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ニコニコ宇宙探索 2008/7/7

週末は、インターネットで科学・宇宙に関する番組を観まくりました。地球の成り立ち、地球外生物の探索、太陽の秘密など。海外には、たまに優れたサイエンス番組がありますな。


[PR] オフショア開発勉強会・東京・CCPM(Critical Chain PM)
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2008年07月07日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

JAL遅延対応 2008/7/1

昨日の午後、沖縄の那覇空港から東京羽田空港に飛びました。

某JAL 便を利用しましたが、ちょっとした珍しいトラブルに遭遇しました。

私の便(JAL918) は那覇空港を16:40に出発する予定です。予定通り何の問題もなく出発、無事に定刻通り東京に着きました。

前出の珍しいトラブルとは、私の搭乗便ではなく、私よりも先に出発するはずの前のJAL便で起きました。

16:15 出発時間の少し前に那覇空港の出発ロビーに到着した私の目の前は、黒山の人だかりで溢れていました。さすがは観光シーズン到来の沖縄♪ と思ったのですが、いささか事情が異なるようです。

案内板をよくみると、定刻12:45 発、沖縄から東京羽田空港に向かう便が、何らかの事情により未だに離陸できず数多くの客が足止めを食らっているようです。

「もしや、私の搭乗便も出発の目処すら立たないのでは・・・」

一瞬あせりました。だって、先発するはずの同じJAL便が4時間経っても動く気配すら見せません。

遠くから罵声が飛んできます。
申し訳なさそうに謝りながら対応する地上乗務員のみなさん。


無駄に待ち時間を過ごしたくなかった私は、本日の予約を変更して明日以降にずらそうかと本気で検討しはじめました。

ところが、まもなく私の出発便(16:40)の搭乗案内が始まります。どうやら、問題の定刻12:45発JAL便に予約した者だけが足止めをくらい、後続のJAL便はすいすいと通常通り運行されているようです。

この様子をみて、また激怒する客が現れます。

納得です。
たしかにこれは厳しい。

怒りやあきらめ顔の人々を残し、16:40出発の私たちJAL918 便は無情にも離陸しました。

私は、いつもの癖で問題解決の糸口を探りました。そして、なかなかいける解決策を思いつきました。

あなたが、JALの顧客対応責任者なら、上記のトラブルに際してどのように対処しますか。



2008年07月01日 21:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜沖縄に移動、琉球大学でリーダーシップ講座 2008/6/27

今夜から沖縄出張です。
週末は琉球大学で講義があります。

今回のテーマは、リーダーシップとコーチング。

動機づけ理論とコンピテンシー関連について、特に多文化チームへの適用についてたっぷり話します。

例えば、コーチングの理論や技法を丸暗記することはさほど難しくありませんが、実務で実生活への適用は簡単ではありません。

実際、覚えたてのコーチング技法を親しい間柄や直属部下に使うと、かなりの確率で失敗します。特に、旦那が奥さんにコーチングすると、ほとんどの場合は撃沈させられます。

近年はやりのメンター制度のように、第三者によるコーチングの方が有効に機能すると言われます。

なぜだと思いますか?

 ↑今週のオフショア大學で出題しました。

反対に、人格の優れた大統領でも、その辺の子どもからコーチされることがあります。天下のイチローでさえ、幼い野球少年からコーチされることもあり得ると思います。

なぜだと思いますか?


2008年06月27日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

元TOEICスコア230点でもインドオフショア開発で活躍 2008/6/27
ホーム アンド アウェイ
ネイティブ言語を使う場合は、ネイティブ側が会話に責任を負うべきであると思う。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.4~

日本人エンジニアの英語力が低いといわれている根拠にTOEIC スコアがあるが、TOEIC 受験者数の過半数が日本人であるというのも事実である "※TOEIC Newsletter 89号(2005年1月)" 。

※TOEICテスト公式データ
http://www.toeic.or.jp/sys/letter/News89_7111.pdf。

インド人のエンジニアにTOEICテストは知っているか? と聞いても存在すら知らない事が多い。筆者がインドオフショア開発に携わる以前のTOEICスコアは230点であった。

一般的な日本で英語教育を受け(日本の英語教育がどうであるかという議論はあるが・・・)、その後場慣れする場があり、場慣れしただけなのである。

また追記しておくべき事として、英語には大なり小なり母国語のアクセントが影響してくるが、筆者はインドの英語アクセンスに場慣れしてきたので、その他の国の英語のアクセントは慣れていない。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたは、オフショア開発の成功に必要な英語力を持っていますか。この問いかけのキモは、ある”能力”をどのように定義するかにかかっています。能力を2つに大別して、考察するとよいでしょう。

1.現在持っている知識、技能
2.将来に渡り成果を発揮しつづけるだろう能力

例えば、英語が流暢にしゃべれるからといって、誰もが国際ビジネスで活躍できるわけではありません。能力1があっても、能力2が不足しているからです。


2008年06月26日 07:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ビジネス書の企画づくりに挑戦 2008/6/26

3月末に出版されたオフショア開発PRESS(技術評論社)に続き、9月上旬には別の出版社からオフショア開発専門書が出されます。

オフショア開発PRESS
http://press.1offshoring.com/


前者は、全体企画+特集記事の執筆者として関わりましたが、後者は単著なので企画から執筆までほぼ独りで担当しました。

出版不況といわれる昨今ですが、実にありがたいこと。恵まれた状況に感謝です。

前出の2冊は、いずれもソフトウェア業界関係者に向けたマニアックな内容でした。3冊目は、一般ビジネスパーソン向けに分かりやすい中国オフショアリング解説書を書きたいと思います。

ビジネス書初挑戦です。

出版社との交渉を始めたばかりですが、複数の企画をまとめると同時に少しずつ執筆を始めようと思います。出版社に「売れない」と判断されたら、この話はボツですが・・・^^;

こんなテーマの本が読みたいな、というリクエストがあれば、お気軽にどしどしお寄せください。専門書、一般ビジネス書、教科書なんでもOKです。


2008年06月26日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

元TOEICスコア230点でもインドオフショア開発で活躍 2008/6/26
ホーム アンド アウェイ
ネイティブ言語を使う場合は、ネイティブ側が会話に責任を負うべきであると思う。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.4~

日本人エンジニアの英語力が低いといわれている根拠にTOEIC スコアがあるが、TOEIC 受験者数の過半数が日本人であるというのも事実である "※TOEIC Newsletter 89号(2005年1月)" 。

※TOEICテスト公式データ
http://www.toeic.or.jp/sys/letter/News89_7111.pdf。

インド人のエンジニアにTOEICテストは知っているか? と聞いても存在すら知らない事が多い。筆者がインドオフショア開発に携わる以前のTOEICスコアは230点であった。

一般的な日本で英語教育を受け(日本の英語教育がどうであるかという議論はあるが・・・)、その後場慣れする場があり、場慣れしただけなのである。

また追記しておくべき事として、英語には大なり小なり母国語のアクセントが影響してくるが、筆者はインドの英語アクセンスに場慣れしてきたので、その他の国の英語のアクセントは慣れていない。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたは、オフショア開発の成功に必要な英語力を持っていますか。この問いかけのキモは、ある”能力”をどのように定義するかにかかっています。能力を2つに大別して、考察するとよいでしょう。

1.現在持っている知識、技能
2.将来に渡り成果を発揮しつづけるだろう能力

例えば、英語が流暢にしゃべれるからといって、誰もが国際ビジネスで活躍できるわけではありません。能力1があっても、能力2が不足しているからです。


2008年06月26日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

信頼関係を定義せよ 2008/6/24
信頼関係が大事というが
オフショア開発者は、念仏のように「信頼関係」を唱えますが、そもそも「信頼」の定義が曖昧なので、議論に一貫性を欠きます。
(幸地司/オフショア大學)

オフショア大學の今週のテーマは「コーチング」と「信頼関係」。メイン講師はオフショア開発PRESS を執筆した根本隆吉氏(*)。私は、裏方にまわって受講生の理解を深めるアシスタントに徹します。

*オフショア開発PRESS「中国工場に学ぶオフショア開発の極意」
http://press.1offshoring.com/


コーチング講座では、ラポールという信頼の架け橋が重要だと教えられます。ところが、泥沼化したオフショア開発の現場で「信頼関係」と叫んだところで、問題解決には全く寄与しません。

私たちは、可視化された操作可能な変数にこそ注意を払わないといけません。オフショア開発で「信頼関係」を口にする者がいれば、あなたは条件反射的に警戒しましょう。相手は、信頼関係を測る可視化された変数(基準値)など持ちあわせていないから。


■問いかけ

オフショア大學「コーディネート概論」で出題された問いかけより。

問1 信頼関係を定義しなさい
問2 オフショア開発で信頼関係が重視される理由を述べなさい
問3 信頼関係を強化する方法を論じなさい

【前提条件】
あなたの部下、もしくはあなたの後輩に向けて説明する場面を想定。

【制約条件】
マネジメント経験がほとんどない20代の若手技術者に説明するつもりで、分かりやすく、具体的に回答すること。



2008年06月24日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人は信頼されるために人を騙します 2008/6/24

中国における「信頼」の根底を知る手がかりを紹介します。


中国のさまざまな兵法の優れた部分を取り入れ、その集大成として三六通りの計略にまとめた「兵法三十六計」。

その第一計は「瞞天過海(まんてんかかい)」。

白昼公然、天を欺いて海を渡るという意味です。敵を欺くには人間心理の意表を突くこと、と説きます。そして、巨大な嘘はばれにくい、という教えにつながります。

つまり、中国人は信頼されるために人を騙します。だまし続けることで人脈が作られ、信頼関係が築かれていくのです。

こうした部分は日本人とは絶対に相容れません。中国人は、死んで棺桶にはいるまで背伸びをし続けました。


これは、中国オフショアリング事業の大先輩から教わりました。あなたは、どう感じましたか。この意見に同意しますか。それとも、反対ですか。

人は幸せになるために、小さな嘘をつきます。本当は寝坊による遅刻なのに、体調不良を言い訳にします。男と女の間の嘘なんて、枚挙にいとまがありません。

では、全員を幸せにするためなら、大きな嘘も許されますか。

「瞞天過海(まんてんかかい)」

何はともあれ、天を欺くという発想自体、日本人の私としては新鮮な驚きを得ました。中国では、天も欺けるのか・・・。

本社も経理も中国へ - 交通費伝票は中国で精算する
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478082804/aicoach-22/ref=nosim



2008年06月24日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

説明したのに「そんなことは初耳」と言わんばかり 2008/6/23
印刷設定への配慮は過剰サービスか?
詳細設計書をエンドユーザ様が読まないのであれば、電子媒体のみで良いし目を通してくれるのであれば、印刷を前提にするということであると思う。
(読者アンケート掲示板より)

ある中国オフショア拠点で、印刷設定への配慮不足が問題となりました。日本人駐在員が「MS-Excel設計書は危険なので、印刷プレビューして、ページ割り付けを確認してから日本に送付すること」と何度も指導したのに、確認怠りが3度も続きました。

この状況を目の当たりにして、日本人駐在員は激怒しました。ところが、当の本人は「そんなことは初耳」と言わんばかりに、ケロッとした顔でこちらを見つめます。


■問いかけ

なぜ、この中国オフショア拠点では、「印刷プレビュー」を怠るという同じ問題が3度も続いたのでしょうか。あなたの仮説を立てなさい。必要なら、自社の状況に応じて前提条件&制約条件を設置すること。


第27回オフショア開発勉強会の日程決まりました

次回のオフショア開発勉強会の日程が決まりました。

第27回目の東京場所は、7/25(金)夕方です。
しかも、ゲスト講師のご厚意により、特別3時間コースとなります。
演習をたっぷり、事例も満載なお得な勉強会です。

人数限定なので、スケジュールを空けておいてくださいね。

テーマは「CCPM(Critical Chain Project Management:クリティカルチェーンプロジェクト管理)と分散開発」。

申込み方法は後日案内します。


2008年06月23日 16:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

第27回オフショア開発勉強会の日程決まりました 2008/6/23

次回のオフショア開発勉強会の日程が決まりました。

第27回目の東京場所は、7/25(金)夕方です。
しかも、ゲスト講師のご厚意により、特別3時間コースとなります。
演習をたっぷり、事例も満載なお得な勉強会です。

人数限定なので、スケジュールを空けておいてくださいね。

テーマは「CCPM(Critical Chain Project Management:クリティカルチェーンプロジェクト管理)と分散開発」。

申込み方法は後日案内します。


2008年06月23日 16:46 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/6/20)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/6/18 - NIKKEI NET
第51回 広がるインドでのIT研修・中国からも続々

7月から中国の大学生を、インドで研修させる事業を始める予定。当初は20人から始め、最終的には7万人の中国人学生を教育する計画とのことである。インドを使ったIT研修も、もう当たり前のことになってきたようだ。


・2008/6/19 - ITpro
成長への課題は人材確保と規制緩和


プログラミングができる人材への育成体制は整っているが、プロジェクトマネジャー(PM)クラスのエンジニアとなると、人材はほとんどいない。


・2008/6/20 - ITpro
欧米に加えインドからも仕事が流入

中国でオフショア取引額で1位を保っていた日本は、その地位を2008年に欧米に譲ると見られている。


・2008/6/20 - ITpro
四川大地震から垣間見えたこと

「中国は変化しているが,変化と不変化の両方を見抜くことが大切である」という点を常に意識することなのです。ビルや道路といった都市の外観の変化だけでなく,そこで働く人々への理解が欠かせません。


2008年06月20日 23:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

a kind of potato, Japanese potato 2008/6/20

新宿の某牛丼屋に入ったら、怪しい二人組の男が券売機の前で立ち往生しています。彼らが話す言葉は日本語ではないことは明らか。しかし中国語でもありません。韓国語とも違うような。

少し「みゃぁ、みゃあ」する感じから、タイ語かベトナム語かな?と思いました。

某松屋の券売機には日本語表示しかないようで、この二人は後に並ぶ私たちに順番を譲って、その後もみゃあみゃあ相談しています。

数分後・・・

彼らは、たまたま私の隣に座りました。次に、店員が一生懸命英語で話しかけます。

ちらっと見たら、彼らの注文は・・・

ご飯大盛り
生玉子
サラダ
とろろ
味噌汁

こんなオーダー、はじめてみました。

とりあえず、私は声をかけました。

「君たち、どこから来たの?」
「ベトナムさ」
「へー、それで仕事は何やってんの?」
「シェフさ」

普通に英語は通じます。やるな、ベトナム人シェフ。

数分後・・・

彼らの前に注文した品が並べられます。案の定、彼らは、かなりとまどっています。まず、生玉子が食べられません。そこで、なぜか私が彼らの代理人として店員を交渉します。

「ぷりーず ちぇんじ・・・」

店員は日本人なので、日本語でOKです。

「彼らは生玉子が苦手なので、ゆで卵と交換してもらえますか」

すると、最初に声をかけた若い男性アルバイトは即拒否。彼にそんな権限と機転は備わっていないようです。ならばと、今度は奥にいる店長っぽい年長者を呼んで再交渉。

2度目はすんなりOKでした。


次にベトナム人は「これは何だ?」と、とろろを指さして質問します。あなた、本当に何も分からず注文ボタンを押下したのね、と苦笑い。

This is a kind of potato, Japanese potato.
Oh, I see ...

なんと、意味が通じました。

 とろろ=a kind of potato

異文化コミュニケーションマネジメントの専門家として、面目躍如といったところでしょうか。安心しました。これからの時代、牛丼チェーン店にも英語表記のメニューは必須ですね。



2008年06月20日 23:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

印刷設定への配慮は過剰サービスか? 2008/6/18
新興国ならでは
インド開発現場には、電子データに印刷設定をするという習慣もない。またエクセル等を印刷した際のことを考慮し、罫線を引くということもあまりしない。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.2~

多くの日本人エンジニアは印刷設定のことを考慮せずに、ユーザに送付するのは失礼と感じている人も多いだろう。しかしプリントアウト前提の考え方は問題あるのではないか?

われわれ日本人エンジニアはインド開発現場を見習うべきではないと感じる。ペーパレス化はインド開発現場の方が浸透しているのではないかと感じる。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
http://www.softbridge.jp


読者からのご意見

・仕様書作成でも「印刷」を考慮したデザインは重要ですね。赤・青・黄等の色を駆使して、「カッコいい&分かりやすい」仕様書を作って出張しても、仕様書説明ではモノクロ印刷のものを持っているPG君達。「赤い線が指す部分は」「青いエリアは」なんて説明しても、自分以外はみんなグレーだったり(笑


・弊社では、新人の時からプレビューの確認を徹底するよう指導しています。それは会議やレビュー作業の際、紙を配布、紙で確認する文化だからです。膨大なドキュメント量を画面で確認していくのが辛く、紙に出して確認する方が楽だからです。私自身も変える見込みが立ちません。


■問いかけ

あなたの周囲を見回して、紙資料を確認してください。無駄に印刷されたMS-Office などの資料はありませんか。たまに、電子データの印刷設定を無駄と思うことはありませんか。ペーパーレス化について、日本はオフショア拠点に学ぶべきだと思いますか?

◆そう思う
◆そう思わない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2008年06月26日23時00分
協力:クリックアンケート


2008年06月18日 07:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

東工大IT開発オフショアリング研究会 2008/6/18

昨夜は、東京都内で開催された第1回IT開発オフショアリング研究会(東京工業大学 技術経営専攻 比嘉邦彦研究室主催)に参加しました。

研究会の会場には40名近くの関係者がいたはずですが、なぜかその中に沖縄かりゆしウエアを着たおじさんが二人もいました。一人は私(^^)。もう一人は、研究会を主催した比嘉教授。なんじゃ、そりゃ。

研究会後に催された懇親会では、私の事を知っている人が約半数。微妙な知名度に苦笑いです。日本初のオフショア開発専門誌である拙著オフショア開発PRESS の知名度はもっと低く、わずか数名程度。(正確には、私は執筆陣の一人&企画)

懇親会会場の人々は、みなオフショア開発関係者なのに・・・。
マーケティング不足を実感しました。

オフショア開発PRESS公式サイト
http://press.1offshoring.com/



2008年06月18日 07:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

東工大IT開発オフショアリング研究会 2008/6/18

昨夜は、東京都内で開催された第1回IT開発オフショアリング研究会(東京工業大学 技術経営専攻 比嘉邦彦研究室主催)に参加しました。

研究会の会場には40名近くの関係者がいたはずですが、なぜかその中に沖縄かりゆしウエアを着たおじさんが二人もいました。一人は私(^^)。もう一人は、研究会を主催した比嘉教授。なんじゃ、そりゃ。

研究会後に催された懇親会では、私の事を知っている人が約半数。微妙な知名度に苦笑いです。日本初のオフショア開発専門誌である拙著オフショア開発PRESS の知名度はもっと低く、わずか数名程度。(正確には、私は執筆陣の一人&企画)

懇親会会場の人々は、みなオフショア開発関係者なのに・・・。
マーケティング不足を実感しました。

オフショア開発PRESS公式サイト
http://press.1offshoring.com/



2008年06月18日 07:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インド現場便り 2008/6/17

今週から、オフショア開発メルマガでは、インド開発の現場で活躍する向井永浩様による「インド現場便り」を不定期で掲載します。
今のところ、週1回掲載の予定です。

そのうち、上海オフショア開発フォーラムも連載を持つ予定。
「メルマガに書けないネタが多すぎる!」なんていわずに、どしどし危ない話を公開しましょう。

もし希望があればベトナム記事枠を設定します。
ただし、責任を持って連載締め切りを守れる方のみ対象。

 記事連載の相談 → mailmag@ai-coach.com


2008年06月17日 12:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

米国人にとってやっかいな中国の8特徴 2008/6/16

●米国人にとってやっかいな中国式交渉の特徴をなす8つの要素。

1. Guanxi (Personal Connections)
2. Zhongjian Ren (The Intermediary)
3. Shehui Dengji (Social Status)
4. Renji Hexie (Interpersonal Harmony)
5. Zhengti Guannian (Holistic Thinking)
6. Jiejian (Thrift)
7. Mianzi ("Face" or Social Capital)
8. Chiku Nailao (Endurance, Relentlessness, or Eating Bitterness and Enduring Labor)

出典:“The Chinese Negotiation,” Harvard Business Review,
Vol. 81, No. 10, October 2003. John L. Graham and N. Mark Lam


■問いかけ

和諧
整体観念
関係
中間人
吃苦耐労
節約
社会等級
面子

上記1~8の特徴とA~Hの単語を結びつけなさい。次に、なぜ米国人は、前出の8つの特徴にとまどうのかを答えなさい。


さらに余力があれば、次の問いにもこたえなさい。

・日本人なら素直に受け入れられる中国式交渉の特徴はどれか?
・米国人と同様に日本人もまごつく中国式交渉の特徴はどれか?


上記問いかけに対する私の見解は、今夜のオフショア開発勉強会で発表します。今月のテーマは「文化的相違を考慮した交渉術」。

詳細→ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2008年06月16日 07:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

東京は天国 2008/6/16

先週末の沖縄は蒸し暑かったです。遊ぶ暇など全くなかった(涙)


2008年06月16日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/6/13)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/6/9 - 第一生命経済研究所
労働力人口の減少により国内の専門職は大幅に減少

2030 年の労働力人口は6,180 万人になるとのことで、2007 年の水準から489 万人の減少となる。2006 年の在留外国人登録者のうち、高度人材に該当するのは15.8 万人で、登録者全体の7.6%を占める。


・2008/6/10 - ITpro
要件のあいまいさをなくす

海外に仕事を任せる際のチェックリスト。リスクや効果などの面から実現可能性を総合的に判断する必要がある。


・2008/6/10 - インド新聞
インド・ソフトウエア・サービス協会、BPOの地方都市進出を支援

2010年以降、新規労働力1,000万名を必要とするのに対し、毎年50万名の不足が生じる。また、ITおよびBPO産業に留まらず他の分野でも不足が生じる。


・2008/6/10 - インド新聞
印IT・BPO市場、米景気停滞の影響でマイナス成長へ

2007年度までは成長率29%と好調であったが、2008年度は22から24%の成長率と予測。一方、国内市場は堅調で、ハードウエア業界の成長率は29%、ITサービスは29%、BPOは30%であるとミッタル氏は付け加えている。


・2008/6/11- ITpro
バラマキ投資より人材育成へ,IPAの変貌に期待

大手ITベンダーは、オフショア開発を加速させている。だが、こうした動きは国内のソフト会社の経営環境をますます厳しくし、淘汰される企業が出てくる。技術低下も問題視され始めた。


・2008/6/13 - ITpro
選択肢増えるソーシング、IT部門は自己を見つめるきっかけに

生産性、品質、サイクルタイム、工数、受注残、といった視点でのユニークな計数管理を提唱。



2008年06月13日 23:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜から沖縄出張 2008/6/13

本日の午前中、ドメインai-coach.comは死んでいる可能性があります。ご迷惑をおかけします。申込みやキャンセル連絡は、こちらまでお知らせください。どうぞ、よろしくお願いします。

 こちら→ support@1offshoring.com


2008年06月13日 23:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

次がよくても、次の次はまた失敗 2008/6/12
国内向けプロジェクト計画書を流用しましたが
中国ベンダ向きに書き換えて内容を説明し、承認印をもらい、現地へ行って通訳を交えてメンバーへ説明もしましたが、あまり効果はあがりませんでした。
(日本人プロジェクトマネジャー)

初めての相手とオフショア開発する際には、マネジメント業務で要求される管理帳票や各種ツールの説明だけで軽く一日を要する。管理ツール一式を電子媒体で送りつけるだけで対面による説明のプロセスを省略してしまうと、後で痛い目に遭う。

ところが、進捗報告やバグ票のテンプレートを用意して、記入法を丁寧に説明しても失敗を防げなかったとの報告があります。

・ブリッジSEが消化不良を起こした
・現場レベルで記入法や運用規約が守られなかった


■成功の勘所

ほとんどの組織では、上記の対策として管理項目が具体的に可視化された分かりやすいチェックリストを用意する。その結果、次回のプロジェクトでは首尾よく成功を収める。ところが、次の次の機会に再び悪夢が襲ってくる。また同じ失敗を繰り返す。

いったいなぜ? 
あなたの考えを送る → mailmag@ai-coach.com



2008年06月12日 16:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ドラクエくらい制約の強い環境が好ましい 2008/6/12

オフショア大學の講師陣も、実は陰ながら日々悩んでいます(^^;)。

「あの設問は本当に役立つのだろうか?」
「書き込みが少ないのは、案内方法に不備があるのでは?」
「このフィードバックは、厳しすぎないか?」
「スキルや経験の異なる受講者に学習機会を均等に提供するには?」

オフショア大學「オフショア開発コーディネート概論」コースでは、与えられた演習問題を独りでひたすら解きまくる、いわゆるお受験型勉強スタイルを否定します。

100%サイバー空間で繰り広げられる、受講者と講師陣の知識と経験のぶつかりあいです。eラーニングといいながらも、そこには教育コンテンツの垂れ流しといった手抜き感は一切ありません。

オフショア開発コーディネート概論
http://www.offshoringleaders.com/


今のところ、○×式詰め込みを重視するわが国の教育制度のおかげで、オフショア大學が採用するサイバー討論形式の珍しさが際立っています。

ところが、自由討論形式には落とし穴もいっぱい。議論が発散して衆知が集まらない、閑古鳥がなく掲示板、授業の2ちゃんねる化。

高い学習意欲を持つ大人を対象としたeラーニングの成功要素は、適度な”制約”です。ここでは、西洋的なゲーム(game)の発想が求められます。

自由度が高すぎると、セカンドライフと同じで長続きしません。実は、ドラクエくらい制約の強い環境下での討論形式が最も好まれます。

人は何不自由なく満たされた状態よりも、面倒な制約が課せられた状態の方がより創造性を発揮します。不自由さこそイノベーション(innovation)創出の条件かもしれません。


2008年06月12日 15:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

プログラマの製造責任と不具合分析 2008/6/11
原因不明のエラーが発生したとき
日本側は自分に問題があることを前提に調査しますが、オフショア側は「自分達の処理は問題ない」という前提で調査を行っているように感じました。
(オフショア大學)

次の見解の相違は、文化的相違が原因だろうか?


・中国では作る人とチェックする人の役割分担が明確なので、一通り動作する時点でプログラマの製造責任は果たされた。その後の詳細確認は、プログラミングとは別工程であり、仕事の依頼者(プログラマの上司、または発注者)が品質保証に責任を持つべきである。

日本的風習→プログラマが最終の品質保証にまで責任を負う


・中国ベンダ内の試験に合格した納品物を本番環境に配備したら、原因不明の不具合が発生した。もしも、中国側の責任なら無償修正に応じるつもりだが、単体試験は合格しているので不具合分析は日本側の責任である。

日本的風習→問題発生時、作った本人が現場に急行して不具合分析


■成功の勘所

オフショア開発者が異文化コミュニケーション論を学ぶ意義は、人と問題を分離して不具合原因を個人的資質に求めすぎないようにするためである。

【×】また問題が発生した。これは担当者Aさんが悪い。プロジェクトからAを外せ。

【◎】また問題が発生した。これはAさんの個人的資質ではなく、文化的相違に起因する。だから、Aさんへの個人攻撃を避けて、組織全体で対処すべきである


2008年06月11日 21:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

シエスタ 2008/6/11

昨日は4:15起床。
今朝は4:25起床。

午前中の仕事ははかどりますが、昼食後に眠気のピークが襲ってきます。こんなときには、無理せず、いつもより長めの昼寝タイムを確保します。


2008年06月11日 21:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

言語の壁と裏事情 2008/6/10
外国語が聴き取れない
「外国語が聴き取れない」ことを認めるのはプライドを傷つけることだと思っているようです。
(オフショア大學)

●オフショア大學の発言より。


・中国人プログラマは、他業種の人と比べて言葉の表現に乏しい。簡単に「やりません」「できません」というが、よく状況を確認すると、諸問題があって実現が難しいこともある。だが、報告を受ける側としては、やる気のない消極的な態度にも感じられる。


・日頃の雑談では、聞き取れなくて確認をするのは恥ではなく、確認を疎かにしてトラブルを起こすことこそ恥ずかしいことだと話している。「分かったふり」が原因でトラブル発生するリスクに無頓着なことが問題である。


■成功の勘所

・中国人プログラマは、中国語であっても”報告・連絡・相談”の表現力に乏しい

・中国人の中級プログラマにとって「日本語を聴き取れない」とは面子がつぶれると同義


2008年06月10日 07:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

早起き UEFA EURO 2008 2008/6/10

今週から早起き生活に再チャレンジ。

昨日は5:30起床。
今朝は4:15起床。

朝型に戻してばりばり仕事するつもりでしたが、TVをつけるとサッカー欧州選手権を放映中。イタリア対オランダ戦。予選でつぶし合いなんて、もったいない。つい、見入ってしまいました。


2008年06月10日 07:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

”文化の壁”があるのは当たり前 2008/6/9
「あうんの呼吸」をやめて組織を強くする
アンケートの結果、回答者のうち85%が職場で外国人と一緒に働いたことがあると答えた。このうち、意思の疎通に問題があったかどうか聞いてみたところ、「ある」と答えたのは71%に上った。
(日経ビジネスオンライン)

オフショア大學コーディネート概論第2週目の課題は、異文化コミュニケーション・マネジメントについて。「待ってました」とばかりに白熱した議論が繰り広げられるかと思いきや、意外にも慎重な発言が目立ちました。

文化の壁によって生じる業務上の問題を列挙せよ、というのが課題ですが、オフショア開発で発生する諸問題を何でもかんでも「文化の壁」と帰着する事に抵抗を感じたのかもしれません。また、商習慣や価値観の違いを「文化の壁」と言っていいのか迷ったのかも
しれません。

日経ビジネスオンラインが調べた外国人と一緒に働くうえで感じた問題点や課題によると、職場で意思疎通を妨げた要因の第一位は価値観の違い(54%)、次いで言語の違いが30%でした。

第一位 価値観の違い(54%)
第二位 言語の違い(30%)
第三位 文化や宗教などの違い(12%)
第四位 特に影響を受けていない(4%)

「あうんの呼吸」をやめて組織を強くする
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080606/


■成功の勘所

異文化コミュニケーション・マネジメントの出発点は、互いの「違い」を認めること。あらゆる現象を”文化の壁”と称する態度は慎むべきだが、同様に「何でも話し合えばわかる」と考えるのも早計。真面目な人ほど自社や自国の欠点を並べるが、文化論においては批判や博愛主義はどちらも思考停止と同じである。



2008年06月09日 23:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

マスコミ掲載 2008/6/9

日経コンピュータ最新号(2008/6/1号)に私のコメントが掲載されま
した。17ページにちょっとだけ。責任重大ですね。



2008年06月09日 23:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/6/6)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/6/3 - インド新聞
インドITの5割が人件費、米国ITの8割が人件費

ソフトウエア産業協会NASSCOMのミッタル会長は、インドのITサービスや製品の95%が、バンガロール(36%)、デリー(17%)、チェンナイ(16%)、ハイデラバード(15%)を含む7都市に集中していると指摘。


・2008/6/4 - ITpro
変貌するオフショア・アウトソーシングの世界地図

ホーチミンも今では発展し,物価と技術者の賃金が上昇しました。急拡大する市場に「経験の少ない新しい人材」が流れ込んでいます。これが,つまらないトラブルを繰り返す原因にもなっているようです。


・2008/6/5 - ITpro
オフショア開発における私の失敗例(2)

タスクを二日間で終われるサブタスクに分解しています。
すべての例外ケースをストーリーに記述します。
ソースコードの独占は,機能維持の崩壊を意味する。


2008年06月06日 23:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

100%と99%の違い 2008/6/6

行くのか、行かないのか、ハッキリしろ!と関係者から突っつかれる大連出張の予定。

数名の方から「私も行きますよ~」「何とかホテルに泊まります」等と嬉しい近況報告も舞い込んできました。

大連在住の読者から、宿泊先の手配や会議見学など何でもお手伝いしますよ、とありがたいお申し出もありました。本当にうれしいです。

現在、裏ルートを通じて大連ソフトウェア交易会の主催者と◇▽?を交渉中。その結果次第で、大連出張を決めます。意外ですが、VIP対応以外は、まともな日本語窓口がないことが判明しました。
新鮮な驚きです。

「日本からの新規顧客はもう要らない」という成熟した大人の対応かもしれません。

とりあえず大連ソフトウェア交易会への期待値を並レベルに下げたので、特に不満はありません。淡々と準備しています。

以前、交易会サイトへの愚痴をこぼしましたが、翌日に「英語ページだと問題なかったよ」との報告を受けました。確認のため交易会サイトを再訪すると、確かにそうでした。ついでに、日本語ページに致命的なミスを発見しました。

たった1か所ですが、もったいないですね。
100%と99%の違いはデカイと実感させられました。



2008年06月06日 23:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

勝手に第三者のソースコードが流用されていたら 2008/6/5
中国から納品されたソースコードを眺めていたら
オープンソースの無料ソフトからソースコードが勝手に流用されているようです。どう対処すべきでしょうか?
(日本人SE)

●次のケースを読んで、後述する問いに答えなさい。


中国から納品されたモジュール一式の受け入れ検査が急ピッチで進みます。機能要件の確認が済み、必要書類も揃っていることから、まもなく検収です。

今後の保守・改修を見据えて、今のうちから少しずつソースコードに目を通しておこうと思います。すると、モジュールの一部から、これまでと雰囲気が異なる箇所が見つかりました。

コメントのスタイルが違います。
コーディングスタイルが違います。
よく見たら、全く知らない copyright (c) が含まれています。


どうやら、勝手に第三者が作成したオープンソースの無料ソフトのソースコードが流用されているようです。現在、日本側で気づいているのは、私だけ。

納期遅延は絶対に避けたいところですが、検収後は完全に日本側で保守メンテする約束になっています。いったい、どうすれば良いでしょうか。


●問い

もしあなたが保守・改修作業を引き継ぐ担当者だとしたら、問題視される外部ソースコードの流用部分をどうするか?


2008年06月05日 23:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

失われた6日間、忘れられた世代 20080605

先週金曜日に風邪を引いてから今までずーっと体調が優れません。
自宅静養中に失われた6日間を振り返り、我ながら年を重ねると嫌だなー、とがっくりきています。

今週は、私の誕生日でした。さりげなくアピールしたら、それなりにおめでとうメッセージをいただきました。ありがとうございます。
私はバブル景気を謳歌した新人類でもなければ、就職氷河期でもありません。その間に挟まれる「忘れられた世代」かな?

気を取り直して、今年も一年よろしくお願いします。


2008年06月05日 23:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

勝手に知らない外部ソフトが組み込まれていたら 2008/6/4
中国から納品されたソースコードを眺めていたら
発注者への相談もないまま勝手にオープンソースの無料ソフトが使われているようです。どう対処すべきでしょうか?
(日本人SE)

●次のケースを読んで、後述する問いに答えなさい。


中国から納品されたモジュール一式の受け入れ検査が急ピッチで進みます。機能要件の確認が済み、必要書類も揃っていることから、まもなく検収です。

今後の保守・改修を見据えて、今のうちから少しずつソースコードに目を通しておこうと思います。すると、モジュールの一部が、私の知らない外部ソフトを呼び出していることに気づきました。

どうやら、発注者への相談もないまま勝手にオープンソースの無料ソフトが使われているようです。現在、日本側で気づいているのは、私だけ。

納期遅延は絶対に避けたいところですが、検収後は完全に日本側で保守メンテする約束になっています。いったい、どうすれば良いでしょうか。


●問い

もしあなたが保守・改修作業を引き継ぐ担当者だとしたら、問題視される外部ソフトの呼び出し部分をどうするか?


[PR] 2008年6月16日オフショア開発勉強会(東京)
「文化的相違を考慮した交渉術」にて、このような交渉の勘所を扱います。
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html



2008年06月04日 13:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

顧客の期待値を過度に高めてはいけない 2008/6/4

毎年6月、大連で大規模なソフトウェア交易会があると聞いています。ネット検索すると、今年は6/18-22らしいです。

時間がとれそうなので、久しぶりの大連視察をかねて取材に行こうかと思っていますが、ホームページの案内を見ているだけだと申込み方法すら分かりません。

「見学手続き」をクリックすると、それらしきページに飛ばされますが、後が続かず見事失敗。

悪いナビゲーションの見本のようなサイトをうろうろすること20分。ようやく"Visitor Application Form"なるものを発見。しかし、これすら、正しい申込みフォームなのか判断がつきません。

要するに、人脈を使って現地関係者のサポートを仰がないとイベントに参加できないのね、と独り愚痴をこぼしながら自己満足な出来映えの交易会サイトを後にしました。

百度などの一般の中国人向けサービスの品質の高さを知っているだけに、今回の公式サイトには失望させられました。いい反面教師です。

ところで、交易会の開催期間中、大連市内のホテルは予約可能ですか。きっと、高い部屋から順に埋まっていきますよね?


●教訓●

下手にイベント用公式サイトを準備すると、参加者の期待が高まりすぎてかえって逆効果。一定の品質を確保できないなら、公式サイトなど、ない方がまし。中途半端に成果物を公開すると、かえって顧客の信頼を失う。

この教訓、ちょっと飛躍しすぎかしら?


2008年06月04日 13:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

アーキテクチャ設計は日本側がソースコードレベルで担当 2008/6/3
オフショア側の方が効率がよい領域
あまり「効率がよい領域」が思い当たりません。
(日本人)

オフショア大學「コーディネート概論」は、今週から第2週目に突入。先週は、管理姿勢の強弱やオフショア拠点に委託可能なマネジメント領域について議論した。初回の課題には、81件の書き込みが寄せられた。

* オフショア大學「コーディネート概論」の授業は100%サイバー空間で行われます。
http://www.offshoringleaders.com/


先週は、オフショア開発をいくつかの観点で分割して、厳しい管理で臨む場面と、自主性を重んじる支援型の管理で臨む場面とに分けて議論を進めた。

例えば、中国側の力量を正確に見極めた結果、下記方針で成功を収める日本企業が報告された。

・アーキテクチャ設計は日本側がソースコードレベルで担当
・いざとなれば日本側でソースを修正できる体制を維持


■成功の勘所

日本側が自社で対応すべき活動領域を中核活動といい、アウトソース可能な活動領域を代替可能活動という。この両者の見極めは、オフショア開発の成功に直結する。



2008年06月03日 08:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今日は何の日? 2008/6/3

ありがとうございます。
また一つ大人の階段を上りました。


2008年06月03日 08:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/5/30)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/5/26 - インド新聞
印IT関連団体、インド情報技術大学新設の計画書提出

インドのIT産業の成長軌道を維持するため、国内技術を向上していくことは、将来の需要を考えても非常に重要である。また、IT産業における需要を鑑み、大学生、大学院生、博士研究員レベルで、従来の受け入れ人数を超えた新しい施設の必要性を指摘している。


・2008/5/27 - 中国情報局
オフショア開発:国際取引を意識した契約を!

価格算定はどのように行うのですか?
契約書は英語ですか?
契約形態の主流は?
契約概念は通用するのですか?


・2008/5/29 - bp special
オフショア開発しなければ、企業が「滅びる」時代に

オフショア開発最大の問題は、コミュニケーション不足
オフショア開発の鍵を握るのはブリッジSE


・2008/5/30 - Think IT
オフショア開発向けUML適用ガイドライン

オフショア側の成果物は信用できないと重箱の隅をつつくようなチェックを続けていても、両者の信頼関係は悪化するばかりで、日本側の負荷は軽減されません。オフショア側も「どうせ日本側でもレビューするのだから」と手を抜きます。


・2008/5/30 - アクセンチュア
オフショアを活用した業務アウトソーシング

「オフショアを活用した業務アウトソーシング」について、よく聞かれる“3つの問い”に対する見解を述べると共に、そこから導かれる成功の要諦を考察してみたい。


・2008/5/30 - アイコーチ
第26回オフショア開発勉強会 ~文化的相違を考慮した交渉術

講演テーマは、文化的相違を考慮した交渉術。 前半は、米国を中心に研究が進むビジネス交渉術の基本理念を紹介し、後半にはオフショア開発への適用方法を議論します。



2008年05月30日 09:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

1週間後の中間振り返り 2008/5/30

今朝は5:50起床。

この二日間ほど急に冷え込んだため、のどを痛めてしまいました。明日はオフショア大學「コーディネート概論」の講師会議、通称オフショア大學パワーミーティングです。部屋を片づけなきゃ。

オフショア大學第3期が始まって1週間経ちましたので、その振り返りと改善点の洗い出しを行います。



2008年05月30日 09:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

もしも中国人が金髪だったら? 2008/5/29
よく聞くセリフ
中国人女性はコミュニケーション能力が高いので、オンサイト開発には女性技術者を優先的に配置します。(人材派遣業/日本人)

●問いかけ

あなたは、この意見に同意しますか?
理由を添えてあなたの考えを述べなさい。

◆同意する
◆同意しません
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


オフショア開発PRESS 巻末記事より。
http://press.1offshoring.com/index.html


中国人を日本に研修生という名目で呼んで、工場労働者として働かせていました。私がお会いしたのは、その社長が初めて研修生を受け入れた頃です。

わずか20歳そこそこで突然親元を離れ、初めて行った外国でそのまま2年間も研修するのは大変だろう、里心も付くだろうからと、慰める意味でも休日には自宅に呼んで食事をとりながら話を聞いてあげたりしていました。

その社長曰く、

「なぜ、中国人はあんなに礼儀知らずなのか? 人の家に上がるのに、靴も脱がない」

私は、その社長に質問しました。

「それは、日本人に容姿が似ているからじゃないですか? もし、同じ行為をパツキンでナイスバディーな西洋人がしたら、社長は同じように礼儀知らずって、怒りますか?」

しばらく考えて、

「確かに、パツキン・ナイスバディーでは怒る気にもならない。元々生活習慣が違うからって、諦めるだろうなぁ」

「社長、中国人も外人なんです。生活習慣も違います」
 ・・・・・・

オフショア開発PRESS 公式サイト
http://press.1offshoring.com/index.html


■成功の勘所

日本でオンサイト常駐する中国人の男性技術者は、一見しただけでは周囲の日本人従業員と区別がつかない。その為に、不合理な扱いを受けることはないだろうか。問題を抱えても誰にも相談できないし、誰にも気づかれない。そんな状況下に放置されていないか、改
めて点検してみよう。


2008年05月29日 09:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

CCPMはオフショア開発勉強会のテーマに相応しいか 2008/5/29

今朝は5:20起床。

6/6(金)に予定していた東京オフショア開発勉強会「CCPMをオフショ
ア開発で使ってみたら」ですが、実務者として忙しい日々を送るゲ
スト講師と相談した結果、日程を後ろにずらすことになりました。

中止ではなく延期です。

ゲスト講師は、CCPMはオフショア開発勉強会のテーマに相応しいの
か? と迷っているようなので、「ぜひCCPMの話を聞きたい!」とい
う方がいらっしゃれば、ご要望メッセージをください。

6月オフショア開発へは別の話題を用意して、7月にCCPMを持ってい
こうかな。



2008年05月29日 09:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

女性技術者はコミュニケーション能力が高い 2008/5/28

●よく聞くセリフ

中国人女性はコミュニケーション能力が高いので、オンサイト開発には女性技術者を優先的に配置します。(人材派遣業/日本人)


●問いかけ

あなたは、この意見に同意しますか?
理由を添えてあなたの考えを述べなさい(*)。

◆同意する
◆同意しません
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年06月05日18時00分
協力: クリックアンケート

(*)法令遵守云々よりも、人材活用や異文化コミュニケーション・
マネジメントの観点から議論すること。


2008年05月28日 09:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

朝型生活挑戦中 2008/5/28

今週から、朝型の生活に挑戦中。

中国出張、私の腕時計やノートPCの時計は日本時間のままでした。
そのため、朝8:00起床したつもりでも、中国時間は7:00起床。
朝7:00起床なら現地時間6:00起床。

その勢いをそのままに、日本でも早起き生活を維持しています。
新しい早起き実践法です。

ちなみに
月曜日は5:00起床
火曜日は4:45起床
水曜日は1:30起床

1:30起床は意味不明です。
昨夜のサッカー日本代表戦をTV観戦した後すぐに床につきました。
だから、妙な時間帯にオフショア大學に出没しています。


2008年05月28日 09:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

外注先メンバーの休日申請を却下 2008/5/27
オフショア開発の管理方針
オフショア開発プロジェクトでは、カリスマ的なリーダーシップを発揮した厳しい管理が有効だと思いますか? それとも、支援型の目立たないリーダーシップによる自律性を尊重する管理が有効だと思いますか?
(オフショア大學/今週の討論テーマ)

先週末から始まったオフショア大學「開発コーディネート概論」では、毎週替わる討論テーマに沿って、クラスで各自の体験を共有する。

今週の討論テーマは「厳しい管理、支援型の管理」。管理方針について「厳格型か支援型か」と二元論的に質問されると、私たちは、つい「自律を重んじる支援型の管理を・・・」と答えてしまいがちだ。ところが、よく考えると、これは意地悪な問いかけである。

管理方針には、原則として善悪はなく、組織によって向き不向きがあるだけである。つまり、厳しい管理が相応しい工程もあれば、支援的な管理が相応しいチーム構成もある。

厳格な管理方針で知られるA社は、委託契約にも関わらず、受託企業B社のメンバの出退勤にまで口を出すという。

「ある日、B社のPLが私用のため事前に休暇申請を出したら、お客様であるA社から拒否された」

休暇申請の却下理由を確認すると、仕事が未完成のうちは「社会人として休む資格はない」とのこと。これは、国内オンサイト開発での出来事だが、話題を提供してくれた中国人オンサイト技術者のモチベーションは一気に低下したという。

[PR]”社会人だから・・・”という言い訳が日本で通用する理由を知りたい方へ オフショア開発PRESS特集3をご覧あれ!
http://press.1offshoring.com/index.html


■成功の勘所

多国籍チームでは、「社会人だから・・・すべき」の理屈は通用しないことが多い。その理由を合理的に説明しよう。

・なぜ日本では「社会人だから・・・」が通用するか?
・なぜ多国籍チームでは「社会人だから・・・」が通用しないか?

次に、多国籍チームを率いる際に「社会人だから・・・」の代わりに使える理屈や言い回しをそれぞれ1つ以上挙げなさい。


2008年05月27日 10:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

コピペしたリポート、ばれちゃうぞ 2008/5/27

今年の6月に卒業予定なのに、卒業論文がまだ完成していない中国人学生がいます。心配になって、どうするのか聞いたところ、ニコニコ笑いながらこう答えました。

「ネットで調べて書くから大丈夫です」

あぁ、学生の行動様式は日本も中国もそっくりだ・・・(苦笑)ネットからコピペした卒業論文が蔓延る世の中。

私の書いた記事も、いったいどれだけの学生に無断で利用されたことでしょうか。これまでに何度か、学生さんから「無断転載しました」と報告されることもあります。転載許可のお願いではなく、無断転載の事後報告です。しかも悪気がない。

という悩みを抱える先生方に朗報です。

コピペしたリポート、ばれちゃうぞ 検出ソフト開発
http://www.asahi.com/life/update/0525/TKY200805250186.html


何という感動的なアイデア商品でしょう。
でも、すぐ真似されちゃいそうですね。



2008年05月27日 10:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

構成管理を日本側が放棄した 2008/5/26
オフショア拠点との共通リポジトリを用意したところ
CSV では日本語名のファイルが作りにくい事、ディレクトリ構成を後から変更できない事があり、最初に見通せなかった日本スタッフが途中で CSV を使うのを止めてしまいました。
(オフショア大學受講生の体験談より)

Q&A管理、バグ管理そして構成管理は、オフショア開発で必須とされる三大管理業務である(と勝手に定義)。ツール導入の投資効果が大きいため、小規模プロジェクトでも早い時期から環境整備が進んだ。

ところが現実には、オフショア開発で”何とか管理”の仕組みを導入したところ、日本側が対応できずに管理が形骸化してしまう。よくある話である。

新しいことに挑戦して、失敗から学ぼうとする姿勢は立派だが、現実には忙しすぎて日本側には内省する暇などない。若手主体の中国企業には、内省の習慣すらない。だから、現場は疲弊する一方である。

だが成長する組織は、失敗から学ぶ。日本側がCSV 運用を辞めてしまった前出の会社では、日本語のファイル名を扱えるツールに切り替えて、さらに、ソースコードだけではなく仕様書も同時に構成管理の対象とした。


■成功の勘所

共通リポジトリによるツールを使ったコードの共同所有によって、日本側で修正して例示したソースコードが中国側にも伝わるようになったと報告された。構成管理はfool proofとして絶大な威力を発揮する。

その一方で、責任分担の切り分けという重大な課題が残る。日本側がソースを修正した影響範囲の検査や納品後の瑕疵担保責任など。


2008年05月26日 06:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

e-learning導入に手こずるも無事スタート 2008/5/26

いよいよ先週末からオフショア大學がスタートしました。

今回から新しいe-learningツールを採用したのですが、導入でつまづく人が多くとまどっています。技術的な課題、回線状況の課題、導入手順書の課題、そしてユーザーインターフェースの課題がリストアップされました。

中国から受講する方も多いのですが、回線状況によってはダウンロード中にエラーが発生するなどの問題が報告されています。何度か繰り返すうちに、いつの間にかインストールに成功した、なんて言われると???となってしまいます。何はともあれ、結果オーラ
イ(^^;)。

オフショア大學adminチームの迅速な対応によって今のところは事なきを得てますが、これからも彼らの24時間サポート体制は続きます。

24時間サポートは嘘です。admin が起きている時間帯は、ほぼリアルタイムで対応してくれます。これは事実です。

オフショア大學は、ものすごく大勢の人に支えられて運営されています。関係者の皆さんに大感謝です。謝謝。


[PR] オフショア大學「コーディネート概論(2008年5月コース)」は始まったばかりです。もし、オフショア開発の体系的なマネジメント&コーディネート知識に興味ある方は、どうぞお気軽にお試し受講にお申し込みください。今なら間に合います。

気に入ったら最後まで走り続けてください。事情により途中で続けられなくなったら、2008年6月14日までにご連絡をください。受講料をお支払い済みであれば、全額返金します。中途退学の理由は一切問いません。どうぞ、安心してご受講ください。

詳細→ http://www.offshoringleaders.com/


2008年05月26日 06:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/5/23)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/5/13 - @IT情報マネジメント
ベトナムのオフショア開発事情知っていますか?

いくら文化が似ていて親日的とはいっても、違う国であるという点だ。ベトナムを最大限活用するには、相手のコンテキストを知り、お互いの共通点や相違点を認識した上での協業体制を取っていくことが肝要となる。


・2008/5/15 - ITpro
中国:第1四半期オフショア開発市場規模、40億元に迫る

中国国内最大の情報科技諮詢会社易観国際が発表した最新統計データによれば、2008年第1四半期、中国国内のソフトウエアアウトソーシング、オフショア開発市場は 39億2700万元(約590億1456万円)に及び、前年同期比25.27%増加した。


・2008/5/20 - Computerworld.jp
米国企業のITアウトソーシング費、2011年には最大のIT支出へ

総支出額の30%以上に達し、電気通信コストを上回るとの予測


・2008/5/22 - ITpro
オフショア開発では双方にPMOを置く

ブリッジSEの役割は,オフショア先に要件を正しく伝え,理解させることにあります。あくまでSEであり,プロジェクト全体を見る視点に欠けている場合が多く,プロジェクト管理も適切に行えない場合がほとんどです。


・2008/5/22 - @IT
IT技術者の4割は月200時間以上労働――IPAが調査

オフショアリングを実施している場合は、国内のみの外注の場合に比べて、QCDすべてで否定的な回答率が高かった。


・2008/5/23 - ITpro
UMLがオフショア開発を変える!

モデル利用で「腹割り」型委託を実現。クラス名を「トレーサビリティ」とするのと「Traceability」もしくは「追跡可能性」とするのでは理解してもらえる確率が大きく異なります。


・2008/3/31 - 財団法人中部産業活性化センター
外国人高度人材活用の事例調査と今後の活用推進に向けての調査研究

(1) 国内における人材確保の視点
(2) 海外戦略の推進の視点
(3) ダイバーシティマネジメント推進の視点


・2008/5/23 - 日経ビジネス
「グローバリゼーション」から「グローバリティ」へ

中国の家電メーカーは、大学と提携してエンジニアリング専攻の大学院を新たに設けたり、社員向けのMBA(経営学修士)コースを開設したりしている。



2008年05月23日 09:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日経BPから取材を受けました 2008/5/23

日経BPの記者から四川大地震に関する影響の取材を受けました。

オフショア開発フォーラムの調べによると、成都のオフショア開発会社では、人・建物ともにほとんど被害を受けなかったという明るい報告が真っ先に入ってきました。

ところが、その後、被害に遭われた親戚縁者の復旧支援のため、会社を長期休暇せざるを得ない社員が続出との報告も入っています。

成都では直接的な被害は少なかったものの、これからじわりと間接的な影響が予想されます。未だ余談を許さないといった状況です。

本日正午の飛行機で東京に戻ります。
久しぶりのニッポンです。
成田空港についたら、すぐに出版社の担当者に連絡を入れなきゃ。

そして、いよいよ明日から、オフショア大學コーディネート概論が始まります。今回も盛り上がりそうです。今夜からは、オフショア大學の講義で大忙しです。


2008年05月23日 09:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国の大学で初講義 2008/5/22

今日の午前中、中国の大学で若い学生たちをを相手に一時間ほど講義しました。場所は、無錫の江南大学。中国の大学では初めての体験です。

*江南大学 概要
http://www.sytu.edu.cn/bumen/guojijiaoliu/japanese/index.html


相手は、まもなく卒業を迎える22-23歳(中国式年齢)のIT系学部生。しかも、日系のソフトウェア会社への就職が決まっています。いわば、日本企業の面接に合格した選抜メンバーです。

2007年12月から日本語クラスで特訓を開始、そこから半年後、今では全員が日本語能力検定試験3級を持っています。卒業論文や長期休暇などの”割り込み”を考慮すると、なかなか優秀な成果だと感心しました。

ところで、私は何を講義したかというと、”ほうれんそう”の観点から日本語の使い分けについてです。

学生からの質問
Q.次の言葉の意味の違いを教えてください

「たえず」
「つねに」
「しょっちゅう」

→あなたが日系企業の上司なら、何と回答しますか?


[PR] 江南大学の先生も、オフショア大學にも興味津々でした
http://www.offshoringleaders.com/02curriculum/02.html


■成功の勘所

日系企業に就職が決まった江南大学の特設クラスでは、日本語の分野別に先生が3名もつく。

・日本語文法の先生
・日本語読解の先生
・日本語聴解の先生

焦点を絞って、狭く深く、短期間に集中して成果を出す教育方針。
次回の講義は7月頭の予定。


2008年05月22日 21:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜19:30 上海食事会 2008/5/22

上海出張中の私の予定。
今夜は、このお店でメルマガ読者と楽しい懇親会です。

味道淋 (四川・広東) 021-5150-6767
http://www.gadoo.com.cn/rest_top.php?shopcd=12

時間は19:30から。予約名「山口」。

興味ある方は、どうぞお気軽にお越しください。



2008年05月22日 21:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人件費高騰が未曾有の事業機会を生む 2008/5/21
中国への期待
大学で画像処理を専門的に学んだ優秀な学生が欲しいが、日本では思うように採用できない。
(株式会社ファースト/日本人幹部)

1982年の創立以来、独自の画像処理技術にこだわる専業メーカーの株式会社ファースト(本社:神奈川県大和市、牧野正勝社長)。ここ4年間で売上を倍増させた実績をひっさげて、いよいよ本格的に中国・無錫に開発センターを立ち上げます。

ファースト社から特別に許可をいただいて、ファースト(無錫)開発センターの立ち上げ教育の様子を取材させていただきました。

[写真付き] ファースト(無錫)開発センター取材メモ
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/05/post_20d9.html


日本からやって来た技術者が講師となって、画像処理技術の基本を指導します。現在、開発センターのメンバーは日本語を特訓中。若手メンバーの大半は初めての対日業務なので、急速に力をつけた読み書き能力に比べて、話す力はまだまだ未熟です。当面は、ファースト社の製品知識や画像処理技術の基礎をじっくり学びます。


・FAを中心に当社の画像処理技術は応用されます。例えば生産ラインの品質検査、高速道路や壁の亀裂の自動検知など。中国では、人件費の高騰を理由に今後ますます工場の自動化・省力化が進むでしょう。それが、我々にとって絶好の事業機会となります。
             (株式会社ファースト/日本人幹部)


[PR] 要請があれば、技術者の国際化教育を支援します
http://www.offshoringleaders.com/02curriculum/02.html


■成功の勘所

巨大な中国市場を見据えて、まずは無錫に12名の開発センターを立ち上げた日本の小さな画像処理専業メーカー。高度な日本語能力は求められない反面、技術力とFAへの深い理解が要求されます。

製造、生産に始まり、販売・導入・保守へと事業範囲を拡張。そして技術力が蓄積されたら、やがては設計や研究開発にも乗り出す構えです。

コスト削減のみを追求するオフショア開発とは、ひと味違った課題がファースト社を待ちかまえます。健闘を祈ります。


2008年05月21日 10:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日式カラオケ、営業自粛 2008/5/21

四川省大地震への追悼の意を込めて、無錫では夜の華やかな営業を自粛するよう当局から指導を受けています。食事や地味なマッサージはOKですが、カラオケはNG。

無錫だけではなく、基本的には中国全土で風俗系の営業が自粛されているようです。幸か不幸か、この時期に訪中された日本人出張者は、健全なナイトライフを過ごしています。

今夜まで営業自粛というよりも、禁止令が続くと聞いています。他の地域でも同様でしょうか?

ところでわたくし、明日5/22夕方に上海入り、翌朝に帰国します。5/22(木)夕食時のアポイント可能です。本誌発行人との団らんに興味がある方、お気軽にご連絡ください。


2008年05月21日 10:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/5/16)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/5/1 - @IT
エンジニアの「質と量」IPA新理事長が「私は楽観している」

量を増やすために西垣氏が期待するのは2009年に開始する「ITパスポート試験」。 質では、既存の未踏ソフトウェア創造事業を重視し、「有望な人をどんどん引き上げていき、人材育成につなげることを地道にやっていく」と表明。


・2008/5/7 - ITpro
「インドにオフショア」でIT部門が取り戻したもの

情報システム部課長は「インド企業と付き合ったことで、仕様書が書けるようになった。『なぜこの機能が必要なのか』をユーザー部門と議論するようにもなった」と語る。


・2008/5/12 - VOICE OF INDIA
BPO産業がインド文化を「虐殺」する

インドの社会的、文化的な変化、つまり若者の物の考え方や価値観が急速に変化してきている。「マーケット(市場)」、「マスティー(満足)」、「マザー(快楽)」、そして「マズブーリー(強制)」だ。


・2008/5/13 - @IT
日本人の器用さがプロジェクトを失敗させる

WBSの詳細化が避けて通れない大きな環境変化が2つ発生してきている。1つは、オフショア開発の増加である。あいまいな仕様でも仕事をしてくれるのは世界中でも日本のSEぐらいである。中国やインドのSEは指示書や設計書に記載されていない作業は一切行わない。


・2008/5/14 - ITpro
オフショア開発で奮闘する中国開発者の視点

中国の新人開発者は,開発量を自分の評価基準と思い,候補タスクを自分の責任範囲と考え,より早く完成できることで自己アピールをします。さらに,タスクを出す側が,タスクの結果をテストすべきだと考える風習があります。


・2008/5/16 - 日経パソコン
四川省大地震、震源地近くのIT企業は被害軽微

成都市に研究所や工場を構える主な企業は、米インテル、米AMD、米マイクロソフト、米IBM、NEC、富士通、フィンランドのノキア、米モトローラ、米シマンテックなど。いずれも被害は軽かったことから、翌13日からは義援金の寄付などの対応をとり始めている。


・2008/5/16 - NEWS CHINA
中国・海輝軟件が「世界アウトソーシングトップ100」の20位に

同社はIAOPの同ランキングに3年連続して入選しており、2006年は68位、07年は34位、そして今年は20位と、年々順位を上げている。



2008年05月16日 15:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

家なき子 2008/5/16

今日は5月16日。先月末から、ほとんどの時間を海外で過ごしているような気がします。

4月25日にオーストラリアに旅立ってから今日まで、日本に居たのはわずか5日間だけです。つまり、22日間のうち、17日間は家を空けた生活をしていることに改めて驚きました。

6月には沖縄にも行きますよ~。


2008年05月16日 15:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

技術力よりも日本語能力を優先する根拠をいえますか 2008/5/15
あえて技術力よりも日本語能力を優先する風潮
現在の中国オフショア開発では、残念ながら高い技術力は求められない。そこで、我が社では、中国人IT技術者を採用する際には、設計やプログラミングの能力よりも、日本語力を優先する。
(中国でよくある発言)

上海では、優秀な中国人IT技術者がなかなか採用できず、各社とも苦労している。上海で約100名の技術者を抱える日系現地法人のマネージャに、「優秀さ」とは何かを問うてみた。

優秀さ1:今、~ができること
優秀さ2:将来性を秘めていること

前者を職能という。職能給制度では、従業員がどんな技能を有しているか、どんな資格を有しているかで評価される。職能とは、業務遂行に必要な知識やスキルを指す。

一方、後者をコンピテンシーという。たまに、コンピテンシーを行動特性と訳す人がいるが、避けたほうが無難である。なぜなら、この日本語訳では、本来の意味の一部しか表現できていないから。コンピテンシーとは、将来の成果につながるあらゆる能力である。

問いかけ

・現在の中国オフショア開発では、残念ながら高い技術力は求められない。そこで、我が社では、中国人IT技術者を採用する際には、設計やプログラミングの能力よりも、日本語力を優先する。

これは、職能ではなく、コンピテンシーを優先した採用基準といえるだろうか?

答え → mailmag@ai-coach.com


[PR] 正解はオフショア大學で詳しく扱います
http://www.offshoringleaders.com/02curriculum/02.htm


■成功の勘所

問いかけのヒント

日本語能力を優先する理由によって、答えは変わる。


もし、あなたが外国人技術者を採用する立場なら、下記2つの優秀さのうち、どちらを優先するだろうか。明確な根拠とともに答えを1つ選びなさい。

優秀さ1:今、~ができること
優秀さ2:将来性を秘めていること


2008年05月15日 10:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本人の最高のコンピテンシーとは 2008/5/15

上海の宿泊先から目と鼻の先にある床屋で散髪しました。
カットを終えた後に、ハサミを持ちながらにーちゃんが、

「白髪ある、黒がいい。今のままは格好悪い。染めろ」

と中国語でまくし立てます。

No thank you
ぶーやお

と答えているのに、それでもしつこく売り込みます。
腕時計を見ると、夜の22:00過ぎ。

次は、髪をセットしろ、明日の仕事のために綺麗にまとめよ、今のままだと決まっていない、とやはり中国語でまくし立てます。

散髪の後は、ホテルに戻って寝るだけです。
翌朝は、普通に寝癖がつきます。
だから、セットなど要らないから、仕事を早めに終えてください。

・・・

と思いきや、売り込みに必死な床屋の彼は、一生懸命に仕事をしているに過ぎません。ある意味、自分の職務に忠実な人です。

ホスピタリティ、日本語では「おもてなしの心」とでもいいましょうか。これが、日本人が持つ最高のコンピテンシーの一つです。

では、中国人が持つ最高のコンピテンシーは?

バイタリティ?

あなたの答えをメールする → mailmag@ai-coach.com


2008年05月15日 09:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国IT人材のレベル別分類法 2008/5/14
上海市ITアウトソーシング推進当局の現状分析
上海市ITアウトソーシング推進当局では、発展途上の中国ソフト企業はPMBOKやCMMIを十分に活かしていないと現状分析する。最下層の初級プログラマを大量に輩出する仕組みは整ったが、対日オフショア開発に対応できる高級人材は圧倒的に不足したまま。
(上海市信息服務外包発展中心(iISO)主任)

2008/5/12、上海にてオフショア開発PRESS創刊記念セミナーが開催された。セミナー前後の雑談中に、最も盛り上がった中国IT人材に関する話題を1つ紹介する。

写真付き簡易報告はこちらから。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/05/press_fe19.html


「中国には優秀な人材が豊富にいる」という発想は無意味である。国土が広く、言葉や習慣も異なり、個人のバラツキも大きな人々をひとくくりに分類してはいけない。

上海市ITアウトソーシング推進当局は、高級人材の育成に力を注ぎたいというが、「高級」の定義が日本企業の感覚とは大きくズレている。そこで、我々は独自に中国IT人材を6つの水準に分類した。

A層:安心して全てを任せられるプロジェクトマネージャー層
B層:日本語が堪能なリーダー層
C層:日本語を多少なりとも理解するサブリーダー層
D層:一人でコーディングできるプログラマ

ここまでは、対日オフショア開発で戦力となる人々。ところが、実際には、戦力外ともいえるプロジェクトの足を引っ張る二階層が存在する。

E層:他人の指導を受けながらコピペで製造するコーダー層
F層:MS-Office文書を使えるだけのテスタ層


問いかけ

上海市ITアウトソーシング推進当局がオフショア大學に期待を寄せる「上級人材の育成」とは、上記A~F層のうち、どこを対象とした取り組みでしょうか?

答え → mailmag@ai-coach.com (あくまでも雑談ネタです)


[PR] オフショア大學「オフショア開発コーディネート概論」
http://www.offshoringleaders.com/02curriculum/02.html


■成功の勘所

あなたも独自の基準で、自社に必要なオフショア開発技術者を分類してみよう。例えば、上記のA~F層を一覧表にして、それぞれの保有技術、要求されるコンピテンシー、給与水準を書き込んでみよう。


2008年05月14日 05:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

四川省大地震、オフショア開発への影響調査 2008/5/14

中国四川省を襲った大地震の影響が気になります。

地震があった日、私は上海に居ましたが、揺れには全く気づきませんでした。

一般的な地震被害については、マスコミ各社が扱いますので、オフショアリング業務に関する影響について、どんな情報でもいいのでお寄せください。

心からお待ち申し上げます。
ご協力をお願いいたします。
犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。

地震の影響を知らせる方法:

メールする → mailmag@ai-coach.com
ブログに書き込む → http://aicoach.tea-nifty.com/


2008年05月14日 05:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海ITアウトソーシング推進当局が人材育成に投資する理由 2008/5/13
上海市ITアウトソーシング推進当局の現状分析

・世界標準のマネジメント体系は中国でうまく適用されない
・対日オフショアリング向け上級人材が足りない


(上海市信息服務外包発展中心(iISO)主任)

2008/5/12、上海にてオフショア開発PRESS創刊記念セミナーが開催された。オフショア開発PRESS特集1を執筆された上海オフショア開発フォーラム事務局様を中心とするボランティアスタッフの活躍により、盛大なイベントとなった。

セミナーに先立ち、当日の午前中にオフショア大學と上海市ITアウトソーシング推進当局(iISO)は、90分近く事業化を前提とした交渉を行った。午後のセミナーでiISO主任様が概要について言及したので、私からも核心部分をぼかしつつ補足説明したい。


■成功の勘所

上海市ITアウトソーシング推進当局では、発展途上の中国ソフト企業はPMBOKやCMMIを十分に活かしていないと現状分析する。最下層の初級プログラマを大量に輩出する仕組みは整ったが、対日オフショア開発に対応できる高級人材は圧倒的に不足したまま。

そこで、オフショア開発コーディネータ人材育成に定評がある私のところに白羽の矢が立ったというわけだ。続く・・・



2008年05月13日 13:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海セミナー/写真付き報告 2008/5/13

2008/5/12、上海にてオフショア開発PRESS創刊記念セミナーが開催されました。主催者はお馴染みオフショア大學ですが、上海場所では様々な応援団がついてくれました。

主催:
・上海オフショア開発フォーラム(感謝)

協賛:
・iISO(上海信息服務外包発展中心)、
・上海漫歩創媒広告

↑中国全土12万人の読者を結ぶビジネス専門誌ウェネバーチャイナでセミナーを案内してもらいました。

後援:
・ヒートウェーブ株式会社
・上海精華外語専修学院(IT学科)
・ぶりコム【ブリッジSE.com】
・上海乾創軟件科技有限公司
・沖縄県情報産業振興課
・北京天空石信息技術有限公司

↑なんと、セミナー運営に資金援助してくれました。

某かつしんさんを中心とする上海オフショア開発フォーラムの皆様のご活躍により、平日昼間の開催にもかかわらず、40名以上の参加者がありました。ありがとうございます。

しばらく上海およびその周辺地域に滞在しているので、幸地に会いたい方はメールにて面会時間を予約してください。

こちらのブログに写真付きでセミナー報告!
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/05/press_fe19.html



2008年05月13日 12:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

交渉に影響を与える文化の構成要素 2008/5/7
中国人はいきなり交渉から入るので疲れる
中国人と日本人と対峙するとき、それぞれ話し方のモードを切り替える。中国人とは最初から単刀直入に、日本人とは1回目の話ではさわりだけ。きっと2回目に確信部分が出てくるので、そこである程度切り込む。
(日本人マネージャー/本誌 2006/11/17 号より)

国民文化の違いは、交渉のスタイルに影響を及ぼす。例えば、交渉を敵と味方に分かれた”勝ち負け”を決める手段とみなすか、それとも互いに情報を共有し、長期的に価値を分かち合うための手段とみなすかは、国民文化によって大別される。

・米国式=(勝ち負け/短期/契約ベース)
・日本式=(             )
・中国式=(             )


異文化マネジメントの研究が発達した米国では、文化の構成要素を取り出して、業績に与える影響を様々な角度から検証してきた。その知恵を、中国オフショア開発の問題解決にも役立てたい。

【交渉に影響を与える文化の構成要素】

・交渉で得られるモノ(勝ち負けで一方が総取り/仲良く山分け)
・交渉で大事なこと(契約/人間関係)
・意思伝達の方法(直接的/間接的)
・リスク耐性(許容/回避)
・時間軸(敏感/鈍感)
・時間軸(短い/長い)


■成功の勘所

中国オフショア開発では、品質に関する見解の違いから頻繁に衝突が発生する。「交渉」の観点から、品質問題を解決する糸口を探ってみると面白い。

・問題
なぜ、日本と中国は品質問題で対立するのか?

・ヒント
交渉に影響を与える文化の構成要素を10項目以上挙げて、対立しそうな要素を重要順に並べる。


2008年05月07日 12:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今月の研究テーマ 2008/5/7

今月は、交渉・対話・討論などのコミュニケーション技法をテーマに取り上げます。

いま、交渉・対話・討論をコミュニケーションの「技法」と書きましたが、より深く理解するには「技法」ではなく「思考法」として扱うべきかもしれません。

4月度オフショア開発勉強会では、対話が持つ力をケース学習を中心に学びました。責任分担が明確すぎて柔軟性が損なわれる、という恐ろしい話が印象に残っています。

次回のオフショア開発勉強会[東京場所]では、クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント(CCPM)を取り上げる予定ですが、やはり対話の重要性が指摘されています。

ここで大事な指摘があります。対話の重要性を再認識するためには、交渉や討論といった西洋的な思考法をしっかり把握しておかなくてはいけません。

ちなみに、多くの人は、交渉を誤解しています。もしかしたら、交渉を勝ち負けを決める奪い合いのゲームだと認識していませんか。必ずしも間違いとはいえませんが、ちょっともったいない。

こういった抽象的な概念をメルマガでどう表現すべきか、今月は試行錯誤が続きそうです。出来るだけ事例を取り上げますので、ご意見・ご感想をお待ちしています。

衆知を結集させて、よりよいメディアを目指すぞ。


2008年05月07日 12:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

効果的なコミュニケーションを支える4つの原理原則 2008/5/2
仕様変更を丸く収めたい
初めての中国オフショア開発ですが、当初の想定よりも仕様変更が増えました。明日、追加請求の件で、先方の総経理と直接対談します。どんな点に気をつけたらよいでしょうか?
(日本企業/プロジェクトマネージャ)

「仕様変更が収束しない」など一方的に発注側に非があったとしても、単純に追加請求を受け付けるほど予算的な余裕はない。さて、あなたが日本側のプロマネなら、どう対処すべきか。

残念ながら、中国企業との交渉に万能薬はない。そのため、原理原則でお茶を濁すしかないが、以下の4項目はすぐにでも応用が利くだろう。

・十分に時間をかけて交渉を進める
勢いに押されてその場で意志決定しないこと。
交渉場所が(  )なら、なおさら焦らずじっくり対話すること。

・相手方の憤りや怒りなどの感情を素直に受け止める
責任論などの理屈はいったん脇に置いて、相手の感情に配慮する。
目的を見失わず、当事者と(   )を切り分けて議論すること。

・総論より各論を意識して、的確なフィードバックを与える
一般論ではなく個別具体論で対応する。フィードバックを与える際には、「その場で」「   」「具体的に」の三原則を遵守すること。

・全ての言葉遣いや数字・データを丁寧に正確に扱う
勢いに押されて、何でも「はいはい」と流さないこと。日本語で交渉する際には、主語や指示語の曖昧さに留意すること。文脈に依存する表現(high context)が出てきたら、その都度確認する。


■成功の勘所

どんなに厳しい交渉の場面でも、根底にあるのは効果的なコミュニケーションを支える原理原則である。

・十分に時間をかけて交渉を進める
・相手方の憤りや怒りなどの感情を素直に受け止める
・総論より各論を意識して、的確なフィードバックを与える
・全ての言葉遣いや数字・データを丁寧に正確に扱う


2008年05月02日 08:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

肉食のせいで眠気 2008/5/2

今日でオーストラリア滞在7日目に突入。

個人ブログに”手作り夕飯”シリーズを写真付でアップしたところ、各方面から「肉を食べ過ぎないように!」と温かいフィードバックが届いています。

間違いなく”肉”を食べ過ぎです。日本にいるときよりも、すぐに眠くなってしまいます。もしかしたら、肉食の影響かも。食べ物の消化にエネルギーが消費されて、脳に十分なエネルギーが補給されていないのかもしれません。


2008年05月02日 08:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

どんな手続きが必要ですか 2008/4/28
査証申請などの諸手続について
中国人技術者を日本に呼ぶときに面倒な手続きは必要ですか?
(よくある質問)

あなたが勤める会社で、中国から技術者を日本に呼び寄せたいと思ったら、査証(visa)に関する一連の申請手続きが必要である。加えて、設計情報などの役務が海外に流れてしまうので、外為法に基づく一連の輸出手続きも必要である。

目に見える法的な手続き以外にも、面倒な作業は山ほどある。連絡先を確保するために携帯電話を持たせたいが、個人で支払うためには銀行口座の開設が先決だったりなど、素人が自力でやるには手間が多すぎる。

リーダ候補の中国人技術者を日本に呼び寄せて、半年後に中国に戻して現地で活躍してもらいたい。こんな思いで、中国との人的交流を図る会社は多い。

でも、せっかく日本で研修したのに、すぐに他社に転職されないかどうかも気になる。中国の労働法改正によって、約束違反に対するペナルティの与え方が大きく変わった。


■成功の勘所

査証申請などの諸手続について、一般には専門業者や海外技術者の派遣を得意とする人材サービス業者の支援を仰ぐことが多いだろう。システム開発専門の日本人が、こうした申請実務に介入することは少ないが、知識としては知っておいても損はない。



2008年04月28日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オーストラリア旅行記ブログ更新中 2008/4/28

オーストラリア滞在三日目。

オフショア開発専門のブログに、極めて個人的な旅行記をアップしています。本誌発行人の私生活に興味がある方は、こっそりご覧ください。

http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/


2008年04月28日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/4/25)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/4/15 - 野村総研
視点:日本を支えるIT人材の行方

日本の競争力を確保するためには、文化や言葉の壁を越えることを可能にする教育の方法論や体制の整備も緊急の課題である。


・2008/4/16 - JETRO
JETRO 定期報告 フィリピンIT事情 2008年3月

フィリピンでは、ミッションクリティカルな業務は避け、まずは比較的容易な業務部分を切り出すべき。150人月を超えると日本人のプロジェクトマネージャーが必要。


・2008/4/18 - ITpro
フィリピンはグローバル・ソーシングの有力な選択肢だ

フィリピンのソフトウエア産業の輸出額は2006年度で313億円とインドの1.5%。開発技術者数は約8万人で、ソフト開発企業数は400社弱と言われている。


・2008/4/22 - 中国情報局
オフショア開発:技術力と日本語力、どちらを重視?

極端に「日本語力重視」になり過ぎると問題あり。技術力、管理力、日本語力の全てが必要ですが、全てのスキルを兼ね備えている技術者は非常に少ない。


2008年04月25日 09:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国査証問題 2008/4/25

オフショア開発サポーターズMLで、ここ2ヶ月ほど中国渡航のための査証発給が滞っていることが議論されています。

30日以内の査証なら割とすんなり取得できますが、それよりも長期&マルチの査証取得は難しいと報告されています。

しかも、ネット上に正確な情報が無く、実に困りました。

といいつつも、短期出張が多いオフショア開発関係者への実害は少ないため、クチコミもさほど広がっていないようです。

根本さん、林さん、芋たこ北京さん(それぞれ、オフショア開発PRESS執筆者)など、異業種の方はどうでしょうか?



2008年04月25日 09:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

UML普及に向けた大きな課題 2008/4/24
UML普及
オフショア開発でもUMLは使えますか?
(よくある質問)

中国向けオフショア開発においては、残念ながらUMLが持つ真の力を十分に発揮し切れていない。オフショア大學にも参画する、日本におけるオブジェクト指向開発の権威である長瀬嘉秀氏は、日本と中国それぞれに原因があると指摘する。

日本側の原因

欧米でのUMLの普及率は7割を超えているのに対して、日本ではまだ1割程度しか普及していない。そもそも実力不足。


中国側の原因

大学などの教育機関で、未だに平然と古いバージョンのUMLを教えている。UML用語の中国語訳が統一しないなど、本格的な普及に向けては課題が山積する状態。


■成功の勘所

日本側ではシステム分析者、設計者、プロジェクト管理者を配置して、さらにオフショア側からブリッジSEに参加してもらう。オフショア側では、製造と詳細設計を行えるメンバーを揃えて、開発だけに専念する。当面は、この役割分担でUMLによる中国オフショア開発は進められる。



2008年04月24日 09:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人は、なぜセミナー無断欠席が多いのか 2008/4/24

三日連続で開催されたオフショア開発PRESS 創刊記念セミナーの参加者名簿を整理して、最終的な一覧表を作成しました。

東京場所の有料参加者 34名 うち無断欠席2名
大阪場所の有料参加者 16名 うち無断欠席0名(!)
名古屋場所の有料参加者 9名 うち無断欠席1名

毎度のことながら、事前にキャンセル連絡を多数いただきました。システムトラブル(^^;)など業務多忙の中、わざわざお知らせいただき、ありがとうございます。

いつにもまして、驚異的な出席率です。
大満足です。


しかしながら、ここで悲しいお知らせがあります。

今回の三大都市ツアーを無断欠席された3名は、すべて中国人でした(名前で判断)。全体の8割強を日本人の参加者が占めたにもかかわらず、無断欠席はゼロ。その一方で、・・・。


今回、日本人と中国人の行動を比べると、統計的に明らかな有意差が生じました。


分析好きな私ですから、早速この原因を洗い出します。

 「中国人は、なぜセミナー無断欠席が多いのか?」

仮説1 メルマガを熟読していないから
仮説2 無断欠席を嫌う私の意図が伝わっていないから
仮説3 無断欠席に対する罪悪感がないから


仮説1 メルマガを熟読していない について。

そもそも、メルマガ(特に編集後記)を熟読しない限り、私がセミナーの無断欠席を嫌う事実を知るはずがありません。セミナー申込者に対しては、合計で3回のフォローメールを出していますが、これすら読まれていない可能性があります。日本語の壁かもしれないし、そもそもメルマガ読者ではないかもしれません。


仮説2 無断欠席を嫌う私の意図が伝わっていない

忙しい実務者のことですから、「メールの斜め読み」が可能かどうかで対応姿勢が変わると思います。私が「無断欠席した人はブラックリスト入りですよ」と書いても、一読しただけでは私の本気度が伝わらなかった可能性があります。逆に言うと、日本人には伝わるけど、外国人には真意の伝わらない文章を書いてしまった”私”のミスかもしれません。


仮説3 無断欠席に対する罪悪感がない

主催者との人間関係が希薄であったり、セミナーへの期待度が低いと、約束の時間に遅れたり、無断欠席することが考えられます。売上に直結しないセミナー参加は、極端に優先度が下がっているのかもしれません。後者なら、合理性を重んじる中国人ビジネスパーソンの特徴が発揮されたのかもしれませんね。

ちなみに、無断欠席した3名は、企画・営業・役員でした。すなわち、PM・BSE・開発者ではありませんでした。


今後も、オフショア大學が主催するすべてのイベントで100%キャンセルOKの方針を貫くつもりです。うちの事務局が悲鳴を上げない限り、性善説でセミナーを運営しますので、ご協力よろしくおねがいします。


2008年04月24日 09:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナム人が日本語を学ぶ時間は中国人の2倍以上 2008/4/23
ベトナム人の日本語力
ベトナム人技術者も頑張れば日本語を話せるようになりますか?
(よくある質問)

中国との比較において、ベトナム人技術者の日本語力は格段に劣る。一般に、ベトナムとのオフショア開発では、”コミュニケータ”と呼ばれる通訳を介して意思疎通が図られる。

一般のコミュニケータは、日本語を専門に学ぶ文系出身の若者であり、女性の比率が高い。オフショア開発PRESS特集1でも指摘するが、中国と同様に英語を交えて会話する方が日本語だけの会話よりも断然に効果が高い。


■成功の勘所

オフショア開発PRESS 特集2「ベトナム最新事情」を執筆した霜田氏によると、日本語学習にかかる時間は一般的に中国人の2~2.5倍を要する。霜田氏は、続けてこう力説する。

「文系出身の通訳でも、日本語堪能なブリッジSEでも、日本側が相手に分かりやすく伝える努力は同じである」


2008年04月23日 21:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

怒濤の三日間から無事に凱旋 2008/4/23

オフショア開発PRESS創刊記念セミナー/三大都市ツアー、怒涛の三連チャンが無事に終了しました。

東京 4/21 参加40名
大阪 4/22 参加20名
名古屋 4/23 参加10名


東京>大阪>名古屋

この順で開催規模が小さくなりましたが、これはセミナーの開始時間が影響しているものと推測されます。

東京 18:30開始
大阪 15:30開始
名古屋10:00開始

次は、就業後の夕方から開始するような時間設定にします。


余談ですが、1つ不満が見つかりました。

名古屋駅に隣接する某高島屋11Fにある大型書店さんに、なんとオフショア開発PRESS が置いてありませんでした。一緒に偵察した技術評論社の編集担当者と顔を見合わせて、思わず不満たらたら。

技術評論社の他の書籍はバックナンバーを含め、大量に陳列されていたにも関わらず。この後、名古屋を担当する営業担当にすぐにクレームが飛ぶことでしょう(^^;)


この三日間に編集部に届いた声の一部を紹介します。

・本当にオフショア開発の情報は少ないので、とっかかりとしてすごく役立ちます。これから、いろいろ勉強させていただきます。

・書店で見つけたとき「おっ」と思い、気がついたら買っていた。

・非常に濃い内容だと思いました。どれか1つのテーマを掘り下げても、1冊本が書けそう。

・具体例が満載で大変参考になります。

・雑誌のコンセプト、方向性がよく分からなかった

・次号も期待しています

・自分が体験したこと、思った内容と比較してみたいと思います


オフショア開発PRESS 公式サイト(プレオープン中)
http://press.1offshoring.com/


2008年04月23日 21:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

社内にオフショア開発研究会を立ち上げて壁新聞を発行する 2008/4/22
笛吹けども踊らない組織
我が社ではトップからオフショア活用の方針が明確に打ち出されています。私自身もオフショア開発には期待しています。ところが、周りの雰囲気は違います。公言しませんが、オフショア開発への反発は相当根強いと感じています。沈滞化した組織の雰囲気をどうすれば改善できるでしょうか?
(よくある質問)

オフショア開発に反対する者、口には出さないがオフショア開発に対して不信感を持つ者を総称して”オフショア開発抵抗勢力”と呼ぶ。

ただし、オフショア開発抵抗勢力=悪だと単純に決めつける構図ではない。むしろ、オフショア開発への抵抗は、現場力が強い良い意味での日本的な特徴だと受け止める方が自然な発想である。

※今後、負の印象を与える”オフショア開発抵抗勢力”という呼び方は避けるべき?


さて、相談された「笛吹けども踊らない組織」への処方箋について。私なら、社内にオフショア開発研究会なる非公式コミュニティを立ち上げる。

情報を共有し、社内外に点在するオフショア開発に関する有益な知見を一ヶ所に集積させるのが狙いである。この際、社内掲示板などITの活用は言うまでもないが、あえてアナログな手段の活用を提案したい。


■成功の勘所

オフショア開発に反対する沈滞化した雰囲気を改善する方法を思いつくまま列挙する。

・オフショア開発研究会なる非公式コミュニティを立ち上げる
・立ち上げ当初は、コミュニケーションの質よりも量を優先する
・「会話」から始めて、徐々に「対話」の雰囲気に移行する
・紙媒体の社内報(○×社オフショア開発通信)を発行する
・相手国とTV会議するなら、相手を大きな画面に映し出す


2008年04月22日 11:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大阪に移動します 2008/4/22

今日は、オフショア開発PRESS創刊記念セミナー 三大都市ツアーの二日目。これから午前中の新幹線に乗って大阪に移動します。


2008年04月22日 10:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/4/18)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/4/2 - ミック経済研究所
ITアウトソーシング市場 2012年度/3兆5960億円

2007年度のITアウトソーシング市場規模は、2兆7,951億円。2012年度には3兆5,960億円市場へと拡大。平均成長率は5.2%。都心のデータセンタ需要の高まりを背景に、データセンタ・アウトソーシングが拡大。


・2008/4/10 - ITmedia
業務部門とIT部門の協業を推進するSOAの考え方

サービスの提供者が作成する各サービスは種類や数が増えているため、柔軟なソーシング戦略が必要だ。サービスの提供元をオフショア開発で実現することが有効となる。


・2008/4/11 - ITpro
日本のITサービス業にインド企業が“黒船”にならない理由

心配ご無用。日本語の壁以外にもたくさんの壁に守られており、いい加減なお客相手に対するビジネスはしばし安泰だ。「そこをなんとか」の壁、「お持ち帰り問題」の壁、そして「ソリューション」の壁など多数ある。


・2008/4/14 - ITpro
大手ほどSI力の衰えが目立つ、「読解力」など三つのスキルの強化を

オフショア先と我々をつなぐ「ブリッジSE」が、往々にして要求を「読解」できないのか、通訳の役割を果たしてくれないのだ。開発費を抑えられる一方で、細かなトラブルも増えた。


・2008/4/15 - IDC Japan
国内ビジネスアウトソーシング市場規模予測を発表

2007年国内ビジネスアウトソーシング市場規模は、前年比5.6%増の8,810億円。2007年から2012年までの同市場の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)4.8%、市場規模は2012年に1兆1,114億円に達する見込み。


・2008/4/16 - ITmedia
成熟期を迎えた新興国に積極投資すべき

今後影響するトレンドとして「オフショアリング」「SaaS」「BPO」の3つを挙げた。中国は組み込み式のアプリケーション開発が過半数を超える一方で、インドはERPなど業務アプリケーションの開発に強みを持つ。


・2008/4/16 - ITpro
「2番手集団」をインド流で一人前に育成

日本ではあまり知られていないが、インドの大手ベンダーも、中国での人材採用に積極的だ。例えば100人の学生がいて、成績が上位の5人を米国企業がさらうとする。ここでインフォシスは、そのすぐ下につける6位~20位の学生を採用する。


・2008/4/16 - 日経ビジネスオンライン
大国インドの人気はコスト優位性が崩れて低下し、別の国が浮上

過去5年間でドルの対ルピー為替レートは約16%下落。高い不動産コストや増税の見通しも相まって、インドの魅力は薄れつつある。20%しかコスト削減できないとなると、時差が気になってくる。


・2008/4/17 - 上海オフショア開発フォーラム
オフショア開発PRESS創刊記念セミナー in 上海5/12開催!

5/12上海イベント、過去最大級になりそう。今度のイベントは、全て上海オフショア開発フォーラムの皆さんの手作りです。


2008年04月18日 15:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

雨ですが、東京・品川で勉強会。資料39+5ページ 2008/4/18

雨の東京。

今夜は4月オフショア開発勉強会です。

資料を印刷して、ゲスト講師のご著書(現地で展示即売します)を用意して、オフショア開発PRESSも準備完了しました。

今夜の資料は盛りだくさんです。
なんと、パワーポイント資料だけで39ページ。
その他、添付資料が5ページ。

お得な勉強会ですね。準備する方は大変ですが・・・(^^;)

現在、申込14名。加えて関係者が数名なので、全体で20名弱。
まだ、お席に余裕がありますので、土壇場の申し込み可能です。

こちらから http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


私は、この後の空いた時間はすべて原稿書きに回します。
今月中に図表以外の文章を完成させなきゃ。

そういや、編集後記は読むけど、ウィークリーダイジェストは読まないという人がいたな。要検討です。


2008年04月18日 15:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

最終納品ドキュメントは日本人が作る 2008/4/17
疑念ぬぐえぬ中国の日本語ドキュメント
中国ベンダは、日本語の納品物を作れますか?
(よくある質問)

中国ベンダの日本語ドキュメント作成能力に関する質問は多い。中国オフショア開発では、メールやQ&A連絡などほとんどの意思疎通は日本語で行われる。

だが、最終顧客に納品する報告書の類については、常に心配がつきまとう。もし、あなたが日本人と同等な文章力を望むなら、最終校正を担う日本人を雇った方が手っ取り早い。

例えば、システム管理者向け保守マニュアルは中国ベンダが作成するが、システム利用者向けのユーザガイドは編集能力に長けた日本人が担当する。


■成功の勘所

あなたが、言葉や文化の壁でお茶を濁さないプロフェッショナルを目指すなら、次の4ステップを参考にして欲しい。

Step1.混沌
Step2.同化
Step3.融合
Step4.統合

中国ベンダに「日本人と全く同じ」を求める姿勢は、第二ステップの「同化」の特徴である。同化とは、どんな料理が出されても、味見する前に無意識のうちに醤油をかける行為に喩えられる。早死にする原因にもなるので、心当たりのある方は要注意。

「同化」は進化の過程に欠かせないプロセスだが、決して最終地点ではない。詳しくは、オフショア開発PRESS特集3参照のこと。
 
『オフショア開発PRESS』公式サイト


2008年04月17日 23:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

5/12上海イベント、過去最大級になりそう 2007/4/17

3月に大好評だったオフショア開発PRESS創刊記念セミナー。東京だけではなく、大阪と名古屋での追加講演の準備が着々と進んでいます。

いよいよ、5月には上海場所も決定しそう。

過去最大規模のイベントは、2008/3/27東京の80名強。来月の上海場所も、それに匹敵する規模に膨らみそうな予感。実際、私の予想以上に莫大な予算を投じられて、大きな会場も確保済み。

今のところ、オフショア開発PRESS創刊記念セミナーの上海場所は、5/12(月)を予定しています。

といいつつも、私は何の準備もしておりません。今度のイベントは、全て上海オフショア開発フォーラムの皆さんの手作りです。


オフショア開発PRESS を応援してくださる方へ

よろしければ、ネット書店アマゾンに感想(カスタマーレビュー)をお書きください。現在2件のご意見・ご感想が登録されています。大感謝です。多少のネタバレはOKですので、どの記事が役立ったか、面白かったかなどを具体的にご記入くださると嬉しいです。

ご意見・ご感想はこちらからお書きください(無料)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774134430/aicoach-22/ref=nosim



2008年04月17日 23:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

マネジメントの要諦は業種や国籍に関係なく共通か? 2008/4/16
大事なポイントは日本も中国も同じ
オフショア開発 PRESSを読みました。結局のところ、マネジメントの要諦は業種や国籍に関係なく共通すると思いました。この考えは正しいでしょうか?

※参考「オフショア開発PRESS」目次+記事概要


(よくある質問)

オフショア開発の議論を進めると、必ずと言っていいほど「大事なポイントは日本も中国も同じ」といった趣旨の発言が飛び出す。果たして、その考えは正しいだろうか?

正解は「抽象化のレベル」によって変わる。PMBOKのような高度に抽象化された知識体系を念頭に置くなら、大事なポイントは日本も中国も同じ。居酒屋のトイレの壁に貼られた「原理原則」も、基本的には業種や国籍に依存しない。

一方で、文章の書き方、面子への配慮、メールや国際電話の作法、食事や挨拶、宗教、休憩時間の過ごし方といった個別具体論については、業種や地域性がくっきり分かれることは言うまでもない。

オフショア開発を成功させるという共通目標があるにも関わらず、一部の中国開発者は、レビューや品質保証に過度に介入する日本人リーダの言動に対して、次のような疑問を投げかける。

日本人リーダ
「自分が修正した不具合を整理してください。そして,なぜそのような修正を行ったか,つまり不具合修正の理由をまとめておいてください。あとでそれに関する質問を行いますので,しっかり準備しておいてください」

中国開発者
「そもそも,修正理由や関連知識に対する質問をする必要があるのですか?私は,修士号を取得しましたし,これまでも実力で評価を得てきました。一つの不具合を修正するため様々な調査をしました。それは,結果と修正コードを見てもらえれば,わかるはずなのに。明らかに日本人は私を信頼していません。屈辱です」。

中国開発者
「信用していないのなら,なぜ仕事をくれますか?」

第1回 中国開発者から見た変な日本人リーダー


■成功の勘所

オフショア開発の評価の場で、あなたの部下(あるいは上司)から「大事なポイントは日本も中国も同じ」との発言があった。あなたは、どんな反応をすればよいだろうか。特定の場面を想定して、代表的な問答集を予め準備しよう。



2008年04月16日 11:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

B型人間 2008/4/16

オフショア開発を成功させるためには、互いをよく知ることが第一歩。一般に、中国人はプライベートな領域に気軽に入り込みます。一方、日本人は、酒の席の無礼講が大好き。

互いの”信頼関係”を築きたいという目的は共通ですが、発想やプロセスには大きな違いがあるようです。

例えば、私も好きですが、日本人は血液型の話でよく盛り上がります。飲み屋で手相や血液型を使って・・・、この話はやめましょう。


ところで、中国オフショア開発では、このような雑談風景がよくあります。

ケース1
日本「あなたの血液型は何ですか?」
中国「私のですか? よく分かりません」


ケース2
日本「あなたの血液型は何ですか?」
中国「秘密です。うそ、何だと思いますか~?」
日本「あなたは○○○だから、きっとB型ですか?」
中国「違います。私はA型です。何で私がB型ですか~。ブー」


ケース3(飲み会でいつも血液型を聞かれる中国人Aさん、今日こそ自分から先に切り出そう!と思っている)

中国「えーっと、あなたのケツ・・・」
  (酔いが回ったせいで「血液型」という日本語が出てこない)
日本「何ですか?」
中国「あなたのケツガタは何ですか?」
日本「は?」
中国「ケツガタ(血型)は何ですか?」

日本「洋なし型です」

・・・一同爆笑


2008年04月16日 11:29 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ソフトウェア開発のどこが輸出ですか? 2008/4/15

中国でシステム開発を行なう際にも輸出手続が必要ですか?
(よくある質問)

日本から外国にモノや情報を持ち出す場合には、基本的に全て輸出手続が必要となる。全てというのは、日本から中国に送る提案依頼書や仕様書をはじめ、無償・有償で貸与するソフトウェアも全て含む。

輸出管理は世界中の法律で定められており、ルール違反すると色々問題になる。

※参考情報
・ヘリ不正輸出、ヤマハ発動機
・対共産圏輸出統制委員会 - COCOM(ココム)

(興味ある方はネットで検索してください)


■成功の勘所

あなたの会社で提供物の履歴を取るのはもちろんのこと、相手先でどのような管理体制にあるのかを事前に知っておくべきである。

基本契約書では「輸出管理手続きをキチンとやる事」と定めることが多いと聞いている。あなたは取引先がどのような仕組みで情報管理しているかを本当に知っているだろうか?


2008年04月15日 15:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

怪しい名刺の共通点 2008/4/15

オフショア開発PRESSを出してから、特に顔が売れたこともあり、大勢の方から名刺をいただく機会が増えました。

すると、ココだけの話、どう贔屓目にみても”あやしい”雰囲気を醸し出す名刺を平気で差し出す人がいます。

にこにこ笑う人あり、まっすぐな目で自己アピールしまくる人あり。

怪しい雰囲気の名刺を複数集めて、関係者を交えて討論しました。
なぜ、この名刺は怪しいのか?

すると、いくつか共通点が浮かび上がります。

なんと、私の名刺も”怪しい”名刺と紙一重であることが判明しました。本人に自覚症状がないので、とってもやっかいです。

出版しなくっちゃいけないのに、いっこうに筆が進まない忙しい中、自社の名刺をせっせと修正しました。ついでに、オフショア大學の名刺も作り替えて、副学長と教授陣の名刺も刷新して、ふーーっと一息つきました。



2008年04月15日 15:29 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

これまでのやり方では開発期間の短縮は難しい 2008/4/14
オフショア開発で納期短縮
短納期ですが、それでもオフショア開発できますか?
(よくある質問)

これまでの中国オフショア開発のやり方では、納期短縮は極めて難しい。これが私の意見である。

オフショア開発の最大の利点は開発費の低減である。最近は、開発要員の確保を目的と公言する者も少なくないが、理想と現実のギャップは大きい。

米国とインド間のオフショアリングでは、コスト削減だけではなく納期短縮も実現されているという。だが、彼らは「これまでの中国オフショア開発」とは全く異なる仕組みで動いているため、単純な比較は意味がない。

インドで開発期間を短縮したという噂話。

・米国とインドの時差を利用した開発(よく聞く噂だが・・・)
・米国では不可能な世の中にない新製品をインドで開発
・2交代制による24時間体制で開発
 (好待遇の夜間勤務はインド人に歓迎されたという)


■成功の勘所

あなたは、実際にオフショア開発で期間短縮に成功したことはありますか? 製造工程が短縮されても、前後の工程が長引けば期間短縮とは認めません。

◆期間短縮に成功したことがある
◆国内開発と同期間を実現した
◆国内開発よりも長引いたことしかない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年04月22日23時00分
協力:クリックアンケート


2008年04月14日 06:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

無錫から来日 2008/4/14

先週の土曜日は、アイコーチ社の事業戦略会議。
朝10時から夜9時過ぎまで、ほぼぶっ通しで議論しました。

とはいえ、戦略会議の半分は雑談といいますか、事業に無関係な話題で盛り上がりました。何かを意志決定するというよりは、頭を柔らかくしてアイデアを広げることを優先したかったからです。

土曜日の会議を資料にまとめたら、パワーポイント27ページにも及びました。1ページ1要点なので、容量が膨らみましたが、それでも感動のアイデアが満載です。

今日の午後、無錫から訪日された大勢のIT関係者が東京某所に集結。
私もちょっとだけ顔を出します。

空いた時間は執筆です。来週末までに出版の目処をつけないと。


2008年04月14日 06:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/4/11)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/2/25 - CIO
オフショア・アウトソーシング──成功への道筋

成功企業は“コスト削減”を目標にしていない。ソフトウェアの品質、開発部隊の機動性や柔軟性に力点を置いていることが分かる。「・・・・・」との覚悟が決まるまでは、オフショア化は取り組まないほうがよいと考えている。


・2008/4/7 - @IT
システム開発って工事だったんだ……

近年、SIerには逆風が吹き続けている。景気回復によって人手が不足するほどに仕事は多いが、単価の低下は続いている。海外へのオフショア開発がいよいよ現実味を帯びてきて、上流工程を得意としない中小のSIerには再編圧力が強まっている。


・2008/4/8 - ITpro
発注先パートナー選定:納期は知性+根性で守る!

「いまは責任の所在を考える暇はない。いま考えるべきことは唯ひとつ! 納期通りに成果物を納め、このプロジェクトを必ず成功させること! このために出来ることをすべて行え! これだけを考えよ」


・2008/4/9 - ITmediaエグゼクティブ
製造業の発展の遅れがIT大国を生んだ (1/2)

NASA技術者の10分の1、米国の医師の3割がインド人といわれ、マイクロソフトやオラクルの従業員の3割、IBMでは15%、アクセンチュアで21%の社員がインド人だという。文化の保守性と国際的な柔軟性を併せ持つのもインドの姿といえるかもしれない。


・2008/4/9 - アイコーチ
第25回オフショア開発勉強会「ITプロジェクトを失敗させる方法」

うまくいかなければ、なぜ、うまくいかないかを考え、そこからさらにうまくいく方法を模索していくという行動学習が行われる第一歩は対話である。その意味で、悪い事例からよい事例へどのように推移していけるかというのがポイントかもしれない。


2008年04月11日 01:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

経営会議 2008/4/11

今週の週末はアイコーチ社の経営会議です。

当然ながら、オフショア大學の立ち上げが中心テーマ。関係者の間では、「オフショア大學パワーミーティング」と呼ばれています。

えー、突然ですが業務連絡。
judyさん、土曜日のパワーミーティングに参加しますか?


