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Vol.0009
『情報部門に贈る政治・人事・経営 虎の巻』ITコーチング・ラボ提供
⇒ http://www.ai-coach.com/itcoach/
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■ 【週刊】
とまらないソフトウェア開発の中国シフト
『分かっちゃいるけど海外ソフトウェア開発はご勘弁』
本音と誤解を解き明かす
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2003/07/30(第9号)━
■ITコーチング・ラボ "情報システム失敗学大全"制作企画
<SE失敗エピソード募集!>
あなたの会社では、SE業務をウキウキ、ワクワクさせるために
どのような工夫をしていますか?
上手くいったこと、失敗した取組みを聞かせてください。
プロジェクト管理で、開発手法で、ツール活用で、お客さんと
の関係においてなど、なんでも構いません。
あて先 ⇒ email: mailmag@ai-coach.com
例:中国人SEと最初に挨拶を交わすときには、必ず中国語で
自己紹介します。通常は、これで一気に場の雰囲気が和
らぎます。 <本当の話>
【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(前回)
◎本日の一言:「中国企業との初取引に関する失敗学(3/3)」
○解説1:なぜか若手SEが担当する中国開発
○解説2:中国人は怖い?
○解説3:言語以上のギャップ
○解説4:言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
○解説5:日本の常識が中国に通じないという不安
(今回)
◎解説6:ただ質問する。感じたことを素直にフィードバックする
◎解説7:電話とメールを併用する
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■本日の一言:「中国企業との初取引に関する失敗学(3/3)」
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中国企業と初めて取引する際には、
冒険が許される自社システムの開発案件を発注しなさい。
ただし、すべてにおいて一切手抜きしてはいけない。
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▼前回までのおさらい
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◆私が中国オフショア開発のコンサルティングの依頼を受ける際、
ほとんどの企業では比較的リスクの少ない試験プロジェクトを用
意しています。
「いやー幸地さん、
中国にいきなり本番のシステム開発を発注するのは危険ですよ。
まずは社内システムであまり重要ではない案件で試したい」
◆私もこの考えに賛成です。
ところがひとつ注意してほしいことがあります。
それは「お互いに話している内容が実は通じていないこと」です。
日本語と中国語が通じないことを指摘してるのではありません。
言いたいのは、日本人SEの常識や観念と中国人SEのそれとが上手
く合致しないことが多いという事実です。
◆私たちが注意すべきは、コミュニケーションの取り方です。
「ドキュメントは日本語だろうか?」
「性能テストはどこまでやってくれるのだろうか?」
「中国企業はOracle製品を持っているだろうか?」
「オープンソースの無料ソフトを使って構築した方が
トータルのコストは抑えられるのであろうか?」
ただ悩むだけでは効果はありません。
相手は中国企業です。
いったい、どうすればよいでしょうか。
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▼解説6:ただ質問する。感じたことを素直にフィードバックする
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◆こんなとき、ITコーチング・ラボでは、遠慮なく中国企業に質問
をぶつけることをお勧めします。
中国人SEを相手にするとき、質問のやり方にはちょっとしたコツ
があります。例えば、
・主語を省略しない (あなたは主語を省略してはいけません)
・結論を先に書く (それは○□です。なぜならば、・・・)
・最後にも結論を書く (最後に要点を繰り返します。1.・・・)
…………
◆みなさんは、こういったテクニックにも興味ありますか?
もしご要望が多いようでしたら、ITコーチングの質問のスキルと
して別の機会で紹介しますね。
話を元に戻します。
◆中国企業は聞かれたものは何でも答えてくれます。
私の経験上、単に「答える」だけではなく、それ以上に何にでも
「応えてくれる」という姿勢をアピールしてきます。
これは本当に気持ちがいい。
相手を格下の下請業者ではなく、これから私たち日本企業と対等
に取引するパートナーとして扱っている態度を示す方が望ましい
結果が得られやすい。
そうすれば、きっとよい関係が構築されるはずです。
なぜなら、彼らは日本から受注量を得るために本当に必死だから
です。
◆その上、中国人はメンツを重んじる人種です。
私たちはそのメンツを上手に利用しようではありませんか。
彼らは、できないことを素直に「出来ません」とは言いにくい性
格の持ち主です。
多少無理なことであっても、こちらが真剣に悩んでいると思いが
けず、無理な条件を飲んでくれることがあります。
例:
お客A「この納期ではいくらなんでも厳しいのでは」
中国人「いやっ。一度出来ると判断したので絶対にやります」
お客B「うちの業務は難しいから、中国人には理解できないのでは」
中国人「最初の1ヶ月は勉強期間として無料として提供します。
お客さんの隣にエンジニアを2名置かせてください」
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▼解説7:電話とメールを併用する
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◆中国人SEと付き合うときには、私たちは普段の日本企業同士で
行ってきたような”普通の”態度で接すればよいのです。
ここでまた一つ注意して欲しいのは、あなたの周りには、すぐ電
話で質問する人がいませんか?
