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Vol.0011
『初めて部下を持つSEマネージャーを支援する』ITコーチング・ラボ提供
⇒ http://www.ai-coach.com/itcoach/
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【週刊】SEの失敗学「営業・経営・政治」編
2003/10/08(第11号)
「チームメンバーを立ち上げる(後編)」
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こんにちは、幸地@ITコーチです。
10月7日から11日、幕張メッセにてアジア最大級の
通信・情報・映像の複合展示会シーテックジャパン
が開催されます。
私の会社からもIP電話系の製品を展示します。
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小間番号:4B21
製品開発元
ブレケケ・ソフトウェア(米国)
http://www.brekeke.com/
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- 目次 -
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◇チームメンバーを立ち上げる(後編)
1. 失敗事例
2. 最初が肝心
3. 適切に立ち上げる
前回の記事を読む
http://www.mag2.com/m/0000114056.htm
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◆◇ お父さん頑張る★★痛快!主夫業 ◇◆
看護師の妻と4才と6才の娘を持ち、某医療機器メーカー、人材
派遣会社の営業マンを経験して、現在は家事と育児とパート業の
三役をこなす。父親として夫として家族をリードする行動派パパ
が語ります
●興味がある方はこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000085871.htm
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1. 失敗事例
(前回のおさらい)
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◆その1。
ある日隣のチームのリーダーから、ちょっとした雑務の手伝いを
頼まれる。
その後立て続けに手伝いを頼まれるようになり、次第に手伝う内
容が重くなっていって、気がつくと隣のチームが担当する開発に
どっぷり漬かっていた。
予想外の展開に戸惑っていると、隣のチームのリーダーから、君
はキーマンなんだからもっとしっかりやってくれと非難された。
◆その2。
リーダーに呼び出され、新しく立ち上がるプロジェクトについて
説明を受けた。
そのスケジュールが、どう見ても根拠のない、非現実的な納期設
定だった。
しかしリーダーはただ、やるしかないんだ、と言うばかりで納得
のいく説明をしてもらえなかった。
◆その3。
担当プロジェクトが佳境に入った頃、突然マネージャに呼び出さ
れ、別のプロジェクトのフォローに入るよう言われた。
とにかくそちらの方に注力して最優先で片付けてほしいと。
その通りにしていたところ、元の担当プロジェクトのリーダーか
ら、本業がおろそかになっている・よそで何を遊んでいるんだと
非難された。
◆最初のケースでは、隣のチームにキーマンとして参加すべしとい
う意図を伝えていません。・・・
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2. 最初が肝心
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◆2番目のケースでは、リーダーによるプロジェクトの展望が示さ
れていません。
やるしかないんだ、ではメンバーへの動機付けがまったくできま
せん。
厳しいプロジェクトほど強い意志をもって実行にあたらなければ
成功はおぼつかないのに、最初から、どうせ駄目だ・失敗しても
知ったことか・自分たちは虐待されている、というムードを蔓延
させているのです。
なぜ厳しい日程になっているのか、実現可能にするためのアイデ
ア、達成した際の利益、できなかった際の不利益、周囲のバック
アップ体制をメンバーに十分納得させてからプロジェクトを始め
る必要があります。
◆3番目のケースはリーダー間の根回しが不足しています。
あるいはマネージャが調整をさぼっています。
人員リソースの管理体制が弱いのかもしれません。
トップ階層の人間が、本来の指揮命令系統を飛び越えて、現場を
直接動かしてしまうことが原因となっている場合もあります。
このケースでも突然かつ一方的な非難によって、本人の混乱と
やる気の低下が懸念されます。
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3. 適切に立ち上げる
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◆プロジェクト・リーダーはメンバーを適切に立ち上げるように配
慮してください。
その後の進捗や品質に少なからず影響します。
・最初にメンバー全員を集めてキックオフミーティングを開催する
・その場で目的や計画を説明し、メンバーの意識のベクトルを合わせる
・各自の不安や懸念事項を洗い出しておく
・悲壮感を漂わせない。何とかやれそうだ、という雰囲気作り
・会社(マネジメント層)としてのバックアップ体制を示す
・メンバーが得る利益(信頼・技術・経験・業績・報酬等)を示す
・成功/失敗の基準、業績評価の基準を示す
・プロジェクトの遂行責任について全員の同意を得る
・必要な根回しと調整を行い、メンバーを後ろめたさなく活動に注力させる
・途中参加のメンバーについてはなし崩し参加を避ける
(執筆:内山 ITコーチング・ラボ 指導員)
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【編集後記】
◇今週は沖縄出張です。
9日は沖縄県産業振興公社でオフショア開発について講演して、
12日(日)は鹿児島に飛んで友人の結婚披露宴に出席します。
(執筆:幸地 ITコーチング・ラボ 代表)
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