2008年04月11日 01:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人IT技術者の離職率を決定する要因 2008/4/10
中国人IT技術者の定着率
離職率が高いって本当でしょうか?
(よくある質問)

日本人と比べると、中国人の転職率は圧倒的に高い。だから、中国人IT技術者の離職率は高いか?と聞かれたら、答えは「YES」。ただし、日本と比べて中国は広い。さらに、多様な地域文化、方言、少数民族が存在して、一口に「中国は・・・」と語っても意味がないことが多い。

そこで、これから中国オフショア開発を始める初心者は、中国を分析するための有益な切り口をいくつか用意するといいだろう。

・地域別
・年齢別
・学歴別
・役職別
・年収別
・・・・・


■成功の勘所

一般論として、デモグラフィックス(demographics)、すなわち人口統計上の属性によって中国人IT技術者を細分化する分析は有効である。

中国人IT技術者の離職率は、年齢、職務経験、既婚・未婚、勤務地、そして出身地と勤務地の相性などに影響するといわれる。

心理学の専門家は、サイコグラフィックス(psychographics)、すなわち思考や価値観、行動志向などの特性によって中国人IT技術者の勤務態度や職務適性を判断する。アセスメント(accessment)といわれる高度な専門領域である。

中国事情通は、無意識のうちにデモグラフィックスとサイコグラフィックスの両方を総合的に扱って中国人IT技術者の様々な特徴を判定する。


2008年04月10日 23:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア大學サイト構築会議 2008/4/10

今日は終日、オフショア大學サイト企画兼プロデューサーを交えての企画会議でした。午前中は、オフショア大學で採用するeラーニングツールのI/Fを確認しながら、和気あいあいとした雰囲気。

午後も、お茶をすすりながら、まったりとした空気の中でオフショア大學5月生の募集要項を詰めました。

アイコーチのイメージカラーは自称”オレンジ”ですが、オフショア大學は青を基調としたデザインになりそうです。


2008年04月10日 23:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

定量的な品質評価が難しいので、特定状況でのみ動作確認 2008/4/9
品質評価が難しいオフショア開発
定量的な品質評価が難しいソフトを扱っています。それでもオフショア発注できますか?
(よくある質問)

定量的な品質評価が難しいソフトであっても、オフショア開発は可能である。ただし、次のような失敗例があるので、該当する方は参考にして欲しい。

かつて、私は定量的な品質評価が難しいソフトウェアと5年間つきあってきた。OCRと呼ばれる画像認識技術である。一般に、検索や画像認識といった技術には正解があってないようなモノ。すなわち、定量評価がとても難しい(※)。

※人の笑顔を自動認識する技術に絶対的な正解はない
※文字認識技術で"ー","-","―"を区別する正解algorismはない


中国オフショア開発では、特定の状況下でのみ正しく動作する、いわゆる「お化粧プログラミング」の弊害が多数報告されている。オフショア開発PRESS でも、「直すのではなく隠す」と「テストの地獄スパイラル」といった事例を紹介している。

参考1:オフショア開発PRESS p31「直すのではなく隠す」
参考2:オフショア開発PRESS p105「テストの地獄スパイラル」
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774134430/aicoach-22/ref=nosim


以下、余談。

長い目で見たとき、オフショア開発を失敗させる最大の要因は、無計画で継続性のない発注形態だと思う。

例えば、お試し発注と称して3ヶ月間のオフショア開発を実施する。その後、評価に2ヶ月間を要する。さらに1ヶ月の準備期間を経て、再び製造&単体試験を依頼する。これは、失敗するオフショア開発の典型例である。


■成功の勘所

中国オフショア開発では、特定の状況下でのみ正しく動作する、いわゆる「お化粧プログラミング」の弊害が多数報告されている。「納期遵守」絶対主義が招いた弊害だと指摘する声もある。

間接オフショア開発では、安全のために納期の前倒しが要求されるため、品質を犠牲にした”仮納品”が後を絶たないという。


2008年04月09日 13:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

工事進行基準 2008/4/9

昨日は台風並みの風雨の中、東京タワーがみえる某所でオフショア開発セミナー講師を務めました。私が主催したセミナーではないので、参加者は少なめでしたが、受講者はみんな真剣にメモを取りながら聞き入っていました。

最近はセミナー受講後のアンケート用紙に「初心者向けですね」と書かれることが多くなりました。ご批判というよりは、次はもっとテーマを絞って実践的な内容をお願いします!との応援メッセージだと受け取っています。

すなわち、世間では、それだけオフショア開発が浸透したといえるのでしょう。嬉しい反面、こりゃ大変だと危機感を覚える次第です。

将来を真剣に考える人は、オフショア開発を"善"か"悪"かと二元論で判断する傾向は少ないようです。その一方で、オフショア開発から距離を置く人の中には、ソフト業界の国内空洞化とオフショアリングが直接的な因果関係を持っているかのごとく議論する風潮があ
ります。

ソフト業界の国内空洞化とオフショアリング、何らかの相関関係はありますが、直接的な因果関係は認められません。正確な認識を持って、正しく議論したいですね。


私たちの周りには、業界人を熱くするテーマがいくつか転がっています。ソフトウエア業界では、以下の2つが時代を超えて議論されます。

・ITプロジェクトは工事か?
・ソフトウェア会社は製造業か、それともサービス業か?

人によって判断が分かれる問いかけです。

定義や前提条件が明確なら、答えは簡単に出せるはずです。
あなたの答えはどっち。

人に聞かれたときに、さっと答えられないあなた!
プロフェッショナルとは言えませんね~。



2008年04月09日 13:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

要求仕様の段階的詳細化を成功させる3つの条件 2008/4/8
要求仕様が曖昧だとオフショア開発は無理か?
着手時点で正確な要求仕様が固まっていません。それでもオフショア発注できますか?
(よくある質問)

着手時点で要求仕様が固まっているオフショア開発案件など、私はお目にかかったことがない。ということは、いくつかの前提条件を満たせば、オフショア開発でも要求仕様の段階的詳細化は成功すると予想される。

オフショア開発PRESS特集1では、「仕様未記載」と「仕様不備」の違いに触れて、不具合管理の観点からオフショア開発を成功に導くコミュニケーション技法を紹介する。

参考:オフショア開発PRESS p26~29


私が主催するオフショア開発実践セミナーでは、中国と日本が協力して「一緒に要求仕様の穴を埋めよう」という美しい姿勢を真っ向から否定する。


■成功の勘所

オフショア開発で要求仕様の段階的詳細化を成功させる大切な条件を3つ挙げなさい。

条件1 要求仕様は100%オンサイト側の責任で固める
条件2 「仕様未記載」と「仕様不備」の違いを公式に認める
条件3 ・・・(あなたの答えは?)



2008年04月08日 07:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ランチ会談 2008/4/8

中国で専門的なBPOを推進する会社を訪問しました。

日本でBPOというと、単純な繰り返し作業を外注化しただけの事例が中心ですが、この会社では本来の”アウトソーシング”にこだわっています。

つまり、企業の間接業務をアウトソーシングするために、業務の流れや組織構造を変革するコンサルティング機能を備えた本格的なBPO推進企業。・・・これって、当たり前かもしれませんが・・・

最初、午後に打ち合わせをしましょう、という約束でしたが、急遽私から「ランチミーティング」を要求。快く時間変更に応じてくれました。

わたしお酒は呑めないし、ここのところオフショア開発書籍の執筆で忙しので、夜遊びする暇がありません。その代わり、毎晩夜更かしします。ランチで楽しい時間を過ごすことが、数少ない私のストレス解消法です。

ストレス・コーピングの観点からは、あまりお勧めできる方法ではありませんが。

うちのオフショア開発フォーラム事務局は、常に大食いで困っています。何かの大会に出るおつもりですか?



2008年04月08日 07:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

間接オフショア開発はLow Risk High Return? 2008/4/7
間接オフショア開発
遅ればせながら、わが社でもこれからオフショア開発を始めます。まずは、長年取引を続けてきた国内パートナーを経由して間接的にオフショア発注を始めたいと思います。何か注意すべき点があれば教えてください。
(機械メーカの情報システム部門)

間接オフショア開発とは、従来型の国内パートナー企業を経由してオフショア発注すること。国内のオフショア専業会社や中国ベンダの日本法人を経由することは、直接オフショア開発と定義する。

【読者アンケートより】

・間接オフショア開発のメリットは大きい (44票) 71%
・間接オフショア開発のメリットは小さい (17票) 27%
・その他 (1票) 2%

参考「間接オフショア開発は効果的ですか?」


間接オフショア開発の提案に積極的な営業担当者は、顧客に対して「うちを経由すれば、お客様にはオフショアを一切意識させません」と、従来と全く同じ取引形態であることを強調する。

間接オフショア開発を持ちかけられたユーザ企業の情報システム部門としては、外注管理の手間は従来と同じ。外注費はオフショア活用の分だけ削減される。まるで夢のような世界が待っている。


■成功の勘所

間接オフショア開発では、原則として海外拠点の開発者とのコミュニケーションは発生しない。したがって、顧客を取り巻く市場環境や開発案件の裏舞台など仕様書で表現されない背景は、国内パートナー企業を経由して海外拠点に伝える。

うがった見方をすれば、下請けいじめ的な発想で「オフショア開発のリスクはパートナーに押しつける一方、オフショア活用のコストメリットは自社が享受する」こともあり得る。


間接オフショア開発に関する質問。営業マンが顧客に対して「うちを経由すれば、お客様にはオフショアを一切意識させません」と提案しました。顧客はオフショアのリスクを負わずに原価低減の恩恵を享受する。あなたは、この営業方針に賛成ですか?

◆賛成
◆反対
◆その他(理由をコメントボードにお書きください)

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年04月14日23時00分
協力:クリックアンケート



2008年04月07日 07:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発PRESS公式サイト プレオープン 2008/4/7

オフショア開発PRESS公式サイトを作った勢いそのままに「オフショア大學」公式サイトも作りました。

1年以上も前に独自ドメインを取得していましたが、これまでずっとほったらかしでした。
(オフショア大學第2期生のみが知っている例のURLです)

念のため、googleでキーワード検索しましたが、「オフショア大學」公式サイトは全くヒットしませんでした。狙い通りですが、少しさびしい複雑な気持ちです。

こちらも、いずれはプロに作り直してもらいますが、今週中に暫定版公式サイト(幸地作)として一般公開しますね。


2008年04月07日 07:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/4/4)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/3/28 - 総務省
高度ICT人材育成に関する研究会報告書(案)

我が国を支える高度ICT人材の自律的な育成メカニズムの構築に向け
て・・・


・2008/3/30 - amazon.co.jp
オフショア開発PRESS ~中国を知りたい人は是非読んでみて

コラムでは、中国での人材育成の重要性を説いている。重要性だけなら言われなくても分かるが、両氏はそれぞれの実務体験を元にした有効性の高い方法を紹介している。一見地味に見えるこれらの手法も、10年以上現地にいる私から見ても的を射たやり方であると感じた。


・2008/4/4 - ITpro
中国の開発現場もすごい 若き社長が率いる修羅場

上海から連れてきたメンバーのうち数人が「こんな長時間労働は耐えられない」と夜逃げしたのである。それを上海まで追いかけて,なんとか説得して北京に戻し作業を続けさせた。


・2008/4/4 - ITpro
中国開発者から見た変な日本人リーダー

失敗したのに,なぜ笑いますか?
体に良くないことを,なぜ誇りにしますか?
なぜ建前ばかりを言いますか?
信用していないのなら,なぜ仕事をくれますか?


2008年04月04日 22:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

読者キャンペーン (編集後記) 2008/4/4

オフショア開発PRESSを購入した方を対象に、記事を補足する追加資料を無償ダウンロードできるような仕組みを準備しています。

昨晩サイトを作りました。
準備が整ったら一般公開しますね。
(α版ページを限定公開中)

googleで「オフショア開発PRESS公式サイト」と検索すると見つかります。興味ある方は、こっそりご覧ください。


2008年04月04日 22:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

二重否定と勘違い 2008/4/3
日本語が堪能な中国人SEに聞きました
「~するべき」と「~しなければいけない」は同じ意味だと思います。
(対日業務7年目の中国人SE)

対日業務7年目を迎える熱心なメルマガ読者の中国人SEに聞いてみた。


――「~するべき」と「~しなければいけない」の違いは?

◆私は同じ意味だと思います。


――Q&A連絡では、「~するべき」と「~しなければいけない」のどちらを好みますか?

◆私は「~するべき」の方がいいと思います。なぜなら、「~しなければいけない」は二重否定のように聞こえるため、日本語に不慣れな外国人はすぐに理解できないと思います。


――文脈によって、「~するべき」の強制力は弱まります。もうすぐ桜が散ってしまうので、明日までにお花見すべきよ。

◆確かにそうですね。具体例を挙げて説明してもらったので、その違いが分かりました。中国語でも、應該(ying gai) 一定(yi ding)必須(bi xu) などが使い分けられます。「我一定去」というべき場面で「我應該去」と言ったら、相手に失礼です。


■成功の勘所

日本語に不慣れな外国人は、「~しなければいけない」を二重否定だと思って、意味を理解するまでに時間を要することがある。


2008年04月03日 15:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

沖縄尚学 2008/4/3

春の高校野球。私がTVを観れない時期に限って、甲子園オキナワ代表は勝ち進みます。1999年、沖縄県代表が甲子園で初優勝した時にも、TV観戦できませんでした。

沖縄尚学、センバツ4強入り。めでたい、めでたい。



2008年04月03日 15:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

10人月以下で食いつなぐオフショア専業企業の悩み 2008/4/2
年度が替わり心機一転といきたいところですが
4月は仕事が埋まらず、困っています。
(小規模ソフトハウス経営者/日本人)

オフショア開発専門の技術集団を目指す弱小ソフトハウスから相談を受けた。規模は小さいものの、特定企業からの請負業務でこれまで安定稼働を続けてきた。ところが、景気後退のあおりで仕事を打ち切られてしまった。

「半年後に忙しくなるから、その時には、またお願いします」

下請け家業の悲しい性かな。この一言で、主力事業を失う現実。10人月以下の請負案件で食いつなぐオフショア専門会社は多い。


■成功の勘所

後発組のオフショア専門企業に対して、日本中の地域に根ざした地元企業との競争激化について問うたら、「厳しい」とぽつり。私は1つだけ助言を与えた。

「□□すればするほど体力が衰える。□□の代わりに□□をせよ」


2008年04月02日 23:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

寿司、豚ショウガ焼き 2008/4/2

昨日は、アイコーチお抱えの美人クリエーターとお寿司ランチミー
ティング。ホームページのデザイン等に助言をいただきました。

そして、今日はアイコーチ系列で活躍する美人ブリッジSEとランチ
ミーティング。新宿の事務所から最も近い定食屋で豚ショウガ焼き
を食べながら談笑しました。

明日から、日本橋セミナールームで半年ぶりのオフショア開発実践
セミナー(二日間コース)です。気合いが入ってきました。


2008年04月02日 23:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「~しなければいけない」は「~するべき」に統一 2008/4/1
■ 良い文章作法
語順を乱すべからず
(オフショア開発PRESS特集1-3より)

中国語には「にておは」がなく、日本語と比べて語順の自由度は小さい。さらに「てにをは」を自由に使える中国人材はほとんどいないことを考慮して、語順をSOVに統一すべきである。

オフショア開発ではカタカナ外来語の弊害が有名だが、表面的な問題分析については、ほぼ議論し尽くされたと思う。オフショア開発では、仕様書や設計書からカタカナ外来語を減らす責任を発注者(日本人)が負うべきだとの見解が示された。

○アンケート最終結果を見る


アンケートに回答した中国人読者から「~しなければいけない」を「~するべき」に書いて欲しいと、追加でご意見が寄せられた。英語の"must"と"have to"の意味が違うように、「~しなければいけない」と「~するべき」の意味も微妙に異なるはずだが、我々はどう対応すべきだろうか。


■成功の勘所

ソフトウェア仕様書は文学作品ではないので、「~しなければいけない」は「~するべき」に統一すべきである。発注者が文書作法の遵守に責任を持つべきである。

いや、こんなことを言い出したらきりがない。オフショア側の外国人技術者が努力して日本語の読解力を向上させるべきである。

あなたのご意見は?

◆発注者(日本人)が文書作法を遵守すべき
◆受注者(外国人)が日本語読解力を向上させるべき
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年04月09日23時00分
協力:クリックアンケート



2008年04月01日 23:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

追加公演? 追加講演 2008/4/1

大好評だったオフショア開発PRESS創刊記念セミナー(3/27)。

残念なことに、欠席された方が20名近くいらっしゃいます。約半数は、お忙しい中わざわざキャンセル連絡をくださいました。ありがとうございます。どんな理由でも、当日でも100%キャンセルを受け付けますので、ご連絡をいただけると嬉しいです。

事前にキャンセル連絡を下さった方、前回は都合がつかずオフショア開発 PRESS創刊記念セミナーに参加できなかった人のための追加講演が決定しました。

一部からは、首都圏以外でもセミナーを開催して欲しいとのご要望がありました。熟考した結果、名古屋と大阪でもオフショア開発PRESS創刊記念セミナーをやることにしました。
(旅費交通費は自腹なので、赤字覚悟です)


【怒涛の三日連続講演】

4/21(月) 18:30-20:30 東京しごとセンター
4/22(火) 15:30-17:30 大阪(新大阪駅から徒歩3分)
4/23(水) 10:00-12:00 名古屋(名古屋駅から徒歩5分)


今週中に申込ページを公開します。興味ある方はスケジュールを確保しておいてください。

しつこいようですが、無断キャンセルした方は、今後は当社のあらゆるイベントへは出入り禁止とさせていただきます。悪気はないけど「ついキャンセル連絡を忘れてしまった!」という方は、その旨をお知らせください。ブラックリストから登録解除しますので。



2008年04月01日 23:40 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/3/28)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/3/21- 東洋経済
インドIT企業が東へ進むワケ

インド大手の日本向け売上高はここ数年、各社の年商の2~5%にとどまる。業界4位のサティヤム・コンピュータ・サービスは今春、日本進出のインドIT業としては初めて九州に開発拠点を開設する。さらに機運が高まるのが、中国のIT産業とパートナーシップを組み、日米のIT需要を“丸呑(の)み”しようという「シノ‐インディアモデル」だ。


・2008/3/24 - @IT
インドオフショアが、いままた熱い

2007年初頭の低迷期を経てアウトソーシング市場はさらなる拡大へインド経済の見通しと、中国との連携強化。インド・オフショア受託業界の課題。

↑本誌発行人の記事です。くしくも上記の東洋経済と同じ論調となりました。ですが、分析の深みがまるで違う、と自画自賛(幸地)。


・2008/3/24 - ITpro
中国で「カンバン方式」に挑んだソフト会社

社員数は約100人。同社の技術者は出社すると、まずはプロジェクトリーダーから1日の作業書を受け取り順次、作業をこなす。1日にどこまで作業が進んだのかについて作業記録が残るので、タスクごとの品質評価も分かる。これらは人事評価にもつながる。



2008年03月29日 10:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

熱気じわり 2008/3/28

昨夜のオフショア開発PRESS創刊記念セミナーもおかげさまで大盛況。
この業界では、おそらく過去最大級のイベントでした。

参加者63名に加え、招待客、プレス、スタッフ一同を加えると80名を超える関係者で会場は熱気ムンムン・・・

ムンムン?

実は、たまたま私は会場の最前列に座っていたため、背後の雰囲気を察することができず、いつもと比べるとざわつきが感じられませんでした。

ですが、セミナー終了後の名刺交換の長いこと。そして回収したアンケート用紙には文字がぎっしり。安心しました。最大120名収容の会場が私には大きすぎて、空気を読み違えたようです。取り越し苦労でした。

肝心のオフショア開発PRESSの中身ですが、創刊号ということもあり、有料広告は一切ありません。しいていえば、オフショア大學の紹介記事が広告っぽいですが、裏表紙の邪魔にならない空間に遠慮気味に置いているだけです。

一部の人は、アンケート用紙で広告の少なさを指摘されました。お見事です。さらにマニアックな方は、技術評論社の他の雑誌よりも紙質がよいことをずばり言い当ててくれました。技術評論社の編集担当者は大喜びです。


参加者からオフショア開発PRESSの第一印象の声を集めましたので、ほんの一部を紹介します。


・少しページをめくったところ、かなりおもしろそうである。わくわくしている。早く読みたい。ぜひ、IT産業の向上、改善につながるよううなメッセージを発信してほしい。

・中身が充実していてこの価格(1,974円)は安いと思う。

・オフショア事情のトレンド等を伝える雑誌はなかったので、期待しています。早速、熟読させていただきます。第二弾以降も続刊されることを望みます。1,000円程度の価格であれば、個人のポケットマネーでも買いやすくなるのでありがたいです。

・全体的に茶色

・密度が濃く、大満足です。他のオフショア開発関係者にも読んでもらいたいと思わされるものです。

・内容が濃いせいか、ちょっと重い。少し張り切りすぎて、続くかどうか心配。

↑編集部一同、爆笑&ウンウンと頷き顔を見合わせる(幸地)


・予想以上に盛りだくさんの内容だった

・ついにオフショア開発の雑誌が出ましたね。オフショア開発自体がどんどん一般的になると嬉しいです。この本に救われる人は、たくさんいると思います。

・熱いメッセージ、心に強く届きました。今後も期待しています。

・知識なくしては何もできません。知識の上に経験が必要になるから役に立つと思います。異文化を体験すると、このような雑誌の良さが身にしみて分かります。期待しています。


・オフショア開発PRESS(技術評論社)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774134430/aicoach-22/ref=nosim
(Amazon.co.jp ランキング: 本で3,670位)

↑情報量が少ないので、もう少し説明を追記したいと思います。
 「なか見!検索」にも対応してくれるよう要請中。



2008年03月29日 10:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本未経験者が日本式マナーを教える 2008/3/27
日本語があっという間に上達する人
うちの技術者はみんな日本のアニメファンです。
(上海オフショア開発交流会より)

以前、中国人の初級プログラマに日本式ビジネスマナーを教える講師に出会ったことがある。驚いたことに、この講師は一度も日本に行ったことがないという。

では、日本式マナー講座で何を教えているのかを聞いたところ、お辞儀や挨拶といった基本中の基本に特化しているとのこと。失礼ながら、その場は失笑しそうになったが、後から冷静に考えるとあながち悪い試みではないような気がしてきた。

オフショア開発PRESS「成功する日本語研修(p142)」では、初心者を相手にする授業なら、必ずしも日本講師にこだわらない方がよいと具体例を挙げて指摘する。

※ちなみに、昼食後の研修は最悪である。特に北方では要注意。
 理由は当該記事をご覧ください。


■成功の勘所

すべての外国人プログラマに通用する万能な日本語学習法はない。ところが、日本好きな若手IT技術者に対しては、効率よくにカタカナを教える手段がある。日本のドラマやゲーム、アニメを活用する手法だが、さらに一手間加えることで効果倍増とのこと。それ以上は営業秘密ということで。



2008年03月27日 23:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

じゃあね 2008/3/27

今日、3時までは事務所でオフショア開発PRESS創刊記念セミナーの準備です。その後、技術評論社で新品ピカピカのオフショア開発PRESSを受け取って、17:00までに会場入りします。

さすがにこの業界はお忙しい方が多いようで、10名近くからキャンセル連絡が届いています。私が主催するセミナーでは、常に100%キャンセルを認めますので、全く問題ありません。むしろ、わざわざキャンセル連絡を入れていただき、嬉しく思います。


会場近くは桜の名所なので、今が見所です。
可能なら、デジカメ持参ですよ。

最近は、動画サイトで昔の歌謡曲をよく聴きます。

「卒業」


に関する歌を何曲も続けて流します。


菊池桃子、斉藤由貴、尾崎豊、ユーミン、おにゃんこクラブ・・・

ああ、年がばれてしまう。



2008年03月27日 23:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

UML用語中国語訳の課題 2008/3/26
「カタカナ英語」を減らして、漢字もしくは英語で書くべき?
発注者(日本人)が「カタカナ」を減らす努力をすべき (33票)77%

○アンケート途中結果を見る


オフショア開発PRESS創刊記念セミナー講師より


――中国では、すでにUMLがフル活用されているのでしょうか?

・私の感覚では、中国でのUMLによるシステム設計の教育はほとんど行われていません。UMLについては、大学の授業で少し見たことがある程度です。中国側での教育の問題もあります。

中国のエンジニアは、スキルと給料が強く関連しているため、日本よりかなり強い学習意欲を持っています。受講生の学習への取り組みは、日本よりも真剣です。また、過去の非オブジェクト指向の考えを持っていないため、素直に頭の中に入っていきます。日本では古い考え方が壁となって、新しい考え方を受け入れない人が多いのですが、中国ではこのようなことはありません。

ただし、中国で実施されるUML資格試験問題をみると、UML関連の中国語訳がまだ統一されていないようです。したがって、UMLに関しては、下手に漢字で書くくらいなら、英語表記のままの方がよいでしょう。


■成功の勘所

欧米でのUMLの普及率は7割を超えている。日本ではまだ1割程度。中国にいたっては、用語統一に課題が残る状態。



2008年03月26日 16:40 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

デジタルカメラ小僧 2008/3/26

先日の中国出張用に買い換えたデジタルカメラ。

どうせなら、中国でも人気のあるブランドがいいと、某S社製品を購入。

使い勝手がいいので、常に携帯してバシバシ撮りまくっています。はっきり言って、携帯電話より携帯しているかも・・・。

これからは、ちょくちょくブログに写真をアップするので、よろしければご覧ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/

(おふざけコメント、茶々&突っ込み、お待ちしています!)


2008年03月26日 16:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「用語集」の整備はカタカナ対策になるか 2008/3/25
「カタカナ英語」を減らして、漢字もしくは英語で書くべき?
どちらが理解すべきか、という観点で言うなら、受注者側で理解してもらいたいなぁと思います。当然、発注側も、辞書的なものを整備する必要があると思います。用語集というのでしょうか。
(読者アンケート掲示板より)

○アンケート途中結果を見る

日本の仕様書から「カタカナ外国語」がなくなることはない。恐らく、激減することもないだろう。そこで、カタカナを許容する前提で用語集の必要性がうたわれる。

先日の上海オフショア開発勉強会でも、用語集の必要性を議論した。実際に、多くの開発現場で用語集を準備しているが、いくつかの問題がすぐに思い浮かぶ。

・用語集作成の費用を誰が負担すべきか?
・用語集を更新する適切な頻度は?
・用語集を更新することで得られる個人的な報酬は?


■成功の勘所

用語集を作成するにせよ、結局のところ同じ悩みに行き着く。どこまで用語集に登録すべきか、その判断が難しい。あなたは、下記のカタカナ外来語を用語集に登録するだろうか。

「パフォーマンス」「エンハンス」「タイミング」「アプリ」

もし用語集に登録するつもりなら、それぞれどのように翻訳するか。



2008年03月25日 08:29 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

社長御用達三点セット 2008/3/25

日本橋オフィスの若手弟子に「いつものお菓子を買ってきて」と千円札を渡したら、要求仕様どおりの三点セットをご購入。日常の小さな感動を味わいました。

・歌舞伎あげ
・イカせんべい
・ピーナッツチョコ

「おいしさ見つけた!お買得気分」シリーズです。あうんの呼吸って、すばらしい。

次は、もっと高度な技に挑戦だ。お覚悟を!



2008年03月25日 08:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

組織学習の出発点、紙に書いて目立つように掲載する 2008/3/24
日本から「ブリッジSEを投入したい」と言われたら
受け側から見た場合には、逃げの言い訳を最初につくるものでしかありません。顧客の要求仕様を理解し、文化の違いを前提としてコミュニケーションすれば、ブリッジSEなんて必要ありません。
(中国人総裁)

日本企業では、新人は15年ほどかけて1人前の技術者やマネージャーに育つ。一方、中国では、オフショア開発にあたる従業員は一人前ではないし、会社もどんどん伸びて組織形態も激変する。したがって、最初からブリッジSEの個人技に頼る組織は甘えている。
これが、前出の中国人総裁の基本姿勢である。

果たして、中国ベンダに日本のソフトウェア開発業界に特有の暗黙知を移転できるのだろうか。「あうんの呼吸」が通じるとか、通じないとかの話ではなく、中国は組織学習するだろうか。

この種の議論をする際、日本人の団塊世代が持つ”暗黙知”と、オフショア拠点のSEが持つ”ノウハウ”は次元が違うことに気をつけたい。このままの状態で、「中国にノウハウは溜まらない」と一方的に相手を非難しても、何の解決にも結びつかないだろう。

○読者アンケートの途中結果を見る


■成功の勘所

先週の上海オフショア開発勉強会講師からのアドバイス。

中国人技術者と会話する際には、単なる仮説や想像と事実を切り分ける工夫が必要である。もし、「報告の際には、結論を先に述べよ」と指導したいなら、大事なポイントを行動レベルで書き出し、社内の目立つところに掲示して何度も何度もしつこく指導し続ける
こと。

言葉だけではなく、紙に書いて見せれば、組織は変わり始める。


☆オフショア開発では、「カタカナ英語」を減らして、極力漢字も
しくは英語で書くべきだといわれます。ところが、忙しい発注者へ
の負担増は避けたい。さて、どうすべき?

◆発注者(日本人)が「カタカナ」を減らす努力をすべき
◆受注者(外国人)が「カタカナ」を理解すべき
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年04月01日23時00分
協力:クリックアンケート



2008年03月24日 07:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

現在説的是事実ma? 2008/3/24

上海オフショア開発勉強会の講師から聞いた面白いネタ。

「今の発言は事実ですか?」

中国人部下との会話で雲行きが怪しくなってきたら、すぐに中国語で「今の発言は事実ですか?」と書かれた紙を指差します。社内スローガンの威力を思い知らされました。


先週末、オフショア開発PRESS創刊記念セミナーへの申込みが2件、キャンセル連絡が1件ありました。

今朝は、国際運転免許を申請します。午後は、たまった仕事を一気に片付けます。3/27準備も進めなきゃ。


2008年03月24日 07:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/3/21)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/3/12 - 大和総研
医薬品研究のオフショア・アウトソーシング先として中国

欧米での研究生活を経験した研究者や留学生が続々と中国へ帰国し、公的研究所、製薬企業、あるいはバイオベンチャーの要職につき、精力的に研究活動をはじめている。国内でも大学などでライフサイエンス分野の技術者や研究者の養成にも余念がない。加えて、国や地方政府はファンドなど組成し、研究のみならず事業化をも支援している。


・2008/3/18 - @IT
もう1つのガラパゴス「受託開発」

おそらく携帯向けの組み込み市場から始まるオフショア化は、ノウハウの成熟に従って他の組み込み領域、そしてその後は業務アプリ分野にも進展していくものと考えられる。

↑組み込みが先、業務アプリが後。珍しい主張ですね。(幸地)



2008年03月21日 13:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ラボ契約の成功条件 (編集後記) 2008/3/21

昨夜の上海オフショア開発勉強会は、いつもより少なめの12名。ゲスト講師の経験を元に一般的な問題分析を示して、その流れの勢いで個別の具体的な対策に迫る講演でした。

Q&Aに関する話題は尽きません。特に興味深かったのは、「質問をためらう中国人技術者」の話。いくつか原因を考察しましたが、参加者から次々にご意見が出されて、私も新しい発見がありました。


夜9時過ぎに終わった後は、恒例の打ち上げ交流会。参加者は7名。
会場すぐ脇の日本料理屋で24:30過ぎまで騒いでいました。

中国ラボ契約を成功させる秘訣について喧々諤々と議論した結果、2つの条件に落ち着きました。人材流動への対策とモチベーション維持の対策です。詳細は、2次会参加者のみの秘密ということで。



2008年03月21日 13:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語と技術を兼ね備えた人材は皆無だと仮定してみる 2008/3/20
手詰まり感の漂う中国オフショア開発の打開策

・Q&A遅延の責任所在
・Q&A遅延防止の一般的対策
・Q&A成熟度モデル
・日本語と日本人の曖昧さ


(第7回上海オフショア開発勉強会/ゲスト講師より)

第7回上海オフショア開発勉強会のゲスト講師より。


中国オフショア開発で語られる問題点の数々。

・業務知識不足
・日本語能力不足
・日本の慣習の理解不足
・離職率が高い

対策として「各種教育」「標準化」「日本出向」等を推進。効果はあるが、期待ほどではない。


読者アンケートの中間結果(33票)


知識不足は研修で補える。経験不足は時間を要するため、特効薬はない。文化や常識の違いを克服するには、相互理解に加えて共通の測定基準が必要だ。


例えば、中国の現場から次の報告が上がってきたとき、上長はどのように対処すればよいだろうか。

「製造完了しました」
「明日、完了します」
「納期は守れます」


・2008/3/20 - 上海 
上海オフショア開発勉強会(申込数 11名)

上海周辺の方には強くお勧めします。出張でたまたま上海を訪れた方にも、この勉強会の案内を転送してあげましょう。


■成功の勘所

現場からの報告とよくある実態の例を示す。常識の相違があることを認識して、掘り下げた質問、現物確認が必要である。一部の優良企業を除いて、現状の中国オフショアの現場には、日本語と技術を兼ね備えた人材は皆無であることを前提に対策すべきである。

「製造完了しました」→「単体テストをしていない」
「明日、完了します」→「一週間やっても完了しない 」
「納期は守れます」→「品質は考慮されない」



2008年03月20日 11:46 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

お昼のご休憩 2008/3/20

杭州駅に翌日の新幹線の切符を買いにいったら、3番窓口だけが閉まっていました。目の前に看板がぶら下がっています。

「お昼ごはん休憩中」

 ・・・絶句。

工作時間をよくみると、なんと11:30~13:00はご休憩とのこと。
杭州駅よ、人手不足ですか~~!!!

杭州では、お昼休みにちょっと抜けて「新幹線の切符を購入」というわけにはいかないようです。

とはいえ、電子化された我が国の東京証券取引所だって、しっかりお昼休みを取るので、あまり他国の文句を言えませんが。



2008年03月20日 11:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発業務の80%がルーチンワークだとしたら 2008/3/19
リーン製品開発でムダな工数を30%削減する
設計自体の造詣がないために、結局莫大なコストの掛かる手戻りが発生することも否めません。エース級の日本人設計者が、現地技術者より10倍以上高いコストを掛けて、火消しに回るということもあります。非常に残念ですが、結果として、海外人材は使えないという印象がトラウマとなります。

@IT MONOist「日常業務に隠されたムダをとことん洗い出す」


果たして、中国企業にノウハウは蓄積されるのか。今日は、この問いかけへのヒントを得るべく、国際分業体制にいち早く移行した製造業の声に耳を傾けてみる。


優秀なエンジニアはあっという間に設計を終えます。初心者は試行錯誤します。同じテーマを与えても、作業工数に5倍も10倍もの格差が出るのはよくあることです。

これからは、設計者もグローバル規模で最適調達すべきという認識を、皆さんのような現場の技術者自身は認識しておく必要があります。

ところが、行き過ぎたコスト低減の反動で、設計者同士の関係はばらばらになってしまいました。これでは、プロセス同士が分断され、人の付き合いも希薄となります。

結果として、ものづくりの全体の情報を把握するために、過剰な調整業務が莫大な設計工数として加算されてきます。これは明らかにムダな工数です。

そこで、設計業務の短納期化に成功した会社にプロセスのムダを取る秘訣を尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。

・業務に関する「現状と目標」を明らかにする
・標準化に尽きる(テンプレート化)
・標準テンプレートを毎週カイゼンする

しかし、それは人材育成に相当の力を入れていることが前提。人材の流動性が極めて低く、一度入社したら事実上の終身雇用となる制度の中で、設計者たちが手厚く雇用されている場合に通用することです。

@IT MONOist「日常業務に隠されたムダをとことん洗い出す」
(本誌発行人のお友達の記事です)


製造業から夢のような特効薬が得られるかと思いきや、現実は厳しい。製造業で活躍する業務改革のプロは、長期雇用を前提とした”純和風”な組織では、昔ながらの”優れた”カイゼン手法を採っても、劇的な生産性向上は難しいと指摘する。

今週の読者アンケートのテーマは「個人に蓄積されるノウハウ、組織に蓄積されるノウハウ」である。途中結果では、中国ベンダには、「個人にはノウハウ蓄積されるが、組織には根付かない」と答えた人が65%を占める。


■成功の勘所

中国ベンダに「ノウハウが蓄積されるか?」を議論する前に、前提条件をよく確認しよう。純和風な意味での「ノウハウ蓄積」なら、中国の組織には「ノウハウは根付かない」が事実であっても、落胆する必要はない。

もし、オフショア開発業務の大半がルーチンワークだとしたら(仮に80%)、ノウハウ蓄積よりも先にやる事が他にあるはずだ。それは標準化+αである。

この仮説が正しいなら、あなたが考えるプラスαの要素とは何?

★ご意見はこちらまでお寄せください


2008年03月19日 06:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

新幹線ぽい乗り物 2008/3/19

上海から杭州行きの新幹線に乗りましたよ~。私の周りのオフショア関係者は、みな「新幹線」といいますが、本当は新幹線とは全く別物ですよね?

かっこいい車両を背景に記念写真を撮る人が大勢いました。私も賑やかな集団を構成する一員でした。


2008年03月19日 06:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

一つの会社で長く働く中国人にもノウハウは蓄積されない 2008/3/18
中国企業の個人にはノウハウは溜まらないが、組織には溜まる?
私の感覚だと逆ですね。もちろん私の感覚は製造業での感覚なので事情が違うのかもしれません。私が現場で感じるのは、個人にはノウハウがたまるが,会社にはノウハウが残らない。優秀な人間がやめてゆくと,会社ががたがたになる。優秀な人間でも部下や仲間にノウハウを教えるのはへたくそ。
(オフショア開発PRESS 執筆者)

伸びる中国企業では、幹部社員は会社を辞めない。定着率はほぼ100%である。ダメな会社は、いつまで経っても幹部社員が定着しない。これは、オフショア関係者の間で静かに語られる定説である。

では、幹部が辞めない中国企業では、個人にノウハウが蓄積されて生産性が理想的に改善されるのかというと、一概にそうとも言い切れないという。

先日、私と一緒に横浜市経済観光局の講演会で質疑応答の場に立った中国人経営者は、その理由を次のように述べた。


・一つの会社で長く働く優秀な中国人幹部社員は、瞬く間に出世して開発現場から離れてしまう。場合によっては、20代後半で百名以上のプログラマ集団を統率する副総経理クラスに昇進することがある。


■成功の勘所

一つの会社で長く働く有能な中国人エンジニアは出世魚である。時間をかけて特定の個人に貴重なノウハウを移転しても、出世とともに現場から離れてしまう。


☆中国オフショア開発企業にはノウハウが蓄積されないと噂されま
すが、真実はいかに? あなたの過去の経験をもとにお答えください。

◆個人にはノウハウ蓄積されるが、組織には根付かない
◆組織にはノウハウが根付くが、個人には蓄積されない
◆個人にも、組織にもノウハウは蓄積される
◆個人にも、組織にもノウハウなんて蓄積されない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年03月26日23時00分
協力:クリックアンケート


2008年03月18日 16:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

酒を強要しない中国人 2008/3/18

昨夜は乾杯の一口だけアルコールを飲みました。しぼりたてのオレンジジュースとホットウーロン茶で夜をフィーバーです。知人が主賓を務めてくれたので、酒の強要は一切なしでした。



2008年03月18日 16:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国企業にはノウハウが蓄積されない、って言いましたっけ? 2008/3/17
まるで耳が遠くなったお年より同士の会話
日常会話なら問題無いですが、間違ってはいけない場面でのコミュニケーションでは中途半端な言語能力が危険です。お互い通じていると思っていても実は通じていないことがあります。
(アンケート掲示板より)

今日から私は4泊5日の中国出張。杭州と上海で、それぞれオフショア開発イベントを主催する。オフショア開発フォーラム in 杭州と上海オフショア開発勉強会。

最近の私は、取材と称して外国人へのインタビューを頻繁に行う。使用言語は日本語だ。大多数は中国人だが、最近はインド人も増えてきた。

インタビュー中、互いにテンポよく会話が弾む。ところが、文章におこして取材相手に確認を促すと、互いの意図が全く伝わっていないことにしばしば気がつく。

さらに、会話中で多くの矛盾を発見する。すなわち、相手の言い分を適当に解釈して「はい」「そうです」と気軽に返事するものの、後から平気で正反対の意見を述べる場面に出くわすのだ。

例えば、先日、横浜市経済環境局が主催したオフショア講演会の質疑応答でこんな会話があった。


中国人「中国企業にはノウハウが蓄積されない。・・・・」

日本人「先ほど、中国にはノウハウが溜まらないとおっしゃいましたが、・・・」

中国人「いや、そんなことはありません」

日本人「だって、あなた、先ほど自分でそういったじゃないか」

中国人「中国企業の個人にはノウハウは溜まらないが、組織には溜まるという意味です」

日本人「・・・・・・」


■成功の勘所

話し手の頭の中では筋が通った論理を展開しているつもりだが、母国語ではない言葉で会話するため、聞き手の日本人は混乱しまくり。こうした事態を避けるために、第三者を雇って会話がきちんと成立しているかをチェックすべきか、それとも別の妙案があるか。


【オフショア開発PRESS創刊記念セミナーへの期待の声】

・オフショア開発におけるコミュニケーション管理方法について聞きたいです。


・オフショア開発も以前と比べ、かなり定着しているものの、多くの問題が常に起こっています。今起こっている様々な問題とその解決策について、生の声を聞きたいと思っています。


・中国オフショア開発において、現場主導の品質管理を行なうために、セミナーなどは有効に機能するのか?・小規模のプロジェクトでも、オフショアによるコスト低減は望めるのか?どうすればよいか?・離職率の低減施策に、有効な手段は?


・上海でオフショア開発を事業の一つとする会社を春に起業します。私自身開発経験に乏しく、オフショア開発に携わることも初めてです。現地ではプロマネを担当予定で事前に多くの知識を得るべく勉強中です。オフショア開発とは?というところから、現状、勘所などお伺い出来れば幸いです。

残席あり→ http://www.ai-coach.com/seminar/academy_pr.html



2008年03月17日 06:30 | 固定リンク | Comment(1) | TrackBack(0) |

上海タクシー難民 2008/3/17

今朝、中国東方航空MU522便で上海入り。久々の午前便なので、超早起きです。天気予報によると、今週の上海の最高気温は12~15度。これなら、東京並みの防寒装備で大丈夫。てか、思いっきり、雨マークついているじゃないっすか。またタクシー難民になるのか。


2008年03月17日 06:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/3/14)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/2/29 - @IT
HP大連コールセンターに見る「集約」と「品質」のバランス

日本向けのカスタマーサポートを行っているのは、採用試験での合格率が3%という狭き門をくぐり抜けてきた中国人スタッフだ。常に現地同業他社の上位20%に入るよう設定しているという高い給与水準と、強いブランド力で、向上心のある優秀な人材が集まる。


・2008/3/3 - ITpro
中国に偏る日本のオフショア開発

人月ベースで見た国内ITベンダーのオフショア開発規模は、2007年度に2005年度の1.5倍、2010年度に2.4倍に拡大する。オフショア単価の上昇率を年率5%と仮定すると、2007年度からの3年間でオフショア金額はほぼ倍増する見込みだ。


・2008/3/3 - ITmedia
ソフト開発のニューウェーブ、エンピリカルソフトウェア工学

ソフトウェア開発の実証データや実績データを定量化/評価し、それをフィードバックすることでソフトウェア開発を効率的かつ確実なものにしていこうとする同研究。


・2008/3/5 - ITpro
加速する「国内オフショア」開発

ユーザー企業にも、現在の人手不足は異常事態という認識がある。2006年の前半ぐらいから、これまで地方での開発を認めていなかったユーザー企業も、今では理解を示すようになった。


・2008/3/5 - 琉球新報
独自のソフト開発を IT津梁パークシンポ

中国で日本企業のソフトウエア開発業務を受注している団体、3Winのリン・チェン氏は、津梁パークと連携することで、今後成長が期待できる中国市場で事業展開を図りたいとの意向を示した。


・2008/3/7 - ITpro
ブリッジSEの現実

自分の役割を「日中双方の状況を“見える化”すること」と認識している。見える化の対象は,それぞれのタスクや進ちょく状況だけでなく,メンバーの精神状態も含まれる。


・2008/3/7 - nikkei BPnet
終わりが見えた?「インドへのアウトソーシング」

かつて、インドに外注するコスト上のメリットは最低でも1:6だった。現在は1:3がいいところだ。外注を削られる危機が迫っている。「サービスとしてのソフトウエア」(SaaS)という大きな流れも、インドにとっては逆風となっている。


・2008/3/10 - オフショア大學
オフショア開発専門誌「オフショアPRESS」創刊記念講演開催

経営の立場からグローバル・ソーシング戦略を論じるのもいいですが、たまには技術者の立場でオフショア開発の真実の姿を語ってほしい。日ごろから、そんな思いをもつ方に強くお勧めします。


・2008/3/10 - ITpro
さらば“日の丸ベンダー”

ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)やシステム部門長への国内取材と、中国、インド、南アフリカ、フィリピンでの現地取材に基づき、グローバル・ソーシングに取り組むユーザー企業17社の決断に迫る。


・2008/3/14 - 中国情報局
発注先パートナー選定:実績よりも将来性を買うべき?

実績よりも将来性を重視した場合、この中国パートナーが発展することができたら、皆さんは、プライオリティーNO.1のお客様となり、常にトップクラスのリーダーをアサインされるようになることでしょう!



2008年03月14日 04:34 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

社内合宿 2008/3/14

4月にアイコーチの社内合宿をやろうかと検討中。昨年は、わざわざ上海に飛んで、週末の二日間をかけて、じっくり議論しました。

そのおかげで、オフショア大學が生まれ、オフショア開発PRESSが創刊され、いまの愛コーチ社が存在します。誤変換された「愛コーチ」ですが、ちょっとかわいいです。

冗談はさておき、今年10月に、オフショア開発に特化したシンポジュームを計画中。
真剣に中身を詰めるべく奮闘中です。


2008年03月14日 04:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インドIT技術者は日本語を学ぶ意欲に欠けるか? 2008/3/13
ベトナム人IT技術者は日本語を学ぶ意欲に欠けるか?
いいえ。ベトナム人は非常に向上心が高く真面目に勉強するので、勝手にスキルアップをしていきます。終業後に自分の伸ばしたい分野の専門学校に行く技術者も多くいます。

本誌 第811号より
http://www.ai-coach.com/backno/cip0811.html


オフショア開発PRESS特集2、インドとベトナムの最新記事より。


――インドの日本語人材の数は?

◆2006年、インドの日本語能力検定試験の受験者数は5,368人。人口が10分の1以下のベトナムよりも、受験者数は少ないです。


――ハッキリ言って、インドIT企業は、日本語対応するつもりはないと考えてよろしいですか?

◆インドが日本に歩み寄る姿勢がないと決めつけるのは間違いです。そうではなくて、インド人技術者に難しい日本語をきちんと理解させる努力よりも、日本人が英語でコミュニケーションするように努力する方が効率的ではないでしょうか。それは、意識の問題ではなく、語学学習の費用対効果で判断すべきです。


――ベトナム企業も、本音としては日本語よりも英語の仕事を好むのではないでしょうか?

◆一概にそうとも言い切れません。実は、元々ベトナムは漢字文化から発展した国であり、中国の影響を非常に強く受けています。現在の公用語はベトナム語ですが、その多くは漢字に由来する言葉です。日本語と似た発音のベトナム語も多くあります。

「注意→チューイー」
「公安→コンアン」
「日記→ニャッキ」
「準備→チュアンビ」など。


――では、ベトナム人技術者は、漢字を読めますか?

◆中国人との比較において、ベトナム人は漢字を読めるとはとてもいえません。ベトナム語の表記については、フランス支配時に普及した、アルファベットに似たクオックグーと言われるものです。外国人にとってはほとんどの文字を(発音は別にして)そのまま読むことが可能と言えます。多くのベトナム人が自身の漢字名を知っていることから、漢字文化にもアルファベット文化にも親和性の高い国であることが伺えます。


■成功の勘所

アンケート掲示板によると、中国オフショア開発では、専門性の低い「ただの日本語通訳」は不要である。しかしながら、漢字が読めないインドやベトナムでは若干事情が異なるようだ。

インドIT大手は「学びながら働くという意識を保てる環境」の整備に力を注いでいる。会社の敷地を大学と同じように「キャンパス」と呼び、充実した研修プログラムに加え、研修センター、図書館や自習室などの教育施設も完備するという。

新3K職といわれる日本人IT技術者に、「英語を学べ!」「もっと自己啓発せよ!」と煽るのは酷な話か。


2008年03月13日 02:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

慣れない申請書 2008/3/13

今日は事務所に立てこもって、終日申請書作成にはげみます。
いつの間にか、明日が締め切りなので・・・。
何とかなるかな。



2008年03月13日 02:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナム人IT技術者は日本語を学ぶ意欲に欠けるか? 2008/3/12
ベトナム企業の日本語教育事情
日本向けの仕事を行う技術者は朝7時半から日本語を勉強してから通常業務に就くなど、週のうち何時間かを日本語教育に費やします。ある企業では、半年間フルタイムで日本語を勉強させたりと、さまざまです。
(オフショア開発PRESS 特集2より)

オフショア開発PRESS 特集2「ベトナムオフショア開発最新事情」より。


――ベトナムの日本語人材の数は?

◆2006年、ベトナムの日本語能力検定試験の受験者数は8,045人。一方、中国の受験者は約17万人。両国の人口比率よりも大きく、20倍以上の差があります。


――日本語人材が豊富な中国では、技術力のない「ただの通訳」はお払い箱になるのではないかと懸念されます。ベトナムではどうでしょうか。

◆ベトナム企業の多くではコミュニケータと呼ばれる日本語の専門家がプロジェクト毎に配置されます。大半は大学で日本語を専門に勉強してきた人達で、IT関連用語はコミュニケータとして働く過程で身に付けます。


――要するに、ベトナムオフショア開発では、技術音痴の日本語通訳を使うわけですね。中国人IT技術者と比べて、ベトナム人IT技術者は日本語を学ぶ意欲に欠けるのでしょうか?

◆基本的にベトナム人は非常に向上心が高く真面目に勉強するので、勝手にスキルアップをしていきます。終業後に自分の伸ばしたい分野の専門学校に行く技術者も多くいます。そのため、基本的には、あまり残業をやりたがりません。


――アンケート掲示板では、「ただの通訳」は不要になるとのご意見が圧倒的多数を占めます。ベトナムでは??

○結果を見る


◆・・・・・・


■成功の勘所

掲示板やMLに投稿された「ただの通訳」不要論のご意見を一部抜粋する。

・言葉だけではなく、日本の文化や考え方、ビジネス等の側面からサポートできるコンサルタント的な要素が必須ではないか。

・対人力、コミュニケーション能力、業務理解など、簡単に身につけられない方向に頑張る。

・SE能力があっても、 今までの経歴や実績から、社内で通訳しか認識されていないのではないか。周囲に頭をさげて、興味のあるプロジェクトに本格的に参画するとよいだろう。

・「技術を身につければ市場価値が上がる」とは言っても、もともと興味がないと、身につけるのは大変だと思います。それより、今の仕事の中で、語学以外の仕事で得意なことを増やしていくのが大事かな?と思います。


2008年03月12日 06:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

食後のホットココア 2008/3/12

昨夜は、沖縄から上京された琉球大学の研究員との食事会。

餃子が自慢のお店だったので、思わず2皿ぺろりと平らげました。店内には、「例のギョーザ事件とは無関係です」との張り紙が。
思わずニヤり。

相変わらず禁酒生活を続けているため、この日も水と食後のホットココアでお茶を濁す私。久々に食べ過ぎたかもしれません。

3/17から今年初めての中国出張です。この時期は、何を食べたらいいのかしら。


2008年03月12日 05:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語能力試験で出題される対日業務に直結しない語彙 2008/3/11
【回答】語学はだめでもSE資格あり
語学で勝負するならネイティブレベルになるか、いっそのこと広東語か上海語も、普通話のほかに、覚えること」とか「語学なんか下手でも問題解決力と技術を」です。
(日本人)

近い将来、技術力のない中国人通訳の仕事は、他のものに取って代わられるのだろうか。読者アンケートは、通訳兼アシスタントとして働く非技術系の日本語人材の市場価値は、次第に低下すると示唆する。

※第809号 市場価値が下がる非技術系の日本語人材
http://www.ai-coach.com/backno/cip0809.html


中国では、専門性の高い職業であっても、需要と供給のバランスが崩れると給与水準は驚くほど低迷することがある。

・大学教授
・医者
・公務員
・中国会計担当

したがって、日本でコミュニケーション能力のないIT技術者の市場価値が下落したように、中国での日本語しかできない通訳&雑用のビジネスパーソンの存在価値は、そのうち急落するかもしれない。


■成功の勘所

オフショア開発PRESSにも寄稿した日本語教育の専門家は、中国人IT技術者がいくら日本語能力試験の対策に力を入れても、実務で使えないことが多いと指摘する。

理由1:大学で使う専門書の読解力向上に偏重しているから
理由2:使用頻度の低い語彙の勉強に時間が割かれるから

[例]日本語能力試験で出題されるオフショア業務に直結しない語彙

・あつらえる 
・~いかんだ(この決定は佐藤さんいかんだ)
・~するきらいがある(人の意見を無視するきらいがある)
・妥結(だけつ)
・~にかたくない(想像にかたくない)


2008年03月11日 12:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

PRESS公式サイト制作中 2008/3/11

オフショア開発PRESSの公式サイトを制作中です。
おかげで、徹夜しちゃいました。

本当は、サイト構築なんかで、私が直接手を動かしてはいけないはずなのですが・・・。

それで、とりあえず仮設サイトをオープンしたのですが、仲間内での評判がイマイチよくないです。

というわけで、オフショア開発PRESS公式サイトはしばらく非公開です。

サポート掲示板やブログ機能をつけるつもりなので、技術的な援助が欲しいな。


上海オフショア開発勉強会ですが、3/20夜に決定しました。興味ある方は、その夜のスケジュールを確保しておいてください。


2008年03月11日 12:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

アイコーチ事務所移転のお知らせ 2008/3/10

先週は、アイコーチ社のお引越し&オフショア開発PRESS校正の大詰めが重なったため、ばたばたしていました。

アイコーチ事務所移転のお知らせ

旧:横浜市港北区
新:東京都新宿区
当然、電話番号とFAXも変わります。


3/6(木)、横浜市経済環境局主催のオフショア開発セミナーにメイン講師として出席。中国人経営者とインドIT大手企業の技術責任者と並んで、60名の参加者から質疑応答を受けました。この様子は、後日プレミアム版マガジンで紹介します。


今後の予定

3/10 事務処理、JETRO本部にてプレゼン
3/21 上海オフショア開発勉強会(予定)
3/22 帰国
3/27 オフショア開発PRESS創刊記念セミナー
http://www.ai-coach.com/seminar/academy_pr.html

4/3-4/4 オフショア開発実践セミナー(二日間コース)
http://www.ai-coach.com/seminar/top.html

4/ 8 経営者向けオフショア開発セミナー
4/17 オフショア開発勉強会(東京・予定)
4/25-5/5 オーストラリア出張


2008年03月10日 02:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/29)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


2008/2/14 - Windows Live
MS IMEさらに...お馬鹿になっていく

某MS社員に、「MS IME最近どうなっているのよ?」と先週聞いた答えが...「IME開発の主体が、中国にシフトしてしまっていて我々も手を出せない......個人的にはATOKに切り替えようと思っている」と言う現役開発系社員の発言に絶句!!!


2008/2/24 - ITmeadia
インドのオフショア最大手、難航する日本攻略に新たな一手

日本市場での一点突破が成功し始めていることが挙げられる。日産自動車や富士ゼロックスにおける組み込みソフトの開発がここ数年好調だという。「日本はローカライズが重要な市場」と話すラマドライCEO。


2008/2/26 - 沖縄タイムス
沖縄テクノス、技術者養成を本格化

開発業務が中国など海外へ委託される「オフショア」需要を沖縄に引き寄せる戦略で、徳平社長は「中国に流れている業務を沖縄で受注する。私たちは“オキショア”と呼ぶが、2、3年後には沖縄側の営業で業務を受注したい」と意気込んでいる。


2008/2/26 - 日経ビジネスオンライン
インドIT企業、正念場を迎える

目下、インドIT業界は予期せぬ新たな事態に直面している。ルピー高、不動産及び人件費の高騰、そして深刻な人材不足だ。収益の60%近くを依存する最大市場の米国は景気後退の危機に瀕している。


2008/2/26 - アクセンチュア
アウトソーシングと国内雇用

ドイツでは、大企業の中でも特に好業績の企業は、コスト削減を目標としたアウトソーシングによる成果を国内における企業成長と雇用創出に振り向けている。


2008/2/26 - アクセンチュア
グローバルソーシングの効果的導入

重要なビジネス・プロセスやIT業務のアウトソーシングをグローバルレベルで成功させるためには、実際の業務に携わっているプロバイダー間における緊密な連携が必要不可欠である。


2008/2/27 - TVQ九州放送
インドIT企業と交流会

自動車関連産業の集積を背景にカーエレクトロニクス分野への参入を目指す地元企業に技術や人材を確保してもらおうと開かれたものでインドのIT企業4社が招かれました。


2008/2/28 - ITpro
HPがオフショア開発で成功した理由
 ~日本向け専任組織を日中横断で設置

日本向けプロジェクト開発に特化した施設と開発要員を集め、日本向けノウハウを蓄積する。2004年4月設立時に140人だったJDDCのメンバーは現在600人弱。「2008年中に1000人程度を目指す」という。



2008年02月29日 10:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜、オフショア開発勉強会 2008/2/29

今朝は10:00から、オフショア開発PRESSの編集者会議。
夕方から、今年初開催のオフショア開発勉強会です。

まだ、勉強会資料が完成していません。
午後に猛ダッシュで書き上げます。

今月は、空き枠十分に残っています。
今からでも、申込み間に合います
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2008年02月29日 10:33 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インドITは技術力をアピールするも顧客の心に届かず 2008/2/28
インドIT向けのドキュメントは日本語ですか。英語ですか。
お客様からは日本語でもらいますが、我々が納品する資料はすべて英語です。英語はエンジニアが書きます。開発をするときには英語を使っています。お客様とコミュニケーションをするときには日本語を使っていますので、お客様からみると、日本語でプロジェクトが進んでいるように見えますが、基本は英語です。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その4(最終回)。


――貴社の営業体制では、日本市場の開拓は難しいのでは?

◆日本企業は、プロジェクトを人月で見積もってアウトソーシングします。もしも、途中で修正がはいり、予定よりも1.5倍も工数オーバーしても追加請求は難しいでしょう。インドでは、10人月で請けた仕事は、特別な瑕疵がない限りは基本的には10人月で終わりです。逆にお聞きします。我々はどうすれば、よいでしょうか?


――私がお客様なら、規模が小さくて、高度な技術力が求められない案件は中国を選択します。インドの強みは、欧米市場で評価された高い技術力と運用実績ではないでしょうか。これからは、オペレーション分野のアウトソーシングが増えるでしょう。そのとき、インドの強みが発揮されると思います。

◆インドIT企業は、技術力のアピールは得意ですが、プロジェクト管理やセキュリティ対策、運用については殆ど言及しません。出来て当然だと思っているからです。


――中国ベンダとは対照的な営業スタイルですね。念のため、日本では、今後もコスト削減がオフショア開発の主目的であることは変わりません。日本企業のトップマネジメントの綺麗事と現場プロマネの本音は大きく乖離しています。

◆インドでは、技術者の判断が最優先されます。プロマネが「出来ない」と判断したら、インドの営業はお客様にお断りしなくてはいけません。我々は、約束は必ず守ります。出来ない約束はしません。


――ところで、コミュニケーションの問題はどのように解決しましたか?

◆東京の当社開発拠点に1名、インド拠点に3名の体制です。インド側の3名は日本語が全く分かりません。ですので、毎日1時間くらいテレビ会議をつないで、日本拠点のインド人PLと相談しました。


――ドキュメントは日本語ですか、それとも英語ですか。

◆お客様からは日本語でもらいますが、我々が納品する資料はすべて英語です。英語はエンジニアが書きます。開発をするときには英語を使っています。お客様とコミュニケーションをするときには日本語を使っていますので、お客様からみると、日本語でプロジェクトが進んでいるように見えますが、基本は英語です。


■成功の勘所

二人のインド人を相手に3時間に渡るロングインタビューを敢行。中国との比較対照を頭に置きながら、激しく議論を交わした。インドIT企業の優位性と劣位性を以下にまとめる。


【中国と比べてインドITの優れた点】

・圧倒的な技術力の高さ
・作りっぱなしではなく、保守運用、各種ITサービスの経験も豊富
・実践経験が豊富なプロジェクトマネージャーが多数存在


【中国と比べてインドITが劣る点】

・日本市場の顧客心理を知らなさすぎ
・日本市場に適応させる意欲が弱い



2008年02月28日 11:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ビジネス書は「魂」が大切 2008/2/28

最近、派手にメディアで宣伝される某ビジネス書が気になっていました。ネット書店アマゾンでも売れ筋ランキングの上位につけていましたので、とうとう手にとって読みました。

・・・読了

残念ながら、後味の悪さだけが残りました。


前評判が高かったせいでしょうか。読む前の期待値が高すぎたのか、今の自分にとっては全くの不評本でした。

なにより、いかにも「売れる本を企画しました!」ってな香りがぷんぷん漂ってくるのがイヤ。しかも、手抜きもバレバレだし。

昨年末から、自分でも専門誌『オフショア開発PRESS』の紙面づくりに深く関与していることもあり、出版業界の裏事情もそれなりに分かってきました。

今では、書き手の魂が入っていない文章は、即座に見抜けます。

突然ですが、あなたは、次の2つのうち、どちらを好みますか?

政治家の演説のように「流暢だけど気の抜けたビールのような文章」。それとも、日本人の仕様書のように「血と汗と涙の結晶だけど、下手な文章」。

どっちも、いやだ~~。


話はかわりますが、先週、知り合いのソフトハウスの社長さん2名から、立て続けに、本を出版されたと連絡がありました。嬉しいです。

ところが、最初の1冊を見てびっくり。

これは、幅広い層にお勧めできるような本ではないと思いました。かわいい挿絵とは対照的に、会計の数字が羅列されたビジネス書です。

でも、この本には、間違いなく著者の魂が籠められています。なにせ、1,000万円の貸し倒れや、1億円の銀行負債を抱えた苦労話が語られていますので。

会計の教科書は読みたくないけど、取引先のP/LやB/Sを理解しないといけないと焦る営業担当者やマネージャーには役立つかもしれません。

あなたは、誰にも使われないパッケージソフトウェア製品を開発してしまい、それを資産計上していいのか、それとも経費化すべきか、で悩んだことはありませんか?
(普通は無いですよね・・・)

フリーランス技術者や将来独立してオフショア開発企業を経営したいと望む人には、一読をお勧めします。

しつこいけど、会計の教科書ではありません。でも、読み物でもないので、強い目的意識を持って読むといいでしょう。

『ソフト会社の心臓』(蒲生 嘉達)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4779002958/aicoach-22/ref=nosim


2008年02月28日 11:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

AccountingではなくFinanceの観点から検討すべき 2008/2/27
日本市場の開拓で、最も苦労することは何でしょうか?
日本の会社は、アウトソーシングをすると決めるまでの時間が長いです。米国では、今日話をすれば、来週、遅くても1ヶ月後には、仕事をするのか、しないのか、結果がでます。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その3。


――営業で苦労されていますね。

◆日本企業は、コスト削減にばかり気が向いて、人月単価だけで発注先を判断しがちです。米国企業は、自社の得意分野に資源を集中させますが、出来ない分野は躊躇なくアウトソーシングします。この際、米国企業は、人月単価が安いかどうかを気にしません。


――日本のお客様への要望などありますか。

◆要望は2点あります。1点目は継続性です。最低でも6ヶ月、できれば1年以上の長期契約を望みます。長期契約することで、メンバーが固定され、技術や経験がどんどん蓄積されます。

2点目は、人件費の削減ではなく、事業全体の損益からアウトソーシングを判断していただきたいです。資材部の発想でアウトソーシングを考えて欲しくありません。Accountingではなく、Financeの観点から意思決定すべきだと思います。

◆日本のお客様は、当社やインドIT企業の得意分野を早く見極めて欲しいです。洗練された設計手法と開発支援ツールを活用すれば、日本側が設計に専念して、インドは検証作業を同時並行で進めることは可能。


――貴社のやり方では、日本市場の開拓は難しいのでは?

・・・・・・(続く)


■成功の勘所

米国とインドの間では、AccountingではなくFinanceの観点からアウトソーシング可否の意思決定がなされる。つまり、開発費がどれだけ削減されるかではなく、時間軸や市場動向を踏まえた投資判断からアウトソーシングが検討される。

正味現在価値を知らないと、恐らくこの議論の本質は理解できないだろう。「オフショア開発によって期間短縮されました!」との声が日本で聞かれないのは寂しい。Finance的な考察では、時間がとても重要。(それと割引率も)

ただし、本誌では、米国式が100%正しく、日本式は全て間違っていると暴論を吐くつもりはない。


2008年02月27日 12:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

3月杭州出張 2008/2/27

3/18-3/21、杭州出張が決まりました。

「オフショア開発フォーラム2008 in 杭州」に出席するためです。


2008年02月27日 11:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インド企業のプロマネは中国企業より5~10歳も年上 2008/2/26
プロジェクトマネージャーに昇格するには何年の経験が必要か?
当社では、12年ほどの経験が普通です。PLの年齢は30歳から35歳くらいです。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その2。


――プロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャーの違いは?

◆当社では、新卒の未経験者はエンジニア(engineer)からスタートします。5~8年の実務経験を積むとモジュールリーダー(module leader)に昇格します。モジュールリーダーは、10名程度の小集団をまとめます。

次は、プロジェクトリーダーです。リーダーになると10~20を1人で担当します。年齢は、35歳から40歳あたりが多いです。

プロジェクトリーダーを5年ほど経験した後に、ようやくプロジェクトマネージャーに昇格します。年齢は、40歳以上が中心。1人のプロマネの配下に1~4名のリーダーがつきます。理想のプロジェクトチームの規模は、30~50名です。

最後は、複数のプロジェクトを担当するプログラムマネージャー(program manager)です。年齢は、45歳以上となります。


――今回、日本でお客様との窓口となる方の職位は?

◆彼は、プロジェクトリーダーです。年齢は30前だったと思います。プロジェクトマネージャーは、インド側にいます。総勢4名チームと規模は小さいです。本件はインド側に技術提案が期待されているので、プロジェクトは全てインド拠点がコントロールします。


■成功の勘所

インドIT企業の取材中、私は何度も担当者の年齢を問うた。さらに、しつこく、インド人IT技術者の昇格基準を具体的に数値で確認した。インタビュー中に感じた中国とインドの違いが2点ある。

・インド企業のプロマネの年齢層は、中国より5~10歳も高い

・インドIT企業では、プロマネの上に技術者のゴールとして"プログラムマネージャー"職を用意している。中国には少ない。


2008年02月26日 11:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ソフトウェア業界でも中国回避の動きあるか? 2008/2/26

食品メーカで働く友人が、昨今の中国製食品の安全問題で頭を抱えていました。

揺らぐ中国への信頼。

どこまでが本当で、どこまでが噂なのか。
マスコミ報道に対して、国民は過剰反応なのか、正常なのか。
現場は混乱するだけで、見通しも立たないといった感じ。

メーカが『中国では自社工場で品質管理を徹底しているので、絶対に安全です』と自信満々に宣言しても、消費者がそっぽを向けば食品加工業なんて一巻の終わり。


オフショア開発への依存が高まる日本のソフトウェア業界でも、食品業界と同じように中国回避の波が押し寄せてこないとも限りません。

昨年、ある会社の、単純なプログラムミスのせいで、首都圏の鉄道網が完全に麻痺してしまいました。
(自動改札の不具合、覚えていますか)

このままの勢いで世界の情報通信技術が進化すると、日本の社会インフラとオフショア受託国との結びつきは、ますます強固になると思います。

もし、日本の社会インフラの不具合と中国オフショア開発が、何らかの要因でつながったとしたら・・・

たとえ、それが誤った情報に基づく、誤った認識であったとしても、利用者は激しくチャイナ・フリーを叫ぶかもしれません。
怖いですね。

今のところ、日本市場のICTサービス利用者の声が、ソフトウェア業界を揺るがすことはなさそうです。幸か不幸か。


2008年02月26日 11:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

迷ったら捨てろ、引越しの極意 2008/2/25

アイコーチ社の事務所を横浜市から東京新宿に移転するため、月末はてんやわんやです。

資料や荷物って、いつの間にか溜まるんですよね。

「迷ったら捨てろ」

が引越しの鉄則ですが、懐かしい資料を見つけるたびに、つい片づけの手が止まってしまいます。

3ヶ月以上手をつけていないもので、かつ、再度入手可能な資料は全て捨てます。

頭では判っていても、「いつか使うかも」とか「勿体ないから」といって、つい脇に退けてしまいます。

人生は思い出を作るために存在するのだから、そうやすやすとは昔のモノを捨てられません、よね、男性諸君!

とはいえ、人間の処理能力には限りがあるので、捨てることこそ成長への近道。冷蔵庫だって、HDDだって、5Sだって。戦略だって選択と集中が大切。

悩みますね~

悩んだら捨てろ
迷ったら捨てろ

ああ、神の声が聞こえてきます。


2008年02月25日 10:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

騙しを見抜く 2008/2/22

久しぶりにチェーンメールが届きました。
○○病院で輸血足りませんネタ。

他人の善意を悪用するタイプのチェーンメールは、ものすごい勢いで伸びます。ある意味、クチコミ・マーケティングのお手本です。

ちょっと慣れると、回覧期限がない、権威を利用している、などの特徴から、すぐにいたずらだってことが判明するのですが。でも、人は過度に感情移入すると、判断が鈍ります。

昨今のお騒がせ中国ネタも、悪いクチコミが広がりやすい典型例。

・食品への毒物混入、農薬残留
・サッカーの東アジア選手権
・上海日本人学校の教科書検閲

どれも、カッ~と熱くなりやすいネタばかり。未確認情報や騙しも多いので、マスコミ報道や政府発表を真に受けて議論しても空回りばかり。

感情操作は強力なので、使用上の注意をよく読んでお使いください。

我がふるさと沖縄でも、米兵がやんちゃな犯罪を立て続けに起こしてしまいました。こちらでも、事実と想像がごっちゃになって、噂と妄想が一人歩きしています。

「米軍は即刻出て行け」だけならまだしも、「被害者も悪い」と逆切れする論調もちらほら。どちらも、感情先行のご意見かな。

事実は1つしかありませんが、真実は複数あるんだなと再認識。人の認知によって、様々な「真実」が生まれます。要するに、人は、自分が思い込んだモノこそが「真実」ってわけ。

英語単語fact, truthの意味の違いを調べなきゃいかんな。

何かに感情移入する自分は素敵ですが、せっかくの短い人生なので、大事なことにエネルギーを使って熱く生きたいです。



2008年02月22日 02:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

プログラミング言語至上主義 2008/2/21
クラス図とシーケンス図を書いた=UML活用
無事に開発完了できるならそれで結構と思っておりまして、UMLにこだわりません。UMLを、ほんの一部でも活用して効果があったら活用したといえるのではと思います。
(読者アンケート掲示板より)

最近は、JavaやC#(シーシャープ)などの代表的な開発言語に加えて、PHPやらオープンソースを組み合わせて、軽いWebアプリケーション開発を数人月単位で請け負うオフショア開発をよく見かける。

オフショア大學の濱野賢一朗は、「北東アジアOSS推進フォーラムという日本、中国、韓国3ヶ国によるオープンソース・ソフトウェアの普及活動のなかで、中国が最もPHP普及に積極的」と語る。

無料、お手軽、そして反復(イテレーション)の素早さが、中国でPHP好まれる理由らしい。ただし、開発の生産性を決定するフレームワークの整備が遅れているため、中国オフショア開発でPHPが爆発的に普及するには今しばらく時間がかかりそうである。

オフショア大學の倉田克徳は、オフショア拠点の若いIT技術者が「プログラミング言語至上主義」とも呼べる偏った技術指向を持つことに懸念を表明する。

・開発言語を習得したから、自分は一流だと主張する外国人技術者


■成功の勘所

かつて日本でも、C言語を知っているだけで、IT技術者を人月100万円で売れた時代があった。ITバブル崩壊前には「中国」というだけで簡単に上場企業の役員と面会できた。オフショア開発ブームと叫ばれた頃の話である。

いまや、オフショア開発でも、UMLを使ったオブジェクト指向開発なんて珍しくない。製品開発におけるオープンソース・ソフトウェアの活用は当たり前。膨大な資金を投じたCMMやPMBOK導入も常識。

オフショア拠点で働く若いIT技術者が、プログラミング言語をマスターすれば給料は倍増。日本語を覚えたらさらに給料は倍増。管理能力を磨けば給料は天井知らず。


あなたは、どこまでが本当の話で、どこまでが嘘だと思いますか?



2008年02月21日 21:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

サッカーの東アジア選手権 2008/2/21

サッカー日本代表が中国代表と重慶で戦いました。
もちろん、TVの生中継で観ましたよ~。

応援する側は、勝手に愛国心むき出しです。

 がおーーー
 うぎゃーーー
 ほげーーーー
 (放送禁止用語連発・・・)


昨夜の試合は、日本人の大和魂を大いに刺激しました。

今に始まったことではありませんが、日本では再び中国へのネガティブ・キャンペーンが加速しそう。しばらくの間、中国推進派は肩身が狭い思いをするかもしれませんね。

サッカーのアフリカ大陸大会では、某国が黒魔術師を派遣して、対戦相手にのろいをかけることがあるらしい。どこまでが許容範囲で、どこからがルール違反なのか判断が難しいところです。



2008年02月21日 21:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア未実施企業の7割は「当面予定はない」と回答 2008/2/20
■ オフショア開発相手先国は中国が第1位(485億円)
中国が全体の68%を占める。2003年以降、年率28%の伸びを示す。第2位は、インドの141億円で、全体の19.8%を占める。

IPA、IT人材市場動向予備調査(中編)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20080218.html


先日、IT技術者の偏在状況及びオフショアの状況など興味深い動向調査が公表されたので速報をお伝えする。


1) オフショア開発実績の有無

オフショア開発実績(現地法人を含む海外企業への直接発注)がある企業は、全体(218社)の3割程度。


2) オフショア開発規模の推移(金額ベース)

第1位 中国 (485億円)68.0% 年率28%の伸び
第2位 インド(141億円)19.8%
第3位 フィリピン
第4位 韓国
第5位 ベトナム(4.3億円)


3) オフショア開発規模の推移(発注国)

第1位 中国   (82.3%)
第2位 インド  (30.6%)
第3位 ベトナム (12.9%)
第4位 フィリピン(4.8%)
第5位 韓国   (3.2%)


4) オフショア開発に対する意向

オフショア実績をもつ企業の7割は「拡大したい」と回答
オフショア未実施企業の7割は「当面予定はない」と回答


IPA、IT人材市場動向予備調査(中編)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20080218.html


■成功の勘所

中国軟件行業協会によると、2005年の中国ソフトウェア産業の売上額は約5.9兆円(3,900億RMB)。IPAによると、日本のオフショア開発発注金額は、アンケート未回答者分を考慮しても1,000億円。

・中国ソフトウェア産業全体 5,9兆円

・対日オフショア開発の売上 1,000億円

・対日オフショア開発の割合 1/60

・インドIT大手Infosysの売上高 3,400億円(2007年)

・インドIT大手1社の売上高 > オフショア全体の売上高



2008年02月20日 20:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

2月オフショア開発勉強会します 2008/2/20

2月、3月、4月と、立て続けに東京都内でオフショア開発者コミュニティー向けのイベントを実施します。

2/29(金) オフショア開発勉強会
3/27(木) オフショア開発PRESS創刊記念セミナー
4/中旬  オフショア開発勉強会


今月は、ソースコードを書く/チェックする機会が多いオフショア開発実務者にお勧めのテーマです。勉強会に参加したからと言って、今すぐ諸問題を解決する魔法のテクニックが手に入ることはありません。大事な原則を再認識する場となれば幸いです。


★2月度 オフショア開発勉強会(東京)★

テーマ「オフショア開発で役立つコーディング規約の実践」
講師:幸地司(メルマガ発行人)
日時:2008年2月29日(金) 18:50-20:50 (18:30開場)
会場:アイコーチ東京日本橋セミナールーム

申込みはこちら→ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html



2008年02月20日 20:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

見切り発車+手戻り=反復 (イテレーション) 2008/2/18
UMLを熟知しているとは
ベトナムでは上級エンジニアとしか会っていませんが、欧米の仕事をやっているせいか、UMLを熟知しているとの印象を持ちました。中国では言葉しか知らないというようなことでも、ベトナムはよく知っているな、と感じました。
(日本初の業界専門誌『オフショア開発PRESS』座談会より)

UML(Unified Modeling Language)とは、オブジェクト指向で設計されたモデルを表記する手法のこと。UMLは、日本だけではなく世界中で利用されるプログラム設計図の業界標準である。

最近では、「UMLを使ってアジャイル開発に取り組んでいます」と誇らしげに語る中国ベンダも珍しくない。興味を持って詳しく突っ込んでみると、実は「反復 (イテレーション)」の意味を誤解していたなんてことも少なくはないが・・・。

・見切り発車+手戻り = 反復 (イテレーション)??


■成功の勘所

あなたは、自社のオフショア開発でどれくらいUMLが活用されているかを正しく理解しているだろうか。言葉だけ「知っている」と「実践している」は全く違う。

・クラス図とシーケンス図を書いた=UML活用??
・言語仕様を知っている=技術力がある??
・COBOLな日本人がオブジェクト指向っぽい設計書を渡したら、オ
 フショア側で詳細設計書を一から作りなおし??


       ■■アンケートに答えよう■■


☆オフショア開発で、UML(Unified Modeling Language)を活用していますか? あなたの身近な事例で回答してください

◆上流設計から流れるようにUMLを活用
◆ときどきクラス図等を描くだけ
◆活用していません(UMLを使いたいが)
◆活用していません(UML不要なので)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2008年02月24日23時00分
協力:クリックアンケート


2008年02月18日 14:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

開催予告!オフショア開発PRESS創刊記念セミナー 2008/2/18

お待たせしました。

ついに、日本初のオフショア開発専門誌『オフショア開発PRESS』創刊の目処がつきました。


これにあわせ、「オフショア開発PRESS創刊記念セミナー」を開催します。本セミナーでは、オフショア開発PRESS創刊号に寄稿された中国やインド・ベトナムとの分散開発に従事する第一線の現場で働く方々を講師に迎えます。

ただいま、原稿執筆者に出演交渉中です。ですが、既に会場は手配しました。なんと100名近く収容可能。


日時:2008年3月27日(木) 18時30分~20時30分(予定)
会場:東京都千代田区の某所
申込:準備中

セミナー内容が固まったら正式にアナウンスしますので、今しばらくお待ちください。まずは、上記スケジュールを手帳にご記入くださいませ。



2008年02月18日 14:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/15)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


2008/2/7 - ITpro
インドのICT市場は2011年までに243億ドル規模へ,米Gartner

年平均成長率(CAGR)約20%で拡大し,2011年までに243億ドル規模に達すると予測。この規模は,インドのGDP(国内総生産)の約2%に相当する。


2008/2/11 - 東亜日報
「高品質教育」こそ雇用を守り抜ける

経済協力開発機構(OECD)「東アジア地域のアウトソーシングが韓日労働市場に及ぼす影響」調査によれば、韓国の労働集約的な産業の多くが中国に移転されたことを受け、国内の低学力労働者と高学歴労働者との賃金格差がさらに広がっている。2004年、高卒者の賃金は大卒者の68%で、1993年の70%よりさらに格差が広がった。


2008/2/13 - ITpro
中国のオフショア開発者向けに日本語学習システムを売り込む

インターネットを活用したゲーム感覚で効率的に覚えられる。やってもらえば、日本語同様に65時間で話せるようになる。中国には約300万人が日本語の学習をしており、その数%を獲得したい。


2008/2/14 - ITpro
目標追跡型グローバルソフトウエア生産システムを考える

非機能要件を満足するための設計のような,高度にテクニカルな作業を最初からオフショアに分担してもらうのは十分理にかなったことであると思う。オフショア側に設計上の配慮を期待したい非機能要件の中身は,(1)可用性,(2)性能,(3)運用性である。


2008/2/14 - マイコミジャーナル
中国の見積もり工数はなぜ大きいか

文化が違うせいではない。□□□□□□の仕組みがある限り、委託先は相場をはずした工数を見積もってくることはないはずだ。


2008/2/14 - asahi.com
死者107人、経済損失1.7兆円 中国大寒波1カ月で

緊急避難を迫られた人は、鉄道や幹線道路からの避難も含めて343万9000人に達するなど、被害は1月末時点から拡大した。特に湖南、貴州、江西、安徽、湖北、浙江、四川の各省と広西チワン族自治区での被害が大きかった。


2008/2/13 - 信金中央金庫
中国東北地域の投資環境-遼寧省大連市の現況

国別の累計投資実行額では、日本が全体の3割を超える80億ドルもの投資を実行しており、2位の香港や3位の米国、4位の韓国を大きく引き離している。市内29大学のうち15大学が日本語学科を設けており、毎年2,000人を超す日本語人材が供給されている。



2008年02月15日 23:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ITプロジェクトを失敗させる方法 2008/2/15

先日、東京の某セミナー会社で企画されたオフショア開発研修会に講師として呼ばれました。その時に、研修担当者から面白い本を紹介してもらったので、さっそくゲット。

本のタイトルは「ITプロジェクトを失敗させる方法」という意地悪な響き。この著者め、絶対に性格悪いぞーーと思っていましたが、一般には書籍のタイトルは執筆者ではなく編集者が決めるそうです。執筆者様、あらぬ疑惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。

副題は「失敗要因分析と成功への鍵」とあるので、何となく中身の想像はつきます。総ページ数148頁、この手の本にしては薄い方だと思います。

ITプロジェクトの工程に沿って、失敗要因を洗い出し、それぞれの要因を分析して、適切な打ち手を提示する流れになります。

一瞬、教科書なのか、読み物なのか、判断がつかなかったのですが、淡々と大人の雰囲気で話が進むので教訓書といった感じでしょうか。

落ち着いた解説とは対照的に、生々しい業務系アプリケーション開発プロジェクトの失敗事例が満載です。会話形式の事例を読むと、胸が苦しくなるかもしれません。それって私だけ(^^;)

体系化されたプロジェクトマネジメント知識体系よりも、ヒューマンスキルや暗黙知に興味ある人にお勧めです。

頭から順に読み進めるのもいいですが、掲載された事例は全て独立しているので、気に入ったページを虫食い的に読んでもいいでしょう。

たとえば、何気なく100ページ目を開いたら、図4-2「実行段階における失敗要因」が目に飛び込んできました。

○実行段階における失敗要因
 ┗・・・
 ┗電子メールの弊害
 ┗・・・
 ┗・・・

・電子的コミュニケーションでは「感情」や「思い」といった情報 を文字情報のみで伝えることは極めて困難で、相手のことを理解したり、思いやったりする気持ちが希薄になりやすい。

この失敗要因を見せられると、ちょっと痛いです。

『ITプロジェクトを失敗させる方法』中村文彦 (著)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883732533/aicoach-22/ref=nosim



2008年02月15日 23:11 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

組込み現場の「C」プログラミング 2008/2/8

コーディング規約に関するご意見が山のように届きます。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/01/post_dd1c.html

みんなのコメントを読んでいると、
事前に紙のガイドラインを渡すだけでは不十分っぽいです。かといって、分厚いガイドラインを定義しても、個人の流儀に合わない、プロジェクトの実態に合わないなどの理由から却下。

他人のコーディングの癖を自動検知できると嬉しいですが、暗黙知の塊ゆえ達人以外のチェックは難しそうです。規約違反は自動検出できても、人の「癖」の自動検出は厳しい。

22-25歳のプログラマが大量投入される中国オフショア開発では、現地でコーディングの癖を正す優秀なまとめ役が必須です。

コーディングの癖や熟練さは、国籍や文化ではなく、年齢や実務経験年数で決まってくると考えています。中国やベトナムの人口動態を鑑みるに、国全体の傾向としてソースコードが未成熟なのは致し方のないところ。

品質保証部は、受け入れ基準を高く設定して、マメにチェックしていく他なさそうです。

そんなことを考えていると、以前からメルマガを愛読してくださる読者が、コーディングガイドラインに関する深みのある本を紹介してくれました。

組込み&C言語という題名から、マニアックな規約が並んだTIPS集かと思いきや、読んでみると大間違い。案の定、アマゾンのカスタマーレビューでも文句なしの五つ星評価です。

もしかしたら、実務経験2~3年の初級プログラマがこの本で学んでも、正しく実践できないかもしれません。当たり前すぎる平凡なコーディング規約が羅列されただけなので。

(大学生が「7つの習慣」を斜め読みしてポイ捨てするイメージ)

大人のSEや、ちょっと背伸びをして一つ上を目指すC言語プログラマにはお勧めします。今の私なら、OJT用の教科書として使うかな。

組込み現場の「C」プログラミング 標準コーディングガイドライン
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774132543/aicoach-22/



2008年02月08日 06:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

仕様変更、30%増なら許容範囲 2008/2/7
仕様変更は随時受付ます
当社が受注する範囲は基本設計から結合試験までです。仕様変更は随時受け付けますが、成功したプロジェクトでは30%くらいです。
(上海独立系ベンダ/中国人総経理)

3年前に上海で創業した、対日オフショア開発を専門とする独立系小規模ベンダの中国人総経理から聞いた話より。

・見積もりと実績がずれる最大の原因は「仕様変更」です。次に、お客様の都合で最初から予算枠が決まっていることがあります。取引実績を増やすために、やむを得ず少ない工数で見積もりを出します。

【工数超過の原因分析】

仕様変更過多 60%
予算枠の制限 30%
予想外の展開  2%
見積もり甘い  1%
その他の要因  7%


■成功の勘所

小規模プロジェクトの見積もりは、現場のリーダーに任せっきりになるため、どうしても仕様確認の詰めが甘くなりがち。この場合、工数超過分は全てオフショアベンダ側が負担するという。

それでも、30%までの工数増なら許容範囲となるように生産性を高める努力を怠らない。小規模ベンダの創意工夫を垣間見た。


2008年02月07日 21:46 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

那覇空港→羽田空港 2008/2/7

新年明けましておめでとうございます。
沖縄でも、一部の地域では旧正月を祝います。

この原稿は那覇空港の出発ロビーで書いています。午前便で真冬の首都圏に戻ります。雪が降っていたら、本気で帰京を延期するつもりでした。今日はぎりぎりセーフです。

2008年は始まったばかりですが、今年に入って随分とオフショア関連の執筆が進みました。私が単独で書いた原稿は、ワード文書で80ページ。パワーポイント文書で120ページ。

精査(厳しく赤ペンチェック)した他人の原稿は100ページ以上。新書なら軽く一冊出版できそうな勢いです。

これで、写真とイラスト制作の腕があれば、独りで本が作れそうですが、関係者によると幸地のポンチ絵は賛否両論。

・ビジネス系のイラスト=好評
・お笑い系のイラスト =不評

大昔、小説ハリーポッターをモチーフに天ぷらを油で揚げる女性の絵を描いたことがあります。自信作でしたが、世間は正当な評価を与えてくれませんでした。芸術を見る目がないと憤慨したものです。

さーたーあんだぎーが天ぷら油にポタッと落ちるイラストです。


2008年02月07日 21:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大雪被害とギョーザ中毒事件 2008/2/6
大雪被害、オフショア開発にも影響あり!?

「遅刻が5%くらい。休みが2%くらい」(上海)

「社員の出勤率は20%程度。そのまま春節休みに突入」(杭州)

「2/4時点では出社率30%」(上海)


●今週、中国に関連する暗い話題が多かった。

・大雪被害、旧正月の帰省ラッシュを直撃

ウン十万人が緊急避難所に足止め。広東省の日系工場でも、低賃金の出稼ぎ労働者やスタッフが帰省を断念する動きが出ている。品質コンサルの友人によると、中国新労働契約法の影響で、旧正月前に会社を退職したものが続出。だが、大雪のせいで故郷に帰省できず、かといって会社の寮にも戻れず、困った状態が続いているという。


・中国ギョーザ中毒事件

日本での報道は連日ヒートアップする一方。オフショア開発に携わる当事者はケロッとしているが、事情を知らない顧客や家族・友人に心配されて、返答に困ってしまう人がいるらしい(*)。


●アンケートのコメントボードより

・上海から杭州までは移動(by新幹線)できましたが、杭州市内の移動に苦労しました。

・バスでの移動に普段より少し時間がかかっている位で特に影響はありませんでした。

・年に一度の帰省が難しいオフショアメンバがいるため、休み明けのモチベーションが心配です。


■成功の勘所

大雪被害で中国人従業員が田舎に帰省できないために、間接的に業務に悪影響を及ぼす可能性あり。目からウロコのご意見である。オフショア開発の推進に責任を持つものは、この機会に改めて中国の機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) を評価しなおそう。

*家族から「中国出張なんか行かないで」と懇願されたら、辛いな。


2008年02月06日 06:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

冬は沖縄 2008/2/6

東京は相変わらず寒いらしいので、戻りたくないな。
ずっと、沖縄でのんびりしようかな~

と思っていたら、ジェトロ沖縄から電話あり。
「例の件を急いでね」ですって?

丸々二日間の琉球大学での講義を終えたばかりなのに、もー!
はい、はい、はい、承知いたしました。

でも、今夜はおとなしくサッカー観戦しよっと。



2008年02月06日 06:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大雪被害、オフショア開発にも影響あり!? 2008/2/4
いまだ衰えぬ大雪、6日以降に弱まるか―中国
2008年2月2日、ラジオ局・中央人民広播電台の番組「中国の声」は中国中・南部を襲う大雪が6日以降に弱まるとの予測を発表した。
(Record China)

中国大陸の中南部は、2008年1月10日頃から降り続く大雪被害で大混乱だと伝えられる。ところが、大連にオフショア発注する日本企業の担当者に大雪被害の状況を聞くと、「大雪って何のこと?」とそっけない返事。

今のところ、上海ベンダに勤める友人からも、大雪のせいで業務が滞ったという話は届かない。先日、たまたま無錫出張した友人は、タクシーが捕まらず移動に困ったと嘆いていた。だが、その程度の被害で済んだことは、不幸中の幸いともいえる。

詳細は定かではないが、大雪被害が激しかった一部の地域では、通勤手段が麻痺して、中国人従業員が出社できず困っているという噂も聞く。

先週末、中国の春節休暇にあわせて休日出勤した日本人が多かったが、肝心の相手が不在で肩透かしを食らった人もいたらしい。お気の毒に。


■成功の勘所

毎度お馴染みのセリフを繰り返す。オフショア開発では、天候不良による交通手段の麻痺、海底ケーブルの破損といった予期せぬ障害が極まれに発生する。

そして、今年の夏、いよいよ北京五輪が本番を迎える。混雑のピーク時には、宿泊費の暴騰、警備による突然の交通規制、テロ、食中毒、水不足、電力不足などが心配される。リスク計画書を常に最新の状態に保とう。

              ※

【読者アンケート】今週もよろしくおねがいします

☆中国大陸では、中南部を中心に大雪被害に見舞われています。
 あなたのオフショア開発への影響はありますか?

◆大雪の影響あり
◆大雪の影響なし
◆春節休みなので助かった
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年02月11日23時00分
協力:クリックアンケート



2008年02月04日 05:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

東京・羽田空港・大雪・3時間待ち 2008/2/4

東京は大雪被害の日曜日。
私は、そんなときに限ってオキナワ移動日でした(涙色)。

おかげで、羽田空港で3時間待ちを食らいました。JALカウンター前のネットカフェで1時間。出発定刻を大幅に過ぎてから搭乗手続きが始まり、89番出発口の近くで1時間。機内への案内が始まって飛行機が離陸するまでに、さらに1時間。

空港状況を案内する電光表示板が一瞬おかしな挙動を示したため、3分ほど焦った時間帯がありましたが、それ以外はいたって平然と過ごしました。

持参した本も読めたし、締め切り間際の原稿も筆が進み、今日のメルマガ原稿も待ち時間にほぼ完成させました。

私だけではなく、羽田空港に居合わせた他の旅行客も、内心はドキドキ・ハラハラ、そしてイライラしながらも、それなりに落ち着いた表情で待機していました。

日本人集団のパニック時対応、お見事。対照的に日本語が通じない外国人旅行者は不安だったろうな。

JAL便クラスJ席だけど、エコノミークラス症候群っぽく肩こった。腰も痛い。

今日と明日は、琉球大学でプロジェクトマネジメント講座です。



2008年02月04日 05:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/1)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/1/25 - ITpro
「グローバル化できないITサービス会社」と卑下する前に考えるべきこと

ガラパゴス化した国内市場に閉じこもり、上陸しつつあるインド企業や中国企業の影に怯える・・・。だが、ちょっと待て。それは本当だろうか。


・2008/1/29 - IBTimes
2011年中国オフショア開発規模、549億元超に

易観国際が最新発表した「中国ソフトウェア海外アウトソーシング市場トレンド予測2007―2011」によると、2011年までに中国オフショア開発、海外からのアウトソーシング規模は549億1000万元に達するという。


・2008/1/29 - 独立行政法人 情報処理推進機構
IT人材市場動向予備調査 調査報告

(10) 外国籍IT人材の就労状況
   従業員数  割合
中国 1,593名  69.78%
インド 288名  12.61%
ベトナム155名   6.79%


・2008/1/30 - NBonline
IBMの21世紀型人材活用戦略

世界6大陸をまたにかけ人材と知恵を流動させる、6大陸、37万5000人をどう生かしきるか? 20世紀に目指した“多国籍企業”とは違う。


・2008/1/30 - ITpro
「とりあえず中国進出はしてみた」という日系企業へ

中国人スタッフとのコミュニケーションと業務の2S運動。こんな簡単な事で企業が良くなるのと疑心暗鬼かもしれませんね。「要」「不要」(ヤオ、ブヤオと言います)という2S運動を取り入れながら、経営の改善に取り組んでみてはいかがでしょう。


2008年02月01日 06:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発PRESSに決定 2008/2/1

2008年3月創刊のオフショア開発専門雑誌の名前が決まりました。
大方の予想通り『オフショア開発PRESS』です。

指揮者のいないオーケストラのように、各人が自律的、かつ協調的に動いています。雑誌作りは思いのほか順調に進んでいます。幸地に脅され正月休み返上で原稿を書かされた人もいるようですが・・・。

創刊号のテーマは「オフショアってばら色じゃないけど、何か?」です。うそです。

ですが、私が全ての記事に目を通すので、盲目的にオフショア開発万歳と叫ぶ提灯記事は一つもありません。どうぞご安心ください。

オフショア開発PRESS創刊号の売れ行きが好調なら、第2号は半年後の2008年9月の発売を予定。あまりにも反響が良ければ、年3~4回出してもいいよ、なんて軽口を叩いています。

2月第4週に今年初めてのオフショア開発勉強会を開催します。場所と日時とセミナー講師を今から決めます。ってことは、何も決まっていないのね。



2008年02月01日 06:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

構成管理の手順を詳細にフローチャート化 2008/1/31
御社の主力メンバーは何歳くらいですか?
プログラマは23~24歳。実務経験は2年ほど。
(中国ベンダ幹部社員)

中国オフショア開発の主力メンバーは若い。それゆえ実務経験が足りない。そこで、こんな問題が発生する。


【日本企業が中国側リーダに指示を与える場面】

――中国でも構成管理をきちっとやってください

はい。では、念のため構成管理の手順のサンプルをください。

・・・≪ったく、中国は面倒くさい、と日本の蔭口が聞こえる≫


――中国でも構成管理をきちっとやってください

はい、分かりました。
・・・≪と言いつつ、リーダは現場に丸投げ。確認を怠る≫


――中国でも構成管理をきちっとやってください

はい、分かりました。
・・・≪と言いつつ、リーダは現場に丸投げ。若いプログラマは、
自力で「構成管理」を調べるが、未経験なので運用にばらつき≫


――中国でも構成管理をきちっとやってください

はい、分かりました。
・・・≪と言いつつ、リーダは現場に丸投げ。若いプログラマは、
構成管理のことが良く分からず、とりあえず放置≫


■成功の勘所

実務経験3年未満で、自己流の開発スタイルを身につけた中国人プログラマ集団を統率するには、「構成管理」や「Q&A」といった基本的な動作であっても10ステップ以上の細かいフローチャートで定義したい。(とは、前述の中国ベンダ幹部社員の弁)


2008年01月31日 07:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

黒糖みるく 2008/1/31

沖縄で新しいお菓子を発見。黒糖風味の”ぽたぽた焼き”みたいなせんべい。昨夜、製造元を調べたら、なんと沖縄とは縁もゆかりもないことが判明。軽くショックを受けました。

ソフトな食感「黒糖みるく」/三幸製菓

いい仕事してるね。



2008年01月31日 07:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

独自の開発プロセスをトップ自ら若手に伝える 2008/1/30
インド―米国 週報で特に気になったところ
・アーンド・バリュー分析(Earned Value Analysis) - CPI(Cost Performance Index) - SPI(Schedule PerformanceIndex) - ETC(Estimate to Complete)

小規模・単発プロジェクトが目立つ中国―日本のオフショア開発でも、プロジェクト管理ツールを整備して中国側にデータ解析スタッフを配置すれば、EVAや資源情報を週報で扱えないだろうか。


(本誌発行人)

先日、「うちは失敗したことがない」と豪語する中国ベンダの日本人営業マンに会った。プロジェクト失敗の定義は人によってまちまちなので、額面通りにコメントを受け取るわけにはいかない。とはいえ、話を聞くとなかなか興味深い仕組みに心を動かされた。

この中国ベンダは、業界標準のPM知識体系を参考にした独自の開発プロセスを持っている。技術トップを兼ねる中国人総経理は、連日のようにOJT形式で社内の若手リーダー候補に匠の技を伝授するという。

一方で、きちっと単体試験をしているにも関わらず、最終局面でつまらない不具合が頻発するというご意見もある(アンケート掲示板)。レビューにレビューを重ねても、一向に改善されない様子が痛ましい。


■成功の勘所

頼もしい成功談を1つ。

『初めて委託する会社や担当者の場合には、コーディング開始から1週間目に必ずコードを送ってもらい、コーディングの癖を見抜いて指摘する』

情報提供者によると、利用するコーディング規約はシンプルで項目数も少ない。規約やレビューの目的は明確。必要な手は貸すけど、余計なことはしない。メリハリのきいたcontrolだと感心した。


2008年01月30日 06:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インドIT企業インタビュー、ありがとうございます

みんなに放置されっぱなしと思われた「インドIT企業を取材させて」独り言プロジェクトですが、ボディーブローのようにじわじわと反応が出始めました。

情報提供はとても助かります。日本人SE(20代後半~40代)が最も知りたい現場の生情報を仕入れたいので、お気軽にご連絡ください。露骨な営業活動をしない限り、どなたでも大歓迎です。

逆に、幸地に取材して欲しいテーマがあれば、こちらもお気軽にお寄せください。

・インドIT企業のここが知りたい!
・インド人のソースコードも本当は汚いのでは?
・オンサイト・コーディネーター(通訳)のお仕事って何?

何でも結構です。メールでもいいし、ブログのコメント欄に匿名投稿してくださってもOK。

匿名投稿はこちらから→ http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/



2008年01月30日 05:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

週報でアーンド・バリュー分析は可能か? 2008/1/29
計画的にサンプルチェックしました
中国側のPG開始スケジュールより前に規約書を一式送付し、主要PG数人にプロトタイプの作成を依頼し、その後現地に向かってチェックする事で一定の品質を保つことに成功しました。ただプロジェクトの規模的に日本人SEが訪中する費用を計上できないものが多々あるのが現状です。
(アンケート掲示板より)

現地に行って、現物を観ると、オフショア開発の成功確率はぐんと高まる。とはいえ、中国に子会社を設立してオフショア拠点に日本人駐在員を送り込んでも、なかなか成果が出せない会社もある。

プロジェクトの規模が小さいうちは、頻繁に海外出張するわけにも行かない。だが、卓越した個人が縦横無尽に活躍することで小規模プロジェクトを楽々成功させることが出来る。

何かと引き合いに出されるインドと米国のオフショア開発だが、彼らはいったいどのように日々の進捗を管理しているのだろうか。

気になってインド―米国間の実態を調査したところ、プロジェクトマネジメントの技法を駆使して、現実の姿を把握している様子がうかがえた。
(米国企業は、ちゃんと現物確認しているのだろうか?)

