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Vol.0213
福はうち、中国も「内」
2005/4/1
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
中国ビジネス入門 〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
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■ 日本には「中国なら日本と同じで当然だ」という先入観がある
この指摘は、私にとって「目からウロコ」の視点だ。私は、「同じ
日本国籍でありながら、沖縄人と本土人は明らかに違う」という強
い観念を持って生まれ育った。したがって、文化的な相違には、か
なり柔軟性があると自負する。(幸地/本誌執筆者)
参照⇒ http://www.ai-coach.com/backno/cip0203.html
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■■ アメリカ様は別だが、中国は「オラが村」だ?
■■
───────────────────── アイコーチ解説 ─
●先日、「質問したがらない中国人」と「何でも臆せず質問する中
国人」をテーマに議論を進めた。
ある読者から、アメリカや欧米諸国には「郷にいれば郷に従え」で
やっている企業・人でも、中国には「日本とこんなに違う」と不平
を漏らす傾向がある、という意見が寄せられた。
●「へぇー、そういう解釈もあるものか」と膝を叩いたのが、先述
のコメントである。さらに、別の読者が、新しい見地を示してくれ
たので紹介したい。
-----Original Message-----
Sent: Monday, March 14, 2005 1:38 PM
Subject: RE: 中国ビジネス入門 〜中国なら日本と同じはずだ!?
(・・・中略)
文化の違いというより、社会学的な見地でいえば、それはどこまで
が「オラが村」かと"思っている"かと言うことだと思います。日本
人の村意識=村メンタリティーは「内」と「外」を分けたもの。
「内」に対する顔と「外」向けの顔があるというもの。
日本人にAccountability(責任を説明するというコンセプト)がな
いのは、責任範囲が「内」なら、皆で頭さげて「世間様をお騒がせ
しました」ですませて説明をしない。責任範囲が「外」なら、「身
に覚えございません」で相手にさえしない。
(例:東南アジアでの買春)
政治にも同じ態度が現れているとおり、日本人はこの「内」と「外」
の使い分けを実に毎日よくしています。
つまり、「中国なら日本と同じで当然だ」という先入観のある日本
人は、中国も「内」に入っているのでしょう。
ようは、どこまで「内」に入っていてどこまで「外」に入っている
かだと思います。中にはアメリカでも社内ならたとえアメリカ人で
も「内」で社外ならたとえ日本人でも「外」という風に区別してい
る駐在員の方もいるかもしれませんね。。。
※
→ 日本人の村意識として「内」と「外」がある・・、今まで意識
していなかっただけかもしれないが、また新しい視点を学んだ。
社会学的な見地からのご意見、ありがとうございます。
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■ 成功の勘所 ■
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日本では、「責任」の概念が発達していないという説がある。ちな
みに英語で「責任を取る」とは少なくとも2つある。
be responsible for
be accountable for
あなたは、オフショア開発でこの2つの「責任」の違いを意識して
いるだろうか。
あなたには「仕様の説明責任」がある。
あなたは「仕様変更に責任」を持つべきだ。
それぞれ、どんな意味の責任だろうか。
オフショア開発コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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【編集後記】
沖縄出張中もたくさんのメールをいただきました。ありがとうござ
います。今日は、大手総合コンサルティング会社に勤務するシニア
マネージャーの方からいただいたメッセージを紹介します。
-----Original Message-----
Sent: Monday, March 28, 2005 3:13 PM
Subject: ○○○○○○○
オフショア開発における苦労の多くは、コミュニケーションの問
題にある、といえるのではないでしょうか。また、ブリッジSE、
チームリーダー、その上司のプロジェクトリーダーのリーダーシッ
プの問題も大きいです。
こういったIT業界におけるリーダーシップ・コミュニケーション
は、オフショアだけの問題ではないでしょう。IT業界全体の問題
ではないか、と思います。
なぜIT業界で問題となるかというと、IT技術者がリーダークラス
に昇進するまでに、IT技術者としての経験からは、リーダーシッ
プ・コミュニケーションが学び難いからでしょう。
つまり、IT技術者はあまり複雑な対人コミュニケーションをせず
ともスキルベースで高い評価を得られるので、コミュニケーショ
ンスキル、コミュニケーションを前提としたリーダーシップスキ
ルがあまり身に付かないのです。
プロマネになったはいいが、どうやってリーダーシップを発揮し
て組織を率いるか悩んでいる方、将来プロマネを目指しているの
だが、自分の上司からリーダーシップを学べず悩んでる方、SEを
やっているのだけど将来が漠然と不安な方、IT業界でコミュニケー
ションスキル・リーダーシップスキルを身につけたい方、
こんな方々が希望を持って毎日仕事ができるようになる
「前向きリーダーシップ」を提供していきたいと思っています。
(・・・略)
→リーダーシップスキルという観点からのコメントありがとうござ
います。お話をよく伺ってみると、この方も私と同様に@ITで連載
記事を書かれている、
"その道"の専門家「ITのスキルアップにリーダーシップ!」主催の
野村隆さんです。
しかもメルマガまで出していらっしゃる・・。私とソックリ(笑)
・ITエンジニアを続けるうえでのヒント
〜あるプロジェクトマネージャの“私点”
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/eh01/eh01.html
・ITのスキルアップにリーダーシップ!/週刊メルマガ
http://www.mag2.com/m/0000142257.htm
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