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Vol.0109
オフショア開発は新規事業
2004/10/14
中国オフショア開発実践セミナー(東京15日/名古屋18日)
http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html
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■ 日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン
新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
『オフショア開発は新規事業』
━━━━━━━━━━━2004/10/14(第109号)読者数:1,069名━
■ 初めてのオフショア開発で手こずっています
★バックナンバーもご覧ください→ 進捗管理の「モノサシ」
http://www.ai-coach.com/backno/cip0108.html
都内の独立系ソフトウェアハウスにお邪魔して、苦戦が続く中国オ
フショア開発の実態についてお聞きした。
国内数箇所に拠点を持つこの会社。日本人同士の分散開発は、それ
なりの実績を残しているが、中国開発は今回が初\めてだという。
さまざまな工夫を凝らして慎重に進めているものの、なかなか思う
ようにはかどらないようだ。
<プロジェクト概要(※)>
・対象システム:Web系業務アプリケーション
・活用技術:Java, UML
・中国担当:製造〜テスト(2ヶ月間)
※筆者註:案件内容が特定できないよう一部情報を修正しています。
オフショア開発のポイントを分かりやすく伝えるため、若干事実
と異なる箇所があることをあらかじめご了承ください。
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■■ オフショア開発は新規事業
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
◇:本誌執筆者(幸地)
◆:取材先のプロジェクトマネージャー
◇ご用意いただいた、レビュー報告書を拝見させてください。
◆はい。こちらになります。
詳細設計からコーディング初期に実施されたレビュー報告書の一部
抜粋。
・検索機能の仕様が全く理解されていないような気がします
・「わかりました」「出来ます」といったのに、全くNGです!
・何度も同じ説明を繰り返したのに、全く対処されていません
・ソースコードにコメントが全く書かれていません
(本誌では、やわらかい表現に直しましたが、実物の報告書はもっ
と直接的で批判的な表現でした)
◇かなり辛辣な言葉が並べられていますね(汗)。この報告書を書
いた(日本人の)担当者は、かなり感情的になっていますね。
◆そうなんです。実は、中国側との連絡窓口は経験の浅い若手社員
が担当しています。いや、もちろん、技術的にはそこそこ出来るの
ですが、いろいろ事情がありまして・・。何とかしたいとは思って
いるのですが。
◇どこの会社さんも、そうおっしゃられます(笑)中国オフショア
開発実践セミナーでも触れていますが、中国ベンダとの連絡窓口は、
やはり実戦経験が豊富な方が適しています。社内事情があるのはお
察しいたしますが、中国オフショア開発は一種の新規事業ですから。
◆・・・(苦笑)
中国オフショア開発は新規事業ですか。確かにそうかもしれません。
短期的には絶対に原価削減効果は現れないので、長期的な視点で取
り組む必要がありそうです。
◇おっしゃるとおりです。ところで、中国オフショア開発の設計か
らコーディング中に発生するトラブルの要因は大きく二つに大別さ
れます。
1.中国側の仕様理解不足、あるいは考慮不足による設計差し戻し
2.日本側の仕様提示ミス、説明不足、設計不足による手戻り
前出のレビュー内容から察するに、中国側の作業が滞った原因は2.
の割合が大きいような気がします。6:4、ないしは7:3の割合
で、日本側に改善の余地があるのかと。
◆確かにそういう見方もあると思います。もちろん、開発標準など
は、うちから事前にちゃんと提示しています。それでも、設計の考
慮漏れやコーディング規約違反が大量に発生します。
こうなると、さすがにうちの担当者も頭にきて、先ほどのように、
報告書で厳しいコメントを書いてしまうのです。
◇ところで、レビュー報告書には、担当者の愚痴も多く見られます
ね。担当者間で不満を言い合うのは、オフショア開発の負けパター
ンにはまっています。
◆では、どうすればいいでしょうか。
・・・次号に続く。
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■ 成功の勘所 ■
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中国オフショア開発は新規事業という考え方を持ってみよう。視点
を変えるだけで、違う解決策が見出せるかもしれません。
オフショア開発専門コンサルタント 幸地司
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【編集後記】
中国に子会社を持つ、日本企業2社の求人活動を支援することにな
りました。
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