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Vol.0017
『情報システム戦略の失敗学』ITコーチング・ラボ提供
⇒ http://www.ai-coach.com/itcoach/
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■ 【週刊】とまらないソフトウェア開発の中国シフト
「日中米が組む新しいオフショア開発の形態」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2003/10/15(第17号)━
こんにちは、幸地@ITコーチです。
昨日から当社が委託しているWWWとメールサーバーに不具合が
発生し、みなさまには大変ご迷惑をおかけしています。
私宛に送ったメールが届いていない可能性がありますので、
急用の方は電話で連絡いただくか、下記のメールアドレスまで
再送してください。
臨時メールアドレス : kochi@moon.co.jp (10/16復旧予定)
━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. GE日本法人とTISが、新しい形の中国オフショア開発に挑戦
2. 共同でオフショア開発ラボを運営する
前回の記事を読む⇒ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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1. GE日本法人とTISが、新しい形の中国オフショア開発に挑戦
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◆日経コンピュータ誌の記事[2003年9月25日]を紹介します。
この話題から考察される中国開発の将来像とその過程について説
明します。
◎GE日本法人とTISが、新しい形の中国オフショア開発に挑戦
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20030925/135054/
◇GE日本法人とTIS、中国ソフト大手であるデジタルチャイナホー
ルディングスの3社は、日本市場向けのソフト開発を中国で行う
合弁会社を10月に設立する。
大規模ユーザー企業と大手インテグレータが共同で中国にオフシ
ョア拠点を構えるのは、極めて珍しい。
◇2005年までに550人の開発要員を確保し、1500万ドル(1ドル112
円換算で約16.8億円)の年間売上高を狙う。
◇当面は、GEジャパン・グループの業務システムにかかわるソフト
開発と、TISが受託したシステム構築にかかわるソフト開発を主
な業務とする。
◇開発コストの削減を狙って中国ソフト開発に取り組んできた多く
の日本企業は、言語や文化のカベや、自社向けに教育した中国人
SEがすぐに転職してしまうといった問題に悩まされてきた。
[各社の声]
「何度かトライしたが失敗してきた」(TISの船木隆夫社長)。
「インドはダブル・バイトの開発に弱く、中国のソフト会社も
満足できるレベルではなかった」
(GEジャパンのマーク・ノーボン社長)
「デジタルチャイナには優秀な人材がいる。GEジャパンには膨大
なIT需要に加え、優れた品質管理の手法がある。TISには技術力
や日本でのマーケティング能力がある。」(郭社長)
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2. 共同でオフショア開発ラボを運営する
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◇大規模ユーザー企業と大手インテグレータが共同で中国にオフシ
ョア拠点を構えるのは、極めて珍しいといえます。
特になぜGEとTISが組む必要があるかというのが気になります。
◇従来から盛んに行なわれてきた効率的な中国活用方法の一つに
"ラボ方式"があります。
ラボとは、簡単に言うと大量の開発要員を一定期間抱えること。
品質や生産性の長期的な向上が目的なので、中核となる中国人
SEが辞めないことを条件に長期間の契約を結びます。
日本側にとっては優秀な開発要員を低コストで継続して確保でき
るというメリットがあります。
同様に相手側にとっては安定した売上の確保と要員の計画的な採
用と教育が実施できます。
◇私の経験からハッキリいえることの一つに、中国オフショア開発
の工数は日本の見積りの約1.5-2倍に膨れ上がるということがあ
ります(※)。
最大の理由は、管理やコミュニケーションで余計な工数がかかっ
てしまうこと。
つまり、中核となる中国人SEを使って継続的に案件をこなすこと
が中国オフショア開発の効率化させる最大のポイントとなります。
◇さて記事によると、日中の3社が互いに期待しているのは、まさ
に共同のオフショア開発・ラボの運営に他なりません。
私なりに、GE日本法人とTIS、中国ソフト大手であるDCHが取り組
むべき課題を3つにまとめました。
・長期間、安定した仕事を作ること
・3社の強みがそれぞれ活かせる分野に注力すること
・中国人の幹部社員を登用して大きな責任を権限を与えること
◇過去に成功した多くの海外オフショア開発のラボでは、この三つ
の条件を満たしています。
元々、GEという会社は海外にオフショア開発の拠点を単独で開拓
してきたという歴史を持ちます。
大規模ユーザー企業と大手インテグレータが共同で中国にオフシ
ョア拠点を構える動きに注目です。
詳しい事情をご存知の方はご一報ください。
(※)たとえ工数が膨らんでもトータルの金額は安いので中国企業
を使うメリットは十分にあります。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇
みなさんの感想もどんどん取り上げていきたいと思います。
質問メール・情報提供は大歓迎です。
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【編集後記】
◇月曜日に沖縄出張から戻ってきました。
沖縄県産業振興公社での講演は大成功!
関係者の皆様にはこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。
(文責:幸地司 ITコーチング・ラボ 代表)
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