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Vol.0135
「給料も筒抜け」は過去の話
2004/11/22
本誌は中国人が気づいていないことにも言及して、たくさんの気付
きを与えてくれます。でも、中国に在住していないと、中国のこと
を正しく理解するのは難しいかもしれません。正直に言えば、中国
と中国人のことを勘違いしている部分もたまにあるように思います。
(中国人読者より)
→詳しくは本文にて
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『「給料も筒抜け」は過去の話』
━━━━━━━━━━━2004/11/22(第135号)読者数:1,249名━
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■ ブリッジSEの限界
当社セミナー自慢のコンテンツの一つに「中国人ブリッジSEの限
界」という項目がある。「えっ、なぜ」という声が聞こえてきそう
だ。ある方にとっては、目からウロコの項目かもしれない。
当セミナーでは、次の二つの教訓を述べている。誤解を恐れずに書
くとこうなる。
教訓1 日本にいる中国人SEを使わない
教訓2 新人ではなく、プロジェクトマネジメントの専門家を使うべし
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■■ 「給料も筒抜け」は過去の話
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
【前回まで】
●ブリッジSEがきちんと機能しないプロジェクトには、ある共通
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「ブリッジSEの能力不足」
「ブリッジSEの社会人としての常識不足を見抜けない」
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【4】
●中国側の開発リーダ劉さんのモチベーションは次第に低下した。
劉さんは、高給取りの郭さんに嫉妬するが、不思議なことに二人
の仲が悪くなることはなかった。
●その結果、劉さんの不満の矛先は、日本や勤務先の中国ベンダに
向けられるようになった。徐々に勤務態度が悪くなる劉さん。開発
リーダという立場もあり、プロジェクトにおける影響は小さくない。
開発リーダが崩れたら、中国オフショア開発はおしまいだ。
●案の定、このプロジェクトは泥沼化の様相を呈した。
後に、劉さんは中国に強制送還された。ほどなくして、劉さんは会
社を辞めて、別のつてを使って来日し、東京のどこかで働いている
という噂を耳にした。
●この話から、「日本にいる中国人SEを使わない」という教訓が
生まれた。ところが、賢明な読者なら「日本にいるすべての中国人
SEが悪いとは限らない」ことに気がつくだろう。
●ここで1つ重要な情報がある。以前から何度かメール交換させて
いただいている中国人Mさんからの意見を紹介する。
中国人郭さんと劉さんの事例について、これは昔の話ではないで
しょうか。例えば、こちら大連ではお互いに給料を聞く、見せ合
うことはごく稀です、また中国国内勤務と日本勤務による給料の
差を納得できないことも非常に少ないです。(大連/Mさん)
→→→これはうかつだった!
この事例は、2年前に私が体験した実話に基づいているのだが、中
国人の変化は私の予想以上に大きいのだろうか?
そこで、慌てて何名かの有識人に聞いてみたところ、読者Mさんの
意見がほぼ正しいことが判明した。つまり、少なくともIT業界に
務める中国人の間では、「互いの給料が筒抜けになる」「日中の給
与格差に嫉妬する」などの事態は起こりにくいということだ。
訂正しお詫びしたい。
話を元に戻そう。
●では、成功するブリッジSEと失敗するブリッジSEを分ける秘
訣は何だろうか。それが、第2の教訓「新人ではなく、プロジェク
トマネジメントの専門家を使うべし」に隠されている。
・・・次回に続く。
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
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本誌内容への厳しいご意見、助言、間違いの指摘などは大歓迎です。
また取り上げて欲しいネタがありましたらどしどしお寄せください。
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