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Vol.0230
2005/4/25
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◆マンダラを応用したプロジェクト思考◆
日時:2005年5月10日 13:20−17:50
場所:東京国際フォーラムガラス棟4階G407
講師:開一弘(電機メーカプロジェクトマネージャー)
モデレータ:好川哲人(プロジェクトマネジメントオフィス)
詳細・お申込 http://pmos.jp/juku/spot/seminar20050510.htm
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■ 日本最大のオフショア開発専門マガジン
中国ビジネス入門 〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
━━━━━━━━━━━2005/04/25(第229号)読者数:2,550名━
■ 無言の圧力、日系企業の「付き合い残業」
わたしは日系会社に勤めています。仕事が無いときでも、ボスは
定時で帰るといい顔をしません。どうしたらいいのでしょうか?
(日系企業に勤める中国人社員)
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
⇒【前回まで】古くて新しい話題「中国人の残業問題」。日本では、
惰性や罪悪感から「付き合い残業」や「けん制残業」が生まれるが、
中国社会には馴染まないだろう。また中国人の間では、残業する社
員は生産性が低いと評価される、等の情報を紹介した。
http://www.ai-coach.com/backno/cip0220.html
http://www.ai-coach.com/backno/cip0221.html
http://www.ai-coach.com/backno/cip0224.html
●その後、反日運動の話題が中心であったが、久しぶりに「残業問
題」に戻ってみる。日ごろからお世話になっている、中国ビジネス
の専門家から、有益なコメントをいただいたので紹介しよう。
※
◇聞き手:本誌執筆者(幸地)
◆話し手:中国ビジネス専門家
◇こんにちは、今日もよろしくお願いします。
◆よろしくお願いします。
最近のメルマガで「中国人の残業」を取り上げられていますが、
「残業の概念、定義」が日本人的、日本企業の常識の範囲で話して
おられるような気がします。
◇どういう意味でしょうか。
◆そもそも、近代中国(近代共産主義国家)に残業という概念があっ
たでしょうか。また、仕事を完了する、終了する時間的な定義や目
安は何処にあったでしょうか。
◇もちろん、中国にも昔から残業はありますよね?
◆ここでは自営業者ではなく、純粋に雇用される側の問題だと思っ
てください。彼にとって「仕事を完了する」とは誰の為の行為なの
でしょうか。さらにいえば、仕事の役割分担における個人個人の価
値観、評価はどうなのか。
◇私が知っている限り、最近の中国企業の技術者は残業もいとわず
よく働きます。
◆幸地さん、中国に残業の概念ができたのは何時のころからだと思
いますか。
◇えっ?
<・・・次回に続く>
極、最近ですと。残業に対する支払を義務つける法律も最近
ですよ。また、残業までして仕事を終わることは他人の仕事を奪うこと
になったのが共産主義国家、中国でありました。
現在の法律で決められた残業手当の割り増し率は、ご存知ですか?。
真っ当に、真面目に払うと、かなりのコスト増になるのが現実です。
残業をする、しないの背景には社員だけでなく、経営者の意志も働い
ている場合もあります。
中国における「残業をする、しない」の議論は、もう少し中国の歴史観
と制度面を理解しながら「何故!、どうして?」を議論しないと、我々、
日本人の感覚だけの議論では的を得ない場合があると思います。
「価値観の違い」には、その国、特有の歴史的背景と文化・民族性
の違い、制度・仕組みの違いが必ず、背景にあります。
大切なことは、付き合い残業云々を議論する前に、彼ら(中国人)の
残業感なるものを直に聴いてみたらどうですか。
目的を共有し、目標を明示すれば彼らも日本人と変わらない仕事ぶり
を発揮するのは間違いありません。とかく日本人は己の物差しだけで
他人を評価すること多くあります。
私が何かを判断する場合、悩む場合。事例や先例が無い時は「人間
として正しい道」であるかを自問するようにしています。そこには日本
人も中国人もありません。
オフショア開発コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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【編集後記】
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過去記事→ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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