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新・中国ビジネス入門
〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

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　　中国ビジネス入門 〜初めてでも失敗しない対中交渉〜

━━━━━━━━━━━━2006/07/04（第464号）読者数：7,385━

★ ビジネスを変えた7人の知恵者 (編集後記)

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【おたより】応援メッセージありがとうございます！

　今日の中国ビジネス入門は特にためになりました。
　毎回の内容の切り口の面白さを楽しませていただいております。
　月末ということでお忙しいと思いますがお体ご自愛の上
　頑張ってください。（日本人）

↑2006/06/30(第462号)に対するコメントですね。
　メルマガで情報を続けられるのは、みなさんからの温かい声援が
　あるからです。先輩方のアドバイスに耳を傾けながら、これから
　も楽しく活動を続けます。（幸地）


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■ 起業して最も苦労したことは何ですか？

優秀な人材の確保です。ほとんどの日本人大学生は、中国人が経営
する知名度のないベンチャー企業に興味を示しませんでした。

　　　　　　　　　　（JWord株式会社 代表取締役社長 沈海寅）


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■■　日本人学生は中国人が経営するベンチャー企業に興味なし
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───────────────────── アイコーチ解説 ─

●先週案内した日中ITビジネススペシャルセミナー「日本での起業
体験とJWordの挑戦」からの話題。


講師の沈社長は上海交通大学を19歳の若さで卒業後(!)、26歳の時に
日本でJWord株式会社（旧アクセスポート株式会社）を設立。同社を
資本金2億3350万円、従業員数58名のIT企業に育て上げた逸材。

Q 起業して最も苦労したことは何ですか？

A 1つは、優秀な人材の確保です。
　ほとんどの日本人大学生は、中国人が経営する知名度が全くない
　ベンチャー企業に興味を示しませんでした。


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■ 成功の勘所 ■
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沈社長が東京大学の学生を相手に講演したとき、卒業後自分で会社
を興す予定があるかどうか聞いてみた。その場で手を挙げた学生は
皆無だったという。

初期のベンチャー企業が人材確保に苦労するのは万国共通の課題だ
が、リスクや曖昧性に対する許容度は日本人と中国人とで大きく傾
向が異なる。

沈社長は、起業当初から日本人の性質に理解を示しており、この姿
勢があったから海外(東京)で事業を成功させることができた。

オフショア開発コンサルタント 幸地司
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【編集後記】

日本には、西友（せいゆう）というスーパーがあります。
首都圏を中心に全国各地に店を構える業界第4位のスーパー。

以前は西武グループ傘下のスーパーとして、
あの無印良品を生み出すなどそれなりの輝きを放っていました。

ところが最近は、毎年膨大な赤字を垂れ流す
どうしょうもないダメ会社に成り下がっています。

そして、今は西武グループから売却されて、
米国の某小売業の子会社となっています。

その親会社とは・・・
世界最大の小売業ウォルマート。

こないだ韓国市場からの撤退を表明しましたが、
中国ではどことも提携せず、自ら市場参入して、
それなりに成功を収めています。
（上海ではカルフールの方が有名ですが）

ウォルマートの創設者といえば、知る人ぞ知るサム・ウォルトン。

サム・ウォルトンはまさにカリスマ的なリーダーでした。
世界で初めてディスカウントストアーを発明したのも彼です。

サム・ウォルトンは生涯を通じて、
徹底してディスカウントストアーの経営哲学を
従業員や市場に啓発し続けました。

「どこの店よりも安く売る」

その自己利益を超越した態度や行動は、
やがて米国だけでなく世界中で支持されることとなります。

世間ではあまり知られていませんが、
ウォルマートのIT投資額は天文学的数字にのぼります。
ウォルマート１社だけで、
あの米国国防省に匹敵する投資額となってます。
（ウォルマートがその気になれば、
　他国と戦争できるだけの物流インフラを保有^^;）

ウォルマートが完全子会社化した西友ですが、今後どのような復活
のシナリオを描くのか。経営陣は長期戦を覚悟しているでしょうが、
世界一の小売業の意地を見せてもらいたいと思います。

ウォルマートを創設したサム・ウォルトンをはじめ、
デル、GE、IBM、インテル、マイクロソフト、サウスウエスト航空
を成功に導いた偉大なCEOの知恵が
わかり易くコンパクトに詰まった本があります。
個人的にはこの本、好きです。

[本]ビジネスを変えた7人の知恵者
 http://tinyurl.com/rf3sw 


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