【インド―米国 週報で特に気になったところ(※)】

・アーンド・バリュー分析(Earned Value Analysis)
- CPI(Cost Performance Index)
- SPI(Schedule PerformanceIndex)
- ETC(Estimate to Complete)

・key metrics and SLAs
- 人材流動率(たとえば月率5%以下)
- スキル経験(たとえばメンバーの75%以上は3年以上の経験者)
- オンサイト/オフサイト比率
- 最新の不良率(工程ごとに異なる複数の指標)
- 最新の変更率(たとえば10%以下)

※日本の週報でよくある項目はほとんど網羅されています


■成功の勘所

インド―米国のオフショア開発では、週報でこのような実績データ・各指標が交わされているという。もちろん、大規模かつ長期契約を前提としたオフショア開発での話。

小規模・単発プロジェクトが目立つ中国―日本のオフショア開発でも、プロジェクト管理ツールを整備して中国側にデータ解析スタッフを配置すれば、EVAや資源情報を週報で扱えないだろうか。



2008年01月29日 05:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

琉球新報に写真掲載 2008/1/29

沖縄県の地元新聞、琉球新報に写っている私の写真を発見。米粒よりは大きく載ってます。


2008年01月29日 05:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中間納品はお化粧されたプログラム 2008/1/28
三現主義とは
現場に行って、現物を観て、現実を直視せよとの教訓。品質管理の基本的な心構えである。
(本誌発行人)

中国オフショア開発で痛い目にあった日本人プログラマの嘆きより。


中国から完成したプログラムが納品されたので、日本で動作確認したところ、単純なバグがいくつも見つかりました。直ちにQ&A票で不具合を指摘しましたが、中国側の試験では問題なかったと一蹴されてしまいました。

実は、このプロジェクトの基本設計は、日本側の都合で大幅に遅れていました。中国オフショアチームは、不平をこぼさず連日残業で対応してました(中国社内では不満たらたらかもしれません)。納品間際には、日本も中国も休日返上で作業にあたりました。

ところが、いざ蓋を空けてみると中国からの納品物はバグだらけです。ですが、日本としても中国に多少の負い目があるため、厳しい態度で責任を追及することが出来ません。

納期が迫っていることもあり、中国での修正をあきらめて、全て日本側で対応することになりました。普段からお世話になっている日本のBPに急遽PGを増員してもらい、他人のソースコードのデバッグに明け暮れました。

結局のところ、予定よりも手間もコストもかかりました。これがオフショア開発なら、もう要らないと思います。(日本人)


上記は、20代の日本人プログラマの言葉である。もしも、同じセリフを日本人プロジェクトマネージャーが言ったなら、「それは自業自得」と非難の嵐は避けられまい。だが、この状況で当該20代プログラマを責めるわけにはいかない。

当該プロジェクトでも、途中で中国からサンプル・プログラムを取り寄せて動作確認を行っていたはずだが、最悪の事態を防げなかった。途中納品されたサンプルだけが、お化粧されていたのかもしれない。

今となっては後の祭りである。結果的に、この会社の三現主義はお題目にすぎないことが判明した。オフショアゆえ現場にゆけず、忙しさのあまり現物チェックを怠り、サンプルに騙され現実を見誤ってしまった。


■成功の勘所

2008年3月創刊のオフショア開発専門雑誌より。

中国語の「没問題」を、日本人が文字通り「問題なし」と解釈すると危ない。「没問題」のに「現在」の2文字をつけて考えるべきである。これまでの作業工程では「没問題」。でも、明日問題が発生するかどうかは、誰もわからない。それくらいの軽い発言であることが多い。

              ※

【アンケートに回答しよう】

☆オフショア開発では、三現主義(現場・現物・現実)が無視されがち。計画的にサンプルを中間納品させても、お化粧されてチェック機能が働かないことが多い。

◆よくある
◆たまにある
◆あまりない
◆皆無、当社は完璧
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年02月05日23時00分
協力:クリックアンケート


2008年01月28日 07:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

短期出張 2008/1/28

今夜沖縄。
明日琉球大学。
明後日朝便帰京予定。


2008年01月28日 07:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/1/25)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/1/21 - ITpro
2007年のBPO市場,EMEAが100億ドル超規模で初めて米大陸を上回る

EMEA(中東/欧州/アフリカ)におけるBPO契約合計金額は100億ユーロ(145億7000万ドル)で世界全体の50%以上を占め,初めて米大陸市場を上回った。ドイツ,オランダ,スウェーデン,スイス,フランスが特に好調だった。


・2008/1/22 - 中国情報局
ブリッジSEなしでオフショア開発はできない?

受注者側のプロジェクトマネージャーやリーダークラスの人材がブリッジSEの役割を果たしている。


・2008/1/23 - ジェトロ
インド企業のグローバル戦略 (2008年1月)

インド企業はグローバル化を進め、「インド多国籍企業」となりつつあります。これらインド企業は有望なパートナーに、あるいは手ごわい競争相手になりえます。本調査の目的は、こうした主要インド企業の基本情報やその海外戦略を整理することで、日本企業の参考となる資料を提供することにあります。


・2008/1/24 - ITpro
オフショア時代を乗り切る明確な要求仕様作成術

Rubyで「要求仕様としての動くアプリケーション」を作る。きちんとオブジェクト指向を理解して,ちゃんとした構造でアーテクチャ設計ができるオフショア委託先を選びたい。


・2008/1/24 - マイコミジャーナル
現場はオフショアとの板ばさみの中で……

オフショア開発の立ち上がりの過程では三つのことが起こる。
1.日本にあって、オフショアにもあるものを探し求める。
2.日本にあって、オフショアにないものが目に付く。
3.日本になくて、オフショアにあるものを見直す。


2008年01月25日 07:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

直近予定 2008/1/25

昨夜は、久しぶりに社会人のお勉強仲間と渋谷で飲みました。例によって、私だけウーロン茶専門です。お店に入ったのが19:35、店を出たのは23:30。おっさんだけなのに、よく盛り上がりました。

異業種にお勤めの方の話はいつも面白い。昨夜はたまたま製造業が多かったですが、ひとくちにメーカーといってもいろいろあります。

純和風の国産メーカー、外資に買収された日米ジョイントベンチャー、製造業向けコンサル、そして多国籍で多角化戦略な日本企業。東急田園都市線のトラブルで参加できなかった友人が唯一の同業者。

久しぶりにサラリーマン的な愚痴も聞けました。給料や転職事情、家族サービスといった人間っぽい話題が多くて、ちょっとだけ居心地が悪かったです。わたしの神経は完全に麻痺していると再確認。

一方で、巨大な事業規模や複雑なマネジメント環境、IT業界には到底真似できない驚異的な改善・改革のうねりを肌で感じることが出来ました。

出版準備に追われて、連日独りで原稿書きに勤しむ私の生活とはまるで別世界。イケイケ自転車操業で全力投球する中国企業の上級管理職とは、一味もふた味も違った雰囲気でした。

私が原稿を書かない日といえば、セミナーやコンサル業務、琉球大学での講義、それらの合間に、アイコーチ社長として資金繰りやら資金調達のための事業計画づくり。

まだまだあるぞ。沖縄県情報産業アドバイザとして申請書作成代行、琉球大学との産学連携プロジェクトの企画推進。

全ての活動は一つの理念に集約されますが、ちょっとパワー分散しすぎかもしれないと反省したりして。

直近の予定をざっと書き出してみます。

1/25 中国ベンダ経営者インタビュー、ベトナム関係者と面談
1/26 東京都内でイベント主催
1/27 横浜でセミナー講師
1/28 沖縄に移動
1/29 琉球大学
1/30 東京都内で打ち合わせ、飲み会(ウーロン茶)
1/31 原稿締切
2/1 東京都内で終日セミナー
2/3 沖縄に移動
2/4-5 琉球大学
2/19 沖縄関連の公募申請書締め切り
3/12 琉球大学との産学連携プロジェクト申請書締め切り
3/20 オフショア開発フォーラム2008 in 杭州
5月連休 オーストラリア出張


2008年01月25日 07:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本人は犬型、中国人は猫型・・・引き出しを増やす良策 2008/1/24
日本人は犬型、中国人は猫型
はっきり善悪が決められないコメントの書き方、括弧の位置、命名ルールなどは日本人ならルールに従う、中国人なら自分の習慣に従うようです。この意味では日本人は犬型、中国人は猫型かもしれない。
(アンケート掲示板より)

いまどき、中国オフショア開発の世界でコーディング規約の議論がここまで盛り上がるとは思わなかった。

※3日間のコメント数 約40件(2008/1/24 14:00現在)


・技術的なチェックですが、これはルール守りとリーダークラスのソースレビューが有効かと思います。PGたちはすべて理解するのは大変でしょうね。最初からプロジェクトに入るわけではないし、仕事経験も少ないし。


・日本はコーディングルールの価値観に縛られすぎだと思っています。


・「経験の浅いプログラマに規約遵守を徹底させる」のは受託企業の仕事だと思いますが、まさか委託先が教育しようとしたりするでしょうか?


・「メソッドの行数は50を超えてはいけない」のような内容は常識ですが、「メソッドの行数が51行だったのでバグです」だったりするとうっとうしいでしょう。日本人なら平気ですか?


もしも、もっともらしい言い訳をしてコーディング規約を守らない日本企業があれば、顧客から一方的に罵倒されるだろう。だが、日本社会にだって、深夜の赤信号や国道の速度制限と同じように、守られないルールは多い。

本誌では、日本人の特徴はあーだ、中国人の特徴はこーだと安易にステレオタイプで分類する行為を厳しく諌める。一方で、自己の経験に基づき、オフショア開発の各現象を隠喩表現する試みは強く推奨する。

一本の評価軸だけでオフショア開発を語る行為は危険だが、複数の矛盾する評価軸を駆使して統合的にオフショア開発の成功要因を分析する行為は高く評価される。


■成功の勘所

オフショア大學が推奨する好ましい態度とは。

・「日本人は犬型、中国人は猫型」「日本はお刺身文化、中国は麻婆豆腐文化」のような分かりやすい喩えを出来るだけたくさん持つ。(引き出しの多様性)

・矛盾する複数の評価軸を意識して使う(矛盾統合)

中国人は個人主義といいつつ、人脈や面子など人間関係を何よりも大事にするのも中国社会。

日本人はマニュアル好きといいつつ、サービス残業など法律違反の労働態度を容認する日本社会。

中国人は個人主義&マニュアル嫌いといいつつ、判を押したように集団で資生堂などのブランド品を買いあさる矛盾行動。

日本人はコーディング規約を守るといいつつ、高速道路の速度制限を誰も守らないという矛盾行動。


2008年01月24日 17:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

アポ勘違い 2008/1/24

今日は東京都内でランチミーティング。


のつもりでしたが、ポカしました。
私の勘違いで、予定は来週の木曜日でした。

先方の会社で受付の女性を困らせてしまいました。

「本日お約束させていただいているようですが、□□は外出しておりまして、まことに申し訳ありません」

(・・・5分後)


「あのーー、すいません。やっぱり、私の勘違いでした。ごめんなさーい。今日アイコーチの幸地が間違って訪問してたよって、□□さんには内緒にしておいてね。恥ずかしいから、おねがい」



2008年01月24日 17:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

怒っても効果なし、謝罪するが改善なし 2008/1/23
コーディング規約を守らない中国子会社にご立腹・・・効果なし
開発連絡用の掲示板上で日本語で守らないのはルール違反だ、と怒りを示しました。リーダは謝りますが、次も同じことを繰り返します。怒っても効果はないな、と感じました。
(アンケート掲示板より)

中国オフショア開発において、プログラマがコーディング規約を守らないのは「規約の重要性を知らないから」と回答した人が最新アンケート結果の約半数を占める。

一方、日本が提示するコーディング規約には無駄な作業が多く含まれると指摘する者もいる。


・「get_userData()は規約違反、GetUserData()としなさい」という修正をメンバー10人・1時間かけて行ったとして、いったい何が改善されるのでしょうか?


なるほど、ひとくちにコーディング規約といっても、大きく2種類に大別されるようだ。

・R1 命名規約といった単純な規約
・R2 設計指針に関する規約

前者の命名規約といった単純な規約(R1)については、ツールによる自動チェックと罰則規定を盛り込んだ半強制的な指導によって対処可能である。

一方、後者の設計指針に関する規約(R2)については、規約の目的、規約の重要性、規約を守ることで得られる効果を言葉で十分に説明する必要があるとのコメントが目立った。


・やはり、その規約を守る意味付けが重要ですよね。結局、その規約を守ることによって、性能が上がるとか、目に見える効果が無い限りは、難しいです。

・面倒でも一つずつ、実務の意味を伝える必要があります。これさえ押さえておけば、頭の良い中国人はしっかりとやりますよ。


この教訓をオフショア開発抵抗勢力が耳にしたら、きっとこのように反撃するだろう。

「中国を使うとコミュニケーション・コストが膨れてしまい、コスト削減効果が得られないのではないか?」

「中国を相手に日本式の"あうんの呼吸"が通じないのはよく理解できた。だが、当社では慢性的な人手不足なので、余計なコスト負担を強いられるオフショア開発なんて、しばらく無理!」


■成功の勘所

中国オフショア委託先にコーディング規約を守らせるには、規約の目的、規約の重要性、規約を守ることで得られる効果を言葉で十分に説明する必要がある。

その反面、保守性や障害対応に関するコーディング規約の定量評価は難しいため、経験の浅いプログラマに規約遵守を徹底させるのはかなり苦労することがある。


2008年01月23日 06:11 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

カントリーマアムは3個まで 2008/1/23

おやつに不二家チョコチップクッキー、カントリーマアムを食べました。レンジでチンしたら、さらに美味しくなるそうです。そんな裏技があるなんて、初めて知りました。

試しにレンジで再加熱したら、時間を忘れて、あちこーこーになってしまいました。

甘いお菓子なので、カントリーマアムは1日に3個までと自主規制しているのですが、大人の男性には厳しすぎる規約です。



2008年01月23日 06:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オープン・クエスチョン(Open Questions)にイライラ 2008/1/22
オフショア開発でコーディング規約が守られません
なぜ、中国では明確な規約すら守らないのでしょうか。

・規約を理解していないから   (6票) 19%
・違反しても罰則がないから   (2票) 6%
・規約の重要性を知らないから  (20票) 63%
・当社ではちゃんと規約を守ります(2票) 6%
・その他 (2票) 6%

○途中結果を見る(コメントボードが盛り上がっています!)


(アンケート途中結果)

2008年3月創刊予定のオフショア開発専門誌編集会議より。


聞き手:本誌発行人  話し手:中国駐在の日本人マネージャー

――オフショア開発では、日本側のQ&A回答遅延が数多く報告されています。

・初めて中国オフショア開発に携わった頃は、大半の質問がオープン・クエスチョン(Open Questions)でした。Yes/Noで答えられない自由度の高い質問で「○○はどうしますか?」という形式です。「ちょっとは自分で考えろ! こっちも忙しいんだ!」と何度となく
思いました。


――それは確かに辛いですね。どのように問題解決しましたか。

・クローズド・クエスチョン(Closed Questions)を使いました。質問側の負荷が高くなりますが、回答側の負荷は大きく低下します。大半の回答はOKの一言で完了しますし、Noの場合も相手の考え方・理解度がよくわかるので説明が容易です。Q&Aに関しては、日本側がボトルネックになることが多いので、このやり方は効果的です。


■成功の勘所

巷でよく言われるQ&A遅延の以下の対策について答えなさい。

「一定期間経過しても回答がなければ承認とみなす」

問1 この対策が機能するための前提条件を挙げなさい。
問2 この対策は、初めてのオフショア開発でも有効だろうか?
問3 Q&A回答期限は、どれくらいが適当か?

○あなたの答えをコメントボードに記入しなさい(匿名可)


2008年01月22日 06:34 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

リニューアル計画 2008/1/22

メルマガの体裁をリニューアルしようかと検討中。配信頻度は変えないつもり。日刊配信はうるさいですか? うざくても、やめませんよーだ。


2008年01月22日 06:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

レビュー時に指摘されなかったので今さら修正できません 2008/1/21
コーディング規約を守らない中国人プログラマ
コーディング規約にはっきりと「例外を無視してはいけない。」「想定外の例外を捕捉(catch)してはいけない」と書いてあるのですが、全く守られていません。完全無視です。
(オフショア大學/日本人)

2008年3月創刊予定のオフショア開発専門誌編集会議より。


今回ソースコードを見てもっとも愕然としたのは例外処理。
数百箇所も禁止コードがそのまま書いてあるのです。

 try {

  処理;

 } catch( Exception ) {

  // 何もしない

 }

               (ある中国オフショア開発より)


日本人マネージャが数百箇所におよぶ禁止コードの修正を中国人プログラマに指示したところ、以下の理由からあっさり拒否された。

・今からやると納期に間に合わない
・修正すると不具合が発生する
・レビュー時に指摘されなかった
・□□□□□□□□

 →そんなの関係ねー。今すぐ直せ(怒)


■成功の勘所

受け入れ担当者の技術力がないと、コーディング規約準拠を断念せざるを得ない。なぜなら、多少の規約違反があっても、見かけの上では、プログラムは正常動作するから。あなたなら、どうする?「規約だから」の一点張りか。それとも・・・


☆オフショア開発でコーディング規約が守られません。もっともらしい言い訳をして修正依頼にも応じません。なぜ、中国では明確な規約すら守らないのでしょうか。

◆規約を理解していないから
◆違反しても罰則がないから
◆規約の重要性を知らないから
◆当社ではちゃんと規約を守ります
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年01月29日23時00分
協力:クリックアンケート


2008年01月21日 23:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多忙注意報 2008/1/21

のだめカンタービレのテレビ版アニメ23話、全部観ちゃいました。
(2008/01/15号の編集後記参照)

あー、忙しいったらありゃしない。

押入れの奥でほこりを被ったまま長年放置されたマイ三線。
いつ練習復活しようかな。



2008年01月21日 23:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/1/18)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/1/15 - China Press
中国福建省:ソフト産業が好調に発展

福建省情報産業庁によると、ソフト及びSIの販売収入は220億元(約3252億3200万円)に及び、前年同期比41%増加した。ソフト輸出額は5100万ドルに及び、同期比60%増加した。組み込み式ソフトの輸出額は1億4600万ドル、前年同期比8.1%増加した。


・2008/1/16 - ITpro
「ユーザー企業の経営者にIT活用の重要性を訴える」のが大手ITベ
ンダー・トップの役割

オフショアで学べるのはインドや中国の技術者になるし、ノウハウが流出する可能性もある。人材育成に多大な影響も及ぼすだろう。


・2008/1/17 - 琉球新報
格差是正のモデルに IT戦略フォーラム

「中国の技術者研修を沖縄で実施するなどアジアとも連携していきたい」とアジアとの交流拠点としてパークを活用する考えを示した。

↑ウェブに掲載された写真に私も写っています。(幸地)


・2008/1/18 - ITpro
海外コミュニケーションを円滑にする報告書の書き方

過去,現在,未来の時制がはっきりしていない文章を多く見受けました。別の海外プロジェクトでは,事実と予測とが混ざって記述されている報告書に悩まされました。5W2Hを明確にして書く。


・2008/1/16 - マイコミジャーナル
「下請けとして接してはいけない」の意味がわかるだろうか?

中国側PL:こちらで作った伝票登録画面自体は問題ありません。原因はこちらでは調べられません。
中国側PL:ですから、こちらが作成した部分に問題があるなら、指摘していただければいつでも修正します。今回の問題はこちらの担当範囲外にありますから、こちらでは調べようがありません。



2008年01月19日 17:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インド取材先を募集中 2008/1/19

いまさらの感もありますが、最近になって、ようやくインドのオフショア開発へも興味が湧いてきました。あちこちから、インド情報を要望される機会も増えていますし。

経済誌で扱われるインドIT記事は、米国を中心とする大上段から構える戦略論か、一般大衆ウケする当たり障りのない話題がほとんど。

いまいち、躍動感が感じられず、実際の現場の様子が伝わりにくいなーと不満を感じています。個人的に、インド記事でも小手先のテクニック的なTIPSを読んでみたいねと知人に愚痴をこぼしたら、

「そうなんですよね。私も同感です。理論などどうでもよくて、やはり、インドオフショアの現場の声やTIPSなどを聞きたいです」

と、これまた極端な形で同意が得られました。理論などどうでもいいなんて、あんた殺生な・・・(コンサル業界に恨みでも?!)。

そこで、もし本誌発行人の取材を受けてもいいよ、という貴重なインド関係者がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。質問表を用意して、お待ちしております。

インタビュー希望、取材受けます → mailmag@ai-coach.com



2008年01月19日 17:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「~を○○することはできない」は危ない 2008/1/17
この表現の問題点を指摘できますか?
直接アプリケーションがこのオブジェクトを操作することはない。
(日本人が書いた詳細設計書より)

以下はシステム開発の設計書で用いられた文章である。これらを中国オフショア開発で使ったとき、どんな問題が発生するかを指摘しなさい。

1.直接アプリケーションがこのオブジェクトを操作することはない

2.テンポラリファイルにログをアペンドする

3.例外扱いとしてプログラムの自動アボートを行う

【ヒント】

・カタカナ用語
・サ変動詞
・日本語を読めない中国人プログラマに向けた文章だとしたら?
・自動英訳できるか?


■成功の勘所

以下の3つの例文のうち、中国オフショア開発で用いるとしたら、どれが最も相応しいか。あるいは、他にもっとよい言い回しが存在するだろうか。理由をつけて答えなさい。

「直接アプリケーションがこのオブジェクトを操作することはない」

「アプリケーションは、直接このオブジェクトを操作できない」

「このobjectは、Applicationによって直接には操作不可能である」


※上の3文章ですが、それぞれ微妙に意味が異なります。実践では、
前後の文脈に応じて、単語や言い回しを上手に使い分けましょう。


2008年01月17日 23:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

むーちーびーさ 2008/1/17

来週と再来週のアイコーチ日程が大きく変更になりました。とりあえず、金曜日に沖縄から東京に戻って、真冬の世界を堪能します。

寒いのはやですけど。

内地の人に「むーちー(鬼餅)」の由来を教えたら、ビビられました。詳しくは検索して調べてみて。

沖縄好きのあなたは、名著『沖縄の艶笑譚』をご覧あれ。
http://amazon.co.jp/dp/B000J4QDDA/aicoach-22



2008年01月17日 23:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語と英語の両方で仕様書を書きます 2008/1/16
自己反省、プログラマまで遠い
通訳兼ブリッジSEを通して日本語で書いた仕様書を説明しました。同じテーブルを囲んでいるのに、ブリッジSEを通してしかコミュニケーションができず、私もブリッジSEの顔しか見ませんでした。
(日本人)

かつて、オフショア開発を経験した者なら、ブリッジSEを介した仕様説明で何度も失敗を重ねたことだろう。「失敗」と書いたが、特に恥じることはない。小さな失敗の積み重ねは、オフショア開発の成功に向けた正常なプロセスの一部である。

オフショア大學を受講したある日本人SEは、中国への仕様伝達を効率化するために、Q&Aなどの短い文書は片っ端から英語化していったという。実に興味深い改善事例である。

・日本語と英語の両方で文書作成した

・できるところから着手して、徐々に仕様書全体にまで英語化の範囲を広げた

・その結果、仕様理解不足のバグが激減した

・日本側の文書作成工数は大幅に増大したが、プロジェクト全体の工数削減に寄与したので満足


■成功の勘所

前述の改善活動をはじめたきっかけは、中国人プログラマとの距離を縮めたいという、極めて個人的な動機が出発点である。だからこそ、決して英語が得意とはいえない平凡な日本人SEが、Q&A文書の英語化に踏み切れた。短絡的な効率性だけを求めていたら、面倒な英語化なんてきっと長続きしなかっただろう。

あっぱれ×5!


2008年01月16日 19:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

対日オフショア開発より儲かる事業 2008/1/16

昨夜は、沖縄県那覇市の居酒屋にて、元ジェトロ大連事務所長の有名人M氏と大連市ソフトウエア産業日本事務所代表を囲んで、沖縄IT産業の将来とオフショアリング談議に花を咲かせました。

年率10%超の右肩上がりの成長を続ける大連と、一人当たりの県民所得が全国最下位に甘んじる沖縄県。

どちらも、外部からの「仕事誘致」という共通目標を持つ一方、取り組み姿勢や内外の環境要因については対照的な地域です。

昨夜の私はアイコーチ代表ではなく、沖縄県IT産業振興に携わる者として、有難く助言を頂きました。当然ですが、メルマガには到底かけない内輪ネタもあり。

大連では、本業の対日オフショア開発事業よりも、□□□□の方が儲かっている会社があるなど、目から鱗の楽しい会食でした。


2008年01月16日 19:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

5Sへの関心なし? 2008/1/15
デスクワークも整理・整頓・清掃から
オフィスの5Sを推進することで、出来ている仕事をより効率的にしましょう、ということです。まずは最初の3Sでいいと思います。
(改善コンサルタント/日本人)

最初に5Sの話題を提供してくれた中国製造業に明るい改善コンサルタントの友人は、アンケート途中結果と投稿されたコメントに対して次の言葉を返した。

(◇:投稿コメント ◆:改善コンサルタント)

◇初めて職場を経験するときに5Sを教わってもらいましたが、結局は今まで一番簡単な本やペンなどの整理・整頓さえ出来てないです。会議のメモは殆どとっておりませんし、清掃・清潔は基本的に頭に無い現状です。・・・・・・自分の作業現場が写真取られたりするのは大嫌いです。仕事がうまくいけばそれでいいだろうと思う方ですので。

◆ある意味、ごもっともです。オフィスの5S(最初の3Sでいいと思いますが)を推進することで、出来ている仕事をより効率的にしましょう、ということです。

ただ、現状でいいと思っている人には、出来ないでしょう。でも、そんな方にも、整理・整頓をやることによる効果を実感してもらえれば、やれるようになるのですが。

どうしても自分の机は、ほっといてという人でも、関係者との共通の書類やファイルがあるでしょうから、それらだけは自分で仕舞いこまないで、必ず約束の場所に置く、戻すことだけは、守ってもらいます。周りの人に迷惑を掛けるのは、論外だからです。

部門やグループで、そういった共通ファイルに関するルールがなかったら、整頓のポイントである3定(*)をやることが第一歩になります。

*3定とは・・・定位、定品、定量


◇私の理解では5Sは形式ではなく、人(会社)の意識、品格、教養の反映です。品格のいい人であれば、落ち着く製品が作れる安心感、信用性を人に与えます。実もそうだと思います。5Sの導入は実に会社の品格を上げる活動だと思います。

◆幸地さんがメルマガで取り上げた事例のポイントは次の通りです。

1.通訳の問題
2.最初は躾ではなく、整理・整頓から
3.定点観測(写真撮影)

中国語に「躾」という字はない。整理・整頓から始めよう


コメント投稿された皆さんは、それぞれすばらしいご意見だと思います。躾は、ルールを守る、そしてその習慣付けですから、最初に守るべきルールを示す必要があります。ルールを守らせるという意味で、管理職・経営層を対象とするのは大正解。

5Sで躾から入るということはなくて、まず整理・整頓をして、その効果をわかってもらう。わかってもらえたら、それを継続する。この継続が難しいのですね。人間喉もと過ぎればですから。


■成功の勘所

先週から、オフショア開発またはソフトウエア開発の現場における5S「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の推進状況についてアンケートを実施しているが、回答者数が少ない。

ただし、これも一種のフィードバックだと思って、途中結果を有難く受け止めている。

「アンケート回答者数が少ない」=「関心が薄い」
 →「5Sは非効率?」「5Sをやっても無駄?」
 →あるいは「5Sなぞ初歩的なアンケートに答える必要なし?」



2008年01月15日 14:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

のだめカンタービレ 2008/1/15

世間からワンテンポ遅れてテレビドラマ「のだめカンタービレ」を観ました。原作はクラシック音楽をテーマにしたコミック漫画です。

わたくし、クラシック音楽のど素人ですが、このドラマには感動しました。今のところ2008年一押しの作品です(1/15現在^^;)。

最初に実写版テレビドラマを観て、次にテレビアニメ版を観て(予定)、最後に原作漫画コミックを読みます(予定)。

もしも、順番が逆だったら、すなわち、最初に原作漫画から入っていたら、テレビドラマなど決して観なかったでしょう。原作のイメージが崩れてしまうので。

実際、少年ジャンプで北斗の拳を知った私ですが、後にテレビアニメ版を観たときには正直つまらなかったです。ましてや、実写版ドラマには耐えられないでしょう。

『めぞん一刻』はテレビアニメ版から入って原作漫画に移りました。ですので、私にとっては、アニメと漫画、どちらも大好評です。

最近だと、『ごくせん』や『ドラゴン桜』は実写版テレビドラマから入りました。どちらも、スカッと問題解決する爽快感と、涙なしでは観れないラストシーンに惹き込まれます。

私の場合、実写版、アニメーション、そして原作漫画(小説)への期待は次のように分類されるのではないかと自己分析します。

【映画・ドラマ、アニメ、原作漫画・小説への期待】

・実写版ドラマ(映画)への期待
単純明快な爽快感、涙と感動、ビジュアル重視

・アニメーションへの期待
時空を超えたファンタジー性、深みのあるストーリ展開

・原作漫画(小説)への期待
上記アニメへの期待に加えて、ドロドロした負の人間性や社会の縮図


といいつつも、リアルタイムにテレビドラマを観ることはなくて、上記は全てCMカットされた録画モノばかり。ドラマに限らず、映画も歌番組も、最近ではスポーツですらテレビ鑑賞しません。

現在は、唯一NHKの朝のドラマをリアルタイムで観ていますが、これは沖縄出張時限定。母親が観るので、何となくお付き合いしています。ちなみに、今週の月・火・水は沖縄滞在。

(いつの間にか、ちりとてちんが結婚してたので、驚きました)


2008年01月15日 14:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2008/1/11)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/12/31 - CNET Japan
グローバルなバリューチェーンの再構築と情報の生産性

多様なバリューチェーンの展開が、Market型でも、Hierarchy型でも、いずれでもない産業組織形態の展開を生み出す実行の鍵は一体なんでしょうか。それは、「非・価格情報」にある。


・2008/1/7 - ITpro
“価値”を持たないエンジニアが消える日

日本のユーザー企業は,特別に意識することなくオフショアでシステム開発を行うようになる。知らず知らずのうちに,無価値な日本のエンジニアを使わなくなるだろう。


・2008/1/7 - ITpro
仮想化とグリーンITがキーワードに,アフターJ-SOXも動き出す

国内大手ITベンダーの海外展開の動きも強まっている。中国やインドを中心に現地のベンダーを買収し,日系企業の進出時にシステムの構築・運用を支援する。


・2008/1/7 - 東奥新聞
青森の企業に大連からIT研修生

大連理工大学などの在校生や卒業生を対象にする。県内で不足している「組み込みソフト」や「アニメーション製作」などの技術習得者ら、数人程度から受け入れを始める予定。研修期間は数カ月から二年程度を想定。修了後、本人の希望によっては社員採用。


・2008/1/9 - ITpro
米Gartner、2008年のアウトソーシング世界市場は前年比8.1%成長

市場けん引者はインド企業。米国市場で年間約40%,欧州市場で年間約60%の成長をみせた。インドシェアは2008年にやや縮小。米Microsoft,ドイツのSAP,米Google,米Amazonなどの大手企業がSaaS製品を相次いで発表している。


・2008/1/7 - 琉球新報
IT戦略フォーラム 1月16日、新報ホール

第1部は「テイクオフ~IT津梁パークプロジェクト」と題して、IT先端企業やBPO(事務作業の外部委託)誘致に向けた「IT津梁パーク」プロジェクトの詳細を発表する。第2部はパネルディスカッション。同プロジェクトの魅力と課題、今後の構想を討議。


・2008/1/10 - 人民網日本語
外国人が「上海IT青年10大新鋭」に初入選

インド第4のソフト会社、サティヤム・コンピュータ・サービスで大中華圏のトップを務めるインド国籍のRaghvendra Tripathi氏は2002年に上海に渡り、新上海人として中国市場を深く開拓するに至った。上海法人は500人近くまで増え、南京にR&D拠点も開設した。


2008年01月11日 07:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

【アンケート】☆オフショア開発またはソフトウエア開発の現場で5Sを推進したことがありますか? 2008/1/11

・中国語に「躾」という字がなぜないかと私も不思議と思いました。辞書を引くと第2級漢字に出ました。良く使われる第一級漢字(約3000)に入ってないので、ほとんどの中国人もわからないです。


・初めて職場を経験するときに5Sを教わってもらいましたが、結局は今まで一番簡単な本やペンなどの整理・整頓さえ出来てないです。会議のメモは殆どとっておりませんし、清掃・清潔は基本的に頭に無い現状です。・・・・・・
自分の作業現場が写真取られたりするのは大嫌いです。仕事がうまくいけばそれでいいだろうと思う方ですので。


・5Sを指導するときにその対象を良く考えないといけません.整理・整頓・清掃・清潔に関してはリーダ・現場に指導すればよいですが,躾けに関しては経営者・管理職に指導すべきです.整理・整頓・清掃・清潔と躾けはまったく別次元のモノです.整理で不良在庫を捨てるということは現場の判断ではできません.


・工場はシンプルで見えやすいのが一番です。できるところからやって普及しなかったのは、戦略がなかったから。きちんとしたグランドデザインがあり、躾ができれば給与があがるという明確なMOTIVATIONがあれば、必ず中国人の中で真似しようという人がでたと思います。


中国語に「躾」という字はない。整理・整頓から始めよう
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/01/post_45fa.html


→2008年1月10日号への反響の一部です。もしかしたら、5Sについて私の理解不足があり、それが幸いに転じて、皆さんのプロ意識を刺激してしまったかもしれません。よろしければ、ご意見やソフトウエア業界への助言をください。(幸地)


☆オフショア開発またはソフトウエア開発の現場で5S「整理」
「整頓」「清掃」「清潔」「躾」を推進したことがありますか?

◆5S推進効果あり
◆5S推進失敗した
◆5Sって何? 知りません
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年01月19日23時00分
協力:クリックアンケート



2008年01月11日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

男の冷え性、湯たんぽに望みを託す 2008/1/11

ネット書店のアマゾンで湯たんぽ買いました。
最近は男性の冷え性が流行っているそうです。

わたくし、昔から朝は強いですが、同時に冷え性でした。これまで低血圧と診断されたことはありません。中高校生の頃からストレスを抱えてたわけじゃないし、冷え性の原因はいまだに不明です。

東京ではあまりお目にかかりませんが、部屋の中でコートを着こんでコーディングする中国人プログラマがいます。暖房設備が貧弱な中国の南系出身の人が多いのでは。

実は、私も部屋の中でコートを着て仕事する派です。寒さには勝てませんから。

湯たんぽの効果ですが、就寝時にはとても助かります。足元がじわっと温まる感覚が心地よいです。今週は、仕事中に湯たんぽを有効活用できないものかと悪戦苦闘中。

ひざ掛けどころか、厚手の生地をスカートのように腰に巻いて、男のプライド投げ捨ててデスクワークに励みます。



2008年01月11日 06:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国語に「躾」という字はない。整理・整頓から始めよう 2008/1/10
工場も事務所も改善は5Sから
5S(ゴエス)とは、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の5つの頭文字をとって呼んでいるものです。躾とは、決められたことを正しく守ること、習慣づけです。中国語に「躾」という字はありません。
(改善コンサルタント/日本人)

ある中国オフショア開発ベンダで5Sの導入を試みたが、見事に失敗した。失敗した原因は「ISO導入の失敗と同じ」といえば、ほぼ察しがつくだろう。

日本人の5Sコンサルタントは、現場最前線のプロジェクトメンバーを相手にせず、日本語が通じる総務部の女性スタッフを丁寧に指導した。小さく始めて、徐々に横展開する作戦だ。

指導を受けた女性スタッフは今でも会社に残っている。だが、開発現場は何も変わっていない。中国製造業の事情に明るい改善コンサルタントの友人は、いきなり「躾」は難しいので、まずは整理・整頓から着手してはどうかと提案する。


■成功の勘所

製造業のお知恵を拝借。

5Sの整理・整頓を持続させるため、そして忘れないためによくやるのが、beforeとafterの状態をしっかり記録すること。簡単な話、写真を撮っておけばよい。そのときに定点観測と言って、同じ場所から写真を撮るのがポイントである。


2008年01月10日 06:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

空手、古武道 2008/1/10

今年初めて2時間セミナーを実施。立ちっぱなしで、しゃべりっぱなし。小さな研修室ではマイクを使わない主義なので、セミナー終了後は喉がカラカラに乾いてしまいました。

ぐったり疲れました。

2008年は衰えた体力を取り戻す1年にします。
空手や古武道をはじめたいなーと思う今日この頃。


2008年01月10日 06:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

進捗会議なぞ廃止してしまえ 2008/1/9
オフショア開発の目的
お客様に高品質なシステムを納品する事が目的であって、進捗会議はその為の手段の1つに過ぎません。進捗会議やレポートの方法・議事録・事実との差異の討論で開発の時間を割くのであれば、やらなければ良いのです。
(オフショア開発専門誌2008年3月創刊 執筆チームより)

コミュニケーションには、公式と非公式の2種類ある。公式なコミュニケーションとは、計画書で規定された会議体のこと。管理職の活動の8割近くはコミュニケーションに費やされているという。その大部分は、非公式なコミュニケーションである。

プロジェクトマネージャー養成マガジンの好川哲人氏は、コミュニケーションの本質は「情報共有」ではなく「相互理解」であると主張する。

情報共有の例:文書通達、要求仕様のヒアリング、共有DB設置
相互理解の例:背景・方針・戦略を知り、相手の「なぜ?」を把握

定例の進捗会議といいながら、実際には細かい仕様確認のQ&Aを繰り返すオフショア開発プロジェクト。中身を知らずして進捗確認などできないといえば正論だが、限られた開発時間が浪費されていくイライラ感は溜まっていく一方だ。


■成功の勘所

とあるオフショア開発プロジェクトでは、公式コミュニケーションを時間の無駄だと判断して進捗会議の廃止を決定した。その代わりに、全て現物確認に切り替えた。

進捗率を示す棒グラフをみても実態は掴めないが、ソースコードを読めば仕様理解のずれや設計漏れを早期発見できるという。窓口担当者の技術力がない会社には真似できない芸当である。


2008年01月09日 06:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

企画はその場の思いつきで決まったりして 2008/1/9

年末から昨日まで、130ページ近くの原稿と格闘しました。
エディター兼編集長。
まだ戦いは続いていますが、ようやく完成の目処がつきました。

関係者のみなさま、ありがとうございます。
心より、あけましておめでとうございます!?

2008年3月に創刊するオフショア開発専門誌の編集会議の後は、別件で出版企画会議に突入しました。

もともとあった企画が1件、その場の勢いで口にした企画が2件。
せっかくの機会です。面白そうなので全て挑戦してみようかと。
これから関係者を集めてスペシャルチームを編成します。

合言葉は「なんくるないさ」


2008年01月09日 06:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/28)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/12/14 - 富士通総研
中国におけるBPOベンダーの成功事例(1):Accenture(大連)

顧客向けで1,000人規模の上海デリバリセンターは基本的にITO専門である。例えば、高度な技術を持ち、かつ日本語もできる開発スタッフは大連よりも上海の方が多い。


・2007/12/14 - 富士通総研
中国におけるBPOベンダーの成功事例(2):Neusof(東軟)BPOセンター

歴史的な背景や人材のリクルートの容易さから、大連は日本向け、瀋陽は韓国向け、成都は欧米向けという役割を分担している。


・2007/12/14 - 富士通総研
中国におけるBPOベンダーの成功事例(3):GENPACT(大連)

大連では、BPO市場の拡大によりこれまで技術型のITOにこだわってきたアウトソーシング大手のNeusoft(東軟)やHi-Think(華信)もBPO事業に乗り出している。ITO業務とBPO業務の相互参入が見られる。


・2007/12/20 - 大和総研
オフショア開発の次のビジネスモデル

BPOについては、既にコールセンターやバックオフィス事務業務の中国アウトソーシングが盛んである。今後はITベンダが中心となり、業務作業だけではなく、システムと業務を組み合わせたアウトソーシングに展開できるであろう。


・2007/12/20 - PRESIDENT Online
マイケル・ポーターの「環境」戦略論(2)

輸送距離が長くなるために排出量を増大させるオフショアリング(海外への業務移管・委託)は、場合によっては、排出量が少なくてすむ近隣地域のサプライヤーへのオンショアリング(国内での業務委託)に置き換えられるかもしれない。


・2007/12/25 - IT PLUS
欠かせないグローバル視点での競争力強化・日本のIT産業の課題(3)

戦略論で有名なマイケル・ポーター教授は、国の競争力の持続性のためには生産性を常にグレードアップさせることが不可避であり、また国内のライバル関係や国内市場の需要の性質の重要性などを指摘している。


・2007/12/25 - 中国情報局
拡大する「組込み系ソフト」のオフショア開発

中国では業務アプリ系のソフト会社に比べ、組込み系のソフト会社は、まだまだ少ないというのが実態です。


・2007/12/26 - @IT
本当は楽しいIT業界――“重鎮”を超えて

競争相手がワールドワイドになっている。IT業界は建築土木業界よりも競争条件が過酷。その中で誰でもできる作業を日本人技術者が行う必要がない。


・2007/12/25 - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
我が国におけるオフショア開発の現状

国内企業がオフショア開発を進めている要因としては、内外の人件費格差に基づくコスト削減もあるが、国内の人材不足への対応という面も大きい。企業のIT投資が増加する一方で、ソフトウェア技術者の不足は深刻になっている。



2007年12月28日 06:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ラッキーセブン 2007/12/28

メルマガ777号達成。
今年はこれが最後の配信です。
お疲れ様でした。

年末年始は、オフショア開発専門雑誌の編集長として、馬車馬のように働きます。
ほとんどの中国企業は、12/29まで出勤ですね。


2007年12月28日 06:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多様性を抱け(Embrace diversity) 2007/12/27
中国ベンダから提案する際のリスク
一回間違った提案をした担当者は駄目人間と見なすことが良く有りますので、提案するにもそれなりのプレッシャーが伴います。
(中国人)

個人的に2007年を総括する。今年の最重要テーマは異文化コミュニケーション。教科書に書かれた知識体系をオフショア開発に適応させることに挑戦した1年であった。

2008年は「多様性(diversity)」の観点からオフショア開発の問題解決に挑みたい。今年セミナーでお世話になった峯本展夫氏の言葉が大きな助けになるだろう。


日本人は、相手が理解してくれるだろうという前提は置かずに、相手が理解するのは、自分の責任であると考える。そこから、予め話の内容を整理してレジュメなどの文書を示したり、相手が意味不明な内容を都度確認するなどの行動をとるようになる。
・・・

英語には素敵な表現がある。"Embrace diversity."である。「多様性を抱け」とは意味深い。これは、相手に敬意を払うのと同じ意味である。

自分と同様に相手をプロフェッショナルとして尊重することから、協調関係が生まれ、行動が変わる。この協調関係がプロジェクトにおいて、とてつもなく大きなパワーを発揮する。
・・・

現場の各リーダーは、自分達の立場で必要とする情報には耳を傾けるだろう。だが、全体的な視点で何が必要かとは考えない。「遠くから見る」という視点で見るのは、プロジェクトマネージャーしかいない。対話によって働きかける。次第に「つながり」が見えてくる。・・・

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル
    ―論理と知覚を磨く5つの極意 /峯本 展夫 (著)
社会経済生産性本部 (2007/3/20) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820118587/aicoach-22/ref=nosim

あなたは、納期間際になっても、能天気に提案を続ける中国人技術者に腹を立てたことはないだろうか。その時に「また後で」とお茶を濁して、それっきり放置プレイした経験はないだろうか。

そして、日本人の社交辞令「また提案してください」を真に受けて、必死に提案を繰り返す中国人技術者の徒労を考えたことはあるだろうか。


■成功の勘所

「なぜ中国人は言われたことだけしかせず、自発的に動かないのか」について。"プロフェッショナル"と"多様性"の二つの言葉を用いてあなたの意見を述べなさい。



2007年12月27日 06:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

論理と知覚を磨く5つの極意 2007/12/27

大先輩の峯本氏の講演や著書には、魂が込められています。自分もあんな風に表現できたらいいな、と感心しきりです。論理と知覚、左脳と右脳について、私もうんちくを垂れてみようかなと思う今日この頃。

失敗プロジェクトと成功プロジェクトの違いは「論理」や「左脳」の働きで説明できると思います。ですが、成功プロジェクトと大成功プロジェクトの違いは「知覚」や「右脳」、そしてプロフェッショナル責任でしか説明できないのではないでしょうか。

プロジェクトマネジメントの一流と超一流の違いを肌で感じたい方に、この一冊をお勧めします。ただし、万人受けする内容ではないと思うので、ドラッガーや7つの習慣が肌に合わない人は遠慮した方がいいかもしれません。

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル
    ―論理と知覚を磨く5つの極意 /峯本 展夫 (著)
社会経済生産性本部 (2007/3/20) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820118587/aicoach-22/ref=nosim


2007年12月27日 06:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ソース修正依頼に対して「動いているので問題なし」 2007/12/26
見た目よければ、全てよし
あるスレッドの待機に無限ループとフラグを使っている部分を発見しました。これはマズイ。「もっといい方法がある」と修正を依頼したのですが、中国からの回答は・・・・・・
(日本人/オフショア大學)

あなたは、委託先の海外拠点で、どのような手順・役割と責任・基準でソースレビューが行われているかを把握しているだろうか。20代前半のプログラマが大活躍する中国オフショア開発では、ソースコードの"品質"に関する不満が多いという。

こうした不満の一部は静的解析ツールを使えば解決できるが、ライセンス不足等の問題から万能薬とはいえない。

※参考記事「ソースコードのコピペ爆弾」


【集まったご意見】

・例外処理を無視するだけならまだしも、バグ発生確率を抑えるお化粧プログラミング技法を駆使する中国ベンダに辟易。

・「コピペ爆弾」「Javaを手続き型で書く」も満載です^^;思わず笑ってしまいました。普通なんですね。今回は新規分が8万STEP弱ありますが、たぶん1/2~1/3くらいで済むかと。継承とかイベントとかスレッド、GDI+、Win32など器用に使って、機能を実現していますが、(ソースと性能の)無駄をとること、再現性が低い不具合の対応には全く関心がないようです。

・動くだろうけど、、、この実装は。。。って思うソースが多々見受けられ、説明してもなかなか改善されません。

・あるスレッドの待機に無限ループとフラグを使っている部分を発見しました。これはマズイ。「もっといい方法がある」と修正を依頼したのですが、中国からは「動作してますから問題ありません」と回答されました。


■成功の勘所

前出のソース修正依頼を拒絶された日本人SEは、その後にある方法
で再びソース修正を依頼したら、あっさり問題が解決したという。
「ある方法」とは、いったい何だろうか。


2007年12月26日 21:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「言語技術」が日本のサッカーを変える 2007/12/26

先週の沖縄出張中に衝動買いした2冊目のビジネス書の話。

名護でコラーゲンたっぷりの軟骨入り沖縄そばを食べた帰り道、久しぶりに地元の宮脇書店に立ち寄りました。私は宜野湾市長田にある田園書房が好きなので、他店に浮気することは滅多にありません。

10数年ぶりの宮脇書店でしたが、店内の雰囲気は昔と一緒でした。懐かしいというか、何という進歩のなさ。嬉しくなっちゃいます。

実はお目当ての本を探していたのですが、見つかりませんでした。それで、諦めて文庫本コーナーを何となくぶらぶら眺めていました。

そこで目に付いたのが、一冊のサッカー本です。


日本人の場合、たとえば「のどが渇いた」と子どもが言うと、「私は牛乳を飲みたい」といわなくても、「はい、牛乳だよ」とお母さんが何か飲み物を出すでしょう。こうしたコミュニケーションの形式は、了解可能な相手とのやり取りに限定するなら、大変に優れた関係を構成しているといえます。・・・

ドイツだったら、子どもが「のどが渇いた」といってもお母さんは笑ったままでいるでしょう。いったい何を飲みたいのか、それを具体的に言葉にして伝えない限り、飲み物は目の前に出てこない。・・・

ドイツのサッカー選手たちは、10歳の子どものころからすでに、「オレはこういう意図でパスを出したんだよ。だから、こう動いてくれよ」と、言葉を発して言い合います。実際、筆者がドイツにいるとき、何も考えず大きく前に蹴り出すサッカーを見かけることはほとんどありませんでした。


「言語技術」が日本のサッカーを変える/田嶋幸三著
出版社: 光文社 (2007/11/16)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034268/aicoach-22/ref=nosim


多少オーバーな表現が使われ、過度の一般化がなされていますが、読み手がきちんと理解すれば大丈夫。オフショア開発でもお役立ち抜群のビジネス書です。

第2章「実践!ことばを鍛えるトレーニング」では、子どもの「言語技術」を鍛える指導テクニックを惜しげもなく披露しています。

独断と偏見ですが、サッカー好きで、曖昧な仕様書や幼稚なQ&Aに悩むオフショア関係者は必読の一書。プロ野球の野村監督が好きな人にもお勧めします。



2007年12月26日 21:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

年末年始カレンダーを知っていますか 2007/12/25
中国国家法定休日調整案
国務院弁公廳より、2008年度の中国の休日のスケジュールが発表された。先日発表された新規定により、新たに休日の日程が設定されている。また、7日間の連休の取り方も、これまでと少し替わっているので注意が必要だ。
(お友達の掲示板より)

正月休みから来年にかけての中国のカレンダーを確認しよう。情報提供者はいつもお世話になっているマイミクさん。


元旦:2007年12月30日~2008年1月1日(3日間)

1月1日(火)は法定休日。12月30日は日曜日なので、12月29日(土)の休みを12月31日に移動させて、3日間の連休とした。よって12月29日は振り替え出勤。


春節:2008年2月6日~12日(7日間)

2月6日は春節の大晦日(除夕)、2月7日(春節)、2月8日(正月初二)で休み。2月9日(土)、2月10日(日)は通常通り休みとなり、2月11日(月)と2月12日(火)は、2月2日(土)と2月3日(日)を振り替え出勤にして休みとする。


労働節:2008年5月1日~5月3日(3日間)

5月1日は労働節で休み。5月2日(金)は5月4日(日)を振り替え出勤にして休みにする。5月3日(土)は休み。


国慶節:2008年9月29日~10月5日(7日間)

10月1日、10月2日、10月3日は国慶節休み。9月27日(土)、9月28日(日)は、9月29日(月)、9月30日(火)へ休みを振り替え、土日が出勤となる。10月4日(土)、10月5日(日)は休み。


■成功の勘所

中国国家法定休日調整案のポイントは、5月の大型連休がなくなったこと。その代わりに、小さな連休が増えたこと。

※本誌発行人による事実の裏づけは行われていません。
参考になる情報提供をお待ちしています。

追加情報、公式サイト、間違い訂正など→ mailmag@ai-coach.com


2007年12月25日 17:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

効率が10倍アップする新・知的生産術 2007/12/25

先週の沖縄出張の際には、珍しくビジネス書を2冊も衝動買いしてしまいました。なぜ珍しいかというと、どこに行くにも、私は必ず何らかの書物を持参するからです。

自分にあう本というのは、内容も重要ですが、出会うタイミングも重要です。いんすぴれーしょんというか、びびび婚というか。

羽田空港で手にしたビジネス書は、瞬間的に「元気がでる」と確信しました。これは、先週時点での私の体調や心境、その他もろもろの条件が重なったために起こった現象です。

手にしたのは、ノウハウがぎっしり詰まった仕事術の本です。本来、元気アップを目的とした構成ではありませんが、先週の私の場合、右脳への刺激が心地よかったです。

今読み返して、面白いなーと思う箇所を1つ紹介します。ちなみに、私が元気をもらった文章は全く別の箇所です(^^)。


外資系コンサルティング会社に転職したての筆者は、周囲から「あなたの話は分かりにくい」と酷評されていました。

それもそのはず、転職前に何かを文章で相手に伝えるという必要性がほとんどなく、訓練もしていなかったからです。そこで、筆者は「なぜ、私の話は分かりにくいのか」を社内でアンケート調査しました。すると、次の2つが原因だということが分かりました。

1.相手の理解度を確認しないまま、また前提条件を説明しないまま、いきなり内容に入るから

2.話す内容がフレームワークになっていないから。特に「□・□・□」の区別がついていないため、雑多な情報に感じる。


オフショア大學でも使えそうな小ネタです。
私の引き出しにしまっておこう。

上記「□・□・□」については説明を要するので割愛します。詳しくはマッキンゼー関連のロジカルシンキング本を読んでくださいね。


効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
著者:勝間和代
単行本: 308ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2007/12/14)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002037/aicoach-22/ref=nosim



2007年12月25日 17:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/21)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/12/12 - 日中経済通信
中国、ソフトウエアの正規版化事業で顕著な成果を収める

北京で10日開催された全国軟件正式版工作会議によると、中国が近年実施してきたソフトウェアの正規版化事業は顕著な成果を収めている。


・2007/12/14 - 日中経済通信
中国の海賊版ソフトウェア、毎年10%のペースで増加

北京で10日開催された全国軟件正式版工作会議によると、中国の海賊版ソフトウェアは毎年10%のペースで増加しており、ソフトウェア販売の直接損失額が約40億元、ソフトウェア産業の経済損失が総額で約70億元に上ることが関連調査により明らかになった。


・2007/12/14 - 神奈川新聞
「横浜インドセンター」来秋からサービスへ/横浜

インド進出や、インド企業の横浜誘致などを後押しする「横浜インドセンター」の設立に向けた活動が活発化している。「すでにインドの三大ソフトウエア企業のうち二社が横浜に日本法人を置く実績がある。反応も良かったので今後のフォローアップを大事にしたい」


・2007/12/14 - @IT情報マネジメント
安いって本当? ベトナムオフショアの事例紹介します

出来上がった開発物は、プログラムやドキュメントを含めて満足しています。1人月1200ドル(1ドル110円として13万円強)でした。開発費用も日本と比べてトータルで3分の1~4分の1程度で済みました。


・2007/12/16 - 琉球新報
アジア視野に独自性を 沖国大産業総合研フォーラム

「沖縄の若者に、沖縄でも受託型ではなくオリジナル製品の開発など新しいビジネスができるという発想を持ってほしい」と述べ、県内の学生を米国シリコンバレーへの研修旅行に派遣する計画を紹介。


・2007/12/16 - IBTimes
中国広州市:アウトソーシングサービスが急成長、GDPの57%を占有

2007年、広州のGDPはすでに7000億元(約4兆2000億円)に達し、ひとり当たりGDPも8000ドルを超えて上海・北京に次ぐ第3位となった。


・2007/12/17 - ITpro
盛り上がるソフトウエア・テストを肌で感じる

2008年1月30日~31日に東京都内で開催されるソフトウエアテストシンポジウム 2008。中国,韓国,マレーシア,ベトナムから招いたテスト実務者が講演を行う。アジア諸国の勢いを直接感じることができるチャンスだ。


・2007/12/17 - 総務省
我が国企業の海外企業活用の実態把握に関する調査

我が国企業のオフショア開発は、コスト削減、人員確保が目的で行われ、主に中国の安価な人材を活用して、受託ソフト開発の労働集約的な詳細設計、プログラム作成といった業務を対象に行われていると要約できよう。


・2007/12/17 - ベトナムニュース
ホーチミン:合弁会社のソフト違法コピーを摘発

捜査チームは、オートキャド、マイクロソフトオフィス、マイクロソフトウィンドウズXP、コレルドローなどの多くのソフトウエアが違法にインストールされたパソコン17台を押収した。これらのソフトウエアの総額は8億ドン(約550万円)以上に上る。


・2007/12/17 - マイコミジャーナル
受注側から見た日中オフショア開発成功のポイント(3)

中国では6万人が日本向けオフショア開発に従事している。急速に発注量が伸びるものの、おのおのの現場にはオフショア開発を回すノウハウがなく、「出せる案件から」ばらばらに出して何とか経営の要求に応える。が、「出せる案件」がなくなり現場のオフショア
開発に対する負担感が蓄積、発注の伸びが止まって踊り場を迎える。

↑図示されたオフショア開発発注曲線は必見です(幸地)


・2007/12/17 - 国際貿易投資研究所
再燃したオフショアリング論争

2004年にサービスのオフショアリング(国外業務発注)が政治問題化してから状況は変わった。、ブラインダー・プリンストン大学教授は将来3,000 万人以上の雇用が国外に流失し、米国の労働者は長期の大きな痛みを受ける潜在的な可能性がある。


・2007/12/18 - 日本経団連
高度情報通信人材育成の加速化に向けて

ICTで優位に立っている国の中には、韓国、アイルランド、フィンランド等のように、危機感をばねに高度ICT人材の育成に集中的な国家投資を行い、その国際競争上の地位を高めた国がある。


・2007/12/18 - IT PLUS
多重下請け、人材派遣構造が阻む業界のイノベーション・日本のIT産業の課題

下請ITベンダーでは、個別面談も行われないままプロジェクトにアサインされ、時には元請企業の名刺をもらってメンバーとして参画する。これは米国やインドのITベンダーが請負った仕事を内部人材で完遂するのに比べて特異な現象である。


・2007/12/19 - IT PLUS
日本を取り巻く、印中韓のIT技術者事情

大多数の小規模なソフトウエア会社では一気に中国オフショア業務が激減しだした。IBMなどの欧米企業やインド大手によって人材採用が激化し、特にマネジャー層の引き抜きが目立つ。小規模な企業ではオフショア開発の体制を維持するのが困難になっているのだ。


・2007/12/19 - ベトナムニュース
ソフトウエア著作権:違反率減少も損害額は増加

ベトナムのソフトウエア著作権の違反率は88%(アジア各国の平均は55%)と、2003年当時の92%と比べ減少している反面、損害額は2003年の4100万米ドル(約45億円)から9600万米ドル(約105億円)に増加している。


・2007/12/19 - 総務省
高度ICT人材育成に向けた提言

実践としての専門教育+就業インセンティブ向上。


・2007/12/20 - IT PLUS
「レベル低い」「エセ独立系」「自己矛盾」――ITベンダーの現状

外圧をかけるしかない。日本は昔から、外圧に弱い。今までは日本の文化障壁に守られていたが、中国やインドでも日本語が話せる人材が増えているという。そういうのが入ってこないと構造改革にならない。


・2007/12/20 - 北海道IT推進協会
北海道ITレポート 2007

海外連携の目的は安価な労働力の提供が全体の70%を占める。提携国は中国が多いが、ベトナムとの連携も拡大しつつある。また、適切なパートナー選び、日常のコミュニケーションが連携のポイントとなっている。



2007年12月22日 01:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

読み手不在で、中身が薄く、言葉の定義が甘い 2007/12/21

昨夜、沖縄の実家で母と二人でサスペンスドラマを観ていたら、忘年会から戻ってきた父が、開口一番「×××に関して署名してくれ」と書類を差し出しました。

おいおい、どこぞやのボランティア活動ですか。

サスペンスドラマを観ながらメルマガを書いている私は、脊髄反射で「政治ネタならお断り」と冷たく一言。

すると父「いや、これは、労働者が◇△○×□◇△○×□・・・」と説明を始めましたが、全く意味不明。

仕方なく、私は父から署名の依頼書を受け取り、さらっと眺めます。日本語らしき言語で書かれたA4用紙4,5枚の文書です。ドラマを観つつメルマガを書きながら請願書を斜め読みしましたが、全く理解できません。

無茶な態勢で書類を見たので、きっと請願内容が頭に入らなかったのでしょう。TV終了後に気を取り直して再チャレンジ。

ところが、今回も駄目。小学校の校歌と同等か、あるいはそれ以上に意味不明な言葉が羅列されています。一瞬、自分の知能が劇的に低下したのかと勘違いするほどでした。

そこで、何を思ったのかわたし、このダメ文書を問題を分析し始めます。自称コミュニケーション・マネジメントの専門家として、好奇心に火がついてしまったことに気づきました。

どれどれ、ふむふむ・・・


分析を始めて10分間、答えは分かりました☆

・ダメ原因1 業界用語が多すぎ
・ダメ原因2 指示語がどれを指すのか曖昧
・ダメ原因3 接続詞の乱用で文章がだらだらと続く
・ダメ原因4 定義が甘い、定義をすっぽかす

3と4について、例を用いて簡単に説明します。

・ダメ原因3 接続詞の乱用で文章がだらだらと続く
→主語が異なる二つの文節が接続詞によって接続される。
「それは・・・というもので、・・・にあたります。」
(指示語不明病との合併症)

・ダメ原因4 定義が甘い、定義をすっぽかす

「第一の条件は・・・です」ときちんと箇条書きされているのに、条件定義が甘いため、条件の境界がぼやけてしまいます。よって、類似品との違いが認識できず、とても応援する気になれません。


言いっ放しだと父に悪いので、ちゃんと改善案を示します。

改善案1 書き手は読み手を意識する(マーケティングの基本)
改善案2 接続詞を使わず、文章を短くする
改善案3 読み手に文脈で判断させず、すべて具体的に書く


中身がなく、読み手に「行間を読む」ことを強要する文言の例。

「自発的に活用する」
「ご支援の輪を積極的に広げていただく」
「アイデンティティを促進する」
「関係を積極的に促進することが求められています」

↑は原文から拝借しました。これれは前後の文脈がないとほとんど理解不能でしょ。恐ろしいことに、前後の文章を読んでも理解の助けにはなりません。

興味ある方には、原文のURLをこっそり教えます。自己採点して、私の分析結果を比べてみてください。


さらに、あなたが書いた仕様書を診断します。

勇気ある方はお気軽にメールをください。守秘義務の範囲内で文書を開示していただければ、私の分析結果をお教えしましょう。けちょんけちょんに叩かれるかもしれません。お覚悟を。


2007年12月22日 00:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

出来の悪い従業員と一緒にして欲しくない中国人技術者 2007/12/20
中国人の日本人像
日本人は、自分の責任範囲外のトラブルまで自分の責任として考えます。それは会社の責任ですが、個人責任ではありません。私には信じられません。
 (中国人)

中国オフショア開発を成功させるには、要所でのレビュー徹底が欠かせない。ところが、マネジメントの思惑とは裏腹にオフショア開発のレビュー活動は効果を発揮しない。

日本と中国の文化の違い。これまで、何度も何度も同じテーマが扱われてきたが、やはりレビュー活動でも文化の違いは無視できないほど大きい。

・日本側の干渉を嫌う中国人技術者

 中国では「信頼=放任」という考え方が強いから

・出来の悪い従業員と一緒にして欲しくない中国人技術者

 不具合を出すのは一部の連中なのに、連帯責任を取らさせる雰囲気を嫌う

■成功の勘所

オフショア開発でレビュー活動が機能しない原因は他にもある。

・ブリッジSEがボトルネックになる
・中国でエビデンス(evidence)が取得されない

それぞれについて、文化的相違の観点から説明してみよう。



2007年12月20日 21:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多産多死の県 2007/12/20

沖縄の人は長生き。今まで固く信じられてきた神話ですが、そろそろトップの座を降りなきゃいけなくなってきました。

確かに沖縄の女性は長生き日本一の座をかろうじて死守しましたが、男性部門の成績は全国平均を下回ります。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200712181300_01.html

おばーは長生きだけど、
おじーはそうでもない。

そういわれる時代になりました。
でも、これは統計の間違った解釈です。正解は次の通り。

おばーは長生き、
おじーも長生きだけど、
団塊世代以下の若い男性は短命。


今回の沖縄出張ではじめて知ったのですが、沖縄人男性の肥満度は全国ワーストワンだとか。肥満の原因として、欧米化した食生活、車社会、そして、酒の飲み過ぎが槍玉にあがっています。確かに思い当たるフシはあります。あるある。

出生率全国トップ。
男性の自殺率も全国トップクラス。
つまり、多産多死の沖縄県。

ワーキングプアではないけど、失業率は全国トップ。


いやはや、何はともあれ、何事も1番(best/worst)がいい・・・、といいたいところですが、そうは思わない「てーげー」なところも沖縄の県民性かと。


2007年の私は、不摂生を繰り返す不健康な一年でした。セミナーで終日立ち続けると、翌日にはふらふらになってしまいます。以前なら、二日連続セミナーではしゃいでも、翌日にはけろっとしていたのに。

学生時代は、スポーツ万能型のエースアタッカーでしたが、昔から基礎トレーニングやランニングは嫌いでした。地道な体力づくりには不向きな性格の私。

このままだと早死にするので、今すぐ生活習慣を改善しなきゃ。
食事管理と素直な性格には自信があるので、課題は時間管理だな。



2007年12月20日 21:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

婉曲に表現したら日本人の責任回避だと嫌われた 2007/12/19
日本語で書くと、ぜんぜん駄目です。
僕は日本人ですが、英語で書いたレポートの方が論理的かつ簡潔に表現できます。日本語で書くと、ぜんぜん駄目です。
(米国留学経験のある日本人)

日本人から中国人技術者に不具合を連絡する場面より。


「問題となった画面表示とDBの不整合について。仕様書ではそう書いていますが、×××××とすべきではないでしょうか?」


依頼側の日本人は中国人技術者の面子を配慮して、婉曲に不具合の原因を伝えたつもりだった。ところが、この指摘を受けた中国人技術者は、この言い方は日本人の責任回避だと不満を漏らした。


■成功の勘所

オフショア開発では、読み手を意識して、相手国の言語に翻訳されることを前提に文章を書こう。外国人に伝わる文章のコツは、コンテキスト(文脈)ではなく、コンテンツ(内容)を充実させること。


2007年12月19日 21:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

管理≠マネジメント 2007/12/19

琉球大学の授業で、アドミニストレーションとは何ですか?と質問したところ、回答までにずいぶん時間がかかりました。

PMBOKの契約管理プロセスの"管理"はアドミニストレーション。
PMBOKの品質管理プロセスの"管理"はコントロール。
MBAの"A"はアドミニストレーション。

私たちが普段から無意識に使う「管理」という言葉ですが、いろんな意味があって面白いですね。てか、ややこしいですね。

では、システム管理者の"管理"は何でしょうか。


沖縄語の「あふぁい」や「からい」が東京では通じなくて、何度も困りました。

このおかず、ちょっと「あふぁい」さ。 
・・・???

この味噌汁よ、でーじ「からい」ね。
・・・???


2007年12月19日 21:33 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/14)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/11/26 - 経済産業研究所
企業ネットワークのグローバル化とアウトソーシング

オフショア可能な業務の特徴として次の4つを挙げている。
(1)IT集約型
(2)アウトプットがITに移転可能な業務
(3)コード化できる業務であること
(4)人とのface-to-faceの交流が少ない業務


・2007/12/07 - ITpro
半数以上が「人材の早期育成が困難」と回答

IT関連の人材に関しては,計画性なくアウトソーシングやオフショアリングを進めるのはリスクが高いので注意が必要だ。


・2007/12/07 - ITpro
「どんだけぇ~」「そんなの関係ねぇ」大手270社のIT活用実態

文書化が不十分だったり、開発プロセスの定義があいまいな現状は、オフショア開発の阻害要因にもなっている。中国やインドなどのITベンダーにシステム開発を委託する予定がない企業は70.0%。システム開発を直接発注したことがあるのは23.3%にとどまった。


・2007/12/07 - ITpro
日中のビジネスはもはや不可分の関係」,日中経済のエキスパートが対談

新しい市場でシェアをとるには,100人の平凡な社員よりも1人の優秀な社員が必要。社員の功績に対する評価があいまいで格差が小さい日本企業のやり方だけでは不十分。


・2007/12/10 - アクセンチュア
中国ITインフラ最新事情

中国の最新のITインフラ事情、およびアクセンチュアの中国におけるITインフラアウトソーシングの経験を踏まえ、今後、中国においてITインフラの整備を進めていく際の要所を詳述する。


・2007/12/10 - ITmedia
宋文洲氏が語る日中の違い「日本人は個人の自立が足りないよ」

日本人と中国人の間で「それほど大きな違いを感じない」という。日本企業にとって中国でビジネスをする際に問題となるのは、有能な中国人は日本企業を嫌いに思っている点だ。


・2007/12/10 - ITpro
流れが変わった---インドITに注がれる熱い視線

日本のITは世界の埒外だと思い知った。人材、ノウハウ、プロセス、教育のいずれにおいても日本は遅れている。計画通り成長すれば、08年度の売上高はインドSWITCH6社合計で700億円弱になる。


・2007/12/10 - IT-PLUS
「SE度」高いITベンダーに見える3つのパターン

成功企業は、要件定義・設計・開発・テストといったプロセスごとに、開発部門とは独立の品質管理組織が関与してレビューを十分行なう。外注管理においても契約前に開発メンバーのスキル評価を行っている。


・2007/12/11 - ITpro
インドを世界のサービス拠点に----米IBMのサービス戦略

米IBMがインドから展開するサービスは、開発、運用、BPOの3種。コールセンターで働くインド人の英語のなまりを矯正するための仕組みを日本の東京研究所と協力して開発した。


・2007/12/11 - JETRO
BPOでインド企業の進出相次ぐ (フィリピン)

2007年にはファーストソースやアディティヤ・ビルラ・ミナクスが新たにコールセンター業務を開始した。フィリピン・ビジネスプロセシング協会(BPAP)とインドの全国ソフトウエア・サービス業協会(NASSCOM)は協力協定を締結している。


・2007/12/12 - ITpro
忍び寄るコンプライアンス不況

中堅ソフト会社の経営者は「下請法が本当に、中小ソフト会社を守れるのだろうか」と疑問を呈する。大手は中堅へ、中堅は中小ソフト会社への発注を減らし、オフショア開発を加速させていけばどうなるだろう。


・2007/12/12 - ITpro
インドを足がかりにグローバルを目指す---F、H、N、Nの戦略

海外売り上げ40%超に向けインドを使う富士通。インド企業と提携しサービス拠点を確保した日立。中国リスクの軽減策に位置付けるNECとNTTデータ。



2007年12月14日 22:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

作業は最も忙しい人に頼め 2007/12/14

昨夜、新会社(アイコーチ株式会社)の戦略会議を行いました。
やること盛りだくさん。

原稿編集は幸地。
ホームページと営業ツールは幸地が指揮します。
この作業の責任者は・・・幸地さん。
では、ここの担当者は・・・幸地です。
この重要なポイントは・・・幸地が確認します。

ななななな、なんだこりゃーー。

ええそうですとも。結局は、すべて私に降りかかってきます。
小規模会社が大きくなろうとすると、最初のうちは全部特定の個人に負担が集中します。

来週は沖縄に逃避旅行だ。


2007年12月14日 22:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本から渡された不十分な試験データがトラブルの根源 2007/12/13
納品されたプログラムが異常終了する
中国で真面目に動作確認を行ったのか、はなはだ疑問である。
(東京/元請けベンダ担当者)

オフショア開発では仕様に関連するバグが圧倒的に多い。次いで、動作環境に違いに起因する性能問題も目立つ。最近では、いわゆる「初歩的なバグ」は減った。

・プログラム異常終了
・コンパイルエラー
・環境依存資源をハードコーディングしたため互換性ゼロ

ところが、実際には「初歩的なバグ」は一向に減っていないとの声もある。単に上層部に報告されないだけで、日本側の受け入れ現場で必死にバグを潰す姿が確認されている。

しかしながら、受け入れ工程の実態をよく観察すると、受託側の言い分も理解できないわけではない(二重否定)。

「計画では、日本から単体試験データを提供して頂く予定だったのに、実際に頂いた試験データは品質を保証するには不十分であった。」

「君達はそういうが、もし試験データが不完全なら、最初に報告してもらわないと困る。我々は高い単金で素人を雇っているわけではない。これだと、無責任な派遣業者と同じじゃないか。」

「そもそも、オフショア側には不十分な設計書しか渡されていないのに、頂いた試験データの妥当性を判断できるはずがありません」

その後も、話し合いは平行線をたどる。


■成功の勘所

オフショアベンダからの提案書には、「日本から試験データを提供して頂き、その内容を査定し不十分な場合、再提出して頂く」と明記されていた。ところが、問題は発生してしまった。いったい、どこに問題があったのか。


2007年12月13日 23:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

来週は今年最後の沖縄出張 2007/12/13

来週は一週間おきなわ出張。その準備もぼちぼち始めます。2008年に創刊するオフショア開発専門雑誌の準備もちゃくちゃくと進行中。
年末年始は研修と執筆三昧です。



2007年12月13日 22:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

効率化の手段と信じて仕様書作成の工数を省く 2007/12/12
どうせ仕様は固まらない。納期だけが迫ってくる。
仮に仕様を細かく詰めたって、顧客はなんだかんだと合意を留保する。そうして矢継ぎ早の仕様変更。その度に仕様書を書き直すなんて、工数的にやってられない。
(小規模オフショアベンダ/日本人役員)

あなたは、仕様書丸投げに賛成か反対か。いつの間にか読者アンケートの結果は互角の争いになってきた。日本側で小規模オフショアベンダを切り盛りするある日本人役員は、受託側の苦しい胸のうちをこう明かしてくれた。

・どうぜ日本の顧客には仕様を決める権限もなければ、文書化する暇も能力もない。それなら粗い仕様で粗いままさっさと作って、顧客に見せて触ってもらい、ダメ出しされながら現物を手直ししていく方が効率的だ。もちろん、手直し期間の工数は請求できるはずもない。


■成功の勘所

効率化の手段と信じて仕様書作成の工数を省くプロジェクトがある。「仕様書=ソースコード」が日常化してしまい、終わりの見えない客先常駐(監禁)に放り込まれる。第三者への引継ぎも困難。

まともなシステム会社なら、あえて火中の栗を拾う必要もないので、引継ぎ依頼は断固拒否。こんなときの救世主は、恐れを知らない中国やインドのオフショアベンダ。リバースエンジニアリングと称して、技術者が必死でソースコードを洗いなおす。


2007年12月12日 21:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

提案してもしなくても、僕の給料は同じ 2007/12/11
私の経験上、仕様書を書かない方がコストがかかります
色々やってみて思ったのが、現状で機能を満たしている場合、さらなる提案は厳しいですね。無い場合・あやふやな場合はちゃんと提案してくれるようになりましたが。
(読者アンケートより)

仕様書の丸投げの是非を問うアンケート結果には、既に15件のコメントが寄せられている。クリック数では、いつの間にか「反対」派のご意見が「賛成」を超えてきた。

提示された仕様書に明らかな不備があれば、誰だって指摘できる。オフショア初心者は誤解しやすいが、中国人技術者はドキュメントの精査は大得意だ。

ところが、仕様書に論理的な矛盾がなく、中国での実装に必要十分な情報が揃うと、ワンランク上の提案は難しいという。

「今の画面でもいいけど、こういう画面にしたほうがユーザが使いやすい」という提案は皆無です。きっと「提案してもしなくても、僕の給料は同じ」という考えがあるのだと思います。

→中国人技術者はそこまで冷めてるかな。他の方のご意見も聞いてみたいです。(幸地)


■成功の勘所

中国人技術者にとって、日本語による仕様説明会は苦手である。その一方で、後からじっくりドキュメントを読み込む能力は侮れない。現実には、書いた張本人ですら気づかなかった論理的な矛盾点がいくつも指摘されることだって珍しくない。

・DB設計書と要件定義書で、項目の定義が異なると指摘される
(仕様変更後、DB設計書を更新したが、要件定義書を更新し忘れた)


2007年12月12日 00:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ドキュメント生産性に10倍の格差あり 2007/12/11

なぜ、日本企業は仕様書を書かないのでしょうか。だって、今でも本当に書かない会社があるから驚きです。

・忙しいから。
・仕様書をまとめる能力が足りないから。
・ドキュメント能力はあるけど、業務を理解できないから。
・エンドユーザが業務を決めてくれないから。
・「え、これで十分では?」と勘違いしているから。

せめて、少しくらいは頭と時間と手を使って文書をつくろうよ、と傍から口で言うのは簡単ですが、現場では複数の問題が絡み合って、分かっていても書けないのが現実。

プログラミングの生産性について、名人と素人を比べると10~100倍の格差があるのはご存知でしょう。

同じように、ドキュメント作成の生産性にも10倍くらいの格差があるのではないでしょうか。

私は、飽きずに4年間766回もメルマガを出し続けているため、物書きとしては自他共に認めるセミプロ(なぜプロじゃない笑)。したがって、文章作成の苦労について感覚が麻痺しているかもしれません。

仕様書をまとめる能力が足りないと自覚する人へのアドバイス。

1.日本語を使わず、英語単語と図面だけで書いてみる
2.図面を使わず、箇条書きを中心に日本語の文章で書いてみる

いずれにせよ、カタカナ禁止。だらだら文章禁止。可能な限り文章に主語を置くとよいでしょう。

そして、文章のリズムは音で整えます。こちらは上級テクニックですが効果絶大。


2007年12月11日 23:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

受託ベンダ営業と客先常駐要員の態度が異なる 2007/12/10
丸投げは中国企業を育てるか?
☆オフショア開発では、依頼主が仕様書の粗さを事前にきちんと説明しておけば、その後に仕様確認不足によるバグが発生しても、それは確認を怠った受託側が悪いことになる。

・賛成(条件付き賛成) (24票) 53%
・反対(条件付き反対) (19票) 42%
・その他 (2票) 4%


(読者アンケート中間結果より)

仕様書の丸投げの是非を問うアンケート結果には、既に12件のコメントが寄せられている。クリック数では「賛成」が多いが、コメントボードでは「反対」派のご意見が多いようだ。


ケーススタディ「受託ベンダ営業と客先常駐要員の態度が異なる」

日本企業の忙しい担当者が中国オフショアベンダに見積もりを依頼する際には「仕様書を埋めてくれますか?無理なら別にいいです。可能なら提案してください」といいます。

すると、中国企業の営業は、仕事が欲しいので無理を承知で「できます」といいます。そして、あてもないのに請負体制を提案します。日本企業は、本当は中国には難しいと感じながらも、他にアテがないのでリスク覚悟で中国人オンサイト開発がスタートします。

ところが、客先常駐ブリッジSEは、自分の仕事を「ブリッジ」だと思っているので、仕様書の行間を埋める気はありません。「何でもできる」と言い放った営業担当とは対照的な態度です。

あるいは、ブリッジSEに意欲があっても、能力不足で仕様書を補完するなど出来やしません。問題は解決されずやがてプロジェクトは暗礁に乗り上げてしまいます。さあ、どうする。


コメント(2件)

・私個人としては、「出来ないことは出来ない」とはっきり言ってもらって、その上でその問題をどうやって解決するかを一緒に考えてくれるパートナーとやった方が、双方納得できる結果になりました。

・委託元には顧客が待っているわけですから、社内もしくは国内外注で仕上げるしかないですよね。「丸投げ」は反対です。委託元で「手配師」「口利き屋」が評価されるようになって、社内の技術力を低下させてしまうので。


■成功の勘所

ケーススタディの答えを考えよう。あなたの周りの状況を鑑みて、適当な前提条件や制約条件を設定して構わない。模範解答ではなく、あなたの会社で通用する具体策を書きなさい。

解答する→ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0023865P00C99c1


2007年12月10日 15:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

訴えられたカリスマ経営者~追跡・ブランド騒動~ 2007/12/10

昨夜のNHKスペシャル、とても興味深く拝見しました。

激流中国「訴えられたカリスマ経営者~追跡・ブランド騒動~」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071209.html

“中国財界のスーパースター”と謳われたカリスマ経営者が、未曾有の国際紛争に直面した。中国一の飲料メーカー・ワハハの宗慶後会長が、合弁パートナーである外国企業から訴えられたのだ。「ワハハ」という商標の権利は合弁会社に限るという合意を破り、ワハハ側が商標を勝手に使っているというのだ。品質に定評のあるワハハのようなブランドは中国でビジネスを進める上で貴重な存在だ。ブランドをめぐる攻防に密着し、急旋回する中国経済の最前線を描く。


単なるブランド訴訟問題を民族問題に置き換える中国飲料メーカー総裁の手腕、紳士協定を破りながらもあくまでも合法的に地元ブランドを傘下におさめようとする仏グローバル企業のしたたかさ。

そして、後出しじゃんけんのように中国当局から10年前の公式文書を持ちだす中国側。さらに、手続き不備を指摘して10年前の公式文書の正当性を真っ向から否定する仏グローバル企業。

見ごたえのある攻防でした。契約に対する欧州式と中国式の考え方の違いが見事に対比された興味深い事例です。

欧州式:契約締結時に当事者間で「合意」した。中国は約束を守れ。

中国式:契約締結当時と現在では、契約の前提条件が変わった。仏企業は紳士協定を破りいつの間にか株式の過半数を取得して実効支配を企んでいる。国家ブランド存亡の危機である。こんな理不尽な契約は無効である。昔の「合意」は破棄してよい。

続きが気になりますね



2007年12月10日 15:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

丸投げは中国企業を育てる 2007/12/5
最初に警告しましたよ。仕様確認を怠った受託側が悪い
あなたは、受託企業の窓口担当だとする。もし、大手の得意客から、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と仕様書を渡されそうになったら。あなたは、どうやってこの場を切り抜けるか。
(出題/本誌発行人)

どちらかと言えば、上記コメントは発注企業に「批判的」である。ところが、丸投げは受注者を育てる絶好の機会となると主張する声もあるので、参考までに紹介しよう。


・こうした丸投げは、中国側の企業に必要以上に訓練の機会を与える。その結果、中国側企業の地力がついて来る。実際に我が社が属する□□業界では、丸投げがフツーになってしまっている。メーカーの意地で仕様書をきちんと作っても、そのコストが日本の販売コストで吸収できない状況になっている。(日本人)


☆オフショア開発では、依頼主が仕様書の粗さを事前にきちんと説
明しておけば、その後に仕様確認不足によるバグが発生しても、そ
れは確認を怠った受託側が悪いことになる。

◆賛成(条件付き賛成)
◆反対(条件付き反対)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年12月12日23時00分
協力:クリックアンケート

↑個人情報は入力不要。IPも分かりませんのでご安心を(幸地)


■成功の勘所

先述した「丸投げは中国企業を育てる」と主張した日本人読者は、この後に日本が中国に丸投げを許す前提条件や、失敗したときのリスクについても詳しく触れている。

あなたは、どんな条件が揃えば「丸投げが中国を育てる」に賛成するか。それとも「丸投げ」は絶対反対か。

ここでの「丸投げ」とは、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と念を押して仕様提示することを意味する。



2007年12月05日 07:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

インターネットが発達しても電話好き 2007/12/5

沖縄出張から戻り、久しぶりに横浜本社にこもっていたら、電話がじゃんじゃんかかってきます。これだけインターネットが発達しても電話好きな人って大勢いらっしゃいますね。

今年の12月はオフショア大學、コンサル業務、そして執筆&講演で日程が埋まりそう。めちゃくちゃ忙しいわけではありませんが、自己管理を疎かにするとまた体調を崩しちゃいそう。

東京の米国系企業に勤務する友人は、一日に200通近くのメールに目を通して、うち約半数の100通のメールには返信しているそうです。先日の国内出張でも、新幹線で東京から大阪に移動する間は、ほとんどメールの処理に追われていたそうな。

米国勤務の上司から、時差を無視した作業指示が昼夜を問わず飛んでくるとのこと。あんた、本当におバカさんね、と笑ってあげました。ですが、その友人のやり方が正しいのか、間違っているのか、いったい誰が判断できるのでしょうか。

うちの母親(元数学教師)に聞いたら、こう答えるでしょう。
健康第一。
仕事はその次。

全国統一学力テストで最下位の沖縄県民は、今日も笑いながらちゃんぷるーを食べています。最近私はちゃんぷるーよりも、煮付け料理が好きです。



2007年12月05日 07:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

最初に警告しましたよ。仕様確認を怠った受託側が悪い 2007/12/4
行間を読んで、何か疑問があれば聞いてください
これが仕様書です。不十分かもしれませんので、何か疑問を感じたら随時確認してください。私は、常にここにいますから、いつでも気軽に声をかけてください。よろしくお願いします。
(大手システム会社/発注担当者)

先日お会いしたオフショア開発マネージャは、大手システム会社から仕様説明を受ける際に言われた上記セリフが頭に焼きついて離れない。

大手システム会社の発注担当者が意図するところはこうだ。ボタンのかけ違いで、オフショアベンダから納品されたプログラムに仕様理解不足による不具合が見つかったら、それは「仕様書の確認を怠った受託側の責任」だということ。

一方、オフショアベンダが気を利かせて仕様書の行間を埋めたとしても、発注者の意図と少しでも違えば、それは「受託側が暴走して、勝手に誤った実装をした」とバグ扱いされるのが関の山。

前出のオフショア開発マネージャーは、日本企業がパートナー企業を格下の「下請け」扱いする尊大な態度に憤りを隠せなかった。これは、いんちき占い師と一緒で、どんな状況でも自分は責任を取らずに済む大手システム会社の悪知恵に過ぎないと嘆いている。


■成功の勘所

あなたは、受託企業の窓口担当だとする。もし、大手の得意客から、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と仕様書を渡されそうになった。あなたは、この場をどのように切り抜けるか。


2007年12月04日 20:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発の裾野を広げる活動は大歓迎 2007/12/4

先週紹介した「システム開発ジャーナル Vol.1」の特集記事です。
記事を書かれた専門家から直々にご連絡をいただきました。こうしたオフショア開発の裾野を広げる活動は大歓迎です。さっそく私もアマゾンで注文しました。ぽちっと。

■特集2 オフショア開発最前線
「コスト削減」はもはや通用せず!?

1990年代頃からソフトウェア開発作業の海外委託が行われてきましたが、いまや大手ベンダーでオフショア開発を導入していないところはないとも言える状況です。ただ、これは主に大規模案件を中心とした話。

今後は、中小規模のシステム開発案件でもオフショア開発の導入が進むものと思われます。本特集では中国、インド、そして「これから」が期待されるベトナムやフィリピンなど、国ごとのコストやスキル面などの最新事情を踏まえ、今後プロジェクトにオフショア開発を導入する際に注意すべき点を先駆者や専門家が解説します。

Part1 中国編
Part2 インド編
Part3 ベトナム編
Column フィリピン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839925992/aicoach-22/ref=nosim



2007年12月04日 20:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「下請け」的発注を超える 2007/12/3
1990年代頃からソフトウェア開発作業の海外委託が行われてきた
いまや大手ベンダーでオフショア開発を導入していないところはないとも言える状況です。ただ、これは主に大規模案件を中心とした話。今後は、中小規模のシステム開発案件でもオフショア開発の導入が進むものと思われます。
(システム開発ジャーナル Vol.1 特集2より)


メディアを通じてオフショア開発の未来像を語る人が増えてきた。日経BPは「グローバル・ソーシング」という言葉を用いて、戦略的なアウトソーシング実現を提唱する。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/global/index.html


インド事情に明るい友人からも、次の便りが届いた。

・インドへの「下請け」的発注は難しい。

インドIT大手は日本企業とパートナーとしての関係を求めており「協力はするが下請けにはならないというのが彼らの方針。インドで下請け的業務を委託する場合は、中小企業から探すことになる。ただその場合は日本語力に大きな期待ができない。日本側に優秀なブリッジSEが必要となる。

・グローバル展開を視野に

日本のIT企業の海外進出に際して国ごとにシステムをカスタマイズする場合に、すでにグローバルに展開しており、英語力のあるインド企業と協業することで、スムーズな展開が期待できる。


先日発売された専門誌の特集記事は、今後のオフショア開発ベンダは以下の新しい機能を果たすことになると予見する。

1.自国向けのローカライズを担当

2.自国の顧客向けのシステム開発においては要件定義などの上流工程を担い、その後の工程はノウハウや資産を持つ日本企業と協業で開発をする

3.マーケティング活動や国内販売網を提供する

4.保守開発や運用業務を受託する

        (システム開発ジャーナル Vol.1 特集2より)


■成功の勘所

新しいオフショア開発の役割が期待されるが、実行部隊の人員不足や力量不足、さらには、オフショア開発推進ガバナンスの欠如が大きな壁となって行く手を塞ぐ。「下請け」的発注から脱皮するために、あなたが乗り越えなくてはいけない2つの壁がある。

・縦割り行政であり、費用対効果を測定する横断的な仕組みがない
・各取り組みを評価する基準ならびに意志決定プロセスが曖昧



2007年12月03日 15:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

12月と1月の予定を確定させます 2007/12/3

今年4月に入社した新入社員達がオフショア開発関連の部署に続々と配置されているようです。経験の浅いプログラマや初級SEを対象に、オフショア開発のコツを伝える場を提供しようかと検討中。

そろそろ12月と来年1月のスケジュールを固めますので、要望があれば若手実務者向けのオフショア開発トレーニング(集合研修)を組みたいと思います。


2007年12月03日 15:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/11/30)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/11/22 - RIETI
投資銀行におけるオフショアリングとアウトソーシングの黎明期

国際政治経済の動き、投資銀行ビジネス、そして事務処理システムという3つの観点から、1990年から1995年までのオフショアリングとアウトソーシングの黎明期を考察します。


・2007/11/26 - 中国情報局
中国ソフトウエア企業、成長の3パターン

(1)販売チャネルを強みとした商材の拡大(神州数碼など)
(2)M&Aによる規模の拡大(用友軟件・金蝶軟件・中軟など)
(3)自社リソースで人員育成・確保(東軟集団など)


・2007/11/26 - IT-PLUS
富士通・NTTデータなど、システム開発の期間短縮

全工程を140に細分化し、各段階で品質や進捗状況を厳格に管理しながら流れ作業でソフトを作る。自動車工場の生産ラインで採用されている手法を応用する。ソフト開発用に数百種類のプログラムの「ひな型」を用意し、各プロジェクトで共同利用できるようにする。


・2007/11/27 - ITpro
ベトナムの“逸材”に惚れる国内ベンダー

「シビアにみれば、現時点では戦力外」と厳しい。真面目でチームワークを重視する文化は日本と似ているものの、日本語はまだたどたどしく、「やる気はあっても、仕事への責任感などで、日本人と全く同じレベルは期待できない」


・2007/11/27 - @IT
空前の人材不足でもエンジニアが大事にされないのはなぜか

新技術に対する消極性は際立っている。教育投資を渋ってきた。丸投げする体質。売り上げに占めるIT予算の比率が日本企業は米国企業の半分。日本企業の問題の根っこにはIT投資の少なさがある。


・2007/11/28 - ITpro
ブラジルが新たなオフショア拠点に浮上

日本での協業急ぐブラジルSI大手
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071120/287626/


・2007/11/30 - ITpro
オフショア先として台頭するフィリピン

フィリピンは米国向けのシステム開発ではインド、中国に次ぐ3番目の実績がある。プログラマの人月単価が20万~35万円程度。日本語力では、中国にかなわない。そこで英語を生かせる開発案件に特化して攻めよう。


・2007/11/30 - マイコミジャーナル
受注側から見た日中オフショア開発成功のポイント

1万3,000社ある中国ソフトウェア企業の中で10年以上存続しているところはほんの一握りにすぎない。中国のソフトウェア企業の約8割で、従業員の離職率が10%以上である。さらに約5割で20%以上。


2007年11月30日 13:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

台風のち晴れ 2007/11/30

今日の沖縄本島は晴れ。先日まで季節はずれの台風に見舞われましたが、ようやく気持ちのいい朝になりました。朝晩はさすがに冷えますが、昼間は半袖シャツで過ごせそう。

カーテンの隙間からきらきら鋭い朝日が差し込んできます。あまりの眩しさに目を細めながらノートPCとにらめっこしていると、さっき起きたばかりなのにまた眠くなってきました。


2007年11月30日 12:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発を評価する複数の尺度を持ってほしい 2007/11/29
一方通行ではなく、相互評価の仕組みが必要だと思います
ウオーターフォール型開発では問題は少ないと思いますが、実際は、日本企業側要因による度重なる仕様変更が発生し、その度に手戻り工数が発生します。
(読者アンケートより)

オフショア開発で大事なこと。それは、仕様を抜け漏れなく文書化すること、役割と責任を正確に定義すること、そして現場で自律的に運用される標準プロセスを整備することなどが挙げられる。

ところが、中国ベンダに勤務するある日本人読者は、日本企業が最終成果物のみで中国ベンダを評価する姿勢に疑問を投げかける。すなわち、Step数を基準とした生産性の評価のみでは不満とのこと。

では、オフショア開発では、他にどのような評価指標があるだろうか。前出の日本人読者の会社では、日中間で生じた各種ギャップを設計部以外の部門が客観評価する仕組みがあるそうだ。

・Q&Aの件数や回答の応答速度
・仕様変更の頻度
・仕様変更により発生する手戻りの定量的データ

→オフショア開発実践セミナーでも詳しく解説します(幸地)


■成功の勘所

あなたの会社では、計量経済学などの科学的なアプローチを用いて、オフショア開発プロジェクトを定量評価しているだろうか。業務知識や日本経験、顧客満足度といった目に見えない価値には賞味期限はある。中国ベンダを評価する際には、時間軸を考慮すること。


2007年11月29日 14:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

データ蓄積と客観評価 2007/11/29

オフショア開発プロジェクトを正しく評価するには、長期間に渡るデータ蓄積と定量的分析が欠かせません。しかしながら、分析に必要なデータがきちんと揃っているオフショア開発関連会社はどれだけあるのでしょうか。

今週は、琉球大学でプロジェクトマネジメントの観点からリスクの扱い方を講義しました。

具体例を用いてツールと技法を解説したのですが、現実世界では、分析・評価の元になるデータがないばかりか、定量的分析をする暇すらありません。特に沖縄には、中小企業が多いのですが、どこも自転車操業で手一杯です。

「中小企業では、データ蓄積なんて難しいよね」
「業務内容がコロコロ変わるので、データの定点観測など難しい」
「今年の上半期はJavaでWebサービスの受託開発」
「その後、下期は客先常駐してC言語で組み込み系開発の支援」
「これじゃ、定量的なデータ分析に基づく客観評価は無理だわ」
「あははははー」

今は笑い事で済ませられますが、差別化を図らないと生き残れない地方の中小ソフトウエアハウスにとって、データ蓄積と客観評価の仕組みづくりは死活問題です。

わたくし、前職の精密機器メーカー研究所に勤めていたときに画像認識技術のR&D職に従事していました。最近、デジタルカメラで人間の笑顔を自動的に識別する技術が盛んに宣伝されていますね。そういった類の技術を扱っていました。

すなわち、膨大な実験データを蓄積して、最適な分析・評価モデルを構築して、何度もシミュレーション作業を繰り返して、最終的に人間の感性に近い自動認識エンジンを作り出します。

だからこそ、計量経済学などの科学的なアプローチについては、それなりに自信があります。多国籍な環境での組織行動論や社会心理学に興味があるのも、こんな背景があったからこそかもしれません。


2007年11月29日 14:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

背水の陣で臨むべきか 2007/11/28
バグ多発しても
どのような状況でもいざとなれば、自分で修正する・・・もう少し広げて言えば、自社で十分修正できる経営資源の余裕のない会社が、中国と取り組むのは無謀。
(読者アンケートより)

体力のない会社は、中国オフショア開発に挑戦してはいけないのか。リカバリには、金と時間と人、そして強靭な精神力が欠かせない。ということは、四拍子揃った会社でないと、中国発注は無謀だろうか。これは、興味深い問いかけである。

アウトソーシング業界で語られる重要な鉄則を紹介する。

これからアウトソーシングをはじめる企業では、まず自社の保有技術を詳細に棚卸して、企業の競争力の源泉となるコア・ケイパビリティ(capability)を特定するのが定石だ。一般には、戦略的に重要な技術やノウハウをアウトソーシングしてはいけない。


■成功の勘所

あなたの会社で「中国に出してはいけない分野」を全て洗い出そう。そして、アウトソーシングすべきでない分野(コア・ケイパビリティ)がオフショア発注されていないかを検証せよ。

次に、中国オフショア開発で失敗したときに発生する回収費用、対応時間、そしてリカバリ要員数を概算せよ。あなたの会社が、最悪な状況を容認できるかを検証せよ。作り直しの手間、保守体制、お客様への謝罪と賠償責任など、全ての可能性を考慮せよ。


2007年11月28日 07:40 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

議論白熱 2007/11/28

掲示板で議論が白熱しそうな予感。

プロジェクト完了評価会にて、中国から正当で客観的な自己評価、改善への方策が出されないと、その企業とは今後取引しないと断言される方がいます。

あなたのご意見は?
http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0023737P00C1bd5



2007年11月28日 07:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ソースコードのコピペ爆弾 2007/11/27
中国オフショア開発の受け入れで苦労しています。
不具合を指摘しても修正されません。何度も何度も同じ繰り返しです。はっきり言って自分で直した方が早いです。

・いざとなれば自分で修正します(12票)67%
・根気よく指摘し続けます   ( 3票)17%
・不具合はすぐ修正されます  ( 2票)11%
・その他 (1票)6%


(読者アンケート中間結果)

性能、例外処理、排他制御・・・、これらは経験不足のプログラマが苦手な作業であり、中国オフショア開発では常に関係者を悩ませる関門である。

日系メーカーの中国現地法人で働くある日本人上司は、中国人社員がバグを「直す」のではなく「隠す」ことに苛立ちを覚えるという。例外処理を無視するだけならまだしも、バグ発生確率を抑えるお化粧プログラミング技法には、開いた口がふさがらない。

中国オフショア開発では、今でも製造工程で単純なバグが発生しているのだろうか。さっそく、現場からこんな声が寄せられた。


・会社的にオフショアメインに移行し、社内の開発力をあまり必要としない前提に立っているはずなのに、実は修正工数が相当量必要なため、社内のPG要員不足という問題が最近露呈してきています。(Sさん)


・最近は不具合を直してもらえないということはなくなってきています。3~5年前はよくあった事ですが。ただ、本当に緊急を要するものや、どうもレスポンスが悪いものに関しては、日本側でやってしまうこともあります。(Hさん)


■成功の勘所

一般に、中国人若手プログラマは同年代の日本人プログラマと比べて手が早い。その反面、不具合の対処療法に全力投球してしまいがちである。

無駄を嫌い、合理性を重んじる一方で、ソースコードのコピペ爆弾、汎用性のない例外処理、手続き型でコーディングされたJavaプログラムが大量発生する。あなたなら、この修羅場をどう乗り切るか。


2007年11月27日 21:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

マイル使っちゃおうかな 2007/11/27

度重なる沖縄出張のおかげで、航空会社のマイレージが貯まりました。

西安、昆明、大連

この3都市のどこかに行きたい。第一希望は西安です。現地でいろいろお世話してくれる方がいるとうれしいな。ソフトパーク見学、誘致施策のご紹介、大学でのIT人材教育の現場視察、対日オフショア開発ベンダーとの交流など。

昆明なら、完全に遊びモードですね。きっと。昆明には沖縄系のお友達がいるので、彼を訪ねます。

大連なら、6月のソフトウェア交易会が狙い目。
来年度の日程が分かれば教えてください。


2007年11月27日 21:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

通訳を上手に使う人 2007/11/26
通訳を使うとコミュニケーション効率がた落ち
通訳を介した講演なので、中身は日本語で講演するときの約半分になると考えた方が安全です。
(海外技術者研修協会(AOTS)/日本人)

先日、日本語を知らない受講生を相手に研修する際に、前出の助言をいただいた。なるほど、確かにそうだと思った。そこで、資料の分量はいつもの3分の2程度に抑えた。

中国オフショア開発実践セミナーでは、中国での会議は日本のそれと比べて2倍以上時間がかかると指導する。場合によっては、3倍以上を覚悟するようにとも伝える。

では、実際のAOTS研修ではどうだったかというと、日本語による講演とほぼ同水準の内容を、ほぼ同じ時間内で、ほぼ同じ分量をこなすことができた。参加者の理解度、研修後のモチベーションも日本語セミナー時とほぼ同じ水準に達したと思う。


■成功の勘所

通訳を使った研修を成功させた要因は以下の通りだと自己分析する。

- ワンセンテンスごとの逐次通訳
- 結論を先に、理由や根拠、詳細説明を後にしゃべる
- 必ず前置きしてから説明をはじめた。
「これは、日本市場の調査データです」
「これは私の主観的な意見です」
「これは友人から聞いた、大連での失敗事例です」
「理由は3つあります(この時点で通訳させる)。1つ目は・・」


2007年11月26日 19:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

逃げたか?折り返しの電話なし 2007/11/26

今日から沖縄出張です。琉球大学で二日間、コンサル作業1件、さらに沖縄情報産業支援の関係で県庁とJETROを訪問する予定。
久々に国内開発の現場を覗くことになりそう。

こないだ、日本人同士の分散開発で起きた会話より。

「指摘事項がまだ反映されていません」
「会議で指摘したオレの担当箇所もまだ修正されていないようだ」
「よし、私がベンダの鈴木さん(仮名)に電話して確認します」

「ただいま、鈴木は外出しています」
「彼は何時に戻りますか?」
「ちょっと席をはずしただけなので、すぐに戻ると思います」
「それでは15:30までに折り返し電話するようお伝えください」

・・・
現在16:05

「あのやろー、まだ折り返しの電話がかかってこない」
「きっと、逃げたんじゃないですか?」
「もう一回、こちらから電話してやる」

ぷるるるる、ぷるるるる

「あ、鈴木さん、ようやくつかまりました。先ほど15:30までに折り返すよう伝言を残しましたが、どうしましたか。ったくもう。」


中国オフショア開発の受け入れでも苦労話は尽きません。不具合を指摘しても修正されず、何度も何度も同じ繰り返しでいやになったという日本人若手社員の愚痴をよく聞きます。

中国に依頼するよりも、はっきり言って自分で直した方が早いらしいですね。あなたなら、どうする?

