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新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

日本初の中国オフショア開発専門ブログがついに設立！
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■　日本唯一の中国オフショア開発専門マガジン

　　新・中国ビジネス入門
　　〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

　『マシン環境差異のリスク／ＣＰＵ使用率に着目する』

━━━━━━━━━━━━━2004/07/26（第56号）読者数:779名━

【無料取材企画】
中国オフショア開発の取材先を募集しています。プロジェクト管理
や対中コミュニケーションの達人である本誌発行者がインタビュー
いたします。ちょっとも興味あれば→ mailmag@ai-coach.com

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■ マシン環境差異のリスク

中国と日本のマシン環境が異なるために、中国側では問題ないが、
本番環境では十分な性能が発揮されないことがある。

中国ベンダと同じ条件下で性能を測定する。シナリオ(テスト計画)、
テストデータ、ＣＰＵ使用率、ネットワーク環境の違いを確認する
こと。

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■■　ＣＰＵ使用率に着目する
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●中国でも入手可能な性能測定ツールを活用する。

Webアプリケーション開発では、オープンソースの無料ソフトJMeter
の活用実績がある。このツールを使うと、数十名の同時アクセステス
トが簡単に実行できる。シナリオを用意し、実行し、その結果をグラ
フや表で解析する。

●この分野にはたくさんの市販ツールが存在する。中には１００万円
を超えるようなソフトウェアもある。だが、中国オフショア開発にお
ける製品輸出の手間や学習コストを考えると、誰でも自由に使えるオー
プンソースの無料ツールを活用したい。

●ここで注意して欲しいのは、シナリオの作り方によって、性能測
定結果は大きく違ってくる。日本と中国の性能を比較する際には、
必ずシナリオ（テスト計画）が同じであることを確認すること。

負荷テストツール Apache JMeter
 http://jakarta.apache.org/jmeter/ 

●ここで一つの事例を紹介する。

比較的複雑な「検索機能」の負荷テストを実施したところ、日本の
マシン環境ではＣＰＵ使用率が100%になった。ところが中国で同じ
条件で測定すると、ＣＰＵ使用率が５%程度だという。

これはいったいどういうことだろうか？

●中国側環境のＣＰＵ使用率の調査を進めていくうちに、我々が予
想もしなかった驚愕の事実が判明した。

・Windows XP だった！（本番環境はWindows2000)
・仕様を上回るハイスペックなＣＰＵを利用
・インテルＣＰＵのHyperTheading機能を利用

●さらに詳しく調査を進めると、日本では、ある有名な製品を使っ
て性能測定していたが、中国側ではJMeterを使っていた。そもそも、
比較する土俵が違っていたのだ！

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■ 成功の勘所 ■
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中国オフショア開発で性能劣化を避ける法。

・応答時間とＣＰＵ使用率の両方を調査する
・負荷テストの条件を一致させる
　１．ツールをJMeterに統一
　２．中国からJMeterのテスト計画を入手
　３．中国のJMeter 測定結果を入手（ログファイル *.xtl )
　４．本番環境で中国と同じ条件下で JMeter 測定

中国側環境のＣＰＵ使用率を確認するには、Windowsタスクマネージャ
の画面ハードコピーを取り寄せるのが簡単。論より証拠、百聞は一
見にしかずを肝に銘じて、現物確認を徹底させよう！

ITコーチング・ラボ代表 幸地司

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お申込ありがとうございました。おかげさまで、今月末で一旦募集
を終了したいと思います。プロジェクト管理者や開発者と共通言語
で会話ができるコンサルタントがコーチします。残り枠わずかです。
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【編集後記】

ニフティのココログサービスを使って、中国オフショア開発専門ブ
ログを設立しました。 http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/ 

日本唯一の中国オフショア開発専門コンサルタントと銘打ったため、
さっそく、知人のブログコンサルタント中野瑛彦先生からコメント
を頂きました。

> 中国オフショア開発専門コンサルタント、素晴らしいですね。
> 「日本唯一」とありますが、マネする人が出てきたら「日本初」
> に変えるのでしょうか？

・・・そうですね、私のマネする人が現れた時点で対策します(笑)

ＩＴバブル崩壊以降の経済の停滞による厳しい現実が、日本企業の
目の前に突きつけられています。これから真剣に中国オフショア開
発に取り組んでいく会社が増えていくことは間違いありません。

そのため、中国オフショア開発コンサルタントを名乗る方が現れな
いとも限りません。むしろ、私に続く中国開発のパイオニアが次々
と現れて欲しいと願っています。

オフショア開発のプロジェクト管理技術が進歩することにより、近
い将来には、システム開発のコストが大幅に削減され、優秀な人材
が大量に安く導入できるような時代がやってきます。

お客様の海外オフショアへの関心は単なる興味レベルから戦略を策
定するレベルにまで発展しています。

これからのベンダや情報マネージャは、オフショア開発に関する促
進部門の皆様と歩調を合わせることが非常に重要になります。

そこでは、従来のように大手システムインテグレータに案件を丸投
げするといった機能は既に成り立たなくなってきています。

中国シフト戦略の推進という高い理念は重要ですが、こちらブログ
では中国オフショア開発の実行プロセスを分かりやすく示す役割を
果たしていきたいと思っています。

今すぐチェックしてください→ http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/ 

★ブログコンサルタント中野瑛彦先生の「週末起業ブログ！」
 http://1stmarketing.cocolog-nifty.com/shuumatsu/ 

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