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Vol.0168
プロマネは商売人
2005/1/17
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■ ビジネス責任者と技術責任者は異なる
米国のプロマネとは、ビジネス責任者であって、技術責任者ではあ
りません。ということで、契約までの議論は立派ですが、それに比
べ実力は口ほどでもないという会社が多いのも事実です。
(メーカ/日本人男性)
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■■ これからのプロマネは、技術者でなく「商売人」
■■
───────────────────── アイコーチ解説 ─
今回は、メーカに勤務する男性を取材して、オフショアリング全般
の動向について話を伺った。
◇:聞き手(本誌執筆者)
●:話し手(メーカ/日本人男性)
【1】 http://www.ai-coach.com/backno/cip0166.html
> どのプロジェクトも決して同じ環境ではないので、必ず何かしら
> の問題が発生するものです。それに加えて、海外SEとの共同作業
> では、たとえオンサイトにブリッジSEを置いてもコミュニケーショ
> ンや仕様理解、品質基準、アプリケーション理解などの問題が避け
> られません。
【2】 http://www.ai-coach.com/backno/cip0167.html
> 米国企業との提携では、
> 契約書や通信は勿論英語ですし、プロジェクト運営、プロセス管理、
> 支払条件なども米国流を容認せざるを得ません。通訳や翻訳の費用
> は、すべて発注者負担という契約です。日本から出張する場合はエ
> コノミーなのに、米国から日本への出張はビジネスクラスという契
> 約も聞いたことがあります。
【3】
●契約するまでの営業、プロマネ、契約担当といった体制は、やは
り米国の方がしっかりしています。またプロジェクトの体制は、プ
ロマネと実際に開発する技術者グループであるのが一般的です。こ
こで注意しなければいけないのは、プロマネと称する人は、日本で
言うプロマネではないことです。
◇というと?
●米国のプロマネとは、ビジネス責任者であって、技術責任者では
ないことを良く念頭に置いて、対応しなくてはいけません。日本で
は、所謂ベテラン技術者(SE)がプロマネとしてビジネス責任も技
術責任も負っているので、プロジェクトがまわらなくなってしまい
ます。
◇理屈は分かりますが、日本ではあまり聞いたことがありません。
●日本でも、これからのプロマネには、技術者でなく商売人を配す
ことが必要になると思います。それから途中の技術的やり取りは、
全てフォーマットに記入して行う。会議の議事録は必ず採る。後で
必ず言った言わないの議論になります。
それを防ぐために、例えば契約書に会議議事録は米国側で採る事と
入れます。
◇だんだん、私の主張するオフショア開発コーディネータ業務に近
づいてきました。
詳細→ http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html
●ただし、実際にプロジェクトが始まってからのアウトプットは、
期待したレベルには達していないことも少なくありません。契約ま
での議論は立派ですが、それに比べ、実力は口ほどでもないという
会社が後を絶ちません。
◇なぜでしょうか。
・・・次回に続く
※ 余談 ※
契約と開発プロセスとはきっても切り離せない関係にある。私が購
読するメルマガ「ソフトウェア業界 新航海術」では、「請負開発
のあるべき論の不在」と題して、業界の問題点を鋭く指摘する。
ご参考→ http://www.kei-it.com/sailing/
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■ 成功の勘所 ■
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プロジェクトマネージャに求められる資質や職務領域を見直そう。
次いで、ブリッジSEや開発コーディネーター、オフショア開発推
進スタッフやPMOなどの役割についても、同様に再定義しよう。
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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【編集後記】
昨日無理し過ぎたために、午前中は自宅で寝込んでいました。午後
には2件のアポイントが入っていましたが、全てキャンセルしまし
た。関係者の方へ、ご心配をおかけしてどうもすいませんでした。
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発行元:アイコーチ有限会社 http://www.ai-coach.com/
発行責任者:幸地司
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□『まぐまぐ』(ID:0000113402), 『melma!』(m00094560)より配信
□過去記事→ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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