◆いざとなれば自分で修正します
◆根気よく指摘し続けます
◆我が社では問題ありません。不具合はすぐ修正されます
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年12月04日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年11月26日 19:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/11/23)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/11/17 - IBTimes
中国初の翻訳産業園、武漢に完成

中国初の翻訳産業園「伝神多語情報処理センター」が、武漢市光谷ソフトウェアパークで完成。総計5000万元(約7兆4312億8300万円)の資金を投入。武漢市は3年の時間をかけ、同センターを全世界で最大級の中国語翻訳サプライヤーへ成長させる予定。


・2007/11/19 - ITpro
戦略なきグローバル・ソーシングは長続きしない

オフショアを見直す時期に来ている。最も重要なのは,長期的な視点で自社と委託先のメリットを考え,委託する業務を決めることだ。例えば,海外でコンビニのない地域のITベンダーにPOSデータの分析を任せても,的確な分析結果は得られない。分析の担当者が,コンビニでの商品購買というものを具体的にイメージできないからだ。


・2007/11/19 - FujiSankei Business i.
ベトナムでソフト産業拡大 低賃金でゲーム制作

社員の最低賃金は月250ドル(約2万7,500円)で国内の一般企業より高めだが、「インドや中国の同業種よりは安い」という。自動車1台のデータ作成に約40日かかるなど、ゲーム制作には労働集約的な面がある。


・2007/11/19 - ジェトロ
ビジネスプロセシング協会が市場拡大目指す- (フィリピン)

2010年までの針路を定めた「ロードマップ2010」を発表した。世界市場でのシェア10%獲得と雇用者数90万人の達成を目指す。さらなる成長に向けた重点課題として、人材開発、新たなビジネス拠点の開拓、ビジネス環境整備の3点を挙げている。


・2007/11/20 - 中国情報局
中国のシリコンバレー大連、一部売り上げはバンガロール並み

2006年のソフトウェア分野の売上は前年同期比50%増の約19億米ドルと、アウトソーシングサービス全体では、バンガロールとほぼ同じ売上(113億米ドル)を達成した。

 ↑19億米ドルと113億米ドルがほぼ同じ?(幸地)


・2007/11/21 - IT-PLUS
インドのオフショア開発、成功の第一歩は資本参加

大連には日本語能力検定1級取得者は多いが、インド人の日本語能力検定3級合格者とほぼ同等だと考えている。私は資本関係のない海外の企業に開発を委託する「オフショア開発」というソフトウエア開発形態は非常に中途半端だと考えている


・2007/11/21 - ITpro
国ごとの特色見極め,“マルチ”への体制を整えよ

中国は期待と失望が一巡し、かなり地に足のついた取り組みが進んでいます。ベトナムについてはしばらくの間静観すべき。日本向けの仕事に従事できるのは1000人程度と言われています。インドやブラジルは「学ぶ相手」として付き合え。


・2007/11/22 - ITpro
ITILをグローバル展開の共通言語に

運用ルールなどを文書で規定していても,言葉の意味が違うと,運用業務がルール通りに実施されないおそれがある。例えば「変更管理」という言葉一つとっても,国や地域によって担当者の解釈が違うかもしれない。



2007年11月23日 21:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大混雑のぞみ号 2007/11/23

今日、日本は勤労感謝の日ということで、ほとんどの会社はお休みです。今朝は、大混雑の新幹線自由席に乗り込んで大阪入りしました。

今年一番の混雑振ではないかと、JRみどりの窓口のおじさんが言ってました。指定席だけではなく、グリーン車を含め終日満席とのこと。朝5:30に東京駅につきましたが、始発の"のぞみ号"には、とうとう乗車できませんでした。

連休中の移動は要注意ですね。30分近くの乗車待ち時間は、本当にさぶかったです。ぶるぶる。


2007年11月23日 21:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

理解できない箇所は翻訳せずにすっ飛ばす通訳 2007/11/21
天狗症候群
中国人通訳にはいつも泣かされます。この前まで、パートナーさんから中国人技術者を1名入れていましたが、いろいろと面倒が多いので、とうとう帰ってもらいました。
(日本人)

中国オフショア開発では、通訳を介したコミュニケーションが主体である。現場には、IT音痴の通訳もいれば、ブリッジSE兼通訳もいる。いずれにせよ、通訳の専門教育を受けた人は少ない。

よくあるトラブル。

・中国人ブリッジSEは、日本人の意思を直訳しない。自分が理解できる範囲で意訳する。理解できない箇所は、翻訳せずにすっ飛ばす。

・大学で日本語を専門的に学んだIT音痴の通訳はソフトウエア開発を知らなさ過ぎで、会話が成立しない。


こんな疑問符がつく場面も多い。

・会議の席で通訳だけを見て会話する日本人マネージャー。感情のやり取りが発生しないので、いつまで経っても信頼関係はゼロ。

・カタコトの日本語しかしゃべれない中国人は知的レベルも低いと勝手に判断する日本人。

・流暢な日本語をしゃべるブリッジSEは、マネジメント能力も長けていると勝手に判断する日本人。

・日本の国立大学に留学した後、最近わが社に入社した若くて賢い中国人社員をみて、「彼なら、中国と日本を上手に橋渡しするに違いない」と過大評価する日本人上司。

・日本人が聞いても退屈な無味乾燥なスピーチを通訳させる日本人。

・会話に句読点がなく、通訳を置き去りにして熱弁する役職者。


■成功の勘所

あなたは、ブリッジSEに「直訳」を期待するか、それとも「意訳」を期待するか。予め立場を明確化しておこう。


2007年11月21日 23:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

三連休 2007/11/21

3連休は大阪で1泊、その後は沖縄に移動します。
大阪のホテルはどこも満杯で、まだ予約が取れていません。
カプセルはやだ。困たれぶー。


2007年11月21日 23:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

品質保証部は成果報酬ですか 2007/11/20
なぜ、日本では、テスト専門技術者”テスタ”を使わないのか
我々企業には品質保証部は存在します。・・・品質保証が実施する範囲もピンキリで、ドキュメントのみのチェックからプログラムのブラックボックス的なものまでさまざまです。
(日本人)

前号のタイトルは刺激が強すぎたのだろうか。思いのほか多数のご意見が寄せられた。

Vol.0752 日本にテスト専門技術者がいない理由を説明せよ


テスタや品質保証部門の有無は、海外ベンダの選定基準にも関連する話題である。もし、初めて訪問する海外ベンダで次の営業トークを耳にしたら、あなたはどんな反応を示せばよいだろうか。

「わが社には、開発部隊とは独立した品質保証部が存在します」
「わが社では専門のテスタを起用して、徹底的にバグを潰します」


主観的な意見だが、中国ベンダで活躍するテスタと日本の品質保証部とでは、全く機能が異なるのではないか。

中国:平均年齢□□才、主な役割は□□□□による動作確認
日本:平均年齢□□才、主な役割は□□□□に責任を持つこと

もし中身が違うのなら、品質保証部に関して日本と中国を比較しても意味がない。


■成功の勘所

中国ベンダのテスタや品質保証部の実態を知る効果的な質問の例。

「テスタの平均年齢は?」
「品質保証部のおかげで失敗を回避できた事例を教えてください」
「品質保証部は成果報酬ですか。どうすれば給料アップしますか?」

あなたなら、どんな質問を投げかけますか。


2007年11月20日 20:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

きれいに包装されたプレゼントをその場で開ける人 2007/11/20

AOTS研修の最後に、受講生みんなからお土産を頂きました。中国からわざわざ持ってこられたナイスな飾り物です。プレゼントされたその場で包装紙を開け始めると、どっと笑いがおきました。

「プレゼントされたその場で中身をみるなんて、幸地先生はやはり日本人ですねー」

「中国では、いただいたプレゼントは後でこっそり見るものです」

ああ、そうなんですか。失礼しました。
でも、ちゃんとフォローしました。

「でも、見てください。包装紙を丁寧に開いています。びりびりと破いてはいません。わたし几帳面でしょう。中国ではどうですか?」

またここから、ワイワイと異文化談義に花が咲きます。



2007年11月20日 20:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本にテスト専門技術者がいない理由を説明せよ 2007/11/19
日本には、なぜテスタが存在しないのか
なぜ、日本では、テスト専門技術者”テスター”を使わないのか。自分で作ったプログラムを自分でテストするだけですか。本当にそれで品質保証できますか?
(AOTS研修/中国人)

AOTS研修プログラム二日目の風景から。

財団法人 海外技術者研修協会(AOTS)


◇:幸地  ◆:中国人管理者

◇日本の業務系アプリケーション開発では、いわゆる"テスタ"を起用した第三者による試験は少ないと思います。プログラマが自分の担当箇所を自己責任でテストするのが一般的です。

◆中国では、開発部隊とは独立した品質保証部が必ず存在します。なぜ、日本ではテスト専門技術者を使わないのですか。

◇そうですね。いくつか理由を挙げてみましょう。まず、オーダーメイドの業務系アプリケーション開発が中心の日本企業では、テスタによるホワイトボックステストは効果的でないことが多い。次に、・・・・・・

◆ですが幸地先生、自分で作ったプログラムを自分でテストするだけですか。本当にそれで品質保証できますか?


私はこの時点で、日中の様々な相違点が頭に浮かんだ。

・日本と中国の「プログラマ」の成熟度の違い
・日本と中国の初級プログラマ数の違い
・日本と中国のSE、プログラマ、テスタの給与格差の違い
・日本と中国の「品質保証部」の役割や実態の違い
・プロセス重視と結果重視の違い
・無謬性を追求して副作用を起こす日本と合理主義を貫く中国の違い


■成功の勘所

あなたは、日本のシステム業界の事情を知らない外国人管理者から、「日本はなぜテスト専門技術者を使わないのか」と聞かれたとする。

あなたなら、どのように答えるか?日本市場の特徴を簡潔に示し、相手が納得する説明を考えなさい。(相手に持論を押し付けないこと、相手を批判しないこと)


2007年11月19日 18:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

いきなり信頼関係は無理ですが 2007/11/19

今回のAOTS研修は40代が中心の管理者研修ということもあり、日本企業のオフショア発注プロセスや外注管理の仕組みなどに興味しんしんのご様子でした。

講義が終わった後、AOTS研修生から、幸地先生を中国□□省にお招きしてご講演願いたい、とたくさんのお誘いを受けました。一瞬、

社交辞令かな?

とも思いましたが、実態はどうでしょうか。謝礼はお幾らですか、と具体的に聞かれたので、本気で検討してくれるかもしれません。ですが、中国の市政府や情報産業協会ではお支払いできる金額ではないと思われるので、金額については「旅費交通費のみお支払いください」と笑ってお茶を濁しました。

皆さん、真剣な表情で私の講演を聴いてくださり、しかも、質疑応答でもやかましいくらいに盛り上がってくれました。

講演では、若干気になる箇所もありました。

幸地「日本では・・・・です」
(言った後に、日本はこうだと断言する表現はまずいかなーー)

そして、常に事実データと主観部分を明確に区別することを心がけました。日本企業に根付く中国への不満は、はっきり伝えました。また、私が個人的に感じる中国の欠点もきっちり伝えました。

表現にはかなり気を使ったので、それなりの苦言であっても好意的に受け取ってくれました。もっとも、二日間の講演のほとんどは日本企業にとって耳の痛い話でしたので、あまり心配はありません。

実績のない得体の知れない中国企業を相手にいきなり「相互信頼」を築くなんて難しいかもしれません。ですが、公式・非公式のコミュニケーションを重ねて、風通しを良くすれば、相互に親密な関係を築けるかもしれません。まずはそこが出発点です。


2007年11月19日 18:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/11/16)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/11/6 - ITpro
インド離れを始めたアウトソーシング 今度はインド企業が業務を海外移転

第一の理由は利益の圧迫だ。今年に入ってからルピーが対ドルで12%高騰したほか、9月の米IDCの調査によれば、インドにいるIT技術者の平均年俸は昨年の18.3%増をやや上回る18.7%に上昇し1万5300ドル(約180万円)となる。


・2007/11/7 - 中国情報局
中国のソフトウエア産業をインドと比較する

中国は日本および韓国からの発注が59%であるのに対して、インドは米国からが59%で英国からが23%。つまりインドは、合計82%を占める英語圏からの受注が主体なのである。


・2007/11/7 - VIETJO
ハノイで「ジャパンICTデイ2007」を開催

11月13日から16日までハノイ市のナショナルコンベンションセンターで「ジャパンICT(情報通信技術)デイ2007~日越間のITブリッジ~」を開催する。


・2007/11/9 - ビジネス+IT
中国のアウトソーシング事業、日本向けが5割超え

中国のリサーチ会社、易観国際の2007年第2四半期中国海外向けソフトウェアアウトソーシング市場レポートから。欧米の29.4%、香港の10.0%と続く。

・2007/11/9 - ITpro
日本製ソフトが世界で売れないのは,日本でPCが売れていないから

中国政府も『なぜ中国のソフトウエア産業はインドほど発達しないのか』と危機感を抱いているが,中国とインドでは,英語の能力に差があると言える。

・2007/11/12 - 中国情報局
中国におけるソフトウエア産業人材の供給動向

2005年には前年比37.8%と大幅な増加を記録し、その数は164万人に達した。2001年には29万人程度だったことを考えると、その間に実に5.7倍に増えたことになる。


・2007/11/12 - ITpro
インドITベンダー・タタ、組み込みのオフショア開発に人・カネを投資

2006年、日本の組み込み技術者数は約23万5000人だった。2005年からから4万2000人増えたものの、いまだに9万9000人が不足しているという。TCSは日本向けの組み込み技術者を、現在の500人から、2011年に最大4000人まで増員する。


・2007/11/14 - ITpro
中国とインドに試される日本企業の力

日経BP社では近く,日経コンピュータ,日経ソリューションビジネス,ITproの3媒体が中心となって,グローバル・ソーシングを主題とする特番サイトを立ち上げ,情報を発信していくことになった(11月19日オープンの予定)。


・2007/11/14 - JETRO
JETRO 定期報告 フィリピンIT事情 2007年11月

人材獲得競争激化し、人材確保のため産学提携の動き
日本への人材派遣も活発化
日本語人材は限定的だが育成拡大の兆しもあり


・2007/11/15 - CNET Japan
日中韓、ソフトウェア管理の相互協力で覚書を締結

ソフトウェア管理に関する「一般的な協力」「公共方針」「情報の共有」「人事交流」「その他」の5項目について、相互に協力することを取り決めた。ソフトウェア著作権保護のために日中韓の団体がMOUを締結するのは、今回が初めてとなる。


2007年11月16日 23:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

驚愕の出席率100パーセント 2007/11/16

オフショア大學初のビックイベント「オフショア大學開講記念セミナー」は大成功でした。

事前登録56名に対して出席56名!!
優先度の低い無料セミナーなのに脅威の出席率100%を達成しました。
(事前のキャンセル連絡を除く)

肝心の中身ですが、13:45開始から16:15終了時刻までほぼ満員状態が続きました。業務の都合で席をはずした方が数名いただけです。

出席者から回収したクイズ形式のアンケート用紙は、皆様からのすばらしいアイデアでぎっしり埋め尽くされています。

これからアンケート結果を集計して、レポート形式に整えてイベント参加者に還元します。そのまま売れるのではないかと思われますが、レポートはあくまでも非売品。



2007年11月16日 23:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

3キロ減 2007/11/14

ここのところ、イベント準備とオフショア立ち上げ支援などが重なり寝不足気味。おかげさまで、久しぶりに体重がおちました。
それって、やつれた?


2007年11月14日 10:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

AOTS中国IT産業管理研修より 2007/11/13
大手企業に人材を根こそぎ奪われていく
体力のある企業なら、中国内陸シフトして人材争奪戦に対抗すればよい。だが中小には限界がある。いかに早く対日オフショア業務で活躍する人材を育てられるか、それが課題である。
(上海・中国人経営者)

先日、中国から来日された中国人管理者20名に対して、日本市場の最新動向をレクチャーした。参加者は誰も日本語を話せないという特殊な環境。AOTSさん、見事な舞台をご用意いただきありがとう。

ベテラン通訳を介して、3時間みっちりしゃべってきた。今年一番の緊張であったが、通訳との息もぴったり。結果は大満足。自分を褒めてあげたい。

財団法人 海外技術者研修協会(AOTS)


日本のソフトウエア市場をほとんど知らない受講者だからこそ、レクチャー後の質疑応答は難しかった。中には「bridge SE(英語)」を知らないという方もいるので、言葉を慎重に選んで精一杯答えた。

Q.ベトナム発注もいいが、中国内陸の方がもっと条件がよいはずでは?
Q.日本企業に社員数を聞かれたら多めに答えた方が印象がよいか?
Q.中国だって仕様は曖昧だし、お客様は偉い。日本と同じでは?


■成功の勘所

こんな質問も飛び出した。私は一瞬答えに詰まってしまったが、あなたなら何と答えるか?

Q.中国内陸に20名のソフト開発部隊がいる。昔は対日オフショア開発の実績があるが、今は日本企業との取引はない。日本企業と取引を再開したいが、どうすればよいか。



2007年11月13日 23:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

他園区はみなライバル by 蘇州 2007/11/8
蘇州でもIT人材の人件費上昇が目立つ
ですが、上海と比べて相対的な生活費が安いので人材定着しやすい。
(蘇州工業園区・中国人)

2007/11/7(水)、沖縄視察団上海出張アテンドの三日目。

今週、沖縄から20名余の上海オフショア開発事情視察団が到着した。月火水の3日間は、上海、杭州、蘇州の各ソフトウェアパークを駆け足で視察する。

三日目は、朝9:00に杭州ホテルを発って蘇州に向かう。お目当ては壮大なビジョンと広大なスケールが自慢の蘇州工業園区。

・グレート蘇州だけで、国家レベルのパークが5つある。
・さらに州レベルでも23の園区。これらはみなライバルである。
・中国内の競争を勝ち抜くには、政策上の優位性が欠かせない。
・蘇州工業園区の人材は半数が地元出身者、半数が外部からの流入
・新卒の募集は簡単。1万人の新卒募集に対して8万人の応募者あり。
一方、経験者の不足は相変わらず困難。


■成功の勘所

蘇州工業園区の企業誘致担当者曰く、

蘇州でもIT人材の人件費上昇が目立つ。しかしながら、上海と比べて相対的な生活費が安いので人材定着しやすい。最近はどの企業も人材トレーニングに力を注ぐ。中国商務部から一人当たり4,500元のトレーニング補助金が貰える制度があった。これが、いつまで続くかは不明。


2007年11月08日 23:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

帰国 2007/11/8

今朝は5時前には起床。8:50のJAL便で帰国します。


2007年11月08日 23:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

杭州ハイテク技術産業開発区は民間主導 2007/11/7
安いだけじゃ物足りない
杭州の人件費は特別安いというわけではないが、全体のコストダウンは可能である。
(杭州国家高新技術産業開発区)

2007/11/6(火)、沖縄視察団上海出張アテンドの二日目。

今週、沖縄から20名余の上海オフショア開発事情視察団が到着した。月火水の3日間は、上海、杭州、蘇州の各ソフトウェアパークを駆け足で視察する。

二日目は、朝7:30に上海ホテルを発ってバスで杭州へ向かう。道中、高速道路脇の景色を眺めながら沖縄との類似点を挙げながら盛り上がる。

杭州市街地に着いたのは11:00前。途中でトイレ休憩を挟んだものの、予想以上に時間を食った気がした。我が視察団は、中国でも有数の観光地『西湖』の畔を30分ほど散策。驚いたことに西湖周辺では、未だにセミの鳴き声が聞こえた。沖縄県民もびっくりである。

この日の公式スケジュールは以下の通り。

・杭州国家高新技術産業開発区と意見交換
http://jap.hhtz.gov.cn/index.asp

・対日オフショア開発で豊富な実績を誇る民間企業と同社集団が運営する人材育成センターを訪問

・対日オフショア開発企業の連合会□□□クラブとの交流会


杭州国家高新技術産業開発区では、副主任・副区長の金志鵬様をはじめとする企業誘致担当者がお出迎え。企業誘致の立場から、杭州IT事情を丁寧にご説明いただいた。

・1990年設立
・上場企業14社、ベスト百企業12社が進出済み
・前年度比、特許数30%増加(2006年度)

・ソフト売上が開発区全体の17.5%を占める
・アウトソーシング基地として900社が進出済み(うち外資170社)
・売上高1億元以上売上が53社
・CMM/CMMi達成企業 42社

・杭州の人件費は特別安いというわけではないが、□□□との理由から全体のコストダウンが可能となる。

・政府の建設投資は最小限にとどめた。2つのビルを除き、他は全て民間資本によるもの。


第2番目の訪問先では、新卒者向けITトレーニングの現場を視察させていただいた。生徒の大半は中国人だが、一部には日本企業から派遣された日本人研修生もいるとのこと。

杭州最後の公式行事は、対日オフショア開発企業の連合会□□□クラブ杭州との交流会。我々が宿泊した望湖賓館の会議室にて、50名近くのオフショア関係者が交流を深めた。


■成功の勘所

沖縄県民は杭州がいたく気に入ったご様子。特に以下の点に魅力を感じたらしい。

・豊かな自然と最先端の開発区が融合された街全体の雰囲気
・地元志向が強く、落ち着いた雰囲気の人々

来年はぜひベトナムにもお連れしなきゃ。


2007年11月07日 04:37 | 固定リンク | Comment(1) | TrackBack(0) |

中国で最後まで泡盛を呑む人々 2007/11/7

前日に引き続き、杭州でも沖縄の地酒『泡盛』を会場全体に振舞いました。沖縄県産業振興公社上海事務所から差し入れです。毎度ありがとうございます。

ただし、最後まで泡盛を飲んでいるのは全て沖縄人。
郷に入っても、郷に従わず。

上手い酒を呑んで幸せそうな人たち。誰からも不満はありません。楽しんで交流しました。やがては、ビジネス面でも、沖縄人の本領を発揮するときがやってくるでしょう。

わたくし、白酒はNGですが、老酒ならぐいっといけます。ただし禁酒中の身。

今朝は午前中から蘇州に移動して、広大な工業団地をぐるっと視察した後、そのまま上海に戻ります。実質的な視察最終日です。



2007年11月07日 04:34 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

米国系企業が数百名単位でIT技術者を根こそぎ奪っていく 2007/11/6
日本企業から「ブリッジSEを3名出せ」と言われたら?
日本語ができる優秀なブリッジSEがいたとしても、絶対に日本に派遣したくない。その理由は?
(中国人・会社役員)

2007/11/5(月)、沖縄視察団上海出張アテンドの初日。

昨夜、沖縄から20名余の上海オフショア開発事情視察団が到着した。月火水の3日間は、上海、杭州、蘇州の各ソフトウェアパークを駆け足で視察する行程となっている。

今回上海を訪問した沖縄視察団の目的は、沖縄県が推進するIT津梁パーク構想の実現に向けた実務者レベルの準備運動である。

・2007/6/2 - 琉球新報
「県内でも実現可能」 知事「大連ソフトウエア」視察

・2007/2/6 - 沖縄タイムス
ソフト開発 官が支援(新沖縄情報通信産業振興検討会)


・間接オフショア開発は効果的ですか?

・2008年度内閣府 沖縄予算3,125億円要求


午前中は、上海浦東ソフトウエアパークと園内にあるオフショア開発ベンダを表敬訪問。日本流の仕様変更が多いソフトウエア受託開発をこなす秘訣について意見交換した。

上海浦東軟件園

午後は、JETRO上海のご好意で最新の中国IT事情についてブリーフィングしていただく。その後、上海と周辺都市を中心に活動する対日オフショア開発企業の連合会□□□クラブとの交流会。

沖縄と上海が抱える共通課題として、主にマネジメントレベルの人材不足について具体的な意見を交わした。

・米国系企業が数百名単位でIT技術者を根こそぎ奪っていく
・体力のある企業は自主的に内陸シフトして人材争奪戦に対抗するものの、イタチゴッコなのでいつかは限界が訪れるだろう


■成功の勘所

日本企業から「ブリッジSEを3名出せ」といわれても困る。なぜなら、優秀な人材だけ選抜して日本に派遣してもオフショア受託企業にとってメリットは少ない。

日本語ができる優秀なブリッジSEがいたとしても、絶対に日本に派遣したくない。中国に置いて現地で10名をマネジメントさせた方がずっと儲かるのだ。


2007年11月06日 06:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海からバスで杭州へ 2007/11/6

今日は午前6時起床。
7:30に上海ホテルを出発して杭州に向かいます。


2007年11月06日 06:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海周辺のオフショア開発コミュニティを創ろう 2007/11/5
頭の中のもやもやがすっきりした感じです。ただし・・・
中国文化が時間に関して長期志向というのは納得しがたい。刹那、刹那を生きているように感じられます。
(上海オフショア開発勉強会参加者)

今年初めて開催された上海オフショア開発勉強会は、主催者の予想を超える大盛り上がり。本来なら、14~15名で満員になる会場に23名を詰め込んで、ざっくばらんに喧々諤々と議論が進んだ。

講演テーマは「ブリッジSEの条件とスキルアップ法」。実際には、異文化コミュニケーションの理論とマネジメントの要諦に焦点を当てた。

普段の業務では意識しづらい話題を中心に話したので、面を食らった参加者も多かったと思う。さらに早口な日本語なので、聞き取りづらい場面もあったかと思う。いつもながら、講師の話よりも参加者同士の情報交換の方が有益らしく、ちょっぴり嫉妬した。

【参加者の声】

・問題が発生したとき、どの□□□に問題があるかを分析することで、客観的な判断ができるようになると思います。

・中国人の集団への帰属意識を効果的に利用したいと思います。

【雑談中の話題】

・プログラマの初任給と中国市場の技術者派遣単価について
・中国市場の営業プロセスの特殊性について
・もし、中国が政情不安に陥ったら、オフショア市場はどうなるか
・人民元為替相場のゆくえ
・上海周辺のオフショア開発コミュニティを創ろう


■成功の勘所

これからも、(1)小難しい話題をできるだけ分かりやすく伝える、(2)個別事例を整理して体系化して要点を簡潔に伝える、(3)オフショア関係者が集う「場」を提供する、に注力していきたい。

上海オフショア開発勉強会に参加された22名、イベントを手伝った3名、懇親会参加の17名、午前3時まで2次会に付き合った10名の皆様、まことにありがとうございます。



2007年11月05日 05:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

地元密着を応援します 2007/11/5

勉強会参加者のSさんが、上海周辺でオフショア開発コミュニティを創ろう!と意気込んでいます。

アイコーチ公認なので、私も全面的にサポートします。
あちこちで地元密着のコミュニティ活動が盛り上がるといいな。


2007年11月05日 05:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/11/2)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/10/24 - ITpro
インドIT企業が「日本のITサービス会社の下請けにならない」理由

日本法人ウィプロ・ジャパンは「日本のSIerには課題がある」と指摘する。SIerはアップグレードしないし、日本の技術者は不足している。若い人も勉強しない。


・2007/10/25 - 日中経済通信 提供、japan.internet.com 独占記事
「天津高新区」着工、入居希望420社に~先進ソフト基地構築

「天津高新区・国家軟件及服務外包産業基地核心区」が10月23日に天津で定礎式を行った。2年-3年の開発を経て、国際的にも一流のソフトウェア企業(CMM 評価がレベル5)または世界500強の企業を5社-10社導入し、東北アジア先進レベルのソフトウェア産業パーク
を構築するもの。


・2007/10/26 - ITpro
コンタクト・センターの「不思議」――なぜ人材派遣なのか?

従業員を次のような形で段階的に採用していた。
(1)採用の初期は時間給ベースのパートタイマー(期間最長3ヶ月)
(2)採用基準を満たしていると評価した場合は1年契約の契約社員
(この時点で月額給与となる)契約は3年まで毎年更新可能
(3)マネジャ・クラスに登用する場合は正社員


・2007/10/29 - 日経ネット
人材各社、韓国人技術者を派遣・日本国内のメーカーに

現地の理工系大学約10校と連携して週1回程度のペースで就職説明会を開く。日本語能力や技術水準で選考し、日本国内の電機・精密機械メーカーに派遣する。賃金は日本人と同等で、平均時給は3800円前後の見込み。


・2007/10/29 - PRONWEB Watch
日本の組み込みソフト技術者は9万人以上足りない

優秀な技術者を人材育成に回す余裕も無く、予備軍とも言うべき人材も少ないのが現状。企業にあわせたカスタマイズも可能な人材育成カリキュラムとは?

 ↑お友達の会社の記事です(幸地)


・2007/10/30 - 日本総合研究所
間接業務は中国へアウトソーシングすべきか

英語ほど汎用性のない日本語をわざわざ修得しようとし、かつ安価な単純作業で満足するような中国人がどれだけいるかと考えれば、決して楽観的にはなれないのである。


・2007/11/1 - 日経パソコンオンライン
米国IT最新事情:母国と米国を気負いなく照準に入れる中国ソフト産業

中国ソフトウエア産業の世界では、何千人もの従業員を抱えるインド企業にはとうてい太刀打ちできないので、数百人程度の中規模の企業が、特徴あるソフトを開発して勝負するという気運になっていると言う。


・2007/11/1 - RIETI
投資銀行におけるオフショアリングとアウトソーシングの胎動期

1)胎動期:1970年から1989年まで
2)黎明期:1990年から1994年まで
3)建設期:1995年から1999年まで
4)拡大期:2000年から2004年まで
5)定着期:2005年から現在まで



2007年11月02日 06:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海懇親会「焼酎ぐら田々」虹橋路1665号洛城広場 2007/11/2

上海でオフショア開発イベントを手伝ってくれる友人が、私にちなんで、懇親会の会場を九州・沖縄料理がメインのお店を予約してくれました。

私は、二日前まで沖縄で普通にちゃんぷるーを食べていたので特に○×△□・・・、こんなことは口が裂けてもいえません。お気遣い、ありがとうございます。参加者の皆さんが楽しんでくれたら、それで満足です。

当初、座席を8名分しか用意しなかったそうですが、こんなに少ないわけがありません。むしろ、勉強会よりも懇親会の方が参加者多かったりして。

懇親会の会場はこちらです。

 ダイニングバー 「焼酎ぐら田々」
 虹橋路1665号 洛城広場 203号室 
 TEL:6278-2660

 日時:11/2(金)18:30ごろ(勉強会終了後に歩いてお店に移動)
 会費:自腹です。お安くはなさそうですが
 場所:勉強会会場から歩いて3分
    http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_sp.html


何かあれば、幸地の携帯電話に連絡をください。とはいえ、セミナーの準備などがあり、電話がかかってきても出られないかもしれません。あしからず。

中国携帯:138-0176-7534
(本誌発行人が日本語で話しかけます。うぇい?)


2007年11月02日 06:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜から上海 2007/11/1

今夜、上海入りします。

お友達に上海出張を連絡したら、勉強会への参加は難しいけど、懇親会には駆けつけます!と元気な返事をいただきました。
嬉しかったです。久しぶりに盛り上がりそう。

明日の上海オフショア開発勉強会への駆け込み申込みが増えています。この様子じゃ、臨時席を用意しなくちゃいけなさそう。

仕事の都合で午後の上海オフショア勉強会には参加できないけど、懇親会には顔を出したいって方、いらっしゃいますか。

大歓迎です。メールください → support(@)1offshoring.com



2007年11月01日 23:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ブリッジSEにはサブPMの権限を持たせるべき 2007/10/31
中国現地法人の人事権を握るブリッジSE
私は日本側の所属なので、中国では何の権限もありません。ですが、実際には、中国側の人員配置や役割について、強い影響力を持っています。
(東京・ブリッジSE)

東京でブリッジSEとして活躍する知人からの追加情報。

・「ブリッジSE」は中国現地にどのぐらいの権利があることより、日本のプロジェクトにどのぐらいの権利を持っているのは重要だと思います。いくら能力を持っても、ただの通訳者の役割だけであれば、効果があまり出てこないと思います。日本企業で働いているブリッジSEに少なくともプロジェクトの開発部分の計画、見積もりなどサブPMの権限をもらせるのは重要だと思います。(東京・ブリッジSE)


ちょっと珍しい文系出身の通訳になった現役ブリッジSEからのお便りも紹介する。

・文系出身の通訳からブリッジSEを育成するためには、短期間でも、1年間必要になると思います。自分も専門的に技術を学んだことがなく日本語しか出来ない人間なので、通訳と窓口役をやりながら、今後の進路を考えておりました。(中国人)


■成功の勘所

「ブリッジSEにはサブPMの権限を持たせるべき」とのご意見に、あなたは賛成か、それとも反対か。自社の内部環境と外部環境を整理して、あなただけの見解を用意しなさい。


2007年10月31日 23:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

歯医者に行きます 2007/10/31

今日の原稿は、那覇空港で書いて新横浜駅で配信しました。
上海出張前に、気になっていた奥歯の詰め物を治したいと思います。


2007年10月31日 23:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国現地法人の人事権を握るブリッジSE 2007/10/29
橋渡しの重要性は理解しますが
そろそろ「ブリッジSE」という呼び名を廃止しませんか。
(日本人)

私と友人の自称"ブリッジSE"との会話の一コマより。


Q.あなたは、東京本社所属のブリッジSEですが、中国現地法人ではどの程度の権限を持っていますか。例えば、気に入らない担当者を飛ばすなどの人事権を持っていますか。

A.いいえ。私は日本側の所属なので、中国では何の権限もありません。ですが、実際には、中国側の人員配置や役割について、強い影響力を持っています。


Q.貴社では、どのようにブリッジSEを育てますか。

A.少なくとも日本で3年以上の経験がないと、当社ではブリッジSEとはいえません。ですが、10年の日本経験があっても、ダメな中国人はダメです。


Q.あなたは、普段の業務でブリッジSEとして、どんな時間の使い方をしていますか。

A.毎日ほぼ8時間、中国と東京をつないで、現地担当者と通話しています。中国側の日報を毎日チェックします。中国から問題が上がってきたら、深夜まで残業して対応することもあります。昔は、全てのソースコードに目を通していました。


■成功の勘所

話し手の会社では、PMクラスの中国人がブリッジSEと称して、日本側の立場で中国拠点をコントロールする体制が当たり前である。うがった見方をすれば、中国拠点に独り立ちできるプロマネが育っていないとも受け取れる。だが、ここでは、リスクを最小限に抑えようとする同社のマネジメント姿勢を高く評価したい。



2007年10月29日 22:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

午後から沖縄 2007/10/29

今日は午後から沖縄入り。明日は沖縄県庁でそうそうたるメンバーを前に中国オフショア開発の最新事情をお話しします。31日に帰京、
そして11月1日から上海出張です。



2007年10月29日 22:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/10/26)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/10/19 - ITpro
中国・無錫市、大連に続くオフショア拠点に名乗り

無錫市内で10月11日開催した「無錫サービス・アウトソーシング産業国際合作カンファレンス」で明らかにした。無錫市は中国政府から初めて「アウトソーシングモデル区」と認定されるなど、大連市に次ぐITサービスのオフショア拠点として期待されている。


・2007/10/19 - AFPBB News
2007年IT関連の世界消費額が1兆ドル超

ソフトウエア関連では2011年までに460万人の新規雇用が見込まれている。この内の120万人がブラジル、ロシア、インド、中国が占め、ほか100万人は他の新興国が占めるという。アゼルバイジャンの急成長が見込まれており、続いてロシア、ベトナムの順となっている。


・2007/10/19 - 中国情報局
宝信ソフト:投資評価引き上げ

中国でのSI需要の高まりに後押しされ、現在では他業種のシステム設計も手掛ける。2007年中間決算では、売上高が前年同期比25%増、純利益も同34%増と好調。

 ↑中国IT企業の内需シフトを知る手がかりとなります(幸地)


・2007/10/20 - ITpro
中国ソフト会社の合弁、大阪進出

大阪と東アジアとのビジネス強化を狙い、大阪商工会議所と大阪外国企業誘致センターなどが2006年に始めた「東アジア企業家交流プログラム」に参加した外国企業の中から、初の大阪進出が実現した。大阪に進出した理由を「東京より住環境が良く、中国人社員が生活しやすい」と説明。


・2007/10/23 - 中国情報局
中国ソフトウェア 真のプロジェクト管理力を見極める

中国でCMMを取得するには、かなりのお金が必要です。いくら実力があっても、相当資金的に余裕がないとCMM取得は難しいのが実態です。逆に言えば、資金と準備工数があれば、CMM取得はできます。


・2007/10/24 - IT-PLUS
「パソコンにお祈り」が効いた? また大型受注のインドIT

インドIT業界も急激なルピー高ドル安で苦しいはずだが、大手はますます攻勢を強めている。18日、IT最大手であるタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)はオランダのニールセン・カンパニーから10年間で12億ドルのアウトソーシング業務を受注したと発表した。


・2007/10/24 - ASCII
ドアは日本企業だが部屋の中はインドだった

日本にはプログラマ/システムエンジニアが約35万人いるが、その5分の1にあたる人数を、ウィプロは1社で抱えていることになる。


・2007/10/20 - 総務省
高度ICT人材育成に関して

海外委託の現状と課題「発想し、設計し、指導監督する人材は不可欠」
・情報技術を失った国は21世紀では先進国ではない
・国内システムのブラックボックス化は危険
・情報の流出は既に起こっている


2007年10月26日 05:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

モバイル閲覧 2007/10/26

このメルマガやオフショア開発関連情報をケータイで読めるようになると嬉しいですか?



2007年10月26日 05:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

【上海】あなたのブリッジSE育成法は間違っていませんか 2007/10/25
今年初開催!第6回上海オフショア開発会(懇親会あり)
「ブリッジSEの条件とスキルアップ法」  ~未経験者でもオフショア開発で活躍できますか?~

オフショア開発の関係者にインタビューしたところ、日本人でも、文系出身者の日本語通訳でも、本人の努力次第で一人前のブリッジSEになれるという肯定的な意見が目立ちました。今回のスペシャル講演では、ブリッジSEに求められる資質や成果を出しやすい行動特性について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

蛇足ですが、「日系企業のオフショア開発の本気度を見抜く3原則」なる話題も披露します。転職するなら、これだけは確認せよ、とのマル秘情報です。逆に、上記3原則は社員を惹きつける魅力ある職場作りには、決して欠かせない条件だと思います。

詳細を確認する→ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_sp.html


今日は上海イベントの案内のみなので、興味ない方はここまで。
昨日から申込みを受け付け始めたのだが、現時点での申込みは6名。

・中国人2名
・日本人4名

会議室の都合により、先着20名様に限り申込みを受け付ける。現地でイベントを手伝ってくれる友人によると、上海には30-40名収容できる適度な広さの貸し会議室が見当たらないとのこと。小さな会議室か、逆に80名収容できるような大きな会議室のみだそうだ。

セミナー申込者の声を一部紹介する。

・上海のビジネスフォーラムやコンペ・野球等参加していますが、日系ソフトウェア開発会社の方とは、1名しかめぐり合っていないので、この機会にお知り合いになり、色々と情報交換させていただきたいと考えています。(日本人)

・□□□□□を□□するブリッジSEを中国側に駐在させています。自分野における理想像を考えるため、システム開発のブリッジSEの方の理想像を勉強したいと思います。(日本人)

・幸地さんに会いたいです。(中国人)


目次(※内容は一部変更する場合がございます)

1.ブリッジSEの条件:異文化の理解とコミュニケーション

【演習問題】あなたは小学校の先生だとします。生徒数は10名。お天気のよいある日、クラス全員で外に出かけることになりました。そこで、生徒たちに何して遊びたいかを聞いたところ、次のような答えが返ってきました。
 
9名の子ども = 公園で野球したい
1名の子ども = 森に行って絵を描きたい

引率する先生の立場として子ども達の成長を第一に考えたとき、あなたならどのようにクラスを仕切りますか?日本人、中国人、米国人の先生の典型的な答えをそれぞれ書きなさい。国民文化によって、先生の対応はどのように変化するかを考えなさい。

2.【演習】「やる気のない日本上司に失望しました」

3. 日系企業のオフショア開発の本気度を見抜く3原則

              記

■日時:2007年11月2日(金) 15:30-17:30 (15:00開場)
■場所:【上海】美麗華園商務中心 B-208会議室
 上海市延安西路2633号 美麗華園商務中心 B区

■講師:幸地 司(オフショア大學 学長)
■プログラム
 15:00 開場 (開始時刻まで自由に挨拶タイム)
 15:30 開始 オフショア開発勉強会<講義&ワークショップ>
 17:30 終了 (終了後は懇親会あり)

詳細&申込→ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_sp.html


■成功の勘所

上海オフショア開発勉強会は、以下に該当する方には喜んでもらえる内容に仕上がった。

・ブリッジSE育成に興味をお持ちの方
・「異文化コミュニケーション」の正確な定義を学びたい方
・最近の日本市場におけるオフショア開発の変化の動向を知りたい方

興味ある方はお早めにお申込みください。

今なら余裕あり → http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_sp.html


2007年10月25日 18:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

持つべきものは・・・。しんみりしました 2007/10/25

今朝、私と同じようにメルマガを発行するお友達に、

「上海オフショア開発勉強会を告知して!」

と厚かましくお願いしました。すると、あっという間に返事が来て、皆さん快く受けてくださいました。急なお願いにも関わらず、まことにありがとうございます。

かなり、嬉しかったです。涙。

今夜、しんみりと泣きたい方は、こちらの動画をご覧あれ。クリックすると音が出るので、職場ではご注意を。

象の背中(前編)
象の背中(後編)



2007年10月25日 17:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

蛇足も楽しい上海オフショア開発勉強会&懇親会 2007/10/24

: いつもお世話になっております。□□です。
: 11月上海の懇親会を参加したいと思いますが、新しい日程には
: ちょっと微妙です。(8日でしたら問題がないですが)
: とにかく会場と時間を教えていただけますか?
: 会社の人を代わりに参加させます。

このたびは、たいへん失礼しました。
上海オフショア開発勉強会(オフショア開発交流会ともいう)を正式に案内します。

■日時:2007年11月2日(金) 15:30-17:30 (15:00開場)
■場所:【上海】美麗華園商務中心 B-208会議室
 上海市延安西路2633号 美麗華園商務中心

テーマは、先月東京の某所で講演したときに大好評だった「ブリッジSEの条件とスキルアップ法」とします。これは、最近の私のお気に入りの話題であり、東京・大阪でもコンテンツを一部紹介しました。

蛇足ですが、「日系企業のオフショア開発の本気度を見抜く3原則」なる話題も披露します。転職するなら、これだけは確認せよ、とのマル秘情報です。逆に、上記3原則は社員を惹きつける魅力ある職場作りには、決して欠かせない条件だと思います。

当日18:00から、会場を移して懇親会に突入します。
お楽しみに!

下記の目次(案)をみると、当日のネタバレするかも。

 詳細&申込み→ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_sp.html


2007年10月24日 14:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

北京との通信回線は良好です 2007/10/23
読者アンケート
中国と日本の間の通信状況は相変わらずよくない。最近は特にメール遅延が増えたという。午後3時に送信、到達は翌朝なんてことも。 それって、本当ですか?

○結果を見る


今月のオフショア開発勉強会では、複数の参加者がこぞって日本と中国間の最新の通信事情を発表してくれた。

・大連は夕方になると回線が急に混雑する
・最近は特にメール遅延が増えた


今月のゲスト講師と同じ会社に勤めるブリッジSEの友人が次の情報を提供してくれた。

・場所にもよると思いますが、最近は北京の通信状況は悪く感じがありません。中国のインターネットのアクセススピードは最近あがっているように感じます。(中国人)


■成功の勘所

中国大陸にサーバーを設置する企業では、たまにメールは遅延するが、Webメールは円滑にさくさくと閲覧できるらしい。(との噂)

それは本当か?
もし本当なら、その理由をこちらにお書きください。
http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0023309P00C8758


2007年10月23日 23:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海日程変更 2007/10/23

・上海オフショア開発勉強会/上海

私の都合により、日程変更です。すいません。
当初は2007年11月8日(金) を予定していましたが、
1週間前倒しの11/2(金)になりました。

ということは、今月末は東京→沖縄→上海と
ほとんど休みなしで移動することになりそうです。
ひーーーー。

日程調整失敗したなぁ。
反省です。


2007年10月23日 23:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発にマネジメント支援ツールを導入した効果 2007/10/22
大盛況!第23回オフショア開発勉強会
オフショア開発で役立つマネジメント支援ツール運用の留意点

日時:2007年10月19日(金)15:45-17:45 (15:15開場)
場所:オフショア開発フォーラム セミナールーム
講師:北京オフショアベンダーの中国人総経理


先週金曜日、東京・日本橋にて、第23回オフショア開発勉強会が開催された。小さな会場を17名で埋め尽くし、会場はいつも通り盛り上がった。
(無断欠席された方、今後の勉強会参加はお断りします)

今月のゲスト講師は、仲間と立ち上げた日本法人の役員と北京側の総経理を務める中国人男性。東京大学修士課程を修了後に日本企業にプログラマとして就職。現在はマネジメント業務が主体だが、今でも現場に入ってSE業務を兼任することもある。

勉強会では、社内で独自開発された進捗管理ツール、ファイル共有ツールをご紹介いただき、質疑応答を通じてツール運用の留意点やブリッジSEの業務形態を赤裸々に語ってくれた。

講演後の自由討論では、複数の参加者がこぞって日本と中国間の最新の通信事情を発表してくれた。

・大連は夕方になると回線が急に混雑する
・最近は特にメール遅延が増えた(午後3時に送信、到達は翌朝)
・中国側にサーバを置くと□□□、東京側にサーバを置くと□□□
・□□を経由すると、中国へのアクセスは快適になる


【読者アンケート】

中国と日本の間の通信状況は相変わらずよくない。最近は特にメール遅延が増えたという。午後3時に送信、到達は翌朝なんてことも。
それって、本当ですか?

◆最近は特にヒドイ
◆以前と変わらず
◆通信回線は良好です
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年10月30日23時00分
協力:クリックアンケート

■成功の勘所

オフショア開発にマネジメント支援ツールを導入した効果。

・オフショア拠点側の進捗把握がよりスムーズになった
・Q&A回答遅延が激減した
・安全性を保証しながら使い勝手の良いファイル共有を実現


【参加者の声】貴社ではどんな開発支援ツールを使っていますか?

・現状は、メールベースでのやり取りです。現在リアルタイムでの開発ツールを探しています。

・社内ツールを使ってコミュニケーションしています。イントラネットなので、日中で同じ管理ツールを使っています。

・スカイプとマイクロソフト社のツール、□社のコラボレーションツールを使っています。バージョン管理ができるのでトラブルが少なく、過去バージョンも残っているのでチェックもできます。

・担当プロジェクトでは特に使っていません。


2007年10月22日 11:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発忘年会 2007/10/22

毎年恒例のオフショア開発忘年会ですが、
今年はボランティアスタッフに手配をお願いしたいな。

誰か~、手伝ってください!

オフショア開発サポーターズ、またはULAに打診してみるか。


2007年10月22日 11:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/10/19)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/10/11 - ロイター
インドのインフォシスの第2四半期決算は18%増益、市場予想と一致

インドルピーが9年半ぶりの高値に上昇したことから新規契約による業績の伸びは限定的となり、利益は市場予想と一致した。

↑中国人民元が高くなると、中国発注量も減る?(幸地)


・2007/10/11 - 人民網日本語版
南京が「ソフトウエアの都市」に

南京には48の大学、543の科学研究機関、国家と省級の重点実験室が79カ所あり、様々な専門技術の人材53万人を抱える。レベルの高い科学技術関連の人材が集まり、科学研究能力は高い。


・2007/10/11 - ITpro
中国のメッセンジャー利用者は数億人規模、今後も増える

騰訊(Tencent)が提供する「QQ」が最も人気が高い。次いでマイクロソフトの「MSN Live Messenger」、老舗ポータルサイト新浪の「新浪UC」と続く。特にQQの人気は突出している。


・2007/10/15 - 富士通総研
ベトナムにおける日系企業のアウトソーシングの成功事例

日産テクノベトナム社の成功要因
1)日産テクノ社長自身がベトナム拠点のトップを兼任した。
2)現地拠点の経営者は教育・トレーニング制度を重視した
3)現地拠点に合わせた通信インフラサービスの選択


2007年10月19日 12:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

移動日なのでラフな格好で 2007/10/19

朝一番の便で沖縄から東京に戻ります。そして、羽田空港からオフショア開発勉強会の会場に直行します。ということは、今日はノーネクタイの私服っぽい姿をしています。

オフショア開発勉強会の10月東京場所、いつもと開始時間が違いますので、常連さんほどご注意を!

日時:10月19日(金) 15:45-17:45(開場15:15)
会場:オフショア開発フォーラムセミナールーム(東京日本橋)
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2007年10月19日 11:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

離職防止のために住宅ローン補助って、本当ですか 2007/10/17
大卒プログラマの初任給、東京感覚で月給30万円くらい
「東京感覚で月給30万円くらい」は、あくまでも北京・上海・広州の大都市の話。最近の会社員で多いのは、月光族・・・月末に、給料を使い果たす(用光)・・・翌月にはまた給与が入るというので、目先を楽しむ中国の若い世代に多い・・・
(日本人)

※本誌vol.733の続き
http://www.ai-coach.com/backno/cip0733.html

今日も中国大陸で働く大卒技術者のフトコロ事情を紹介する。オフショア開発とは関係ないが、知っておいて損はないと思うので、興味ある方はお付き合いください。

※最近のメルマガ記事は常識だよ!という方がいらっしゃれば、
 みんながあっと驚く丸秘情報をお寄せください。ぜひとも。

  こんなことまで知ってますか? → mailmag@ai-coach.com


小規模プロジェクトで活躍する日本人読者が、オフショア開発ブログに面白いコメントを寄せてくれた。

・私の周りの中国人の方は、20代後半でみんな上海にマンションを買ってます。上海の地図を広げて、○○さんはここ、と全員説明されました(笑)。これって普通なのでしょうか?会社からもお金が借りられるみたいですが・・・(転職を防ぐ為の福利厚生の一環みたいですが)

(今年度オフショア開発サポーターズ大賞候補/日本人)

※コメントの全文はこちらから
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/10/3000_68ad.html#comment-15940572


■成功の勘所

中国オフショア企業が、社員の離職を防ぐ為に住宅ローンの一部を補助する。あなたは、こんなことが現代の中国であり得ると思うか。もし、事実だとすれば、住宅ローン補助は、中国人IT技術者の転職をどれくらい防止できるだろうか。さっそく、周りにいる中国人を2-3名つかまえて、話を聞いてみよう。

 そしてヒアリング結果を報告する → mailmag@ai-coach.com
(可能なら、中国以外の事情も調べよう)


2007年10月17日 08:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ロングテール戦略・・・、言うは易し行うは難し 2007/10/17

オフショア開発に携わる多くの方にご協力いただいて、
みんなで1つのものを作り上げるある企画を温めています。

まずは、オフショア開発サポーターズに相談します。
詳細は後日ということで。
Linux開発のような共創プロジェクトに発展するといいな。

だいぶ前に、アマゾンで「共創」に関する本を注文したのですが、
ちーーーっとも届きません。

ロングテール戦略・・・
言うは易し行うは難し。

※注文したのに届かない本はこれです
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492554858/aicoach-22/ref=nosim


2007年10月17日 08:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大卒プログラマの初任給、東京感覚で月給30万円くらい 2007/10/16
プログラマの初任給3,000元を超えてきた
・上海の有名大学を卒業したプログラマの平均給与は3000元を超えています。会社の負担分を加味すると、原価は6000-7000元/人。
(中国人)

※本誌vol.732より
http://www.ai-coach.com/backno/cip0732.html

前号で紹介した「プログラマの初任給3,000元を超えてきた」とのご意見に対して、知人から以下のコメントが届いた。

・「プログラマの初任給3,000元」こんなものじゃ、ないのですか?国営企業だと1,500-2,000くらい。ただし、福利厚生費付き。購買物平価x為替で 7倍x15円=100円=1人民元というのが、大都市部での物価感覚ですから、初任給が30万円くらいか。特に若い子は高めになってはいますがね・・・ (日本人)


■成功の勘所

先日お会いしたオフショアベンダの採用担当者から聞いた話。

・中国で日本語初級レベルのプログラマを大量に採用したい。日本勤務が前提なので、技術力よりも日本語力や人当たりの良さが優先。適正な給与水準(と思われる)の人材がほとんどいない。


中国の田舎専門のオフショア関係者に「月給3,000元」と聞いたら、「高すぎます!」と一蹴されてしまった。


2007年10月16日 11:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今日から沖縄 2007/10/16

昨日のオフショア大學プレ発表会、お蔭様で大盛り上がりでした。
参加人数は少なかったですが、それが逆によかったかも。また、新しい企画が立ち上がりそうです。

まずは、11月15日に「オフショア大學開講記念セミナ」を開催することになりました。会場は新宿かな。今週中に告知します。

今日から、沖縄出張です。

ここのところ、急に寒くなってきたので、暖かい沖縄に疎開します。
戻りは19日。オフショア開発勉強会の当日なので、羽田空港から日本橋会場に直行する予定です。


2007年10月16日 11:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

プログラマの初任給は3,000元を超えてきた 2007/10/15
オンサイト限定案件は増えたか?
・オンサイト限定案件が増えた (43票)61% ・オンサイト限定案件が増えた。オフショア委託も増えた(11票)16% ・オフショア委託は減った。オンサイト限定案件は不変 (5票)7% ・分からない (9票)13% ・その他   (2票)3%
(アンケート最終結果) http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/10/post_409b.html

最近、本当にオンサイト限定案件は増えたのだろうか。前出の読者アンケートは、当初の仮説を裏付ける結果を示した。ただし、アンケート結果は必ずしも真実を映し出すとは限らない。あくまでも、業界の心理を示す結果である。

一方で、確実に正しいと思われる現象が、メルマガ読者から多数報告されている。それは、中国から大量のIT技術者を日本に呼び寄せて、客先常駐させる案件が増加していること。

上海の友人から届いた興味深いおたよりの一部を紹介する。

・上海の有名大学を卒業したプログラマの平均給与は3000元を超えています。会社の負担分を加味すると、原価は6000-7000元/人。オフショア開発のリスクを考慮すると、どうしても□□万円/人月の単価が最低ラインになるでしょう。100%日資の会社では日本人のコストもあるのでもっと高いでしょう。(中国人)


■成功の勘所

業界の噂では、オフショア開発の伸びは微増、もしくは頭打ち。その代り、オンサイト案件が目立つようになってきた。人件費高騰とオフショア発注単価の据え置きから、中国オフショア受託企業のうまみが薄れてきたとの声もある。


2007年10月15日 15:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ロゴ完成 2007/10/15

今日は、午後3:45から、オフショア大學のプレ発表会です。
今朝も早起きして、最後の資料準備に余念がありません。

週末ぎりぎりになって、オフショア大學のロゴが完成しました。
新宿でのプレ発表会会場でロゴを初公開します。
後日、サイトで紹介します。

「もう少し、大學っぽく」
「おふしょあー、な雰囲気を出してください」

こんな作業指示でデザイナーにロゴを作ってもらいました。
やはり、プロの仕事は違うな。

オフショア大學のプレ発表会は無料なので、お近くの方はぜひ。
http://www.ai-coach.com/seminar/academy_pr.html


2007年10月15日 15:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/10/12)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/10/6 - 沖縄タイムス
沖縄県内IT企業 共同出資会社設立へ

県情報産業振興課は「海外で進められるソフト開発を、国内にとどめようとする発想は地方にない」と有望視。発注する大手企業も協力姿勢を示している。準備委は事業計画や出資額などを決め、県外企業には来年度以降に出資を依頼する。

 ↑私もお手伝いしています(幸地)


・2007/10/8 - News CHINA
中国、8月までのソフトウェア収入22%増の3438億元に

しかし業界では、中国ソフトウェア産業の発展は、国際先端レベルとはまだ大きな格差があると指摘されている。世界ソフトウェア市場における中国ソフトウェア業のシェアは6%にも満たない。


・2007/10/9 - 日経新聞
NTTデータや富士通など、中国内陸部を開発拠点に

日本や米国のIT企業が中国の内陸部で相次ぎソフトウエアの開発に乗り出した。上海など沿岸部に比べて人件費が半分強で済み、高速・大容量回線でデータを送受信すれば内陸部にあるデメリットを解消できると判断した。


・2007/10/9 - News CHINA
約100万台のコンピュータがウィルス感染~国慶節連休中

今年の国慶節連休中に蔓延したウィルスは、トロイの木馬の特徴を持ったワームウィルスや他のウィルスの特徴を備えたトロイの木馬型ウィルスなど、典型的な混合タイプであるのが従来とは異なる点だ。


・2007/10/9 - 中国情報局
成都市代表団が本社訪問 投資先として魅力アピール

中国四川省成都市政府の鄭和平副秘書長ら同市「ソフトウエア産業日本視察団」の一行が、中国西南部の中心都市である同市の魅力をアピールした。


・2007/10/10 - IT-PLUS
渡り鳥の季節とともに厳しいインド研修が始まる

これからのグローバルビジネスを担う若い技術者に対する異文化交流プログラムである。


・2007/10/10 - 人民網日本語版
中国企業、第3四半期も好景気を維持 統計局

調査によると、景気が好調だったのは情報伝達・コンピューターサービスおよびソフトウエア業(景気指数160.0ポイント)と卸売・小売業(同154.7ポイント)で、いずれも景気指数は過去最高だった。


・2007/10/11 - オフショア大學
オフショア大學 - プレ発表会

2007年10月15日、東京・新宿にて、オフショア大學構想の全容を紹介するプレ発表会を開催します。


2007年10月12日 11:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

2007年10月15日、東京・新宿 2007/10/12

2007年10月15日、東京新宿でオフショア大學の構想発表会をします、
と面識のあるマスコミ関係者に案内したところ、

「案内が遅い!」

と怒られてしまいました。すんまそん。
やっぱり、普通は最悪でも1週間前までには連絡するよね。しかも、15日は締め切りってな人も多いようで・・・。


報道関係者向けのプレ発表会ですが、オフショア大學に興味ある方はお気軽にどうぞ。
無料で面白い話が聞けるかもしれません。
http://www.ai-coach.com/seminar/academy_pr.html

オフショア大學に興味をお持ちの方には、積極的に売り込みます。
ご希望がなければ、特にこちらから押し売りすることはありません。

初めてのプレス発表なので、参加者が少ないと寂しいです。
よろしければ、下記をあなたの周りに紹介してください!

-- (転送文)--

オフショア開発のコーディネート知識体系が学べる
「オフショア大學」プレ発表会(2007年10月15日、東京・新宿)
http://www.ai-coach.com/seminar/academy_pr.html

-- (ここまで) --


2007年10月12日 11:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ポリシー上、中国側から共通DBにアクセスできない 2007/10/9
【相談】日系企業のデータ管理は閉鎖的
せっかく苦労して導入したデータベースシステムですが、実務上は閉ざされており、結局は現地の中国人と日本人スタッフ両方にとってメリットが活かされていません。
(日本人)

中国に進出した日系企業向けにインフラ整備を推進する知人の話。


せっかく苦労して日本と中国現地法人の間に共通データベースシステムを導入しても、

・ポリシー上、中国側から共通DBにアクセスできない
・処理速度が遅い
・中国語が使えない

等の問題が山積。それで、結局はオフラインでデータを交換するという笑えない事態に陥った事例があるという。


■成功の勘所

10月19日、東京の日本橋で開催されるオフショア開発勉強会では、オフショア開発で役立つマネジメント支援ツールと運用の留意点と題して、以下の内容をディスカッション形式で紹介する。

1.オフショア開発におけるプロジェクト管理
 1-1 オフショア開発におけるプロジェクト管理の特性
 1-2 オフショア開発におけるプロジェクト管理ツール:SkyProject

2.オフショア開発におけるドキュメント管理
 2-1 オフショア開発におけるドキュメント管理の特性
 2-2 オフショア開発におけるドキュメント管理ツール:SkyFolder

3.オフショア開発におけるソース管理
 3-1 オフショア開発におけるソース管理の特性
 3-2 オフショア開発におけるドキュメント管理ツール:CVS

4.オフショア開発中のその他のコミュニケーションツール

中規模プロジェクトにおける開発支援ツールの運用に興味がある方は、ぜひご参加いただきたい。

日時:10月19日(金) 15:45-17:45(開場15:15)
会場:オフショア開発フォーラムセミナールーム(東京日本橋)

お申込みはお早めに(申込数:12名)
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2007年10月09日 12:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

海外駐在生活が忘れられない 2007/10/9

先週のプレミアム版メルマガで、海外駐在生活を忘れられない駐在員の奥様、子ども、そして駐在員本人の問題を取り上げました。

初めてのテーマでしたが、事例を交えて面白くまとめられたと思います。来月のオフショア開発勉強会では、初めての中国出張、初めての中国駐在をテーマに取り上げてみようかな。

今月は、私の赴任者セミナーを受講した教え子が中国に渡航します。
理論と実践の絶妙なバランスがオフショア大學の特徴です。


2007年10月09日 12:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/10/5)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/9/28 - Tech-On!
タイへのオフショア開発

組み込み分野での関係強化に向け現地政府系機関とIPAが協力協定


・2007/10/1 - ITpro
海外からのオンサイト技術者を効果的に活用するには?

判断基準を策定し最適な人材を選ぶ
状況に応じて人材の選択基準は変わる
技術者の離職に備えてナレッジを蓄積する
日本のやり方を過度に押しつけない


・2007/10/1 - ITpro
「多極化した世界」における、持続的成長を実現するハイパフォーマンス企業

IT人材ポートフォリオには3段階ある。第1段階はコスト最適化を目的としたオフショア化。第2段階はスキル蓄積のためのセンター・オブ・エクセレンス化(特技を持った海外拠点の設置)。第3段階は、コスト/スキルの最適化を目指しオフショア間で相乗効果を生み出すこと。


・2007/10/4 - 岩手日報
岩手の企業と連携も 盛岡で中国ITセミナー

同事業は本年度、日本貿易振興機構(ジェトロ)の地域間交流支援事業に採択され、3月には大連市で事前の現地調査を実施した。


・2007/10/4 - ITmedia
設立4年で増収に転じる東芝ソリューション、
それを支える中国オフショア成功の秘訣とは

オフショア開発の成功を支える要因は2つある。1つはオフショア開発の拠点が中国・大連であること。2つ目の要因は、「要求仕様書」の精度を高めたこと。信頼の次の課題は人材確保。


2007年10月05日 07:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

非民間系お仕事 2007/10/5

現在の私は、琉球大学非常勤講師を含む非民間系(お役所系)の仕事を3件抱えています。昨日、新たに、もう1件追加されることになりました。こちらも非常勤講師です。

単発の仕事ですが、わくわく期待しています。なぜなら、漏れなく日本語通訳がついてくる非日本語空間でのお仕事なので。


2007年10月05日 06:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

国慶節に休日出勤する人いますか 2007/10/4
国慶節はスケジュールに入れない
国慶節に休日出勤をさせてしまうと、モチベーションが一気に低下して、チーム崩壊の恐れすらあります。
(オフショア大學)

ご意見『これ以上の休日出勤はお断り』

・納品が厳しく、休日出勤を期待していましたが、中国ベンダから現在の見積では、コストの問題で休日出勤が無理ですといわれました。(オフショア大學)


■成功の勘所

国の定めにより、中国の休日出勤手当ては日本よりもはるかに高い。国慶節期間中の出勤手当ては通常時の3倍だといわれる。中国ベンダ側としても、できるだけ休日出勤を避けたい。その悪影響として、無茶な工数短縮による品質低下が指摘されている。


【クイズ】日本企業はなぜ残業が多いのか

日本企業はなぜ残業が多いのか。中国人と比べた時の日本人の残業の特徴、悪しき問題点を答えなさい。逆に、残業に関して日本が優れる点があれば、具体的に挙げなさい。

答える → mailmag@ai-coach.com


2007年10月04日 17:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海予定 2007/10/4

来月、上海でオフショア開発勉強会(交流会)を予定してます。
候補日はこちら。

11/2(金)
11/7(水)
11/8(木)


2007年10月04日 16:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

確かに中国内需シフトが起きているらしい 2007/10/3
小口発注の継続でも効果の出るオフショア開発とは?
最近、取引しているベンダによっては、小口発注はいらないとまで言うところも出てきています。 (日本人読者)

今週は、日本のオフショアリング市場で噂されるいくつかの話題を検証する。

・日本国籍限定
・オンサイト作業限定
・中国では内需案件が増大する一方、オフショア敬遠傾向が加速?
・3-5年目の中国人IT人材の給与相場が急騰


ご意見『内需案件は増大しているようですね』

・今まではオフショア100%だったけど、そのノウハウを利用して、国内案件対応を始めた取引先があります。ただし苦労しているようです。ビザの問題や優秀な要員確保の難しさから、オフショアへの対応割合を減らさざるを得ないベンダもあると聞きます。

                      (日本人読者)


☆最近はオフショア委託案件が減ったとの噂をよく耳にします。特に中国オフショア委託量が減らされて、オンサイト限定案件が増えたと主張する人がいます。あなたのご意見は?

※どちらともいえない人 → 「分からない」をクリック
※興味がない人 →「その他」をクリック
※別の見解がある人 →「コメントボード」に意見を書き込む
※確かな根拠はなく直感ですが・・→直感を信じて該当箇所をクリック

◆オンサイト限定案件が増えた
◆オンサイト限定案件が増えた。オフショア委託も増えた
◆オフショア委託は減った。オンサイト限定案件は不変
◆分からない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年10月09日23時00分
協力:クリックアンケート


■成功の勘所

【クイズ】優秀なブリッジSEだけ常駐させたい、他は要らない

あなたは、過去に取引実績のある顧客から、自社の優秀なブリッジSEを客先常駐させるよう依頼を受けた。若手中国人プログラマを含むチームで提案したが、体よく断られた。顧客は、欲しいのは優秀なブリッジSEだけなので、コミュニケーションに難がある中国人は要らないという。

仕事は欲しいが、エース級人材を単独で客先に出したくない。さて、あなたなら、どのようにこの交渉をまとめるか。


2007年10月03日 14:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

プレ発表会準備 2007/10/3

10/15(月)にマスコミ向け発表会を行います。
発表内容は、私が最優先で取り組んでいる例の件です。

いつも使っている東京の日本橋セミナールームに空き枠がなかったので、
新宿もしくは品川あたりの会場を探しています。


2007年10月03日 13:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今は調整時期
東京は中国人だらけ
東京周辺には、中国人が溢れている気がします。特にUR公団に行くと、中国人が増えていることを実感できます。

(中国人読者)

10月1日は中国の建国記念日にあたる国慶節。今日から1週間連続でお休みする会社が多いだろう。今週は、日本のオフショアリング市場で噂されるいくつかの話題を検証する。

・日本国籍限定
・オンサイト作業限定
・中国では内需案件が増大する一方、オフショア敬遠傾向が加速?
・3-5年目の中国人IT人材の給与相場が急騰


ご意見『今は調整時期ではないか』

・東京周辺には、中国人が溢れている気がします。特にUR公団に行くと、中国人が増えていることを実感できます。ところが、技術力、マナー、日本語に問題を抱える中国人IT技術者も同時に増えました。しかも、給料は決して安くありません。プログラマレベルなら日本人も多いので、わざわざ問題のある中国人を採用する理由がありません。

(中国人読者)


■成功の勘所

中国人IT技術者を派遣する業者は星の数ほどある。参入障壁が低いので、今後も小規模零細の派遣業者が乱立することだろう。さらに、派遣事業は撤退障壁も低いので、志半ばで市場から退場させられる会社も多いと思う。


☆最近はオフショア委託案件が減ったとの噂をよく耳にします。特に中国オフショア委託量が減らされて、オンサイト限定案件が増えたと主張する人がいます。あなたのご意見は?

◆オンサイト限定案件が増えた
◆オンサイト限定案件が増えた。オフショア委託も増えた
◆オフショア委託は減った。オンサイト限定案件は不変
◆分からない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年10月09日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年10月01日 11:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国のカレンダーにあわせて休日出勤する人

中国側が連休に入る前に作業を済ませたいといって、土日出勤してがんばる友人がいました。今日から中国の国慶節が始まるということは、直前の土日(9月29日と30日)は出勤日となるので必死こいてました。

ご愁傷様です。

ちなみに、私は土日も休みなく働きます。空いた時間があれば平日でも寝ます。でも、持続的に効率よく動くには、一定のリズムで活動する方がよさそうです。何となく、そう思います。


2007年10月01日 11:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/9/28)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/9/19 - 総務省
高度ICT人材育成に関する研究会

高度ICT人材育成に関する現状と課題
高度IT人材育成に向けたIT戦略本部の取組について(内閣官房)
高度ICT人材育成に向けた総務省の取組について(総務省)
先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの概要(文部科学省)
高度IT人材の育成をめざして(経済産業省)


・2007/9/20 - リクルートTech総研
3年後に迫るシステム開発大変革・・・SEは生き残れるか

「オフショア開発、2010年には約2000億円まで拡大?」
常時、オフショア開発を成功させている日本企業は、プロジェクト管理能力が優れている企業だと思います。そのため、SEという個人ベースで考えると、PM やPLの立場ではない人でも、今後はPMBOKなどの標準的なPM手法、開発手法などを理解しておくことが望ましい。


・2007/9/21 - 中国情報局
日系人材ビジネス:中国事業を強化

日本の人材ビジネス企業の対中進出が相次いでいる。4年連続二ケタ成長という中国経済の急速な膨張で、企業の人材が払底しているためだ。


・2007/9/21 - ITpro
広がるアウトソーシング、まず運用手順の標準化を

中堅以下では、少人数のスタッフで属人的な運用をしている企業が少なくない。こうしたケースでは「運用を外部に委託すること自体が、J-SOXが求める『権限分掌』などの実現につながる」からだ。


・2007/9/26 - 日経新聞
「貧しい時代」の終わりを迎える中国・インド

中国の内陸部の(こう言っては失礼だが田舎の)学生がインドまでIT研修を受けに行く時代にすでになっているようだ。インドと中国の結びつきは想像以上に進んでいるようだ。


・2007/9/26 - Sailing Master.com
フィリピンIT業界が中国、インドに続く!?

体系的な日本語教育を受けようと思うならば、4ヶ月で48時間程度のレッスンが必要だ。これにかかる費用は約3000ペソ(約7500円)。フィリピン人の一般労働者には大きな負担となる。


・2007/9/27 - サンパウロ新聞
ソフトウエアなどサービス産業が高成長~大幅上方修正

GDP改定によって、ブラジルの2006年の実質GDP成長率は、当初発表の前年比2・9%増から同3・7%増へと上方修正されました。


・2007/9/28 - Open Tech Press
2分でわかる中国でのITアウトソーシングパートナーの見つけ方

クオリティに目を光らせる
1)拠点はどこにあるか、なぜそこに置いているのか
2)従業員の平均的な経験レベルはどれほどか
3)コミュニケーションスキルはどの程度あるか
4)従業員の離職率はどれくらいか
5)問題が起きたときは誰に連絡したらよいか


2007年09月28日 14:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

病院 2007/9/28

体調不良を訴え続けて十数日間。
昨日、ようやく病院に行ったことをお伝えしました。
で、一晩明けて9/28、劇的に回復する自分の身体に驚いています。
調子よすぎかも。

今まで暗示や催眠術にはかかりにくい性質だと思っていましたが、
医者や大学教授の権威にはころっと騙されそうな自分を再発見。

もし、医者が間違って治療薬の代わりにビタミン剤を投与しても、
私の体は医者の期待通りの反応を示すでしょう。

おかげさまで、今日は仕事全開モードに突入。朝は出版社と打ち合
わせ。午後はオフショア大學に関する打ち合わせ。夜も引き続き、
教育コンテンツに関する打ち合わせ。


2007年09月28日 14:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本国籍限定 2007/9/27
不良案件が増えた?
最近の案件の9割は「日本国籍限定」です。残りわずかの案件もレアな技術が求められたり、単金が低かったり、いわば「不良案件」が多いです。びっくりしました。

(東京/中国人経営者)

オフショアリング業界全体を見渡して、最近気になる話題がある。

・日本国籍限定
・オンサイト作業限定
・中国では内需案件が増大する一方、オフショア敬遠傾向が加速?
・3-5年目の中国人IT人材の給与相場が急騰

日本国籍限定

・以前と比べて明らかに増えた?
・以前と同じ。単に目立つようになっただけ?

オンサイト作業限定

・組み込み系を中心にオンサイト案件が激増したと多数報告あり

中国では内需案件が増大する一方、オフショア敬遠傾向が加速?

・中国大手オフショアベンダですら、国内案件に急激にシフトする?

3-5年目の中国人IT人材の給与相場が急騰

・若手中堅の中国人IT技術者から「それじゃ、日本人技術者の月給よりも高いでしょ」みたいな賃金交渉。しかも手取り額での要求。


■成功の勘所

オフショアリング業界全体を揺るがしかねない懸案事項を4つ挙げた。今のところ、大規模な実態調査を行っていないため、正確な状況を把握できていない。あなたの周りではいかが?

 ご意見望む → mailmag@ai-coach.com


2007年09月27日 17:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

プラシーボ効果 2007/9/27

先週から体調が悪いなーと独りでもがいていましたが、
今朝とうとう病院に行ってきました。

診断結果は「急性○○○」です。

ちなみに、アルコール中毒ではありません。医者が言うには、
大人がこの病気にかかるのは、酒の飲みすぎかストレスか。

最近、酒を飲む量はめっきり減ったので、
酒の飲みすぎは考えられません。

ということは、この病気はストレス反応か?

でも、わたくし、ストレス反応を引き起こす原因が
全く特定できません。

・・・ということは逆に怖い。

わたしのストレス反応は、心理的な症状ではなく、
いきなり身体に現れるのかもしれません。
自覚症状が無いので、かえって怖いなー。

気づいたら、突然死?

処方してもらった薬の1つは眠気をよぶ恐れがあるので、
仕事に差し支えるようなら夜に服用しなさい、と助言されました。
私は、昼食後にさっさと服用しました。
5分後、すぐに眠くなりました。

プラシーボ効果ってすごいな。


2007年09月27日 17:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

転職先のオフショア本気度をチェックする 2007/9/25
オフショア開発の機会が与えられない中国人SE
オフショア開発をやりたいのに、なかなか機会がめぐってきません。

(東京/中国人SE)

今日は、誌面いっぱい余談。

2007年9月24日、東京の新宿で開催された中国向け転職フェアの会場で1時間ほど講演した。主催者側から、日本人転職者を集めたいとの希望があったので、未経験向けに「ブリッジSEの条件とスキルアップ法」について熱く語った。

・日本語によるビジネス文書について
・異文化コミュニケーションについて

転職フェア会場の奥に設置された小さな特設ブースは、すぐに聴講者で埋め尽くされた。ところが、講演の冒頭に参加者の出身地域を確認したところ、なんと全員が中国出身だった。

とはいえ、こんなことは日常茶飯事。すぐに頭の中で講演主旨を切り替えて、中国人が日本企業で働く際の苦労話や留意点について、事例を交えて詳しく話した。

・職場で間違った日本語を使ったときの対応について
・転職先のオフショア本気度をチェックする3原則

講演終了後は、応援に駆けつけてくれたオフショア大學修了生とお茶を飲みながらオフショア談議。日本で働く中国人SEの率直な転職に対する意識、そして将来の期待と不安について、ざっくばらんに意見交換した。


■成功の勘所

わたし、セミナーや研修でノッてきて、興奮すると話すスピードが早くなり、発音も悪くなってしまう。講演で紹介した転職先のオフショア本気度をチェックする3原則だが、ちゃんと理解してもらえたかどうか心配。念のため、キモを再確認しよう。

原則1:オフショア開発に特化した人事評価の仕組みがある
原則2:担当者本人にオフショア開発の目標を設定する権限がある
原則3:社内にオフショア開発コミュニティがある


2007年09月26日 06:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

健康で文化的な生活を目指して 2007/9/25

人と会うと、皆から「幸地さん、元気ですねー」と褒められます。
いや、こう見えても、最近体調不良なのですが・・・。
今朝も、久しぶりに会った中国人経営者から言われました。

とはいえ、人から元気だといわれると素直に嬉しいです。
ありがとうございます。

いつまでも弱ってられないので、最大限にドーピング処理して、
体調を復活させたいと思います。

薬の服用は苦手なので、第一弾としてチョコラBBを飲み始めました。
ビタミン補給で元気になるかな。矢継ぎ早の第二弾として、毎日15
分の自転車運動を再開するつもり。



2007年09月26日 06:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/9/21)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/9/12 - News CHINA
中国のオフショア・アウトソーシング、最大発注国は日本

「中国サービス・アウトソーシング発展報告2007」によると、2006年に中国が受注したオフショア・サービス・アウトソーシングの総額は前年比48.4%増の13億8000万ドルだった。同報告は、今後5年の平均成長率は37.9%になると予想している。また、日韓および欧米から受注がそれぞれ全体の55.8%、35.8%を占めると予想している。


・2007/9/19 - 日経ネット九州版
麻生のグループ会社、上海の人材派遣会社と提携

中国では工場などで熟練技術者が不足するとともに、大卒の高度技術者などの人材の受け皿が少なく就職難が深刻化している。一方、日本の国内では組み込みソフトなどの開発技術者が足りない。


・2007/9/19 - News CHINA
NTTデータ、重慶にオフショア開発基地を3社合弁で設立

2010年までには、売上高が1億元を超えると予測されている。また、1000人から2000人の開発規模を形成し、一年に500人の人材を輩出する。


・2007/9/19 - News CHINA
中国、世界最大のオフショア開発センターに成長

9月18日から山東省青島市で開かれている「2007青島第一回ソフトウェア・オフショア定例会」によると、2004年世界オフショア市場の総売上高は3000億ドルに達し、その後毎年30%増から40%増で拡大。こうしたなか、2007年には6000億ドル、2008年には1兆ドル、2010年には1兆2千億ドルが中国に発注されると予想されている。


・2007/9/20 - ITpro
オフショアリングの波を自社の発展につなげる

システム子会社にとって、オフショアリングはどういう意味を持つのだろうか。


2007年09月21日 10:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

メタボ注意報 2007/9/21

先週から、体調がすぐれません。

酒の飲みすぎ?
それはあるかも。
それよりも、太りすぎかな(64kg→68kg)。

先日、日本橋オフィスでお腹のメタボ度を測ってもらったら、
9cmでした。

セミナーでは相変わらず大声でしゃべっていますが、いまいち不調。
その割には、先日も某SIerで役員らを相手に1人吼えていたな。

自分ではあまり意識したことはありませんが、
もしかしたら仕事で人と会うときにエネルギーが充填されるのかもしれません。
人見知りなのに不思議さー(沖縄風)。


2007年09月21日 10:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

カリスマ型マネージャーと個人主義
優秀な中国人マネージャー、駄目な中国人マネージャー
カリスマ性が少ないマネージャーだとトラブルになることが多い

(オフショア大學第2期より)

今月のオフショア開発勉強会では、古典的な異文化コミュニケーションの理論を用いて「日本人は集団主義、中国人は個人主義」の落とし穴を紹介した。

オフショア大學第2期の受講生が、中国人は組織ではなく、魅力のある上司のために働く気質があるとコメントした。対照的に、日本人はダメなマネージャーの下でも、組織のためちゃんと働くとのこと。

かつて、このマガジンで、中国人IT技術者の集団辞表について紹介したことがある。

: ある中国人読者は、中国人プログラマーと直属上司との関係の例
: を見事に説明してくれた。
:
: > 自分が頑張ったことをリーダーがちゃんと見ているか、
: > リーダーが自分をどう評価しているか、
: > 中国のプログラマたちはとても強い関心を持っています。
: > リーダーに認められたら、昇進や給料アップに直接つながります。
: >
: > 同時に、自分のリーダーが昇進したら、
: > 自分も一緒に連れて行くかもしれないと考えている人は少なくな
: > いと思っています。中国企業では、
: > 従業員が集団で辞表を提出することは珍しくありません。

            (第475号 集団で辞表提出 2006/7/20)


■成功の勘所

「中国人は個人主義」の根拠を列挙しなさい。
「中国人は集団主義」の根拠を列挙しなさい。

中国オフショア開発の担当者として、あなたが抑えておくべき要諦を整理しなさい。


2007年09月19日 11:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

またTVで中国BPO特集 2007/9/19

昨夜、たまたまテレビ東京のWBSを観ていたら、またまた中国BPOの
話題が放送されていました。短時間の特集でしたが、相変わらず迫
力ある光景でした。

そろそろ、オフショア/オフショアリングという言葉が市民権を得
るようになるかな。いい意味でも、悪い意味でも。

「あなた~、連休なんだから、家族サービスでどこか連れてってよ」
「たまの休みくらい、ゆっくりさせてくれ」
「もー、そんなだらしないパパは、オフショアしちゃうよ」
「ママ、ごめんごめん(沖縄オフショアなら大歓迎だったりして)」

 ・・・この会話、我ながら意味不明。

次の沖縄出張は、11月頭と最後、12月の3回を予定しています。


2007年09月19日 11:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/9/14)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/9/7 - ITpro
高騰するオフショア開発費、「抑制の決め手は上流工程の委託」

生産性を上げる、人件費の安い内陸に進出しSEを雇用するなど、さまざまな努力をしているが、それだけでは開発コストの上昇を抑えられない。下流工程だけでなく、上流工程もオフショアできれば、もっとコストを削減できる。


・2007/9/10 - ITpro
オフショア開発に“信頼”をもたらす三つのテスト作業

「Storyテスト駆動」「TDD(Test Driven Development)」「継続的ビルド」の三つのテスト作業を通じて,信頼感を高めることができるという。


・2007/9/10 - CHINA Press
中国、インド―アウトソーシング競争、知財保護がカギ>

既に中国進出している日本企業は2万1000社、大連では3000社あまりあり、一番心配なのは知的財産権だ。


・2007/9/11 - 中国情報局
日本語対応力で圧倒的にリードする中国オフショア開発

全く日本語が話せなかった人がたったの3カ月の学習で、日常会話レベルは全く問題ないレベルまで上達した人に遭遇したことがあります。


・2007/9/10 - ITpro
オフショア開発が失敗するのは構成管理の不備のせい

日本のオフショア開発は“悲惨”の一言に尽きる。伝えるべき成果物の構成品目を適切に管理していないのが大きな問題。


・2007/9/12 - @IT情報マネジメント
やる気のない日本人上司に失望しました

オフショア無気力組に活力を与える3ステップ。


2007年09月15日 07:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

のっしのっし 2007/9/14

昨日、沖縄から東京に戻りました。移動と休息のため、
先ほどまで外部との連絡を一切断っていました。
セミナー関連は、事務局がきちんと対応しているのでご安心を。

さて、そろそろ復活します。
溜まったメールに返信して、留守電に返事して、
今夜のオフショア開発勉強会の準備に入ります。

参加者は13名。

最近は、事務局からセミナー参加者にこまめに連絡を入れるように
しているので、無断欠席が激減しました。嬉しいです。その分だけ、
勉強会の内容充実に力を注ぎます。

来週の金曜日は大阪場所です。
こちらは、今のところ申込2名。
何か、別のイベントと重なっているのかな?
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_osaka.html


2007年09月15日 07:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人海戦術を得意とする文化的特徴 2007/9/11 異文化(相手国の文化・習慣)の相互理解は大事
オフショア開発をする上で、「異文化」(相手国の文化・習慣)の相互理解は大事だと思います。異文化コミュニケーションの理論、またどう実践するかについて得るものがあればと考えています。

(オフショア開発勉強会への期待の声)

日本人は集団主義、中国人は個人主義。オフショア開発の現場では、このような噂が広まっている。今月のオフショア開発勉強会では、この常識に「待った」をかける。

人々が、個人の結びつきを優先するか、あるいは、集団への帰属や忠誠を優先するかは、国民文化によって大きく異なる。これは伝統的な異文化コミュニケーション研究の見解である。

そして、集団主義-個人主義の尺度は、仕事に直接影響する。

・個人主義:仕事より家族、残業拒否、個人評価、即断即決
・集団主義:仕事人間、サービス残業、連帯責任、合意重視

文化論に興味がある方は、次のクイズに挑戦しよう。

Q.人海戦術を得意とする文化的特徴は?
Q.コネ社会を生み出す文化的特徴は?
Q.特定の国民文化の中に結果主義と長期指向は共存するか?
Q.根回しや稟議システムは日本社会だけの特徴か?
Q.「ほうれんそう」は日本社会だけの特徴か?
Q.国民文化と企業文化、どちらがより仕事に影響を与えるか?


■成功の勘所

文化は相対的な存在である。

中国は日本と比べて・・・である。
米国は日本と比べて・・・である。
インドは日本と比べて・・・である。

伝統的な異文化コミュニケーションの理論は、国家や組織全体の傾向の理解には役立つが、個別の議論には全く通用しない。だからこそ、理論を用いる際には使用上の注意をよく読んで、正しい適用方法を身につけたい。

Q.人海戦術を得意とする文化的特徴は?
→個人主義では説明できないのではないか。


2007年09月11日 10:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

セカンドライフ、キーワードは「感情移入」 2007/9/11

セカンドライフ。
あなたの引退後の第二の人生をどうやって過ごすか・・・。

という話ではなく、米国生まれの仮想空間ゲームの話をします。

セカンドライフ。

もはやゲームの域を超えていて、新しい社会空間とでもいいましょうか。
セカンドライフとは、3次元のアニメーションで構成される新感覚の仮想空間です。

私がセカンドライフに出会ったのは今年の3月。日本語化される前にいち早く参入した方がいいと、知人に勧められました。

あれから半年。

いまや、セカンドライフは、消費者向けビジネスを展開する日本中のマーケッターから注目される存在になっています。

例えば、私は東京と大阪で毎月リアルにオフショア開発勉強会を催しています。
ところが、将来はネット上の仮想空間で3次元リアルタイムセミナーが実現するかもしれません。

オフショア大學の無料オリエンテーションなどは、仮想3次元世界でやると面白そうです。

新製品デモや反政府デモも、仮想3次元空間で行います。
萌えるキャラを使ってタリバンがデモ行進する。

半年前にセカンドライフを知った私ですが、
結局のところ、いまだにこの新大陸には参入していません。
私の場合、ブログやmixiへの参入も割と後発組だったので、
セカンドライフも今のところ静観しているといった感じ。

私としては、2つの理由からセカンドライフに魅力を感じません。

・現状の3次元仮想空間に感情移入できない

・もともと人見知りが激しい性分なので、仮想空間とはいえ親和欲求が刺激されない

さらに、セカンドライフ内の女の子は全員オカマという先入観があるため、気持ち的にお近づきになりにくい。

ただし、もしケータイでセカンドライフが楽しめるようになったら、
劇的に変化するかもしれません。

セカンドライフが提供する3次元仮想空間は、まだお互いの感情を交換できるレベルに達していません。一方、ケータイの世界は単なる2次元の文字情報の羅列に過ぎませんが、既に深い感情レベルでコミュニケーションできます。

この差はでかい。

セカンドライフが流行るかどうか、私のキーワードは「感情移入」です。


2007年09月11日 10:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

従業員は権威を持つ者にそれなりの敬意を払う 2007/9/10
中国人従業員の私用電話をやめさせたい
ある日系企業では、中国人従業員による私用電話が多発していた。毎日のように自分の田舎に電話していたのだ。あなたなら、どのように私用電話をやめさせるか。

             (本誌 2006/05/26 第439号 より)

欧米のある研究によると、従業員の行動の過半数は文化によって説明できるという。

例:日本人従業員は勤勉で、家庭を顧みず仕事に没頭する

→この原因の50%は日本文化で説明がつく。年齢や性別、学歴、年収からの影響は合計しても50%ほど。

文化とは、特定の集団が持つ生活様式のこと。国や個人だけではなく、小さな組織や多国籍企業にも文化がある。

オフショア開発チームを取り巻く文化を知らずして、プロジェクトが成功するはずがない。恐らく、あなたの想像以上に、文化はオフショア開発の活動に作用する。

これからの開発責任者(PM,PL,PMO)は、文化やコミュニケーションへの深い理解が求められる。今や文化論は、心理学と並び現代のプロジェクトマネージャの必須科目といって差し支えない。

※PMBOKガイド序章でも、人間関係スキルの重要性がうたわれている

会社組織や制度の上下関係に対する従業員の意識は、国民文化を理解する優れた特徴である。特に、職務上の権力をどれだけ受け入れているかを数値化した研究は興味深い。

例:権力の格差が大きいことを許容する国民性

・中国、フィリピン、インド
→従業員は権威を持つ者にそれなりの敬意を払う
→肩書きや職位、地位がかなりの意味を持つ


■成功の勘所

冒頭の「中国人従業員の私用電話をやめさせたい」の回答例。

有効な対策:
会社の壁に大きな文字で「私用電話禁止」の紙を貼り出す。
管理者の署名入りで。

理由:
「権力格差」が大きい中国では、権威あるものが公式な文書で通達すると、それなりに敬意を払って従う。

この続きはこちら → http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


9月のオフショア開発勉強会<東京・大阪、共通テーマ>
「異文化コミュニケーションの理論と実践」 

なぜ私たちは、異文化コミュニケーションについて学ぶのでしょうか。最大の理由は、IT技術者が異文化コミュニケーションを体系的に学ぶ機会がほとんどないからです。

日本のIT技術者は、文化について専門教育を受けることなく、いやおうなしにオフショア開発の現場に放り込まれます。今月のオフショア開発勉強会では、今までの自己流のやり方に不安を感じるIT技術者を対象に、仕事に関する国民文化の違いを解説します。対象国は日本と中国です。

【東京】
日時:2007年9月14日(金) 18:50-20:50 (18:30開場)
場所:オフショア開発フォーラム 東京セミナールーム
申込方法 → http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html

【大阪】
日時:2007年9月21日(金) 16:30-18:30 (16:00開場)
場所:オフショア開発フォーラム 大阪セミナールーム
申込方法 → http://www.ai-coach.com/seminar/workshop_osaka.html


2007年09月10日 19:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

エンジニアマインド寄稿 2007/9/10

本日午後便で沖縄に向かいます。
明日と明後日は、琉球大学での集中講義。

今週発売される技術評論社「エンジニアマインド Vol.6」に
私の記事が掲載されます。露出は少ないですが、よろしければ。
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774131962/aicoach-22/ref=nosim


2007年09月10日 19:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/9/7)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/8/31 - アジア経済研究所
中国とインドの知的人材の育成―概観と国際的な特色

R&D 従事者とその苗床である高等教育における学生数を量的に把握し、次いで米国との関わりから、両国の大まかな発展モデルを類推する。


・2007/8/31 - 日本経済新聞
サブプライム問題の影響、BPOでは100万ドル以下=インフォシス幹部

米サブプライムローン(信用度の低い借り手への融資)問題が今年度(2007年4月-08年3月)のバックオフィス(事務管理)サービス部門の売り上げを最大100万ドル押し下げる、との見通し。


・2007/9/3 - 中央日報
中国進出の北朝鮮IT技術者400人余、韓国・同胞企業で勤務

金日成(キム・イルソン)総合大学と金策(キム・チェク)工大を卒業した北朝鮮の技術者が中国国内の韓国企業や同胞投資企業でドルを稼ぎながら市場経済を学び、現場経験を積んできたことが確認された。


・2007/9/5 - オフショア開発フォーラム
オフショア開発、スカイプ大規模障害の影響あり=35%、被害は限定的。

8/16から二日間続いたスカイプの大規模障害、日本ではお盆休暇と重なっていたので被害は限定的でした。


・2007/9/6 - ITmedia ブログ
モックアップが仕様書代わり

最低限の仕様書は書きますが(手間ですが英語です)、こちとら仕様書書きのプロではないため、所詮、どれだけみっちり精魂をつぎ込んでみてもモレや不完全があるはず。その点、ほぼ完璧に出来上がりが再現されたモックアップがあれば、「そちらを見てね」とや
れるのでラクです。


・2007/9/6 - CIOマガジン
アウトソーシングの適正価格を見定めよ

ベンチマーク条項は現在、アウトソーシング・ベンダーの画策によって“絶滅の危機”に瀕しようとしている。本稿では、アウトソーシング契約の中に書かれたベンチマーク条項について解説するとともに、それを有効利用するための方策を探りたい。


2007年09月07日 11:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

異文化コミュニケーションの資料作成、自画自賛 2007/9/7

オフショア開発に関する社内研修を依頼されることが多いのですが、
対象者によって話す内容をガラりと変えます。

最も多いのが部課長向けの管理者研修。
次は、オフショア開発推進室、PMO、調達部門向けの概要研修。
意外に少ないのが、現場SE向けの技術研修。
今後、増えそうなのが、幹部研修と初心者向けの導入研修。

今朝は、異文化コミュニケーションに関する資料をまとめています。
我ながらよくまとまりました。
理論と実践のバランスが絶妙と自画自賛。

中国視察に行く前に必ず受講する定番セミナーに育てたいな。もう
ちょっと改良すれば、中国赴任者向け準備研修としても使えそう。


2007年09月07日 11:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

正直ベースの見積もりをもらうための情報開示 2007/9/6
見積もりが高いとすぐに他社に持っていかれる
日本企業の見積もりは理想論に走りすぎ。コスト削減が最優先です。でも中国ベンダはパートナーと良い関係を守ること一番大切です。

(中国人読者)

中国ベンダが抱える日本への不満。

・日本企業は中国にコスト削減ばかり要求してくる
・見積もりが高いとすぐに他社に仕事を奪われる
・日本企業は中国を信頼しないので、大きな仕事を発注しない
・仕様変更で予算超過しても「次回調整」で済まされる


日本への不満の大半は、仕様や開発プロセスの曖昧性について。次いで、発注方式や見積もりに関する内容が多い。読者アンケートのコメント欄には、日本人の常連さんから、次のようなご意見が届
いている。

・正確な見積に必要な情報であれば、須らく開示しています。開示した上で「正直ベース」では無い部分についてリスクマージンや生産性を相談し、「実行可能」な体制・工数の見積提示を頂く事が、開発委託完了するための最も安全なアプローチと考えていま
す。

・(「全ての情報を開示すべきである」と回答)こっちが信用しないと、向こうも信用しないのかなと思いますので・・・。


■成功の勘所

その他の読者の声より。

・各フェーズの定義、設計基準、レビュー範囲、テスト粒度、進捗管理、納品/検収基準などの共通基準を整備した上で、コスト/品質ランク比数、工数計算係数、品質下限の意識を共有する。そうすれば、話と判断の基準が明確になるので、余分の情報が要
りません。

↑見積もりに関するトラブルを未然に防ぐために、オフショアベンダに開示すべき情報をリストアップしてくれました。ありがとうございます。(幸地)


2007年09月06日 09:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

見積もりが高いとすぐに他社に持っていかれる 2007/9/4
過度な情報開示は問題が多い
オフショアベンダへの情報開示は最小限にとどめたいと考える日本人は多い。過度な情報提供は事故を招きやすいというのが、その根拠だ。

一方、中国企業は、自社を日本と対等なビジネスパートナーと考えているので、日本が情報を隠しすぎると「下請け扱いを受けている」と不満が溜まる。

                       (本誌発行人)

●コメントボードに記載された中国人読者より。

・正確な見積もりは本当に難しい。少し高くても、別のベンダにこ
 の仕事を取れていかれる。もらった仕様書から計算して、何時も
 工数多すぎる、もっと減らしてと言われて、ぎりぎりばかり状態
 で開発スタートしました。後、仕様変更、修正だらけ。最後、テ
 スト時間無くなって、バグいっぱい。相変わらず、コスト増える。

(中国人読者)


オフショア開発プロジェクトでオンサイト窓口を経験した中国人マネージャーは、見積もり姿勢について次のようにコメントした。

・最初の見積から作業漏れがよく発生しましたが、発注側の立場を利用してむやみに押し付けるのではなく、「かかるものはかかる」という姿勢で追加見積をオフショア側にしてもらいました。

(東京/中国人読者)


■成功の勘所

【発注者向け】
後から、追加見積もりを認める場合と認めない場合の境目は何か。政治的もしくは営業的な理由か。それとも、純粋に責任の問題か。

【受注者向け】
オフショア開発案件を失注した本当の原因は何か。あなたの会社では、受注失敗した理由を分析して、次回の営業活動に反映させているか。


2007年09月04日 14:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

移動はつらいよ 2007/9.4

本日の午前は、東京都内の某雑誌社にてオフショア関連記事の打ち
合わせに出席。午後は、2年以上連載を続ける@IT情報マネジメン
トの記事校正です。

オーストラリアからの帰国後、時差ボケで苦しんでいます。地球の
裏側から何時間もかけて大移動したので当然です。なのに、うちの
スタッフといったら、「日本と豪州の時差はたった1時間では?」
と厳しい目で放置プレイです。

来週の沖縄出張と、再来週の大阪出張の手配を済ませました。
今日も気合入れて頑張ります。


2007年09月04日 13:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

過度な情報開示は問題が多い 2007/9/3
無理なら「無理」と言って欲しい
中国に見積もりを依頼したとき、本当はリソース不足なのに、我々の要望通りに「出来る」と回答がありました。でも、現実には品質問題が続出しました。

(日本人)

「リソース不足なら他の会社に頼みたかった・・・」。見積もりを依頼した日本企業の担当者がこう嘆いても、時既に遅し。後の祭りである。

ベトナムで活躍する読者からも似たような指摘があった。まず、日本側で大日程を組んでWBSを作成する。その後、オフショアベンダに小日程の見積もりを依頼する。すると、やはりオフショアベンダが多少無理してでも日本側の大日程に合わせてきてしまうため、本当に必要な人数と時間がわからない。

中国企業は、自社を日本と対等なビジネスパートナーと考えているので、日本が情報を隠しすぎると「下請け扱いを受けている」と不満が溜まりやすい。


■成功の勘所

オフショアベンダへの情報開示は最小限にとどめたいと考える日本
人は多い。過度な情報提供は事故を招きやすいというのが、その根
拠だ。

高度な状況判断が必要となるが、極論すると、中国に自社の事情を
あまり伝えず、まずは正直ベースで見積もってもらいたいというの
が日本企業の偽らざる本音である。

あなたの考えは?

☆中国オフショアベンダから正確な見積もりを受けるためには、情報開示を控えた方がよい。そうしないと、正直ベースの見積もりが出てこないから。

◆情報開示を制限したほうがよい
◆全ての情報を開示すべきである
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年09月11日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年09月03日 22:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

TimTam forever 2007/9/3

昨夜、8泊10日間のオーストラリア出張から無事に戻ってきました。
お土産は、オーストラリアの定番お菓子「TimTam」です。

ゴールドコースのスーパーColesで、TimTamを十数個買い込んでい
たら、地元の買い物客に指を指されて笑われてしまいました。

"Oh! many TimTam"みたいな・・


2007年09月03日 22:34 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/8/31)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/8/24 - BusinessWeek
アウトソーシング大国、インドの岐路

ルピー高、人材不足、欧米巻き返しで“宴”は終焉。「利益率25%への固執」を捨てなければならない。それほど高い利益率を維持できるのは、未来のための投資を怠っているということの表れなのだ。


2008年度内閣府 沖縄予算3,125億円要求

情報通信産業はIT津梁(しんりょう)パーク(仮称)の中核施設を建設し、沖縄の先導的な産業へと発展させる。沖振計は7年目に入り、いよいよ終盤の段階に移行する。


・2007/8/27 - ITmedia
限られた人員を最大限に活用するIT運用のコツ

IT技術者が不足する中、少ない人数で増えた仕事をこなすため、採るべき3つの原則を紹介する。
・ニーズを直視し、困難な決断を下す
・最良の人材を採用する
・真のキャリアパスを提供する


・2007/8/28 - 中国情報局ニュース
中国オフショア開発の契約単金は上昇傾向なのか?

契約単金の相場が上昇しない理由のひとつは、新入社員の初任給の相場が1990年代と現在とでほとんど変化していないという点があると思います。


・2007/8/29 - IT-PLUS
土曜出勤の噂話に沸くインドIT技術者・建設ラッシュは止まらない

グローバルでの競合企業であるIBMなどが行わない限り土曜出勤なんてことができるわけはないと思うが、真面目に議論されているとのことだ。「土曜出勤なんて嫌だから、そうなったら会社を辞める」とほとんどの技術者が言っているらしい。


2007年08月31日 12:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

エレベーター内の会話禁止 2007/8/31

・この前、台湾人に「日本ではエレベータ内では差し障りの無い会話ならしてもよい」ということを言ったら、「台湾ではエレベータ内の会話はダメ」と教えてもらいました。SARS感染防止のためだそうです。(日本人)


↑機密保持の観点から日本企業でもおなじみです、理想と現実には
 ギャップがあるかもしれません。(幸地)


2007年08月31日 12:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

東アジアの民族文化 2007/8/31

今日もオーストラリアの眩しい太陽の下から
仕事モードでお届けします。

ペンションから車で15分ほど離れたところに、
ゴールドコーストの最南端があります。
すなわち、数十キロも続く真っ白な砂浜が途切れるところ。

私たち出張仲間はレンタカーを飛ばして、
真っ青に広がる快晴の空の下でランチを食べました。

中国オフショア開発の世界にどっぷり漬かっていると、私たちは日
本と中国の違いにのみ目が向いてしまいます。ですが、世界的には
東アジアの民族は似たような文化を持っていると考えられています。

例えば、インド、U.Sなんて、東アジアの文化とはまるで違います。
ラテン系なんて、私からすれば宇宙人です。


2007年08月31日 11:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多国籍技術者が100名いたらブリッジSEは何人必要か 2007/8/30
オンサイトに50名の中国人がいたらブリッジSEは何人必要か

【クイズ】下記状況におけるブリッジSEの人数と役割を考えなさい。

 [1]もし、オンサイトに50名の中国人がいたら?
 [2]もし、オンサイトに100名の多国籍技術者がいたら?

Vol.711 オンサイトに50名の中国人がいたらブリッジSEは何人必要か

なぜ、ブリッジSEは必要か。その答えは、A地点とB地点を橋渡しする必要があるから。

 [1]もし、オンサイトに50名の中国人がいたら?

→5~7名のサブチームに分割して、それぞれのチームリーダーがブリッジSEを兼ねる。

→50名全体を統括する中国人マネージャーを1名。マネージャーの補助として、ブリッジ専門のコミュニケーターを1名配置する。


ところが、オンサイトに100名の多国籍技術者がいたら、いっそのこと、橋渡し担当の役割を撤廃した方がよいかもしれない。多国籍チームなので、仕様言語はばらばら、文化もばらばら。共通にあるのは、企業文化のみ。


■成功の勘所

 [2]もし、オンサイトに100名の多国籍技術者がいたら?

→英語を共通言語とするので、ブリッジSEは不要。


2007年08月30日 05:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

分散拠点で使える構成管理ツール 2007/8/30

・どなたか分散拠点で使える良い構成管理ツールを知っていたら教えてください。(日本人)

・わたしのプロジェクトではバージョン管理とコンパイルなどを専任でおこなっているチームがいます。ソースの修正をする場合は彼らにリクエストを上げて、承認されればソースを保存しているサーバーからチェックアウトします。(日本人)

情報提供求む → mailmag@ai-coach.com


2007年08月30日 05:18 | 固定リンク | Comment(1) | TrackBack(0) |

プチ・ホームシック 2007/8/30

死ぬほどPowerPointを書いています。
そろそろ、日本食が恋しくなりました。
プチ・ホームシックです。


2007年08月30日 05:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オンサイトに50名の中国人がいたらブリッジSEは何人必要か 2007/8/29
私はリーダー兼ブリッジSEです
今回は、中国人3名の体制でオンサイト作業です。画面製造と単体テストを行います。私はリーダー兼ブリッジSEとして参加します。

(東京/中国人)

オンサイトで日本人と中国人をブリッジ(橋渡し)する役割。国境を越えないが、これもブリッジSE業務とよべるかもしれない。冒頭の中国人リーダーは、サブチーム3名をまとめるサブPMとして働いている。

人数が少ない場合には、PMないしPLがブリッジ業務を兼ねることが多い。もし、オンサイトに10名の中国人がいたら、ブリッジ業務専門の担当者が必要になるかもしれない。


■成功の勘所

7-8名を超えると専用のブリッジSEが一人必要になるという噂を聞いたことがある。あなたの会社では、ブリッジSEの配置に関する基準はあるだろうか。

【クイズ】下記状況におけるブリッジSEの人数と役割を考えなさい。

 [1]もし、オンサイトに50名の中国人がいたら?
 [2]もし、オンサイトに100名の多国籍技術者がいたら?


