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日本語と技術を兼ね備えた人材は皆無だと仮定してみる 2008/3/20

手詰まり感の漂う中国オフショア開発の打開策

・Q&A遅延の責任所在
・Q&A遅延防止の一般的対策
・Q&A成熟度モデル
・日本語と日本人の曖昧さ


(第7回上海オフショア開発勉強会/ゲスト講師より)

第7回上海オフショア開発勉強会のゲスト講師より。


中国オフショア開発で語られる問題点の数々。

・業務知識不足
・日本語能力不足
・日本の慣習の理解不足
・離職率が高い

対策として「各種教育」「標準化」「日本出向」等を推進。効果はあるが、期待ほどではない。


読者アンケートの中間結果(33票)


知識不足は研修で補える。経験不足は時間を要するため、特効薬はない。文化や常識の違いを克服するには、相互理解に加えて共通の測定基準が必要だ。


例えば、中国の現場から次の報告が上がってきたとき、上長はどのように対処すればよいだろうか。

「製造完了しました」
「明日、完了します」
「納期は守れます」


・2008/3/20 - 上海 
上海オフショア開発勉強会(申込数 11名)

上海周辺の方には強くお勧めします。出張でたまたま上海を訪れた方にも、この勉強会の案内を転送してあげましょう。


■成功の勘所

現場からの報告とよくある実態の例を示す。常識の相違があることを認識して、掘り下げた質問、現物確認が必要である。一部の優良企業を除いて、現状の中国オフショアの現場には、日本語と技術を兼ね備えた人材は皆無であることを前提に対策すべきである。

「製造完了しました」→「単体テストをしていない」
「明日、完了します」→「一週間やっても完了しない 」
「納期は守れます」→「品質は考慮されない」



2008年03月20日 11:46 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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