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Vol.0127 先行者利益 2004/11/10

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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン

  新・中国ビジネス入門
  〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

 『先行者利益』

━━━━━━━━━━━2004/11/10(第127号)読者数:1,191名━

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■ 10年前から取り組んでいます

> 弊社は10年前から独自の分散開発スタイルをやってきました。
> いわゆるオフショア開発とは若干異なると思いますが、共通する
> ものも多くあるような気がします。
(中国子会社を持つ独立系ベンダ)

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■■ オフショア開発の歴史をたどる
■■
───────────────── ITコーチング・ラボ解説 ─

●日本のオフショア開発の歴史を紐解くと、はじまりは1970年代に
までさかのぼる。当初は、米国の優れた技術獲得を目的とした、ハー
ドウェア中心の海外進出であった。

●その後、80年代になってソフトウェア分野の海外進出が広がっ
てきた。現在のように、コスト削減を狙うようになったのは、韓国
との取引からだといわれている。その頃、中国への進出はほとんど
みられないが、逆に中国から多数の留学生を受け入れている。

●私の知り合いにも、40代の優秀な中国人技術者がいる。正確に
は、敏腕「経営者」だ。ときどき、「優秀な中国人ブリッジSEは
いませんか」という相談を受けるが、答えは「Yes」かつ「No」
だ。

●彼らは、最高のプロジェクトマネージャとなる実力を経験を持っ
ているが、現在は会社経営でお忙しい様子。たまに連絡を取ろうと
しても、月の半分は中国を飛び回っていることが多い。
・・・話がわき道に逸れた。

●90年代初頭、日本企業がようやく中国に進出し始めるも、大き
な進歩はみられなかった。停滞する中国オフショア開発を尻目に、
90年代半ばから後半にかけては、インドが注目された。これは、
GEなど欧米諸国の成功が強く影響しているものと思われる。

●2000年代、中国オフショア開発は再び脚光を浴びるようになった。
現在では、住所の宛名入力やコールセンター業務など、業務系アウ
トソーシングも盛んに実施されるようになった。

●オフショア開発の最新情報やメリット・デメリットなどを知りた
ければ、中国オフショア開発実践セミナーを活用していただきたい。
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■ 成功の勘所 ■
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ITバブル崩壊以降、中国オフショア開発の市場は一変した。中国
政府が対日ビジネスを支援する姿勢を明確に打ち出し、ソフトウェ
アパークを建設するなど、インフラ整備が急ピッチで進めれらた。

だからこそ、10年も前から独自の分散開発を実施してきた「先行者」
がこれから手にする利益は計り知れない。情報はタダで入手できる
が、本当に役立つ経験を蓄積するには、トップのゆるぎない決断と
それなり先行投資が必要である。

ITコーチング・ラボ代表 幸地司


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■法人向け研修につきまして

 アイコーチ有限会社では、法人様向けの研修を行っております。
 中国オフショア開発のノウハウを取り入れたい企業様は、以下の
 連絡方法にて、【企業名、ご担当者名、予定期間、ご予算】を明
 記の上ご連絡ください。

※期間等の都合により、お断りさせていただく場合がございますの
 で、何卒ご了承頂きたく存じます。

 info@ai-coach.com or Fax: 020-4666-5287


■講演/セミナー講師依頼につきまして

 本誌発行者 幸地司への講演依頼はアイコーチ有限会社で受け付
 けております。
 【講演目的,テーマ,日時,参加人数,主催者,ご連絡先,ご担当者名】
 を明記の上、以下のメールアドレス宛てにご連絡ください。

※通常のコンサルティング業務日程と重なった場合、お断り、若し
 くは日時調整をお願いさせていただく場合がございます。何卒、
 ご了承頂きたく存じます。

 info@ai-coach.com or Fax: 020-4666-5287


■出版/マスコミ関係者様へ

 取材はいつでも受け付けさせていただいております。
 オフショア開発の業界動向、プロジェクトマネジメントの話題、
 中国人ブリッジSEの嘘とホントの見分け方、メルマガについて
 など・・・、お気軽にご相談ください。

 【例】組込ソフトのオフショアリングの動向について

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【編集後記】

自分の「持ち味」について考えています。会社でいうところの、
社是やビジョンに相当するかと。最近受けた心理テストによると、
概念化する力と目標達成意欲が強いことが分かりました。

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