良いとはいえませんが・・・
ベトナムのカフェチェーン店が楽しみだ。
飲食チェーン店のサービス精神とソフトウェア開発の成否に何か相
関関係があるのだろうか。
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