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Vol.0187
脱・依存体制
2005/2/15
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『オフショア開発を使って「脱・依存体制」を図る』
━━━━━━━━━━━2005/02/15（第187号）読者数：2,009名━
十数年ぶりに病院にいきました（幸地）
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■ 先月、初めて中国に行きました
中国では、通訳なしで日本語で打合せができた事が一番の驚きです。
つくづく感じたのが、向こうの方の仕事に対する姿勢が日本とは違
う事です。
最近、特に国内の開発状況には不満があり、特定の個人でないと信
用できないというのが本音です。そんな中での訪問でしたので、何
か新鮮な気持ちになりました。
まだまだ大きな開発は依頼できませんが、まずは結果を出し、本当
の意味でオフショア開発を成功させたいと思っています。
（ユーザー企業）
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■■ 会社のシナリオ、現場サイドのシナリオ
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
●中国オフショア開発に長く従事する者にとっては「何をいまさら」
のコメントかもしれないが、初心者にとって中国ベンダとの会話が
すべて日本語で済んでしまうのは、やはり「目からウロコ」なのだ。
率直な感想をお寄せいただいた○○様に心から感謝したい。
●2/3上海、2/10東京で開催されたオフショア開発勉強会では、私の
もとに寄せられるご意見・ご質問の中から最も多く寄せられる声を
集計した。
第1位 今後の情報収集のため参考にしたい
第2位 どういう体制を組めばよいのか分からない
第3位 どこまで仕様書を書けばよいのか分からない
●つまり、本誌読者の大多数は、オフショア開発に着手していない
か、あるいは、着手して間もない初心者であることが予想される。
もちろん、ここでいう初心者とは、あくまでもオフショア開発に限っ
た「初心者」である。
●ユーザー企業、ベンダ（SIer）という表現を使うと、契約で結ば
れた異なる二つの企業群が存在するように見えるが、オフショア開
発にかける思いは共通である。コスト削減と競争力の強化だ。
●最近では、前述のコメントと同様に「国内で開発しても失敗案件
ばかり。ならば、より将来性のあるオフショア開発に挑戦したい」
との認識を持つ会社が急増している。
●ここまでは普通のよくある話だが、先日本誌読者から次のような
コメントが寄せられた。
> とにかく上（会社、上司とも）からは、「オフショア発注しろ！
> でもやり方はわからないから、自分で模索して対応してね」との
> 一点張りで、何の支援もなく窓口担当としては大変悩んでいます。
>
> 中国、日本の役割があいまいなまま話だけ先行しているため、よ
> うやく開始が宣言されても、旧正月明けの初顔あわせの日程すら
> 調整すらされてない状況で、不安だらけです。
●会社が思い描くオフショア開発の成功シナリオと現場サイドのそ
れとは、大きな隔たりがある。
●先述した二人のコメントは、単純なコスト削減を狙って中国オフ
ショア開発に参入したのではなく、「脱・依存体制」を目指しての
ことだという意図が感じられる。
立場は違うお二人だが、それぞれの成功をお祈り申し上げる。
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■ 成功の勘所 ■
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あなたの会社では、取引先（システム開発の発注先）が替わっても、
安心して任せられるだろうか。それとも特定のベンダ、特定の個人
に強く依存していないだろうか。オフショア開発に取り組むことで、
現状のリスクを少しでも軽減しようではないか。
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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■ 中国オフショア開発実践セミナー
【2005年2月】
2月23日(水)／東京／開発推進スタッフ講座（C+D）
2月25日(金)／東京／開発コーディネータ初級講座（A+B）
【2005年3月】
3月18日(金)／福岡／開発コーディネータ初級講座（A+B）
詳細＆申込→ http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html
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【編集後記】
先週土曜日から寒気を感じ始めたのですが、日曜日にはあっという
間に38度以上まで熱が上がってしまいました。
しかも、高熱の状態が長く続き、火曜日の正午過ぎに熱を測ったら、
相変わらず38度(涙)。50時間以上も高熱にうなされていました。
水曜日には、東洋経済誌からの取材や夕方からセミナー司会者の仕
事が入っているので、慌てて近所の内科医院に電話して16:00の予約
を取り付けました。
これだけ高熱が続くので「インフルエンザ」に違いない！と思って
いたのですが、検査の結果「ただの風邪です」と診断されてしまい
ました・・・。
不思議なことに、病院に行くことが決まった時点から熱は一気に下
がってきて、予約した16:00にはなんと平熱に戻っていました。こん
なことなら、もっと早めに「決心｣しておけばよかった。
もっとも、熱があるときは動く気になれませんでしたが。
小さい頃は、小児喘息を持っていたので毎月のように救急病院に担
ぎ込まれていましたが、中学高校以来、病院にお世話になった記憶
はほとんどありません。健康って本当に大事ですね。改めて実感し
ました。
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