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Vol.0122 日本企業から見た中国オフショア開発拠点成功の鍵 2004/11/2

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 『日本企業から見た中国オフショア開発拠点成功の鍵』

━━━━━━━━━━━2004/11/02(第122号)読者数:1,152名━

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■ 日本人社員の中国語習熟度

> 自社で中国オフショア開発を推進しようと考えておりますが、
> 社員の中国語の習熟度は、やはり重要なのでしょうか?(女性)

(完全版+成功の勘所編)

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■■ 日本企業から見た中国オフショア開発拠点成功の鍵
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──────────────────── 中国人読者の見解 ─

 この話題に対しては、関係者によって様々な意見があるようだ。
 ある中国人の読者からいただいたご意見を、全2回にわたり、
 お送りしてきた。今日は総集編である。

 ●筆者(幸地司) ◆日本語堪能な中国人技術者

              ※

●日本人が中国語を学ぶ意義について、○さんはどのようにお考え
でしょうか?

◆中国人の感覚から言わせていただきます。外国語の習得はとても
難しいと思います。より高いレベルを目指すのであれば、相手の文
化、価値観、常識の理解は欠かせません。自称「中国通」という方
がいらっしゃるが、本当の実力は怪しいかもしれません。

●私たちが中国語を学ぶ理由は何でしょうか?

◆やはり、意思疎通が一番大事です。語学力で勝負するではなく、
それを手段にして何を達成するのか、目的を手段を明確に意識する
ことが、成功の鍵だと思います。
たとえプロの通訳がいても、仕事うまく進まない事例は多数ありま
す。専門的な知識がないまま直訳してしまうと、現場に混乱をもた
らします。コミュニケーション上のトラブルが発生すると、往々に
して通訳がその罪をかぶります。かわいそうに…

●通訳は、とんだ災難ですね。

◆はい。現実には通訳を使っても、海外ビジネスにおけるコミュニ
ケーションのトラブルは絶えません。したがって、日本企業が本格
的に中国オフショア開発を拡大させたいのであれば、中国事情と中
国語に精通した人材を登用しなくてはいけません。

●理想はそうですが、現実にはそんな人材はいないのでは?

◆はい、おっしゃるとおりです。
一般に、日本語より中国語の方が学習するのは難しいといわれます。
しかも、オフショア開発では、日本が発注側ですので、立場が上に
なります。そのため、現状では、中国側が日本語を勉強するパター
ンが圧倒的です。

●そうですね。

◆しかし、中国に常駐する日本人は、やはり中国語を勉強する必要
があります。生活慣習の問題も含めて、現地の事情調査や労務管理
などは、直接中国語でやり取りした方が効率的です。通訳を介して
は見えないことが、直接会話することで見えるようになります。そ
れらは全て改善改良のネタになるはずです。

●少なくとも、現地駐在員はその土地の言葉をしゃべれないと話に
なりませんね。

◆よく「常識」という言葉で悩みます。常識ってなんなんでしょう?
場面によって、有利な解釈を勝手に言っているじゃないかと思って
います。今までも、「日本の常識」で理解できないところが沢山あ
ります。しかも、それが常識だということすら分からない場合もあ
ります。

●これが、中国オフショア開発における最大の課題ですね。

◆中国駐在の日本人は、こういった認識のずれを整理し、中国語で
解釈してくれれば、非常にありがたいと思っています。そして中国
現地の事情でオフショア開発業務を推進すれば、仕事はもっと効率
的になると思います。
日本からの業務を中心に成長してきた中国企業は、次第にお客さま
を選ぶようになってきました。日本は、発注側として、提携しやす
い環境を徐々に作らないと、業務を持っていても、相手にされない
かもしれません。
数年後、中国語が堪能の日本人駐在員を確保できない日本ベンダは、
中国オフショア開発の事業拡大に支障をきたすのではないかと予想
しています。

●本日はどうもありがとうございました(幸地)

◆こちらこそ、どうもありがとうございました(中国人技術者)

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■ 成功の勘所 ■
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昨夜は、100名の外国人部下を持つ海外拠点の現場マネージャーT氏
と、オフショア開発のあるべき姿について語り合った。T氏とは、
先月開催された中国オフショア開発実践セミナー以来、2度目の飲
み会議となるが、相変わらず好調な様子が伺えた。

T氏は、英語圏の国でオフショア開発を受託する会社に勤めている。
ところが、最近は中国企業から「オフショア開発に成功する要因を
教えて欲しい」という依頼が殺到しているそうだ。

T氏曰く、「接触した中国企業からいくつか話を聞いてみると、う
ちとの違いが明確に分かってきた。当社には、私のように英語がしゃ
べれてプロジェクト管理の経験が豊富な日本人が開発現場に目を光
らせている」

「一方、なかなか成功しない中国企業に共通するのは、現場が分か
る日本人のリーダー層が存在しない。仮に、総経理が日本人であっ
たとしても、現場には一切口出しせず、トラブルが発生しても知ら
ん顔である、ということ」


やはりそうであったか!と、実感させられた。


双方の組織がしっかりしていれば、中国側に日本人が駐在していな
くても、プロジェクトが成功する可能性は高い。実際、私の場合は
そうだった。

しかし、よく思い出してみると、優秀だと感じた中国ベンダには、
必ずといっていいほど中国語ができる日本人マネージャか、日本文
化を熟知した中国人マネージャの存在があった。

日本企業が設立(合弁含む)した、中国のオフショア開発拠点が安
定的に成長するための鍵を整理する。

第1の鍵 中国人責任者(副総経理)の資質
第2の鍵 日本文化・慣習を熟知した開発マネージャの存在
第3の鍵 報連相に優れた中国人開発リーダーの存在

ITコーチング・ラボ代表 幸地司

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【編集後記】

先週から体調を崩していましたが、ようやく調子を取り戻しました。
秋は夜が長いですね。生活のリズムが乱れてしまいました^^;

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