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深夜の大騒音にも大人の対応2008/07/31

昨夜、私が住む集合住宅で火災警報が暴走する騒ぎが起きました。
時刻は深夜0時をとっくに過ぎています。

「火事です。避難してください」

けたたましい警告音と共に、音声合成による女性アナウンスが深夜
のご近所に響き渡ります。かなりの騒音です。近所迷惑な火災警報
は、この後30分以上も続きました。

しかし、建物からは火の気は全く感じられません。火災警報装置の
故障か、それとも悪質な誤報か? しばらくすると、ほのかに焦げた
香りが漂ってきます。もしかしたら気のせいかもしれませんが。

やがて、通報を受けたお巡りさんがやってきて、事情聴取を始めま
す。しばらくして、ようやく某警備会社の車が駆けつけました。火
災警報が鳴り響いてから30分後の重役出勤です。ずいぶんと呑気な
警備体制ですな。

5分ほど調査して、原因を突き止めました。どうやら誤報ではなく、
ちゃんと火災警報装置が正常動作していたようです。

「○○○号室の住民が部屋を閉め切り、換気もしないまま料理をし
 ていたところ、火災警報装置が反応したらしいです。住民の皆様、
 もう大丈夫です。お騒がせいたしました」

警備会社の方から、小さな声で状況説明がありました。

ということで、すごすごと自分の部屋に引き返す住民とご近所の皆
様。その間、人々の間には笑顔こそあれ、パニックや苦情(夜分遅
く何やってるんだー、賠償責任だー)などは皆無でした。

英語でおしゃべりする住民もいらっしゃいましたが、総じて大人の
対応をみせる日本社会の安定さにプチ感動。

はるか昔のオイルショック時、日本人消費者はトイレットペーパー
騒動という集団パニック症状を起こしました。今でもその集団性質
は脈々と受け継がれているはずですが、自然災害への集団対応力は
お見事という他ありません。

阪神淡路大震災、東北地震、台風襲来、雷雨豪雨と何かと自然災害
の多い日本列島ですが、地元住民の落ち着いたあっぱれな姿が印象
的です。その反面、政治への醒めた対応に物足りなさを感じること
もありますが、その辺はご愛嬌ということで。

今では、韓国からスターが来日したときに、最も激しい集団パニッ
ク症状を起こします。・・・冗談です。


2008年07月31日 10:35 in | 社長の独り言 | 固定リンク |

 

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