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まぐまぐ!
中国ビジネス入門
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Vol.0517
ブリッジSEに頼らない部分
2006/10/11
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■ 日本最大のオフショア開発専門マガジン(まぐまぐ!殿堂入り)
中国ビジネス入門 〜初めてでも失敗しない対中交渉〜
━━━━━━━━━━━━2006/10/11(第517号)読者数:7,125━
★ 新旧3世代 IBM, Microsoft, Google (編集後記)
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こんにちはオフショア開発コンサルタント 幸地司です。
第13回オフショア開発勉強会の準備が整いました。
今月のテーマは、2006年度版「オフショア開発の新常識」。
久しぶりに私が講師(&ファシリテーター)を務めます。
■日時:2006年10月18日(水) 18:50-20:50 (18:30開場)
■場所:五反田ゆうぽうと(東京保険簡易会館)5F
詳細 http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html (申込8名)
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広告掲載のご案内→ http://www.ai-coach.com/adv.html
過去記事→ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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■ 将来も必要とされるブリッジSEとは
将来、仕様伝達を目的としたブリッジSEは絶滅するかもしれないが、
多様性に富んだ組織間を調整するブリッジ機能はますます重視され
るだろう。
(本誌発行人)
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■■ ブリッジSEに頼らない部分
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───────────────────── アイコーチ解説 ─
●「ブリッジSE不要論(※)」に対して、多くのご意見を頂戴した。
その一部を紹介する。
・ブリッジSEが伝えるのは仕様ではなく、
文化(仕事の進め方や考え方)だからです。
・中国人です。日本向けのIT開発はもう6年半になりました。
プリッジSEという仕事の内容はよくわかっています。
今は日本向けIT開発パターンは「PMは管理に、SSEは技術に、
プリッジSEは管理も技術も力を注ぐ」ということでしょう。
技術よりも、日本語はもっと重要なことです。
もしメンバーたちは日本語能力を向上すれば
(多くの学生は大学で日本語を勉強していますから)、
プリッジSEのブリッジ機能は存在する必要があるのでしょうか。
それで、私のようなブリッジSEは将来もっと厳しいでしょう。
・ブリッジSEはただの呼び方だと思います、無くなるというのは、
役割がいらないことじゃなくて、誰かに移すということです。
システム開発のスキルをできるだけ吸収し、
だれにも代替されない人物になりましょう。
・ブリッジSEは必要、もしくは別の形で存在すると思います。
個人的な意見ですが、セクショナリズムが進みすぎると、
セクション間のギャップも発生して、そのギャップを埋める
”コミュニケータ”が必要になってくるのでは。
国が違えば、文化も人も変わります。
これは”ギャップ”となる可能性があると思います。
ブリッジSEは仕様の伝達だけでなく、文化、人間を考えたより
広範囲なギャップのブリッジであるべきと考えています。
※みんなの関心が集まる「ブリッジSE不要論」
10/18(水)オフショア開発勉強会でも紹介します。
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html
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■ 成功の勘所 ■
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オフショア開発では、日本企業も「英語」で仕様書をかくべきとの
意見をよく耳にする。主な根拠は次の2点。
(1)論理性が高まる
(2)シンプルになる
以前、本誌で中国オフショア開発で用いるコミュニケーション言語
は「日本語」または「中国語」のどちらかがよい、と主張した。つ
まり、どちらかのネイティブ言語を採用すべきだという発想。
ところが最近、ドキュメントの記述言語だけは「英語」を使っても
いいかと思い始めている。ブリッジSEの役割から「仕様伝達」を軽
減させる1つの有力なアイデアだ。あなたのご意見は?
ご意見はこちらから
⇒ http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2006/10/se_f6ad.html
オフショア開発コンサルタント 幸地司
http://www.ai-coach.com/
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【おたより】オフショア開発サポーターズに協力します!