2007年08月29日 18:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

same word, different meaning 2007/8/29

・「ジュース」の意味が広い
中国人同僚はペットボトルに入っているお茶も「ジュース」と呼んでいた気がします。

・ミーティングの開始時間
日本:時間通りにはじまる
インド:時間通りにはまずはじまらない

↑沖縄:時間通りにはじまるけど、ちっとも集まっていない(幸地)


2007年08月29日 17:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オーストラリア式ディナーショー 2007/8/29

昨夜はゴールドコース付近の巨大な劇場で、
オーストラリア式のディナーショーを楽しみました。
牛や羊が走り回る壮大なカウボーイ劇場です。
出演者の半分は女性なので、カウガール劇場でもありました。

司会者はオーストラリア系のお笑い芸人(?)。
大げさなジェスチャーとピエロな芸風で会場を盛り上げます。
大満足です。


2007年08月29日 17:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

不確実性回避(Uncertainty Avoidance) 2007/8//28
進捗率は問題でした
私が参加したプロジェクトでは、タスクを各メンバーのそれぞれの感覚で「進捗率xx%」と報告させていました。実際はバグがたくさんあって、いつまで経っても「UT実施完了」にはなりません。

(日本人)

異文化に関するある調査(*)によると、仕事で不確実性を回避しようとする度合いは、日本人と中国人とで全く異なるという。

・不確実性を回避する度合い(Uncertainty Avoidance)
日本(92)
中国(30)

すなわち、几帳面な日本人と臨機応変な中国人。悪い表現を使うと、融通が利かない日本人といい加減な中国人。

* Hofstede, G.(2001), Cultural demension scores

他の国のスコアも参考までに掲載する。

米国(46)
インド(40)
フィリピン(44)
ギリシャ(112) 日本人よりも几帳面な人々
シンガポール(8) risk-takerが多い

日本では、元請けが下請け会社(business partner)に仕事を丸投げしても、互いに几帳面なので失敗しにくかった。これは、律儀な下請けがだらしない発注元を支える構造である。


■成功の勘所

不確実性回避(Uncertainty Avoidance)の度合いが低い中国人に進捗を報告させる際の注意事項を5つ挙げなさい。

回答例:進捗率xx%の分子と分母を確認する。


2007年08月28日 05:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

数字で管理することが大事です 2007/8//28

・自分のプロジェクトでは「ほぼ問題ない」とか「ほとんど終わりました」とかを聞くと必ず数字が見えるまで突っ込みます。「順調です」も同様で、「順調」の判断基準を説明してもらいます。

                   (中国人マネージャー)

↑「順調」の判断基準を誰が、いつ、どのレベルで用意すればいいでしょうか。(幸地)


2007年08月28日 05:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

溶けちゃいそうな脳味噌をリフレッシュ 2007/8/28

快晴の真冬のオーストラリア、気温もぐんぐん上昇し、昨日の昼間は半袖でも暑いくらいでした。海岸沿いということもあり、適度にさわやかな風が吹きます。冬らしくピンと張った澄んだ空気とすがすがしい陽気に誘われて、思わず1時間ほど昼寝してしまいました。

英語漬けで溶けちゃいそうな脳味噌をリフレッシュ!

引き続き、屋内にこもってミーティングと資料作りに没頭中です。
今の時期、オーストラリア・ゴールドコース付近で南十字星みえるかな。
S&Bカレーを食べて、体力増強中です。


2007年08月28日 05:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

skypeとIMクライアントを禁止できない事情あり 2007/8/27
8/16から二日間続いたスカイプの大規模障害
業務への影響はありませんでしたか?

・影響あり (16票)43%
・影響なし(スカイプ利用OK) ( 6票)16%
・影響なし(スカイプ禁止なので)(11票)30%
・その他 (4票)11%

(読者アンケート途中結果より)

8/16から二日間続いたスカイプの大規模障害。日本ではお盆休暇と重なっていたので、気づかなかった人も多いだろう。また、輸出管理の問題からスカイプを禁止する企業も多い。だから、日本の大手・中堅企業では、スカイプ障害の被害は思いのほか小さかった。

スカイプだけではなく、ファイル交換機能を持つチャットツールも規制の対象となる。今さらかもしれないが、メッセンジャーを介して感染するウイルスが中小零細のオフショアベンダーの間で猛威を振るっている。

そこで、サーバー側で制御する独自のチャットツールを導入して、オフショア拠点を巻き込みセキュリティ対策に臨む会社もある。ただし、使い勝手が悪いので、利用者の評判は芳しくない。


■成功の勘所

コミュニケーション基盤が貧弱な一部の中国企業では、IMクライアントなしでは仕事が成り立たない。

お客様のアドレスから悪意を持ったウイルスメッセージが届くと、就業経験の浅い中国人作業員は無防備にクリックしてしまう。一般にはITリテラシ教育で対策できるが、人材流動の激しい中国では抜本的な対策はむずかしい。だから、最初から危ない道具は使わせない。

・Skypeにはファイル交換機能があるため、会社のPCにはインストー
ル禁止となっています。(1999さん)

・日本の会社が固いなので、Skypeの使用が許されていません。(sienさん)


【1回だけクリックをご協力お願いします】

※アンケート結果は公共性の高い各種メディアで発表します。日経や@IT連載記事などの参考資料として引用する予定。オフショアリング業界全体の発展に役立てたいので、ご協力ください。

8/16から二日間続いたスカイプの大規模障害。業務への影響はありませんでしたか?

普段、スカイプ利用するけど、たまたま被害なしの場合は2番目をクリック。お盆休みだったので影響皆無という方、あるいは、自分はよく分からないけど一部では影響あったかもしれないという方も「その他」をクリックしてください。

◆影響あり
◆影響なし(スカイプ利用OK)
◆影響なし(スカイプ禁止なので)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年08月29日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年08月27日 10:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

お茶漬けでも食いなはれ 2007/8/27

・一昔前、中国人は良く「ご飯食べましたか?」という挨拶をしていました(今もある)。相手が中国人なら「単なる挨拶」だと理解できますが、外国人なら「私を食事に誘っている!?」と誤解します。(中国人)

↑大事な基本知識です。ありがとうございます。普段から、私も食事ネタが多いです。逆にお天気ご挨拶は少ないかも。(幸地)


2007年08月27日 10:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

血も滴るいいお肉 2007/8/27

オーストラリア初日と二日目が終了。成田空港からオーストラリア・ブリスベンに向かう機内で一泊したので、実質は三泊目です。

宿泊先は、ゴールドコースト近くの滞在型リゾート施設。プールやジャグジーも完備ですが、こちらの季節はあいにくの真冬。朝は凍えそうになるほど寒いのにビックリしました。水遊びは、次の機会に先送りします。

水遊びが駄目でも、火遊びがあります。自炊可能なペンションタイプの部屋なので、早速、近所の肉屋さんでオージービーフを買いました。

さすがに肉はでかいです。草履サイズとまでは言いませんが、分厚くて幅広。血も滴るいいお肉。じゅうじゅう焼いて、もりもり食べてます。


2007年08月27日 10:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/8/24)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/8/17
アウトソーシング新興国が躍進

急成長する後発国はインドや中国の牙城を揺るがすか?エストニア人気が急上昇ベトナムとパキスタンは、経済的魅力でインドに優る


・2007/8/21
中国とインド、進むIT業界の「相互乗り入れ」

すでに中国政府とインド大手IT企業であるTCSとの合弁も実現している。この会社は本拠地を北京に置き、2010年には5000人体制を目指すという。日本企業にはグローバルに通用する日本人ITエンジニアを育成し、グローバルマーケットを攻略していくというスタンスが必要だ。


・2007/8/22
外国語と文化の習得はオフショア成功への近道
──海外コミュニケーションの秘訣,教えます

日本に関する研究や仕事で成功した日本語のうまい人々を分析すると,次のような共通項があります。
1. ビジネスや研究テーマ等に関わるコンテンツをもっている
2. 得意なコミュニケーション手法をもっている
3. 発音が自然(好感を与える)


2007年08月24日 10:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

色々あって分かりません 2007/8/24

・色の指定を「ピンク」や「灰色」と表現するのはNG。「ピンク」、
「灰色」は数種類あり、表現がとても曖昧です。
  悪い例:エラーの場合、セルの色をピンクにする
  改善例:エラーの場合、セルの色をピンク(#FF00FF)にする

↑さらに「肌色」なんて言葉は禁句ですね。ていうか既に死語かも。行間は読めても、中間色までは読めません。最近は「KY」というアルファベット2文字が流行っています。日本文化を象徴する面白い言葉です。どういう意味だかご存知ですか?(幸地)


2007年08月24日 10:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

買収劇 2007/8/24

昨日の午後、東京の日本橋オフィスに向かう途中、傘を手にした人を大勢見かけました。

夕方から天気が崩れるのかな、夕立でもくるのかな、とちょっと不安になりました。

ちなみに、沖縄人は傘をさしません。

晴れているのに傘を持つ人たちをみて、やっぱり本土の人々は、準備がいいなーと感心しました。(ちなみに、本誌発行人は自称ハマっこです)

遅めの昼食を済ませて、ようやく日本橋オフィスに到着。
席についてほっと一息。

すると、チャット仲間のゼロ(仮名)さんが、今日の大雨大変でしたね、と口頭で私の労をねぎらいます。

「へっ?何のこと?今日は起きてからずーと晴れてますけど」

意味が分からず、聞き返す私。
ゼロさんは、立て続けに訳のわからぬことを繰り返します。

「私は、2時に起床したけど、雨なんて一度も降っていませんよ」

その瞬間にゼロさんの顔が凍ります。
私は「しまったーーーー、バレた」と思いました。

真面目で勤勉な社長が14時まで寝てたなんて、許されません。

ゼロさん、この件は聞かなかったことにしてください。
でないと、アイコーチファン倶楽部の会員に噂が広がります。

その後、沖縄土産のさんぴん茶と抹茶コーティングされたちんすこうを差し出して、むしゃむしゃと食べてもらいました。ファン倶楽部のみんなにもお土産をふるまいました。

よし、これで○○工作成功。

ちんすこうは粉っぽいからヤダと駄々をこねていたスタッフは、「意外にいけますねぇ」と抹茶ちんすこうを食べながら、ご満悦の表情でした。

でも、こいつは許せません。以前、私が与えたちんすこうショコラを私の目の前でゴミ箱に捨てたのです。衝撃シーンです。何が賞味期限きれてますねぇだ。今度、包装パッケージを偽装してやる。

そのうち成敗してやる。アチョーー!

今夜、成田空港を発って、オーストラリア・ブリスベンに向かいます。現地でもネット接続できるので、来週も通常モードでメルマガを配信する予定です。

オフショア開発メルマガ in オーストラリアもお楽しみに!


2007年08月24日 10:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

翻訳できない曖昧な日本語 2007/8/23
一番迷ってることは日本人の判断の表現方法の理解です
周りの日本人から教えてもらったことですが、判断の時「YES」OR「NO」と直接に返事すると、失礼なことになります。

(中国人)

日本語の曖昧さは常に外国人技術者を悩ます。それは言語仕様の問題かもしれないし、文化的な問題かもしれない。いま、「問題」と書いたが、これは悪い意味での問題ではなく、単なる原因と考えた方がよいだろう。

昨日、ネット上のあるコラムで「次の文章を英訳せよ」との課題を見かけた。

「今日中に資料を準備しなくてはいけません」

そこで私は瞬間的に次のように英訳した。

You have to prepare the material within a day.

("within"は誤訳? 日本的な英訳だなーと思いつつ)

次にコラムで紹介された複数の回答例をみたのだが、私は思わず笑ってしまった。

I ....
I ....

なんと、主語が"I"だったのである。つまり、私は無意識のうちに他人に指示を出す側の立場で文章を解釈していたのだ。主語の省略が原因である。

おまけとして、日本語の語順に一番近い訳例も紹介されていた。
これも思わず笑ってしまった。「あるある」みたいな。

By tomorrow morning the document must be prepared.

参照:英語を完全攻略したいあなたへ,5つのアドバイス


■成功の勘所

文脈や背景、前後関係を考えながらコミュニケーションを図る文化をハイ・コンテクスト(high-context)という。ハイ・コンテクストな社会では、仲間内などの人脈が極めて重視される。会社とプライベートの区別が弱い。あまり野暮なことを聞くと嫌われてしまう。根回し力、雰囲気を察する能力、空気を読む能力が求めらる。

日本はハイ・コンテクストな文化である。対照的に、米国はロー・コンテクスト(low-context)である。では、中国はどっち?

  中国は[   ]・コンテクストな文化である。


2007年08月23日 23:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

純金製?それとも? 2007/8/23

正直に告白します。

現在、私は携帯電話を携帯していません。

なんと、月曜日の大阪出張の際に事務所に忘れてきたようです。
沖縄に移動する直前の関西国際空港で気がつきました。

携帯電話不携帯期間=4日目

今朝になって、ようやく大阪事務所のスタッフが私の携帯電話を見つけてくれました。大感謝です。

「あなたの携帯電話は金の携帯ですか?」
「それとも銀の携帯ですか?」

 はい、私の携帯電話はプラチナ製です。

妄想膨らむ残暑の夏。


2007年08月23日 23:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

間接オフショア開発のメリットは大きい=71% 2007/8/22
間接オフショア開発は効果的ですか?
間接とは、国内パートナー企業を経由してオフショア発注すること。オフショア専業会社や中国ベンダの日本法人を経由するのは直接オフショア開発と定義します

・間接オフショア開発のメリットは大きい(42票)71%
・間接オフショア開発のメリットは小さい(16票)27%
・その他(1票) 2%

(読者アンケート最終結果より)

日本のお盆休み期間中に、さりげなく「間接オフショア」に関するアンケートを実施した。アンケート結果を簡単に振り返る。詳細は、いつものようにプレミアム版マガジンで報告するつもりである。

ちなみに、沖縄では旧盆が一般的。今年は今週末がお盆休みである。

ことの発端はこの相談内容から。

手始めに国内のパートナー会社を経由する間接オフショア開発を始めましたが、ほとんどコストメリットはありません。しかも、状況が改善される気配すらありません。

[参照] 第701号 間接オフショア開発は効果的ですか? 2007/8/15


コメントボードに寄せられた読者の声をご覧あれ。

・パートナー企業⇒中国開発会社の間で距離がある上に、発注元⇒パートナー企業を経由する事で孫受け状態になります。それぞれがオンサイト開発でないと想定すれば、直接開発でも情報伝達が重要なオフショアのリスクがさらに高まるのにコストメリットは下がるという状態になると思います。


・ベンダー選定基準やノーハウがないため、間接オフショアという楽な方法を選んだと思います。こういう場合は「オフショアコーディネータ」の助言を求めたりして、安心して取引できるオフショアベンダーを見つけ、直接発注すればローリスク・ハイリターンが実現可能です。


・2次請け、3次請け会社にはオフショア開発にしてメリットが出るような規模や作業内容の仕事が回ってきているのでしょうか?

↑Good question! あると思います。(幸地)


・従来取引している2次請け、3次請け会社に新たにオフショア開発に挑戦するよう依頼する場合と、2次請け、3次請けにそれまで取引のなかった専業会社をつかう場合とでは意味合いが違ってきますが、今回のアンケートは前者の状況を意図されているのですか?また、後者のような例は増えてきているのでしょうか?

↑Good question! 前者の状況を意図しました。オフショア企業の新規参入は難しいので、後者のような例は増加していないかもしれません。正確なデータがないので、断言できませんが。あくまでも私見ですが、大規模でしか利益を出せないオフショアベンダの存在価値はやがて低下すると思います。(幸地)


■成功の勘所

間接オフショア開発の利点といえば、発注側の手間が増えないこと。つまり、従来の国内パートナーと付き合う感覚で、手軽にオフショア開発を利用できること。失敗のリスクを避けつつ、時間をかけて徐々にオフショア発注のノウハウを蓄積する効果が期待できる。とはいえ、これは机上の空論となる可能性も大。なぜなら、本気でやらないと、貴重なノウハウが蓄積されるはずがないから。


2007年08月22日 23:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

一杯いっぱい 2007/8/22

昨日は、初めて「オフショア」という言葉を知った受講生を前にレクチャー型の講義を行いました。最近は、誰もが自由に発言するワークショップ形式の講義が多かったような気がします。

いつもと雰囲気が違うので、かなり戸惑い気味の私でしたが、後半は元気を取り戻して、一人でほえていました。

がおーー

講義終了後、またまたかりゆしウエアを購入しました。今年3回目のご購入です。オーストラリア出張に同行する仲間から頼まれましたので、ついでに自分の分も買っちゃいました。

今朝の早朝便にて、沖縄から東京に戻ります。明後日から、久しぶりに日本を離れます。その前に片付けなきゃいけない仕事がいっぱいあって、いっぱいいっぱいです。


2007年08月22日 23:06 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

スカイプ障害 2007/8/21

先週の木金ごろ、無料IP通話サービスのスカイプが2日間に渡り使用不能になりました。原因はソフトウエア更新に伴う資源不足らしいです。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070820/279917/


そんなことなどつゆ知らず、一生懸命LANの設定を確認したり、複数のPCを使って接続テストしたりと、無駄な時間を費やしてしまいました。

最近3ヵ月は、東京・横浜・大阪をつなぐスカイプミーティングを定期的に行っています。これまで、スカイプ様にはずいぶん助けられましたが、やはりシステム障害には勝てなかったか。

8/16から二日間続いたスカイプの大規模障害。業務への影響はありませんでしたか?

◆影響あり
◆影響なし(スカイプ利用OK)
◆影響なし(スカイプ禁止なので)
◆その他


○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年08月29日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年08月21日 05:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

分かりやすい事例をポンと紹介する、メタファーを使う 2007/8/20
■ 中国人学生の証明写真の背景が赤。
 日本では、写真の背景は白が当たり前と思っていたので驚いた。

(日本人)

私は、日本とオフショア受託地域とのちょっとした文化や習慣の差を見つけては楽しんでいる。


・日本人はケチ
日本語を教える授業で『割り勘』について扱ったときも「ケチ」とか「他人行儀」との意見が多く見られました。(日本人)


・和風の会席料理は不評
短期出張で来日された中国人経営者や政府関係者をもてなすために、昼食に奮発して豪勢な一席を設けました。後から同席した仲良しの中国人ブリッジSEに聞いたのですが、お弁当形式や冷たい料理は不評だったそうです。大失敗でした。(日本人)


・専門書は高すぎます
日本では、技術専門書が数千円もするので、とても買えません。(中国人)


・オープンソースは重すぎてダウンロードできない
新興国だから全員がオープンソースを使っているかと思いきや、あまりにも田舎過ぎると回線状況が劣悪すぎて、最近の巨大化したオープンソース環境をダウンロードできません。(日本人)


■成功の勘所

ある国や地域の文化を説明する際、難しい文章をだらだらと並べるより、事例をポンと紹介する方が分かりやすい。上級者は、さらにメタファー(metaphor)を上手に活用するといいだろう。

もし、米国文化を1分間で説明せよと言われたら、あなたならどう答えるか。

回答例「米国文化はアメリカンフットボールである」

続いて「その理由は以下の通りです」と時間の限り解説する。

攻守の役割分担が明確に定められたチーム構成、高度な戦術と圧倒的な個人技の融合。優勝という一文字が唯一の求心力であり、そのために選手一人ひとりは監督に駒のように扱われる。最終的には徹底した個人評価を受ける・・・。

【クイズ】

あなたの会社、プロジェクトの文化を表す絶妙なメタファーを考えてみよう。さらに、日本と中国を表現するメタファーを1つ以上考えてみよう。


「わが社の社員はみなゴルゴ13である」
「日本文化は庭園である」(その理由は・・・、と続く)


2007年08月20日 07:11 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ワンランク上のPowerPoint 2007/8/20

久しぶりにパワーポイントでお絵かきしました。元原稿の論理構造
がきちっとしていたので、楽にプレゼン資料を作ることができました。

かつて、見栄えにうるさい印刷系マック野郎に、きれいに映えるプレゼン手法を叩き込まれたので、色やフォントにも気を使います。
今でも、5年前の組版系PDFソリューションの経験が活きています。

でも、最近は見栄えよりも、シンプルな構成を優先します。デザインには流行り廃りがありますが、論理思考は永遠の輝きなので。

さらに、もうワンランク上にいくと、機能性を備えたデザインに行き着くと思います。ちゃちゃっと手間をかけずに書いたパワポ(PowerPoint)なのに「美しい・・・(ため息)」みたいな。

それって、何かいい~。


2007年08月20日 07:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/8/17)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/8/10 - Computerworld.jp
アジア諸国のアウトソーシング発注額、インドが最多で17億ドル

インド企業のアウトソーシング・サービス発注額は17億ドルで、アジア太平洋諸国から発注された分の3分の1近くを占めている。2位は日本で、その額は12億ドルだった。


・2007/8/10 - フジサンケイ
インドIT成長、曲がり角…外国企業の買収に活路

急激なルピー高が海外からの受注を圧迫し、米大手企業に次々と契約を奪われている。ルピー高は印企業の輸出にマイナスに働くが、外国企業の買収は容易になった。


・2007/8/13 - ITmedia
「あらやだ、中国製なのこれ」 上海セレブにみる中国富豪のIT事情

上海の電脳街の様子を写真つきでレポート。


・2007/8/14 - 中国情報局
いま、なぜ中国オフショア開発なのか?

今まで日本国内のパートナーのみに仕事をお願いしていたが、最近は人手不足で対応してもらえず、中国も含めオフショア開発を検討している。


・2007/8/16 - newsclip.be
タイでウェブ製作を発注するとき

「ホームページ作りたいんだけど、ちゃちゃちゃっとやってくれるタイ人いない?」ときどきこんなことを言われますが、この質問は結構困る。


2007年08月17日 04:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

スケジュール再確認 2007/8/17

今度の日曜日に大阪入りします。
日曜日にもかかわらず、2件仕事する予定。
手帳に書き込まれた予定は以下の通り。

8/19(日) 大阪入り
8/20(月) オフショア開発勉強会 → そのまま沖縄に移動
8/21(火) 琉球大学にて講義
8/22(水) 那覇→羽田 夜は某セミナーのモデレーターを担当
8/24(金) オーストラリア出張
     真冬のゴールドコーストでフィーバーする予定^^;

9/2(日) 帰国予定
9/6(木) 終日セミナー
9/7(金) 終日セミナー
9/11-12(火・水) 琉球大学にて講義
9/14(金) オフショア開発勉強会 東京場所
9/16(日) 終日セミナー
9/17(月・祝) 午後セミナー
9/19(水) 終日セミナー
9/20(木) 終日セミナー(補佐)
9/21(金) 大阪出張 オフショア開発勉強会 大阪場所
9/22(土) 終日セミナー
9/24(月・祝) 都内イベントにてゲスト講演(?)
9/24(月・祝) オフショア大學第3期 修了
9/25(火) 終日セミナー(補佐)、夜は税理士と打ち合わせ
9/26(水) 終日セミナー、夜も場所を移動してセミナー
9/27(木) 終日セミナー
9/28(金) オフショア大學打ち合わせ

10/2(火) 終日セミナー
10/4(木) 終日セミナー
10/9(火) 終日セミナー
10/10(水) 夜セミナー
10/14(土) 群馬終日セミナー(補佐)
10/19(金) オフショア開発勉強会 東京場所「中国語学習について」
10/20-21(土・日) 二日間集中セミナー
10/24(水) 夜セミナー
10/26(金) 終日セミナー
10/28(日) 群馬終日セミナー

11月 ベトナム出張したい(希望)


以下は業務連絡です。

オフショア開発フォーラム事務局さん>

 上記スケジュールを再確認してください。オーストラリア出張
 前にたくさん宿題を出しましたが、1件ずつ丁寧にこなすこと。

日本橋1号さん> 特になし。お土産もなし。
日本橋2号さん> 10-11月セミナー企画できました
日本橋Sさん> 群馬セミナー、日帰りはいやです。一泊させて!


2007年08月17日 04:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多国籍化された開発プロジェクトに対応できる人材 2007/8/16
これからのオフショア人材要件
 多国籍化された開発プロジェクトに対応できる人材とは?

(本誌発行人)

私の周りで、理想のオフショア人材像について問いかけたところ、次のようなご意見が寄せられた。


・「異文化を理解しようとする姿勢」を持っている人材にほかならないと思います。


・語学力や技術力の他に、一流のブリッジSEには「営業力」も大切だと思います。


・技術的に卓越している必要はなく、日本的なすりあわせになじむ事ができて、プロジェクトマネジメントスキルがある、または伸ばしたい人。


やはり、抽象的な問いかけには、抽象的な回答が返ってくる。質問形式を工夫しないと、理想のオフショア人材像には近づけないと思った。ちと反省。


■成功の勘所

オフショア人材の要件として、コミュニケーション能力だけは絶対に外せないと誰もが口を揃える。オフショア開発プロジェクトにおいて、コミュニケーションはあらゆる活動の基盤をなす。

Francesco, A.M. & Gold, B.A(*)によると、コミュニケーションのプロセスは下記6つに分割される。

1. Thought
2. Encoding
3. Receiving
4. Decoding
5. Understanding
6. Feedback

コミュニケーションに不安がある人は、6つのプロセスのどこかに問題が潜んでいる。では、オフショア開発で特に問題となりやすいのは、6つのプロセスのどこだと思うか?
(質問するなら、ここまで具体化しないといけないかな?)

*International Organizational Behavior (2005)


2007年08月16日 13:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ブランド名統一 2007/8/16

今号から、メルマガの一部が変更になりました。
お気づきでしょうか?

実は・・・、


以前から、当社は複数のブランドを使い分けてきましたが、ここにきて、ブランド統一の方向に話が進んでいます。

マルチ・ブランド戦略といえばかっこいいですが、実態はそうではなくて、思いつきで立ち上げた企画が整理されていない状態が続いていました。

今でも、こんなにたくさんのブランドを使っています。

・アイコーチ(アイコーチ有限会社)
・オフショア開発フォーラム
・オフショア大學
・オフショア開発勉強会
・オフショア開発交流会
・オフショア開発メールマガジン
・オフショア開発サポーターズ
・ULA (Universal Leaders Academy)

ブランド再構築の第一弾として、オフショア関連の情報提供サービスでは、アイコーチ有限会社という社名を隠して、

 新ブランド「オフショアリング研究所」

に統一します。
(オフショアリング総合研究所との案もあり)
お願いだから、ブランド名称をパクらないでね。

ブランド再構築の第二弾、第三弾も予定されています。
一時期の間は混乱するかもしれませんが、ちゃんと決まったら公式アナウンスするので、ご安心ください。


2007年08月16日 13:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

間接オフショア開発は効果的ですか? 2007/8/15
間接オフショア発注について、あなたのご意見は?
手始めに国内のパートナー会社を経由する間接オフショア開発を始めましたが、ほとんどコストメリットはありません。しかも、状況が改善される気配すらありません。

(日本人読者)

間接オフショア開発とは、従来型の国内パートナー企業を経由してオフショア発注すること。国内のオフショア専業会社や中国ベンダの日本法人を経由することは、直接オフショア開発と定義する。

元請けがオフショア先を指定して、国内2次請けパートナーに仕事を発注する。これは、典型的な間接発注。

「うちは中国を活用するけど、お客様には一切オフショアを意識させません」と営業活動するsubcontractor。これは、間接発注か?

顧客企業(情報システム部門)の立場で考えると、日本市場のほとんどは間接発注である。つまり、必ずしも「間接オフショア発注」イコール「悪」ではない。

沖縄県では、IT津梁パーク構想が着々と進行する。これは、国内オフショア受託を狙った活動だが、沖縄から中国やアジア諸国への再委託も視野に入っている。

従来型の原価低減を追及するビジネスモデルでは、沖縄の戦略を正当化できない。だが、価格以外の利点を訴求できれば話は異なる。


■成功の勘所

直接発注と間接発注の利点と欠点の境目はどこにあるか。2次請け、3次請け会社がオフショア開発で価値を生み出す条件とは何か?

◆間接オフショア開発のメリットは大きい
◆間接オフショア開発のメリットは小さい
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


2007年08月15日 10:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本式マナーを覚える良書 2007/8/15

 「日本式マナーを中国人研修生に覚えさせたい!」という方は、
 ○○検定試験の問題集を使ってみてください。(日本人読者)

 ↑それは妙案ですね(幸地)


2007年08月15日 10:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

指笛エイサー応援 2007/8/15

甲子園、夏の高校野球。
沖縄代表が第4試合に登場!

ということで、昨日は事務所に立ち寄る予定をキャンセルして、
午後3時過ぎからNHKテレビを流しながら仕事していました。

ところが、いつまで経っても沖縄代表が現れません。
なんと、第1試合から延長戦にもつれ込み、若干遅れ気味らしい。

さらに、第3試合は延長15回でも勝負がつかず、
引き分け再試合へ。お代官様、ご勘弁を~~~。

結局、沖縄代表、負けちゃいました。

心の中で指笛を吹き鳴らし、時折激しいブーイングを浴びせてました。

さっ、仕事に戻ろう。


2007年08月15日 10:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多国籍チームの会議を円滑化する前提条件 2007/8/14
多国籍チームの会議時間を短縮する方法
オフショア開発プロジェクトの会議時間を短縮する効果的な方法はありますか?

・ある (34票)74%
・ない ( 7票)15%
・その他( 5票)11%

(アンケート途中結果より)

多国籍チームの会議時間を短縮する方法に関して、コメントボードに寄せられたご意見を紹介する。


・事前に議題、および、その議題に関する検討(報告)項目を共有しておくだけでも、かなり、時間は短縮できますよね。

↑多国籍か単一国籍かに関係なく、会議を円滑化する上でとても有効な指摘です。私の場合、いちいち面倒くさいかもしれませんが、会議が始まったらすぐに集まった目的と会議終了後のイメージを全員で共有するようにしています。オフショア開発勉強会に参加された方なら、よくお分かりですね。(幸地)


・オフショアの場合、相手は外国人なのですから、そもそも、日本人とやる場合と比べて、時間が倍かかるとか、そういうことを問題視する方が??という気もします。

↑それはごもっともなご意見です(私もほぼ同じ見解です)。確かに正論ですが、今後の改革を邪魔する抵抗勢力になりかねないので要注意です。「外国人が相手だと、時間がかかるのは当たり前」との前提条件を疑うことに意味があると思うのです。常識を疑うことが、次世代の改革を生むので。(幸地)


・ 会議を検討の場ではなく「合意」の場にすべきと思います

↑会議を円滑化するコツは、会議を時間の壁で区切ること。つまり、「検討」の時間帯と「合意」の時間帯を明確に区分すれば、会議の生産性は劇的に向上します。時間配分は、会議開始前に全員で共有しておきます。失敗する会議では、あらかじめ合意した時間配分を無視して、延々と検討を続けること。そして、最後は時間が足りなくなって、何一つ「合意」されないこと。その結果、当然ながら、明確なAction Planも生まれません。最悪のパターンですね。(幸地)


・会議中どんな偉い人であっでも時間きりなら、司会者から「もう時間なので、はい、次!」と一言。

↑一刀両断ですね。ただし、成功確率は半々くらいかもしれません。偉い人の「面子」が潰された!、なんてことにならないとも限りませんから。会議を時間の壁で区切る方法は効果的ですが、そのための前提条件をよく考えないと逆効果になります。(幸地)


■成功の勘所

会議を円滑化するコツは、会議を時間の壁で区切ること。時間配分は、会議開始前に全員で共有しておくこと。普段から会話の少ない多国籍チームの会議では、会議の目的に「コミュニケーション量の確保」と「相互理解」を追加すること。そうすれば、ちょっとくらい会議時間が長引いたって全く気にならない。


2007年08月14日 10:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

間接オフショア開発は効果的ですか? 2007/8/14

: 手始めに国内のパートナー会社を経由する間接オフショア開発を
: 始めましたが、ほとんどコストメリットはありません。しかも、
: 状況が改善される気配すらありません。(日本人読者)

間接オフショア開発とは、従来型の国内パートナー企業を経由してオフショア発注することだと定義します。国内のオフショア専業会社や中国ベンダの日本法人を経由するのは直接オフショア開発だと見なします。

間接オフショア発注について、あなたのご意見を教えてください。

◆間接オフショア開発のメリットは大きい
◆間接オフショア開発のメリットは小さい
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年08月22日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年08月14日 10:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

左利き優位説 2007/8/14

NHKテレビで紹介されたフランス国営放送によると、左利き優位説がまことしやかにささやかれています。

右利き選手は、右腕が反応する前に右脳と左脳の両方を経由するが、左利き選手は、左腕が反応する前に右脳しか使わないそうです。

ゆえに、瞬発力が要求されるスポーツでは、右利き選手よりも左利き選手の方が反応速度が優れているとか。

テニス、卓球、フェンシング、サッカーなどで、左利き選手が多いのは当然である、

アルゼンチン・サッカーの英雄マラドーナが使った神の手もやはり「左手」だったというのが最後のオチでした。


2007年08月14日 10:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア電話会議の失敗談 2007/8/13
オフショア開発プロジェクトの会議時間を短縮する法
中国側は会議には全員参加でしたが、発言するのはブリッジSEがほとんどで・・・。その時、私は短縮ではなく「無くす」方法を考え、今では2年以上、TV会議等はしていません。

(日本人/アンケート掲示板より)

だらだらと長時間続く会議は「悪」である。オフショア開発には、参加者が1つの部屋に集合するオンサイト会議とTV会議などのオフショア会議の2種類ある。

※オフサイト会議というと、職場から離れた合宿所で行う集合研修を意味することが多いので、ここでは「オフショア会議」とする。

オンサイト会議を円滑化する手法は、これまでに山ほど考案されている。各種ブレーンストーミング法、コーチング/ファシリテーション技法など。ところが、遠隔地を結ぶオフショア会議の円滑化については、これまで語られる機会が少なかった。

私が経験したオフショア電話会議の失敗談。

・司会者(モデレータ、ファシリテータ)不在で、議論がすぐに発散してしまう。互いに顔が見えないので、会議に参加せず内職するものが続出。

・電話会議で文書レビューを試みたが、ほんの数ページを確認するだけですぐに2時間経ってしまった。工数2時間x4名=8時間は、恐ろしく非効率。オンサイト会議なら、書類に赤ペンつけて、担当者にその場で指示するだけで済むはず。


■成功の勘所

私が経験したオフショア電話会議の成功談。

・Skype会議中にリアルタイムで議事録(チャット)をつけたお陰で、過去の履歴を含めて、検討事項の抜け漏れ・重複を避けられた。いわゆるパソコン速記を徹底。

・電話会議では、基本方針や作業手順の確認、役割分担の是正などに集中。全体共有すべき重要課題を除いて、個別事項は電話会議では扱わないことを徹底。


【クイズ】日本語が下手な中国人の意見は全て無視?

発注企業の日本人マネージャーは、オフショア側から招聘された日本語が下手な中国人技術者の意見を無視し続けた。理由は、自分のように流暢な日本語を話せないから知的レベルも低いと勝手に判断したため。ところが、このプロジェクトでは、無視された中国人技術者が唯一の技術専門家であった。この問題にいち早く気づいたあなたは、どのようにして問題解決を図るか。

 答え → mailmag@ai-coach.com


2007年08月13日 10:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

週末脱世間 2007/8/13

週末の土日は、ずーーーと家にこもって締め切り間際の仕事に没頭。作業が終わるまでは携帯電話も一切取らず、外出もせず、久しぶりに亀になりました。

ふと気がついたら、携帯電話の留守電がいっぱいいっぱいに。

「幸地さん、つながらないよー。もうお宅とは取引停止だよ!」

と逆切れする人あり、また連絡しまーすと一言残す人あり。

学生時代には、テスト前の一夜漬け勉強なんて絶対にしなかったのですが、最近はやっつけ仕事が多いな。やりたいことが多すぎて、目標がばらついているのかもしれません。と、思わず自己分析。


2007年08月13日 10:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/8/10)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/8/1 - IDC Japan
国内アウトソーシングサービスの利用調査結果を発表

ITアウトソーシングを利用している企業は31.6%、同サービスを新たに導入する企業の増加率は減速。1企業当たりのITアウトソーシング投資額は増加基調であるが、実質的なサービス価格は下落傾向。「価格への不満」が契約内容の見直しを助長。


・2007/8/6 - ITpro
フィリピン最大財閥のITベンダーが日本向けオフショア開発を倍増へ


アヤラグループは、日本企業向けのオフショア開発を強化する。年内にも、首都マニラに拠点を構えるシステム・インテグレータ「アヤラシステムテクノロジー」の日本向けソフト開発技術者を、現在の50人から100人に倍増させる。


・2007/8/7 - 朝鮮日報
退職した日本人技術者が大連に集まる理由とは(上)

現在、大連の外国人技術者数は34万人で、そのうち日本人が10万人を占める。大連にやって来る日本人技術者の大半は退職した高齢者たちだ。これだけ多くの日本人が大連に押し寄せるのはなぜか。


・2007/8/7 - 朝鮮日報
退職した日本人技術者が大連に集まる理由とは(下)

中国人がこれだけ日本人を好むのには理由がある。日本人はプロ精神が徹底している。また、中国ではIT関係の人材の離職率が高く、機密が漏れる恐れがあるのに対し、日本人はあまり転職しないだけでなく、機密を売り渡してカネを受け取ったりしないからだ。


・2007/8/7 - eureka! NEWS
ブリッジSEのコミュニケーション力

日本のITエンジニアは、他国と比較して英語が苦手な傾向が強く、そのことがIT業界における日本の国際競争力のボトルネックとなっている。このような現状を打開するために、ITエンジニアの英語力を高めようとする機運が高まっているのである。


・2007/8/8 - ITpro
情報システム子会社のマネジメント戦略

第1回 業界再編の時代を迎え 新たな挑戦が始まる親会社だけでなくシステム子会社自身のM&A(企業の合併・買収)やオフショア開発など、システム子会社を取り巻く環境は激変している。本連載では6回にわたって経営課題の解決に向けた考え方を紹介する。


・2007/8/8 - @IT MONOist
ハードウェアを怖がるのは、もうやめよう!

「オフショアリング」が当たり前になりつつある現在、最終製品において差別化するためには、ハードウェアに近い部分の開発をオフショアリングしないことが有利である。その理由の1つは「容易な模倣や追従を許さないため」。


2007年08月10日 14:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

メッセンジャーとメールの使い分け 2007/8/10

Q.オフショア開発では様々なコミュニケーションツールが用いられます。中国人は特にメッセンジャー(Instant Messenger )が大好き。メッセンジャーについては私は簡単な確認、催促程度にしか使っていません。皆さんはメールとチャットの線引きはどのようにしていますか? (日本人)

A.私も簡単な確認、催促にしか使いません。メールに残さないと言った言わないで後でもめるし。中国のお友達から、エッチな絵文字(?)がよく届きます。(日本人)


↑私は、Windows Live Messanger、Skype、googleの3つを使って
 います。仕事で使うのはもっぱらSkype通話+チャット。(幸地)

 こちらまで → mailmag@ai-coach.com


2007年08月10日 14:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ちんすこうをめぐる派閥争い 2007/8/10

「すーべにあ」って沖縄方言ですか?
との問い合わせがありました。(昨日号の編集後記参照)

えいごです。
souvenir

日本橋オフィスでは、ちんすこう愛好派とちんすこう嫌悪派との間で激しい派閥争いが繰り広げられています。

粉っぽいのがやだ、と駄々をこねるN氏。
葬式でよく見かけるあの和菓子を思い起こさせるというS氏。

アイコーチファン倶楽部初代会員を自称するM氏は、ちんすこうを懸命に擁護します。

初参戦したK氏は傍観中。

古株のI氏は、私が差し入れしたお芋スナックを袋ごと奪っていきました。

もはや、私の存在なんてどうでもいいです。
ちなみに、私は甘い物好きです。


2007年08月10日 14:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

語学力のない技術者がはまる落とし穴 2007/8/9
日本語の基礎が無いと仕事が面白くない
「日本語できない⇒仕事時間が長い⇒日本語勉強時間が少ない」と悪い循環に陥り、数年苦労すると思います。

(中国人読者)

オフショア大學で紹介された事例より。

 ◇上司(情報提供者の中国人SE) 
 ◆部下(日本語が上達しない中国人PG)


◇最近、調子はどうですか。

◆実は・・・、来月には中国に戻りたいと思います。

◇そうですか。あなたは、日本に来てどれくらい経ちましたか。

◆2年間くらい。

◇どうして帰国を決心したのですか

◆日本語がなかなか上達しないのであきらめました。中国に帰ったら上流設計を担当できるのに、ここではPGの仕事しかできない。先が見えない。

◇なるほど。ちなみに日本に来る前は日本語を勉強しましたか。

◆少しは勉強しましたが、ほとんど使えないです。

◇そうですか・・・。
(日本語が出来ないSEに設計を任せられないのは当然・・・)


※もっと詳しいネタは、プレミアム版メルマガからどうぞ
http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

2年前に本誌で紹介した在日中国人IT技術者の悩みを調査したレポートによると、言葉の壁に関するストレスは14.3%。思ったほど大きくない。言葉の壁よりも、仕事の進め方や商慣習等の違いにストレスを感じているらしい(全体の85.7%)。

 「お客さんの仕様確認は大変」
 「仕事の進捗は間に合わない、納期はきつい」
 「納品の品質に常に心配する」
 「日本(上流の設計の仕事)は品質がよくなく、少し変更すると、
  下流のわれわれにとっては大変な作業量になる」
 「納期が短い」

上流工程を任されないと嘆く前出の中国人技術者は、自分の語学力を問題視する発想が欠けているかも?


2007年08月09日 11:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

激安350円弁当、自分でおかずが選べる400円弁当 2007/8/9

美人揃いの我が日本橋オフィス。
たまには私のことも編集後記に書いてください、とつぶらな瞳で懇願するN氏。
そんなに露出してどうすんの?と思いますが、とりあえずご出演おめでとうございます。

今日もまた350円弁当ですか(笑)

と、N氏のお昼事情を暴露すると、

「なーーに言っているんですか幸地さん、私は自分でおかずを選べる400円弁当です!」

とお叱りが飛んできそう。
さらに豚汁をつけると450円ですね。

再来週はまたまた沖縄出張。
たまにはすーべにあ買ってご機嫌をとっとくか。

今号からKさんのアドレスも登録しました。
そのうち、ドトールで女子ランチでも。


2007年08月09日 11:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国でのデジタルカメラ人気ランキング 2007/08/08
中国人向けオススメ観光スポット
今度、中国から友達が来日します。彼は、今のプロジェクトで、つい数週間前まで、私が書いた仕様書をCodingしていた方なのですが、なんとBSE研修メンバーに選抜されたようなのです。中国人向けオススメ観光スポットを教えてください。

(日本人読者)

(今日は夏休みモードの話題です)

東京近郊の中国人向けオススメ観光スポット - 定番。

・東京ディズニーランド
・秋葉原

秋葉原には家電と萌えの2種類あるが、お土産として家電を物色する人が多いようだ。中国人に大人気のお土産といえば、何と言ってもデジタルカメラ。

【中国でのデジタルカメラ人気ランキング】

 第1位 キヤノン(31.3%)
 第2位 ソニー(20.7%)
 第3位 ニコン(10.9%)
 第4位 韓国サムスン電子(9.3%)
 第5位 松下電器産業(5.2%)
 第6位 富士フイルム(5.1%)
 第7位 オリンパス(4.7%)
 第8位 米コダック(4.6%)
 第9位 リコー(2.2%)
 第10位 カシオ(2.0%

出典:ITpro記事より
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070807/279302/


■成功の勘所

お土産として家電を選ぶ際には、中国で買うよりも日本で買うた方が安い製品が狙い目。かつて、iPodや体脂肪計(健康器具)等を買い込む知人がいた。それは、お土産というより賄賂ではないか(笑)。


2007年08月08日 09:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

政治家の発言はなぜ曖昧なのか 2007/08/08

先日の選挙報道を通じて、
「政治家の発言はなぜ曖昧なのか」とじっくり考えました。

●言葉遣いが曖昧

・副詞が曖昧に使われる

 ×きちっと説明する
 ×ちゃんと・・・やる
 ×できるだけ・・・する

→→明快なコメントの例 「領収書を全て開示します」


・形容詞が曖昧に使われる
 
 ×「美しい国ニッポン」

→→明快なコメントの例 
  「 ミス・インターナショナルに日本女性を毎年入賞させる」


●覚悟不足

・結果に対する責任が曖昧

 ×責任を持って取り組む
 ×一所懸命やります
 ×誠心誠意を尽くします

→→明快なコメントの例 「天下り人数を半減させます」


●プレゼンテーション能力不足

・聞き手不在の演説なので、総花的だが誰にも伝わらない
・庶民感覚から乖離した言葉づかい
・笑顔不足、身振り手振りが下手

※上記に政治的意図は全くありません


2007年08月08日 09:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大人が外国語を学ぶには中毒になるのが一番 2007/8/7
来日前の半年間で800時間かけて日本語を学習させる
弊社社員の場合は中国で800時間前後(約半年間)日本語を勉強してから来日させています。そして速い人は半年間、遅い人でも1年間経てば一人で現場で仕事できるようになっています。独り立ちまでは日本語ができる先輩とチームを組んで仕事します。

(中国人読者)

外国語学習ネタへの反響が止まらない。


・私もオフショア開発に関わっているのですが、その中で例に漏れず中国語の必要性を感じ、勉強を約10ヶ月しております。一番有効だと感じた勉強法は、日常業務/生活の中で中国人メンバーに伝えたい事を中国語で何と言えばよいか、逐一中国人に教えてもらう事です。そうすると、業務の中、生活においてよく使う単語、フレーズを自然と覚える事ができました。また、発音練習にも役立ちます。あとは基礎学習としては、NHK中国語講座のテキストとCDで十分だと思います。(日本人読者)


・私は2年以上ボランティアの中国語教室をやっていました。最初は異文化交流の目的でしたが、だんだん皆が勉強に熱中してきて、最近は進歩が早い感じします。私がやったことですが、一年目、発音ピンインをメインにして、一年以後、週に一回のレッスンで、まずは日本語なしで授業します。私の感想は、勉強方法より、興味やる気を出すのは大事だと思います。(中国人読者)


・1000時間、中国語を「聴く」という行為が必要。漫然と聴くのではなく、ある程度集中して「1,000時間」「聴く」・・・ちなみに、日本語能力試験1級・2級も一応の目安にはなるにしろ、ほとんど意味を持たないと考えるべき。(日本人読者)


・オフショア先との普段のメールでは英語を使っています。日本語を使うと、日本語がわからないメンバーに対する情報伝達が遅くなってしまうので。シンプルな言葉で一つ一つ丁寧に説明しようとするから、逆に伝わりやすい文章・表現を考えやすくなると思います。また、スピード以外にも、一次情報が直接オフショア先メンバーに届くと
  - リーダーが説明する前にメンバーが理解してくれていたり
  - オフショア先メンバーが心理的に日本側のことを近く感じる
という効用もあります。(日本人読者)


※もっと詳しいネタは、プレミアム版メルマガからどうぞ
http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

人材コンサルタントのキャメル・ヤマモト氏は、大人が英語(外国語)を学ぶには、英語(外国語)の「中毒」「依存症」になることが最も重要だと説く。英語中毒になる3つの方法とは(*):

1. 教材の「選択と集中」・・・専門分野の語彙力アップに集中せよ
2. 単純作業化・・・とにかくテープを聴いて、繰り返し暗唱せよ
3. LHDの活用・・・(ご自分でお調べください)

(*)稼ぐ人・安い人・余る人 - キャメル・ヤマモト (著)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344900138/aicoach-22/ref=nosim


オフショア開発リーダーとして活躍するヒントが満載の本です。軽いノリの書名に騙されそうになりますが、理論と実践のバランス感覚が絶妙な一冊。オフショア大學でもフル活用しています。


2007年08月07日 10:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

鶏と会話してました 2007/8/7

どちらかというと、昼夜逆転気味の私。
先週末から自宅にこもって、黙々とデスクワークに勤しんでいます。

録画したNHKテレビ中国語会話を垂れ流しながら仕事していますが、
最近になって、ようやく文法体操を目視できるようになりました。
慣れると意外にいけます。
ですが、集中して聴かないと意味なさげですね。

今月末は、オーストラリアでオフショア大學構想ミーティングがあるため、40ページ近くに及ぶ事業計画を作成しました。
今週はfinance部分のまとめ作業が佳境に入ります。

中国語はもっぱら聞くだけ、英語はもっぱら書くだけ。
メルマガ発行人ということもあり、話すよりも書くことが多いな。

日本語は母国語。
中国語は指差し買い物レベル。
英語は論文レベル。
沖縄語は生活レベル。
手話は五十音覚えているサークル初心者レベル
点字は自動翻訳アルゴリズムを自作したレベル。
小学生の頃は実家で飼っていた鶏と会話できました(実話)


2007年08月07日 10:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

来日前の半年間で800時間かけて日本語を学習させる 2007/8/6
効果的な語学学習法
私は中国をオフショア先とした案件に携わりたいと考えています。現在、通信教育『中国語○○○○』で中国語を勉強しています。皆さんはどうやって日本語やオフショア先の言語を勉強していますか?

(オフショア大學/日本人)

一般に日本人は英語が苦手だといわれるが、オフショア関係者の語学への関心は高い。「最近、組織で中国語勉強会を始めました」と嬉しい報告を受けることもある。

先週、効果的な語学学習法についての質問を掲載したら、あっという間に10件以上のご意見が届いた。


・中国語教室に通っていますが、他に NHK のテレビ中国語講座も観ています。「あ、こういう発音をすればいいのか」 と気が付くことが多々あってとても役に立ちます。先生にも 「クセ」 があると思うので教室外で少しくらい浮気してもいいかな、と思います。
(日本人読者)


・中国語(=標準語)の場合には、学習の仕方や進歩のレベルがすでに多くの人に実証されており、日本で1年・中国の現場で半年以内に片言でしゃべりはじめないと、一生習得は難しい・・・。外国語の学習に王道はなく、愚直に毎日の積み重ねが大事。
(日本人読者)


・私は無料中国語教室をやっていますが、うちの学生さんの勉強方法を紹介させていただきます。
 ・今朝NHK中国語ラジオを聴く
 ・中国語音楽を聴く
 ・中国語ドラマを見る
 ・中国人友達を作る
 ・夜はInternetで中国語勉強コースを参加
 (中国人読者)


・弊社社員の場合は中国で800時間前後(約半年間)日本語を勉強してから来日させています。そして速い人は半年間、遅い人でも1年間経てば一人で現場で仕事できるようになっています。独り立ちまでは日本語ができる先輩とチームを組んで仕事します。
 (中国人読者)


・私は以前、日本の大学への入学を希望する学生に日本語を教えていたのですが、半分以上の学生が、ほとんど日本語能力ゼロ(あいさつと簡単な自己紹介ができる程度)でした。1年または2年かけて、日本語能力試験2級レベルの力をつけるように教育していました。(日本人読者)


※もっと詳しいネタは、プレミアム版メルマガからどうぞ
http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

あるソフト業界の大先輩が、自嘲気味にこうつぶやいた。

「日本人技術者は英語が苦手だから、インドやベトナムは難しい。(したがって、わが社では中国を積極活用したい)」

私は無礼を承知で即座に反論した。極言すると、英語を使う場がないから、日本人IT技術者の語学力は向上しない。また、しゃべる語学力と書く語学力は全く異なる。これは、日本人技術者によって書かれた日本語の仕様書をみれば一目瞭然。

語学学習において肝心なのは、正しい学習方法と地道な鍛練。そして語学をマスターするぞ!との固い決意。

 ご意見はこちらまで → mailmag@ai-coach.com


2007年08月06日 13:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発プロジェクトの会議時間を短縮する法 2007/8/6

レビューにしろ、仕様説明会にしろ、日本人だけの会議と比べて、中国人を交えた会議は2倍以上時間を要すると思います。ごく一部の能力のある人間だけが死ぬほど苦労すれば別ですが、入念な事前準備をしたって、結局のところ、total時間は削減されないような気がします。

オフショア開発プロジェクトの会議の時間を短縮する効果的な方法があれば教えてください。それとも、どんな対策を講じても、オフショア開発における会議の時間は短縮されないのでしょうか。

(本誌発行人)


☆オフショア開発プロジェクトの会議時間を短縮する効果的な方法はありますか?

◆ある
◆ない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年08月14日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年08月06日 13:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

U-22サッカー日本代表 in 中国・瀋陽 2007/8/6

先週末、サッカー五輪代表候補の試合をテレビ観戦しました。

 日本代表 対 中国代表(4カ国トーナメント2007中国・瀋陽)

日本にとっては最悪のアウェー環境での対戦。中国ビジネス推進論者としては、ここには絶対にかけないような罵声を対戦国に浴びせながら日本代表を応援していました。

サッカーは国を熱くします。


2007年08月06日 13:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/8/3)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/27 - ITmedia
日本のIT - なぜ海外に打って出ない?

SIについていえば、良く言われることは、インドや中国などSI要員の賃金が低いので日本は太刀打ちできない、したがって海外に出て行けない、という事だった。これは本当だろうか。


・2007/7/30 - フジサンケイ
印政府、経済特区の認可再開 バブル懸念なお不透明

インドは、産業構造の5割以上を金融やソフトウエア開発などサービス分野が占める。政府は若年層の雇用吸収には、輸出振興による製造業育成が急務と、経済特区(SEZ)建設を優先したい考え。


・2007/7/30 - ITpro
中国政府が史上最大規模のソフトウエア偽造団を摘発

摘発作戦は「Operation Summer Solstice」(夏至作戦)という名称で,5億ドル超相当のソフトウエアを押収し,主に広東省南部で25人を拘束した。


・2007/7/31 - インドチャネル
【インド経済】中央銀行「経済の牽引役は引き続き製造業」

ビジネス・サービス部門でも、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)やIT関連サービスの輸出は好調だった。


・2007/8/1 - 琉球新報
「IT津梁」来年度着手 来月中に予定地決定

建設予定地を県農林水産試験場園芸試験場跡地(うるま市兼箇段)、中城湾港新港地区都市機能用地(同市洲崎)、糸満市大学院大学候補地(糸満市喜屋武)の3カ所に絞った。

 ↑情報欲しい方はお気軽にご連絡ください。(幸地)


2007年08月03日 16:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今度○○さんを紹介してあげるよ 2007/8/3

連日の打ち合わせ。

ネクタイを着用すべきか、それとも、クールビズにすべきか、それが問題だ。

特に「今度○○さんを紹介してあげるよ」と言われたとき、かつ相手が目上で偉い立場の人だといつも悩んでしまいます。


2007年08月03日 16:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

夏本番のオキナワ 2007/7/31

前回、日本列島を襲った台風4号は、沖縄県宜野湾市の実家にも甚大な被害をもたらしました。

庭のパパイヤの木が倒れただけではなく、何と屋敷の入り口に建てられた日本風の立派な門が強風で吹き飛ばされていました。すぐ脇にある松の木は無事だったのに、いったいどういうことかしら。

今回の沖縄出張の目的は、琉球大学で担当する授業のカリキュラム編成会議に出席することです。そして、両親と選挙ネタで盛り上がるのも、大事な目的の一つ。

東京に向かう・東京に戻るという意味の上京/帰京は、すぐに漢字変換されますが、沖縄で好んで使われる来沖/帰沖は一発で漢字変換されません。

琉球大学から「次回、幸地先生が帰沖されるのはいつですか?」と聞かれましたが、私にとっては「来沖&帰京」かな。

今日はカラッと晴れた真夏の沖縄でひたすらデスクワークです。
レポートの締め切りに追われています。


2007年07月31日 10:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

状況を尋ねたらテストケース一覧だけが送られた 2007/7/30
たったそれだけ?
開発がUTフェーズに入り、オフショア側にUTの実施方法と成果物サンプルを要求したところ、いきなりテストケース一覧だけが送られてきました。

(オフショア大學より)

●オフショア開発勉強会に毎回のように出席する勉強熱心な読者から聞いた、オフショア開発の体験談より。


「開発がUTフェーズに入り、オフショア側にUTの実施方法と成果物サンプルを要求したところ、いきなりテストケース一覧だけが送られてきました。」

・テストケースを洗い出す基準やテスト観点が不明瞭

・網羅性を保証する術がない

・毎回のように、もぐら叩きが繰り返される
「納品→バグ摘出→中国へバグレポート提出→バグ修正→確認」

・日本側プロマネの危機意識は薄い

・中国に言っても無駄。状況は改善されないと思い込んでいる


■成功の勘所

状況改善のために情報提供者がやったこと。

まず、日本側プロマネに状況改善の必要性を強く訴える。次に、日本側でテスト実施の基準とサンプルを作成する。その後、優秀な中国人コーディネーターを使って、オフショア側に中国語でテスト実施基準を徹底的に説明する。

これだけで、状況は劇的に改善されたという。


2007年07月30日 16:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

あちぃい 2007/7/30

今日は琉球大学でカリキュラム編成会議です。


2007年07月30日 16:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/27)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/20 - 経済産業省
ワーキンググループ報告書 ~高度IT人材の育成をめざして~

我が国高度IT人材が抱える人的資源の制約という問題は、IT産業の競争力の長期的低迷をもたらし、さらには我が国産業全体の競争力・生産性への悪影響を及ぼす可能性があります。

 ↑データ好きな人は必見です!(幸地)


・2007/7/25 - ITmedia
アウトソーシング先として中国に期待する企業が増加

中国は、高度で洗練されたIT開発を、インドよりも30~60%安いコストで提供している。2004年時点で156万9000人という中国の工学系技術者の総数は、米国の2倍以上、そしてインドのほぼ3倍に当たる。


・2007/7/25 - ITmedia
第10回 予想よりも成長が鈍い中国オフショア

中国のオフショアの成長を妨げる要素は3つあると考えられる。第1の要因は、中国の実力が不安視しており需要が少ないこと。第2の要因は、サービス開発体制の遅れ。第3の要因は、経験豊富なマネージャや技術者の不足、賃金の上昇。


・2007/7/27 - 週刊東洋経済
高齢化する日本にアジアの優秀な人材を紹介する

アジア最大の求人求職マッチングサイト、ジョブ・ストリートが日本に進出する。高いスキルを持ったアジアの人材に日本での仕事を紹介するのが狙いだが、その勝算は。


・2007/7/25 - 日経新聞
インフォシス、フィリップスから数百万ドル規模のBPO契約受注

インフォシスBPOは、フィリップスから約1400人を迎える。この契約はインドのF&A関連のBPO案件で最大級。


2007年07月28日 03:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人向けオススメ観光スポット 20070727

Q.中国人向けオススメ観光スポットを教えてください。「ガイドブックが教えない日本」的なのも大歓迎です。


A.・東京であれば、定番ですがTDLと秋葉原でしょうか

・東京だと月島、深川(門前仲町)あたりの下町をお勧めします。

・刺身、もつ鍋、ラーメン等など色々一緒に食事しましたが、一番のお気に入りはもんじゃ焼きでしたね。

・家族くるみの付き合いなら、夏の場合「御岳渓流」の散策はいかがでしょうか。


2007年07月28日 03:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜の勉強会は沖縄風クールビズで 2007/7/27

今夜は第21回オフショア開発勉強会。

先ほど、ゲスト講師から連絡が届いて、
「今夜は20-30分しか話すネタがありません」
と悲鳴を上げていました。

またまた、ご冗談を。
話し出したら止まらない性格を熟知しています。
少々、技術ネタに走りすぎるのが難点ですが。

今夜、私はノーネクタイで参上(*)します。
クールビズ対応ということで。
沖縄風クールビズです。


(*)「参上する」って、日本語としてOKですよね。
間違った敬語の使い方ではないかと、ちょっぴり心配しました。


2007年07月28日 03:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

納期が厳しいので問題発覚しても無視します 2007/7/26
誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する
ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。

あなたの考えは?

 問1 上記は問題行動か?
 問2 それは中国人特有の行動か?

(オフショア大學より)

「誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する」

●問2 それは中国人特有の行動か?


・中国人全員の特有の行動では無いと思います。ただし、問題が出てきた時は、できれば責任を取りたくないと考えている人が多そうです。


・いいえ。「うちの中国のメンバーは、仕様書のミスも指摘してくれて助かるよ」・・・と自慢げに話している日本人の会話の裏は「私は仕様書を書く能力が無いんですよ」といっているのと同じではないでしょうか?


・中国人は責任転嫁能力には優れている。しかし、自分の所だけやっておけばいいというのは、まさに日本の官僚主義と同じ。自分のところはできている。自分の範囲でない、というのはどこでも同じ。


・違う。業務が理解できなければ、書いてあることをそのまま作るしかありません。日本人でもそういうエンジニアは沢山居ます。


・いいえ、言われるとおりにやるのは日本人のほうが多いと思います。これは責任ではなく、自分が分かってないかもしれないという謙遜な考え方の日本人が多いからです。逆に中国人は他人否定、自己中心のような性格の人が割合に多く、確認せず無断指摘の人が割合多いと思います。


・特有ではありません。少なくとも私はこんな対応策を日本人に叩き込まれました。私はコーディング担当者に「一応仕様書に従って製造すれば、問題出ても私の責任になりません」と説得しています。


・中国人特有の行動かどうか分からないですが、中国語で「明哲保身」と言う四字熟語がありますよ。「不作為」、「責任を取らない」という意味です。




■成功の勘所

問2に対する読者の反応は、圧倒的な大差で「中国人固有の問題行動ではない」。

中国人でも指摘する人はするし、日本人でも指摘しない人はしない。問題は、それが統計的に有意な差があるかどうか。現実には、個人の主観的判断に頼らざるを得ないので、正確なところは何ともいえぬ。

納期遵守の意識が強すぎるあまり、意図的にQ&A地獄を避ける動きをとる現場が多いことが判明した。その気持ちは、確かに分からんでもないが。


2007年07月26日 16:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

とりあえず実装を優先。問題発見しても無視します 2007/7/26

・私はPLとして働く時、納期前の一週間までQAを出せます。その後、問題を発見しても、無視します。納期してから、対策を用意します。もし、日本側から不具合票が出たら、すぐ対応できます。納期は日本側が厳しいですので、しょうがないです。

(中国人読者)

↑品質を確保するために納期遅延はやむを得ないのか、それとも、
 問題をもみ消してでも納期遵守を優先すべきか。よくぞ、本音で
 語ってくれました。ありがとうございます。(幸地)


2007年07月26日 16:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

むちゃむちゃ・・・10年ぶりの珍事 2007/7/26

東京事務所の会議室で弁当を食べていた時、私は机の一部を指さしてこう言いました。

そこ「むちゃむちゃ」するね。

すると、近くにいたスタッフ2名が、ぽかんとした表情で首を傾げます。

ス:「幸地さん、むちゃむちゃって何ですか?」

幸:「え?、だから、むちゃむちゃは、むちゃむちゃでしょ」

ったくもー。最近の若い社員は、美しい日本語を知らないなー、と呆れ顔の私です。

すると、最も若いスタッフが私に向かってこういいます。

ス:「幸地さん、それって、べたべたの意味ですか?」

幸:「ええ、そうとも言う」

思わぬ反撃に一緒ひるむ私。

ス:「むちゃむちゃって、私聞いたことありません」

幸:「むちゃむちゃは、立派な日本語でしょう。何いってんの?」

今度は、横から別のスタッフが口を挟みます。

ス:「むちゃむちゃは、ないでしょう、幸地さん。でも、かわいい表現ですねー。むちゃむちゃ・・・。ケラケラケラ笑」

ス:「幸地さんのような立派な大人が、むちゃむちゃですかー。あははは笑」


この時点で、ようやく私は悟りました。「むちゃむちゃ(=べたべた・べとべとの意味)」は沖縄独特の表現だったようです。しかも、なんだか、むちゃむちゃが無性にいやらしい音に聞こえてきて、急に恥ずかしくなりました。


日本の標準語だと信じてた単語が沖縄方言だと気づいて赤面したのは、およそ10年ぶりの出来事です。まさに珍事。

過去に、私が沖縄方言を標準日本語だと思って堂々と使っていた事例をいくつか紹介します。


・ひざまづき
学生時代、九州のお寺を訪問したとき、「ひざまづき」するの大変さー、といったら、誰にも通じなかった。ウィキペディア(Wikipedia)にも載っている有名な話。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%BA%A7

・だからよ
沖縄人なら誰もが無意識に乱用してしまう便利な相づち。日本語の「そうですね」よりも更に多様な場面で使える。部下からの報告を受ける最中、「だからよ」を連発したら、そのうち逆切れされたことがある。「だから、何ですか。続きをおっしゃってください」って。


・ちょーだい(頂戴)
これも無意識に使ってしまうお茶目な依頼系用語。レストランで店員さんを呼んで「すいません、お水ちょーだい」と思わず口に出してしまう。今でも時々お世話になる用語。

使用例「だー、お茶ちょーだい」「うり」「とーとーとー」


2007年07月26日 16:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本側の責任を棚上げにする姿勢は筋違いではないか 2007/7/25
誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する
ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。

あなたの考えは?

 問1 上記は問題行動か?
 問2 それは中国人特有の行動か?

(オフショア大學より)

●問1 上記は問題行動か?

・問題行動だと思います。・・・。常に責任を取りたくない人は、責任を取るチャンスが永遠に来ないかもしれません。


・YES/NOで言えば、YES。問題行動


・間違いなく問題行動です。大きく言えば、モラルの問題です。昔、中国によく言われる「見死不救」と同じように見えます。


・仕様書作成者の問題で、PGの問題ではありません。


・問題ではない。仕様書の間違いの指摘をプログラマに求めるのは筋違いだと思います。


●その他、よく耳にするセリフ。

・高圧的な発注者に対しては、余計な指摘など絶対にしません

・発注者との信頼関係があれば、ちょっとしたことでも積極的に提案するだろう。仲が良くない相手なら、黙っています。

・社員一人ひとりのIntegrityが改めて問われる


■成功の勘所

誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する中国人プログラマの行動は、どちらかといえば「問題行動」だと指摘する声が多かった。ただし、間違った仕様を提示した日本側の責任を棚上げにするのはけしからん、との声も目立った。


2007年07月25日 11:36 | 固定リンク | Comment(1) | TrackBack(0) |

意地悪な問いかけ。 2007/7/25

・ある一級建築士は施工主からデザイン性の高い間取りの要望を受けた。建築士は風水的に問題があると直感した。だが、建築士はあえて問題を指摘せず、施工主の要望の通りに設計した。その結果、美しい間取りとは裏腹に使いづらい居住空間となってしまった。施工主は、こんなはずじゃなかったと嘆いた。

 問い 建築士の行いは問題か?


・スポーツ選手と医者との会話より。あるスポーツ選手の膝の怪我は、度重なる疲労と酷使によって限界に達していた。ところが、明日は大事な決勝戦。彼は、かかりつけの医者に「まだ大丈夫」と嘘をついた。医者は、選手が嘘をついていることを見抜いていたが、決勝戦への出場を容認した。その結果、チームは優勝したが、このスポーツ選手の選手生命は絶たれてしまった。

 問い 医者の行いは問題か?


2007年07月25日 11:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上級プログラマは必要です 2007/7/25

・昔みかけた悪いコーディングの例を紹介します

【悪い例3】
   switch param {
   case 1:
    b = 1;
    break;
   case 2:
    b = 2;
    break;
   case 3:
    b = 3;
    break;
   }

【いい書き方】
   b = param;

                       (中国人読者)


・基本的に発注側が求める(広い意味の)品質要求に、柔軟に対応した上で手の早い人を発注側が評価して、中国側でそのようなスキルの向上を必要な事(=利益になること)と認識して自己トレーニングするようになるのが理想です。まだまだ私の担当範囲では難航しておりますが、少しずつ中国側が良い反応と結果を出しつつあります。(日本人読者)


2007年07月25日 11:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

8月勉強会はベトナムネタで 2007/7/25

昨夜は、大阪事務所付近でオフショアリング交流会を行いました。
ベトナムネタで盛り上がりました。

この話を独り占めするのはもったいないので、8月オフショア開発勉強会/大阪場所でベトナムIT裏話について話してくれと打診したところ、快くOKをいただきました。
ラッキーです。

次回の大阪勉強会は、8/20(月)午前中を予定しています。
興味ある方は、スケジュールを確保しておいてくださいませ。

秋頃、久しぶりにベトナムを再訪したいな。
今朝の原稿は、大阪から東京へ向かう新幹線で書いています。


2007年07月25日 11:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

難解なソースコードは困ります 2007/7/24
プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる
メンテする観点から言えば、上級プログラマでないとメンテできないようなソースは困ります。

(日本人読者)

●ある中国人と日本人の対話より。(◇:中国人 ◆:日本人)


◇私は中国人で、いま日本に働いています。上級プログラマはもちろん必要だと思います。「上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる」とは重要なプログラミング能力の一つだが、全部じゃないと思います。

◆メンテする観点から言えば、上級プログラマでないとメンテできないようなソースは困ります。数百行を10行とは極端な例なのかもしれませんが、中級プログラマにも理解が容易で、すぐにメンテできるソースコードであってほしいと思います。

◇プログラムが短ければ、いくつのメリットがあります。
 1、バッグの発生率が少なくなる

◆ソースコードを凝縮したら凝縮したで、テストケースに漏れが発生する可能性が出ます。「メトリクス的にテストケースが減る」とか、「凝縮に使ったステートメントに予期せぬ機能があった」とか。

◇プログラムが短ければ、いくつのメリットがあります。
 2、メンテナンスが楽になる

◆そうとは限りません。コード解析に多大な時間を要する場合があります。


■成功の勘所

◇昔みかけた悪いコーディングの例を紹介します。embeded開発の場合にはプログラムのサイズは大事なことだと思います。

【悪い例1】
   if (a>1) {
    return true;
   } else {
    return false;
   }

【いい書き方】
   return a>1;

【悪い例2】
   // toggle button
   if (button.disabled==true) {
    button.disabled == false;
   } else {
    button.disabled == true;
   }

【いい書き方】
   button.disabled = ! button.disabled

(・・・省略)


2007年07月24日 10:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

これは下請け扱いする行為だろうか 2007/7/24

【問2】お試しプロジェクトを時間をかけて何度も繰り返す。一人ではなく、複数のプロジェクトマネージャーを評価する。学歴詐称や過去実績の誇張表現が見つかれば、この会社とは取引しない。

【回答】
・下請け扱いである。(日本人読者)
・賛成しない(中国人読者)
・正当な行い。ただ、やり過ぎると、信頼されていないと中国人に思われます。モチベーションが下がります。(中国人読者)


2007年07月24日 10:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大阪交流会 2007/7/24

今夜18:00から、大阪事務所付近でオフショアリング交流会をします。
要するに、ただの飲み会です。
参加希望者は、メールにてご連絡ください。

 お問い合わせ先 → mailmag@ai-coach.com (大阪交流会)

集合場所 http://www.ai-coach.com/2007/04/workshop_osaka.html


2007年07月24日 10:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する 2007/7/23
責任を取る人は仕様書設計者です (by 中国人プログラマ)
私は仕様書が絶対間違ったと思った時でも、一応仕様書に従って製造すれば、問題出ても私の責任になりません。

(オフショア大學掲示板より)

●オフショア大學第2期生の受講生が体験した面白い事例より。


・ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。


このネタを教えてくれたオフショア大學第2期生は、責任分担の明確化を強調しすぎると、プログラマの主体性を抑制してしまい、逆効果になる可能性があると指摘する。


■成功の勘所

今日紹介した問題行動は、果たして本当に「問題行動」だろうか。さらに、「仕様書が間違っていても言われたとおりに製造する」は、中国人特有の問題だろうか。それとも文化的相違ではなく、個人の性格に起因する問題だろうか。

あなたの考えは?

問1 上記は問題行動か?
問2 それは中国人特有の行動か?

  こちら → mailmag@ai-coach.com 件名:「20
07/7/23クイズ」


2007年07月23日 22:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

これは下請け扱いする行為だろうか 2007/7/23

【問4】改善要求に手間取ったり、いろいろな理由をつけて先延ばしする会社とは取引をしない。

【回答】下請け扱いである。実情はそうなる原因が発注側にあることが多いため。

(日本人読者)


↑過去に受託側の立場で苦労されたのですね。(幸地)


2007年07月23日 22:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今月のオフショア開発勉強会(東京&大阪) 2007/7/23

明日予定されていた今月の大阪場所は中止です。
告知していないし、申し込み者もゼロなので。

7/24(火)夜、ご要望があれば、飲み会しましょう。
場所は、大阪セミナールーム周辺にて。(谷町4丁目駅付近)

一方、今週の金曜日には、東京でオフショア開発勉強会やります。
こちらも、サイトには情報を掲載していませんが、知人の中国人スペシャリストをお招きして、大連子会社とのパッケージ開発についての秘話をお伺いします。

詳細案内は別途。


2007年07月23日 21:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/20)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/13 - nikkei BPnet
インドの成功に学ぶ中国ソフト産業 参考にするも模倣はせず

(原文)

インド上位10社の多くが1万人以上の従業員を抱えており、最大手では4万人に迫る。企業の利益率はいずれも20%以上だ。中国のソフトウエア輸出は低迷。世界市場に占める比率は1999年時点で1%、2006年になっても輸出額は49億人民元で、比率は3.55%。


・2007/7/17 - ITpro
外国人ソフト開発エンジニアを適材適所で活用する

技術的に主導権を握り、「活用はするが依存しない」体制で臨まなければ失敗する。
(日経コンピュータ 2001年9月10日号 158ページより)


・2007/7/74 - Reuters
インドIT大手タタ・コンサルタンシーの4─6月期は37%増益

タタは期中に54の新規顧客を獲得した。顧客需要についてわれわれは、銀行、金融サービス、通信、小売りセクターで力強い需要が続くと予想している。


・2007/7/20 - 日経新聞
北京市、日本企業から業務受託で新拠点

名称は「望京BPOサービス基地」、3年後には50社以上の企業が入居する予定。高いコスト競争力と技術を武器に金融関連のデータ処理などの業務の受注を目指す。


2007年07月20日 14:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ブリッジSE再定義プロジェクト 2007/7/20

昨日、たまたま偶然にも異なる2箇所で、
「ブリッジSE」をきちっと再定義してはどうかと提案されました。

8月末には、オーストラリア人にもブリッジSEと日本市場のオフショアリング状況について説明しなくてはいけません。

これらはまさに、シンクロニシティ(Synchronicity)です。

それじゃ、いっちょ真面目に取り組みますか。ということは、やるべきことは以下をまとめることかしら。

 ・ブリッジSEの機能と役割
 ・ブリッジSEに求められるスキル要件、知識体系
 ・ブリッジSEに求められる資質、personality、competency
 ・ブリッジSEを使いこなす組織や上司の機能と役割

さっそく、オフショア開発サポーターズに協力を要請しよっと。

この調査にご協力いただける方は、お気軽にご連絡ください。貢献してくれた方には、「ブリッジSE」を再定義したドキュメントを無料配布します。著作権は、わが社が保有するということで。

 ブリッジSE再定義プロジェクト係 → support @ 1offshoring.com


2007年07月20日 13:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

下請け扱いする行為、ビジネスとして正当な行為 2007/7/19
優秀な外国人IT技術者を活かせない日本企業
日本企業のアジア圏への進出動機は、未だにコード製造工場であり、安価に大量生産する事のようです。そうではない考えを持っているのはまだ一部の企業に留まっていることが、そうせざるを得ない環境が問題です。とても「一緒に仕事をする」という感覚ではなく、「仕事を下請けに出す」感覚のようです。これでは、指摘や苦言を言うことができても、教育はできません。

(日本人読者)

オフショア開発を持続的に成長させたいなら、オフショア拠点を対等なビジネスパートナーとして扱うべきだ。これは、昔から使い古された格言の1つである。

では、次の行為は、中国企業を「下請け」扱いするものか。それとも、対等なビジネスパートナーとして当然の行いか。二者択一で答えなさい。

【問1】
中国オフショア拠点の管理体制は未成熟だとの前提で、中国に発注する前にプロジェクトメンバー全員の詳細プロフィールを取り寄せて精査し、過去の開発実績を根掘り葉掘り聞く。離職率などの情報を開示しない会社とは取引しない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問2】
お試しプロジェクトを時間をかけて何度も繰り返す。一人ではなく、複数のプロジェクトマネージャーを評価する。学歴詐称や過去実績の誇張表現が見つかれば、この会社とは取引しない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問3】
開発途中に抜き打ちチェックして、中国語で書かれた内部資料から、ソースコードにいたるまで詳細にチェックし、問題がある場合には、即座に改善要求を突きつける。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問4】
改善要求に手間取ったり、いろいろな理由をつけて先延ばしする会社とは取引をしない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問5】
小規模のお試し発注が成功しても、肝心の本番発注で失敗するケースが多いので、全てのモジュールでソースレビュー密度100%、ソースカバレッジ100%(C0/C1)を要求する。机上デバッグやカバレッジ測定を渋る会社とは取引をしない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い


■成功の勘所

あなたの答えを書いて、こちらまでメールしよう。

こちら → mailmag@ai-coach.com 件名:「2007/7/19クイズ」


2007年07月19日 09:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上級プログラマは必要 2007/7/19

・私は中国人で、いま日本に働いています。上級プログラマはもちろん必要だと思います。「上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる」とは重要なプログラミング能力の一つだが、全部じゃないと思います。

プログラムが短ければ、いくつのメリットがあります。

1、バッグの発生率が少なくなる
2、メンテナンスが楽になる
3、ソースレビューやテストや仕様書の製作が楽になる
4、コーディングもコメントも少なくなる

その結果はもちろん開発の効率が向上です。


↑ご意見メールありがとうございます。上級プログラマが書く短いプログラムには、たくさんメリットがありますね。あなたの過去の経験から、優れたプログラムによって、どれくらい開発効率が向上しますか。可能なら数値で教えてください。そして次は、上級プログラマの人件費と開発効率が向上する値を比べてください。出来る限り、あなたの体験に基づく数値を用いて計算するといいでしょう。ご参考までに。(幸地)

意見・感想・質問・相談等 → mailmag@ai-coach.com


2007年07月19日 09:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上級プログラマ不要論は世界の常識? 2007/7/19

前出の「上級プログラマ不要論」アンケートが盛り上がっています。
掲示板への書き込みだけではなく、個人メールにもご意見が舞い込んできます。高い関心を持っていただき、ありがとうございます。

多くの技術者は、「上級プログラマ不要論」と仰々しく書かれた文章を読むと、びっくりするかもしれません。ですが、よく考えてみると、スター不要論はプロスポーツの世界では珍しいことではありません。

例えば、米国のプロ野球(MLB)。
MLBには、現実に貧乏球団と金持ち球団が共存します。ある貧乏球団はスター選手の保有を最初からあきらめて、有能な新人発掘に全力を尽くします。そして、ある程度結果を出したら、高値で他球団に売却する。

だって、スター選手は金食い虫だし、わがままだし、そのくせチームの勝利にはほとんど貢献しないし・・・。

サッカーでもお馴染みの球団経営方針だと思います。

サッカー日本代表のオシム監督は、チームにスター選手はいらないと公言しています。トルシエ前監督は、天才プレーヤーの中村俊輔選手をW杯メンバーに召集せず、あえて地味な選手をチームに帯同させました。

視野を広げて、「上級プログラマ不要論」をこんな風にとらえてみるのと面白い発見が生まれるかもしれません。ご参考までに。

○アンケート結果を見る


2007年07月19日 09:46 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人海戦術では上級プログラマは宝の持ち腐れ 2007/7/18
上級プログラマ不要論に対して
上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人ですか?

(日本人読者)

●知人から、上級プログラマの定義について突っ込みが入った。その他、アンケート回答者からもコメントもいただいたので、まとめておこたえする。

【読者コメント】

・上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人ですか?


・現状ではスーパーPGは必要とも不要とも言えないと思います。スーパーPGは、今々のオフショアリングへの最大需要である人海戦術には不向きですしコスト的にも維持できません。


・現状では上級プログラマが大変足りないです。中国オフショア開発の中で、確かに「手が速い」のほうが多いので、上級の代わりに、日本での確認を確実にこなす「手が速い」プログラマを利用するしかないのが現状です。一つの小さいプロジェクトに一人の上級プログラマーがいれば、助かります。


・中国人も、教えるときちんとやってくれますよね。ただ違うのは、次回行くとやめてしまって、また違う人に一から教えないといけないことですが・・・


私の定義では、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人は、「手が速い」プログラマに分類される。

しかし、業務経験もなく、誰からも教わったことはないのに、何となくすらすらと独学で新しいコンセプトの作品を生み出す人物は、上級プログラマの可能性あり。極めて主観的な話なので、この辺でご勘弁を。(個人メールは歓迎)


日本向けオフショア開発では、卓越したプログラマよりも、卓越した管理者が求められる。と同時に、日本の仕事では、上級プログラマが思う存分に能力を発揮する機会がないとの現実もある。

さらに、先入観が邪魔をすることもある。「優秀な中国人IT技術者」=「わがまま」と思っている人は、上級プログラマのチーム参画を拒絶するかもしれない。中国人は、協調性に乏しく相乗効果を生み出せないと無意識に感じる日本人マネージャーは少なくない。


■成功の勘所

上級プログラマ不要論の根拠。

・人海戦術では、卓越したPGよりも卓越した管理者が求められる
・日本の仕事では、上級プログラマが能力を発揮する場がない
・「優秀な中国人IT技術者」=「わがまま」という先入観

上級プログラマ不要論に対しては、別の視点からの疑問・反論があってもいいかなーと思っている。

ご意見はこちら(1)
ご意見はこちら(2)
ご意見はこちら(3) → mailmag@ai-coach.com 宛てにメールする


2007年07月18日 17:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

久しぶりにお酒でも飲みませんか? 2007/7/18

・○○です。□□時代には、お世話になりました。
(・・・中略)
ところで、久しぶりにお酒でも飲みませんか?
最近の中国オフショア動向のお話も聞きたいと思っています。
とはいっても、幸地さんは、忙しすぎて時間が取れませんか?
もし、時間が取れるようでしたら、都合の良い日を、2、3ご連絡ください。

↑もしや、私から無料で情報を引き出そうとしてませんか?
 コンサル業者は情報が命なのに・・・。
 しょーがないなー。昔お世話になった人には頭が上がりません。
 喜んで参上します。またブイブイ言わせましょう。(幸地)


2007年07月18日 17:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

男の手料理は永遠に不滅です 2007/7/18

今日のランチは、手作りドリアです。
昨夜の残り物をさっとフライパンで炒めて、グラタン皿に敷き詰めます。

ところが、うちのオーブンは調子が悪いみたいで、どんなに時間をかけて焼いても、もちーーとも焦げ目がつきません。

仕方がないので、ちょっと不満を感じながらも、見た目は悪いが美味しい手作りドリアを食べていました。

ネットでホワイトソースの作り方を研究していると、私の不満を聞きつけた知人から、
次のような手厳しい指導を受けました。

「オーブンが悪いんじゃないと思うよ」
「焦げ目つけるには、パン粉がないといかんよ」

・・・ガーン(死語?)

そういわれると、そういう気がします。

次から気をつけます。
いわれのない文句をつけられた我が家のオーブン君、ごめんなさい。

それでも、男の手料理は永遠に不滅です。


2007年07月18日 17:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上級プログラマ不要論 2007/7/17
出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない
オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

・中国人の主張を支持する (35票)47%
・日本人の主張を支持する (25票)34%
・その他 (14票)19%

「日本人マネージャが長いスパンを視野に入れた人材育成の考え方は、日本人の工夫に強い特質を現していると思います。対照的に「ここの」中国人マネージャは単純な「拿来主義」ですね。」

(アンケート途中結果より)

詳細はこちら

雑誌や新聞・メディアでは「中国には優秀な人材が大量にいる」と連日のように報道される。ベトナムはさらに過熱気味かと。ところが、オフショア実務者が集まると、中国人プログラマは足りているが、システムエンジニア(SE)が不足していると皆が嘆く。

以下は、私の個人的な体験より。

私は、日本向けオフショア開発の現場で中国人の上級プログラマを見かけたことは一度もない。一方で、優秀なSEは何度かお見かけしたし、卓越した実績を誇る中国人プロジェクトマネージャと一緒に仕事をしたこともある。

個人的には、20代の中国人プログラマは同年代の日本人と比べて、コーディング作業は速いと思う。そのため、段階的なチェック機構を設ければ、圧倒的な人海戦術が可能となる。

ところが、こちらが舌を巻くような超人的なプログラマは存在しない。おそらく、日本向けオフショア開発では、上級プログラマが活躍する場面は極端に少ないのが原因ではなかろうか。

・・・
「だからどうした?」との反論もありそうだが、あくまでも私の体験からそう感じたので。


■成功の勘所

一般論として「中国には優秀な人材が大量にいる」と言われるが、あなたの実感はどうだろうか。オフショア開発では、上級プログラマ不要論(*)を唱える人が少なくないが、あなたはどう思うか。

◆上級プログラマは不要
◆上級プログラマは必要
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年07月25日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年07月17日 23:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

お話をお伺いしに参上したいと思います 2007/7/17

・中国のオフショアについて勉強しています。宜しくお願い致します。もし機会がございましたら、中国オフショアの詳細についてお話をお伺いしに参上したいと思います。

(日本人読者)

↑普段は、東京は日本橋のオフィスにいるので、お気軽にお越しください。貴社の悩みや 課題を事前に整理していただけると、有意義に話し合いが進められます。(幸地)


2007年07月17日 23:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

あなたは技術出身ですか? 2007/7/17

いわゆる手が速いプログラマと上級プログラマ(スーパープログラマ)は質的に異なる存在です。前者はわんさかいますが、後者はレアメタル並みの希少価値。

私は"自称"優秀なプログラマでしたが、明らかに前者のタイプでした。でも正直に告白すると、抜群に仕事が速いというよりは、器用なタイプといったほうが正確でしょう。

SunOS → Solaris
MS-DOS → Windows3.1 → 95 → ・・・
C言語 → C++
手続き型 → オブジェクト指向
nifty → モザイク → netscape → IE

私が活躍した時代は、たまたま↑のような変革がおきていました。私と同年代の人は、この情報だけで私が育った開発環境がおおよそ理解できるでしょう(^^;)。

私が技術の世界に飛び込んだ瞬間から、業務で複数のOSを触り、英語キーボードと日本語キーボードを自在に操り、先輩と一緒にオブジェクト指向勉強会を共催しながら、UNIXサーバやノーツDBの管理人をやっていました。

Solaris上で品質保証したモジュールをWindowsに移植してDLL化する、自作のWebサーバー/クライアントを組んで自作のモジュールをWeb化する(Apacheがない時代の話)・・・、なども日常茶飯事。

さらに、研究の成果をまとめて特許を申請する、加えて毎年数本の論文を書く。たまに英語で学会発表する。お勉強好きの私は、喜びを感じながら特許や論文作成に励んでいました。

大学院修了後に精密機器メーカーの研究所に就職したこともあり、社会人1年目から潤沢な研究予算に恵まれて、幸せなソフト技術者の生活を満喫していました。

いまさらながら、メーカー出身でよかったなーと思う点が2つあります。

1点目は、前述したように、多様な開発環境下で自由に学べたこと。
2点目は、新人のころから、徹底的に品質保証(QA)の概念とプロセスを叩き込まれたことです。

当時は、石橋をたたいてもなお渡らないメーカー研究所の品質保証に対して嫌気がさしていました。

・そこまでテストデータを増やさなくてもいいでしょ
・カバレッジ100%やっても、無駄じゃないですか
・本当に全員のソースを机上デバックするのですか
・段階的なαレビュー/βレビュー(社内用語)・・・もう飽きた

でもね、これが今の自分を支える強靭な土台になっています。研究所とシステムインテグレーションの受託開発では、品質保証の手続きやツールは全く異なりますが、品質保証の概念やマネジメント思想は普遍なんです。


たまーに、「幸地さんは技術出身ですか?」とふざけた質問をぶつける輩がいます。

まるで技術出身じゃないとオフショアを語る資格はない、みたいな雰囲気で私の知識レベルを試そうとする姿勢。一瞬むっとしますが、その気持ちは十分に理解できます。

プログラマ出身じゃないとブリッジSEにはなれないという意見には、それなりに同意できますし、技術者の発想や悩みを理解するには、技術者としての経験がものをいいますから。


私が主宰するオフショア大學では、教科書でも学べる基本的なプロジェクトマネジメントの知識体系に加えて、独自に体系化したオフショア開発コーディネーターの理論を学び、さらに、それらを現場で生かす実践力を鍛えます。

当社のオフショアリング支援活動は、私がメーカ研究所で享受した多様性と世界トップクラスの品質保証の仕組みから学んだマネジメント経験が土台となっています。

こんなバックグランドを持つ私ですが、今後ともよろしくお願いします。


2007年07月17日 23:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/13)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/6 - ITmedia
知財の常識が通用しない世界

模倣品や海賊版があふれる中国。中には購入者が危険な目に遭う粗悪品もある。知財をめぐり二極化する世界で、トラブルは増え続けている。


・2007/7/6 - 山陽新聞
岡山県内のIT関連会社 ベトナム企業と業務提携広がる

「仏教徒が大半を占め、宗教や文化的な壁が低いうえ、親日的で仕事はやりやすい」と同社。技術力はアジアのIT大国として知られるインドなどにはまだ及ばないため、現地に社員1~2人を駐在させ品質管理を行っている。


・2007/7/9 - ITmedia, @IT
オフショアリング2.0――インドの次に来るのは?

http://www.atmarkit.co.jp/news/200707/09/eweek.html

先週も紹介した米国からのレポートです。


・2007/7/10 - 日中経済通信
中国のソフト開発、インド抜くにはまだ困難 IDCが調査

ソフトウェア開発とはある種成熟したアウトソーシングであり、この分野でインドはまだ優位にある。IT市場、特にソフトウェア市場では、中国はさらに規則や制度を整えこれを保護していく必要がある。


・2007/7/10 - @IT
「ダイナミックな企業変化に追随するITを」、アクセンチュア社長

単にオフショア開発を進めるのではなく、オフショア間での相乗効果などを活用していかなければ、多極化の時代は生き残れない。


・2007/7/11 - ITpro
「15人月で500万円」、海外旅行のコミュニティ・サイトをオフショア開発

想像以上に中国エンジニアのスキルは高い。日本語は不自由なく使えるし、頼んでなくてもシステムの改善提案を持ってくる。作業スピードも早く、翌日には何らかの反応がある。


・2007/7/12 - Computerworld.jp
国別IT競争力ランキング、日本は2位に

IT産業が急成長しているインドは46位、オフショアリング先として注目されている中国は49位だった。インドと中国は、知的財産保護の遅れや、1人当たりのPC保有率の低さ、調査・研究への投資不足が原因で、比較的低い順位になった。


2007年07月13日 16:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

朝から偽装饅頭報道 2007/7/13

今朝の民放TV番組を観ていたら、北京で段ボールを材料に小龍包を作っていた業者が摘発された事件で盛り上がっていました。

チャンネルを替えてもあちこちでおなじ場面が繰り返し報道されていました。
食品偽装は人の命に直接関わる重大な問題なので、世間の関心も高いようです。

こうしたニュースが報道されると、中国出張を繰り返すビジネスパーソンのご家族や親御さんが心配するようです。


ある独身の若手技術者は、母親から携帯メールが届いたそうな。

「中国製の○○は体によくないらしいが、あんたは大丈夫だね」

本人がっくり落ち込んでいました。

オフショア開発を指揮する責任者は、プロジェクト運営上の技術課題だけではなく、メンバーの心身状態にも気を配らなくてはいけません。

特に最近の若手社員の場合は、ご家族やご両親からの問い合わせや苦情が増える傾向があるそうです。中には、いわゆる「逆切れ」苦情もあったりして。

「うちの子は、アレルギー体質なので中国出張は行かせません」
「うちの子の帰宅が毎晩遅いのは、時差のある中国と仕事をしてる
 からだ。けしからん。配置転換せよ!」
「社員食堂では中国製の食材を出さないでください」

・・・架空の苦情を書き出してみました。
現実にはそこまでひどくはないのかな?


2007年07月13日 16:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

教育熱心と人材育成は別物 2007/7/12
出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない

オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

・中国人の主張を支持する (17票)53%
・日本人の主張を支持する (6票)19%
・その他 (9票)28%

「当然中国人マネージャーを指示する。理由:論理的に説明すると、100行程度必要だが、一言でいえば、中国だから。」

(アンケート途中結果より)

もし人材が無尽蔵にいて、初心者が一人前に育つ環境やシステムが充実しているのであれば、わざわざ仕事を通じて技術者を養成する必要はあるまい。米国の大リーグ(MLB)は、この発想だと思う。

中国社会の教育熱心さは疑う余地はない。ところが、経営者や企業幹部の人材育成に対する考え方は、日本人の価値観とは大きく異なるようだ。

かつて、東京で会社を興した中国人社長が、日本人従業員に語ったセリフが今でも印象に残っている。

「性格の良し悪しで従業員を判断してはいけません」

「後もう少し頑張れば出来るようになるのに・・・という従業員がいたら、遠慮なく切ってください」

日本と中国、そしてベトナムやインドも含めて、それぞれ人材に対する価値観が違うようだ。当然ながら、国や文化・宗教によって、人間の命の値段も異なる。


■成功の勘所

下記の設問の「出来る人」とは中国人技術者であり、あくまでも中国大陸からの人材調達を念頭においている。もし、私の故郷沖縄で「出来る人」だけ採用します!と宣言したら、良識を疑われてしまうだろう。

また、一般には、ホームランバッターを揃えた野球チームが必ずしも優勝するとは限らない。その理由はなぜ?あなたにとってのオフショア開発で通用する「出来る人」とは?