考えるより先に行動する人、
そういう人は気をつけたほうがいいです。
中国人:「はい、はい、分かりました」
この返事を聞いた人は特に要注意!
電話口でOKの返事が貰えたからといって、100%安心するのは早す
ぎるかもしれません。
初めて取引をする相手とは、基本的に電話だけでのコミュニケー
ションはお勧めしません。
原則としてメールやFAXを併用します。
必ずコミュニケーションの記録をとって下さい。
◆IT分野では、中国人がよく発するセリフの中で、私たちの常識で
判断するとつい誤解してしまうような危ないものがあります。
このような危ないキーワードに出会ったときには、ITコーチング
の質問のスキルを活用してその場を切り抜けるとよいでしょう。
例:安請け合いされたと感じた場合
⇒「この仕事は○月×日から始められますか?」
(納期日を約束するよりも、開始日を約束するほうが効果的)
◆最後に少しだけフォローします。
ほとんどの中国企業はモチベーションが高い。
技術的な分野では一般の日本人プログラマーよりもずっと優秀だ
といえます。
だからこそ、私たち日本の発注側が100%真剣になって中国オフシ
ョア開発に取り組まないと、かえって痛い目にあうことになるで
しょう。
このことをを覚えていてほしい。
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みなさんの感想もどんどん取り上げていきたいと思います。
質問メール・情報提供は大歓迎です。
みなさんの役に立つと判断した内容には、本人の許可を得て
このメールマガジンで公開したいと思います。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇
中国企業を相手にシステム開発の品質管理を行うことは、とて
も骨の折れる仕事です。作業工程の大部分が定量評価しにくい
のが原因でしょうか。
ソフト開発のエンジニアリング分野でも、早く優れた仕組みが
構築されたらいいなと期待しています。
あなたの会社では、ソフト開発の作業品質を保つためにどのよう
な工夫をしていますか?
上手くいったこと、失敗した取組みを聞かせてください。
プロジェクト管理で、開発手法で、ツール活用で、お客さんとの
関係においてなど、なんでも構いません。
あて先 ⇒ email: mailmag@ai-coach.com
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篠木輝彦さんからのコメントを紹介します!
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お勧めメルマガ
「もう間違えない!超☆細企業のためのIT活用のツボ」の
篠木(しのやん)さんから、コメントをいただきました!
> ●幸地さん、どうもありがとうございます。「ITコーチ」として
> のご活躍をお祈りしております。オンリーワンを目指しましょう!
>
> ●ところで、幸地さんが発行されているメルマガ「分かっちゃいる
> けど海外ソフトウェア開発はご勘弁」は、最近話題になっているソ
> フトウェアの海外開発の現状や裏話が満載で「へえ〜、そうなんだ」
> と思わず読みふけってしまいました。
しのやんさん、ありがとうございます。
みなさんはIT関連の展示会に足を運んだことはありますか。
私は仕事柄、最新のIT関連情報には敏感に反応します。
会場にはなぜかキャンペーン・ガールがいますね。
ご存知ですか。
読者の中には彼女らに訳もわからず名刺を渡したことのある人
が少なからずいるでしょう。
私のその部類に入ります(笑)
では、私たちから集められた名刺情報が、CRM(カスタマ
ー・リレーションシップ・マネジメント)の観点から、どの
ように活用されているかをご存知ですか?
興味ある方は、前出の篠木(しのやん)さんのメルマガを
ご覧ください。
ここから登録できます。
http://www.ezit.jp/magazine/mag_index.htm
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【編集後記】
◆最近、"Make a Difference"(違いを創り出す、転じて冒険する)
という言葉にハマッています。
毎日小さな目標を設定して、新しい価値を得るためにこつこつ
と頑張っています!
目標が多いので、達成できない事項も多いですが・・・。
(文責:幸地司 ITコーチング・ラボ 代表)
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発行責任者:幸地 司(こうち つかさ)
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を利用して発行しています (ID:0000113402)
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