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Vol.0150
守る情報と守らない情報
2004/12/14
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『守る情報と守らない情報を区別する』
━━━━━━━━━━━2004/12/14（第150号）読者数：1,733名━
こんにちは
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司です。
先週、ウィークリーまぐまぐで本誌が紹介されたおかげで、新たに
300名弱の方が登録されました。ありがとうございます。
ようこそ、中国オフショア開発専門メールマガジンへ！！
先日お伝えしたように、今週前半のメルマガは上海からお届けしま
す。新しく登録された方は、ぜひバックナンバーをご覧ください。
バックナンバー http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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■ 通信の秘匿性にかなり神経を使っています
弊社では最近現在中国企業とのオフショア開発を開始したところで
す。先方の中国企業との通信について不安があります。
電子メールは暗号化を徹底しておりますが、チャットシステムでの
通信はそのまま使うと情報漏洩になります。電話だと費用がかさむ
し、それに電話ですら傍受されることもあります。うちだけが神経
質すぎるのでしょうか。（男性）
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★★お奨めメルマガ「うちはベトナムに出るよ！」★★
ソフト業界の非常識とITエンジニアの復権に挑む！
◆ところで、ベトナムの技術者はどうですか？
◇そうだね。非常に優秀だよ！
◆単純な製造作業であれば日本人技術者と比べた場合、もしかして
2〜3倍効率がいいかもしれないね〜
・・・続きを読む→ http://www.mag2.com/m/0000131693.htm
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■■ 守る情報と守らない情報を区別する
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
●通信の秘匿化について、どれくらい神経質になればよいのか？
確かに難しい問題だ。当社が手がけたオフショア開発では、
「ファイル転送は専用線を通じてのみ許可」
「チャットシステムでのおしゃべりは推奨」
「気になることがあれば電話確認を徹底」
を実施してきた。
●つまり、設計資料や顧客データのような「まとまった情報」や
「機密性の高い情報」のやり取りには相当気を使ったが、それ以
外では、インフォーマルな会話を強く推奨してきた。
●通信の秘匿性について、「輸出管理」の観点で考慮してみよう。
「輸出管理」については、中国オフショア開発実践セミナーで詳し
く扱うので、ここでは実務面で欠かせないポイントを紹介しよう。
●オフショア開発における輸管業務の鉄則とは、
「いつ」
「誰が(From)」
「誰に(To)」
「何を」
「どうやって」
「何の目的で」
を確実に記録することだ。
●人によっては、中国企業との電話やチャットの会話さえ「輸出」
にあたるとも考えられる。もしそうなると、法律を遵守するなら、
電話やチャットの前に法律に則った輸出手続が必要だ。
●でも、このような考え方は現実的ではないため、実際の開発現場
で担当者が「外為法」のために時間を割かれることはほとんどない。
社内事情でどうしても「輸出管理」業務が必要であれば、オフショ
ア開発を支援する専門部署がその役割を担うべきだ。
★参考Vol.65「中国に開示する情報は全て輸出手続きの対象」
http://www.ai-coach.com/backno/cip0065.html
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■ 成功の勘所 ■
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情報の秘匿性は、下記の２点を考慮して対策を練ろう。
１．純粋なセキュリティの問題
２．輸出管理の問題
セキュリティポリシーや輸出管理業務フローを策定する際には、開
発担当者に「しわ寄せ」がいかないよう、十分に気を使わなくては
いけない。
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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■■■ オフショア開発の輸出管理について知りたい方へ ■■■
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【2004年12月】
12月17日(金)／大阪／開発コーディネータ初級講座（A+B）
12月21日(火)／東京／オフショア推進スタッフ講座（C+D）
【2005年1月】
1月14日(金)／東京／開発コーディネータ初級講座（A+B）
1月19日(水)／東京／オフショア推進スタッフ講座（C+D）
◆登録受付中⇒ http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html
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【アンケート協力依頼】
毎月１回の頻度で、お財布に優しい「オフショア開発勉強会」があ
るとすれば、あなたは参加しますか。
◆企画・運営までお手伝いしたい
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○コメントボード
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締切：2004年12月16日18時00分
協力：クリックアンケート http://clickenquete.com/
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【編集後記】
昨夜と今朝は、株式会社エス・キュー・シーの倉田社長と有意義な
上海探索の時間を過ごしました（笑）
倉田社長は本誌にも何度か登場しましたが、日本初の「オフショア
開発本」の執筆者の一人といったら、イメージが湧きやすいかもし
れません。
上海ではもちろんまじめに仕事をしています。日本向け開発で急即
に業績を伸ばしている上海のベンダから、生の声をたくさん頂戴し
ました。本誌でも、中国企業の本音を少しずつ紹介したいと思います。
○株式会社エス・キュー・シー／上海にも拠点を持つテスト専門家集団
http://www.sqc.co.jp/
○【推薦図書】オフショアリング完全ガイド―ソフトウエア開発
http://tinyurl.com/3ug3a
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意見・感想・質問・相談等 → mailmag@ai-coach.com
購読登録・解除→ http://www.ai-coach.com/cipmag.html
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発行元：アイコーチ有限会社 http://www.ai-coach.com/
発行責任者：幸地司
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□『まぐまぐ』(ID:0000113402), 『melma!』(m00094560)より配信
□過去記事→ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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