2007年07月12日 14:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

my portfolio再構成 2007/7/12

今週、海外ファンドで構成されるポートフォリオを再構築しました。
まず、中国株をはずして、□□□系のequity fundsを投入。

ただし、中国を含むアジア全体の経済成長には期待しているので、中国株の代わりに中国+アジアの□□□で構成されるファンドを追加してみました。

あとは半年から1年はほったらかしです。


2007年07月12日 14:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない 2007/7/11
オフショア開発の成功の秘訣
「できる人材を使うこと」が肝要です。

(中国人マネージャー)

●関西地方で活躍する中国人マネージャーからのお便りより。


私のやり方では、まず、仕事の重心と役割をはっきりして、できる人材を選んで開発を進めます。仕事に耐えうる人を適性適材に使えば、本人に対してプレッシャーも少なく、一番親切なやり方だと思います。できない人にプレッシャーを掛けると、本人がかわいそうです。うつ病になる可能性も高いので、本人の将来のためにも開発責任者が注意すべきです。

 ・・・省略


誤解を招きそうな上記の表現だが、私なりに要約する。


人材育成は専門の教育機関に任せる。開発責任者は、できる人だけを選抜してプロジェクトチームを構成すべき。つまり、役割分担が重要。とはいっても、オフショア開発プロジェクトで必要とされる人材要件は、さほど高レベルではない。オフショア開発プロジェクトでは、OJTが必要な人は最初から排除して、チームは開発業務に特化すべきである。(文責:幸地)


いろんな意味で面白い主張である。ちなみに、ご意見メールには、プロジェクトに必要な「できる人」のスキル要件が箇条書きされていて、こちらも実に興味深い。


■成功の勘所

【演習問題】

オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

(※今日の記事全体を通して判断してください)

◆中国人の主張を支持する
◆日本人の主張を支持する
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年07月19日23時00分
協力: クリックアンケート


2007年07月11日 15:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

鋭意準備中ですわ 2007/7/11

明日から、久しぶりの中国オフショア開発実践セミナーです。
また、週末からオフショア大學第2期もスタートします。

事務局からの案内が遅れていますが、申込者は全員合格です。
おめでとうございます。

連日残業続きで、オフショア大學受講の時間が取れない、残念です!
とのご意見もいくつかいただいています。もったいないですが、
こればかりは、どうしようもありません。

諸々準備中です。


2007年07月11日 15:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

対立解消のプロセスに当事者に深く関与させる作戦 2007/7/10
【演習問題】品質に対する考え方で対立した二人

あなたの周りで、日本人と中国人が対立した。対立の原因は、品質に対する見解の相違である。どんな局面でも前工程での品質作りこみ重視すべきだとする日本人、時には人海戦術による品質検査が合理的だと主張する中国人。

この日本人と中国人は一緒に働いたことがなく、今後も利害関係はないと仮定する。あなたが二人の共通の友人なら、どうやってこの対立をおさめるか。

・参考:本誌バックナンバー 第676号

●先週出題した演習問題に対して、5件の回答が寄せられた。その
うちの1つを紹介する。


・日本人に対しては□□□、中国人に対しては△△△と質問します。そして、その2点について二人に議論させます。(日本人Mさん)


対立解消のプロセスに当事者に深く関与させる作戦である。両者に共通の利益目標があって、二人がよりよい関係を築きたいという意思を持っていれば、最も効果的な方法だと思う。演習問題の前提条件として、対立する二人に特別な利害関係はないとあることを思い出そう。もし、対立する当事者が、互いに相手を「どうでもよい人間」だと思っている場合には、二人に議論させる方法は有効だろうか。

また、下手に第三者が介入すると、かえって泥沼化する可能性もある。相変わらず、この手の問題解決はやっかいだ。さらに、どちらか一方が外国人嫌いだと、まともな会話が成立しない可能性もある。

「オフショア抵抗勢力」v.s「日本出張時に嫌な思いをした中国人」


■成功の勘所

日本人Mさんのアイデアに便乗して、新しい解決策を考えよう。あなたなら、品質問題で対立する日本人と中国人に対して、どのようなテーマで議論させるだろうか。

・日本人に対しては□□□、中国人に対しては△△△と質問します。
そして、その2点について二人に議論させます。

上記の□□□と△△△に当てはまる質問文を考えてみよう。
(文字数制限なし)


2007年07月10日 18:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

【練習問題】品質に対する考え方で対立した二人 2007/7/10

・相手との今後どう付き合うかと、その商品がどれくらいの重要度があるかの2点が戦略決定の時の最大の選択肢です。

(1)相手とは、今後付き合う可能性もあり、なおかつオーダーが、重要度の低いもの、極論するとどうでも良いものなら、自社あるいは自分の、勉強代として相手のペースで乗る。成り行きでやってしまう。保険としては、前工程のチェックを、自社の金・人でいざという時にも備えておく。

(日本人Tさん)


→いつも、実務経験に即した具体的で、戦略性に富み、しかも長文の回答メールを書いて くれるTさん、ありがとうございます。(幸地)


2007年07月10日 17:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発勉強会の新企画、悩んでいます 2007/7/10

そろそろ、今月のオフショア開発勉強会のテーマを決めなきゃいけません。どうしましょう。

これまでのオフショア開発勉強会は、講演80%、質疑応答20%のペース配分でした。

今月は新しい取り組みとして、講演50%以下、演習時間50%以上にしてみようかしら。Kさんからのアドバイスを参考にしつつ。


2007年07月10日 17:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/6)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/6/29 - INTELSOFT
『なぜあなたはタダでオフショア開発しないのですか?』キャンペーン

日本の新規顧客限定で3人月の完全無料提供と完全成功報酬型のパイロットプロジェクトの募集を発表。


・2007/7/3 - Computerworld.jp
インドのソフト/サービス輸出額、2007年度は400億ドル突破の見通し

2006年度は前年比33%増の313億ドルを記録。インドIT業界の雇用は、大規模なオフショアのソフトウェア開発やBPO運営関連の雇用によるスタッフ約600万人を除くと160万人(今年3月31日現在)程度となる。


・2007/7/3 - 平成19年度版情報通信白書
ユビキタスネットワークがGDPを1%引き上げ、しかし国際競争力は

日本のソフトウェアのオフショア開発の規模は2005年で636億円、2010年には約2000億円に達する見通しとなっている。オフショア開発の相手先は、日本の場合は中国が約80%、米国はインドで約95%となっており、日本が重視するのは言語とコスト、米国は技術力を重視する傾向がある。


・2007/7/4 - Tech On! (会員登録)
ソフト開発の海外事情について

ソフトウエアの海外事情というと,とかくインド・中国のオフショアの話ばかりが注目を集めますが,より本質的なのはインド・中国が今後どこまで伸びてくるかではなく,彼らを使う側にある欧米の企業が,今何を考え,どういう取り組みをしているかを知ることでしょう。


・2007/7/4 - FujiSankei Business i
中国初のソフト産業促進条例 江蘇省

ソフトウエア産業の育成に向けて中国初となる同産業の地域条例「江蘇省ソフトウエア産業促進条例」が7月1日に施行された。

・2007/7/3 - 日経ネット
2006年度のインドIT産業売上高、30.7%増

2006年度の売上高が前年度比30.7%増の396億ドルに拡大。ソフトとITサービスの輸出額は同33%増の314億ドルに達した。2006年度末の業界人員は前年度末比30万人多い160万人に膨らんだ。


・2007/7/4 - CNET Japan
中国、オフショア開発でインドを追い抜くか?--IDCが予測

IDCは、グローバルデリバリー向けのオフショア先として、2011年には中国の都市がインドを追い越すだろうと見ている。


・2007/7/5 - Computerworld.jp
Open ALMは開発環境の“見える化”を実現する

近年は、開発チームの大規模化が一段と進み、開発拠点も分散し、オフショア開発もさかんに行われるようになるなど、ライフサイクル全体の管理はさらに困難なものになってきている。


・2007/7/5 - 沖縄タイムス
ITプロ育成へ初の民間型事業

県内の情報通信関連企業で構成する沖縄IT人材育成協議会のITプロフェッショナル人材育成講座(略称ITOP)が4日、沖縄産業支援センターで開講した。従来型の講座は行政主導で実施されてきたが、同協議会による民間主導の人材育成事業は初めて。

 ↑本誌発行人も開校式に出席しました。


2007年07月06日 12:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

生涯初ウミヘビ 2007/7/6

沖縄出張最終日。
今朝10:40の便で東京に戻ります。

いやー、昨日は、10年ぶりに海水浴ではしゃぎまわりました。
北谷サンセットビーチはシュノーケル禁止なんですね。

10分間くらいは立ち泳ぎできるはずですが、準備不十分なので、途中で足が痙攣するかもしれません。残念ですが、海底に足が届く範囲内で魚を追っていました。

1回1時間、休憩を挟んで合計2本泳ぎました。

何と、生まれて初めて「ウミヘビ(海蛇)」に遭遇しました。同行者は、紐かなんかと見間違いじゃないか?と笑っていましたが、あれは紛れもなく生き物です。

うどんに近いチューブ型で、沖縄そばのように少し平らな感じ。
白地に黒線の縞模様。
縦方向にくねくねと泳いでいました。

帰宅後、早速インターネットでウミヘビを検索。
すると、うみへびの写真が多数見つかりました。

ビンゴです。

私が見た生物は、紛れもなくウミヘビです!!
昨日は、ビビッて、すぐにウミヘビ遭遇場所から逃げましたが、今夏は、あと3回沖縄出張する予定です。

また、ウミヘビを探すぞー。

親に聞いたら、たまに浅瀬のビーチにウミヘビが顔を出すことがあるそうな。
朝からウミヘビとハブの話題で盛り上がりました。


2007年07月06日 12:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

対立相手を悪人にせず、他要因に転嫁する 2007/7/5
【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する
Q.あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。

日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。

A.メルマガの事例は次元が低すぎます(中国人/Aさん)

●上記の練習問題に関連して、さらに複数のご意見メールが届いた。
昨日につづき、1つ紹介する。


・Aさんは何かを否定しようとしているが、文字だけではその気持ちは分かるどころか別の気持ちを表しているかもしれません。日本語を自在にあやつる人ほど気付きにくいことです。日中の交流にも同じ現象があるではないかと思います。

(中国人/Cさん)


本誌バックナンバー 第675号


メルマガ執筆を4年近く続けていると、当方の意図が読み手に十分に伝わらないケースはいくらでもあった。もちろん、読み手が正確に理解したうえでの疑問・反論・批判もあった。メルマガですら対立を生む。ということは、オフショア開発の現場では、比べ物にならないくらいの無数の生まれて、そして消えていく。

人が対立する原因は「認知」の違いで説明できる。同じ練習問題が出題されても、人間の脳は「認知」によって解釈を変えて、さまざまな反応を示す。認知とは、自分にとって都合よく物事を解釈するプロセスである。

仮に、私と(メルマガは次元が低いと非難した)中国人Aさんが一緒に仕事をせざるを得ないとする。このとき、円滑に仕事を進めるために、私はAさんの「見切り発車」しやすく「対決型」に持ち込みやすい認知の傾向を、Aさんの個人的な性格の問題ではなく、日本と中国の文化的相違に起因すると考える。

「Aさんは悪人ではない。単に日中の文化が違うだけなんだ」

このような認知プロセスを経て、自分を納得させる。


■成功の勘所

【演習問題】

あなたの周りで、日本人と中国人が対立した。対立の原因は、品質に対する見解の相違である。どんな局面でも前工程での品質作りこみ重視すべきだとする日本人、時には人海戦術による品質検査が合理的だと主張する中国人。

この日本人と中国人は一緒に働いたことがなく、今後も利害関係はないと仮定する。あなたが二人の共通の友人なら、どのやってこの対立をおさめるか。


2007年07月05日 17:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

事務局うれしい悲鳴 2007/7/5

昨日(7/4)は、アメリカの独立記念日。ここオキナワでは、カーニバルの季節です。今年はどうだったかな。

琉球大学の同僚先生は、領事館のパーティーに潜り込みたいと意気込んでいました。盛り上がっていますねー。

私はというと、いつもと同じようなスケジュール。昨夜は、軽めの夕食をとって、仕事してさっさと床につきました。

沖縄では毎朝4時起床の健康優良児。朝は東京の方が明るいです。日本列島は南北に長く伸びていますが、東西の幅もでかいなーと実感しました。

当社の事務処理は1000km近く離れた、西日本某所にBPOしています。(郵便物の消印を見れば分かります)

オフショア大學入学の手続きに始まり、プレミアム版メルマガ購読契約の更新作業、無料レポート閲覧者のリスト更新作業、メルマガ広告の取次ぎ、Webサイト更新、日刊ベトナムタイムズの更新作業など、ありとあらゆる業務をお願いしています。

近頃の事務局は、作業過多でアップアップ状態になっている模様^^;
互いに嬉しい悲鳴ですが、そのため沖縄出張中も、早朝5時からスカイプミーティングにあけくれています。

私からの要求は厳しいので、サービス品質については一切の妥協は許しません。その代わり、なにか問題があれば、スピードを落としてもいいので、丁寧に作業するよう指示しています。

あれもこれも要求は無理なので、優先度を確認するコミュニケーションには相当な時間を割いています。ですので、早朝のスカイプミーティングでは、

「この仕事は□□の後に始めます。3日後までに完成すればよい」
「□□は他の業務をとめてでも午前中に処理しなさい」

等と明確な指示を出すよう心がけています。

うちの事務局は完全なる裏方的存在ですが、文句一つ言わず淡々とBPO業務をこなします。だからこそ、気づかぬうちに、疲弊して潰れそうになるのかな。

ですので、たまには、事務局に応援メールを出してあげてくださいね。

オフショア開発フォーラム事務局 <support@1offshoring.com>


2007年07月05日 16:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

同じ問いかけでも対照的な2つの反応 2007/7/4
【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する
 あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。

(本誌発行人)

昨日の練習問題に対して、対照的な読者メールが2通届いた。


・メルマガの事例は次元が低すぎます(中国人/Aさん)


・「コミュニケーション強化」のことで、自分の実体験と考えを申し上げたいと思います。・・・ 解決策とは言えないかもしれないですが、ご参考までになれば、嬉しい限りです。出題された練習問題のような具体的な例があると、検討しやすくなります。(中国人/Bさん)

本誌バックナンバー 第674号
http://www.ai-coach.com/backno/cip0674.html


前者のメールについて。人格攻撃メールは即ゴミ箱行きだが、記事に対する純粋なご批判あれば、真摯に受け止めるよう心がけている。

メルマガで取り上げる事例の「次元」の高低は、結局のところ読み手が決定するしかないと考えている。そこで、Aさんへは、次のような返事を出した。「次元の高低を判定するあなたの基準を教えてください」と。どのような判定基準なのか、興味津々である。

後者のメールについて。Aさんとは対照的に、Bさんは与えられた練習課題に正面から取り組んだ。私が主宰するオフショア大學では、入学後すぐに「事実・体験」と「意見・~べき論」を分けて考えよと叩き込まれる。

Bさんは、自分の体験に基づき、曖昧なコミュニケーションの原因を整理して、実際にやったことのある複数の対策を紹介してくれた。オフショア大學でも通用する論理展開であった。詳細な回答をいただいたので、こちらも詳細なコメントを返信した。


■成功の勘所

練習問題「日本人の曖昧なQ&Aを改善する」に挑戦しよう。教科書のような模範解答ではなく、あなたの体験に基づいて回答の流れを構築しなさい。

もし「時間をかけてしっかりQ&Aをレビューする」と回答したいのなら、レビューの標準時間、レビュー観点、レビュー方法等を、過去の体験を思い出しながら具体的に記述しなさい。


2007年07月04日 10:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

打率3割バッターでも平凡 2007/7/4

難しい概念を難しく説明するのは簡単です。さらに、簡単な(低次元?)内容を難しく(高次元っぽく)説明することだってできます。

前者の典型例は、要件定義書、大学の授業。
後者の典型例は、政治家の発言。

小さいころは、家族でよくプロ野球のTV中継を観ていました。当時から、解説者によって面白さは全く違うなー、と感じていました。

難しく解説するコツの1つは、「確率論」の多用です。まれに「確率」という道具を上手に使いこなす解説者もいますが、大半のプロ野球解説者は確率論を間違って使用しています。


【よくあるプロ野球解説者の言葉】

 「ここは、外角低めの変化球が打たれる確率は低い」

 といった舌の根も乾かぬうちに、

 「この緊迫した局面では、気持ちの勝負ですから」

 などと言う。(おいおい、結局は精神論ですか~)


両方とも正しい見解だと思うのですが、視聴者の私は思わず苦笑いしてしまいます。

やはり、道具として確率を利用するなら、高い・低い、ではなく、数値で示して欲しいのです。(数学科出身の私としては^^;)

というのも、確率50%を高いと感じる人もいれば、確率70%でも低いと感じる人がいるかもしれません。

極論かもしれませんが、プロ野球解説者が使う「確率」は、従来型の勘・経験・度胸(KKD)に基づく主観的なご意見に過ぎません。

その理由は、プロ野球解説者の多くは「条件付き確率」を理解していないからだと思います。当然ながら、確率分布についても、理解しているとは思えません。

例えば「打率3割」と聞くと、野球をかじったことのある人なら、反射的に好成績だと思うはずです。

ところが、これが少年野球の成績なら、「打率3割」なんて並みの数字かもしれません。きっと、傑出した成績ではないはず。

この場合は、「打率3割」を他の選手と比較することが第一歩。他の選手も打率3割以上なら、この選手の成績は最低ランクです。

もう少し頭をひねると、野球選手の打率が確率分布するのかを調べてみるのも面白いでしょう。もし、打率が正規分布に従うと仮定すれば、受験勉強でお馴染みの「標準偏差」や「偏差値」が道具として使えます。


プロ野球解説者がそこまで考えた上で「確率論」を使っているかというと、はなはだ疑問です。

ですが、あえて名誉のためにフォローすると、プロ野球解説者の勘・経験・度胸(KKD)による判断はそれなりに正しいと思われます。

元一流プレーヤーのプロ野球解説者たちは、TV的には、それらしく映るし、実際に素人の何倍も鋭い指摘が飛び出します。

「おお、さすがは落合(現中日ドラゴンズ監督)」

と脱帽させられたこともしばしば。

ここで言いたいのは、野球解説者が語る確率論は、ほとんどの場合は数学的に意味がないということ。


最後のまとめとして。

「中国は品質が悪い」というセリフをよく耳にしますが、確率分布に基づく数値データを示さない限り、説得力はありません。

「わが社は、きちんとマネジメントしています」も同様です。

気のおけない仲間同士の会話なら何でもOKですが、正式なビジネスでは「あうんの呼吸」的な評価・批判は通用しません。

仕事で相手を評価することが多い人は、自分の胸に手を当てて、これまでの発言をよく振り返ってください。


2007年07月04日 10:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本人の曖昧なQ&Aを改善する第一歩 2007/7/3
日本側の観点、意見などは、非常に良い参考になります!
幸地司様 いつもお世話になっております。□□です。

ご案内いただいた□□リポートを読みました。参考になって、非常にいい勉強になりました。心から感謝しております。

・・・

オフショア開発の歴史は、それほど長くないので、これからどんどん経験を積んでいくことで、中国のビジネス習慣ややり方などを理解した上でコミュニケーションを強化することで、何とかうまく進めることになるでしょう。品質意識、納期意識もコミュニケーション強化により、解決できると思います。 ・・・

(中国人読者)

先日、私の記事を読んだ中国人読者から、コミュニケーションを強化した結果、オフショア開発の諸問題が解決されたとのお便りが届いた。

文字で「コミュニケーション強化」と書くと漠然とした印象を受けるかもしれない。だが、プロジェクトの最前線では、各社とも工夫に満ち溢れている。練習問題として、コミュニケーション強化による問題解決の事例を1つ扱ってみたい。

【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する

あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。
日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。


あなたなら、どのような解決策を打ち出すか。一緒に考えよう。開発現場でよく見かける代表的な答えを2つ列挙する。

・質問には必ずYes/Noで答えるとルール化する
・Q&Aの制限時間を過ぎたら、中国側の主張が承認されたとみなす

現実には、上記対策が機能する組織と全く機能しない組織がある。その差はどこから生じるのだろうか。なぜ、一見、非の打ち所のない対策なのに、あなたの組織では状況が改善されないのだろうか。


■成功の勘所

問題解決の第一歩は、なぜ、日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすのか、それがオフショア開発の現場でそれがどのような対立を生むのかの根本的な要因を特定すること。そして、次に問題解決につながる状況要件を見極める。

優れた医者は処方箋を出す前に十分に時間をかけて患者を診断する。そして、患者の体質にあった適切な薬を処方する。ヤブ医者は、患者の症状をよく観察せず、誤った処方箋を平気で出す。


2007年07月03日 15:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

レタス油炒め主義 2007/7/3

今日も沖縄県の実家からメルマガを配信します。午後は、県と国が進める沖縄IT津梁パーク関連のミーティングに出席。

今週は時間たっぷりな沖縄出張です。明日は久しぶりにボディーボードに挑戦します。

今朝の朝食は、マグカップいっぱいに注がれたシアトル臭いコーヒーと山盛りのこんがりトースト、そして、レタスとハムの油炒め。

うちの母親は、なぜかレタスを油で炒めます。いわゆるレタスちゃんぷるー状態。中国と共通する食文化ですね。

シアトル臭いコーヒーは、あめりかーになった妹のセレクションです。

朝食後に自家製よもぎ茶の試飲を勧められましたが、丁重にお断りしました。うっちん+よもぎのお茶です。まずくて、きっと飲めません。ふーちばーじゅーしーにしたら、食べるのに。

すると、太平洋戦争後の貧しい時代に、よもぎ茶を飲んで胃の調子を整えた昔話が続きました。

食卓の話題は、いつも健康ネタにはじまり、庭の草木について、親戚縁者の近況報告、政治・経済、スポーツ・TVに至るまで、ネタが尽きることはありません。


2007年07月03日 14:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

部下は万が一に備えて休日出勤、上司はのんびりお休み 2007/7/2
休日出勤の中国リームリーダー
来日した中国ベンダ所属の開発リーダーが万が一に備えて休日出勤しました。結局、何も不具合はなかったので取り越し苦労となりました、とても感動しました。

(東京/オフショア大學修了生)

オフショア大學第1期生の日記(mixi)ネタより。

・自主的に休日出社した出張中の中国人リーダーの態度に感動した

・ところが、上司にあたる中国人プロマネは休日出勤せず

・中国人プロマネこそ、自主的に休日出勤して緊急事態に備えるべきだと思う

・やる気なし、納期守らずの中国人プロマネに嫌気がさした

・どうやら、この中国人プロマネは、意に反しえ別プロジェクトから急遽このプロジェクトに投入されてたらしい

・そのためにモチベーションがあがらず、部長クラスの本来の能力を発揮できていないのではないか、と分析している


■成功の勘所

在日経験が豊かなブリッジSEと大陸系中国人の文化的相違は無視できない。問題解決の糸口だが、トラブルの原因を個人的な性格に起因するものと、文化的相違に起因するものに大別するとよいだろう。

プロマネのモチベーションが低下した原因が、中国人固有の面子へのこだわりとすれば、第三者が介入することで事態を改善する妙案がある。さほど難しい課題ではないので、自分でよく考えてみよう。


2007年07月02日 14:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

激しい感情を伴う対立構造を解決する 2007/7/2

今週も沖縄出張です。今朝6:55の便で羽田空港を発ちました。

地元では「教科書検定問題」が連日のように報道されています。沖縄戦では日本軍による集団自決の強制・強要は認められないとする文科省の見解が地元で波紋を広げています。

極論ですが、この問題は歴史家が判断すればよいので、あえてビジネスシーンで話題にする必要はありません。

ここでは、集団対立の原因を分析して、有効な解決策を打ち出す事例研究の題材として取り上げたいと思います。

もし、オフショア大學でこの問題をケース学習として出題するなら、社保庁の年金記録問題と比較して考えさせます。あるいは、北海道の食肉偽装事件との比較も面白い。


【よくある対立構造1】「年金記録の紛失は、官僚らの責任である」として、自らの責任は否定する歴代の厚生労働大臣への見解の違い。
官僚だけが悪い v.s 歴代の厚生労働大臣にも責任あり


【よくある対立構造2】「食肉偽装事件を起こしたミートホープの社長は最悪だ」として、解雇された従業員に同情する人々への見解の違い。
社長が悪い&従業員かわいそう v.s 従業員だって同罪だ


【教科書問題の対立構造】
日本軍が集団自決を強制・強要した v.s 一部の日本兵が暴走した


オフショア開発コーディネータ(オフショアリング・リーダ)は、このような微妙な問題解決の責任を負います。

あまりにも激しい感情を伴う状況では、「逃げる」や「問題棚上げ」も選択可能な解決策かもしれません。


2007年07月02日 14:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/6/29)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/6/22 - ITmedia NEWS
「安さより優秀さ」 情報シス開発、中国シフト加速

かつては日本の3分の1程度とされたが、中国での開発コストは日本の8割前後にまで高まったとされる。そのため、ベトナムやインドなどに新たな委託先を探る動きも出ている。


・2007/6/22 - NEWS China / 新華社
大連市、グローバルソフト・アウトソーシング都市目標を確立

一部先進国の金融業務アウトソーシングへの参入をスタートさせており、大連アウトソーシングサービス業のターゲット市場は、日本市場だけという状態から、徐々に多様化の方向に向かっている。


・2007/6/22 - @IT
アメリカ人ITエンジニアもいなくなる?

オフショアへの対応という点では、アメリカ人も日本人もかなり似た立場と思考にあるのではないかと感じた。ポジティブな攻めの姿勢のキャリア観が必要だ。


・2007/6/23 - 豊田直幸ブログ
中国海外ソフトウェア受託企業ベスト25

東軟集団有限公司
浙大網新科技股(イ分)有限公司
海輝軟件(国際)集団
大連華信計算機技術有限公司
中軟国際有限公司

柯莱特信息系統有限公司
博彦科技集団
文思創新軟件技術有限公司
日電卓越軟件科技(北京)有限公司
漢略(上海)信息技術有限公司

上海中和軟件有限公司
上海微創軟件有限公司
北京軟通動力信息技術有限公司
大宇宙信息創造(中国)有限公司
福建富士通信息軟件有限公司

神州数(石馬)通用軟件有限公司
上海菱威深信息技術有限公司
上海菱通軟件技術有限公司
南京富士通南大軟件技術有限公司
音泰思計算機技術(成都)有限公司

北京索浪計算機有限公司
賽仕軟件研究開発(北京)有限公司
重慶正大軟件(集団)有限公司
北京尖峰計算機系統有限公司
無錫華夏計算機技術有限公司


・2007/6/24 - 日経新聞
NTTデータなど情報各社、中国へ開発委託加速

NTTデータは2010年3月期までに中国への発注額を前期の3倍近くの 100億円以上にする。野村総合研究所も6割増の200億円程度に増やす。


・2007/6/25 - 日経新聞
中国東北地方でソフト産業連携・参加企業、2000社以上に

中国遼寧省、黒竜江省、吉林省のソフトウエア企業などが連携して「東北ソフトウエア・情報サービス連盟」を結成した。参加企業数は2000社以上に達する。


・2007/6/25 - NEWS China
「中国ソフト業界の最大難関は人材問題」マッキンゼー

中国はソフトウェア初級レベルの人材は多数有しているが、言語技能やサービス技能など「ハード技能」、および実践能力や問題解決能力、プロジェクト管理技能などの「ソフト技能」などにおいては、先進外注地区との格差がみられるという。


・2007/6/26 - NEWS China
寧波市、アウトソーシング市場支持へ優遇政策を制定

寧波市は、年間業務量が8000万ドル以上に上る欧米企業向けのソフトウェアアウトソーシング業務プロジェクトの契約に調印したばかり。3-5年後には、2000人以上の人材を擁し、ソフトウェアアウトソーシングを業務とする実力のある合弁会社の設立を目指す。


・2007/6/26 - ITpro
日本企業のグローバル化がITベンダーの勢力図を塗り替える

海外現地法人の情報システム担当者に会うと,日系ITベンダーへの失望感がにじむ一言をしばしば耳にする。


2007年06月29日 11:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

地に足をつけた立派な活動 2007/6/29

今週、ベトナム株投資で成功した友人を招いてセミナーを主催しました。参加者の一人から、資金に余裕がないので、今は投資できませんと相談を受けました。

おっしゃる通りかもしれませんが、何かやらねば!との焦りがひしひしと感じられました。

時間がかかるかもしれませんが、まずは、自分の棚卸しからスタートしてはいかがでしょうか。

一般論として言わせていただくと、余裕のない人こそ、投資を始めるべきです。複利投資の威力を侮ってはいけません。

日本だけが異常な低金利ですが、世界標準の運用利回りは年率□%です。
最低でも□%、積極的にいけば□%。平均的に□%。(年利7%で複利投資すれば、10年で元本2倍)

最近は胡散臭い「金儲け」スパムメールが山のように舞い込んでくるので、全ての投資活動を否定する人もいます。新興国投資などせず、地に足をつけた起業活動をしたいという方もいらっしゃいます。

ですが、私にとっては、起業と投資活動、どちらも地に足をつけた立派な活動だと思います。

もちろん、仕事中に株価チャートに気を取られるなんて、最低な行為だと思います。短期投資(トレーディング)は一種の職業なので、やるなら集中して徹底的にやらねば。

つまり、株の短期売買は、業務中にこそこそ隠れて活動すべきではありません。
長期投資なら、日々の株価変動に一喜一憂すべきではありません。

と書いたりすると、読者数が減ったりして・・・。

世の中、楽(らく)な仕事ばかりじゃありませんが、どんな仕事にも楽しみを見出すことはできます。会社員でも起業家でも、プログラマーでもブリッジSEでも、自分の仕事をきっちりこなして、上手に資産運用して、一度しかない人生を幸せに送りたいものです。

私は、来週も沖縄出張して親孝行してきます。前回は、水色のかりゆしウエアを購入しました。東京で着たら目立ちすぎました。今回は、黄色系のかりゆしウエアを狙っています。

・・・遊びすぎですか 笑


2007年06月29日 11:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

東京出張2週間のホテル生活はストレス過多 2007/6/28
自信過剰な年上の中国人男性を部下に持ったときに苦労した
この方が話したケース、内容は私の経験したこととそっくりです。中国女性ブリッジSEの感じは皆同じでしょうか。

(東京/中国出身女性SE)

●外国人技術者が単身で日本に渡ったときの苦労話より。


・来日後の初プロジェクトで「ブリッジSEのあなたが仕様伝達の全責任を負いなさい」と日本人上司から言われた。仕様理解不足のバグが発生したら、全て自分の責任だと思って必死に頑張った。だが、今から振り返ると、渡された仕様書の粒度は粗く、行間を読まないと十分に理解できないレベルの代物だった。


・東京出張の際、ホテル生活が2週間続いた。仕事のプレッシャーも重なり、極度にストレスが溜まった。できれば自炊できて、自宅のように落ち着けるウイークリーマンションで生活したかった。


・来日してから毎日冷めた弁当ばかり食べていた。コンビニで「チン」できることを誰も教えてくれなかった。


・私は中国の子会社所属のブリッジSEだが、東京出張時には親会社の都合で行動するよう求められた。後に、親会社と子会社の間で板ばさみにあって日々悩まされた。


■成功の勘所

あなたは、来日して間もない外国人技術者が日常生活で感じる苦労をどれだけ理解しているだろうか。日本人が中国出張すると、毎晩宴会・カラオケ・マッサージ三昧で楽しい思い出ばかりかもしれない。ここは一つ、視点を変えて、相手の立場で周囲を見渡そう。


2007年06月28日 17:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

早朝講座に興味ありますか 2007/6/28

東京日本橋のオフショア開発フォーラム事務所にて、早朝セミナーを企画中。

オフショア大學は100%サイバー空間上で授業を行いましたが、対照的にこちらは100%対面式の授業です。

このようなイメージです。

講座名:オフショア開発コーディネーター早朝講座(3ヵ月コース)
日時:毎週木曜日 早朝7:30-9:00 (90分間)
会場:オフショア開発フォーラム事務所(東京日本橋)
対象者:若手・中堅技術者(リーダー候補者)
受講料:1,500~3,000円/回

内容:オフショア開発リーダー、オフショア開発コーディネーター、ブリッジSE業務に必要なマネジメント知識体系講座、コミュニケーション講座、ビジネスプレゼンテーション講座など。

できるビジネスリーダーは朝の時間を有効活用!みたいなノリで。

需要がなければ、対象者を外国人留学生に変えて、就職セミナーやキャリア開発勉強会などを。

私は、これまでに、オフショア大學やプレミアム版メルマガでリーダー育成、ブリッジSE採用・育成の持論・ノウハウを展開しています。
今年は、中国人留学生の就活相談に乗る機会が多かったので、そのうち本業をしのぐ人気講座になったりして。


☆オフショア開発コーディネーター早朝講座(3ヵ月コース)、
 会場は東京日本橋ですが、興味ありますか

◆興味あり
◆興味なし
◆もっと話を聞いてみたい

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年07月06日23時00分
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2007年06月28日 17:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「中国人は言われたことしか作業しない」は偏見か? 2007/6/27
日本人部下と中国人部下、どちらが接しやすいですか?
私の場合は、日本人部下の方が楽でした。

(東京/中国人プロジェクトリーダー)

●昨日号の続き。

聞き手◇:幸地  
話し手◆:中国人プロジェクトリーダー


◇ところで、中国人部下と日本人部下とでは、どちらがより仕事をしやすいですか。

◆私の場合は、たまたまかもしれませんが、日本人部下の方が楽でした。なぜかというと、自信過剰な年上の中国人男性を部下に持ったときに苦労したからです。

◇具体的にどのような苦労を?

◆彼は日本語ができないために仕方なく私のような語学が堪能なブリッジSEの下で働いていると思っていたようです。そのため、製造方針や設計に不満があると、私の指示を無視して自己流でプログラムを書き始めます。

◇よくある話です。

◆ところが、実際には、自己流のコーディングはすぐに行き詰ってしまいました。よく確認もせず、見切り発車したのが原因です。この後は、さすがにリーダーの指示に従うようになりましたけど。

◇プログラマにも総合力が要求されますね。

◆日本人部下も多様な個性を持っていますが、私の場合は中国チームよりも日本チームの方がより一体感が持てました。中国人部下は、設計と自分の考えが食い違っているとき、どうしても自己流で実践して確かめないと気がすまないのです。

◇手戻りが増えそうな気がしますが。

◆リーダーが「この方法では失敗するよ」と助言しても、無駄です。もし中国人部下の意向を無視してプロジェクトを進めると、彼らのモチベーションは著しく低下するでしょう。だから、リーダーは作業工程を小刻みに管理して、時間浪費を最小限に抑えるよう工夫します。

◇マネージャーがリーダシップを発揮した好例だと思います。

◆特殊な例かもしれませんが、私の場合はこうでした。


■成功の勘所

中国人リーダーは、部下の作業工程を小刻みに管理して、時間浪費を最小限に抑えるよう工夫する。

もし「中国人は言われたことしか作業しない」という偏見があれば、認識を改めたほうがよいかもしれない。中国と日本をよく知る中国人マネージャーは、素直で従順な日本人プログラマと、提案好きでちょっぴり頑固な中国人プログラマの性質を理解して、上手に活用する。


2007年06月27日 15:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

高い外国人比率、高い女性比率 2007/6/27

昨夜は、記念すべき第20回目のオフショア開発勉強会東京場所。

ゲスト講師と私を加えて、総勢17名で大いに盛り上がりました。
いつもにもまして、活気溢れる会でした。何と、最後の参加者がセミナー会場を後にしたのが23時過ぎ。

記憶によると、勉強会終了の定刻を大幅に過ぎた21:40まで、誰一人として会場から出ませんでした。いつの間にか、自然に延長戦に突入しちゃいました。

昨夜は、外国人比率が高かった。また女性比率も高かったです。

いつも参加するのに、たまたま病欠してしまったSさん、残念でしたねー。

講演だけではなく、ワークシートを用意して、簡単な演習に取り組んでもらえたのが収穫です。

あまりにも個別の議論が白熱しすぎて、全体発表する機会が作れなかったので、昨夜の参加者には別途メールにてインタビューを実施します。

協力いただいた方には、演習回答や講演に対するご意見を整理した簡易レポートをお配りしますので、奮ってご回答ください。


2007年06月27日 14:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

外国人従業員のイメージ悪化を避ける工夫 2007/6/26
日本人従業員と話すとき、普段はどんな点に注意していますか
私のせいで「中国人は□□□だ」と悪いレッテルを貼られたくない。

(東京/中国人プロジェクトリーダー)

昨夜、オフショア開発フォーラムの東京事務所で開催されたULA(Universal Leaders Academy)定例会より。

聞き手◇:幸地  
話し手◆:中国人プロジェクトリーダー

◇職場で最も気を付けていることは何でしょうか?

◆チームの雰囲気作りです。プロジェクトメンバーの中で外国人は私一人なので、いろいろ気を使っています。

◇日本人集団と中国人集団では、どのように異なりますか。

◆あくまでも私の個人的な考えですが、日本では上下間の格差が大きいです。一方、中国ではプロジェクトチームの仲間意識が強く、友達感覚で和気あいあいと話が進みます。

◇中国のソフト技術者はみな若いので、日本の職場よりも世代間格差が目立たないのかもしれません。また、中国ではより直接的なコミュニケーション様式が好まれるのも原因の一つかと。

◆そうかもしれません。休憩時間に日本人同士が雑談する風景をよく見かけますが、相手が外国人だと仕事以外に積極的に話しかけることはあまりありません。

◇日本人従業員と話すとき、普段はどんな点に注意していますか。

◆私のせいで「中国人は□□□だ」と悪いレッテルを貼られたくないので、外国人と接する機会の少ない日本人と話すときは特に注意します。例えば、会議の席で「なぜこうするのですか?」と質問したいことがありますが、相手と親しくないうちはぐっとこらえて、後から個人的に質問するようにします。

◇大阪のオフショア開発勉強会でも、ゲスト講師が同じことをおっしゃっていました。

◆「プログラマは、黙って設計の指示通りに製造すればいいんだ」みたいな雰囲気に耐えられない中国人は多いと思います。


■成功の勘所

「プログラマは、黙って指示通りに製造すればいいんだ」みたいな雰囲気に耐えられない中国人が多いという。外国人技術者と接する時には、相手がひよっこプログラマでも一人前の人間として尊重して扱うよう心がけたい。

「俺の背中を見て学べ」な和風リーダーは要注意である。


2007年06月26日 13:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

立見席か 2007/6/26

今夜の第20回オフショア開発勉強会ですが、立見席を作らないといけないほどたくさんの申込をいただいています。
予想外の驚きです。

誤解のないよう予め申し上げます。
今夜のオフショア開発勉強会の内容は、業界の超有名人が登場するわけではありません。体系化された画期的なマネジメント手法を紹介するわけでもありません。

現場の最前線で活躍する普通の中国人プロジェクトリーダーが自分の体験記をありのままに語ってくれる、ただそれだけの勉強会です。後半に紙を1枚用意して、今夜のテーマをみんなで議論します(予定)。

ちなみに、前半には、幸地から簡単な中国出張報告があります。
そんな、等身大のイベントですが、共感される方はぜひご参加ください。

各種セミナーのアンケート用紙に

「今日の話は全て知っていることばかりでした。セミナー講師の体験談ばかりで、汎用性に乏しい。」

と書く癖のある人は、当社主催の勉強会には参加しないほうが賢明です。

特に、今夜のゲスト講師には下記のようにお願いしています。

「プレゼンをきれいにまとめる必要はありません。
 体験談を具体的に、1つ1つ丁寧にお話ください。」

申込はこちら ⇒ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html

キャンセルはメールにてご連絡。


2007年06月26日 13:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/6/22)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/6/16 - フジサンケイ
メキシコで5000人新規採用 印コンピューター大手 賃金抑制狙う


「インドではコストが増加し人手も不足してきている」と経営課題を指摘した上で、「妥当なコストで専門の技術者を採用できる中南米などに事業をシフトしている」と説明する。


・2007/6/14 - 新華網北京
第11回中国国際ソフト見本市、北京で開催

第11回中国国際ソフト見本市が14日、北京展覧館で開催された。今回の見本市は「独自革新成果展示、中国ソフトブランド創出、ソフト産業発展促進」がテーマだ。


・2007/6/18 - ITpro
オフショアだからこそ,「見える化」が大事

うまく進んだプロジェクトでは,スケジュール予定と実績を見ると両方がほぼバランスしていることがわかっています。レビュー指摘の内容や件数,テストケースの内容や件数,バグの内容や件数そして重要度などを分析すると状況がよくわかります。


・2007/6/18 - フジサンケイ
大連、日本向けソフト開発の一大拠点 オフショア、情報サービスが急成長

日本からの発注を100とすれば、オフショアのコストは80~70%。品質管理をするためにはチェック体制を含めその程度はかかる。大連ソフトウエアパークでは、2008年までに100億元の年間売上高を目指す。


・2007/6/19 - IT-PLUS
中国IT業界の利益率が低下・背後にいびつな産業構造


産業にキープレーヤーが存在せず、企業の規模に関係なく全員が同じ土俵に立って過剰な競争が行われていることを表している。その最悪の結果はコアコンピタンスを持たないまま価格競争に走り共倒れになることだ。


・2007/6/18 - ITpro
甘利経済産業大臣、持続的発展のため4点の課題を提示

インドや中国の台頭を受けて、国際的な大競争で戦える人材を育てるために、他省庁との連携、産学連携の充実、キャリア形成支援、制度改革に取り組むとした。


・2007/6/18 - JETRO
ソフトウエア産業が急成長、課題は人材育成-政府はインド、中国
に続くアウトソーシング先を目指す- (ベトナム)


・2007/6/20 - 沖縄タイムス
IT津梁パーク構想

県内で10-50ヘクタール規模の地域を開発してIT企業やデータセンター、政府系研究機関などを誘致。従業員8千人、家族を含め2万4千人の居住施設を建設する考えを示した。


・2007/6/21 - nikkei net
日立、インドのソフト技術者1000人に倍増

現地拠点で人員を増やすほか、新たに現地ソフト開発会社5社程度と契約を結び、技術者を1000人体制にする。人員増により、インドでのソフト開発事業の規模を3年後に現在の2倍以上の100億円に高める考えだ。


・2007/6/21 - 富士通総研
中国における米系銀行のオフショアリングの成功例

コストカット効果:米国の25%の人件費で可能となった(発注単価は15,000万元から20,000万元(25万円~35万円)である)。


2007年06月22日 11:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

枠を超えて発想する 2007/6/22

今週の琉球大学の授業で、「人類の宗教戦争をなくす方法を考えよ」と出題したら、なんと私が用意した答えをズバリ言い当てる生徒がいました。

うーん、お見事。

実は、この問題は私が考え出したわけではありません。
何を隠そう、心理学に長けた日本最高峰の人事コンサルタントの川上真史先生から教わったネタです。

お待ちかねの、正解は・・・


宇宙人が地球に攻めてくること


宇宙戦争が勃発して、人類全体が生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれたら、さすがに宗教戦争で互いにいがみ合う場合じゃないだろう、という笑い話のようなオチです。

一連のクイズをまとめます。

【問1】オフショア開発プロジェクトにおいて、日本と中国の文化・価値観の相違からくる感情的な対立を避ける方法を考えなさい。

答え→ プロジェクトチームにインド人を加える。


【問2】人類の宗教戦争をなくす方法を考えなさい。

答え→ 宇宙人が地球に攻めてくること


問2については、過激すぎて本誌にかけない答えもたくさん寄せられました。倫理面を無視して、とりあえず枠を超えて発想することは重要です。

ありがとうございます。


2007年06月22日 11:11 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

文化・価値観の相違からくる対立を避ける妙案 2007/6/20
息抜きクイズ2問

【問1】オフショア開発プロジェクトにおいて、日本と中国の文化・価値観の相違からくる感情的な対立を避ける方法を考えなさい。

【問2】人類の宗教戦争をなくす方法を考えなさい。

(本誌発行人)

昨日号の編集後記ネタに対する読者の反応より。

-----Original Message-----


当メルマガをいつも拝読させてもらい、いろんな面で役立てています。ありがとうございます。

>【問2】人類の宗教戦争をなくす方法を考えなさい。

さておもしろい質問なので回答してみます。これはもう、相手の信じる宗教を全面的に認めることでしょう。ただし、相手が他の宗教を無理強いしないという前提があります。
つまり、自分の信じる価値観を無理に変えさせられない限り相手の全てを受入れれば良いと思います。

↑細かいところに食いついていただき、大感謝です。(幸地)

コミュニケーション方法を改善するだけでは、多様性に満ちたオフショア開発プロジェクトチームの諸問題を解決することはできない。これからのリーダーは、妥協や強制ではなく、第三の創造的な解決策を提示し、実践する能力が求められる。

ハーバードビジネスレビュー(May 2007, pp25)では、多国籍チームの成功を阻害する4要因への対処法が紹介されている。

1. 直接的コミュニケーションと間接的コミュニケーションの差
2. 英語の問題
3. 組織階層と権限の違い
4. 意思決定ルールの不一致

興味ある方は、一読願いたい。
(今週のプレミアム版メルマガで解説します)
http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

【問1】の答え

プロジェクトチームにインド人を加える。
(これが唯一の模範解答ではありません)

【問2】の答えを思いついた人は、
こちらまで ⇒ http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/06/post_068f.html


2007年06月20日 16:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

悪評もらってこそ一人前? 2007/6/20

人類の宗教戦争をなくす妙案など本当に存在するのでしょうか。

私は、学生時代のある体験を思い出しました。家庭を1件ずつ訪問して□□教の布教活動を行う女性信者との会話の中で、

「沖縄ではいたるところ神様だらけさ」

と私が発言したところ、即座に思いっきり否定されました。
当然、私はむっとしました。すなわち、一神教徒の彼女は、多神教の考えを受け入れられませんでした。

この場で宗教議論を吹っかけるつもりはありません。
上記は、異文化コミュニケーションの難しさを示す、格好の題材だなーと再認識したことをお伝えしたかっただけです。

他人の信仰や意見・考え方を頭から否定する人がいます。
本誌でも、たまに(意図的に)、賛否両論となる議論を投げかけることがあります。

すると、賛否両論の議論が活性化して、私の想像を超えたコメントにめぐり合えます。これって、とても幸せなことです。打てば響く環境があると、私のモチベーションがぐんとアップします。

ところが、一方で、これまでに、びっくりする様なご批判メールも多数届いています。

「あなたは、相手の面子をつぶした」
「こんな低レベルなメルマガは即座に廃刊しなさい」
 ・・・

最近も、個人ブログに低レベルな批判が投稿されています。
面白いので、こちらからわざわざ削除することはありません。

そもそも、ご批判・悪評メールの大半は一方的な誤解が原因ですが、それだけ幅広い層に認知されるメディアに成長したのかと思うと、ちょっぴり自画自賛したりして。


2007年06月20日 16:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

問題を抱えつつも中国拠点に開発環境を移行します 2007/6/19
私の会社ではSkypeやメッセンジャーは禁止です
セキュリティやネットへの負荷の問題で禁止されています。

(日本人読者)

私のセミナーでは、オフショア開発で利用するコミュニケーションの道具について必ず質問する。

・TV会議
・通話
・チャット
・ファイル転送
・ファイル共有
・バージョン管理
・Q&A管理
・バグ管理(トラッキング)

中国拠点と資本関係がある会社組織では、専用回線を引くなど、それなりに充実したインフラが用意されている。Q&A管理やバグ管理は、自作システムを活用する企業が多い。MS社製のプロジェクト管理ツールは思ったほど使われていないという印象である。

最近は、開発環境を丸ごと中国拠点に移行するプロジェクトも増えている。東京に本社を置くあるオフショア専業ベンダでは、自社の情報システムを全て中国子会社に移行してしまった。


■成功の勘所

オフショア開発では従来から厳しいセキュリティ管理体制が敷かれていたが、ますます厳しくなる一方である。あれほど便利なスカイプ(skype)の利用を禁止する会社も多いという。もちろん、専用proxyを立てて回避する会社も多いが。

中国に情報システムを移行した会社では、ネットワークがぶちぶち切断されて、前より仕事がやりにくくなったというぼやきも聞こえる。メール遅延、ウイルス蔓延は当たり前。


2007年06月19日 12:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

文化・価値観の相違からくる対立を避ける方法 2007/6/19

今日と明日は、再び琉球大学でプロジェクトマネジメントの講義。
先週、大学講義に関して、数名の方からメールをいただきました。
返事できていませんが、全て目を通しています。
ありがとうございます。

いい忘れていましたが、
私が受け持つ講座は社会人が対象です。
大学講義といっても、二十歳前半の開発未経験者は皆無。
ただし、バリバリのプロジェクトマネージャーもいません。

今週のテーマは、品質管理と要員管理ついて。
品質については話題豊富で、すぐに仕事に役立つ話ができそう。
自信あるので期待しててね。

ところが、一方の要員管理については、テキストをざっと見たところ、いまいち面白みにかける内容。複数の部下を持つラインマネージャーでないと現実味に欠けるような話題が続くので、ここは講師の腕の見せ所。

 ・・・これは○○型組織、
 ・・・これを××型組織といいます・・・ 

 ・・・つまんねーー(独り言)

かといって、例えば、パレートの法則を用いて「使えない人と使える人」を説明しても、なかなかイメージが湧かないのではないでしょうか。
組織行動論はたぶんに主観的な内容ですので。

会議で大きな声で発言する人が必ずしも優秀とは限らないし、PMP資格なんて役立たないとあちこちで言いふらす張本人こそ無能かもしれないし(コンプレックスの症状かも?)。

あ、ちなみに、コンプレックスと劣等感とは異なる概念です、
その違いは何でしょうか?
なんて質問したりして。

プロマネ試験の要員管理からは外れちゃいますが、こんな問いかけを出してみたり。

【問1】
オフショア開発プロジェクトにおいて、日本と中国の文化・価値観の相違からくる感情的な対立を避ける方法を考えなさい。

【問2】
人類の宗教戦争をなくす方法を考えなさい。

↑ちなみに、あなたなら何と答えますか。


時間があるので、もう少し検討してみます。
今回も面白くて役立つ授業にするぞ!


2007年06月19日 12:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

いつの間にか人格攻撃する人 2007/6/18
プロマネ資格はオフショア開発で通用しないのか
と問われたら、あなたは何と答えますか

・通用しない、と答える (21票) 46%
・通用する、と答える  (17票) 37%
・その他        ( 8票) 17%

(読者アンケート中間結果より)

プロマネ資格はオフショア開発で通用しない、と答えた人は46%。一方で通用する派は37%。過去の経験から、こうしたアンケートを実施すると必ず意見は2つに分かれることが分かっている。

当然ながら、わざと曖昧な表現で問いかけているので、基本的にはどんなコメントでも許される。ところが、顔の見えない相手と掲示板で議論すると、不思議と人格攻撃する輩が出現する。

(悪いコメントの例)

・PMP資格はオフショアだろうと国内だろうと、現場では全く役にたっていません。国内でさえも役に立たない資格が、国際的な場で役に立つと思う方がどうかしている。


■成功の勘所

「PMP・・は全く役立たない」は個人的な意見の表明なので特に問題なし。ところが、「・・・と思う方がどうかしている」は相手の人格を攻撃する発言なので、ビジネスシーンでは相応しくない。

オフショア開発の現場では日本人が中国人技術者を一方的に責め立てる場面が少なくないが、人格攻撃には十分に気をつけること。ほとんどの場合、本人にはルール違反の自覚がないので、第三者から指摘を受けて直すしかない。


2007年06月18日 09:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

グループ課題サイコーです! 2007/6/18

オフショア大學第1期生から、
「グループ課題が最高でした」とのコメントが相次いでいます。

でもね、それってたまたま運がよかったからかもしれません。
実際には、互いに面識のない者が集まってグループ課題に取り組むと、半分くらいは失敗します。

失敗の原因は文化や価値観の違いといった抽象的な要因ではなく、具体的で、もっとくだらない理由です。

例えば、スカイプ会議を呼び出す担当を決めていなかったので、いつも開始時間が10分遅れる。議事録担当を決めていなかったので、言いっ放しになってしまう。合意事項に抜け漏れが発生する。

いつも締め切りの1分前に資料を送付してくる人がいるので、事前確認することができず、限られたスカイプ会議が無駄に浪費されてしまう。

他にもいろいろ原因はありますが、私たちは以上を総括して「マネジメントの欠如が原因」とお茶を濁しがちです。オフショア開発メルマガやオフショア大學を通じて、実践で役立つ知恵を身につけていただければ幸いです。


2007年06月18日 09:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/6/15)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/6/7 - 新華社
4月までの浙江省ソフトウエア輸出は金額で60.3%増に

ソフトウエアの主な輸出先は日本、香港、米国。1-4カ月間に浙江省が輸出したソフトウエアは日本へ前年同期比31.5%増の447万ドル。


・2007/6/1 - nikkei BPnet
中国ソフトウエア業界の悪循環 人材流出が企業規模拡大を阻害

新規採用の社員は通常、仕事を覚えるまで3~5カ月の期間が必要だ。新たに採用した社員も1年ほど働くと、IBMやヒューレット・パッカードなどの大企業に引き抜かれてしまう。


・2007/5/24 - 読売新聞
高度成長に自信あるが、慢性的な人材不足に危機感--Fast500ランキングCEO

今後5年間にオフショアリングする人員の割合について、大多数の企業は自社のグローバルでの従業員のうち、少なくとも10%をオフショアリングすると予想している。また、アジア太平洋地域では、回答した17%の企業が全従業員の40%をオフショアリングすると予想しており、他地域よりも高い結果となっている。


・2007/6/13 - Computerworld.jp
顧客が重視するコールセンターの条件は「迅速な問題解決能力」と「所在地」

(顧客サポートの)オフショアリングは顧客満足度に悪影響を与える。国外にいるCSRは問題をうまく解決できないことが多いからだ。


・2007/6/13 - 日経新聞
カースト制度が土台となったインドIT企業の強み

プロジェクトの規模が大きいほど、大量の技術者を投入すればするほど、彼らのやり方の優位性が際立つ。これがインドIT産業の強みである。これができるのも、皮肉なことだがカースト制度の土壌のためだと私は考えている。


・2007/6/13 - @IT情報マネジメント
経営者はなぜソフトウェア開発環境展に足を運ぶのか

SODEC」では、毎回その年に注目されるテーマごとに、いくつかの特設ゾーンを設置し、各ゾーンのテーマに合った製品やサービスを提供するベンダを集めて展示を行っている。今回は、「システム開発受託・オフショア開発ゾーン」他、6つのゾーンが特設された。


2007年06月15日 23:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本を救う父の行動原理 2007/6/15

昨日、沖縄出張から戻ってきました。
沖縄行きの飛行機には観光客が大勢乗っていましたが、
帰京便ではビジネスマンが目立ちました。

沖縄では黒系のスーツは相応しくないので、
そんな人はとっても目立ちます。
「ないちゃービジネスマンやっさー」。

それにしても、琉球大学で講座を担当した二日間は、
土砂降りの大雨でした。

飛行機で見かけた観光客のみなさん、
いったいどこで何をしていたのやら。つい余計な心配したりして。

沖縄ではいつも実家に泊まるのですが、
母親は一人で米国渡航中(!)でしたので、
夜は久しぶりに父親と二人で話しこみました。

活動的な父は、焼き物以外でも多方面の才能を発揮しています。
地域で名前が売れているので、名誉職的な肩書も多いらしく、
そのためぶらりと本土出張なんてことも珍しくありません。

父が仰せつかった名誉職の一つに
「高齢者なんとか協会」沖縄県理事というのがあります。なんと、
来月開催される全国大会でスピーチを行うことが決まったらしい。

本人は5分程度の挨拶だと言っていましたが、
新聞の切り抜きを10枚以上も用意して、
念入りに準備している姿が印象的でした。

そんなわけで、スピーチのネタを提供すべく、
以下の議論を吹っ掛けてしまいました。参考になったかな。


以下、父と息子の会話より。

何かとお騒がせの年金問題や介護サービス問題。
弱者の高齢者をどのように社会が助けるべきか、
なんて気持ちになりますが、それは大きな勘違い。

老人こそ、元気の源。
高齢者こそ、お金持ち。
知識、経験、やる気、住宅、余裕資金を全て持つのがお年寄り!

尊敬する父よ、
あなた方は若いころから汗水たらしてよく働きました。

右肩上がりの好調な日本経済に歩調を合わせる形で、
日本一貧乏なオキナワでも30代で持ち家を購入。
そして住宅ローンも楽々払い終えました。そして、今では十分な
退職金と年金でもって悠々自適の暮らしを満喫しています。

ところが、ところが、ご年配のみなさんが受け取る年金は、
自分たちが積み立てたお金ではなく、
サラリーマンを中心とする現役世代が支払っています。

お年寄り世代は、当然の権利として年金を受け取り、
持家に住んで、快適な老後生活を送っています。

ですが、視点を変えると、21世紀初頭の日本社会は、
引退した老人が現役世代から強制的に富を奪う
搾取構造に他なりません。

日本の優れた年金制度が前提とした
右肩上がりの経済成長がストップしたため、
今では前出の搾取構造だけが後に残されてしまいました。

幸せな老後生活を送る「高齢者なんとか協会」理事として、
年金や介護問題に関心が向くのは仕方ありませんが、
もしよろしければ、歪んだ富の分配システムにも
目を向けてもらえないでしょうか。

高齢者は、搾取構造に罪悪感を持つ必要はありません。
また、もらう権利のある年金受給額を減らせとは言いませんので、
高齢者はもっと豪遊して日本国の内需拡大に貢献して
いただけないでしょうか、と夜中に力説してしまいました。

高等学校の商業科教諭だった父は、
マクロ経済学の基本理論をそこそこ覚えているようなので、
全般的に賛成してくれました。

上記観点からすると、私の父の行動パターンは日本国民の鏡です。
せこせこ小銭をため込もうという意志がまったく感じられません。
大脳の指令に従って、やりたいことに何でも挑戦します。

住宅リフォーム(外壁)
海外旅行
国内出張
焼き物
カウンセリング指導
家庭菜園
大学院進学(NHK放送大学の修士課程コースもとっているらしい)
オール電化(母親に却下されました)

父親は、いざというときには「家族が面倒を看るはずだ」
との根拠のない強い自信を有しています。
これが、彼の元気を支えているようです。

はい、わかりました。
いざというときには、私が何とかします。

ですので、日本国の内需拡大のために、
お財布が許す範囲内でどんどん金を使ってください。

これが「高齢者なんとか協会」理事のスピーチに期待することです。
せっかく全国大会に参加するなら、誰もが話題にするような
介護や年金問題の暗い部分に焦点をあてるのではなく、
「ぱーーーぁと、お金を使おうよ」と明るく主張してほしい。

たぶん、私のネタは採用されません(苦笑)。


2007年06月15日 23:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

プロマネ資格はオフショア開発で通用しないのか 2007/6/13
素人の素朴な疑問
プロマネ資格はブリッジSEの業務に役立たないのですか?

(日本人/製造業勤務)

オフショアリングに全く縁のない製造メーカに勤務する友人との会話より。
(◇:幸地 / ◆:友人)


◇オフショア開発への関心は高まる一方ですが、問題も多いです。

◆オフショア開発における最大の問題は何ですか?

◇経営戦略面の問題も多いけど、実務面ではコミュニケーションの問題が圧倒的多数を占めると思う。

◆どうすればコミュニケーション上の問題を解決できますか?

◇日本と中国を橋渡しするブリッジSEの活躍に依存することが多い。でも、調整能力に長けたSEは、国籍を問わず数が少ないのが現状。

◆ブリッジSEに必要な要件は何ですか。

◇技術力よりも、マネジメントやリーダーシップ、調整能力などのヒューマンスキルだといわれます。

◆ソフトウエア業界にはプロジェクトマネージャーの資格があるでしょ。何ていったっけ・・・。

◇PMP(Project Management Professional)試験が有名かな。中国でも幅広く認知されています。

◆こうしたプロマネ試験を勉強すれば、ブリッジSEが簡単に育つのではないか。

◇そうはいっても、現実には・・・(もごもご)

◆ということは、プロマネ資格をとってもブリッジSEの業務には役立たないのですか?

◇資格勉強で得た知識が現場で通用するとは限らないから・・・。

◆ということは、PMP試験はオフショア開発で通用しないのですか。では、プロマネ資格の他に何を勉強すればいいのですか。

(この後も、厳しい突っ込みが続く・・・)


■成功の勘所

もし、あなたが、オフショア素人から「プロマネ資格はブリッジSEの業務に役立たないのか?」と聞かれたとき、どのように答えればよいだろうか。特に製造業のラインマネージャーを相手に、論理的かつ簡潔に説明しなくていはいけないとしたら、あなたならどう反応するか。

※本誌発行人によきアドバイスを!

(その場は適当にごまかしましたが、理詰めで納得させないと、
 また後からごちゃごちゃ言われてしまうので)


☆プロマネ資格はオフショア開発で通用しないのか、と問われたら、
 あなたは何と答えますか

◆通用しない、と答える
◆通用する、と答える
◆その他


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締切:2007年06月21日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年06月13日 12:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

民法が制定された時代背景は・・なので・・です 2007/6/13

昨日と今日は、沖縄県にある唯一の国立大学 琉球大学にて、
プロジェクトマネジメントの講義を受け持っています。

 原価管理と契約管理

たまたま来週も講義があって、次回は組織要員と品質管理について。

ずーと沖縄に滞在する手もあるのですが、
週末にどうしてもはずせない仕事と用事を入れてしまったので、
明日朝の便で帰京します。

大学の講義とはいえ、
私たちのカリキュラムは実践教育を志向します。
ですので、単に教科書を読み進めるだけではなく、できるだけ
個人の体験に基づいた主観的な意見を交えるよう工夫します。

演習問題の解答は教科書に載っているので、
そちらを参照してもらいます。

講義では次のように意識して発言します。

「・・・については私はこう思う。なぜなら、・・・・」
「PM試験でこの問題が提出される意図は・・・です」
「民法が制定された時代背景は・・・です」
「教科書では・・・と正論を言うものの、中国では・・・です」

PM試験対策のみに興味がある学生には不満かもしれませんね。


2007年06月13日 12:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

納期切迫しても定時帰宅するブリッジSEを優秀と呼べるか? 2007/6/12
■ 今付き合いがある中国人のブリッジSEは優秀ですね
日本語は読み書きともに堪能だし、技術力もあります。

(日本人読者)

あなたにとって、優秀なブリッジSEの条件とは何か。

もし、納期が切迫しているにもかかわらず、「自分の担当箇所は順調だから」と言って全体最適化を図らずさっさと定時で帰宅するSEがいたら、あなたは心理的に受け入れられるだろうか。

ブリッジSEの条件の1つとして「コミュニケーション能力」を挙げる人は、さらに詳細な能力要件を考えて欲しい。過去の経験から、「わが社の課題はコミュニケーションです」と言う人に限って、問題の本質を正しく理解できていないことが多いのだ。

日本人にとって「呑み会」は重要なコミュニケーション手段だが、オフショア開発の成果を決定する要因は「□□」の能力だと思う。
(□□の中身はオフショア大學修了生のみに公開)


■成功の勘所

流暢な日本語をしゃべり、技術力もある中国人SEだが、納期が切迫しても独りだけ定時帰宅してしまう。あなたはその中国人SEを優秀だと評価するだろうか。

反対に、技術力は低いが、夜分遅くまで周囲と同調して仕事する日本人SEがいたとき、あなたは、その人を優秀だと評価するだろうか。

もし、日本人SEと中国人SEの評価基準が違っていたら、その原因はどこにあるか。


2007年06月12日 09:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

女性の「あの子、かわいい」は信用できるか? 2007/6/12

男性諸君の「かわいい」と女性の「かわいい」は、
昔から評価基準が違うような気がします。

「ねね、今年入社してきた子、とってもかわいいから、
 今度紹介してあげる」

過去に何度もだまされました(苦笑)。

 ※上記せりふは、あくまでも架空の事例です。


同様に「細い」とか「足が太い」なども全く当てになりません。
もともと痩せた人が「太っちゃった」なんていうと、
ほとんど嫌味に聞こえたりします。
ですが、本人には何の悪気もありません。

人によって、評価基準は全く異なります。

沖縄の実家で、朝っぱらからこんなことを書く私って・・・・。


2007年06月12日 09:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

海外旅行中に日本人と会うと不思議と意気投合 2007/6/11
数年経っても社内は中国敬遠の雰囲気
私の会社は数年前に中国に開発拠点を作りオフショア開発を始めました。まだまだ軌道に乗ったとは言いがたく、現場ではいかに中国の開発者と仕事をしないようにするかを考えています。

(日本人読者)

せっかく中国に開発拠点を確保したのに、相変わらず有効活用できないでいる組織が多い。

本誌では、中国オフショアを避けたがる人々を「オフショア抵抗勢力」と呼んでる。これは、オフショア開発コーディネーターと同様に私の造語である。

とはいうものの、オフショア抵抗勢力に会社の邪魔をする気はなく、本気でプロジェクト成功を祈っている人たちが多いと思う。その人の評価基準や職務権限によって、オフショア開発への評価はまるっきり異なる。


■成功の勘所

中国オフショア開発になじみの薄い人は、中国人はみな「優秀」、あるいは、みな「使えない」と盲目的に判断する傾向がある。日本語が堪能な自称ブリッジSEをみると、「彼なら日本と中国を上手に橋渡しするに違いない」と勝手に判断してしまう。まさに愚の骨頂。

反対に「中国は機密漏えいするからオフショア絶対反対!」と新聞記事の表面だけで結論を急ぐ人もいる。これもいかがなものかと。


2007年06月11日 17:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

あるある、よくある! 2007/6/11

海外旅行中に日本人と会うと、不思議と好印象を持ってしまう。つい意気投合して、飲み屋へGO!なんて経験、あなたはありませんか。帰国後に再会すると、話があわずお互い気まずい雰囲気に(^^)

◆ある
◆ない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年06月19日23時00分
協力: クリックアンケート


2007年06月11日 17:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国IT教育現場の映像公開 2007/6/11

6月度オフショア開発勉強会<大阪場所>の詳細が決まりました。

■失敗させないオフショア開発における経験の紹介

・オフショア開発事業を始める背景
・オフショア開発はリスクの認識から始まる
・リスクの原点
・リスクマネジメントの重要性
・リスク対策の経験紹介
・ユーザーが納得できる情報システム構築法の探求
・ブリッジSE(Bridge System Engineer)として求められている適性

デザイン手法(Design)+開発技術(Development)を用いて、
ユーザーのアシスタント(Assistant)の視点から、
品質・コスト・納期を国際的な(International)環境で
サポートする開発法の紹介、等

ゲスト講師の意気込みがひしひしと伝わってくる案内文を頂きまし
た。他にも、中国IT教育現場の映像を紹介します。

5月大阪場所は少数精鋭でしたので、
今月こそは大勢参加してくれると嬉しいな。

ゲスト講師のプロフィールはこちらから
http://www.ai-coach.com/2007/04/workshop_osaka.html


2007年06月11日 17:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/6/8)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/6/2 - 琉球新報
「県内でも実現可能」 知事「大連ソフトウエア」視察

中国大連市を訪れている仲井真弘多知事は1日、情報通信産業の関連施設が集積する「沖縄IT津梁(しんりょう)パーク構想」の実現に向け、先進地の大連ソフトウエアパークを視察した。「世界の流れはBPOに進んでいる。県内に情報関連産業を集積する参考になる」と話した。

↑来週は、沖縄出張です。(幸地)


・2007/6/4 - 日本ユニシス・プレスリリース
日本ユニシス、インドの「インフォシス」と協業

ERP大規模アップグレードを短期間で確実に実行するために、インドのITコンサルティング企業であるインフォシス テクノロジーズ リミテッドをパートナーに選定しました。


・2007/6/4 - ITpro
IBMの日米欧15万人レイオフ報道は“グローバル統合企業”化へのシグナル

オフショアの先導的な役割を果たしてきた米IBMだが、2007年第1四半期の米国での成長率はゼロだった。そのため「IBMグローバルサービス事業のコストベースの見直し」を発表。


・2007/6/5 - 中国情報局
中国がいま目指すべきは真の世界の工場になること

政府幹部の方々とお話をさせてもらっています。ところが、自動車産業やソフト開発など、どの省も同じ方向を向いているのが気がかりです。それをそのまま実行したら、過剰生産になることは間違いありません。


・2007/6/5 - 中国情報局
凄まじい勢いで成長する中国ソフトウェア産業

中国軟件業協会(中国ソフトウェア協会)によると、中国国内需要、海外輸出を含めたソフト産業は、全体で毎年40%以上の勢いで伸びています。


・2007/6/7 - CNET Japan
IT業界団体、米国移民法改正案を危惧

米国上院が今週議論し、物議を醸している移民に関する法案が現実のものとなれば、シリコンバレーの企業は合法外国人労働者をファーストフード店やショッピングモールの店、トラック運送業者と奪い合うことを余儀なくされることになる。


・2007/6/7 - ITpro
ある中国人ITエンジニアとの会話

日系企業のある経営者は,「日本語を話せるITエンジニアは,転職するたびに給与が1.5倍になる」と打ち明ける。「中国人エンジニアは,ITの技術的な知識は豊富で開発力がある。しかし,システムを作ったら作りっぱなしで,サービスとかサポートという考え方が定着していない」


・2007/6/8 - ソフトバンク ビジネス+IT
中国での人材育成を目的にNECエレクトロニクスが大学と連携

北京市の清華大学において自社製品の技術セミナーを開催するほか、大連市の遼寧師範大学および大連海事大学に「組込みシステム共同実験室」を設立した。今後は、さらに複数の大学において同様の活動を計画している。


2007年06月08日 11:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

小規模・短納期・低予算のオフショア開発 2007/6/8

オフショア大學第1期が無事に修了し、
受講生から振り返りのコメントが続々と寄せられています。

いろいろな話を聞いて回っていると、小規模・短納期・低予算の
3拍子そろったオフショア開発が数多く存在することが分かります。

しかも、今後のオフショア開発はますます複雑化するでしょう。
ソフト開発現場の多国籍化も進むでしょう。
さらに、本業のグローバル化に成功した製造業のオフショアリング
が本格化すると予想しています。

うかうかしていると、従来型のソフト開発会社は、
一気に中抜きされて存在価値を失う恐れもあります。

今、私の頭には2つの新テーマがあります。
1つ目は、オフショアPMOの役割と機能を整理すること。2つ目は、
環境変化に動じないユニバーサルリーダーのキャリア開発。

オフショア大學で学んだことを実践で活かして、
常に進化し続ける組織と人材を作り上げてください。
ご活躍をお祈り申し上げます。


2007年06月08日 11:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深センITサービス業者の実績を活かしたオフショア参入 2007/6/7
直面する課題は3つあります

・優秀なブリッジSEの採用
・開発標準プロセスの定着
・人材育成

(深セン・日系企業向けITサービス業者/中国人総裁)

深セン軟件園管理中心からタクシーで5分ほど離れた場所に本社を構える日系企業向けITサービス業者で聞いた話。


◇対日オフショア開発部隊を強化すると聞きましたか(幸地)

◆はい。華南の日系工場向けITサービスで培った実績が活かせる分野でのオフショア受託を考えています(中国人総裁)

◇見通しはいかがでしょうか。

◆昨年度から取り組んだ結果、十分にやっていけると自信をつけました。規模を拡大し、ビジネスを安定させるには、下記3つの課題を克服しなくてはいけません。ぜひ、幸地先生のご意見を伺いたく。

・優秀なブリッジSEの採用
・開発プロセスの定着
・人材育成

◇第1番目の課題について。残念ですが、優秀な中国人ブリッジSEは採用できません。圧倒的な売り手市場ですから。第3番目の課題とも関連するのですが、人材育成は時間がかかります。プログラマーを飛び越えて、一気にブリッジSEになることは極めて困難です。

・・・(続きは、プレミアム版マガジンにて)

お試し購読はこちら ⇒ http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

あなたも、ブリッジSEの適性を判定する独自基準を持とう。採用面接では、即戦力を求めるのではなく、3年後に開花するかどうかの潜在能力を見極めたい。

※まもなく受講生募集を開始するオフショア大學第2期では、ベンダーやブリッジSEの能力判定法を学びます。


2007年06月07日 14:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人女性技術者が大活躍 2007/6/7

お待たせしました。
今月のオフショア開発勉強会の募集を開始します。

 6/22(金)15:00-17:00 大阪
 6/26(火)18:50-20:50 東京

今月は、東京と大阪それぞれ異なるゲスト講師をお招きして、
参加者と一緒に議論する形式を考えています。

大阪場所のゲスト講師は、中国の大学を卒業して、
20年前に来日したおしゃべり大好きの
中国人女性プロジェクトマネージャー。

  呼び名に相応しくない”ブリッジSE”の問題もかなり深刻です。
  日本側にも、中国側にも大変悪い影響を与えました。ブリッジ
  SEを目指す人達に、あるべき姿を伝えたい気持ちがあります。

との熱いメッセージをいただいております。
http://www.ai-coach.com/2007/04/workshop_osaka.html

東京場所のゲスト講師は、大阪とは対照的な
若手プロジェクトリーダー。こちらも、
中国の大学を卒業して数年前に来日した中国人女性SEです。

  初めて日本人を部下に持ったときは、大変緊張しました。
  また、プロジェクトメンバー唯一の中国人技術者として
  客先常駐したときには、コミュニケーション上の難しい問題が
  たくさんありました。
  常駐先でメンバーに溶け込む一つのきっかけは、
  「金曜日はカレー曜日」作戦です。
  ・・・

この続きは、オフショア開発勉強会<東京場所>にて。
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2007年06月07日 13:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深センの課題「理工系有名大学がない」というが 2007/6/6
中国では歴史のある有名大学の周辺にソフト企業が集積する傾向が強いため、深センではIT人材の安定供給が不安視される。事実、深センで活躍するソフトウエア技術者の多くは外部から転入してきた者である。

(本誌発行人)

深セン軟件園にオフィスを構える日系のオフショアベンダー(本社:横浜市)の中国人マネージャーから聞いた面白い話。


◇深センでも、IT技術者不足は深刻な悩みでしょうか(幸地)

◆中国の他都市と比べて、深セン市はIT技術者を大量に輩出することはできません。ですが、他都市から深センに移り住んだIT技術者の定着率は、他都市と比べてずば抜けて高いと思います。

◇どういうことでしょうか

◆当社の社員を例に説明します。深セン外部から来た社員は、当社で真面目に働く以外に選択肢がありません。上海あたりだと、周囲に家族や友人が揃っているので、仕事で辛い思いをするとすぐに逃げてしまいます。でも、深センで働くIT技術者は辛抱強く、仕事を放り投げたり、簡単に会社を辞めるようなことがありません。

◇おお、なるほど。


■成功の勘所

最近の中国オフショア開発の話題は次の3点に集約される。

・人件費高騰
・人材流動性
・セキュリティ問題

深センでは、意外な切り口から人材流動性の裏話を仕入れた。幅広い情報源を持つ本誌発行人とはいえ、上記3点の最新動向を常に把握しておくのは難しいものだ。


2007年06月06日 16:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ULA例会 2007/6/6

今夜は第2回ULA(ユニバーサル・リーダーズ・アカデミー)例会
です。どんな展開になることやら、楽しみです。

ULAって何?


2007年06月06日 16:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深センの課題「理工系有名大学がない」というが 2007/6/5

こんにちは、オフショア開発メルマガ発行人
幸地司(こうち・つかさ)です。
今週は深セン出張で仕入れたネタを毎日1つずつ紹介します。

深セン軟件園管理中心によると、深センには国内外から数多くのIT企業が進出しており、特に組み込み系・通信系技術では高い技術力を有しているという。そうはいうものの、歴史の浅い深センには理工学に秀でた有名大学はない。(有名大学の分校があるかもしれないが)中国では大学がIT人材を輩出する。しかも、情報系学部出身者がソフトウエア技術者として活躍する可能性は極めて小さい。

企業は優秀な大卒IT人材を求めて大学周辺に大挙して押し寄せ、その結果ソフトウエア産業が集積する。これが、中国IT産業が発展する典型的なパターンである。

ということで、先週の深セン・ソフトウエアパーク訪問前は、深センではIT技術者の絶対数が不足しているに違いない、との先入観を持っていた。ところが、意外な切り口からその先入観が否定された。


■成功の勘所

中国では歴史のある有名大学の周辺にソフト企業が集積する傾向が強いため、深センではIT人材の安定供給が不安視される。事実、深センで活躍するソフトウエア技術者の多くは外部から転入してきた者である。

深セン・IT人材の安定供給の秘訣とは?

・・・次回に続く


2007年06月05日 16:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

6月のオフショア開発勉強会の開催告知 2007/6/5

6月のオフショア開発勉強会の開催告知をそろそろアップします。

東京場所では、私から軽く深セン出張報告を。
その後に、中国人ゲストスピーカーをお呼びして、
これまでになかった新しいテーマで講演いただく予定です。

私の準備が間に合えば、簡単な演習課題を用意します。
大阪場所も同様に深セン出張報告と簡単な演習課題を用意する予定。
あるいは、関西在住のゲストスピーカーをお招きしたいと思います。


2007年06月05日 16:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深センの課題「日本語人材不足」の嘘 2007/6/4

こんにちは、オフショア開発メルマガ発行人
幸地司(こうち・つかさ)です。
今週は深セン出張で仕入れたネタを毎日1つずつ紹介します。

深セン軟件園管理中心によると、深センの対日アウトソーシング受注が伸び悩む最大の原因は日本語の壁。私たちは、深セン軟件園管理中心以外にも複数のソフトウエア関連会社を訪問した。

そこで私が「深センの課題は日本語人材の不足ですね」と問いかけると、深セン関係者は判を押したようにこう答える。

「いや、深センには日本語人材が豊富に存在します」

そして、下記のコメントを付け加える。

「ご指摘のように、深センには日本語が分かるソフトウエア技術者は圧倒的に不足しています」


■成功の勘所

多数の日系企業(工場)が進出した深セン・広州では、日本語人材は豊富に存在する。ところが、日本語ができるソフトウエア技術者は、中国沿岸部の他地域と比べて圧倒的に足りないのは事実だ。


2007年06月04日 19:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア大學第1期生、無事に修了します 2007/6/4

今年3月にスタートしたオフショア大學第1期ですが、
当初の予定通り3ヵ月コースを終えて、無事に終了します。

とはいえ、5月中旬に風邪をこじらせて1週間寝込んだこと、
5月下旬の中国出張、その他諸々が重なってしまい、
オフショア大學のフォローが中途半端になっていました。

オフショア大學の第1期生から、期限通りにレポート課題を
ご提出いただきました。ありがとうございます。
いまだにフィードバックを返していませんが、
必ずやコメントします!

・レポート課題の採点、フィードバック
・第1期修了式(ネット上)
・第1期限定の○○○○公開

これは、明日までに済ませます。

「オフショア大學」なんて、おそらく業界初の取り組みでしたが、
とても有意義な活動でした。また反省点もたくさん得られました。

大學講義や討論は全てサイバー空間で行われましたが、
オフショアリング業界の関係者にとっての必須スキルが
磨かれたことでしょう。

最後にびしっと締めて、
オフショア大學第1期を修了したいと思います。
(厳しいカリキュラムなので、脱落者も多かったです)

気が向いたら、オフショア大學第2期生を募集します。
第1期募集はすぐに定員が埋まってしまい、
遅れて応募された方をお断りすることになってしまいました。
第2期募集もたくさん集まるといいな。


2007年06月04日 19:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

社保庁を笑えない失態 2007/6/1

こちらの手違いがあり、有料版メルマガ(プレミアム版メルマガ)
の購読料の請求漏れが発生していました。
さらに、お試し購読だけして、本契約に至らなかった方へも
間違って購読料督促メールが飛んでしまい、
ご迷惑をかけてしまいました。

社会保険庁並みの失態を犯してしまい、
まことに申し訳ありませんでした。

これに懲りず、今後ともご愛読をよろしくお願いします。


2007年06月01日 21:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深セン・軟件園管理中心表敬訪問 2007/5/31
RE: ブリッジSEを要請したら日本人SEが届いた!?

: こちらとしては、設計対応後、オフショアでの製造を
: コントロールできる要員をオンサイト要員として想定
: していたため、今回の提案は断ることになりました。

・・・


・設計工程のレベルによっては、日本人を提案させて頂くケースもあります。逆に、工程によっては日本人が対応してほしいとの依頼を受ける場合もあります。


・私の経験では、日本のプロジェクトを日本と海外のチームが協力して行う場合、日本側のチームに海外のチームのことを理解している人がいるといないでは大きく成果が異なります。特に海外チームを良く理解している人が海外チームとのパイプ役であったり、更にプロジェクトチームの中で発言力を持っている場合は、最高のオフショア成果が生まれます。

(オフショア開発サポーターズMLより)

【実質最終日】

5/30(水)珠海⇒香港⇒深セン

今朝の便で帰国するため、昨日(5/30)が実質的な出張最終日です。
朝9:00に珠海国際会議中心ホテルを出発、
九洲フェリー乗り場から海路にて香港を目指します。

この日のお天気も良好。暑すぎず、かといって、
雨が降るわけでもなく、快適な曇り具合でした。

投資ツアー参加者とは、香港島フェリー乗り場でお別れ。
ここからは、仲間と二人で深センに向かいます。
初日は香港国際空港からバスで深センに移動しましたが、
この日は地下鉄と電車を乗り継いで越境しました。

深セン入りは午後1時過ぎ。
その後すぐに愛用する駅前ホテルにチェックインして、
ホテル2階にあるレストランにて飲茶をいただきました。

今回の華南出張のお目当ては3つ。

1.マカオの発展状況を肌で感じること
2.ローカル飲茶
3.深センソフトパーク(軟件園)訪問

5/29にお目当て1を達成。
おかげさまで、5/30午後にお目当て2を達成しました。

ということで、残るお目当ては、
第3番目の深セン・ソフトパークの表敬訪問です。
昼食後タクシーを飛ばして、深セン軟件園管理中心へと急ぎます。

ハイテク産業園区の入った途端に工事渋滞に巻き込まれましたが、
それ以外では渋滞に巻き込まれることはありませんでした。

深セン軟件園管理中心で我々を出迎えてくれたのは王輝様。
流暢な英語をしゃべる王さんは、深セン・ソフト産業の状況と
日本向け営業課題について率直に語ってくれました。

空々しい自慢話ばかりではなく、現実を見据えた現状分析も交えた
プレゼンテーションのおかげで、管理中心側が考える
対日アウトソーシング事業の課題が明確になりました。

次いで、日系のオフショアベンダー(本社:横浜市)を訪問。
日本語が堪能な中国人役員にお出迎えしてもらい、
中国オフショア開発全体の状況と深セン・ソフト産業、ならびに
オフショアリング事情について意見交換しました。

最後の訪問先は、中国でITソリューションサービスを提供する
中国系ITベンダー。中国華南を中心に、中国に進出する日系企業
に向けて生産管理などのERP導入を手がける会社です。

お出迎えしてくれたのは、日本語が堪能な中国人総裁。
後から日本拠点責任者も合流し、4名でざっくばらんに
オフショア談議に花を咲かせました。

深セン・ソフトパーク訪問の詳細は、
後日プレミアム版メルマガにて報告します。お楽しみに。

今朝は中国時間4:40起床。
あー、眠い。

それにしても、昨夜の中国民族文化村で観た
"Dancing with the Dragon and the Phoenix"は面白かった。


2007年05月31日 09:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

珠海保税区とマカオタワー 2007/5/30

こんにちは、
オフショア開発メルマガ発行人 幸地司(こうち・つかさ)です。
今号も、思いっきりオフショア開発には無関係です。
中国珠海・マカオの状況に興味ない方は、ここで終了ということで。

香港・深セン在住の読者には、本誌末尾にお知らせがあります。

              ※

5月29日(火) 珠海⇒マカオ⇒珠海
朝8時起床。ホテルで遅い朝食を済ませると、
9時から早速投資セミナーに出席。

朝のテーマは「珠海保税区の紹介」。
保税区とは、中国の対外開放の一環として設置された
外資系企業を優遇する政策。

中国の保税区内は関税が課税されない「外国」とみなされます。
そのため、保税区内で部品を組み立てて、
そこから外国に製品を輸出する際、ちょこっとだけ自国に戻して、
タッチアンドゴーで海外の目的地に転送することで、
自国の貿易額を水増しすることができたりして(?)。

これは、自国産業の空洞化を欺くために応用される基本的な裏技
です。すなわち、中国で製造して中国から出荷しているのに、
統計上は自国の輸出額が増えてしまう数字のマジック。

農産物水産物の産地偽装でも同じようなスキームが使われるので、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

・静岡県○○○産のウナギ
・三重県○○牛
・○鯖
・鹿児島○豚
・最高級○○産コシヒカリ

以上は珠海保税区セミナーとは全く関係のない話題です。
念のため。

珠海保税区に話を戻します。
午前中のセミナーでは、15年も前に珠海保税区に進出した
四国のとある食品メーカーの成功談は興味深かったです。

父の後を継いだ食品メーカーの2代目社長。
停滞する国内市場と価格下落が激しい「餅巾着」の製造コストを
抑えるために、思い切って中国進出を果たしました。

コンビニのおでん売り場で見かける餅巾着を思い出してください。
実は、餅巾着1個の製造原価は○○円。これに対しコンビニの
買取価格は○○円。その差額はわずか○○円。

これでは全く商売にならないということで、
国内製造に見切りをつけることができたといいます。

そして、中国珠海の保税区では、何と餅巾着1個の製造原価は
驚きの○○円。実に○○倍の価格差があります。

上記のとおり、中国進出のきっかけは、
特定商品の製造原価削減でしたが、現在は徐々にレパートリーを
増やして大成功を収めました。
今では中国人従業員800名、売上20億円を超える超優良企業に!

珠海で製造する商品も様々です。
油揚げ、納豆、レトルト麺、牛丼レトルトパウチ・・・
これからは、中国人にも納豆を食べてもらうんだ!
と鼻息の荒い2代目社長の熱意ある話が印象的でした。

セミナーは、実際に食品工場を見学させてもらいました。
日本人と比較した生産性は中国の方が○倍よい。
(1分間に餅巾着を作るスピード)

他にも、モーター部品を製造する日系工場にお邪魔して、
実際のラインの様子を見学させていただきました。
総経理が直々に工場運営のポイントをご説明くださいました。
ラッキー。

部品製造コストを削減する最大の要因は○○だが、
逆に○○については日本と全く同じ。
従業員の男女比率は○:○。
今後は、○○な人材の比率を増やしたいと、
同社中国拠点の人材獲得方針を語ってくれました。


工場見学後は、珠海保税区(お役人)主催の昼食パーティー。
このツアーで初めての北京ダックがお目見えして、
一同ちょっとした興奮状態に。
(念のため、
 ツアー参加者は投資家なので基本的には金持ち連中です^^)

珠海の素朴な地元料理が次々に出されましたが、意外にも
「この日の昼食が一番美味かった」とコメントする方が続出。

日本人の味覚は分からんねー。
中国式の豪華絢爛もいいですが、料理や素材の値段よりも、
自分の舌にあうかどうか、また、
その日のコンディションによっても味覚は微妙に異なるようです。

昼食後、いよいよお待ちかねのマカオ潜入。
二日間ぶっ通しで続いた投資セミナーから開放されて、
唯一遊べる時間帯が15:00-21:00のマカオ上陸です。

日ごろの行いがよかったのか、お天気は快晴。
マカオのシンボル「マカオタワー」から見る景色は最高でした。
珠海、マカオを一望する360度のパノラマは、美しい緑と
青い海、躍動感溢れるカラフルな高層ビル群。
視線を少しずらすと広大な埋立地と工場用地。
海には、大小たくさんの船が浮かんでいます。
視線を足元に移すと、
建設中の巨大カジノ(MGM)の全容がはっきりと確認できます。

投資ツアー一向20名を乗せたバスは、
無数のクレーン・重機が立ち並ぶ、
マカオで最もホテル建設が盛んな地域を抜けて、
the westin hotel近くの地元ビーチを目指します。

少し灰色な浜辺から海を見渡すと、
そこには瀬戸内海とそっくりな海の景色が広がっています。
青い海原と小さな島々。穏やかな波。
ところどころ、水着の男性が泳いでいます。

私は、5香港ドルのアイスをほおばって、
再びバスに乗り込みマカオ市街地に逆戻り。
そしていよいよ、お待ちかね、マカオのカジノ体験です。
・・・(省略)

夕食は、マカオタワーの展望レストランで、美しい夜景を
見ながらビュッフェ形式で和気あいあいと楽しみます。
・・・(省略)

このメルマガは、夜分遅くに珠海のホテルで書いて、
今朝配信しました。

今日は、午前中に香港に移動して、
午後便で帰国するツアー参加者を空港にお連れします。
ところが私は深センでもう一泊。

せっかくなので、深センのソフトパークを訪問して、オフショア
開発メルマガ発行人としての本業を全うしたいと思います。
そして、先日から案内しているように、今日の夜は深センで
オフショア開発交流会を開催します。

といっても、現在の参加者は2名。
場所未定、時間未定、会費未定(実費)ですが、
興味ある方は、下記携帯まで直接ご連絡ください。

中国携帯:138-0176-7534 (幸地が日本語で出ます)


2007年05月30日 10:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ブリッジSEを要請したら日本人SEが届いた!? 2007/5/29

こちらとしては、設計対応後、オフショアでの製造をコントロール
できる要員をオンサイト要員として想定していたため、今回の提案
は断ることになりました。・・・
いくら、中国語ができて、経験がある人でも、やはり国の壁は越え
られないのではないか?という気もします。

みなさんは、このような経験は無いでしょうか?
また、どのように考えられますか?

(オフショア開発サポーターズMLより)


2007年05月29日 17:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

工場誘致に全力投球、観光地「珠海」 2007/5/29

【珠海滞在期】オフショア開発に無関係な余談のオンパレード

5/28(月)
中国広東省の珠海市にて、珠海マカオ投資セミナーに出席。
市政府肝いりの巨大イベントということもあり、セミナー会場は、
溢れんばかりの人でぎっしり。現地スタッフや関係者を合わせると、
総勢1,000名を超える勢いでした。

とはいえ、中国的政府イベントではお決まりの退屈なスピーチが
延々と続き、さすがの私もいい加減に飽きてきました。

というわけで、午後は独りセミナーを抜けてホテル周辺を散策。
いまや中国出張時の恒例行事となった、
ローカル店での散髪を今日も楽しみました。

香港からフェリーで1時間、
カジノ売上で世界一となったマカオと陸続きで接する中国珠海市は、
発展が約束された人口130万人(戸籍登録者のみ)の小都市です。

きれいに整備された珠海の海沿いの道路は、
静岡県熱海の海岸線を彷彿させます。
劇的に進化を遂げる熱海の温泉街!というと、
多少の雰囲気が伝わるかも。

既に大成長した中国沿岸部の各都市と比べると見劣りしますが、
激しい建設ラッシュはここでも健在。
今のところ、珠海市街地の渋滞はさほどひどくなく、
空気はきれい。海岸線は中国随一。

お隣りマカオに引っ張られる格好で、ここ珠海は観光&保養&娯楽
の道を突き進むことになりそう。ところが、午後に入ってから、
珠海市が目指す別の顔を垣間見ることができました。

広大な土地、交通の便利さ(空路、水路)、立地条件のよさ、
そして安価な労働力を活かした製造拠点。
市街地から車で1時間ほど離れた複数の工業団地。
私たちは、珠海でも工場建設ラッシュを目の当たりにします。

今回は特別に、現地でエアコン部品を製造する
日系工場を見学させてもらいました。
これも、毎度おなじみの光景です。

夜は、現地のお役人を交えた歓迎パーティ。
(投資誘致の接待です^^;)


2007年05月29日 17:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

全面余談版「香港、珠海出張中」 2007/5/28

こんにちは、
オフショア開発メルマガ発行人 幸地司(こうち・つかさ)です。
今号はオフショア開発の話題はありません。
本誌発行人の近況に興味ない方は、ここで終了ということで。

              ※

先週5/26(土)夜、10数年ぶりに香港の地に降り立ちました。

これまで上海を中心に活動してきたため、
成田⇒香港フライトの印象は一言「遠い」。
たった4時間ではありますが、
機内でじーっと座っているのは苦痛です。

現地時間22時に到着しましたが、気温は30度を超えていました。
沖縄よりも暑かったです。
休む暇もなく、香港国際空港から深せんにバス移動。

1時間ほどで深センのホテルに到着。
10数年ぶりの深センの印象は「こんなものかなー」。
ところが、ツアーの同行者は私の答えが気に入らなかったようで、

「幸地さん、今から繁華街を案内します。
 少し歩いて街を散策しましょう」

と誘ってきました。
どうしても、深センのすごさを見せつけたいらしい(笑)。

というわけで、大人二人で、深夜の深センを20分ほど、
ぶらりと散策しました。
交通量はそこそこ、タクシーの台数も多く、
路上は大勢の人で活気溢れる。
男女問わずポン引きもひっきりなしに現れる。

いかにも中国という雰囲気を感じていたのですが、
よくよく考えると現在の時刻は午前1時過ぎ。

サタデー・ナイトとはいえ、もう深夜です。
深センの皆さん、ちょっと盛り上がり過ぎではありませんか。
路上屋台が並ぶ地区の雰囲気は、さながら夕方の新宿駅周辺。

現地パワー炸裂です。

ポン引きの目を避けるために、
セブンイレブンでアイスクリーム(75円)を買って、
食べ歩きをはじめます。すると、どうでしょう。
私たち日本人旅行者は、一気に現地化してしまいました。
無論、ポン引きから全く声がかかりません。
(黙ってアイスを食べ歩きすると、外国人旅行者には見られない)

翌朝は、深センホテル前の屋台で軽い朝食を済ませ、
今回の香港ツアー参加者本体と合流します。総勢10名。

日曜日のうちに、舞台を珠海に移し、
珠海市政府主催の晩餐会に出席。総勢100名強。月曜日から、
さらに増えて一説によると600名近くの大イベント!。

昨夜は、珠海の副市長さんがわざわざお見えになっていたので、
一緒に写真を撮ってもらいました。どこにいっても、
中国のお役人は貫禄があるなーと、改めて実感。

今回の出張目的は、珠海国際会議中心大酒店で開催される投資誘致
ミッションに参加すること。裏の目的は、発展著しいマカオ視察。
加えて、ツアー最終日の深センITソフトパーク視察も楽しみです。

いつか、本誌で真面目に語るつもりですが、
IT専業のオフショア開発関係者は、見識を広げるために
製造業の現場にもっと足を運ぶ必要があると思います。

組み込み系関係者やメーカー所属の読者なら直感的に
お分かりでしょうが、ソフト開発と製造業の現場は全く異なります。

プロセスが違います。お題目に過ぎないプロセスに魂を吹き込む
マネジメントが本質的に異なります。

一言でいうと、産業の歴史の長さが違う。極言すると、
中国進出で収益を上げる製造メーカーは、最初から成功すべくして
成功しているように感じます。
(決して、楽して儲かっている、と言いたい訳ではありません)

IT・ソフト業界は、他業種と比べて海外事業での苦労や失敗の
蓄積が業界全体としてまだまだ足りないのかもしれません。

それじゃ、私たちオフショア業界も今から苦労に苦労を重ね、
業界として成功・失敗の経験を積み重ねたら、
そのうち他業種と同じように成功を収めるでしょうか?

 私の答えは「否」です。

・・・続きは後日。


2007年05月28日 09:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/5/25)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/5/18 - ITpro
世界のIT市場はサービスへ向かう

日本製造業が製造部分(現場)を中国その他にアウトソースして設計開発部門との擦り合わせがスムースにいかなくなってしまったことが,失われた15年の一因だったと指摘しました。ソフトウエアのオフショア開発も(今は発展途上ですが),間違いなく製造業と同
じ道を歩みます。


・2007/5/20 - 稲田大学アジア太平洋研究センター特別研究員 文彬
ソフトウエアパークのある町「無錫」を行く

無錫は 2004年に科学技術省が認定した国家火炬計画としてのソフトウエア産業基地である。国家レベルのソフトウエアパークの中でも認定が遅い方だが、無錫は同時に国家ICデザイン産業化基地(全国7か所)と国家アニメーション・ゲーム産業基地(全国15か所)でもある。


・2007/5/22 - FujiSankei Business i.
ベトナムIT、日本で合弁 開発や技術者派遣本格化

ベトナムのプログラマー人件費は中国の3分の2、インドの半分とされる。ベトナム政府はソフト・情報サービス産業を育成する方針で市場規模を2005年の約300億円から10年に約1280億円まで引き上げる計画。


・2007/5/21 - @IT
日本のIT生産性の低さは果たして改善できるのか

社内システムの標準化努力が欠けており、さらにレガシーシステムとの兼ね合いでアプリケーションを分離できないために、オフショア開発などの利用によるコスト削減もままならず、SOAに基づくシステムの総合的な刷新も阻んでいるという。


・2007/5/21 - @IT
あらためて衝撃――日本のソフト産業を統計分析する

「このままでは日本のソフトウェア産業は構造不況に陥るんじゃないか」という危機感を持っている人が多い。背景にはインド、中国、ベトナムなどの海外開発の拡大が顕在化しつつあることが挙げられる。あらためて業界全体のビジネス構造を統計的に見てみると問題の根深さは想像以上なのである。


・2007/5/22 - 中国情報局
投資でもサーフィンでもない「オフショア開発」とは?

お友達の末富氏の連載記事です。よろしければ。


・2007/5/25 - Tech総研
外資系だけじゃない!海外と関わるIT技術者の仕事

Tech総研が約1600人のエンジニアに行ったアンケート調査で、「海外と関わる仕事をしている」と応えたITエンジニアの比率は、24%もいることが分かりました。


・2007/5/25 - CNET Japan
高度成長に自信あるが、慢性的な人材不足に危機感--Fast500ランキングCEO

今後5年間にオフショアリングする人員の割合について、大多数の企業は自社のグローバルでの従業員のうち、少なくとも10%をオフショアリングすると予想している。また、アジア太平洋地域では、回答した17%の企業が全従業員の40%をオフショアリングすると予想しており、他地域よりも高い結果となっている。


2007年05月25日 22:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

香港前夜 2007/5/25

明日から香港出張なのに、まだなーーんにも準備していません。
ホテルも予約されているはずですが、
同行者とは当日現地集合なので、もし会えなかったらどうしよう。

あとで、地球の歩き方香港版を買って、
万が一に備えとこっと。
深せん、珠海では、手持ちの中国携帯電話は通じます。
お気軽にご連絡ください。


2007年05月25日 21:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

差異認知プロセスで認知すべき対象 2007/5/24
「昔は良かった」と懐古主義に走っても、陰では「ウザイ」と
日本以外の方々の意識、考え方を自分たちを中心にして考えるのが間違っている、と私は思います

(日本人読者)

第19回オフショア開発勉強会では、プロジェクトに潜む日本と中国の差異を認知する品質管理モデルを紹介した。ゲスト講師は、これを差異認知プロセスという。

話を聞く前は、シックスシグマに似た手法を想像していたが、実際に話を聞くと非エンジニアリング的な印象を受けた。紹介された品質管理モデルで認知すべき差異とは、計測された定量値ではなくコミュニケーションの齟齬である。(という印象)(ちなみに、本誌発行人は「中国品質協会品質技術賞」を受賞した標準プロセス定義書一式を拝見しました。杭州にて。)


■成功の勘所

以前、お世話になっている日本人読者からこんなメールが届いた。

私も来週中国へ出張することになりましたが、まず現地側に日本側の人間がいる時間をできるだけ長く取って何がしかの形でコミュニケーションが取れるようにしよう、ということになりました。今週から4人が入れ替わり立ち替わりで出張する予定です。お互いの顔が見えないことを何とかカバーできないか?ということへの一つの策として試してみたいと思います。


こちらも、差異認知プロセスの一環である。


2007年05月24日 21:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発勉強会のタイプ分け 20070424

私が主宰するオフショア開発勉強会は大きく2つに大別されます。

1つ目は専門家によるレクチャー、最新動向紹介。
2つ目は実務家による現場の体験記。

今回の北島氏の講演は前者です。
私の講演も前者に属しますが、私の話はみなさん聞き飽きたので、
どちらかと言えば、議論を盛り上げる推進役に徹します。

6月勉強会は後者のタイプを企画中。
もしかしたら、ゲスト講師の話は洗練されていないし、
標準的でないかもしれません。
けれども、とにかく体験を語ってもらいます。
参加者は「ああ、うちと同じ問題だ」と共感するかもしれません、
老婆心から「もっと、こうすればいい」とアドバイスするかも。

□オフショア開発勉強会 <大阪場所>
 日時:2007年6月22日(金) 15:00-17:00 (14:45開場)
 内容:調整中

□オフショア開発勉強会 <東京>
 日時:2007年6月26日(火) 18:50-20:50 (18:30開場)
 内容:調整中


2007年05月24日 21:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

これは私の仕事ではありませんので・・・お先に失礼します 2007/5/23
中国人技術者のモチベーション
最初からプロジェクトに参画したメンバーと、後から応援で配属されたメンバーのモチベーションは全く異なります。

(第19回オフショア開発勉強会 参加者より)

昨夜は第19回オフショア開発勉強会が東京は日本橋で開催された。今回も無欠席ゼロと抜群の出席率。(通常、低価格セミナーの出席率は晴れた日で70%、雨天だと50%を切ることも)。

昨夜は、2006年度「中国品質協会品質技術賞」を受賞した中国ベンダーが開発したオフショア品質管理モデルの紹介がメイン。差異認知プロセスという名称が秀逸である。いわゆる宣伝一辺倒ではなく、自社や中国IT業界の問題点を具体的に示しながらの解説は、オフショア初心者だけではなく、経験者をも十分に惹きつけた。

セミナールームは総勢15名の熱気に包まれた。終了予定時刻を30分近くオーバーしても、誰一人席を立つものが居なかった。

【質疑応答であった興味深い発言】

・昨年北京に駐在していましたが、最初からプロジェクトに参画した中国人メンバーと、後から応援で配属された中国人メンバーのモチベーションは全く異なり、とても苦労しました。

・プログラマーとテスターを分業にして出来高制を採用。バグを発見したらテスターの給料が上がり、プログラマーの給料が下がる。これって、いかがなものか?

・中国人リーダーを信頼して責任を与えたら、驚くほど熱心に仕事に没頭した。休日出勤もいとわず。ところが、周囲が忙しくても「これは私の仕事ではありませんので・・・お先に失礼します」と帰宅する人もいる。


■成功の勘所

【これって本当?】

中国オフショア開発では、メンバーのやる気に大きな開きがある。特に、最初からプロジェクトに参画したメンバーと、後から応援で配属されたメンバーのモチベーションは全く異なります。

◆本当である(日本よりも差が激しい)
◆うそである(日本と同じか、日本よりも差が小さい)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年05月31日23時00分
協力:クリックアンケート

オフショア開発勉強会の参加者には、ゲスト講師から特別プレゼントが用意されたので、後で全員にメールで案内する。お楽しみに。


2007年05月23日 22:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ユニバーサル・リーダーズ・アカデミー無料説明会 2007/5/23

今夜は、ユニバーサル・リーダーズ・アカデミーの無料説明会。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/05/post_cfd6.html

ユニバーサル・リーダーズ・アカデミー(ULA:仮称)は、
オフショアリング業界での活躍を希望する学生&社会人の
コミュニティ。

どんな企画が出来上がるか、楽しみです。


2007年05月23日 22:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

問題あるメール件名 2007/5/22
なぜ技術者の文章は下手なのか(電子メール編)
 

件名:至急!書類の郵送依頼について(2)
件名:重要連絡 会議開始の時間について
件名:変更してください

         (実際にあった日本人が書いたメールの件名)

ある種の人は、紙文書の通達を電子メールで再現しようとする。しかも、丁寧に書こうとすればするほど読みづらくなる。知人にも、本当にへたくそなメールばかり書く人がいるが、いつもトラブルを抱えている。

最近のビジネスパーソンは、毎日100通以上のメールを処理する。忙しいとき、Cc:に大勢ぶら下がっているときにメールを見過ごすことも多いが、そのときに限って重要な連絡事項を見過ごしてしまう。

【問いかけ】

・上記メール件名の問題点を指摘せよ。
・可能なら、改善案を提示せよ。


2007年05月22日 11:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

2006年度中国品質協会品質技術賞1等賞 2007/5/22

今夜は第19回オフショア開発勉強会<東京>です。

ベストセラー『オフショアリング完全ガイド』著者が語る
中国の最前線と題して、オフショア開発成功の仕組みを
プロジェクト管理の視点からわかりやすく解説します。

特に、日本の文化と中国の文化の違いから、オフショア市場動向と
オフショアビジネスの構造を踏まえた品質保証の仕組みについて、
具体的な事例と数値データを示しながらお話いただきます。

オフショア開発で発生しがちな問題点とその解決法として、
2006年度中国品質協会品質技術賞1等賞を受賞した
オフショア品質管理モデル(差異認知プロセス)について
紹介してくれるそうです。

現在、申し込み10名ですが、見逃すともったいないですよー。
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


2007年05月22日 11:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/5/18)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/5/10 - ITpro
プロジェクトを定量化していますか?

様々な指標を「自動的に」計測できれば一番いい。実際に,こうしたコンセプトで開発されたツールもある。それが「EPM(Empirical Project Monitor)ツール」である。「状況が把握しにくいオフショア開発にぜひ適用したい」という声も多いという。


・2007/5/14 - @IT情報マネジメント
円安と人件費高騰で35%の減益に苦しむ中国

日本ではあまり話題にならないので知らない人も多いと思うが、円安人民元高が続いている。昨年比で15%人民元高となっており、中国オフショアベンダを苦しめている。この問題は、どう解決すればよいのだろうか。


・2007/5/16 - HOTNAM!ベトナムニュース
ベトナム:ソフトウェア分野の発展、カギは人材

現在国内に存在するソフトウェア関連企業は2,000社、うち700社が生産を行い、数十社でエンジニアを500人以上雇用している。


・2007/5/17 - 中国情報局
BSA:海賊版ソフト使用率は世界平均の2倍超

2006年の中国市場における海賊版ソフトウェアの使用率は82%であったと発表した。海賊版の使用率は3年連続で減少しているという。


2007年05月18日 05:26 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

風邪と諸々で 2007/5/18

週末から月曜日にかけて、久しぶりに風邪でダウン。
37.5度くらいの熱がでて、うーうーうなっていました。

ですが、今週の火水は久しぶりのオフショア開発実践セミナー。
そのためドーピング処理を駆使して、見事に完治させました。
その他もろもろで、1週間ぶりのメルマガ配信。

今日は、大阪にて、第3回オフショア開発勉強会です。
お席に若干の余裕があるので、飛び入り参加大歓迎です。

最近、オフショア大學の方もすっかりご無沙汰になっていました。
とはいえ、受講生の皆さんは、課題提出の締め切りまで後わずか。
今頃は、必死の形相で頑張っていることでしょう。

今後の予定をざっくりと。

5/18(金) 大阪 オフショア開発勉強会
5/20(日) 東京某所にて日曜セミナー(終日)
5/22(火) 東京 オフショア開発勉強会(残り5席ほど)
5/26(土)-31(木) 香港、深セン、マカオ出張
6/ 2(土) オフショア大學 第1期生修了
6/ 3(日) 本誌発行人のお誕生日
6/ 4(月) 会計士と打ち合わせ
6/12(火)-13(水) 琉球大学
6/16(土) 東京某所にて土曜セミナー
6/19(火)-20(水) 琉球大学
6/22(金) 大阪 オフショア開発勉強会
6/23(土) 大阪 無料相談会
6/26(火) 東京 オフショア開発勉強会(予定)
8/24(金)-9/3(月) オーストラリア出張
9/11(火)-12(水) 琉球大学


来週は、久しぶりの香港です。
中国返還前に卒業旅行で訪れたのが最後でした。

 5/30(水)夜・・・深センにて交流飲み会やります。
 希望者はメールでお申し込みください。

  "support @ 1offshoring.com"「深セン交流会」
    (スパム対策)

6月後半に大連で毎年恒例のソフト展示会があるのですが、
大阪出張と重なりそう。行く人いれば、連絡ください。
読者レポートをお待ちしています。


2007年05月18日 05:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/5/11)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/4/26 - 人民網日本語版
中国ソフト企業100、華為・中興・海爾がベスト3

100社のソフト関連収入は総額1437億6千万元に達して、前年比27.5%増加し、国内のソフト産業の収入全体の30%を占めた。


・2007/4/27 - NBonline
米国サービス分野はなぜ強いのか

オフショアリングは国内アウトソーシングの20分の1程度に過ぎないとされている。今後、日本のサービス分野が競争力を高めるには、IT活用とインソースパワーの蓄積がキーワードになってくるのではないだろうか。


・2007/5/1 - インターネットコム
日本 IBM 100人採用開始! 5年ぶり大量募集の裏側

プロジェクトメンバーのうち、半数は上海で仕事をしているという例もある。海外を下請日本だけで通用する自己流の手法は通じない。向こうのエンジニアはロジカルに説明しないと決して納得しない。仕様書の日本語が曖昧だとすぐにクレームが飛んでくる。


・2007/5/2 - ITmedia
オフショアに優れた人材を求める北米テクノロジー企業のCEOたち

能力の高い従業員の不足を補うため、海外の人材に頼る傾向を強めており、半数近くの45%が現在、オフショア開発を行っている。55%は向こう5年以内にオフショア開発を行う計画があるとしており、この比率は増加の一途となるだろう。


・2007/5/8 - 早稲田大学アジア太平洋研究センター 文彬
日印中、新たなトライアングル(インド訪問メモ)

インドのオフショア・ベンダーも日本だけでなく、中国にも積極的に進出しているのである。中国市場を狙いながら、日本文化を熟知している中国ベンダーを巻き込んで日本の顧客を獲得するためである。


・2007/5/8 - 日経新聞
東芝、ベトナムにデジタル家電向けソフト開発拠点

2007年6月に従業員約20人で本格稼働、2010年度には約300人へ増やす予定。技術者は主に現地採用する。当初は日本で設計したソフトのプログラミングを担当するが、順次、独自の開発体制を整える。


・2007/5/9 - 日経新聞
組み込みソフト、国内は人手不足・インドや中国で開発強化

ソフト開発を手掛ける各社がインドや中国で、携帯電話や家電の動作を制御する組み込みソフトの開発を強化する。技術者不足が深刻な日本だけでは需要に対応できないため、新興国の豊富な人材を活用する。


・2007/5/9 - ITpro
中国だから安いと思うなかれ

中国では大幅な値引きが当たり前。そのため日本より若干高めの価格設定にしている。ハードウエアは,日本の1.5倍程度するものもある。プログラム開発に加えてドキュメント作成などまで依頼すると,単価が跳ね上がる。しかし,それもやむを得ない。


2007年05月11日 14:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

名古屋少数精鋭 2007/5/11

久しぶりの名古屋オフショア開発勉強会(第3回目かな?)、
少数精鋭で盛り上がりました。

・オフショア開発推進室が持つべき機能とは□□□□である
・プロジェクトマネジメント導入の効果は□□□□□
・中国人を日本で研修しても□□%はすぐに転職される

次の名古屋場所は7月頃を予定。
たくさん集まってくるといいな~。


2007年05月11日 14:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人に"Integrity(インテグリティ)"はあるか 2007/5/10
Integrity"とは
"Integrity"は、正直さ、誠実さ、高潔、完全、健全性などと訳されるが、あなたは"Integrity"の意味を正しく理解しているだろうか。

(本誌発行人)

内部統制やCSR(Corporate Social Responsibility)を語る際には、社員一人ひとりのIntegrityが欠かせない。先日セミナーでご一緒した峯本展夫氏は、プロジェクトマネジメントの世界でもIntegrityはますます重視されるようになると主張する。

・従来の組織:社員は性善説で互いを信頼
・今後の組織:社員一人ひとりのIntegrityによって自立

最近の企業不祥事の原因の1つは、明らかに日本人のIntegrityの欠如である。「職人の良心が失われた」という表現がしっくりくるかもしれない。

Integrityを日本語で書かないのは、適切な訳語が存在しないから。これは、Innovationが日本語に訳せないことと同じ理屈である。(「技術革新」はInnovationの概念の一部に過ぎない)

とまぁ、概念的な話はこのくらいにしよう。本当に面白いのは、この後からである。ここで意地悪な質問を1つ。

「中国人にIntegrityはあるか?」


■成功の勘所

現場で活躍するプロジェクトマネージャーに「中国人にIntegrityはあるか?」と質問したら、どのような答えが返ってくるだろうか。また、あなた自身の答えは。そして、その根拠は何だろうか。

☆中国人に"Integrity(インテグリティ)"はありますか?