・上海でオフショアの管理をやっていますが、現場情報を提供した
いと思います。
↑現場最前線からのお便り。楽しみです。(幸地)
・素人ブリッジSEですが、勉強したいと思っています
↑大歓迎。素人の視点からビシビシ発言してください(幸地)
・幸地さんは沖縄のどちら出身ですか?
↑宜野湾市出身です。普天間基地があるところ。(幸地)
・会社は“流行りだから”だけの理由で全ては現場任せが現状で、
全て「俺流」でやってきました。情報が少ない中、幸地司殿の
メールマガジンは非常に有益で、勉強会も参加したいと思って
いるのですが、どうも「管理職」「大規模プロジェクト」の
ような方が対象で、私みたいな「若手(自称!?)」「数人規模」
の読者は、敷居が高いなと感じておりました。
↑勉強会では管理・企画の話題が多かったような気がします。
ですが、題材は小規模プロジェクトが大半でしたよ。
今後、若手技術者との交流の場を広げたいな。(幸地)
・中国人ですので、日本語メールが完璧に書くのが、ちょっと自信
がありませんが、今、メールの書き方について勉強中です。
↑日本語が苦手でも没問題。中国人の視点からサポートしてくだ
さいね。期待しています。(幸地)
昨夜だけで、なんと17名から応募がありました。わが社の営利活動
をタダで手伝ってほしいという魂胆なんですが・・・汗
企業の社会的責任をひしひしを感じます。(幸地)
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2006/10/post_1e74.html
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※オフショア開発実践マニュアル(2) - 好評発売中
http://www.ai-coach.com/products/index.html
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以前からお伝えしているように、10月26日から北京出張です。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2006/09/post_0f60.html
10/26(木) 北京入り (夜到着)
10/27(金) ビジネス交流会 ←後日、参加者募集の案内を出します
10/28(土) 終日予定あり
10/29(日) 昼観光、夜フリー
10/30(月) 終日フリー
10/31(火) 帰国(朝便)
10/27(金)夜、軽い雰囲気の交流会を予定しています。
日本からの訪問団は、日中ビジネスに関する幅広い分野の方々。
私の顔を見てもいいなー、という方は、お気軽にご参加ください。
参加費未定 300人民元くらいかな
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P71340814
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【編集後記】
最近になって、ようやく本格的にSNS(*)を使い始めました。
メルマガ、ブログ、SNS・・・、人とのつながりが得られたとき
Web2.0なインターネットツールの有難さを実感します。
(メルマガはWeb2.0じゃないって? 細かいことは気にしない^^;)
IT業界の新旧3巨人を挙げろといわれると、
IBM
Microsoft
Google
この3社が頭に浮かびます。IBMの位置づけは明確ですが、
MicrosoftとGoogleを比べても、明らかに世代が異なります。
ハードを売るIBM、ソフトを売るMicrosoft、サービスを売るGoogle
時代の変遷が表現されていますね。そして品質に対する意識も、
この3社はまるっきり異ります。
・完璧主義 IBM
・不具合はバージョンアップで対応 Microsoft
・最初からβ版リリース Google
あなたは、MS-Windowsがご機嫌斜めでも「またか」で済ませる
でしょう。OSに不具合が見つかれば自動的にパッチをあてます。
Googleにいたっては「不具合」という概念がありません。
まさか「この検索結果はバグだ!」と怒る人はいませんね、きっと。
ですが、IBM製品(システム)にちょっとでも不具合があれば、
業務は滞り、上司に怒鳴られ、お客は去っていく。
一口に情報技術(IT)といっても、世代によって品質へのこだわり、
「品質」の定義はこんなにも違ってきます。
40代以上のあなた!
昔取った杵柄がいつまでも通用するとは限りませんよ(笑)
オフショア開発における「品質」だって、そのうち・・・
*SNSとは【ソーシャルネットワーキングサイト】(Social Networking Site)
http://e-words.jp/w/SNS.html
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意見・感想・質問・相談等 → mailmag@ai-coach.com
過去記事→ http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html
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発行責任者:幸地 司
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