 あなたの考えを教えてください。
 よろしければ、その理由をコメントボードにお書きください。

◆ある
◆ない
◆Integrityの概念がよく分からない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年05月18日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年05月10日 16:06 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

PMBOKを日本語だけで勉強するのは無理がある 2007/5/9
日本語に訳せない英単語
 あなたは、"Integrity(インテグリティ)"を何と訳しますか。

昨日は、日ごろお世話になっているプロジェクトマネージャー向けメルマガ仲間が主催するセミナーにゲスト参加した。「世界の標準に見るプロジェクトマネジメントの方向性」と題したセミナーでは、PMI、IPMA、PMAJの活動に始まり、近年のトレンドを理解する上で重要な話が続いた。後半は、内部統制(J-SOX)とPMBOKとの対応に触れて、プロジェクト活動を支える人材育成をテーマで盛り上がった。

プロジェクトマネジメントの主な標準は全て英語で書かれている。その中には、日本語に訳せない概念の用語がいくつもあり、それが日本人を悩ます原因の一つになっていると指摘された。

以前、本誌で紹介した「責任」という言葉も誤解を招きやすい表現の一つ。他にも、コミットメント、コントロール、マネジメントといった例がある。

昨日のメインテーマは"Integrity"。正直さ、誠実さ、高潔、完全、健全性などと訳されるが、あなたは"Integrity"の意味を正しく理解しているだろうか。


■成功の勘所

「PMBOKを日本語だけで勉強するのは無理がある」
「海外から日本にない概念を導入しても、絵に描いた餅に過ぎない」

昨日は、こうした声が印象に残った。海外から導入された新しい言葉を理解するために、あなたはどのように工夫すればよいだろうか。

有効な手段の1つは、外国人に説明してみること。

「コミットメントとは・・・・」
「コントロールとマネジメントの違いとは・・・」
「マネジメントと管理の違いとは・・・・」

中途半端な理解では、外国人に説明できないことに気づくだろう。
2つ目の有効な手段は、日本と海外を比較すること。

「日本人と比べて中国人はすぐ会社を辞めるといわれるが、
 中国人にIntegrityは存在するのだろうか?」

こうした議論を重ねることで、日本語に訳せない専門用語の理解が深まっていく。言葉の定義を大切にしよう。


2007年05月09日 11:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

落ち着きを取り戻せ 2007/5/9

明日は名古屋遠征ですが、ちょっとばたばたしております。
あいよえー(叫び)。


2007年05月09日 11:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ユニバーサル・リーダーズ・アカデミー企画賛同者の募集 2007/5/8

今日は、オフショア開発に無関係な話題に終始するので、興味のない方は、このまま読み飛ばしていただいて結構です。


【リーダーズ・アカデミー企画賛同者の募集】

オフショアリング業界での活躍を希望する学生&社会人のコミュニティを立ち上げます。その名も、ユニバーサル・リーダーズ・アカデミー(ULA:仮称)。

■ビジョン(vision)

留学生、日本人学生、社会人が実践でリーダーシップを磨く、国境・文化・言葉の壁を超越する創造型プロフェッショナルのための学びのステージ。

■対象者(オフショアリング業界に興味を持つ下記該当者)

・外国人留学生
・日本人学生
・社会人

先日ある友人に刺激を受けて、急にULAをやりたくなりました。ですが、ULAで何をするのか、今のところ全く考えていません。白紙状態です。

そのため、ゼロからコミュニティ立ち上げに携わる創業スタッフを募集します。企画段階なので人数はさほど必要ありません。少数精鋭でいきます。

学生が多く集まれば、就活やキャリア開発といったテーマが中心になるでしょう。若手社会人が多く集まれば、現場で通用するユニバーサル・リーダーシップ開発に焦点があたるかもしれません。

全く応募がなければ、この企画は中止です。残念。

本誌理念に共感してくれて、上記ビジョンの実現に向けて一緒に活動したいという人がいれば、お気軽にご連絡ください。ちなみに、ULA企画活動は完全ボランティアなので、金銭報酬を希望される方はご遠慮ください。


【募集人材】
ユニバーサル・リーダーズ・アカデミー(仮称)の創業スタッフ。

【募集人数】
若干名

【人材要件】
・オフショアリング業界で活躍したい、もしくは活躍中
・日本語で会話できること
・東京近郊で打ち合わせ可能
・イベント企画や運営、サイト企画や構築などに貢献できる
・ボランティア活動の時間が確保できる

【NGな人材要件】
×本メルマガの理念に共感できない人
×打ち合わせに参加できない人
×他人がお膳立てしないと動けない人

【応募方法】
1.無料説明会にエントリー(メールにて)
2.希望者は面接へ
3.合格発表(面接から1週間以内)

無料説明会の応募先:support□1offshoring.com
(□を@に置き換えてメールしてください)
メールは自由形式ですが、選考の対象だったりして。。。

【無料説明会】
第1回説明会 2007/5/21(月) 11:00-12:00 東京セミナールーム
第2回説明会 2007/5/23(水) 20:00-21:00 東京セミナールーム
第3回説明会 2007/6/13(水) 11:00-12:00 東京セミナールーム

*各回とも同じ内容です。

【応募期間】
2007/5/8 - 2007/5/31
(途中で応募打ち切ることもあり)


■成功の勘所

ULAは、ネットとリアルの両方で活動したいと思います。


2007年05月08日 12:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深センでもオフショア開発交流会? 2007/5/8

中国深センにお住まいの読者はいませんか。突然ですが、
5/30(水)夜、深センンでオフショア開発交流会を企画中です。
プライベートな中国出張ですが、せっかくなので一日くらい、
オフショア関係者と交流を持ちたくて。


2007年05月08日 11:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

赤字では中国子会社を使わない(51%) 2007/5/7
子会社より外部の協力会社がもっと安いとしたら

 ・赤字覚悟で提供する (30票) 37%
 ・赤字では提供しない (41票) 51%
 ・その他 (10票) 12%

○結果を見る

(本誌アンケート最終結果)

●前号のおさらい。

あなたは、ある事業部のオフショア開発推進担当者だとする。外部
の協力会社が、中国子会社よりも安い提案を出してきた。あなたは、
「赤字覚悟」で中国子会社のリソースを提供するか。特に、他事業
部から協力要請があったときの対応を考えなさい。

本誌第639号より


何はともあれ、コメントボードに投稿された読者の声をみてみよう。


1 その他を選びました。
 1 まずお金をグループ外に流さなくてすむから
 2 外部より高サービスなら、値段交渉の余地がある
 3 子会社を成長させるよい機会にも捉える


2 親会社の経営に大きな影響が無いのであれば、中国子会社に発注します。・・・


3 オフショア推進担当者としては・・・赤字であってもGOである。ただし、この利点の効果を客観的に金額換算することが難しいので事業部長への説得が難しい。


4 赤字では提供しないと回答しました。一番の理由は赤字経営だと、中国人従業員に満足な給料が払えなくなり、せっかく確保した人材が流出してしまうからです。


5 より低賃金な会社を利用するのは仕方が無いと思います。


■成功の勘所

大型連休中にも関わらず、81件のクリック協力と7件のコメントが投稿された。とてもありがたいのだが、結果をみておやっと思った。

巷では、プロジェクト単体の収支を度外視した中国発注が溢れかえっているため、赤字覚悟でも自社の中国リソースを活用するとの回答が過半数を超えると予想していた。

私の事前予想は外れた。

今回のアンケートは「実態調査」ではない。あくまでも、読者一人ひとりの個人的な主張に過ぎない。したがって、本結果を意思決定の参考材料としようとする人は、「実態」と「現場の声」にギャップがある可能性を念頭において欲しい。


P.S.
「子会社より外部の協力会社がもっと安いとしたら」の模範解答は、今週のプレミアム版メルマガで紹介します。

1ヶ月お試し無料購読する(有料メールマガジン)


2007年05月07日 13:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

復活ですねー 2007/5/7

今日から、オフショア大學も復活ですよー。
受講生の皆さん、張り切ってまいりましょう。


2007年05月07日 13:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/4/27)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/4/18 - ASCII.jp
中国オフショア開発、勝ち組の証言(中編)

オフショアで成功するための10のポイントを紹介する。
1. 信頼できるPMを選ぶ
2. 仕様書をきっちりと書く
3. “請け負い”ではなく“ラボ”で契約
4. 互いに緊張感を保つ
5. コミュニケーションを積極的に
6. 現場を把握する
7. 通訳を介さない
8. 人を大切にする
9. 中国語の契約書は必要
10. 成功している他社から学ぶ


・2007/4/23 - ASCII.jp
中国オフショア開発、勝ち組の証言(後編)

契約書などを現地の言葉にした場合、漢字の国であれば書いてある
内容をおよそ把握できるので、日本にとってオフショア地としての
中国の魅力は高い。日本の技術者より遥かに安く雇えるだけでなく、
新しい技術に対するポテンシャルの高さが大きな魅力の1つだ。


・2007/4/20 - ITpro
団塊世代が仕上げる?“オフショア・シフト”

オフショア開発を手がける海外のソフト会社への団塊の世代の方の
転職。2007年からの団塊の世代の引退は,オフショア開発の広がり
に一層の弾みを付ける可能性があります。


・2007/4/20 - ジェトロ
中国、インドに次ぐ新たなオフショア拠点となるか (ブラジル)

日本のIT関連の海外へのオフショアリングは年々拡大しており、現
在その規模は2,000億円を超える。従来のオフショア拠点である中国、
インドに加え、近年ブラジルへの関心が高まっている。IT分野にお
けるブラジルの強み、日本との理想的なパートナーシップの形など
についてガートナージャパンのアナリストに聞いた。


・2007/4/20 - 日経ビジネス オンライン
2014年W杯開催がほぼ確定 ブラジルの本当の成長力

新しくGDP算入の対象となったソフトウエアなどのサービス産業は
その多くが高成長を続けているため、それによって過去の実質GDP
成長率が大幅に上方修正されることとなったのです。同様のGDP統
計改定作業は、すでに中国やインドで行われており、その結果、
中国とインドの過去の経済成長率は大幅に上方修正されました。


・2007/4/23 - 日経ビジネス オンライン
急増する世界の労働力:高所得国はいかにして低賃金労働者を守るか

高所得国のオフショアリング増大を促したのは、非熟練部門よりも
熟練部門の生産財の輸入だった。高所得国が技術集約的な生産物を
生み出すことに特化しているほか、貿易の大部分が依然高所得国同
士の間で行われているためだ。


・2007/4/23 - ミック経済研究所
派遣・BPOなどアウトソーシング総市場規模を発表

アウトソーシング総市場は、平均成長率9.0%で拡大
2012年度には請負市場が26.0%→32.1%へ
派遣企業は、人材不足の解消が課題。各社は「育成型派遣」に注力へ。
アウトソーシングを通じたユーザ企業の企業価値向上が必要


・2007/4/25 - フジサンケイ Business i.
中国企業 日本開拓志向が鮮明に

中国のソフトウエア開発会社は、日本へ直接進出することで新規顧
客開拓や中国で開発したソフトウエアの拡販を目指している。


・2007/4/25 - CIO Online
安易なオフショアリングに“喝”!

“オフショア疲れ”を防ぐいちばんの“特効薬”は、人事ローテー
ションによってオフショア担当マネジャーを2~3年ごとに交代させ
ることだという。オフショア・ベンダーは、一般に、パフォーマン
ス・メトリックの扱い方が独善的で硬直的だと言われることが多い。
放っておくと、最初に提案したメトリックをそのままいつまでも使
い続けようとする。


・2007/4/27 - ソフトバンク ビジネス+IT
四川の教育現場とハイテクパークの企業をつなぐ--成都「四川飛鳥」

天府ソフトウェアパークには、ノキア、SAP、NECなど外資系企業が
はいっているほか、中国の著名なハイテク企業が名を連ねる。日本
企業が続々と成都に事務所を構え、ハイテクパーク内にも日本企業
が続々と入居する。


2007年04月27日 12:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

浮かれ気分 2007/4/27

いよいよ、明日から大型連休ですね。
私は、どこにも出かけず、ひたすら仕事三昧。
マーケティングの仕掛けを考えています。
5月から新プロジェクトの旗揚げです。


2007年04月27日 11:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

子会社より外部の協力会社がもっと安いとしたら 2007/4/26

■ 問いかけ

あなたが所属する事業部Aでは、中国子会社を使ったオフショア開発の実績があります。苦労しましたが、現在はそれなりに成功するようになりました。同じ会社には、まだオフショア開発に取り組んでいない事業部Bがあります。ある日、事業部Bから依頼がありました。

「顧客からコスト削減の強い要請があり、うちでもオフショア開発を検討している。単純に費用だけで判断すると、外部の協力会社に委託する方が安いが、ぜひ社内リソースを活用したい。ぜひ事業部Aからサポートしてほしい」

事業部Aのあなたは、事業部Bにオフショア開発を展開するよい機会だと思い承諾しかけました。ところが、話の続きがあります。

「ただし、予算の都合上、事業部Aに十分な費用を払えない」

つまり、オフショア開発が得意な外部の協力会社を使えば、安く済みます。ですが、社内リソースを使いたい。ところが、事業部Aに依頼する方が外部業者よりも高くつきます。

あなたが、事業部Aのオフショア開発推進の担当者なら、どのような判断を下しますか。

◆赤字覚悟で提供する
◆赤字では提供しない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年05月04日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年04月26日 16:29 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

名古屋出足不調 2007/4/26

5/10に予定する名古屋でのオフショア開発勉強会、ですが、
おもったほど申込数が伸びていません。

時期が悪いのでしょうか。
それとも需要がないのでしょうか。

東京と大阪では大好評でした。
http://www.ai-coach.com/2007/04/workshop_nagoya.html


2007年04月26日 16:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

発注者はすべての仕様を明記すべきだと思いますか 2007/4/24
重要な問いかけ
オフショア開発発注者は、全ての仕様を明記すべきと思いますか。

以前、ある中国人読者がこう言った。

「オフショア開発発注者は、全ての仕様を明記すべきである」

私は条件反射的に反論した。

「それは非現実的である」

しばらく経って、またその議論が蒸し返された時、私は重要な問題に気づいた。前出の中国人読者と私の間で、おそらく「全て」の意味が共有されていない。

・最終的な仕様を明記する
・その時点で確定した仕様と未確定の仕様を明記すればよい
・製造者にとって必要十分な仕様が明記されること


「全て」の意味を厳密に定義すれば、オフショア開発の発注者は全ての仕様を明記すべきであると公言してもよいと思う。日本社会やソフト業界だけの枠組みで思考していたら、このような心境の変化は起こらなかっただろう。

多国籍企業のジョンソン・エンド・ジョンソンは、我が信条と呼ばれる絶対的な行動指針を持っている。我が信条は、日本国憲法よりも厳密に守られている。その秘訣を研究すると、基本原則を愚直に守り続けることが、長期的な好業績に直結することがわかる。


■成功の勘所

オフショア開発発注者は、全ての仕様を明記すべきと思いますか。

あなたが本気でYesと答えるなら、「全て」を具体的に定義しなさい。すべてを明記するための条件をガイドライン化しなさい。具体的な数値で条件を設定しなさい。現場の裁量で、お茶を濁されないための仕組みを作りなさい。そして、違反した者に対する処罰についても検討しなさい。


2007年04月24日 10:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

工夫満載の広告 2007/4/24

保険会社のテレビCMを見ていると、
本当にすぐれた作品だなーと感心します。

・持病を持っていても入れる保険
・安くなる自動車保険

出演者の演技力、CMの流れ、どれをとっても完璧です。
最近、消費者金融のCMの雰囲気が変わってきました。
不祥事が相次いだので、イメージ刷新を図ったのかな。

うちのメルマガ広告も工夫しなきゃ。


2007年04月24日 10:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

テレックス時代は毎日赤ペン指導を受けたものだ 2007/4/23
よくある悪いメールの例

・中国からの質問に答えない
・すぐに謝る、不必要に謝る
・件名を読んでも内容が把握できない
・Cc: に大勢ぶら下がりすぎ
・1通のメールに複数の用件が混在
・社外の人にも社内用語で話しかける
・宛先不明
・改行されず読みづらい
・用件がないのでストレス蓄積
・結論が遅い、背景説明がダラダラ続く
・中身のない言葉の羅列

(本誌発行人)

日本人のメールは本当に読みにくいか?このような自虐的な問いかけに対しては、つい反論したくなるのが人情である。一部の人は、メールや仕様書の文章が読みづらいのは、日本だけの課題ではなく万国共通である、と主張する。

確かに正論だが、問題を過度に一般化すると、解決への道が遠のいてしまう。やはり、日本人が犯しやすい誤りや、日本語固有の問題が山ほどあるはずだ。

これまで、多様性に乏しかった日本企業では、文書で意思疎通するための基礎的能力が十分に開発されなかったのではないか。世界中を飛び回る商社マンによると、文書で手短に、効率よく、正確に内容を伝えられる技術が欠かせないという。

特にテレックス時代(1文字○○銭)を生きた人は、先輩指導員から文書作成法を徹底的に赤ペン指導を受けたそうだ。ところが、ソフト業界では、マシン語を解読する特殊能力は磨かれたが、ビジネス文書力が鍛えられる機会がほとんどなかった。


■成功の勘所

日本人(特に技術者)の文章が読みにくい原因の1つは、多様性の欠如による。「あうんの呼吸」が通じる特殊な環境のせいで、誰もメール作成に関する特殊訓練を受ける機会がなかった。商社マンが、テレックス時代から徹底的に文章力を鍛えられたのとは対照的である。


2007年04月23日 22:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナム株 2007/4/23

今日はベトナム株投資に詳しい方とランチミーティング。
個別銘柄ではなく、新興国投資について幅広く情報交換しました。

お相手の投資家は、ベトナムで大儲けしたのに、
とっても謙虚な方でした。しかも起業家としても大先輩。
ガイアの夜明けにも出演された方です。

どちらも、基本の投資スタンスは長期保有です。
(かつて、私は短期売買で大損したことあります、イテテテテ)

これから定期的にお会いして、ベトナム関連だけでなく、
さまざまな分野で情報交換させてもらいます。
といいつつ、さっそく複数の案件を合意させました。


2007年04月23日 21:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/4/20)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/4/13 - 中国情報局
広州:ソフトウェア技術トレーニングセンターを設立

広州市は、北京や上海に並ぶ中国の四大ソフトウェア産業の中心地
の一つで、既に1100社を超えるソフトウェアメーカーがある。
広東省は、毎年1億5000万元の予算を組んで広州市のソフトウェア
産業をサポートしており、2006年の技術工業貿易収入総額は240億元、
2010年の目標額は1000億元と設定している。


・2007/4/13 - ASCII.jp
中国オフショア開発、勝ち組の証言(前編)

なぜ中国のPMは優秀なのか? その答えのひとつは、PMが過酷な競
争を勝ち抜いてきたという点にある。北京や上海といった中国の都
市部にあるIT企業で、月に1人雇おうとすると、PGが20~30万円、
PMが60万円くらいが相場という。


・2007/4/13 - 中国情報局
武漢で第1回サービスアウトソーシング産業発展フォーラム

米国のガートナー、EDS、ベアリングポイント、マイクロソフト、
英国テレコム、日本のアクセンチュア株式会社、NTT、NECなど世界
500強企業と国内外の著名なサービスアウトソーシング企業の代表
が参加した


・2007/4/16 - ITpro
好況下での株価低迷が示すITサービス業の構造問題

国内ITサービス会社が価格決定力を失ったのは,
(1)技術革新の滞,
(2)オフショア開発やパッケージソフトとの競合激化,
(3)省力化という視点での情報システム需要の一巡,
という環境変化が原因と見ている。


・2007/4/17 - nikkeiBP
オフショアリングと異業種参入、ITが可能にした新しい潮流

北米では、電話対応員に年間平均2万5000ドルかかるのに対し、フィ
リピンやインドではおよそ10分の1、2500ドルで済むという。一方、
アウトソーシング慎重派もいる。金融機関がアウトソーシングに二
の足を踏むのは、顧客情報などの流出というリスクと背中合わせだ
からだ。


・2007/4/19 - ITPlus
中国で着々と地歩固めるインドのソフトウエア企業【コラム】

中国国内のソフトウエア会社は約8000社あるらしいが、その大半は
技術者50人以下の企業であり、政府の大型システム開発を受注する
だけの力を持つ企業は限られている。大規模な開発や欧米流の開発
手法を採り入れるには、インド大手企業の力は大きい。


2007年04月20日 16:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大阪に着きました 2007/4/20

さて、これからオフショア開発勉強会です。


2007年04月20日 16:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

品質保証室は不人気 2007/4/19
オフショア開発プロジェクトを監査していますか
オフショア開発推進室やPMO(Project Management Office)といった別部隊によるプロジェクト監査を実施していますか。

(オフショア大學)

多くの会社では、プロジェクト実行部隊から独立した監査機構を持っていて、計画的にプロジェクト監査を実施している。CMMに積極的な中国ベンダの多くも、SQA(Software Quality Assurance)を設置して品質管理の仕組みを導入している。

ところが、監査の形骸化を指摘する声は少なくない。また、中国では品質保証室が不人気だという指摘もある。理由を聞いてみたら、

・キャリアとして確立されていない
・仕事ができない人が配属されるイメージが背景にある

ということだ。


■成功の勘所

技術志向の強い中国人IT技術者にとって、スタッフ部門への異動は左遷に等しいのかもしれない。実際、品質保証室がやることといえば、日本語で品質報告書をひたすら書き続けるだけ。これでは、技術者のモチベーションが上がらないのも当然である。


2007年04月19日 11:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

庭には二羽鶏がいる 2007/4/19

Windows Vistaに乗り換えてから1週間以上経ちました。
今度は別の問題に悩んでいます。

漢字変換です。

設定が悪いのか、私が特殊な漢字変換の癖をもっているのか
どうかは不明ですが、日本語の入力に手間取っています。
IME2007との相性が悪いのかもしれません。

「オフショア開発」が一気に入力できません。

  オフショアカイハツ、または、おふしょあかいはつ

となってしまいます。

「多く」が入力できません。変換候補が

  おおく または、オオク 

だけ。

極端な例だと「大阪」が入力できません、変換候補は

  おおさか オオサカ 

だけ。オオサカフも入力できません。
一瞬、「おおさか」ではなく「おうさか」かとおもいました。
自分の日本語力を疑うほど、馬鹿な漢字変換機能に悩んでいます。
「おもいました」も漢字変換できません。

ちなみに、IMEの設定なんか変更するわけがありません。
最初からこうだったのか、後からこうなったのかは不明。
きっと、壊れてますよね?
それとも自動学習した結果がこれですか?

なんにせよ、Microsoftさん、なんとかしてください。
このメルマガ、ひらがなだけになっちゃいます。

「庭には二羽鶏がいる」
これはきちんと変換できます。逆にストレスがたまります。


2007年04月19日 11:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

よくある悪いメールの例 2007/4/18
日本人はもっと日本語を勉強すべき
日本人技術者が書く技術文書はとってもわかりにくい。日本人が読んでも意味不明で、突っ込みどころが満載です。特にメールは酷いと思います。

(オフショア大學)

中国に仕様書を提供する前には必ず精査しているだろう。ところが、メールの文言まで逐一確認されることは少ないのではないか。メールに添付された仕様書(Excel,Word)は完璧なのに、メールにべた打ちされた作業指示が曖昧だったため、正確に意思疎通できないことがある。

よくある悪いメールの例。

・中国からの質問に答えない
・すぐに謝る、不必要に謝る
・件名を読んでも内容が把握できない
・Cc: に大勢ぶら下がりすぎ
・1通のメールに複数の用件が混在
・社外の人にも社内用語で話しかける

他にも続々とネタが寄せられた。

・宛先不明
・改行されず読みづらい
・用件がないのでストレス蓄積
・結論が遅い、背景説明がダラダラ続く
・中身のない言葉の羅列


■成功の勘所

オフショア開発では、文書によるコミュニケーションが中心となる。特にQ&Aなど即時性が求められる場合は、テキスト形式による会話が中心である。普段は仕様書(MS-office文書)ばかりが悪者にされるが、こうして改めて見直すと日々とんでもないメールがやり取りされていることが分かる。

過去にあなたが読み書きした最低のメールを思い出してみよう。そして、最低だった理由をすべて挙げなさい。


2007年04月18日 10:33 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大阪、名古屋、めんそーれ 2007/4/18

昨夜は、第18回オフショア開発勉強会。
前日に体調を崩しましたが、翌日にはすぐに復活。
無事に開催されました。セミナー直前まで資料に手を加えるなど、
はらはらしながらの勉強会でした。

オフショア開発推進室を扱った初めての勉強会でしたので、
昨夜の講演はぎこちなかったですね、失礼。ですが、
我ながら、オモシロイ出来栄えだったと自己評価しています。

今朝は8:00から松坂登板をTV観戦。
15:35に那覇空港着。明日は、私が非常勤講師を務める
琉球大学でカリキュラム編成会議に出席します。

4/20(金)那覇から大阪に入ります。
ひょんなことから、4/21(土)も大阪に連泊。
帰宅は4/22(日)になりそう。

ここで2点おしらせ。

★4/21(土)10:00-16:00 大阪市内 無料相談に乗ります

 第1枠 10:00-12:00
 第2枠 13:00-15:00
 第3枠 16:00-18:00

→希望者は気軽にメールください。単なるご挨拶でもいいですが、
 講演依頼・コンサル相談だと嬉しいです。


★5月第2週、名古屋でもオフショア開発勉強会したいなーと計画中。

 第1候補日 5/11(金)
 第2候補日 5/10(木)
 第3候補日 5/12(土)

→テーマは「オフショア開発推進室」。
 会場手配が済んだら、メルマガでおしらせします。


2007年04月18日 10:29 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

とことん愚痴ってみる 2007/4/17
オフショア開発は時間がかかる
オフショア開発においては、進捗状況や品質状況等の状況を正確把握する為の時間が非常に多いと思います。

(オフショア大學/日本人)

昔から、日本人は自分や家族を犠牲にしてまで会社に尽くしてきた。そして、実際に卓越した結果を出してきた。まさにNHKプロジェクトXの世界であった。

ところが、あなたが初めて接する外国人技術者ときたら、プライドが高く、自分を犠牲にしてでもプロジェクトに貢献しようとする姿勢がまるで感じられない。

・昔はよかった
・自分らが若いころは二徹・三徹も当たり前だった
・毎朝、部下がきちんと出社しているかの確認からはじまる
・中国人が会社所有のソフトを勝手にコピーしてたので注意した
・出社したら開発室がラーメンとニンニクの匂いで充満

オフショア開発の現場では、毎日こんな愚痴がこぼれてくる。時代は変わった。何が原因かわからないけど、日本のソフト技術者を取り巻く環境は激変した。

オフショア開発では、もはや感動的なプロジェクトXはありえない。最初はいやいやだったけど、リーダーの人柄にほだされて最後は一致団結してプロジェクトを成功に導いた、なんて話はオフショア開発では難しい。


■成功の勘所

オフショア開発でプロジェクトXが難しい理由はいくつもある。まず仲間の顔が見えないこと、コミュニケーション手段が文字中心になること、プロセスや規約・基準によるガチガチの管理手法がとられること。しかも形骸化しやすくリーダーシップも発揮されない。遠隔地で進められるオフショア開発では「呑みニケーション」すらできない。性悪説で管理するため、確認に時間もかかる。

あなたの周りからこんな愚痴が聞こえてきたら、いったいどうすればよいだろうか。


2007年04月17日 11:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

体調不良 2007/4/17

月曜日は体調不良で一日寝込んでいました。
午前中、楽しみにしていたドラマも見逃した!

オフショア大學への書き込みを済ませて、
あとはゆっくり過ごそうと思ったら、
第18回オフショア開発勉強会の準備がまだだったことに気づく^^。

やれやれ、風邪薬をのんでもうひと踏ん張りするか。


2007年04月17日 11:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/4/13)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/4/1
フィリピン経済の現状と今後の見通し

IBMは、人事管理、給与計算、財務会計、顧客管理、アプリケーショ
ン管理など、企業から委託されたバックオフィス業務をフィリピン
で行っており、最近では、コンピューター大手のDELLによる大規模
なコールセンター開設も話題となった。また、日本企業のなかにも、
プラント設計作業をインターネット経由でフィリピンの現地法人に
外注するなど、ITを利用してフィリピンへのBPOを進める動きが見ら
れる。


・2007/4/6 - CIO Magazine
「オフショア+オープンソース」で住宅ローン市場に風穴を開ける!

よくあるコミュニケーション・ギャップとして、数学に関係する部
分でのすれ違いを挙げる。「切り捨てと丸め」や「以下と未満」な
どといった、些細なことから、言った言わないの議論になりがちだ
というのだ。


・2007/4/6
松下電器、ベトナムで高機能製品を本格生産

デジタル家電用ソフトの研究開発拠点も設置。ハノイ工科大学との
提携のもと、優秀な人材の囲い込みを図り開発効率を高める狙い。
質・コスト競争力ともに高いベトナムの人材を活用し、汎用品から
高機能品まで手掛けるグローバル展開の一大拠点に育成する。


・2007/4/9 - nikkei BPnet
「日本語の壁」を突破するオフショアリング

そこに需要があれば必ず日本語を勉強する若者は出てくるし、現地
の企業も日本語を理解する技術者を教育する努力を続けている。例
えば中国や、最近ではベトナムに脚光が当たっているのは、日本語
が堪能な技術者がいて業務アプリケーションの開発を行えるからで
ある。


・2007/4/10
アジアの弱点はイノベーションが商用化されていない点だ

中国における毎年の理科系大学卒業者は米国の4倍いると指摘。日本
も米国の2倍、人口が米国の6分の1しかいない韓国でさえも米国と同
程度いるとし、「ITに従事する人間の数は、IT人材の強さにつなが
る。将来的にはアジアがITの中心地になる可能性は高い」と分析し
た。


・2007/4/12
米国、中国を知財権でWTO提訴へ--最近の中国の取り組みを追う

電脳街において、海賊版ソフトショップのガサ入れはよく行われて
いる。こと2008年オリンピックが行われる北京の電脳街「中関村」
では特に力を入れているようで、パソコンショップが沢山入るビル
の壁には、海賊版の販売に対し厳しい処分を行うという張り紙がよ
く貼ってある。


2007年04月13日 23:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

これも松坂効果? 2007/4/13

ニュースや報道番組以外、ほとんどTVを観ない私ですが、
なぜか最近は平日午前中に再放送される「弁護士のくず」という
弁護士ドラマにはまっています。

今日が第4回目。
幸いにも、全12回で終わるので、長期間はまることはなさそう。
実は、これもメジャーリーグ松坂効果の一つです。
でへ。


2007年04月13日 23:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本人SEはレベルが低い 2007/4/12
中国人が自発性を発揮しても全く音沙汰なしの日本人
中国側が見よう見まねで日本側に提案しても、一言「お客様から許可されなかった」で終わり。それ以上フィードバックがもらえない。この設計は○○が良かった、画面は○○にしてほしいなどの要望があれば中国側も奮起するが、全く音沙汰なし。

(本誌第609号より)

第609号参照

新年度に入り、新しい読者が一気に増えた。そこで、経験者には耳タコかもしれないが、日本人には耳の痛い話を3つ。

中国人が自発性を発揮しても全く音沙汰なしの日本人(前出)

●日本人SEはレベルが低い(by 中国人読者)

・今まで私はいろんなプロジェクトを行いました。正直に言うと、一つ残念なことを痛感しました。オフショア開発の前段階、日本国内のプロジェクトに問題が多いということです。時には、日本の担当"SE"の話を聞くと、"帰って勉強してください"と言いたくなります。データベース構築の経験のない、尚且つプログラムを作れない人にSEの職を与えることでは、恥知らないSEを作り上げることになりますね。


●日本人はもっと中国語を勉強すべき(by 日本人読者)

・中国にオフショアする場合、日本側の人間は中国語を勉強する努力が足らない気がします。中国側の人間は日本語教育を企業で推進していますが、日本では未だ少ないと思います。


■成功の勘所

中国側にたまった日本への不満の声に耳を傾けよう。


※以下もご覧ください。

@IT記事:第4回 いいかげんにして! 日本企業─中国に嫌われる理由

@IT記事:第5回 続・いいかげんにして! 日本企業─理不尽な態度


2007年04月12日 23:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

全面編集後記 2007/4/12

昨日の編集後記にコメントが届きました。
「難しいこと書いてて、よくわかりません」だって。
実は、世の中には編集後記しか読まないファンが数名います。

かくいう私も、
編集後記しか読まないメルマガをいくつか購読しています。

今度、誌面全体を使った
「全面編集後記」メルマガを送ってくれと頼まれました。

すいません、それは無理です。
あなた、編集後記の意味わかってないでしょ!


2007年04月12日 23:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「サンプルをください」の本当の理由 2007/4/12
「了解です ⇒ サンプルをください」のリスク
あなたは、中国人にレポート作成を依頼しました。すると、相手は「ハイ、了解しました」と快く返答。その直後に「レポートのサンプルをください」といわれました。中国人がサンプルを欲しがる理由を全て挙げなさい。

(本誌発行人)

・参照 第626号

普段は見過ごしがちな何気ない発言でも、注意を払うと予期せぬところにリスクが潜んでいることがわかる。オフショアベンダーから「サンプルをください」と依頼されたとき、定型帳票を渡しても、こちらが意図する内容が報告されるとは限らない。また、一部の中国人担当者は、問題発生の原因究明を好まない。社内にミスを犯した者は罰せられるという雰囲気があるからだ。この感覚は、最後にはすべて「水に流せる」日本人のそれとは大きく異なる。


■成功の勘所

オフショア開発で「サンプルをください」と依頼される本当の理由。

1.スキル・経験不足

作業内容を理解していない場合に「分かりません」の代わりに使う。「よくわからないけど、何をすればいいの?」というときに使う。

2.手戻り防止

理解しているが、念のための確認。後で「そうじゃない」と手戻りを防ぐために依頼する。日本にはフォーマットにうるさいお客がいることを知っているから、念のため確認する。

3.「サンプルを□□□」と指示を受けている?
 (オフショア大學受講生からのご意見)


2007年04月11日 23:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

SNSか従来型掲示板か、そこが問題だ 2007/4/11

そろそろ、オフショア大學第2期の企画します。
第1期はmixi(ミクシィ)を使いましたが、
第2期からは自前で学習用プラットフォームを用意します。

オフショア大學の講義とディスカッションの大部分は、
ネット上で展開されます。

このような場合のコミュニケーション基盤としては、
mixiのようなSNSがふさわしいのか、
それとも従来からよくある掲示板がふさわしいのか、そこが問題だ。


・SNS(OpenPNE利用)の良い点/悪い点
 コミュニティ活動に最適/
 なぜか掲示板(トピック)のスレッド表示機能がない

・従来からよくある掲示板(xoops利用)の良い点/悪い点
 スレッド表示、検索、文字装飾など議論ための機能が充実/
 Web2.0のもっとも重要な機能「集合知の蓄積」ではSNSに劣る


迷ったら、両方立ち上げるってのがベンチャー精神ですが^^;
あなたならどうしますか。


ズバリ相談です(ご協力感謝!)。
 
 遠隔地間の議論・雑談のコミュニケーション基盤として、
 SNSと従来型掲示板のどちらがふさわしいと思いますか。

 - SNS=OpenPNEというツールを使う予定
 - 従来型掲示板=XOOPSのフォーラム機能を使う予定


2007年04月11日 23:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「私は英語が話せます」のレベルとは 2007/4/10
私は英語が話せます

日本人:何年も留学・駐在して、native同様に英語を話すレベル
中国人:辞書を使って仕様書を読めるレベル。
    採用面接では、挨拶程度の実力あれば英語ができると主張。

新年度に入り、新しい読者が一気に増えた。そこで、経験者には耳タコかもしれないが、久しぶりに初歩的なネタを紹介する。社内で初心者を指導する際に使っていただきたい。

日本と中国では、大丈夫/出来ました/理解したの意味が微妙に異なる。

「大丈夫です」

日本人:全体が100%完璧であるときに使う表現
中国人:全体の一部が大丈夫であれば、使ってよい表現


「(プログラムが)出来ました」

日本人:あらゆる条件に合格する成果物が完成した
中国人:自分で定めた基準に合格することのみを保証
    (合格基準は、通常日本側のそれよりも甘い)


「(仕様を)理解しました」

日本人:100%OK。これでオフショア開発に着手できる
中国人:説明されたことは理解した。抜け漏れがあれば、また説明してください


■成功の勘所

日本と中国では、大丈夫/出来ました/理解したの意味が微妙に異なる。

ただし、不用意に「中国人とは・・・」を語ると、過度の一般化を招き、聞き手に不快感を与える恐れがある。「全ての中国人がそうとは限りません!」と反論されることもあるので、説明するときには相手への配慮を忘れずに。

ここでクイズ。

あなたは、中国人にレポート作成を依頼しました。すると、相手は「ハイ、了解しました」と快く返答。その直後に「レポートのサンプルをください」といわれました。中国人がサンプルを欲しがる理由を全て挙げなさい。


2007年04月10日 11:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

Windows Vista、仕事では安心して使えない 2007/4/10

日・月は、新しく買ったノートPCの設定で潰してしまいました。
なんと、初日から、OSを再インストールする羽目に。
ソニーが悪いのか、Microsoftが悪いのか、
どちらにせよ、こいつらアホです。
勘弁して~。

私のような文章中心の業務でないと、まだまだ
仕事では安心してWindows Vistaを使えません。


2007年04月10日 10:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

コミュニケーション基盤の現状 2007/4/9
あなたの会社のコミュニケーション基盤はどうなっていますか
掲示板などで情報を共有しようとする試みもなされていますが、笛吹けど踊らずで一部の人のみが利用するにとどまっています。

(日本人読者)

コミュニケーション基盤の整備状況は、会社・組織によって大きな格差がある。言い方は悪いが「まだメールとエクセル台帳ですか」と驚くこともしばしばある。

・インフラ/ツール面(infrastructure, tools)
・制度(rule-based communication)

悲しいかな、顧客にITサービスを提供するソフト開発会社の情報共有は遅々として進まない。詳しく話を聞いてみると、ツール導入まではよかったが、その後の運用が徹底されていない。

ある人は、掲示板への書き込みに対して現金報酬を与えようかと冗談を言っていたが、あながち悪いアイデアではないと思う。人は、何らかのインセンティブがないと動かないから。

バグやQ&Aの情報共有は簡単である。登録し忘れたら、機械的に懲罰を与えればよい。ところが、現場から自発的な改善提案を拾い上げたい場合は、懲罰的な対応は相応しくない。最初の取っ掛かりとして、金銭的な報酬を与える制度は悪くないと思う。

次の課題は、持続的に現場がまわる長期的な施策である。


■成功の勘所

金で人を動かすやり方が破綻するのは、管理者の頭の中から時間軸がすっぽり抜けているのが主な原因である。

あなたの会社のコミュニケーション基盤を分析しなさい。理想とのギャップがあれば、どのように改善すればよいか。短期、長期の視点から、それぞれ有効な対策を論じなさい。


2007年04月09日 16:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

衝動買い 2007/4/9

日曜日にノートPCを衝動買いしてしまいました。

ずーっと前から欲しいなーと思っていたので、
日ごろからちょくちょく調査を進めてきました。
その結果、ほぼT芝製ノートに決まりつつあったのですが、
たまたま近所のビックカメラに立ち寄ったところ、
急に購買意欲が沸いてきました。

別にいま慌てて買わなくてもいいんじゃない?
と理性が私を抑えかけましたが、
私の心の中の悪魔(?)がそっとささやきかけます。

「パソコン購入に最適な時期はない。欲しいときが買い時である」

私は悪魔のささやきに負けてしまいました。
しかも、そのときに手にしていたのは、某SONY製の薄型ノートPC。

13.1型、1.9kg、バッテリー5.5時間、
Windows Vista Home Premium

今のノートより画面が大きいくせに重さは一緒。
バッテリーは何倍も持つ。

しょうがない、近くの銀行ATMで現金を下ろしてきて、
その場で現金払いしました。kakaku.comで最安値を探せば、
きっと1~2万円は安く買えたでしょう。
でも、今このときの心境を大事にしたかったのです。

それにしても、Windows Vista 使いにくい。
慣れるまでちょっと時間がかかりそう。
あと、キー配列も従来のノートPCと若干違うので、
意外に戸惑っています。

ちなみに、前回購入は2004年夏でした。


2007年04月09日 16:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

深せん市アウトソーシング・サービス政策説明会

中国商務部は、5年後のアウトソーシング市場を2005年比4倍と見込
んでいます。もちろん、日本が最大のお得意先。昨年、深セン市も
アウトソーシング基地に認定されました。

 ・5年間でアウトソーシング基地 10都市を整備
 ・多国籍企業100社を誘致
 ・中国系アウトソーシング企業1,000社を育成
 ・2010年のアウトソーシング輸出額の目標は36億ドル
 ・2006年、新たに西安、成都、深セン、上海を認定(大連は認定済み)
 ・残りの5基地の候補地としては、北京や蘇州、広州など

一方、中国商務省が発表した情報によれば、日系企業の中国人スタッ
フの給料は2005年、平均で8.5%上昇ました。都市別では、給料が10%
以上上昇した日本系企業は深センで48%、天津と上海でそれぞれ40%
以上に達したそうです。天津、深センなどの都市は引き続き10%以
上の上昇率が見込まれています。

深セン市ITアウトソーシング産業の実力はいかに?
詳しくは主催者からの案内をご覧ください。

※印刷用資料のダウンロードはこちら↓
http://www.ai-coach.com/seminar/materials/seminar20070517.zip


◆『深せん市アウトソーシング・サービス政策説明会』開催のご案内◆

各位

 中国で最も早く対外開放された深せん市は25年の急成長を経て、活気
あふれる産業都市として中国経済をリードしています。深せん市では
近年、ITをはじめとする各種ハイテク産業の発展をベースに、ソフト
ウェアやシステムのオフショア開発、データ処理、各種マネジメント
サービス、物流ハンドリング、カスタマーサービス等の領域を手がける
アウトソーシング産業を積極的にすすめています。2006年、深せん市は
国家商務部より「アウトソーシングサービス基地都市」の1つに認定
されました。
 このたび深せん市貿易工業局では、深せん市が進めるアウトソーシング
サービスとその環境や効果をよりいっそうご理解いただき、皆様の
ビジネス戦略や情報交換の場としてお役立ていただくため、『深せん市
アウトソーシング・サービス政策説明会』を開催することになりました。
ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を賜りたく、ここにご案内
申し上げます。

深せん市貿易工業局
深せん市駐日経済貿易代表事務所

■日  時 2007年5月17日(木) 14:00~17:00
■会  場 ホテルニューオータニ東京 (5階 シリウスの間)
■主  催 深せん市貿易工業局、深せん市駐日経済貿易代表事務所
■協  力 日本国際貿易促進協会
■後  援 みずほフィナンシャルグループ
      社団法人コンピュータソフトウェア協会
■入 場 料 無料
■定  員 100名 (定員になり次第、締め切らせていただきます)
■お 申 込 添付ワードファイルの別紙申込書にご記入いただき、
      4月20日までにFAXにて深せん市駐日経済貿易代表事務所まで
      お申込み下さい。
■説明会概要(同時通訳付)
 ≪第一部≫
  14:00~14:05 開会の辞
  14:05~14:10 来賓のご挨拶
        (日本国際貿易促進協会 中田慶雄理事長)
  14:10~14:40 深せん市の投資環境とサービス産業の紹介
        (深せん市貿易工業局 王玲副局長)
  14:40~15:05 深せん市ソフトウェア業界の現状・
         アウトソーシングサービスの紹介
        (深せん市ソフトウェアパーク 曽国中主任)
  15:05~15:20 コーヒーブレイク
 ≪第二部≫
  15:20~15:45 深せん市企業による現地の投資環境説明
        (深せん市鵬開信息技術有限公司 中原隆志董事長)
  15:45~16:10 深せん市アウトソーシングサービスの利点と業績紹介
        (深せん市アイセック科技有限会社 牧田浩取締役副社長)
  16:10~16:35 深せんの魅力とその活用方法
        (みずほコーポレート銀行深せん支店 石山佳治支店長)
  16:35~16:50 質疑応答
  16:50~17:00 名刺交換
■問い合せ先
  深せん市駐日経済貿易代表事務所
  代表:王広智  連絡担当:岡田、黄(日本語可)
  TEL:03-5733-2244  FAX:03-3432-5333
  E-mail: huang@shenzhen-jp.org
  HP:http://www.shenzhen-jp.org
  〒105-0013 東京都港区浜松町1-30-5
        浜松町スクエアステューディオ1908号室

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

深せん市アウトソーシング・サービス政策説明会(5/17)

申し込み期限は、ちょっと早い4/20です。入場無料なので、興味あ
る方はとりあえず申し込みを済ませておいた方が安全です。

案内文&お申し込み用紙のダウンロードはこちらから
http://www.ai-coach.com/seminar/materials/seminar20070517.zip

↑周囲の関係者に回覧してあげてください(幸地)


2007年04月09日 02:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/4/6)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/3/28 - nikkei BP net
TISの岡本社長の心配事

オフシェアやアウトソーシングが増えてきたことで、ITサービス会
社の存在基盤が弱くなり、エンドユーザーからオフシェアと同じ金
額を求められることがある。しかし、ITサービス会社側は例えば新
人で70万円を要求する。2年経過したら10万円、6年経過したら30万
円上げて欲しいとなる。スキル向上に見合い料金を求めるからだ。


・2007/4/1 - 横河電機プレスリリース
横河電機、中国大連にソフトウェア開発拠点を新設

設立時の人員は25名、2007年度中に100名、2010年には300名に拡大
して行く計画。


・2007/4/3 - IRIユビテックプレスリリース(PDF資料)
IRIユビテック子会社、ベトナムにソフト開発拠点の新会社を設立

ベトナムに100%出資の子会社(現地法人)を今年3月に設立。


・2007/4/3 - 日経新聞
富士通、インドをソフト開発の中核に

富士通本体と海外子会社を含むグループ全体の在インド技術者数を、
現在の計3000人から3倍に増やす。富士通は欧米などで企業や公共
団体のシステム構築サービスが好調。コストが日本より3割程度安
く、技術力も高いインド拠点に委託(オフショアリング)する。


・2007/4/4 - @IT
JUAS幹部がため息、新テクノロジへの関心を失うIT部門

半数以上のIT部門が「あまり関心がない」「よくわからない」と答
えたテーマは「ビジネスプロセスアウトソーシング」「エンタープ
ライズアーキテクチャ構築」「 オフショア開発の活用」「グリッド
コンピューティング」「ITIL活用」。


・2007/4/6 - FujiSankei Business i.
インド拠点米ソフト大手、日本市場に本格参入

コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ、今年末までに現
在約30人の人員を倍増し、都内のオフィスを拡張のため移転する。
日本と近距離の中国・上海にも日本市場向け開発要員を配置し、製
薬・金融分野を中心に業務支援システムの拡販を目指す。


・2007/4/6 - NIKKEI NET
米の外国人技術者ビザ申請、初日で上限・IT業界採用に影響も

米政府は2004年度からH1Bビザの年間発給枠を19万5000件から6万5000
件へ大幅に縮小。企業は来年4月まで外国人技術者の新規採用がで
きなくなる。インドなどからの技術者への依存度が高いハイテク業
界を中心に影響が出そうだ。


2007年04月06日 14:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

伊丹空港が便利ですが、今回は関空ということで 2007/4/6

昨日号にて、沖縄から大阪行くのに関空と伊丹空港どちらがいいか
とボヤキ相談したところ、すぐに5件の情報提供メールが届きました。
ありがとうございます。

細かい乗り換え案内、スーツケース持参の場合の注意事項など、
すばらしい無料コンシェルジュサービスでした。

大阪市谷町4丁目の事務所に行くなら「伊丹空港が便利」
との結論に達しました。大満足です。

・・・

ところがなんと、沖縄からの飛行機の便の関係で、
今回は関空を利用せざるを得ない事が判明。

すーーーっ、すいません。
余計な手間をかけてしまいました~。
顔洗って出直します。


2007年04月06日 14:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「了解です ⇒サンプルをください」のリスク分析 2007/4/5
クイズ「了解です⇒サンプルをください」のリスクを分析せよ
あるオフショア開発プロジェクトの納品直後の出来事。発注側のあなたは中国企業に対して「バグ原因を詳細に分析して、問題発生の傾向と対策を報告しなさい」と指示したところ、中国から「了解しました」と快く返事が返ってきた。

ところが1週間経っても音沙汰なし。そこで、あなたはもう一度催促した。今度は「報告書のサンプルをください」と中国から回答があった。

あなたは、この会話から危ない兆候を感じ取れたか。この会話に潜むリスクを全て洗い出しなさい。なお、品質評価レポートの作成は、最初からプロジェクト計画に含まれていると仮定する。

(オフショア大學/事例研究課題 より)

今日も、オフショア大學の講義から話題を提供する。

あるオフショア開発のプログラム納品直後に品質評価報告書を提出するよう指示したところ、「了解です ⇒ サンプルをください」と回答があった。

あなたは、上記の課題文からいくつリスクを抽出できただろうか?

・納品済んだので、既にメンバー解散しちゃったリスク
・バグを潰して時間が経ったので、もはや問題分析できないリスク
・報告書作成のモチベーションが低下しちゃったリスク

少し考えただけでも、これだけのリスクが思い浮かぶ。他にもいろいろあるだろう。報告書作成(reporting)には高度なスキルと経験が要求されるが、経験の浅い中国人リーダーはその訓練を受けていない可能性がある。

問題解決(problem soluving)に必要な能力が備わっていない開発リーダに報告書作成を依頼しても、最初の取っ掛かりすらつかめないだろう。

・事実ベースで状況を分析する力
・論理思考で課題を発見する力
・理想論ではなく現実的な解決策を打ち出す力
・相手に伝える提案力&プレゼンテーション能力


■成功の勘所

オフショア開発プロジェクトの評価報告をまとめるとき、言語や文化・商慣習の壁が立ちふさがると「ダメだこりゃ。もういいや」となって、PCDAサイクルを正しくまわす気力が失われる。オフショア推進の動機付けを失ったら、この組織はもうおしまいである。


2007年04月05日 18:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

関空か伊丹か、それが問題だ 2007/4/5

4/20は沖縄から大阪に移動します。

空港から直接に大阪市谷町4丁目の事務所に移動したいのですが、
関空か伊丹空港か、どちらが近いのでしょうか。
どっちも遠い気がして、悲しいです。


2007年04月05日 18:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人の技術とは・・・、中国人の分かりましたとは・・・ 2007/4/4
仕様誤解を減らす工夫
中国人の技術者の悪い面ですが、技術=設計・コードだと思いがちで、業務フローの説明に対しては軽く受け取る分が多いです。この点も考慮した上で、テストを行ないます。

(オフショア大學/中国人)

最近、やたらと中国人留学生の就職相談に乗ることが多い。やることといえば、日本企業から提示されたエントリーシートの添削。ただし、日本語の添削というよりも、設問に対して何を答えるべきかを考える戦略の指導の方が多かった。学生相手なので、コーチングだけでは全く足りない。私にとって基本的な常識であっても、相手が知らないことは、しっかり教えてあげないといけないことに気が付いた。一通り説明して「分かりましたか」と聞くと、元気よく「分かりました」と返事する。だが、案の定、半分しか分かっていない。国籍は関係ないかもしれないが、若い学生は就職を技術(テクニック)で対処しようとする傾向が見られる。

学生を指導する間に、オフショア大學の掲示板を読んで、思わず1人で笑ってしまった。

中国人の「分かりました」は、「あなたが今言っていることを理解できましたが、後で資料に照らし合わせて、本当の意味を理解できると思います。」


■成功の勘所

実務経験の浅い中国人プログラマーの発想。

技術=設計・コード
分かりました=あなたが今言っていることを理解できました


2007年04月04日 14:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

沖縄⇔中国交流事業 2007/4/4

今日は朝から久しぶりに沖縄関連の仕事です。

4/ 4(水) 沖縄⇔中国交流事業
4/ 7(土) 某セミナー
4/10(火) 事業計画会議
4/11(水) 某セミナー
4/17(火) オフショア開発勉強会 in 東京
4/19(木) 琉球大学カリキュラム会議 in 沖縄
4/20(金) オフショア開発勉強会 in 大阪
4/21(土) 某セミナー
4/25(水) オフショア開発セミナー(事例研究コース)

そういえば、まだ今月のオフショア開発勉強会の中身を発表して
いなかった。今日の午後にたまったメールを処理して、今夜中に
オフショア開発勉強会の内容をアップします。


2007年04月04日 14:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語は仕様記述言語として不適切か? 2007/4/3
日本語はビジネス文書に不向きか

日本語はビジネス文書に不向きだと思いますか?
(オフショアリング分野に限定してお答えください)

◆不向きである
◆向いている
◆分からない
◆その他


○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年04月07日23時00分
協力:クリックアンケート

日本語の仕様書には曖昧な部分が多い、というのがもっぱらの噂である。「我愛ni(I love you)」を日本語に訳すと、「私はあなたを愛している」以外にもたくさんの表現があり、しかも長い。逆に、「愛している」と主語が省略されることもある。倒置法も気軽に用いられる。さらに、日本語の漢字には複数の読み方が存在する。オフショア大學の中国人受講生は、そのせいで日本語による日常会話で苦労することがあると明かしてくれた。

オフショア大學では、日本人と外国人と日本語でコミュニケーションする際に注意すべき事項が続々とリストアップされている。例えば、「カタカナ用語」の乱用による被害も後を絶たない。先日も、仕様書に 「~をフオルスにする」と書いてきた人がいて苦笑したとの笑い話が報告された。

ところで、フオルスってどいう意味?


■成功の勘所

フオルス(?)


⇒ フォルス、フォールス(!)

⇒ false(真偽値)のことだ!
仕様書には、日本人をも惑わす摩訶不思議な表現が満載!


ここが一番大事なポイントだが、ビジネスでは「結論を先に書くべきだ」と考える人にとって、日本語はビジネス文書の記述言語としては相応しくないかもしれない。文章を最後まで読まないと、Yes/Noの判断が難しいのが日本語の特徴なので。

自分で書いた日本語文章を英語に書き直したら論理構造すっきりした、という話をたまに聞く。実は、私も過去に何度も経験がある。


2007年04月03日 16:46 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

呪い 2007/4/3

以前、仲の良い友人から

 「それって、何かの呪い(のろい)ですか?」

というメールが届きました。
私のことをそんな風に言うなんて・・・。とてもショックです。
それから1ヶ月以上も落ち込んだ状態が続きました。

ところが、後日ひょんなことから、誤解が解けました。
実は、なんと、

 「それって、何かの呪い(まじない)ですか?」

という意味だったらしい。

問題のメールの前に、私が意味不明のメッセージを送ったので、
相手もふざけて、これはお呪いですか?
と軽い突っ込みを入れただけのことです。


はぁ?

呪い(のろい)って、「まじない」とも発音するのですか??

説明を聞いてようやく真意を理解した私、
やっぱりショックで立ち直れませんでした。

呪い(まじない)の頭には、美化語の「お」をつけて欲しいです!


2007年04月03日 16:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナムもよく残業する、全てはリーダーの判断 2007/4/2
緊急指令!人件費高騰を避けよ!!

    ベトナムの最前線 ~中国に続く有力候補の実力

 * ベトナムのIT状況の概略
 * ベトナムオフショア開発の成功事例と失敗事例

3/23(金)18:50-20:50 東京オフショア開発勉強会 (終了しました)

今日は、第17回オフショア開発勉強会「ベトナムの最前線 ~中国に続く有力候補の実力」を軽く報告する。

ゲスト講師は、ベトナム・ホーチミン市で日本向けオフショア開発ベンダーを経営するベトナム人のフォン(Nguyen Dang Phong)氏。私個人としてはフォン氏の会社との取引実績はないが、2年来の付き合いとなる友人である。

参照:@IT連載記事 - ベトナムを徹底分析! 中国とどっちがいい?


ゲスト講師の事例を通して、最新のベトナムオフショアの実力を把握する事が出来た。勉強会終了後のアンケートでも同様な意見が多かったので、ひとまず安心である。

Q&Aの一部を紹介しよう。

Q 従業員を辞めさせないための工夫は?
特に日本語勉強した人をどのように会社に引き止めているか。

A 日本語手当てをつける。優先的に日本に送りだす(6ヶ月、1年)。
社内の雰囲気は和気あいあい、がつがつしていない。帰宅時に進捗
報告する。好きな音楽CDを聴いて仕事する。


Q ベトナムは、日本的な仕事の進め方、徹夜・残業を受け入れるか?
Q 品質における指標など?
Q 日本語の勉強方法は?

 ・・・ 詳細は、プレミアム版メルマガにて報告済み。


■成功の勘所

一般のベトナム労働者は、あまり残業を好まない。だが、IT技術者は頑張る傾向がある。ゲスト講師のオフショアベンダーでは、日本の事情をよく理解しているので、残業や土日出勤も少なくない。全てはチームリーダーの判断に任せているそうだ。


2007年04月02日 16:53 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

メール返信滞っています 2007/4/2

4月も東京と大阪でオフショア開発勉強会やります。
先週末から、メール返信滞っています。
しばしお待ちを。


2007年04月02日 16:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/3/30)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/3/23 - 農業協同組合新聞
「新産業革命」の新たな展開方向

中国IT産業の地域的配置と性格の変化は、シリコンヴァレーと中国
とのグローバルな分業関係を、中国を主軸とするものへ変化させる。
アメリカと中国のIT企業は、ヴェンチャー企業的性格という共通性・
同質性を持つ。今後は(インドIT企業も中国企業とは異なった方向
に発展)中国IT企業が発展する独自的理由と企業の内部構造の変化
の追求を必要とする。


・2007/3/25 - MYCOMジャーナル
ITO大手の北京軟通動力、4500万ドルの融資獲得しBPO市場への進出にメド

当社がライバル企業に勝る点は、豊富な業務経験を持つコンサルチー
ム、成熟した資源管理システムと、業界の隅々にまで満遍なく行き
届くサービス能力である」と劉董事長は補足した。


・2007/3/27 - @IT情報マネジメント
開発標準の「標準」を満足させる3つの要素

また最近ではオフショア開発を含め、他国の会社をパートナーとし
て選択することも増えてきていますので、全体的にグローバルスタ
ンダードにのっとった開発標準にしておくことで、コミュニケーショ
ン上のトラブルを減少させることも可能になります。


・2007/3/27 - ITpro
海外アウトソーシングでパフォーマンスは本当に上がるのか

「技術者の数=パフォーマンス」ではない。
国内企業に委託するよりコスト高になることも。
アジャイル型開発で生産性を5割アップ。
海外リソースを活用すれば企業競争力は高まる。
海外アウトソーシングのあり方を見直す5つの視点。


・2007/3/28 - ITpro
インド大手ITベンダー、ウィプロ日本法人の新社長に元BEAのアリイ氏

ウィプロ日本法人の06年度(3月期)の売上高は106億円で、印大手
ITベンダー5社の日本拠点の中でトップ。今年1月時点で07年の計画
を売上高137億円(前年同期比30%増)としていたが、社長交代で
これを上方修正する可能性もある。


2007年03月30日 17:25 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語はビジネス文書に不向きか 2007/3/30

オフショア大學で、「日本語はビジネス文書に不向きでは?」との
意見が出されました。

ところで、あなたにとってビジネス日本語の定義は何ですか。

一般に、英語動詞の三単現の"s"がなくても意味は通じます。
同様に、日本語の「てにをは」が間違っていても、
ほとんどの場合は相手の言い分を理解できます。
ましてや敬語なんて、間違っていても意味は完璧に通じます。

IT技術者間の仕様伝達、Q&Aで用いられるべき日本語と、
営業マンが相手と親睦を深めるために使う日本語は、
本質的に違うものだと考えた方が健全かもしれません。
後者の場合は、それなりに洗練されたビジネス日本語力が
求められると思います。

つまり、オフショア抵抗勢力が外国人技術者に求める
「完璧な日本語」の中身をもっと詳細に定義すると、
native日本人の感覚とは異なる言語体系になるかもしれません。

少なくともEnglishの世界では、インド英語、シンガポール英語、
米語、JapaneseEnglishと多数の派生した体系が存在します。

ここで緊急質問。
日本語はビジネス文書に不向きだと思いますか?
(オフショアリング分野に限定してお答えください)

◆不向きである
◆向いている
◆分からない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年04月07日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年03月30日 17:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

アンケート調査からわが社も他社と同じだと実感 2007/3/29
3月オフショア開発勉強会(大阪)大盛況!
オフショア開発 - 最新アンケート調査結果報告

* なぜ、日本市場で「ブリッジSE」は嫌われるか
* 日本企業におけるオフショア開発推進体制の実態
* 対等なパートナーシップに関する日中の意識の違い、他

昨日は、大阪で初めてのオフショア開発勉強会が開催された。事前にキャンセル連絡をいただいた2名を除き、参加率100%を達成。大阪・奈良・京都から総勢14名のご参加。

初めての大阪場所のテーマは「オフショア開発 -最新アンケート調査結果報告」。過去にオフショア開発勉強会東京場所で講演した内容を一部アレンジしたものだが、思いのほか大盛況だった。

勉強会は、予定通り10:00にはじまって12:00きっかりに終了した。ところが、参加者14名はいつまで経っても席を離れない。会話が弾み、ほぼ全員が名刺交換するなどで、かれこれ30分以上もオーバーした。主催者として、こんなに嬉しいことはない。

【受講後の声】

・アンケート調査の結果からは、やはり皆さん同じようなところで悩んでいるんだなという感覚を受けた。□□□□□の資料を参考にしてみたい。

・「ブリッジSE」という言葉は嫌いですが、いつになっても架け橋は必要とされると考えております。

・ブリッジSEの定義をきちんとする。改めて日本語の重要性を認識しました。

・東京と比較すると、大阪の方がオフショアには消極的だと思いました。弊社が生き残るには、中国の活用は必須です。

・ドイツW杯チケット騒動の事例から、中国人を100%信頼すべきではない、リスク分析の重要項目にすべき、と思いました。

・非常に勉強になりました。幸地先生の考え方、客観的・プラス思考、そして相手の全てを理解しようとする姿勢はすばらしい。オフショア開発に活かしたいです。

・オフショア開発の評価で「□□」が多かったの意外でした


■成功の勘所

オフショア開発勉強会が大好評なのは、ズバリ「他社はどうやっているのか」の本音が聞けることだと自己分析している。


2007年03月29日 21:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

貧乏ゆすり 2007/3/29

メルマガを書いていると、よく体が揺れます。
貧乏ゆすりとは違うような気がするのですが、何と言いましょうか、
体全体が左右に揺れます。

次は縦揺れを目指します。
「1人エックス・ジャパン」・・・、意味不明です。

エックスジャパンといえば、昔うちの妹がファンでした。
そういえば、今日は妹の誕生日だな。
後で、メッセンジャーで"Happy birthday!"しておこっと。


2007年03月29日 21:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

質問は共有のディスカッション用DBに中国語で書き込む 2007/3/28
DBに開発者に中国語で質問を書いてもらっています
ディスカッション用のDBに開発者に中国語で質問を書いてもらっています。翻訳は後からしてもらいますが書いてもらった時点で不明な点は大体わかります。他の開発者の質問も見られるので、同じ質問は来にくいです。

(アンケート回答者/コメントボードより)

オフショア開発のQ&A窓口(質問取りまとめ担当)をどこに置くべきか。まだ回答者数は少ないが、読者アンケートの中間結果は面白い。

中間結果を見る

アンケート回答者の1人から、日本と中国の間に共有DB(掲示板?)を設置する事例が紹介された。ポイントは、中国人プログラマーに「中国語」でドシドシ情報を上げてもらうこと。この手の情報提供は大歓迎である。


■成功の勘所

日本と中国の間に設置されたディスカッション用DBについて、気になること。

・ディスカッション用DB上で懸案事項管理などは実現可能か
・Q&A台帳のようなものを別途管理しているのか
・質問するには、必ずDBに書き込まないといけないのか
・DB書き込みへのインセンティブの有無


2007年03月28日 13:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大阪APAホテルより 2007/3/28

午前中は、大阪オフショア開発勉強会。
夕方に東京に戻って、夜は日本橋でセミナーです。


2007年03月28日 11:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

質問取りまとめ担当はトップが兼任すべき 2007/3/27
中国に質問取りまとめ担当者を置くなんて、危険ですよ!
メルマガで指摘した点に注意していれば大きな問題にならないと思いますが、非常に危うい要素をはらんでいます。

(北京/日本人駐在員)


参照→ http://www.ai-coach.com/backno/cip0618.html

仕様確認などのQ&Aの爆発を防ぐために、中国側に質問取りまとめ担当をおく会社が多い。と昨日号に書いた。中国側でキチンと質問を取りまとめると日本側はとっても助かる。

ただし、以下の懸案事項があることもあわせて指摘した。

・中国側の待機時間が増加する
・窓口担当者への依存度合いが増す、
・日本が気づかない間に暴走してしまう

Q&Aの窓口機能をどこに置くべきか。原則としては質問する側に置くべきだろう。だが、過去にたくさんの失敗事例を見てきた日本人駐在員は、その危険性を説く。

「窓口」が当該プロジェクトの営業側トップとか、責任者(あるいは小さな会社であれば社長)の場合、会社のラインと、情報伝達が一元化出来ているので問題ない。問題は、相手企業で、日本語能力がありコミュニケーションの出来る人間がどの地位に居るかである。

(北京/日本人駐在員)


■成功の勘所

私の常識では、Q&A窓口は日本語が堪能な開発リーダーが務めるべきである。しかし、その常識が通用しない事態も予め想定しないといけない。特に、日本語人材が不足する中国内陸部やベトナムが相手のプロジェクトでは要注意である。

【読者アンケート】

☆オフショア開発のQ&A窓口(質問取りまとめ担当)をどこに置くべきですか。

◆中国側に置くべき
◆日本側に置くべき
◆窓口担当者は要らない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年04月03日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年03月27日 15:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国式です 2007/3/27

ある日本人読者から届いた真面目な問い合わせメールより。


幸地さん:

こんにちは。
(ここまでは中国流)

・・・続く


→メールを見た瞬間、思わず笑ってしまいました。(幸地)


2007年03月27日 14:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ピンチ脱出 2007/3/27

大阪オフショア開発勉強会は明日ですが。
今日の午後から大阪に入ります。

昨夜、ちょっとしたトラブルでPCが使えなくなりました。
物理的な障害でしたが、今朝になってようやく復活。
助かった。


2007年03月27日 14:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

質問取りまとめ担当者を置く 2007/3/26
Q&A爆発を防ぐには?
中国側に質問取りまとめ担当者を置く。そして、日本からも積極的に設計書レビューに参加する。ですが、各種レビューに費やす工数は品質とのトレードオフだと思います。

(オフショア大學講義より)

Q&A爆発を防ぐためには、中国側に質問取りまとめ担当を置いた方が良いのか。それとも、日本側の窓口を一本化して、中国からは誰でも自由に質問が投げられる体制が望ましいか。

どちらかと言えば、中国側に質問取りまとめ担当をおく会社の方が多いようだ。ただし、中国プログラマーの待機時間が長くなって生産性が落ちないか、質問取りまとめ担当者がボトルネックになって、全体進捗が滞らないかの心配が残る。

中国側の窓口担当者が仕様をキチンを把握していないと、間違った理解に基づいて勝手に質問を整理する。最悪の場合は、日本語通訳が自分勝手な解釈で質問に回答してしまうこともある。こうなると、かえって混乱を招きかねない。

質問の取りまとめ役は、なかなかレベルの高い仕事だと思う。


■成功の勘所

オフショア開発で性急な結果を求める人は、「中国にゼロから基礎を教えるくらいなら、従来通り国内パートナーを使った方がましだ」と不満をぶちまける。

短期的には、どの会社でも品質・コスト・納期のトレードオフに頭を悩ませている。長期的には、品質強化がコスト削減にもつながると頭で分かっていても、短期的なトレードオフは常に問題となる。


2007年03月26日 17:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

父、「沖展」入賞 2007/3/26

先週末、沖縄の実家から両親二人が上京してきました。
相変わらず突然やってきます。事前連絡くらい寄こせっちゅーに。

ところで、用件は何だと聞いたら、
うちの父親がNHK放送大学を無事に卒業することができたので、
東京渋谷のNHKホールで開催される卒業式に出席するためだという。

おお、これはめでたい。
70歳超えて、まだなお現役活動を続けるうちの父親。

ずば抜けた才能が無くても、
好きなことをコツコツを続ければそのうちに花が咲く。

大昔、父が土いじり(陶芸)の趣味を始めた頃、家の中に不細工な
焼き物がゴロゴロ並んで、本当に邪魔だなーと思っていました。
今でも、本気でそう思っています(笑)。

そんなクソオヤジですが、今年は沖縄最大規模の美術展「沖展」
に入賞するほどの腕前に。40cm位の壺を作ったそうです。
実家に置いていても邪魔なので、さっさと売って欲しいですが、
本人は商売っ気まったくなし。

「うちの父は誰に似たのか、なぜ、そこまで勉強するかね」

とため息をつく私。ところが、最近の私といったら、
父の生き方に似ているような気がする今日この頃。


2007年03月26日 17:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/3/23)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/3/17 - nikkei BPnet
ユーザー企業に戦略的なオフショアの活用が求められる背景

飽くなきコストダウンの追及と人材空洞化の進展
オフショア活用の敷居の低下
オフショア活用のタイプとそれが目指す戦略上の価値
単なるコスト削減にとどまらず価値創造の余地も視野に入れる
欧米企業のオフショア活用事例
製造業の海外進出と同様、戦略立案と事前準備が欠かせない
オフショア特有のリスクへの備えが重要
人材流動性の高さと賃金上昇の速さ
欧米市場への重心移転による対日オフショア人材の流失
オフショア(Offshore)から「ベストショア(Best Shore)」へ


・2007/3/22 - ITpro
中国人理系大学生の目標「中関村」

中関村にはソフトウエアの開発拠点「中関村軟件園」があります。
軟件は中国語でソフトウエアの意味で「ルアンジエン」と発音し
ます。 中関村軟件園は清華大学の北側でアメリカ的な低層の大き
なビルが延々と並んでいます。


2007年03月23日 13:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

すっぽかし! 2007/3/23

メルマガ書いていたら、○○さんから電話あり。
「もう10:00ですが、今日はどうかされましたか?」

え、あの打ち合わせは今日でしたか・・・・。

すいませーーーん。
今からすぐに駆けつけます!


2007年03月23日 13:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

クローズド・クエスチョン(closed question)を推奨する 2007/3/22
正式契約前の作業工数を誰が負担すべきか?
オフショア開発を正式に契約する前に発生する仕様把握の工数を誰が負担しているのだろうか。

◆発注側
◆受注側
◆双方で折半
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年03月23日23時00分
協力:クリックアンケート

⇒個人情報が漏れることはありませんので(入力不要)、
お気軽にクリックしてください。ご協力お願いします。(幸地)

日本から中国への仕様説明が終わると、次はQ&Aがはじまる。日本が不完全な仕様書を提供すると、相手からレベルの低い質問が飛んでくる。

ところが、最初から十分に準備された仕様書を提供しても、質問の数はあまり減らない。とはいえ、質問内容は格段にレベルアップする。したがって、開発期間の全体を通して評価すると、Q&Aの負荷は確実に減っている事が分かる。

オフショア開発では、仕様確認のQ&Aに要する作業時間は国内開発と比べて2倍以上かかると思う。そこで、中国から日本に質問を投げかけるときのガイドラインを用意する会社が増えている。

・クローズド・クエスチョン(closed question)を推奨する

 ×「□□は何ですか?」
 ◎「□□は、こうだと考えていますが、正しいですか?」


■成功の勘所

質疑応答の手間を省き、正確さを追求するにはクローズド・クエスチョン(closed question)が向いている。特に、回答者にとっては、Yes/Noで簡単に返事できるのでとっても楽。

一方、質問者は丸投げ質問が許されないので、予め想定される回答案を自ら考えて文章化しないといけない。クローズド・クエスチョン(closed question)で書かれた中国の質問を読めば、仕様の理解度が一発で分かる。


2007年03月22日 23:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人技術者による機密情報持ち出し 2007/3/22

今週、在日中国人による犯罪が立て続けに報道されています。
オフショア推進担当者には耳の痛い事件です。

特に、中国人技術者が会社から機密情報を持ち出したあの事件は、
外国人をオンサイト派遣する業者にも影響を与えるかもしれません。

操作ミスや好奇心による情報漏えいではなく、金が絡んだ意図的な
産業スパイによる情報流出。今も、あなたの会社で起きているかも
しれません。


2007年03月22日 23:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語の「サバをよむ」という言葉をご存知ですか 2007/3/20
中国人の方に質問です
日本語に「サバをよむ」という言葉がありますが意味をご存知ですか? 中国人もサバを読むのかが知りたいです。

(オフショア大學掲示板より)

オフショア大學の掲示板(フリートーク)より。

ある画面のコーディングに必要な日数を担当プログラマに聞いた場面を想定する。担当プログラマは、5日あれば出来ると思っている。でも、いろいろな事(割り込み作業、予期せぬ問題の発生、約束した日数を守れない時に怒られる、早く終わらせると次はもっと早くと言われるかも、・・・)を考えて、

「9日は必要です。」

と答えてしまう。この加算された4日間をサバという。中国人は、日本語に「サバをよむ」という言葉を知ってるか、また中国人もサバを読むのかが知りたい。


質問者の意図は、中国人のサバ読みがオフショア開発の工程管理にどれほど影響を与えるかを知りたい、らしい。


■成功の勘所

TOC(theory of constraints)、制約条件の理論の名著「ザ・ゴール」によると、サバ読みは世界中の各所で行われている。だから、中国でもサバ読みは日常茶飯事である。

一方で、逆サバ読みの言動をみせる中国ベンダー幹部も多い。この場合は、何の根拠もないまま「何でも出来ます」「絶対に間に合います」「この予算で大丈夫です」と何でも前倒しする。


2007年03月20日 16:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

唇を前に思いっきり突き出して「うー」 2007/3/20

昨日の編集後記の続き。

一通りしゃべり終えたら、急にお腹がすきました。

うーら。

たぶん誰も通じないと思います。。。(汗)

中国駐在暦の長い知人からコメントが届きました。
メルマガで「うーら」と書いても、それが中国語の[お腹すいた]
の意味だってことは誰にも分からないよ、という温かいご指摘。

うーら [ele] 腹減ったぜ

でも、私の耳には「うーら」にしか聞こえないんですよ!!

日本人の「うー」と中国人の「うー」は全く異なる発音らしく、
唇を前に思いっきり突き出して「うー」というのが中国式。

そうすると、"e"とは全く違う音になってしまう。
だから、「うーら」は誰にも通じないよ、との解説付きでした。

woooo


2007年03月20日 16:50 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

失敗して腹を切る前に説明責任を果たせ 2007/3/19
オフショア開発リーダーが果たすべき責任とは何か?
「バグが見つかったら、責任をもって最後まで直す」 「ほうれんそうが出来ていない」 「仕様変更のプロセスが曖昧だったので追加費用の交渉が難航した」

それぞれの場面における「責任」の違いを考慮して、オフショア開発リーダーが果たすべき責任について議論しなさい。

(オフショア大學講師/幸地司)

ある日本人は、信頼する中国ベンダーの窓口担当者と口約束を交わした。ところが、その担当者が交代した途端、後継者は書類がないため約束したことにはならないと宣言してきた。

いつまで経ってもオフショア開発で結果が出せない会社や組織では、圧倒的に説明責任(Accountability)が足りないと感じている。具体的には、ステークホルダーの洗い出しが甘く、間接的な関係者への配慮が不十分である。

さらに、仕様にせよプロセスにせよ生データにせよ、必要最低限の情報しかオフショアベンダーに与えないのもトラブルを誘発する原因の1つとなる。


■成功の勘所

オフショア開発における「責任」とは、一体どういう意味か。この問いを理解するには「責任」を英語に翻訳するとよい。

Responsibility
Accountability

日本企業には「失敗したら腹を切る」と言わんばかりの責任感は充満しているが、説明責任(Accountability)を果たす雰囲気は弱い。


2007年03月19日 21:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

矢継ぎ早に質問 2007/3/19

今日は中国オフショア開発実践セミナーの初日。
矢継ぎ早に質問が飛んでくるので、手ごたえ十分です。
一通りしゃべり終えたら、急にお腹がすきました。
うーら。



2007年03月19日 21:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/3/16)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/3/9 - 琉球新報
オフショア開発の拠点に 最終報告「実現は十分可能」

国内オフショア(委託制作)開発センターの実現が十分に可能とす
る最終報告を承認。毎年1000人規模の技術者が必要になることなど
を課題に挙げ、産官学が連携して人材育成に取り組んでいくことを
確認した。

↑私の仕事が増えそうです。(幸地)


・2007/3/13 - @IT情報マネジメント
北京出張報告編~北京ダックはやっぱりうまい!

今回は番外編として、筆者が2006年10月に行った北京出張の様子を
紹介する。出張の目的は北京ITビジネス環境の視察である。5泊6日
の日程中はオフショアベンダに加えて、中国市場で活躍するITベン
チャー企業や、中国の最高学府である清華大学と北京大学を訪問。

↑私の連載記事です(幸地)


・2007/3/14 - FujiSankei Business i.
北京NTTデータ 09年に売上高3倍へ 中期計画

北京NTTデータは13日までに、中国市場での売上高と従業員数を、
2006年度実績の3倍とする2009年までの中期経営計画を策定した。
日本企業からのオフショア開発受注が急増すると判断した。


・2007/3/14 - リクルート「Tech総研」
人気のIT企業8社でチェック!あなたの「こだわり転職」実現度

「グローバルに展開し磨き上げてきた世界共通のメソッドを習得で
きること」「グローバルカンパニー案件やオフショア開発管理を担
当できること」が応募者のこだわり条件で挙げられることが多い。


2007年03月16日 13:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発リーダーが果たすべき責任とは何か 2007/3/16

私が主宰するオフショア大學は、若手・中堅のリーダー候補生を対
象としたプログラムです。ところが、受講生のみなさん、私の予想
に反して経験豊富なリーダー・マネージャーばかり。

わたくし、ちょっと、あせってます。汗汗
ですが、これからも張り切って参ります。

授業の内容をちょろっとご紹介します。

今週のテーマは「責任分担の明確化」。

オフショア開発における「責任」とは一体どういう意味でしょうか。
この問いを理解するには「責任」を英語に翻訳するとよいでしょう。

 Responsibility
 Accountability

前者は実行責任とでもいいましょうか。後者は一般に説明責任と訳
されます。また、結果責任、自己責任、会計責任などの言い回しも
よく耳にします。

「バグが見つかったら、責任をもって最後まで直す」
「ほうれんそうが出来ていない」
「仕様変更のプロセスが曖昧だったので追加費用の交渉が難航した」

「責任」には異なる複数の概念があることを念頭におきつつ、

 『オフショア開発リーダーが果たすべき責任とは何か?』

などについて、連日議論が繰り返されます。


2007年03月16日 13:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

正式契約前の仕様レビューの工数を誰が負担すべきか 2007/3/15
仕様書の粒度を細かくするなど改善を重ねています
前回の反省を活かして、中国側は見積もり前に仕様書を細かく読み込んでいろいろと質問してくるようになりました。

(オフショア大學の議論より)

オフショア開発を成功に導くには、日本とオフショアベンダーが一体となって、継続的な改善を積み重ねるしかない。中国が作業に着手する前に仕様書の不備を指摘する、日本は指摘を受けて仕様書の精度を高める。なんて美しい、理想的な光景だろうか。

ところが、ここで1つの疑問が湧いてきた。オフショアベンダーが正式に受注する前に仕様書を細かく読み込む工数を「誰」が負担すべきか。理想と現実のギャップが大きい、賛否両論を呼びそうな課題である。

【関係者の声】

・うちでは中国サイドの工数でした

・発注側です。オフショア開発を行う場合、単なる仕様説明を行って、開発を始まると、後々質問や確認など絶えずに出てきて、結局オーバヘッドが発生しやすいでしょう。

・見積前に1~2時間仕様書に目を通すのは、こちらの負担だと思います(オフショアベンダ側)


■成功の勘所

日本の要求仕様書は粒度が粗いことに加えて仕様も未確定。そのため、中国側は見積もり前に仕様書を細かく読み込んでいろいろと質問する作業が必須である。

このようなオフショア開発を正式に契約する前に発生する仕様把握の工数を誰が負担しているのだろうか。実態を把握したいので、理想論「~すべき論」ではなく、あなたの組織の現状で答えなさい。

◆発注側
◆受注側
◆双方で折半
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年03月23日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年03月15日 15:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

成都ソフトウェア・フェア出展募集 - 2007年4月19日(木)-21日(土)

【成都の基礎知識】

中国内陸部随一の都市成都。沿岸部の大連や上海と比較すると、まだまだ未知の部分が多い。成都は四川省の州都で人口1060万人。33の大学に30万人の学生が在籍し、理工系の卒業生は年間4万5000人に達する。また、1991年に設立された国家レベルのハイテク開発区がある。成都は北京と比較すると物価が4割程度で非常に安い。


【成都クイズ】

成都は産学連携の強みを生かしたハイテク産業に強みがあると聞いています。特にセキュリティ技術など、軍需産業で培われた実績をアピールしていました。ところが、西安でもまったく同じ話を聞かされました。いったい成都と西安は何が違うのでしょうか?

・・・答えはこの後すぐ。

ヒントはこちら → http://www.csfair.com/JP/


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 中国四川省・成都市よりがまいりましたので、
会員企業の皆さまにお知らせいたします。
  
  また、成都市人民政府から会員各位への特典
として、出展料、大会参加費が大幅にサービス
されておりますので、ぜひ、ご出展ください。
▼出展申込み URL:http://www.csfair.com/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

          ぜひご回覧ください
◆第五回中国国際ソフトウェア・フェア出展募集のご案内◆

先に「第5回中国国際ソフトウェア・フェア」をご案内いたし
ましたが、同時に出展募集も行っております。会員は正規
募集の50%で出展可能ですので、ぜひ、ご検討ください。

1.出展費用
  ・会員の場合、50%
  ・会員以外の場合、85%
2.大会参加費(2000元)
  ・会員の場合、無料
  ・会員以外の場合、50%(1000元)
3.出展申込み 下記URLに出展申込書があります。
   URL:http://www.csfair.com/

■会 期:2007年4月19日(木)-21日(土)
■会 場:成都・世紀城新国際会議展示センタ-
■テーマ:産業の協同、革新と発展
■主 催:国務院情報化仕事弁公室、
      中国国際貿易促進委員会、
      四川省人民政府
■共 催:成都市人民政府、
      四川省商務庁、
      四川省情報産業庁
■実 行:成都市貿易促進会、
      成都ハイテク産業開発区、
      成都市情報弁公室
■後 援:中国ソフトウェア業者協会
■申込締切日:2007年4月2日(月)
■お問合せ先
 日本側
 グリッド・リサーチ株式会社兼成都ハイテク区日本東京事務所
 住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-19-9ルート蛎殻町ビル2F
 担当者:ゴン、曲
 TEL:03-5652-3517  FAX:03-5652-3657
 e-Mail:chinasoft2007@grids.co.jp
 公式Webサイト: http://www.csfair.com/

■2007年成都ソフト産業の現状
・ソフト産業の発展戦略を明確に
・50万m2の天府ソフトパーク2期工事が開始
・数多くの中外ソフト企業が進出
・9平方kmのソフト産業パークを建設加速
・中央政府より強力的な政策支援
■参会する理由
・国内外の合作パートナーを発見
・産業の発展性に関心付与
・幅広い業務ルートを構築
・ソフト名城のイメージを作り
・企業の発展成果を展示
・企業の知名度を向上
・業界の成功例を勉強
======================================================

【冒頭のクイズの答え】

 大学の数を比べると恐らく成都よりも西安が多いと思います。
 ですが、中国政府が力を注ぐ西部大開発プロジェクトの中心は、
 四川省の省都である成都です。西安と成都を比べると街の大き
 さが違います。国家的インフラ整備の対象都市としては、成都
 の方が厚みがあり、深みがあります。

          (回答:成都ハイテク区日本東京事務所)


 ※成都ソフト業界の最新情報

   こちらから今すぐ! → http://www.csfair.com/JP/


2007年03月15日 15:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

議事録は誰が書くべきか 2007/3/14
双方に歩み寄るための(理解して協業するための)教育が必要
・日本に具体的なガイドラインがないこと、 ・定義できないこと、 ・自分の普通が他人の暗黙の了解と思っていること

問題はこれだと思います。・・・

日本人は総じて情にもろいので、放っておけないと思ったり、身内と思うようになると、とたんに協力してくれるようになる傾向があります。

(日本人読者)

●セミナーやコンサルの場面でオフショア開発の成功要因を問うと、
次の2つに集約される事が多い。

・キチンと文書化すること
・信頼関係を築くこと

これはこれで正しいと思う。前者について、さらに突っ込んでみると、実に多様な話が飛び出す。一口に文書化といっても、「誰」が「いつ」「何」を文書化すればよいのだろうか。

例えば、議事録についての懸案事項。

・仕様説明会では誰が議事録を書くべきか
仕様を伝える側の日本人/聞く側の中国人

・「議事録に指摘がない場合は承認済み」とするルールは妥当か
当初は誰も気づかないが、後から不具合が発覚するケースは?

・議事録の送り先はどこまでか。CC:で議事録を送りつけられた
利害関係者にも責任が発生するか?

◇そんなこと聞いていないよ
◆以前Cc:で送った。あの時に指摘しなかったお前が悪い!


■成功の勘所

書けば残るし、書かないと残らない。書いても伝わるとは限らないが、書かないと絶対に伝わらない。書けば書くほど忙しくなるが、書かないと後からもっと忙しくなる。


2007年03月14日 14:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

議事録は誰が書くべきか 2007/3/14
双方に歩み寄るための(理解して協業するための)教育が必要

・日本に具体的なガイドラインがないこと、
・定義できないこと、
・自分の普通が他人の暗黙の了解と思っていること

問題はこれだと思います。・・・

日本人は総じて情にもろいので、放っておけないと思ったり、身内と思うようになると、とたんに協力してくれるようになる傾向があります。

(日本人読者)

セミナーやコンサルの場面でオフショア開発の成功要因を問うと、次の2つに集約される事が多い。

・キチンと文書化すること
・信頼関係を築くこと

これはこれで正しいと思う。前者について、さらに突っ込んでみると、実に多様な話が飛び出す。一口に文書化といっても、「誰」が「いつ」「何」を文書化すればよいのだろうか。

例えば、議事録についての懸案事項。

・仕様説明会では誰が議事録を書くべきか
仕様を伝える側の日本人/聞く側の中国人

・「議事録に指摘がない場合は承認済み」とするルールは妥当か
当初は誰も気づかないが、後から不具合が発覚するケースは?

・議事録の送り先はどこまでか。CC:で議事録を送りつけられた
利害関係者にも責任が発生するか?

◇そんなこと聞いていないよ
◆以前Cc:で送った。あの時に指摘しなかったお前が悪い!


■成功の勘所

書けば残るし、書かないと残らない。書いても伝わるとは限らないが、書かないと絶対に伝わらない。書けば書くほど忙しくなるが、書かないと後からもっと忙しくなる。


2007年03月14日 14:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国IT人材の需要と供給 2007/3/14

中国沿岸部だけではなく、大都市周辺や内陸部の各都市で
日本向けオフショア人材を育成する動きが加速しています。
そう、オフショア受託ではなく、あくまでも人材供給です。

今号のヘッダー広告(*)で紹介する中国人IT技術者の転職イベントに
象徴されるように、チームではなく個人単位での動きが目立ちます。
もっとも個人主義は今に始まったことではありませんが。

中国IT人材の単価は、急激ではないけどじりじりと高騰しています。
需要と供給を考えたとき、トレンドは間違いなく供給不足。

人材育成と供給については、個人的には思うところあり。
ですが、今日のところはさらっと流します。

* 東京国際IT業界就職・転職フェア2007春(3/25)


2007年03月14日 14:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

CMM5達成ベンダーでも日常業務はボロボロ 2007/3/13
突然の休暇届が一気に提出された・・・
大勢の派遣要員が常駐する東京のオフショアベンダーでは、今週になって突然に大量の休暇届けが提出されたという。いったいなぜ?

 ・・・答えはこの後すぐ

ルールを固めて開発プロセスを完全に標準化すべきか、それとも、ある程度の自由度を持たせて、担当者の人間関係でもって諸問題を解決するか。これからオフショア開発をはじめる会社では、この相反する方針に悩んでいる。CMM5を達成した企業ですら、結果重視の姿勢が強すぎて、逆に日常業務の管理面が疎かになりがちだという。特に、出退勤管理に問題あり。

・忙しい時期でも、当日いきなり「消えている」
・休暇申請書のワークフローがほとんど機能していない


■成功の勘所

大勢の派遣要員が常駐する東京のオフショアベンダーでは、今週になって突然に大量の休暇届けが提出されたという。いったいなぜ?

【答え】

明日(3/14)はホワイトデーだから。「その日は午後休とります」って、気軽に言ってくれるな派遣社員!こっちは年度末の納品に向けて毎日終電or徹夜続きだ!!(by 日本人読者)


2007年03月13日 11:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国人が自発性を発揮しても全く音沙汰なしの日本人 2007/3/12
最近の日本人はなっとらん(by 中国人幹部)
笑い話のようですが、最近では中国人幹部が日本人部下に対して、

「主体性が足りない」
「やる気がない」
「ほうれんそうがなっとらん」
「死ぬ気で会社に尽くせ」

など、檄を飛ばす姿が目立ちます。

(本誌発行人)

先週のメルマガで「中国人に自発性を期待する」話題を紹介した。軽い気持ちで話題を振ったつもりであったが、意外なところで反響が広がっている。中国に駐在するベテラン日本人読者をはじめ、従来の日本のやり方に対する厳しいコメントが多かった。

例えば、中国側が見よう見まねで日本側に提案しても、一言「お客様から許可されなかった」で終わり。それ以上フィードバックがもらえない。この設計は○○が良かった、画面は○○にしてほしいなどの要望があれば中国側も奮起するが、全く音沙汰なし。

まるで、闇夜に向かって鉄砲打つような状態に中国側をしておいて「自発性を発揮せよ」というのは、ちゃんちゃらおかしいと指摘する。


■成功の勘所

オフショア開発の現場で、「自発性」や「社会性」など日本企業が大好きな言葉が出たときには要注意。「本来なら×××すべき」を口癖のように叫ぶ人がいるが、一歩外に出たら「本来あるべき姿」が他人に通用するなんて甘い考えはさっさと捨てた方がいい。


2007年03月12日 22:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

出張カギ屋を呼んだら○万円! 2007/3/12

事務所のテスクに自宅のカギを挿したまま会社を後にしたSさん、
深夜帰宅してからそのことに気づきました。

あわてて出張鍵屋さんを呼んだら、
なんと2万円も取られたそうです。かわいそうに。

Sさん、こないだは会社に左右異なる靴を履いて、
みんなに癒しを与えてくれました。
私は「偽花粉症男」の疑惑をかけられています。

うちの事務所、男スタッフはたじたじです。


2007年03月12日 22:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/3/9)

毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。

・2007/3/1 - JETRO 注目ビジネストピックス
オフショアリングの失業対策にはセーフティーネットが重要 (米国)

ここ数ヵ月、議会周辺で自由貿易を制限するような動きも散見され
るようになってきた。


・2007/3/1 - @IT情報マネジメント
中国人は日本人のことをこう思ってるんです

オフショア開発に携わっていると、さまざまなトラブルに直面する
だろう。前回日本人なりの解決方法を紹介したので、今回は中国な
りのトラブル解決方法を、現場の最前線の声を基に紹介する。


・2007/3/3 - ITmedia
IBM、American Airlinesからアウトソーシング契約獲得

American Airlinesは主要な人事機能をIBMに委託する。契約期間は
7年半だ。


・2007/3/6 - ITpro
欧米でも海外アウトソーシングはトラブル頻発,その原因は?

1.情報の間違い
  1.もともとの情報が誤っていた,またはだまされた
  2.委託先の言葉や文書の真意や真実を理解する力がなかった
2.途中の状況変化
  1.変化することを予期していなかった
  2.変化していたのに気付かなかった
3.変化への対応
  1.事前に検討していなかった
  2.検討していたが実行しなかった


・2007/3/7 - MYCOMジャーナル
Hisoft、Envisageを買収 - 中国ソフト企業の米ソフト企業買収は初

今回の買収により、Hisoftが上場にさらに一歩近づいたと分析する
業界筋もいる。Hisoft副総裁の孫永吉氏も、2008年中に、ユーザー
が集中している米国か日本で上場を目指すと述べた。


2007年03月09日 13:27 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国の誠意が火に油を注ぐ結果に 2007/3/8
「自発的に動け」はいかにも日本的
日本経験がない中国人には「自発的」は確かに理解しづらいことです。・・・ だから、今日のメルマガにはとても共感しました。今後も、こういう話題をたくさんメルマガで紹介してくださいね。

(中国/中国人読者)

昨日は私が予期せぬほど反響が大きかった。

第606号 「自発的に動け」はいかにも日本的

日本を熟知した中国人読者によると、彼も中国現地法人の「自発的に」動かない中国人リーダーに辟易しているという。この感覚、私にも良く分かる。

(独り言)
本誌発行人は沖縄出身の日本人男性。沖縄には、南国特有の沖縄時間「うちなータイム」が存在する。私の血も沖縄色で染まっているものの、沖縄人と会議するときには毎回のように遅刻する連中をみて、その都度イライラする。念のため、繰り返すが、基本的には私も「うちなータイム」の男であるにもかかわらず。


中国オフショア開発では、よくこういった場面に出くわす。

中:何か問題があれば指摘してください。我々はすぐに対応しますから。(最大限の誠意を示しているつもり)

日:なぜ、中国は日本から問題を指摘されるまでじぃーと待っているのか。自発的に改善する意識が全くない。けしからん!(プンプンと憤慨)

中:中国は顧客満足度の向上を最優先に考えています。ですから、ご要望事項をまとめて、リストを送付してください。(日本の意図を理解できず、さらに誠意を示そうとする)

日:結局、中国はいつも受身の態度だ。自分の頭で考えることをしない。(中国の誠意は、逆に火に油を注ぐ格好)


■成功の勘所

日本的な感覚で言わせてもらうと、中国オフショア開発の現場では、自発的な意識が欠如しているのは間違いない。特に、営業しなくても親会社から仕事がもらえる日系子会社では、その傾向が顕著にみられる。

一方で、全ての中国人が「受身」かというと、そうでもない。日本を熟知した中国人と、現地で働く中国人IT技術者の間では、毎日のように衝突が起きているのも事実。


2007年03月08日 11:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

外部へのメールは全て上司にCC: 2007/3/8

・最近、会社セキュリティ強化のため、外部へメールは上司にCCし
 なければなりませんでした。仕事と関係薄いメールは極力利用し
 ないようにしています。個人のメールアドで返事させていただき
 ます。・・・

→ありがとうございます。本誌はオフショアリング業務に直結する
 お役立ちメルマガなので、出来れば会社で読んで欲しいです。で
 すが、昨今のセキュリティ事情では、なかなかそうもいかないよ
 うで。メルマガという道具は、Web2.0時代に逆行する一方通行の
 メディアになってしまうかも。工夫せねば。(幸地)


2007年03月08日 11:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

花粉症って勝手に治るものですか 2007/3/8

東京では花粉が舞っているらしいですが、最近は全く花粉症の
症状がでません。いつの間にか完治したようです。

という話を事務所でしたら、

「幸地さん、それって、最初から花粉症じゃなかったのでは?」

と鼻で笑われました。そんな言い方・・・、ヒドイです~。
さらに追い討ちをかけるように、

「花粉症になった悲劇のヒーローを演じちゃダメです」

って。ガクっとなりました。
これも、きっと暖冬の影響です。エルニーニョです。


2007年03月08日 11:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

「自発的に動け」はいかにも日本的 2007/3/7
■ あなたは何を期待しますか?
☆オフショア開発マガジン「中国ビジネス入門」にあなたは何を期待しますか?

・オフショア開発全般の話題      (32票) 57%
・中国に限定したオフショア開発の話題 (12票) 21%
・オフショアリング全般の話題     ( 9票) 16%
・中国に限定したオフショアリング全般の話題(2票)4%
・その他 (1票) 2%

(読者アンケート最終結果)

2007年2月中旬に実施した読者アンケートから、本誌ではオフショア開発全般の話題が期待されている事が分かった。あえて中国に限定せず、ベトナムやフィリピン、インド、タイ等の話題を適度にちりばめた誌面づくりが支持された格好だ。

発行人としては、もうちょっとBPOの話題についても言及したいところ。例えば、チームプレーが要求されるBPO現場において、日本人担当者が嘆く場面がよくみられる。

「中国では、従業員の稼働率があがらない。空いている人は空いている。忙しい人はとっても忙しい。全体として無駄が多い。」

若い中国人従業員は、自分の手が空いても自発的に他メンバーの仕事を手伝うことはない。上司からの説得にもなかなか応じない。こうした課題は、BPOの現場でも日常茶飯事である。

・・・何はともあれ、「自発的」という表現はいかにも日本的。


■成功の勘所

今後もBPOへの関心を持ち続けるが、出来るだけソフト開発に近いネタを厳選してお届けする。(そして、時に脱線する)


2007年03月07日 11:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

個人メール監視は当たり前 2007/3/7

友人から、 緊急性を要する以外は会社メールの利用を
控えたいと連絡がありました。もちろん私用の場合。

やっぱりそうなんだ。

それにしても、個人メールの中身を監視する係がいるのだろうか。
このメルマガも、しょっちゅうスパム扱いされるからなー。
ちょっと悲しい。

ある読者から聞いた話ですが、社内でも面識の少ないお客様の
メールがSpamフィルターのチェックに引っかることも増えてい
そうです。怪しいメールの件名に「spam」という文字列が追加
されるのですが、そのまま返信しちゃうと、失礼にあたるので
注意が必要ですね。


2007年03月07日 11:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

自然災害は国内もオフショアも関係ない 2007/3/6
大雪で一時オフショア開発にも影響でました
大連は大雪で生産拠点の窓が割れたり、停電したり、通信中断したりするケースが少なくない。おっしゃったとおり、オフショアへの影響がみられます。

(大連より)

大連から大雪の状況を撮影した写真が届いたので、さっそくブログに掲載した。

・大連の大雪 [写真付き]


今のところ、特に大きな被害報告を受けていない。ほっと一安心。今回、複数の読者から「自然災害は国内もオフショアも関係なく発生するよ」との指摘を受けた。「だから、どうした?」と思ったが、もしかしたらアンケート文言が誤解を与えていたかもしれない。

: 【読者アンケート】
: 大連・瀋陽、その他すべてのオフショア関係者への質問。
: 大雪など自然災害で業務が滞ってしまうリスクへの対策は?

昨日のアンケートは、主に発注側の日本企業に投げかけた問いかけである。オフショア企業側のリスク管理を問うものではない。(クリック数も少なかったので、もしや?と思いました)


■成功の勘所

私は沖縄出身なので、台風・水不足・ハブ被害への意識は高いが、業務上のリスクとして認識することはほとんどなかった。ITでは、目に見えない資産(intangible assets)を扱っているので、自然災害への関心が低くなりがちである。

私が推奨するオフショア開発ガイドラインでは、「オフショア発注地域で発生しうる自然災害のリスクを考慮せよ」と書けばよい。
(簡潔なほどいいから)

だが、実際のプロジェクト計画では、個別の事情を考慮した具体的なリスク・マネジメント項目を洗い出す必要がある。例えば、大連には、濃霧による視界不良で航空機が離着陸できない固有のリスクがある。タイではクーデター(人災)が発生したし、ベトナムでは鳥
インフルエンザの再発が認められる。

こうしたリスク・マネジメントは、個々のプロジェクトに丸投げせず、オフショアPMOが全面的に支援すべきだろう。

      ※


☆大連・瀋陽、その他すべてのオフショア関係者への質問。大雪な
 ど自然災害で業務が滞ってしまうリスクへの対策は?

 ★この問いは、主に発注側の日本企業に投げかけています。★


◆事前のリスク・マネジメント計画で検討済み
◆特に準備はしていないが特に問題なし
◆その都度、場当たり的に対応します
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年03月13日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年03月06日 15:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

自然災害は海外・国内関係ありません 2007/3/6

納期のギリギリまで何かしらの施策を行う企業は別の問題がある
認識です。(日本企業からの強制か期限までにどうにかすればよ
いなど)弊社は大手企業ではありませんのでリスクを考慮して出
せる案件、出せない案件の分別を実施しています。

→コメントありがとうございます。リスク管理について、大手企業
 と中小企業の違い、特に貴社で気を使っている点は何でしょうか。
 差し支えない範囲で教えていただければ。(幸地)


2007年03月06日 15:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

先行案内したら応募殺到 2007/3/6

先週末、このコーナーでオフショア大學の構想を紹介しましたが、
覚えていますか。

先進的な取り組みなので、
どーかなーと一抹の不安を覚えたりしてましたが、
日ごろからお世話になっている方々に先行案内したところ、
こちらの予想をはるかに上回る応募をいただきました。

今でも、続々と申込みメールが届いています。
あっという間に定員オーバーしそうな勢い。

ですので、初回募集分の一般告知はなしということで。


2007年03月06日 15:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

大連は大雪で混乱気味、日本側はブーイング? 2007/3/5
今日(3/4)の大連はものすごい吹雪です。
明日(3/5)は出社できない人も多いでしょうね。どこのエリアでも天災はつきものですが、オンサイトは文句いうんだろうなぁと。。 想像がつきますね。

(大連/日本人出張者)


大連大雪20070305_0002


昨夜(3/4)、大連から届いたおたよりによると、大連は大雪らしい。そのせいでオフショア側の作業が滞ると、日本側からブーイングがあがる可能性があるという。本社も大雪くらい多めにみて欲しいものだ(笑)。

大連大雪20070305_0004

今年は世界的な暖冬が続いており、上海からも気温20度を超えたとの情報が続々と届いている。出張者は、厚手のコートに加えて、暑さ対策をお忘れなく。

ちなみに、今朝の横浜の最低気温は15度を超えた。驚きである。


■成功の勘所

昨夜から、大連は猛吹雪。関係者の皆様は十分に気をつけていただきたい。今朝の状況はどうだったか、大連関係者からの情報提供を求む。



大連大雪20070305_0003


☆大連・瀋陽、その他すべてのオフショア関係者への質問。大雪な
 ど自然災害で業務が滞ってしまうリスクへの対策は?

◆事前のリスク・マネジメント計画で検討済み
◆特に準備はしていないが特に問題なし
◆その都度、場当たり的に対応します
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年03月13日23時00分
協力:クリックアンケート

ようやく落ち着いたようです。
大連_0001



2007年03月05日 17:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

社内はものすごい吹雪です 2007/3/5

社長が「郵便の配達時間が遅い」と郵便局に電話をしてます。
前にも電話していました。5回目くらいかな。これで。
郵便配達の人も、当社だけじゃないんだから、
遅くなるのは仕方がないかと。。。神経質すぎ。。。
男は、心を大きくもたないとね 笑。
社長夫人は雇用契約書の変更をいってきて、
まさに「あんたが作ったんでしょうが!」状態。
ぶちきれたいところだよ。

→西日本某所からの情報提供、ありがとうございます。第602号の
 「契約書は無効って、それは、あんたが作ったんでしょうが!」
 を読んでのお便りですね。弱小企業は、オーナーの人徳で全て
 が決まります。幹部は心を大きく持たないとね。(幸地)


2007年03月05日 17:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

世界同時株安、この時期にベトナム投資すべきか? 2007/3/5

先週は、世界同時株安に見舞われましたね。
中国とインドに分散投資しているので、
私のポートフォリオも多少ダメージを食らったと思われます。

一本調子で上げ続けていたので、
この辺りで必要な調整が入ったのかもしれません。
今週はちょっと目が離せない状況が続くかも。

ですが、私の投資姿勢は「長期ほったらかし」が基本なので、
よほどの事がない限り今のポジションを維持するでしょう。

ていうか、次にベトナム投資を計画していました笑
先週の株暴落は、この意思決定に微妙な影響を与えました。

私が運営する日刊ベトナムタイムズでは、
知人の会社と提携してベトナムファンドを手がけています。
(かなり本格的です)

ベトナムに興味があるオフショア関係者は、
実際に投資するかどうかは別として、信頼できる会社の
オフショア投資セミナーに参加するといいでしょう。

いろんな資料をもらえるし、IT以外の視点から
ベトナム市場を分かりやすく解説してくれるはずです。

以下のセミナーでは、メルマガに書けない情報をこっそり
教えてくれます。法律の制限により、セミナーでは絶対に
売り込みされないので、初めての方でもご安心を。

 東京・大阪・名古屋・福岡
 ベトナム投資セミナ


2007年03月05日 16:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/3/2)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。

・2007/2/22 - 中国情報局
情報産業部:今後はソフト、IC、FPD産業を重点に

中国では今後、情報産業の急成長分野として、ソフトウェアや集積
回路(IC)、フラットパネルディスプレー(FPD)を挙げ、その育成を
強化していく方針を明らかにした。


・2007/2/27 - ITmedia
国内におけるプロジェクトマネジメント導入の遅れを取り戻す

日本国内の企業におけるプロジェクト管理アプリケーションの利用
は、欧米と比較して4分の1から5分の1程度という状況。これはアジ
ア地域の中で比較しても低い水準。特に、オフショア開発などでは
世界標準的なプロジェクトマネジメントの手法が必要不可欠となる。


・2007/3/1 - 日経ビジネス オンライン
中国人を理由に僕を非難する方々へ(*)

寄せられたコメントの中には「中国人による日本批判だ」「反日だ」
「中国に帰ったら」といった言葉が交じっています。

 *430件以上のコメントが寄せられた話題の記事です


・2007/3/1 - nikkei BPnet (NEWS CHINA)
中国人留学生、改革開放以来100万人の大台を突破

2000年以降に留学した学生が全体の70%以上を占めている。


・2007/3/2 - ITpro (by 日経コンピュータ)
オフショアの今 ベトナムの底力

システム・インテグレータや政府・教育関係者への現地取材を基に、
ベトナムのIT産業と若手技術者の今を紹介する。


・2007/3/2 - nikkei BPnet (NEWS CHINA)
蘇州工業園区(*)に世界のトップ企業66社が投資

同園区の総合発展指数は、国家クラス開発区ランキングの第3位か
ら第2位へと順位を上げており、多国籍企業からみた「中国開発区
総合注目度ベスト20」のトップに評価されている。

 *蘇州工業園区は第16回オフショア開発勉強会で紹介しました
  ⇒ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


・2007/3/2 - nikkei BPnet (NEWS CHINA)
中国企業の研究開発経費、年平均42%の増加率

2000年の中国企業の研究開発経費支出は537億元だったが、2005年
には1674億元まで増加し、年平均42%の増加率となった。中国の大・
中型工業企業の研究開発投入強度はたった0.76%にとどまり、科学
技術活動の38.7%を占めるに過ぎない。


2007年03月02日 11:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

部長の鶴の一声で 2007/3/2

 来年度から中国オフショア開発が始まるようです。プロジェクト
 リーダとして不安に思い、勉強を始めたところです。

→おたよりありがとうございます。見事にオフショア後発企業です
 ね。パートナー選定や標準ガイドラインの整備など、わからない
 事があればお気軽にご相談ください。オフショア大學も必見!(幸地)

・超おススメの第17回オフショア開発勉強会

・オフショア開発を本格的に勉強するならこちら


2007年03月02日 11:54 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

[予告]オフショア大學 2007/3/2

ネット上で無料のオフショア開発勉強会を始めます。
勉強会というより、大学講義の方がイメージに近いかも。
仮称ですが「オフショア大學」と呼びます。

この取り組みは、来年度に有料販売する、
オフショア・リーダー育成プログラムの試験運用が目的。
(といいつつ、その場の思いつきで見切り発車ですが・・・)
試行錯誤しながらのスタートですが、中身は本格的。
自信あります。


[Course outline(案)]

1. Course Objectives

・プロジェクトメンバーとして、オフショア開発を遂行するために
 必要なマネジメントの基礎知識、異文化コミュニケーション理論、
 および多国籍チームを率いるリーダーシップについて学びます。

・属人性を排除して組織的にオフショア開発を推進するために欠か
 せない標準ガイドラインに含まれるべき項目、制定方法、および
 プロジェクトチームへの展開方法を学びます。

2. Course Delivery

・Lectures - 無料メルマガと有料メルマガのバックナンバーを利用

・Case Studies - mixi(ミクシィ)のコミュニティ機能を利用して、
課題として与えられる事例研究を討論します。

3. Assignment

・Individual Quiz - 個人課題。簡単なクイズ形式を想定

・Group Assignment - グループ課題。mixi掲示板への書き込みと
 レポート作成

・Final Examination - 最終試験。またはレポートによる最終評価

4. 期間 - 3ヶ月間 

*授業は全て日本語です
*授業は100%ネット上で行います(mixi主体)


以上の講義要旨(syllabus)を考えています。

受講資格は特になし。国籍不問。来る者拒まずの精神ですが、
この企画に不適切だと私が判断した方は問答無用で除外します。
除外理由は一切お答えしません。

私が想定する受講者は、開発現場で荒波にもまれながら日々がんば
る若手・中堅のリーダー人材、マネージャー候補生。開発経験5年
以上ならば、十分に内容を理解できるはずです。
(オフショア未経験OK、むしろ大歓迎!)

有望な若手・中堅リーダーほど忙しい。ですので、
オフショア大學では、時間配分に十分に気を配ります。
「忙しいので途中で辞めます」とは言わせませんよ。

私の得意分野は中国ですが、ベトナム・フィリピン・インド関係者
にも業務に直結する知識を提供できると思います。なお、開発言語・
対象分野は問いません。

最小実施人数8名。定員は30名とします。応募者多数の場合は、
先着順ではなく、こちらで判断して合格通知を出します。
あしからず。

来週頭から正式に募集を受け付けます。今しばらくお待ちを。

主催:
 オフショア開発フォーラム
 オフショア大學事務局 support@1offshoring.com


本誌読者にはバリバリのプロマネ経験者が多数います。
あなたの部下を紹介してください。社会人にも生涯学習の機会を!


2007年03月02日 11:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

契約書は無効って、それは、あんたが作ったんでしょうが! 2007/2/28
中国当局が作った契約書にミスが見つかった
中国当局の許可を得て、日系企業向けに○○○サービスを開始しました。許認可手続きや契約については、全て当局の指示に従いました。ところが、後になって、当局から提供された契約書類にミスがあることが分かり、いまだに正式な事業許可が得られません。サービス提供から半年以上も違法操業が続いている状態です。

(中国/日本人駐在員)

中国関連のビジネス書に失敗事例として紹介されるような嘘のような本当の話。オフショアベンダーが事業多角化の第一歩として、中国市場でのサービス事業を始めた途端、とんだ災難に見舞われた。中国では「見切り発車に気をつけよう」といえばそれまでだが、この事例ではあまりにもかわいそう。担当者は悲鳴を上げている。

とにかく、中国当局が作成した契約書が間違っているので、領収書を発行できない。(ここでの領収書は、日本の請求書に相当する)かといって、当局は「忙しい」の一点張りで、契約書を修正する意向はまるでなし。
顧客の日系企業は、半年間のサービスに満足しているので契約通り代金を支払いたい。相談者も代金を受け取りたい。だが、領収書がないと支払いは許されない。このままだと、相談者の会社は、無許可で事業を続けていると中国当局から摘発される恐れもある。


■成功の勘所

たとえ日本のSIerで経験を重ねた優秀な日本人マネージャーでも、初めての中国事業で成果を出すとは限らない。製造業や貿易商社と比べて、ソフト業界は海外事業を甘く見すぎる傾向がある。

あたって砕けろといわんばかり無防備に中国に行って、簡単に玉砕する。経験値が蓄積される前に担当者は疲弊して退職する。学習しない組織の典型例である。


2007年02月28日 14:33 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

従業員が悪いから研修の効果が出ない 2007/2/28

・社長夫人の友達を講師によんで、アホな職員のために接遇研修を
 今までに4回やりました。合計○○万円の出費。そして。。。
 研修の効果がないということで、社長夫婦が講師になって、
 報連相(ほうれんそう)研修をするそうです。
 30ページのペラペラの冊子を全職員分用意するそうですが、
 1冊630円らしい。。。おかしすぎ。。。
 組織が成功しない原因は、あくまでも職員にあるという考え。
 そして、ISOとかPマークとか、世間体(外)をよくすること
 ばかりに気合入れてます。リーダーとしては、最低最悪この上
 ないかと。。
 そんなことより。。。大きくなっていくばかりの、
 労使の溝を修復して、少しでも、労働者が働きやすくなる組織
 作りを考えるほうが、急務と思うけど。。研修研修って、
 自分たちこそが研修を受けろといいたい。
 研修の効果がでなかった職員には、罰則を設けるそうです。


→ダメな社内研修の典型例です。相談者は、強権的なオーナーが
 君臨する同族企業に勤務する日本人。オフショア開発とは無関
 係な会社ですが、強烈な事例なので本誌で取り上げました。

 オフショア開発の標準プロセスが守られないのは「現場の意識
 が足りないからだ!」等と他人に責任転嫁する人がいたら、
 やさしく注意してあげましょう。「あんたが悪いのでは?」と。

 中国オフショア開発実践セミナーにて、社内研修のノウハウを
 伝授します。詳しくは下記URLをご覧ください。

  今すぐ→ http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html


2007年02月28日 14:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

私もブログマーケティングを仕掛けてみる 2007/2/28

企業のブログマーケティングとは、
ブログを使った「マーケティング」活動です。
特に、ブロガーと呼ばれる著名なブログ執筆者を動員して、
企業のイメージアップや活動理念の啓蒙活動を展開します。

この場合、消費者に向かって、
いきなり商品やサービスを宣伝するのは好ましくありません。
私たちはバカじゃないので、「やらせ」はすぐに見抜かれます。
仕掛ける側は、マーケティングとセールス(営業)の違いを
よく認識しよう。

先日のトレンドマイクロ社を題材としたブログマーケティング
検討会では、以下のような穴埋め形式のお題が出されました。


 口コミが起こりやすい条件の1つは(    )である。
 そこで、企業マーケティング活動に協力してくれるブロガーに
 (      )という機能が備わった口コミを起こしやすい
 ブログ上のツールを提供します。ブログパーツと呼ぶ。
 ブログパーツを使うと、ブロガーには(     )なメリット
 があるのでとっても嬉しい。

 しかも、実は、ブログパーツは企業の製品(ウイルスバスター等)
 と連携して(      )することもできるので、結果として、
 企業が望むイメージアップ・活動理念の啓蒙活動が促進されます。
 今回の活動目的は、セキュリティ意識が高まること。


この考え方は、消費者向けの製品サービスだけではなく、
B2Bのビジネスにも応用できるかもしれません。まずは、
オフショア開発フォーラムのマーケティングに使ってみようかな。

いま欲しいのは、以下の2点。

・オフショア開発への偏見をなくすこと
 悪いところは素直に認めた上で、
 必要以上に毛嫌いしない雰囲気を作りたい

・オフショア開発コーディネータの必要性を周知させたい
 オフショア担当者のキャリアパスの開発、
 オフショアPMOの設置など

この2つの思いを広げるために、
どんなブログマーケティングが有効だろうか。
協力者を募ります。興味あるブロガーは、お気軽に連絡ください。


2007年02月28日 14:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人民元高への対策、短期と長期とでは異なる 2007/2/27
円安で中国ベンダーの利益圧迫(ご意見求む!)
工期内のレート変動であれば、平均レートで精算。長期のレート変動であれば、単価見直し。

(アンケート回答者)

さっそく、筆者のもとに届いたご意見を紹介する。


・個人的な考えですが、
 1.原価の低減
 2.高付加価値化
が必要ではないかと思っております。


・コストの視点だけで考えるだけでなく、リソースの視点や文字どおりアジアでの商売の視点で考えることであると最近考えるようになっています。


・工期内のレート変動であれば、平均レートで精算。長期のレート変動であれば、単価見直し。


・中国の銀行に一定の手数料を払えば、ある期間で決められたレートで日本円⇔RMB換金できます。なので大型プロジェクトの場合(長期間、契約金額大きい)はこの方法を使っています。

・・・

相談者からもお礼のメールが届いた。

皆様の意見をみると、やはり難しい問題ですね。輸出・輸入の貿易だと色々為替リスク回避の手段が講じられるが、現段階のオフショアはやはりまだ対応策がありませんね。

個人的な思いですが、オフショアビジネスについて、場所に関係なく、円以外の通貨をもつ国では、問題になる時間差こそあるが、為替リスクが軽視できなくなります。(特に現在の円安状況で)また様々な方の意見を聞ければ大変うれしく思います。

(日本企業に勤務する中国人読者)


オフショア開発フォーラムの掲示板(フォーラム)参照
こちら→ http://www.1offshoring.com/


■成功の勘所

短期と長期とでは、円安人民元高&人件費高騰の「双子の圧迫」への対策は異なる。短期的には、外貨先物などで為替リスクをヘッジできるが、長期的には小手先の対策は無意味である。

日本はかつて、1ドル360円から1ドル80円台まで一気に円高が進行した。もし中国人民元が今の2倍に上がったとしたら、あなたはそれでも中国オフショアリング事業を続けるだろうか。


2007年02月27日 23:19 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ブログマーケティングに取り組む前に 2007/2/27

消費者向けに商品やサービスを販売する企業があったりします。

口コミを重用し、企業本位のブランド広告は見向きもされない
Web2.0全盛のこの時代、企業のマーケティング活動はどうある
べきでしょうか。

先日、ウイルスバスターでお馴染みのトレンドマイクロ株式会社の
製品を題材に、ブログを活用した企業マーケティングの新しい姿を
検討しました。

巷では企業ブログが流行っていますが、どこをみても一方通行の
宣伝色で溢れています。中には、パンフレットや提案資料(PowerPoint)
の内容がそっくりそのまま転記されただけのサイトすらあります。

(小さい声で)
 私たちソフト業界は特にマーケティングが下手です。ホントに。


話を元に戻して
現在トレンドマイクロ社は以下の悩みを抱えています。

「セキュリティ対策への意識が弱く、対象市場が広がらない」

このメルマガを読んでいる方は、ウイルス被害の恐ろしさを
よーーくご存知かと思います。ですが、ケータイ世代やシニア世代
にとっては、「セキュリティ対策」なんて他人事のご様子。
あなたも心当たりありますよね。

ですので、トレンドマイクロ社の課題は、
世間一般のセキュリティ意識の向上。とにかく、被害あったときの
恐ろしさを知ってもらう事が最優先です。

マーケティング的には、いきなり「ウイルスバスター売上30%増」
と目標設定しないところがミソですな。これやると、
ブログマーケティングは失敗します。

....明日に続く。


2007年02月27日 23:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

円安で利益圧迫(ご意見求む!) 2007/2/26
他の読者の皆様と情報共有したい
先日、中国でオフシュアをしている先輩を会いまして、色々話を聞かされました。中に一番印象に残っているのは円安の話題です。それを皆様と共有できればと思ってメールしました。

(日本企業に勤務する中国人読者)

発注側の日本企業に勤める読者から届いた相談を紹介する。このメルマガを読む全てのマネージャー、営業担当者、経営幹部に考えていただきたいテーマである。

先輩の会社はオフシュアに200人以上の専門部隊がありまして、順調に事業を拡大してきました。しかし、最近は円安に悩まされています。

今年は人件費が前の年より15%上がったが、20%ほどの円安を加えると、35%の利益がダウンしました。もともとかなり安い単価で仕事を取っていたので、そのままで4割近くの利益ダウンを吸収するのは不可能です。

また、円安を理由に単価を上げることも難しい。このままではビジネス自体が成り立たなくなると考えております。

幸地様とマガジンを読んでいる読者の皆様は円安問題をどう見て、どんな対処方法を考えているかを聞ければ、先輩には参考になると考えてます。

(日本企業に勤務する中国人読者)


■成功の勘所

相談者は、中国オフショアベンダーへの助言を求めている。第三者としての、あなたのご意見をお聞かせ願いたい。

次に、もしあなたが相談者の先輩の立場だったら、すなわち、中国でオフショア開発要員200名を抱える責任者だったら、どうするか。可能なら、こちらの考えも教えてください。


☆中国オフショア開発ベンダーは円安人民元高に悩んでいます。
 利益は昨年比40%減。有効な打開策を教えてください。

◆有効な打開策はない (地道にやるしかないってこと)
◆有効な打開策はある (金融・財務、その他の裏技や秘策あり)
◆その他(コメントボードにお書きください)

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年03月06日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年02月26日 22:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

RE: オフショアベンダーの顧客満足度調査 2007/2/26

 : 中国なりのオフショアベンダー側から、顧客満足度調査のような
 : 事を依頼された方っていらっしゃいますか?

 当社子会社では、プロジェクト終結プロセスのアクティビティ
 として、顧客満足度調査の依頼を義務付けております。また、
 発注側からも委託先評価を実施し、終結会議で双方の意見を確
 認し理解することを、子会社とのオフショア開発PDCAサイクル
 のCと位置付けております。
 ・・・(省略)

→ここまで実践的な情報をご提供されると、私がセミナーで話す
 ネタがなくなってしまいます。それにしてもお見事!(幸地)

 中国オフショア開発実践セミナー@東京日本橋/3月19-20日

  初心者は必須!→ http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html


2007年02月26日 22:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

最新マーケティング動向 2007/2/26

今夜は新宿にて久々のセミナー受講生。
今年に入ってからセミナー講師が多かったので、とっても楽しみ。


2007年02月26日 22:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/2/23)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/02/21 - ITpro
BJIT,2009年末にバングラデシュの開発要員を1000人体制へ

現在、日本法人のオンサイト開発要員35人とバングラデシュ現地法人85人の開発者が協力して、携帯電話用の組み込みソフトやWebアプリケーションなどを開発している。


・2007/2/21 - ITmedia
技術者不足に対応した収益構造の改善

大手の場合、各社とも技術者の稼働率が90%を超え、受注を抑制せざるをえない状況に立たされている。各社は中国などへの委託に一斉に動いた。今ではそうしたオフショア開発においても技術者の奪い合いになっているという。


・2007/2/21 - ZDNet Japan
「ちょっといいプロジェクトマネージャー」になるにはどうすればいい?

技術が日々進歩し、各分野が細分化されるため、専門以外の技術をキャッチアップしきれずにいるPMや、海外ソフトの利用やオフショア開発に携わっているために、アメリカ、インド、中国などの技術者を束ねることに苦労しているPMもいます。


・2007/2/20 - 国際商報
北京市、ソフトウエアアウトソーシング拠点建設を強化

2006年日本向けのアウトソーシングサービス輸出額は全体の58%にあたる207億ドルを記録。オフショア企業は400社余り。年間輸出額が1000万ドルを超えるのも10社を数える。


・2007/2/21 - ITpro
ベトナム最大手FPTの実力

ベトナム最大手FPTの2006年度(12月期)の売上高は19億8000万円(1ドル=120円換算)。この3年間で8.6倍に伸びた。日立ソフトウェアエンジニアリングから常時100人規模の開発を請け負うほか、TIS向けに20人強の技術者を確保。


・2007/2/20 - BusinessWeek.com
India's IT Labor Pinch

A scarcity of young, college-educated engineers has turned recruitment in India's fast-growing tech sector into a free-for-all.


2007年02月23日 16:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

PMO(project management office)の目的 2007/2/23

今朝、久しぶりに超ド級の満員電車に乗りました。
雨の影響かもしれませんが、つらかったー。

中にはイライラしている乗客もいるようです。
足の踏み場もないほど混乱した状況はみな同じなのに、

 「邪魔だ、くっついてくるんじゃねーよ」

みないな捨て台詞を残して、下車していく男性を見かけました。
30代と思しきサラリーマン風の普通の男性でした。
病んでいますねー。

先週、某SIerのPMOの方から聞いた印象深いお話。

「PMOの目的は、プロジェクトメンバーのメンタルヘルス支援です」

きっぱり、そうおっしゃいました。

 朝起きられない症候群、うつ病、過度のストレス、パワハラ。

病んでいますねー。


2007年02月23日 16:40 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

業務知識を前提とした実装用仕様書 2007/2/22
やっぱり、仕様書に常識はかかれない
入出力を中心とした詳細な実装用仕様書をいただいたが、よくみると業務知識があることを前提に書かれていたので、多数の仕様誤解を誘発した。

(第16回オフショア開発勉強会/ゲスト講師)

第16回オフショア開発勉強会で聞いた失敗事例より。

入出力を中心とした詳細な実装用仕様書をいただいたが、よくみると業務知識があることを前提に書かれていたので、多数の仕様誤解を誘発した。

この会社は、東京本社で請けた仕事を中国蘇州の開発子会社に委託する典型的なオフショア活用型のSIer。オフショア開発に着手する前には、必ず中国側で仕様書の品質チェックを行っている。中国側の事前チェックは評判が良かった。実際、このおかげで、過去に何度も事故を未然に防ぐ事ができた。ところが、前出のプロジェクトでは、暗黙のうちに中国に過度な業務知識が要求されていたため、受注可否判定プロセスが十分に機能しなかった。


■成功の勘所

中国側でレビューしたものの、業務知識が不足しているため仕様書の品質を評価できず、事前にリスクを洗い出す事ができなかった。この問題の対策は難しい。なぜなら、肝心な業務知識が欠落していると、関連するリスク分析の甘さを自覚することはできないから。適切な時期に、適切な人が集まって、適切な手順でレビューしたが、失敗を防げなかった残念ながら事例である。


2007年02月22日 17:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

花粉症 2007/2/22

中国(人)も、花粉症という文化はあるのでしょうか??

→沖縄にはありません。が、東京在住7年目ごろから私も花粉症の
 症状がではじめました。今年は既に苦しんでいます。(幸地)


2007年02月22日 17:13 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

YouTube投稿 2007/2/22

セミナーを撮影した映像をYouTubeに投稿したい。
ただいま奮闘中です。



2007年02月22日 17:11 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

RE:チームとグループの違い 2007/2/21

なるほど、幸地先生のおっしゃる通りです・・・(汗)
では、こんな感じで考えてみました。

チーム(team)=特定の目標を達成するために、
共通の目標達成意識を持って組織された人々の集まり。
グループ(group)=(共通の目的はあるとしても)個人間での
明確な意思の統一を持たない人々の集まり。

→いつも積極的に課題に挑戦していただき、ありがとうございます。
 教科書的な説明はいりません。今回のように自分の言葉で本質を
 表現する努力を続けてくださいね。

 チームとグループの違いを示す分かりやすい基準の1つは、
 「相乗効果」です。チーム活動では、互いに切磋琢磨して、
 新しい価値を生み出します。つまり「1+1>2」の世界。
 反対に、1+1=2 または 1+1<1 になってしまうと、
 チームとは呼べません。(幸地)


2007年02月21日 22:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

PR枠人気あります 2007/2/21

おかげさまで、オフショア開発メールマガジンと関連サイトの
広告枠(2月分)が全て埋まりました。ありがとうございます。

昨日は、広告主2社と打ち合わせ。今朝も、
メルマガ号外PR版によるセミナー告知の依頼を受けました。

単純に広告を垂れ流すだけではなく、メルマガ読者やサイト閲覧者
にとっても役立つ情報媒体であり続けたいと思います。

メルマガ広告3月分を引き続き募集します。
やはり、イベント関連の告知が圧倒的に強いようです。
広告掲載のご案内 → http://www.ai-coach.com/adv.html


メルマガ広告と同時にサイト広告も募集します。
ただし、オフショア関連イベント告知/ベンダーPR/セミナー案内
など、オフショア開発関係者に直接メリットのある情報に限ります。
興味ある方は、個別にお問い合わせください。

サイト広告は、オフショア開発フォーラムの右側上部にある
「PR/口コミ情報」欄に掲載されます。ご確認を。
http://www.1offshoring.com/

最近は下記のような転職情報が目立ちます。
https://www.shigotonavi.co.jp/promotion_itfair06/register.asp


2007年02月21日 22:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

チームとグループの違い 2007/2/20

チーム(team)=ある目的のために集まった人々。
グループ(group)=ただの人の集まり。
といったところでしょうか。

↑お便りありがとうございます。2/19号編集後記への返信ですね。
 合コンに集まった男女は、「出会い」という共通の目的のために
 集まったグループ(group)だといえませんか。
 でも、男性陣が一致団結して比嘉君に彼女を作る仕掛けを企んで
 いたら、彼らはチーム(team)と呼べるかもしれません。(幸地)


2007年02月21日 00:00 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ブログとML、何が違うのか? 2007/2/20

ブログは好きなときに好きなだけ独り言を垂れることができる、
これはメーリングリストとの大きな違いです。

例えば、メーリングリストで読み手不在の文章を流すと、
そのうち誰かに怒られますね。でもブログなら基本的に何でもOK。

メーリングリストでは、常に読み手が存在するため、
より良質なコミュニケーションに発展しそうなもの。
ですが、実際には、不思議なほど議論が活性化しません。

[典型的な場面]

・朝まで生テレビ
・日本企業でよく見られる、(悪い意味での)定例会議
・ケータイメールでの会話

ブログは1人でジックリ検討する時間と、リアルタイムで
会話を楽しむ雰囲気が両方ほどよく混ざっています。

ブログにあって、メーリングリストにない機能。それは、
学術論文で必須とされる「引用(references)」機能です。

私は、これこそが、社内ブログ(社内SNS)を意義ある
知的データベースに進化させる要因だと思っています。

ブログやSNSをバカにして使わないなんて、
そのうち化石になっちゃいますよー


2007年02月20日 23:57 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

社内ブログによる開発チームの相互連携 2007/2/20
ナレッジマネジメント音痴
メーリングリスト(ML)と社内ブログの違いが分かりません。

(日本人中間管理職)

最近、オフショア開発チームの相互連携を促進するために、社内ブログを活用する企業が増えている。ただし、社内ブログを導入したからといって、即座に生産性が向上するわけではない。あくまでも、非公式のコミュニケーションツールとして利用する組織が多いようだ。

例えば、中国で反日運動が盛り上がってたころ、社内ブログでも歴史観に関する書き込みが増えた。大方の予想通り、社内ブログで火花が飛び散る激論が交わされるはずもないが、プロジェクトに全く関係のない場所で日中交流が一段と深まったのは言うまでもない。


■成功の勘所

あなたの周りに「メーリングリスト(ML)と社内ブログの違いが分からない」とボヤいている人はいないか。残念ながら、その人は「ナレッジマネジメント(knowledge management)」の本質を理解していない。

口コミ効果と相互学習の驚異的な進化によって、机上の空論だったナレッジマネジメントが実態のある共有財産に変化した。社内ブログは、仮想空間上の双方向コミュニケーションを支える大事な基盤技術である。


2007年02月20日 23:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

多国籍チームのチーム形成 2007/2/19
■ 日本vs中国よりも、日本、中国、インドの混在チームが優れる
 社内に中国人と日本人しかいない会社と、3つ以上の国籍が混在する会社を比べたとき、後者の方が活発で効率的な議論を生み出しやすい。いったいなぜ?

     (今週のオフショア開発クイズ/2006年7月出題)

今日は、オフショア開発の成功に欠かせないチーム形成について考えてみたい。

まず、日本人だけで構成されるチームと多国籍チームの違いは何か。欧米では、このテーマをダイバーシティ(多様性)といい、多国籍企業や大学等で盛んに研究されている。他にも、ブリッジSEや開発コーディネータの地位と権限について。これは、プロジェクトのガバナンス(統治)に関する重要な質問である。

発注者から提示された仕様書がまるでダメでも、チーム形成に成功すれば、オフショア開発の成功率はグンと高まる。逆に、チーム形成に失敗すれば、基準やプロセスによる体系的な管理手法は全く意味をなさない。


■成功の勘所

社内に中国人と日本人しかいない場合、

中国人 vs 日本人

という対立構図ができやすい。一方、3カ国以上の出身者からなる組織では、複雑すぎて国籍や異文化による対立構造が目立たないという利点がある。


2007年02月20日 07:12 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

チームとグループの違い 2007/2/19

ここでクイズ。

 チーム(team)とグループ(group)の違いはどこにある?

ヒント

 全てのプロジェクトはチームで組織されます。
 決してグループではありません。グループは集団と訳されます。



2007年02月20日 07:10 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/2/16)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/2/9 - 新華社
印サティヤム社、南京に年産100億元のソフト会社を設立

インドのソフトウエア大手、サティヤム社は8日、サティヤム軟件技術(南京)有限公司を設立することで南京ハイテク区と合意した。


・2007/2/13 - ITpro
テスト仕様書と修正指示書の落とし穴

オフショア開発においては,外注計画・契約・開発・管理・受入検査など,最初から最後まで様々な管理の切り口があります。それらのプロセスの良し悪しが,最終的にテストで顕在化することになるのですが,今回はテストという側面に絞ってお話ししましょう。


2007年02月16日 14:06 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

内容より態度で勝負 2007/2/16

私が非常勤講師を務める琉球大学のプロジェクトマネージャー育成
講座では、ビデオカメラを用意してトップ向けプレゼンテーション
の実技演習を行います。

今回の授業では、プロジェクト終盤にお客から仕様変更を突きつけ
られて、大幅な計画変更を余儀なくされたPMの立場を再現します。

PM役の学生は急いでプロジェクト計画書を見直し、上司役(私)のレ
ビューを受けて、社内の役員会議で経過を報告するというシナリオ。

学生は、役員会でプロジェクト計画変更の承認を得るための
プレゼンテーションに挑みます。その様子をビデオに収めて、
プレゼンテーション技術の向上を図ります。

役員向けプレゼンとはいえ、社内会議なので、
資料はできるだけ簡素化し、基本的には人間力で勝負します。

同じ資料を用いたプレゼン実習ですが、ある学生は役員(私)から
突っ込まれて「針のむしろ」となり、別の学生は役員(私)から
「ご苦労さん」とねぎらいの言葉をかけられます。

自分に自信がなく、おどおどした態度で発表すると、

「なぜ、仕様変更を防げなかったのか?」
「原価率の低減をどう責任とるつもりか?」
「このリスクをどう対策するつもりだ?」

などと、周囲から厳しい指摘を受けます。

反対に、自信満々で発表する学生に対しては、

「予期せぬ緊急事態だったが、よく対応してくれた」
「コンテンジェンシープランが良かったので、
 被害を最小限に食い止められた」
「営業ともよく連携して、次回はぜひ汚名返上するように!」

と前向きな評価をもらいます。繰り返しますが、扱う題材や
発表資料は全く同じなのに発表者によって周囲の反応は正反対。

先生の私は、プレゼンする学生に向けて言いたい放題です。
ですが、基本的には、おどおどする学生を褒めて、
持ち上げて、勇気付けます。
そして、時には厳しく、たまに脅したりと工夫満載。

この仕事、自分に向いているなーと、つくづく実感。

さきほど「内容より態度で勝負」と書きましたが、
現実の社会生活においては、身振り手振り、声の出し方、
顔の表情も含めて、全てがプレゼンの内容なんですね。


2007年02月16日 14:04 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

南京で2500名採用予定 2007/2/15
印サティヤム社、南京に年産100億元のソフト会社を設立
インドのソフトウエア大手、サティヤム社は8日、サティヤム軟件技術(南京)有限公司を設立することで南京ハイテク区と合意した。

(新華社)

インド企業の中国進出が花盛りである。インドを代表するIT企業のサティヤム社は、南京で技術者2500人を採用し、年間生産額100億元(1,500億円)を目指す事業計画を発表した。仕事と生活が一体化した世界トップレベルのインテリジェントパークを建設する。

・敷地面積 約7.2ヘクタール
・建坪面積 約5万5400平方メートル
・上海、北京、深セン、大連に続く5番目の中国拠点

http://www.newschina.jp/news/category_3/child_9/item_915


■成功の勘所

1社で2500人も採用すると、南京・無錫・蘇州、その他周辺地域のIT技術者が一気に刈り取られる可能性がある。特に優秀なリーダーの人件費高騰は避けられない。


2007年02月15日 19:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

琉球大学にて講義中 2007/2/15

今日と明日は、私が非常勤講師を務める琉球大学で
プロジェクトマネージャー育成コースを担当します。

今回はプロジェクト計画について講義します。
生徒は経験豊富な社会人なので、講義というよりは、
実戦を想定したワークショップ形式で進めます。

Teach ではなく Learn がモットーです。


2007年02月15日 19:40 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

参考意見を出す中国人、指示待ちのベトナム人 2007/2/14
ベトナムでは、よく長時間停電を体験しました
工場での生産も大変困っています。現地では情報処理の詳しい開発者は少ない為(現地の工場ではほとんど居ないです)、こちらからの一方的な指示を与えるぱっかりです。中国の開発技術者のように参考意見を教えてくれたらありがたいですね。

(日本人読者)

ベトナムの生産現場で苦労を重ねる日本人読者から「参考意見を出す中国が羨ましい」というご意見が届いた。海外事業ならではの困難があったのだろう。本誌でベトナム人と中国人の気質の違いに触れるのは、初めてのこと。

先日、テレビ番組「ガイアの夜明け」で、ベトナムに単身赴任して石炭を掘る日本人が特集された。

・大声で怒鳴りつける指導役の日本人とそれに驚く若いベトナム人

・最低でも5年間、もしくは、それ以上のベトナム駐在が決まって
 いて、腰をすえて現地指導に挑む日本人エンジニア。

炭鉱とIT、業界は違えど、とても参考になる番組だった。

ちなみに、IT技術者の地位(給料)が高い中国やベトナムでは、工場内で情報処理の技術を磨くよりも、ソフトハウスでSEやPMを目指す方が好まれるのかもしれない。
そう思ったが、実際はどうだろうか?


■成功の勘所

相互交流が進むと、中国人IT技術者は日本に対してよく参考意見を出す。これは紛れもない事実。一方、全く「ほうれんそう」が存在しない中国オフショア開発もある。両者の違いはどこにあるのか?

海外ビジネスのある研究によると、日本・中国・ベトナムといった国民性の違いよりも、マネジメントスタイルの違いの方が、ビジネスに与える影響が大きいともいわれる。


2007年02月14日 13:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

バレンタインデー/情人節 2007/2/14

沖縄は朝から雨模様のバレンタインデー。

2月14日、日本では、女性から男性にプレゼントを渡します。
昨夜、スーパーや百貨店のチョコレート売り場は、
女性客でごった返していました。
(那覇市おもろまちのメインプレス)

中国にもバレンタインデーの習慣はありますが、
日本とは異なる風景です。

一体どういうこと?

 答えは → http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/02/post_486a.html


2007年02月14日 13:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナムは中国内陸シフトと同じ位置づけ 2007/2/13
最近ベトナムの話題が多すぎませんか?
タイトルが中国ビジネス入門である以上、もっと中国の情報や中国オフショア開発についての話をもっと語って欲しいですが。

(中国人読者)

先週は、たまたまインドとベトナムの話題が続いたのだが、日本企業で働く中国人読者から「もっと中国情報を語って欲しい」と要望を受けた。私信なので全文を掲載するわけには行かないが、分かり易く丁寧に書かれたメールであり、とても好印象を受けた。そのメールに対する返信がこれ。

件名「RE: 最近ベトナムの話題が多すぎませんか?」

私のメルマガに対する考え方と、ギャップが生じたのが、今回の違和感を覚えた原因だと思われます。

これまでメルマガの話題の中心は、中国オフショア開発でした。ですが、次第に関心の輪が広がっているのも事実です。

 オフショア開発 → BPOを含むオフショアリング全般
 中国 → ベトナム、フィリピン、インド

私がなぜベトナムIT情報を配信し続けているかというと、最大の理由は、日本のオフショア発注者が高い関心を示しているからです。現在は中国一辺倒であっても、ベトナムを完全に無視してよいと考えるオフショア推進責任者はまずいません。次に大きな理由は、中国オフショアベンダー側も同様にベトナムに関心を持っているから。中国沿岸部のオフショアベンダーは、もはやベトナムの台頭を無視しきれないというのが本音です。

実際、上海・北京・大連を避けて、中国内陸部にシフトする動きが目立っています。今すぐ、中国沿岸部のオフショアリング産業が衰退するなどとは誰も考えていません。ですが、顧客に中抜きされる可能性がある以上、自分たちが率先して内陸シフトを推進すべきだというのが最近の共通認識です。

そのため、中国沿岸部から中国内陸部へのシフトと同じ感覚で、ベトナムという選択肢も考慮にしておく。これが、危機管理に優れた中国人リーダーの偽らざる本音だと思います。そのために、本誌で必要な情報提供をしていきたいと考えます。
 ・・・

(本誌発行人/幸地司)

↑ご意見・ご要望は大歓迎です。(幸地)


■成功の勘所

本誌のスタンスは以下の通り。

 × ベトナムは中国の代替候補地
 ◎ ベトナムは上海・北京・大連を代替もしくは補間する候補地

これからも、中国内陸部の情報と同じ感覚でベトナムの話題を扱っていくつもりである。異論があるかもしれないので、念のため以下の通り読者アンケートを実施する。


☆オフショア開発マガジン「中国ビジネス入門」にあなたは何を
 期待しますか?

◆オフショア開発全般の話題
◆オフショアリング全般(BPO)の話題
◆中国に限定したオフショア開発の話題
◆中国に限定したオフショアリング全般(BPO)の話題
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年02月21日23時00分
協力: クリックアンケート


2007年02月13日 13:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

Google Earthで見える我が家 2007/2/13

沖縄県宜野湾市の実家からメルマガを配信する予定ですが、
光回線に物理障害が発生して、ネットに接続できません。
ようやく復活したので急いで送信ボタン!

先日は、電話回線をネズミにかじられたそうです。(コレ実話)
一時、ひかり電話が使えなくなって大騒ぎしました。
家をネズミ被害から防ぐ良い方法があれば、教えてください。

築34年目の我が実家、外壁を修正するなど只今大改装中。
壁全体が異様な色彩になっているので、
悲しいかな Google Earth でもきちんと確認できます。


2007年02月13日 13:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/2/9)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/2/2 - Computerworld.jp CIO 米国版
第1回 「オフショア・プロジェクト・マネジャー」

採用条件を満たせる人材が少ないため、売り手市場になっている。採用の決め手となる“究極の質問”は「インドは今何時?」。年収は7万~25万ドル。


・2007/1/30 - 経営新世紀 NBonline
テレワークの一形態としてのオフショアリング

海外の優秀な労働資源を日本企業だけ活用できないということになれば、コスト高だけでなく品質低下をも招くでしょう。日本企業の競争力そのものに関わることです。しかも日本の労働人口は今後減少しますから、オフショアリングを避けて通ることはできないでしょう。


・2007/2/2 - internet.com
SRA、シンガポールにオフショア開発を中継する子会社を設立

シンガポール現地企業に対し、品質の高いシステム提供を行うことと、日本国内の企業がオフショア開発を有効活用するためのハブとして機能させることを意図したもの。加えて、SRAグループのグローバルソーシングの一翼を担うという側面も併せ持つ。


・2007/2/5 - eetimes.jp
2020年に向けて技術者教育の再整備を

複数の専門分野にわたる新技術に加えて、技術の前例のない変化、国際化、オフショアリングなどがかつてないほどの勢いで進んでいることが変化を誘発していると分析する。そして、技術者の知識の「半減期(half life)」は、近いうちに5年になると主張する。


・2007/2/5 - プレスリリース
中国四川省・成都ハイテク技術産業開発区との連携について

イーセラ・アンド・カンパニーは四川省成都において、日本企業に向けたシステム開発やBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)のサービスを開始する。


・20072/6 - 沖縄タイムス
ソフト開発 官が支援(新沖縄情報通信産業振興検討会)

IT津梁パークは、先端技術研究、人材育成、ビジネスマッチング、産官学連携などの機能を備え、データセンタや、オフショアセンタ、コンテンツ制作などを集積し、産業クラスタを形成する。

↑来週、この仕事で沖縄出張します(幸地)


2007年02月09日 16:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

システム管理部の危機! 2007/2/9

昨日遭遇した誤変換です。

 正:会社のシス管(システム管理部)
 誤:会社の死す感

今日の午後は、
東京・新宿で開催されるオフショアセミナーで講演します。
そして来週月曜日から1週間沖縄出張です。


2007年02月09日 16:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナム2006年のソフト輸出額348億円 2007/2/8
2006年のソフトウエア開発の売上高は3億ドル
昨年のベトナムソフトウエア開発の売上高が前年比30%増の3億ドル(約348億円)に達した。ベトナムソフトウエア開発企業協会(VINASA)が2006年活動総括と2007年活動計画の会議で伝えた。

(Tien Phong紙 2007/2/5)

本誌でベトナム関連情報を紹介すると、読者からの問い合わせが増える。相変わらず関心が高い。

今日の情報提供は、ベトナム現地企業のフジネット社(従業員90名、うちプログラマー70名)。
http://www.fujinet.net


ちなみに、昨日のベトナム情報の提供者は、日本法人を持つベトナ
ムオフショアベンダーのグリーンサン社。
http://www.green-sun-vn.com


■成功の勘所

ベトナムIT環境についてさらに詳しい情報を知りたい方は、お気軽に上記会社にお問い合わせ願いたい。日本語対応可。本誌発行人を経由した質問でも可。(匿名質問受け付けます)


2007年02月08日 21:59 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

シニア起業 2007/2/8

うちの事務所に日経新聞から取材依頼が入りました。

対象は「シニア起業家」です。
すでに定年退職された、または退職を控えた団塊世代の方で、
起業、または起業準備されている方がいらっしゃれば、
お気軽にご連絡ください。

100%保証はできませんが、もしかしたら、あなたの記事が
日経新聞に載るかもしれません。

 締め切り:2007/2/9(金) 12:00まで
 応募先 → mailmag@ai-coach.com 件名「シニア起業」


今年に入って、セミナー講師依頼、広告掲載依頼、
取材依頼の回数が増えています。これも、幅広い層からご支持を
受けた結果だと、スタッフ一同喜んでいます。

やったー!


2007年02月08日 21:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ベトナム人月単価15-25万円 2007/2/7
日立グループがベトナムで500人規模の開発技術者を確保へ
現在はグループで150名分程度のシステム開発を委託しているが、発注量を3倍以上に増やす。ベトナムにおける人月単価は、15万円~25万円と国内の3分の1程度。

(日経コンピュータ 2007/2/5号 p13)

●最新の日経コンピュータ誌(2007/2/5号)には、他にもベトナム関連記事が載っていた。

ベトナムに誕生したITエリート育成大学日本語とITわかる技術者に国内ベンダーが熱い視線生徒数は2~3年後に、4学年合計で1万人になる計画だ。初年度は、全国から1,871名の入学希望者が殺到。最終的に、299人が入学した。(p21)

オフショア開発フォーラムでは、提携先のベトナム企業から入手した現地報道をいち早く報じている。情報収集に余念の方、定期的にチェックすることをお勧めする。

http://www.1offshoring.com/modules/wordpress/index.php?p=149


■成功の勘所

今年もベトナムニュースは熱い。私のセミナーでは「中国ブームはとっくに終焉した。これからはベトナムブームだ」と主張している。その真意は、中国は定着・展開のフェーズ、ベトナムは進出・構築のフェーズということ。


2007年02月07日 16:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

相互リンク 2007/2/7

私が運営する2つのポータルサイトで
相互リンクを募集することになりました。

相互リンクとは、サイト同士が互いにリンクをはり合うこと。
関連性のあるサイト同士が相互リンクを貼ることによって、
露出度がアップして、互いにアクセスアップが期待できます。

でも、関連性の薄いテーマのサイトが相互リンクを貼っても、
マーケティング的な効果はあまり期待できません。
人によっては、むしろ悪影響が生じるという人もいます。

というわけで、下記2つのサイトと相互リンクを貼っていいよ、
という方は、お気軽にご連絡ください。簡単な審査を経た後、
こちらからもリンクします。


[1]オフショア開発フォーラム
http://www.1offshoring.com/
連絡先:support@1offshoring.com 件名「相互リンク係」


[2]日刊ベトナムタイムズ
http://www.vietnam-times.com/

キーワード:ベトナム、BRICs、海外ニュース
連絡先:support@vietnam-times.com 件名「相互リンク係」


事務局がパンクするほどたくさんのご応募をお待ちしております!


2007年02月07日 16:39 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

世界一のサービス拠点になるインド 2007/2/6
インドのオフショア開発はリスクが大きい??
日本でのそんな見方を尻目に、オフショア開発の一大拠点であるインドが、世界のサービス拠点へと変わり始めた。

(日経コンピュータ 2007/2/5号 p70)

最新の日経コンピュータ誌(2007/2/5号)より。

インドのオフショア開発・運用やアウトソーシングを含むITサービスのインドの輸出額は、2005年度(3月期)に前年度比33%の236億ドル。2010年度には平均25%増が続き600億ドルにまで拡大すると予測する。
・・・

インドITベンダーで働くある日本人技術者は、「毎年毎年『今年こそ花開く』といい続けている。だが、ブリッジ役となる日本人は、日本企業とインドの開発拠点との板ばさみになって疲弊し、次々と辞めていく」と明かす。
・・・

インド側でも、日本の業務ノウハウの蓄積に向けた対策が進む。
・・・

"オフショア後進国"の日本企業は、ソフト開発からサービス提供への変革のうねりを見誤ると、市場での競争力をも失いかねない。

昨日の記事では、


NECは中国での開発要員を2009年度に今年度より3,000人多い7,000人に増やす。

と紹介したばかりだが、日経コンピュータによると、

インドIBMの従業員数は、1995年の4000人から2006年には4万3000人に到達した

とある。単純に比較すると、実に10倍以上の開きである。恐るべしインド・オフショアリング。


■成功の勘所

「今さら何を騒いでるの?」といった感のあるインド特集記事ではあるが、いくつか重要な数値データが記載されているので、個人的にはありがたかった。


2007年02月06日 10:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

サラリーマン川柳 2007/2/6

ニッポンの風物詩

「サラリーマン川柳(せんりゅう)」

今年もこの季節がやってきました~。

日本の生命保険会社が始めた素朴な川柳コンクールですが、今年でなんと第20回目を迎えました。昨日から募集が始まった
そうです。我こそは!と思う方は、元気よく応募してください。

過去の優秀作品をみてみましょう。

(第19回)昼食は 妻がセレブで 俺セルフ
(第18回)オレオレに 亭主と知りつつ 電話切る
(第17回)「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」
(第16回)タバコより 体に悪い 妻のグチ
・・・

サラリーマン川柳公式サイトより


そこで、緊急企画!!!

本当に突然ですが、
今から「オフショア川柳コンクール」を始めます。

優れた作品には・・・、何か差し上げます!!
では、さっそく本誌発行人の作品を披露します。

 自分より 若いアイツは 総経理

 明日までに これやってね 我(われ)帰宅

 初出張 これから本番 夜の会 (←いやらしい響き)

応募はこちらから⇒

名前欄(ニックネーム可)とメールアドレスは必須入力。
本文にあなたの作品を書いて「送信」ボタンを押してください。


※川柳(せんりゅう)とは、五・七・五の音を持つ日本語の詩の1つ。
(出典:Wikipedia)

「オフショア川柳」応募係 - 第1回オフショア川柳コンテスト


2007年02月06日 10:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

マネージャーこそ、オフショア開発規模の決定要因 2007/2/5
ソフト開発の中国への委託拡大――NECや日立ソフトなど
NECは中国での開発要員を2009年度に今年度より3,000人多い7,000人に増やす。

(日経新聞 2007/2/5)

NIKKEI NET:企業 ニュース

今後も、ますます中国オフショア開発は拡大する見込みである。前出の報道を見てそう感じられた方も多いだろう・・・。

ある日、中国に開発子会社(100名規模)を持つ独立系ソフトハウスのマネージャーにお会いしたとき、当該会社の拡大計画について聞いてみた。(◇幸地、◆マネージャー)


◇中国の開発要員はどれくらいですか。

◆現在は、□□と□□をあわせて大よそ100名です。

◇去年と比較して、伸び率はどれくらいですか。

◆規模はほとんど変わっていません。昨年も100名体制でした。

◇そうですか。では、来年以降の計画は?

◆元の事業計画では、来年には300名体制になっているはずですが、今は急拡大を望んでいません。

◇それはなぜでしょうか。

◆1人のリーダーの下につくプログラマー数は決まっています。最大でも10名。同様に1人のマネージャーの下につくリーダー数も決まっています。適性品質を確保しようと思ったら、マネージャーの数以上に開発要員を増やすことはできません。

◇マネージャー数から逆算すると、開発規模が決まりますね。

◆そうです。マネージャーの数が中国開発拠点の規模を決定する要因となります。有望なリーダー人材に教科書を与えてマネジメントを勉強してもらっても、現場では使い物になりませんから。現場で、仕事を通してマネジメントを学んでもらうしかありません。

◇そうですか。ありがとうございます。


■成功の勘所

使えるマネージャーの人数が開発規模の決定要因となる考え方を紹介した。会社によって「使える」の定義が違って当然。したがって、開発規模を決定する方程式も会社によって千差万別だろう。

あなたの会社のオフショア開発拠点では、何が開発規模を決定する要因だろうか。マネージャー以外の要因があれば、全て洗い出してみよう。


2007年02月05日 19:44 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

華麗なる一族 2007/2/5

中学以来、TVドラマを観る習慣のない私ですが、
TBS日曜劇場「華麗なる一族」はちょっと気になります。

原作の山崎豊子は私の大のお気に入り。
「大地の子」の執筆者といえばピンとくるかもしれませんね。

登場人物の絶妙で生々しい心理描写や
物語の進行には関係ないような細部でも、
病的なほどきっちり詳細に描く文章スタイルが大好きなんです。

 あぁー、人間って、ここまでドロドロしていいんだ

山崎作品を読むと、妙な安心感を覚えます。

時間があわないので、相変わらずTVは観ませんが、
豪華キャストを揃えたTBS日曜劇場を応援しています。

それよりも、あちこちのコンビニで
特製カレーパン「華麗ぱん」を売っているんですけどー。
仕方ないので買って食べました。普通に美味しかったです。


2007年02月05日 19:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/2/2)

毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/1/18 - ITpro
進化し続けるアウトソーシング顧客への最大価値提供を目指して

富士通FIPのアウトソーシング事業、サーバーの台数も8000台を超える勢いだ。


・2007/1/27 - NIKKEI NET:企業 ニュース
IT大手、業務請負を柱に・雇用多様化受け成長期待

IT大手が、顧客企業の業務を一括して請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を一斉に強化する。富士通グループは2月に専門拠点を開設、NTTデータも4月に本格参入する。


・2007/1/29 - 矢野経済研究所
ITアウトソーシングサービス市場に関する調査結果を発表

2006年度は対前年度比7.4%増の2兆44億円に達し、2兆円を超える見込み。2008年の日本版SOX法の施行に向けて、内部統制強化対策の需要が急拡大しておりITアウトソーシングサービスのBC(Business Continuity 事業継続)サービス等を利用する企業が増加している。


・2007/1/31 - ITpro
加速するグローバル化時代のITパートナーとして

住商情報システムは、グローバル戦略の一環からオフショア開発も推進する。2007年1月に中国・大連に現地法人を設立する予定だ。


・2007/1/31 - @IT情報マネジメント
価値工学とソフトウェア開発

ソフトウェアには使われもしない機能が増えていき、目先の開発コストを下げるために2次請け、3次請け、オフショア開発が乱用される。開発者は疲弊し、ユーザー側も管理作業ばかりが増えていく。


2007年02月02日 15:33 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人生銀行 2007/2/2

昨日と今日は、公私にわたりお金に関する話題が多く上りました。

昨日、個人の資産運用について専門家と相談していたら、
ついついベトナム投資ネタで盛り上がりました。

嬉しいことに、危ない裏話を含めて、いろいろな生情報を教えて
もらいました。ボロ儲けの魅力もさることながら、国家の活力、
日本人が忘れかけた情熱を思い出させるのが、
発展国投資の醍醐味だと、投資家は口を揃えます。

その後、

「実は、私ベトナムタイムズという情報配信サービスやってます」

と打ち明けたら、先方は驚いていました。
「ええーー、釈迦に説法ですか?」・・みたいな。

日刊ベトナムタイムズですが、先月
Yahoo!カテゴリに登録されてから閲覧数はうなぎのぼりです。

今までの努力は何だったのかーー、というくらい
あっけないほどの好調ぶり。嬉しい誤算。

今度、ベトナムの新しいファンドを売り出すときは、
うちに広告を出してください!!と逆営業しちゃいました。


というふうに、お金にまつわる話をしていたら、
「お金を貯めれば人生が変わる!」
なんて、もっともらしいフレーズを玩具メーカーが
発信しているのを発見。

興味しんしんで調べてみると、タカラトミー社が「人生銀行」と
いう貯金箱を発売したらしい。
暇な方(失礼!)は、ネットで検索して探してみてくださいね。

立派なホームページが用意されていますが、どうやら
この会社は「貯金箱」を売っているわけではなさそう。

貯金することの大事さ、楽しさ、それを物語仕立てにして、
ゲーム感覚で貯金させるコンセプトを販売しているようです。

 モノより想い出
 記録より記憶
 商品そのものではなく便益を売れ!

タカラトミーさんは、
マーケティングの大原則を忠実に守っているようです。

毎日「安い、高品質」を連呼しているオフショア営業担当者さん、
これって何かのヒントになりませんか。


2007年02月02日 15:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア抵抗勢力と無気力組 2007/2/1
■ やる気のない日本人上司に失望
日本企業で働く中国人です。日中の架け橋となるべく一生懸命ですが、最近はやる気のない日本人上司に失望しています。

上司に再アタックする        (5票) 12%
経営幹部に直訴する         (8票) 20%
社内で協力者を見つけて草の根運動する(8票) 20%
無駄な努力はしない、転職する     (16票)39%
その他(コメント欄に書き込みます) (4票) 10%

(アンケート途中結果より)


昨日の続き。

日本人の上司に失望感を隠せないという相談者の中国人読者。最初から転職する気なら、私などに相談せず、さっさと会社を見切って動いているはずだ。したがって、相談への回答としては、日本企業の特性を踏まえつつ、会社で上手に立ち振る舞うための現実的なアドバイスが相応しい。相談者の会社トップはやる気満々だと推測される。ところが、相談者の上司にあたる中間管理職の本気度が足りない(と思われる)。先月のオフショア開発勉強会でも、社内のオフショア抵抗勢力をどう扱えばいいのかと質問されたばかりである。そういえば、ちょうど1年前の有料版メールマガジンで、オフショア開発の評価制度改革について解説したことを思い出した。

・2006/01/11 「オフショア開発の評価制度改革」
プレミアム版メルマガ


■成功の勘所

オフショア抵抗勢力(無気力組)に気持ちよく動いてもらうには、次の2つの対照的なアプローチがある。

・左脳的アプローチ
・右脳的アプローチ

前者は、事実と数字を使って論理的に説得する方法。後者は、喫煙室や居酒屋、コーヒーショップなどで心情的に働きかける納得させる方法。両方必要である。


2007年02月01日 16:47 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

Windows Vista対応 2007/2/1

Windows Vista

・・・

当分買う予定なし。

でも、OSを入れ替える前に、
今使っているノートパソコンの買い換えが先にくるでしょう。

このごろは、
パソコンの中身についてほとんど興味がなくなりました。
雑誌を買うこともないし、そもそもCPUのスペックすら知らない。

噂によると、デュアルCPUを使うと、
スカイプ会議の制限人数が大幅に増えるらしいですね。
これまで、スカイプ通話の定員は5名だと思っていたのに、
10名くらい会話できるとなると、こりゃまた便利に。


2007年02月01日 16:45 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

やる気のない日本人上司に失望 2007/1/31
見えない壁にぶつかっています
日本人上司から信頼されないことが何より悲しいです。

(中国人読者)

今日は変わった話題を1つ。

先日、日本企業で働く中国人読者から深刻な相談を受けた。相談者は、中国拠点の立ち上げに奔走中。現地採用した中国人プログラマーの教育を含め、現場の実作業を一手に引き受けている。

ところが、相談者には何の権限も与えられていない。そこまでは我慢できる範囲だが、問題は組織トップにやる気が見られないことだと嘆く。中国ビジネスに携わっていると、こんな話をよく耳にする。

・「早く日本に帰りたい」と公言する日本人駐在員を冷ややかに見つめる現地採用の中国人社員

・日本企業は、欧米拠点には一流人材を派遣するが、中国には中国語はおろか英語すらできない二流人材を派遣する

前出の相談者は、最後にこんな言葉を残した。

中国人の私が心から日中の間に何か役に立つことしたいと思っています。日本の会社の利益も考えて、中国にとってもよいことをしたいですが、今の日本会社の中国展開のやり方に失望しました。


■成功の勘所

あなたなら、この中国人相談者にどんなアドバイスを与えるだろうか。あなたの会社は似たような状況に陥っていないか、一度現場の声に耳を傾けてみよう。


【アンケート】

☆日本企業で働く中国人です。日中の架け橋となるべく一生懸命で
 すが、最近はやる気のない日本人上司に失望しました

◆上司に再アタックする

◆経営幹部に直訴する
◆社内で協力者を見つけて草の根運動する
◆無駄な努力はしない、転職する
◆その他(コメント欄に書き込みます)


○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年02月08日23時00分
協力:クリックアンケート


2007年01月31日 21:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今後の予定 2007/1/31

2月中に元の標準体重に戻すぞ!
ところで、2月第3週は沖縄出張が決まりました。

今後の私の予定です。

2/2(金) 会計事務所にて打ち合わせ
2/2(金) 銀座にて日中交流会に出席(主宰者)
2/4(日) セミナー
2/7(水) 起業セミナー講師
2/9(金) PMA主催無料セミナーにてゲスト講演(*)
2/13(火) 沖縄県IT施策進行の打ち合わせ
2/15-16 琉球大学 講座
2/18(日) 事業計画会議
2/20(火) 東京オフショア開発勉強会
2/21(水) Google使い方セミナー講師
2/24(土) 起業セミナー講師
2/26-27 オフショア開発実践セミナー

(*)2時間半で必ず分かる中国オフショア開発
「深刻化する国内IT人材不足と開発費用低減化への対処法」(PDF)


2007年01月31日 21:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

昔の日本企業の雰囲気にそっくり 2007/1/30
中国の最新情報を聞いた感想
中国オフショア開発といっても意外に特別ではなく、少し前の日本企業と同じだと思いました。

(日本人/オフショア推進責任者)

どこに行っても、中国オフショア開発では大なり小なり何らかの問題を抱えていると噂される。それには私も同感するが、最近は問題の中身が変化しているように感じる。まずは背景の変化について。今の中国では、納期や品質に対する意識は十分に高まっており、さらに主要ベンダーの多くは独自の基準・プロセスを有している。そのため、最近の中国側の問題の大半は「技術者の経験不足」と「基準・プロセスの形骸化」に帰着されるというのが私の分析だ。つまり、こういう変化が起きている。かつては意識や価値観のズレなど、どうしようもない「癪に障る」問題が多かったが、今では理屈で説明できる「成熟度」に原因が求められるようになってきた。


■成功の勘所

(中国側の問題)

以前:品質意識の欠如、徹底した個人主義による情報欠落
現在:新人技術者の激増、経験不足、マネジメント基盤の弱さ

これって、昔の日本企業の雰囲気とそっくり!というのが、冒頭に紹介した日本人オフショア推進担当者の感想である。


2007年01月30日 20:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

暴食 2007/1/30

上海出張で暴飲暴食を繰り返した結果、2Kg太ってしまいました。
体重が元に戻りませ~ん。

今も事務所でお菓子をぼりぼり食べながらメルマガ書いています。
連日連夜、Mさんからお菓子を恵んでもらってます。

周りはWiiの話題で盛り上がっています。
いいオトナなのに・・・。
今日のオフィスは賑やかだな。


2007年01月30日 20:52 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

基幹系もオフショア開発 2007/1/29
アコム、基幹系をIBMからインド社に切り替え
システム開発を全面的に、インドへのオフショア開発に切り替える。アコムは現在、主として日本IBMに基幹システムの開発と運用を委託しているが、これを大幅に見直す。

ITpro(日経コンピュータ)[2007/01/19]

日本企業の基幹系システムがオフショア開発で調達される。法改正により、もはや長期衰退が避けられない消費者金融。そのためかもしれないが、思い切った決断が下された。

かつて、新生銀行がインドIT企業から銀行業務パッケージを導入した事例は記憶に新しい。今のところ、特殊な状況下のみにおいて、大企業の基幹系システムオフショア化されたといえよう。次の次あたりに、東京証券取引所システムもオフショア中心に刷新されたりして。


■成功の勘所

外資による三角合併が解禁されたら、重要プロジェクトのオフショア発注がさらに加速されるだろう。だが、しばらくは、「基幹系システムをオフショア調達」は業界を揺るがすニュースであり続ける。


2007年01月29日 22:21 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

初日 2007/1/29

今日は中国オフショア開発実践セミナーの初日。
無事終了。へへへ。


2007年01月29日 22:16 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

管理とマネジメント(management)は違う 2007/1/26

オフショア開発とオフショア開発支援は次元の異なる概念である。日本語の「管理」とカタカナの「マネジメント(management)」も似て非なる概念である。ブリッジSEの定義が人によって違うように、管理もしくはマネジメントという単語の意味も人によって大きく異なる。来週のオフショア開発実践セミナーでは、前半に「オフショア開発」の成功要件について、後半は「オフショア開発支援」の勘所について事例を用いて詳しく説明する。
http://www.ai-coach.com/seminar/x21.html

しばらくは、オフショア開発支援におけるマネジメント機能について、深く掘り下げてみたいと思う今日この頃。


■成功の勘所

管理とマネジメントの大雑把な分類(本誌だけのオリジナル解釈)。

・管理=帳票型の手続き管理
・マネジメント=マニュアル&チェックリスト型の成果管理


2007年01月26日 14:18 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

お詫び ウイルス汚染 "HTML_FUJACKS.E" 2007/1/26

大変なことが起きてしまいました。

先日の上海出張中、私のノートPCがウイルスに汚染されてしまいま
した。しかも、ノートPCを介して、当社ホームページの一部も汚染
されてしまいました。

ある読者からの報告で発覚しました。お知らせしてくださったAさん、
本当にありがとうございます。現在は復旧しました。

ただし、まだ汚染経路が特定できていません。ですので、今日は、
問題のノートPCではなく、別のPCからメルマガを配信しています。

私を襲ったウイルスは「FUJACKS」の一種。

 HTML_FUJACKS.E

どういうわけか、私のノートPCに入り込んで、
HDD内のファイルを勝手に書き換えます。
具体的には、HTMLファイルを片っ端から拾い上げて、
ファイルの末尾に特定の文字列を埋め込みます。

もし、他の人がこのHTMLファイルを開いたら、
その人も感染されるという仕組み。

今回は、ノートPCのHDDにある当社ホームページのHTMLファイルが
改ざんされてしまいました。それを、気づかずにサーバーに
アップしたため、一般公開された当社HPの一部が汚染された
状態が続きました。

[これまでの経緯]

2007/1/19 ノートPCが汚染された
2007/1/20 ノートPC内のファイルが改ざんされた
2007/1/22 汚染されたHTMLファイルがサーバーにアップ
2007/1/25 ウイルス汚染を知った

現在は回復していますが、
念のため汚染されたURLをお知らせします。
http://www.ai-coach.com/backno/ciplatest.html

(汚染期間:1/22 - 1/25)

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。


2007年01月26日 14:15 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

第15回東京オフショア開発勉強会 2007/1/24
第15回東京オフショア開発勉強会


昨夜は、東京の日本橋で2007年初のオフショア開発勉強会を主催した。申込み数15名、当日のキャンセル5名(無断欠席2名)。よって参加者は10名。いつものように、今回もまた盛り上がった。

・オフショア営業するときは、日本人がオフショアリングに脅威を感じる理由を正しく理解した上で提案するとよい

・社内のオフショア抵抗勢力を説得する効果的な方法は?

・日本人の意識と中国人の意識、受注側と発注側の意識のずれはこんなところに現れる (内容は、勉強会参加者だけの秘密・・・)


参加者の感想、ご意見など。

・役に立つ話が聞けてありがとうございます。今後の業務に役立てます。

・プロセスを整備しながら改善していきたいです。現地の経営者の意識は重要です。

・コストはかかりますが、中国の子会社に責任者を置きプロセスを管理していきたい

・昨年、小泉元首相の靖国問題があったとき、上海では全く問題なかった。情報すらなかった。日中の温度差を感じた。つまり日本の方が大騒ぎしすぎ。でも、当時は短期ビザが却下された。

・台湾地震の影響で、上海拠点では現在もTV会議は無理。でも、□□では完全に復旧した模様。

・最近の中国ベンダーは採算を度外視した激安営業をはじめた


■成功の勘所

今年も、東京では毎月オフショア開発勉強会を開催する。そして、名古屋や大阪でもオフショア開発勉強会を定期開催したい。毎月参加して、オフショア最新情報を入手しよう。


2007年01月24日 16:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

宿題 2007/1/24

急げ!沖縄県へのレポートの宿題がたまっている。


2007年01月24日 16:06 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海から海外へ、パケットロス最大24% 2007/1/23
■ 200KbytesのFTP転送に失敗
台湾地震の影響はいまだに残っている。一説によると、完全復旧は1月末。ちなみに、昨年12月31日に中国電信が発表した「1月15日に完全復旧する見込み」は、完全に間違いだった。

(本誌発行人 2007/1/22)

今日も大連から届いた現地情報を紹介する。

はじめまして。突然のメール失礼致します。○○と申します。いつもメルマガを参考にさせて頂いております。どうもありがとうございます。以前、台湾地震の影響に関連して

→「完全復旧」との発表ですが、鵜呑みにしちゃダメ!(幸地)

との記事を拝見しましたが、さすがその通り!という状況です。

現在、大連の某ソフト会社との協業でオフショア開発に携わっております。今年に入りスカイプのチャットでメッセージ送付が遅延したり、オンライン/オフラインがくるくると切り替わったりする現象が出て、少しづつ業務に影響が出てきている状況です。

(日本人読者/大連)

↑メールありがとうございます。「完全復旧」の定義がないので、
 直感的に嘘だと思いました。数値で根拠を示さない限り、
 完全復旧なんて主張は絵に描いた餅に過ぎません。(幸地)


■成功の勘所

上海在住の専門家によると、上海から海外への接続状況は、やはり完全には復旧していない模様。遅延やパケットロスを数値で測定してくれた。

[上海から海外へ] 遅延が853ms、パケットロスが24%

詳細は、オフショア開発フォーラムの掲示板をご覧ください。

上海IT管理者さんの投稿 


2007年01月23日 16:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今年初イベント 2007/1/23

今夜は、2007年初めての東京オフショア開発勉強会です。

最近、集まりが悪いなーと思っていたら、
いつの間にか申込数が14名に達していました。

今月は小さい会場を予約したので、
全員がそろうと熱気ムンムンの雰囲気になると思います。

無断欠席だけは、勘弁してください。
ホントお願いします。

今年は、名古屋や大阪でもオフショア開発勉強会を
定期開催しようかと模索しています。2~3ヶ月に1度の頻度で。


2007年01月23日 16:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

200KbytesのFTP転送に失敗 2007/1/22
上海のホテルからメルマガを配信しています
こちらから日本のサイトにアクセスしていますが、多少遅いかなーってな感じ。日中もこの程度なら、オフショアリングの通常業務には支障をきたさないと思います。

(本誌発行人 2007/1/19)

4泊5日の上海出張は今日が最終日。このあと、午後のANA便で帰国する。

先週末、上海から日本へのインターネット回線状況は概ね良好と伝えた。念のため、こちらでトラフィックが増える昼間の状況を確認したところ、先週お伝えした情報は間違いだったことに気づいた。

・相手によって接続時間に大きな差がある
- Google Gmailは快適、hotmailは調子悪い
・たかだか200KbytesのファイルのFTP転送に何度も失敗
・iTunesのインターネットラジオが聞けるのは深夜のみ
・メルマガの「配信ボタン」を押すだけで15分以上要した


一方で、私の環境では、以下の状況も確認された

・メール遅延は特に感じられない
・時間帯によっては動画も観られる


さらに、オフショア開発イベントの常連さんからも大連の状況が報告された。

大連へのオフショアリングを行っていますが、日中は10MB 程度のデータ量でも FTP は遅くて使い物にならず、メールも数時間遅延する等の影響が出ています。途中の経路(プロバイダ)にも依存しているのでしょうか。。。大連側の連絡では完全復旧は1月末になる、と聞いています。それまではテレビ会議もできず、メールを送って電話で確認、のようなことを繰り返すことになりそうです。

(日本人読者)


■成功の勘所

台湾地震の影響はいまだに残っている。一説によると、完全復旧は1月末。ちなみに、昨年12月31日に中国電信が発表した「1月15日に完全復旧する見込み」は、完全に間違いだった。


2007年01月22日 13:58 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海散髪 2007/1/22

昨夜、生まれて初めて美容室で髪を切りました。
今までは常に「床屋」ばかりでしたので。以前、上海で散髪した
ことがありますが、そこは男性専用のローカルな店でした。

店に入るとき、ちょっと緊張気味の私。

「cut, only, 1cm, いーでぃぇんでぃぇん」
「no shampoo」

なにやら、ワケの分からない怪しげな言葉を使って注文を出す私。
でも、バッチリOKでした。


ですが、すぐに男性店員がニコニコと話しかけます。

「お客さん、あんた、シャンプーせな、あかんよ(英語)」

店員に強く勧められたので、
結局彼らのなすがままにゴシゴシ洗髪されます。

床屋に入ったつもりでしたが、広い店内を見渡すと、
お客さんは全て女性ばかり。
この時点で、初めて美容室に入ったことに気づきました。

私を担当してくれたのは、落ち着きのある若い女性。
ちょきちょきと器用にハサミを入れます。
最後に、バリカンをあてられて、
ドライヤーでシューっと髪を飛ばして、できあがり。

洗髪とカット(剪)で、しめて20元(300円)なり。
貴重な体験をして、ちょっと満足げです。


2007年01月22日 13:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/1/19)
ウイークリーニュースダイジェスト(2007/1/19)


●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/1/11 - ITpro
和製ウォルマート目指すトライアルカンパニーグループでシステム
要員750人体制を確立

650人いる中国の開発部隊を、ほかの企業向けにシステムを海外で開発する「オフショア開発事業」にも生かす計画だ。


・2007/1/11 - CNET News.com
Survey: Software companies increasing offshoring work (英語)

多国籍企業からのオフショアリング発注先は、インドが65%、次いで東欧とロシアが29%、中国へは21%。ただし、製造業の海外生産と比べて、IT系オフショアリングでは思ったほど利益が上げられていな。


・2007/1/17 - CNET News.com
Profit at India's Wipro climbs 40 percent

インド第3位のアウトソーサー Wipro(ウィプロ)は四半期利益の伸びが40%だと発表した。


2007年01月19日 13:37 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

Yahoo!で紹介されたら 2007/01/19

上海のホテルからメルマガを配信しています。
こちらから日本のサイトにアクセスしていますが、
多少遅いかなーってな感じ。日中もこの程度なら、
オフショアリングの通常業務には支障をきたさないと思います。

1/17(水)、当社ホームページへのアクセス数が急増しました。
自分で仕込んだ記憶がなかったので何事かと驚いていたら、
その原因が分かりました。

私が連載する@ITの記事がYahoo! Japanで紹介されたらしい。

ヤフーにリンクを貼られると数万単位のページビュー(page view)が
やってくるので、大抵のサイトは落ちちゃうそうです。

ネット社会の落とし穴はどこにあるか分かりませんね。

残念ながら、18日には通常レベルのページビュー(PV)に戻りました。


2007年01月19日 13:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフショア開発の裾野は着実に広がっている 2007/1/18
発注者への質問
あなたの会社のオフショア開発は成功していますか。

・大成功           (15票)47%
・大失敗           (4票) 13%
・今のところ原価低減は難しい (4票) 13%
・品質に課題が残る      (7票) 22%
・評価できない        (2票) 6%

(読者アンケート中間結果より)

私の元には、日本中から「ようやくオフショア開発を始めました」との声が寄せられる。オフショア開発の裾野は着実に広がっていると思う。


・貴社の無料メルマガを拝読させて頂き大変参考になっています。□ヶ月前から□□□□でのオフショア開発に取り組み中ですが、本格的に新規事業として確立するため情報の収集の一環として当書籍を購入します。有料メルマガも申し込む予定です。これからも貴重な情報発信を期待していますのでよろしくお願いします。

↑ありがとうございます。きっと役立つと確信しています(幸地)


・関連会社がビジネスとしてオフショア開発の受託を開始し、手始めに弊部の開発案件を発注するという話になってしまいました。自分が担当するかどうかはわからないのですが、参考までに情報を入手したいと思いまして申し込みました。

↑このメルマガは無料なので、関係者にも紹介してください(幸地)


それにしても、昨日から始めた読者アンケートの中間結果には驚いた。回答数は少ないものの、なんと47%の方が「オフショア開発は大成功」と答えたとは。


■成功の勘所

オフショア開発の裾野は着実に広がっていると思う。実際、確かな手応えを感じることが多い。今後、成長が期待される分野は「組み込み系」「ユーザー部署からの直接発注」「英語による中国オフショア開発」だと勝手に予測。


2007年01月18日 09:42 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今夜から上海 2007/1/18

今夜、遅い便で上海入りします。昨年のこの時期、
日本は大雪に見舞われて、成田空港が閉鎖された事がありました。
その日は、運悪く私が上海に飛ぶ日でした。

今日はそんなことないですよねー。

昨年末の台湾地震の影響がまだ残っているかどうか、
曇りなき眼(まなこ)でしっかり確かめます(^^)。


2007年01月18日 09:40 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

下請け専門のソフトハウスにメリットあるか 2007/1/17
少し前から我が社でもオフショア開発を始めました
貴社の無料メルマガを拝読させて頂き大変参考になっています。○ヶ月前から○○○○でのオフショア開発に取り組み中です

(日本人読者)

先日、上海と杭州に開発会社を持つ日本人社長とお会いしたときの雑談より。


「ほとんどの大企業では、大なり小なり、何らかの形でオフショア開発に取り組んでいる。だから、オフショアの新規営業は難しい。一方、今になってもオフショア開発に興味を示さないのは、それなりに強い信念があるからだろう。よって、オフショアベンダーの営業は門前払いだ。下請けに甘んじる大多数の中小企業は、もともと原価割れギリギリの線で動いている。そのため、コスト削減が目的のオフショア開発を提案してもメリットは少ない。では、これから新しくオフショア開発に営業するには、どうすればいいか。」


我々の関心は、オフショア開発の市場動向である。特にオフショアリングは小規模ソフト開発会社に直接的な影響を及ぼすか、地方都市のソフトハウスが中国を活用するメリットはあるか、など。


■成功の勘所

<発注企業限定>

あなたの会社のオフショア開発は成功していますか。つまり、当初の事業目標やプロジェクト計画を満足していますか。


◆大成功
◆大失敗
◆今のところ原価低減は難しい
◆品質に課題が残る
◆評価できない

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年01月25日23時00分
協力: クリックアンケート


2007年01月17日 17:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

できる男は□□で決まる 2007/1/17

出版社から変なビジネス書を渡されました。

「できる男は□□で決まる」

帰りの電車の中で20分間で読破。パラパラとページをめくっただけ
ですが、内容はおおよそ把握しました。なんとも言えない雰囲気の
本です。内容云々より、よくもまぁ、こんなテーマでビジネス書が
書けるものだと関心しまくり。

出版社の営業担当からいただいたメモには、

 闘うビジネスマンのメンタルケアに役立つ本だと思います。
 ぜひ、お目通しくださいますよう、よろしくお願いいたします。

なんて紹介が・・・。この紹介文にも感動。

不思議と真面目な本です。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4779000882/aicoach-22/ref=nosim


2007年01月17日 17:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ロシアのITソフト業界、年率30-40%で急成長 2007/01/16
インドと大差ないロシアの新卒技術者数(2005-2006年)
I T専門学位取得者    61,869人

数学・物理学位取得者  12,279人

非IT専門技術者     61,060人(※)

非技術系大卒者    109,260人(※)

合計 244,468人 
※教育訓練後にIT産業入り

(日経ビジネス 2007年1月15日号)

日経ビジネスの最新号より。

旧ソ連の軍事力を支えた技術教育が有能な人材輩出の背景。ソフト開発の受託でインド、中国を追いかけ、独自製品で世界を目指す。2006年11月、一太郎で有名なジャストシステムは、ロシアで開発された独自パッケージソフトを日本市場に向けて販売した。軍事研究から生まれたセキュリティーソフトである。元気いっぱいのロシアソフト業界だが、更なる成長のためには、資金調達基盤の整備が欠かせない。

(日経ビジネス 2007年1月15日号)

↑今週の日経ビジネスは特に興味深い記事が多かった。YKKの
 海外事業にかける思いからは深い感銘を受けました。(幸地)


■成功の勘所

経済学的な見地から、ITソフト業界の成長率は、技術者一人当たりの平均所得の成長率を決定すると思われる。給料が上がれば、優秀が学生がITソフト業界に殺到する。短期的には、ロシアのITソフト産業は、砂漠が水を吸い込むように急激な勢いで伸びるだろう。ただし、今のところ、日本にとってのメリットは少ない。デメリットも特に思いつかない。


2007年01月16日 18:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海スケジュール 2007/1/16

今回の上海出張ですが、20日と21日に用件が入っている以外、
今のところスケジュール空いています。

[空き時間]

 18日 22:00以降
 19日 終日
 21日 夕方以降

誰からもお声がかからなかったら、友達を現地調達します。
あるいは、日本と同じように日常業務します。
なぜわざわざ上海で(^^;)。

本誌発行人に会いたい方は、お気軽にご連絡ください。


2007年01月16日 18:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

真冬の上海出張、ホテルの選択基準 2007/1/16
上海出張の際に宿泊するホテルを探しています
徐家匯駅近くのよいホテルをご存知でしたら、ご紹介ください。インターネットさえ使えれば、三ツ星クラスで十分。今回はすべて自己負担なので倹約出張ですw

(本誌発行人)

(今日は余談モードで)

先日、上海の繁華街で安宿を探していると本誌で相談したら、さっそく読者からたくさんの情報が寄せられた。その一部を紹介する。


・上海天平賓館 - 徐匯区天平路185号 (318元)
値段はほどほどですが、全室インターネット接続のパソコン付き。


・上海金xuan大酒店 Shanghai Jin Xuan Hotel(370元)
空港からタクシーで50分、145元ぐらい。


・アパマンショップ上海STAY
1ヶ月ほどの上海出張を2度しており、その際に利用していたサービスマンションをご紹介いたします。マンションですが、1泊から利用できます。ADSLの利用可能。必ず日本語OKのスタッフが受付にいるのがうれしくて利用してました。場所がわかりにくいのと、駅から10分程歩くのが、少し難点です。


・建国賓館
↑過去に何度も宿泊しました。駅近でいいホテルです。(幸地)


・如家快捷酒店
徐家匯店は良いと思います。清潔、安い、ネットワークは無料。


・MOTEL168
延安西路店が一番近いのではないかと思います。でも駅から近くありません。実際に泊まったことのある人の意見を聞いてみたところ通常の部屋は、ちょっと壁が薄くてうるさいとのことですが少し高い部屋を選ぶとまあまあ良いとの事でした。インターネットも使えると思います。


■成功の勘所

真冬の上海出張。バスタブ付きでゆったりできる贅沢な部屋をとるか、それともシャワーのみの格安宿にするか、それが問題だ。


2007年01月15日 18:31 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

無我夢中 2007/1/15

土曜日は200名規模のイベントに主催者の1人として参加しました。
人が集まるところにビジネス有り。
熱気ムンムンでぶっ倒れそうなくらい、イベントは大成功でした。

みんなで力を合わせて1つの舞台を作り出す喜びを久しぶりに堪能。
全力疾走で椅子や机を並べる自分に陶酔しました。
まさに無我夢中。
肉体労働ばんざい!


2007年01月15日 18:30 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2007/1/12)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。

【台湾地震関連ニュース】

・ITproによると、大手ITベンダーの事業に目だった被害はないという。

 NEC「地震による被害や大きな影響について特に報告を受けていない」

 富士通「被害の報告はない。台湾に営業拠点はあるが、製造拠点
   はない。台湾の拠点と通信がつながりにくい状況ではあるが、
   年末で取引量が少ないため影響が小かったのでは」

 日立製作所「日立グループ全体で台湾の社員や、生産ラインなど
   設備に影響がないことを確認している」

※【続報】台湾地震の影響、「大手ITベンダーの事業に被害なし」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061228/258029/


【オフショアリング最新動向】

・2007/1/4 - 岡崎邦明 海外アウトソーシングの落とし穴
海外アウトソーシングは業務の一部からビジネス・プロセスへ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070101/258063/
国内のIT/ソフトウエア市場では,技術者が不足しており海外アウト
ソーシングによる空洞化が懸念されています。海外アウトソーシン
グをグローバル人材育成の機会とし,日本の技術者や管理者に海外
と直接対応させ,海外のよいところは採り入れて社内や組織をグロー
バル化し,日本人メンバを切磋琢磨させて育成することが日本の将
来にとって重要であると考えています。


・2007/1/8 - asahi.com
ソフトのオフショア開発、中国・大連は誘致積極化へ人材教育強化
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200701080011.html
日本向けの業務が増え、仕事のチャンスが広がっている大連のオフ
ショア開発市場へは、外資の大手ソフト会社も相次いで進出してい
る。こうした中で、優秀な人材の争奪戦も激しさを増しており、地
元企業の2倍の給与を払って、一気に集めようとする外資系企業も
少なくない。


・2007/1/10 - IT-PLUS
優れた素質を生かせない教育大国インドの反省
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITzp000009012007
マニュアルを整備して憶えさせ、それに従ってソフトウェア開発と
かBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を遂行するの
には向いている。しかし、そればかりでは理解力、判断力を必要と
する世界には非常に弱いようだ。


2007年01月12日 04:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

間違った情報に振り回されるな2007/1/11

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ いまからオフショア開発をしようと思います

うちは中小企業なので、人件費の安いベトナムが最有力候補です。

                       (日本人読者)


──────────────────────────────
■■
■■ 間違った情報に振り回されるな
■■
───────────────────── アイコーチ解説 ─

●本誌発行人の元には、オフショア開発に関する相談が毎日のよう
に寄せられる。主な相談内容は以下の通り。

・社内研修プログラムに関する相談
・オフショア発注標準ガイドラインに関する相談
・お客さんを紹介して欲しいという依頼
・優秀な海外ベンダーを紹介して欲しいという依頼
・中国人IT技術者の派遣事業に関する協業の提案
・セミナーやイベント等の広告宣伝に関する相談
・日本市場の最新動向に関する調査の依頼
・中小企業の中国進出に関する相談
・中国とベトナム、インドの比較に関する相談


●たまに、間違った情報を前提に相談してくる者がいる。よくある
のが、オフショア企業の人月単価に関する誤解。

「中国の人件費が高騰して単価も○○まで上がりましたね」
「中国沿岸部と比べて内陸の□□は人件費が半分と聞きました」
「ベトナムは○○円/月が標準ですから・・・」
「沖縄ではSEでも○○円が相場ですよね」

↑残念ながら、自信満々で語る多く方は、
 誤った情報に振り回されています。(幸地)


──────────────────────────────
■ 成功の勘所 ■
──────────────────────────────

継続計画のない小規模プロジェクトのオフショア開発をお考えの発
注企業へ。マネジメント能力によほどの自信がないと、あなたが想
定する人月単価(+その他の条件)では、海外のオフショア企業か
ら門前払いを食らう可能性がある。


2007年01月11日 12:56 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

来週ちょろっと上海(shanghai)

突然ですが、来週の上海出張が決まりました。

東京⇔上海の往復航空券・・・
今の時期って、信じられないくらい激安なんです。

全日空なのに、往復で3万円切ってます。
どういうこと(^^;)

今年の春節はちょっと遅い2月中旬。
なので、しばらくは閑散期なのでしょうか。

インドでは、10月末の「ディワリ」というヒンズー教の
お休みが最大の休暇期間になっているそうです。


2007年01月11日 12:55 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

事前に休暇申請してくれたらいいのに (from India)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 休暇の違い

オフショア開発において相互の国・地域の文化の違いというのは常
に大きな壁になりがちですが、休暇の違いというのもなかなか厄介
な問題だなと常々感じてます

                 (インド在住の日本人読者)


──────────────────────────────
■■
■■ 事前に休暇申請してくれたらいいのに (from India)
■■
───────────────────── アイコーチ解説 ─

●インド在住の日本人から届いたメールより。


 ・・・
 「休暇をとる」ということに対する認識も大きく違いを感じ、
 日本であれば十分な時間を空けて前もって申請し、
 周囲に伝えておくことが普通ですが、インドでは1週間前に
 申請していればいいほうで、当日にいきなり「消えている」
 こともたまにあるほどです。
 ・・・

 日中間のオフショア開発の場合はどのようなのでしょうか?
 また3カ国以上のロケーションにわたるオフショア開発で
 出勤状況を把握するために何か特別な方策をやっている
 ケースはあるのでしょうか?

                 (インド在住の日本人読者)


●オフショア開発をやっていると、休暇や祝祭日、ないし勤務態度
に関する話題は尽きない。国や地域間の格差は言うまでもないが、
最近は世代間の格差も無視できない。

先月、東京銀座で開催されたオフショア開発交流会(忘年会)では、
日本人の若手IT技術者のモラル低下を嘆く会話が印象的だった。

・朝、起きられず、無断欠席を繰り返す若手社員(日本人)
・叱責すると「他の人もやってますから」と平然と言い訳する
・業務の大半は幼稚園児のお守りをしているようだと嘆く部門長

 →だらしない日本人社員(外注スタッフ)を使うくらいなら、
  やる気満々の中国人を育てた方がずっとましだ!(意気投合)

(新年早々、話が脱線してしまった・・・)


──────────────────────────────
■ 成功の勘所 ■
──────────────────────────────

「日本人のベテラン(50代以上)」
「日本人の中堅(30~40代)」 ←かつて、新人類と呼ばれた世代
「日本人の若手(20代)」
「在日中国人」
「大陸系中国人」

これらの人種は、勤務態度や会社への忠誠心に関して、全く異なる
性質を持っている。2007年は、中国だけではなくインドやベトナム
を加えた多国籍編成のプロジェクトが増えるだろう。


2007年01月10日 15:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

中国撤退2007/1/10

世の中には、中国進出を支援するサービスが腐るほどあります。
逆に、中国からの撤退を支援するサービスはあるのでしょうか。

ブームに乗じて中国進出したが、いつまで経っても利益が出ない。
かといって、中国から引くに引けない、という会社が対象。

・中国人に騙された!という悪質な話
・日本側の能力不足で慢性的に赤字を垂れ流し
 ・・・

など、中国から撤退したいという事例はいくつもありそう。

理想的には「事業再生」が好ましいのですが、
現実には、再生するより解体・清算する方がよっぽど幸せかも。

試しに、中国の現地法人を閉じたことのある知人に聞いてみたら、
手元に残った会社精算金の少なさに唖然だったそうな。涙そうそう。

これまで、中国撤退=泣き寝入り(投資は全て未回収) という
パターンがほとんどでした。

ですので、中国撤退支援サービスには、意外に隠れた需要が
あるのではないかと勝手に妄想が広がります。

実際のところはどうなんでしょうか。

 ご意見あればぜひ



2007年01月10日 15:20 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

台湾地震の影響、2007年1月15日に完全復旧する見込み

●中国電信が2006年12月31日に発表したところによると、台湾地震で故障した海底ケーブルは、今年1月15日には完全に復旧する見込み。昨年末の時点で、既に70%復旧したとのこと。


出所元(中国語)
http://tech.sina.com.cn/i/2006-12-31/11451316518.shtml

↑大連に駐在する日本人読者からの情報。ありがとうございます。
 「完全復旧」との発表ですが、鵜呑みにしちゃダメ!(幸地)


もし、突然の障害で2週間ネット使えなくなったとしたら、あなたのオフショア開発プロジェクトはどうなるだろうか。最悪の事態に備えて、今からリスクマネジメントのガイドラインをしっかり整備しておこう。


2007年01月09日 06:22 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2006/12/29)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2006/12/25 - NBonline(日経ビジネス オンライン)
温度差がある日・欧米企業のインド熱

20万人とも40万人とも言われる年間理系大卒者数、そして英語に堪能で、知的レベルが高い理系・文系両方の大卒者層。これだけの知的労働者予備軍を、年間100万円前後のコストで雇用できる国は、インドをおいてほかにない。総じて言えば、日本企業のインドへの関心の中心は「市場としての魅力」にあり、欧米企業の関心の中心は「自社プロセスへのインドの組み込み(と競争力アップ)」にあると言っても差し支えないだろう。


・2006/12/26 - CNET Japan
IDC:「IT業界にとって2007年は大激動の年」

BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)4カ国では2006年にIT市場が成長し、今後もこの傾向は続くと思われる。そのほか、BPOサービスとオンラインソフトウェアを組み合わせて提供するオフショアサービスベンダーの進化が大激動の変動要因になると予測される。


・2006/12/27 - @IT自分戦略研究所
日本人は異端? 海外で活躍できる条件とは

ITエンジニアの競争相手が海の向こうからやってくる。インド、中国、それに続くアジア各国。そこに住むエンジニアたちが日本人エンジニアの競争相手だ。彼らとの競争において、日本人エンジニアはどのような道を進めばいいのか。


・2006/12/27 - ITmedia エンタープライズ
MIJSをソフトウェアの1つのブランドにしていく

ここ最近、インドや中国のオフショア開発の進展、また国内の少子化やIT業界に対する「3K」(きつい、帰れない、給料が安い)イメージからくる若手技術者の減少などが原因で、数年後には国内のIT技術は空洞化してしまうのではとの懸念がある。・・・日本のITテクノロジーの空洞化が叫ばれる中、同じ目線を持つソフトウエアベンダー18社がMIJSの旗の下に集まった。


2006年12月29日 21:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

今年最後

今年最後のメルマガ配信です。
ここ2,3日、読者メールが激減しているのですが、

 日本企業:正月休みモード?
 海外企業:台湾地震の影響で回線混乱?

こんな理由じゃないかと予想しています。


それでも、多発する「仕様変更」を上手に伝える方法に関して、
たくさんのコメントが届いています。その一部を紹介しますね。


【質問】多発する「仕様変更」を上手に伝えるタイミングは?

【回答】
「仕様変更を受け入れない」「仕様変更する時は追加予算と納期
 延長を要求する」が本当の正解。仕様変更を嫌がるのは中国人に
 限らず、日本人も同じです。
 ただし、日本企業では商習慣上「なんとかしろ」「嫌だったら他
 の会社に発注するよ」と言われてきたので、これを受け入れたが
 りませんね。困ったものです。


【本誌発行人の見解】
アンケートへのご回答ありがとうございます。
業務系アプリケーションの受託開発を仮定したご意見ですね。

ですが、前半部分はいささか机上の空論かと・・・。
なぜなら「仕様変更」は一種のリスクですので、適切なリスク対策
を講じれば十分に対応できます。きちんとマネジメントできる組織
なら、リスクを受容する(仕様変更を受ける)選択も大いに結構。

さらに、ラボ契約や環境変化の激しい組み込み系ソフト開発の
現場では「仕様変更は一切お断り!」はありえませんね。
前提条件が変われば「仕様変更」に対する考え方も千差万別!


☆多発する「仕様変更」を上手に伝えるタイミングは?


◆即座にそのままの内容を伝えるべき
◆日本で調整してから間をおいて伝えるべき
◆その他(コメントボードにご意見を)

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年01月03日23時00分
協力: クリックアンケート


2006年12月29日 20:43 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

緊急速報:台湾南部沖地震の影響
鳥インフルエンザや反日運動どころの騒ぎではない
台湾で地震があり、ケーブルが切断されたと聞きました。そのせいか、回線状態が非常に悪く、成果物のやり取りやskypeによるコミュニケーションに支障をきたしています。鳥インフルエンザや反日運動どころの騒ぎではないです。通信回線に依存した仕事であることを思い知らされています。

(オフショア開発サポーターズ/日本人)


緊急速報。

台湾南部沖地震の影響

【障害発生日時】
12/26(火) 20:26頃(中国時間)

【障害原因】
台湾南西沖を震源とした地震の影響により海底ケーブルが故障したため

【影響範囲】

<ホスティングサービス>
・メールの遅延または送信エラー
(1日経過して送れなかったメールは送信元へエラーとして戻ります)
・一部を除く海外から弊社ホスティングサーバへのアクセス速度の低下
(ホームページ、FTP、メール)

<プロキシーサービス>
一部を除く中国から海外ホームページへのアクセス速度の低下

(メールマガジン 上海IT管理者のひとり言 【Vol 46】(※)より)

※EVOLUTION NETWORKS(上海宏司計算机信息有限公司)

☆台湾南部沖地震により海底ケーブルが故障しました。
 オフショア開発への影響は?

◆既に甚大な影響あり
◆これからが心配
◆ほとんど影響はない
◆分からない

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年01月05日23時00分
協力:クリックアンケート


2006年12月28日 15:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

顧客の奴隷にならない
仕様変更を伝えるタイミング
お客様(元請け)から仕様変更の依頼を受けた時、その都度中国に伝達したら、現地は絶対に混乱してしまうだろう。実際、仕様変更が二転三転して、結局は元に戻った!、何てことも日常茶飯事。

(日本人読者)

・本誌第564号より

Img_01790130

(昨日の続き)

多発する「仕様変更」を上手に伝える方法に関して、たくさんのコメントをいただいた。その一部を紹介する。

1 どちらかといえば、調整後の結果を伝えるべきです。但し、スピードと確実性が重要です。いつも間際になって大きな変更 を要求したり、二転三転してしまっては受ける側が混乱します。  1.仕様変更を予測した開発期間を確保すること  2.影響度合いを把握しておくこと  3.顧客の奴隷にならない

(日本人読者)


2 私のアパレル製品という物理的な加工商品においては、日本側も中国側も生産工程を殆どが同じレベルで理解している、またほぼ生産工程が同一であることから生産者・購買者双方の会話が進む一つの理由であり、ソフト開発でそこまでプロセス管理・プロセス分析が出来ているのかが、鍵になると思います。

(日本人読者)


3 「即座にそのままの内容を伝えるべき」と回答しましたが、これは「この仕様でやれ!」ではなく、あくまでも仕様変更に対する相談を持ちかけ、中国側の合意を取った上で行えば、中国側の担当者も残業・休出もモチベーションを上げて対応してくれると思います。 

(日本人読者)


4 私が勤務する自動車部品会社でも、出荷・発送の締め時間をとっくに過ぎているのに、受付の人間が「これ頼まれちゃったから送ってくれ」と言って来る。現場はその度に不快感を覚える。本来は追加発送を受けた者が、翌日にしてほしいときちんと言うべきだが、既出のコメントにあるように「客の奴隷」になって対応できない。

(日本人読者)

↑ご意見ありがとうございます。コメントしてくれた4名は
 全て日本人でした。珍しいなぁ。(幸地)


■成功の勘所

「これくらいの仕様変更は対応して当然だ」

このような考えは中国側の反発を買いやすい。感情を伴うコミュニケーションが極端に少ないオフショア開発プロジェクトは、例外なく失敗するだろう。中国ベンダーが仕様変更に対応してくれたら、どんな小さなことでもよいから、即座に感謝の意を表し、賞賛を与えるべきである。


2006年12月27日 11:25 | 固定リンク | Comment(2) | TrackBack(0) |

説明責任

現在、私は1人で会社を経営しています。
部下はゼロ。ですが、いくつかの会社と提携して、
より幅広い事業領域を網羅しています。
Img_01690120

さらに、東京の日本橋オフィスには、常時6名のスタッフがいて、
毎日わいわいガヤガヤと楽しく過ごしています。事務作業の省力化
でかなり重宝していますが、その他にも、些細な相談事や独り言の
お相手をしてもらえるので本当に助かります。

最近では、オフショア開発フォーラムの事務局を
遠隔地の方が担当しています。ですので、私とのやり取りは、
ほとんどメールかスカイプで済ませます。

お気づきでしょうか。アイコーチ社における間接業務の大半は
外部にアウトソースされています。

つまり、わが社はBPO先進企業(^^)。

オフショア開発フォーラム事務局に対して、私は「命令権」を
有しません。ですが、オフショア開発フォーラムの事務局業務
は滞りなく進捗します。

私なりに、オフショア開発フォーラム事務局BPOの成功要因を
分析しました。下記3点が機能しているからこそ、当社BPOは
成功しているといえます。

・強い信頼関係
・十分な説明責任
・万全のチェック機構


2番目の「説明責任」については、昨夜、たまたま流し読みした
ビジネス書(※)にこのような一節がありました。

上司というのは、部下に対してしっかりと説明する責任があります。
報告というと、部下が上司にするものという印象を持っている人も
いるかもしれませんが、結果に対して上司が部下に説明するのも
重要な責務なのです。

※あたりまえだけどなかなかできない 上司のルール


一般に、社外のBPO業者(オフショアベンダー)は、「命令」では
動きません。仕様変更が発生したら、「命令」ではなく「依頼」に
よって対応するのが当然のルール。

効率よく仕様変更に対応してもらうには、相手によく説明して、
相手と相談して、そして協調して動く必要があります。

この一連の流れにおいて、「説明責任」は欠かせない要素です。
自分でBPOを推進するようになってから、より確信が深まりました。

オフショア開発フォーラム


2006年12月27日 11:05 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

仕様変更を伝えるタイミング
残業前提のスケジュール
中国は「休日返上はご勘弁」といいますが、日本側なんてここ3ヶ月間全く休みを取っていません。
(日本人読者)
Pudong01


日本本社と中国子会社との間で交わされる会話より。

「仕様変更の通達が遅すぎる!」と憤慨するのは中国子会社のプロジェクトリーダーCさん。日本から提示された最終工程表は、まるで中国は土日を返上して作業するのが当然だと言わんばかり。なぜ、仕様変更の通達はいつも遅れてしまうのか。日本側の窓口担当者の悲痛な叫びに耳を傾けてみる。

こちらだって、中国に申し訳ないと思っています。それでも、仕様変更の通達が遅れてしまうのです。

お客様(元請け)から仕様変更の依頼を受けた時、その都度中国に伝達したら、現地は絶対に混乱してしまうだろう。実際、仕様変更が二転三転して、結局は元に戻った!、何てことも日常茶飯事。我々がお客様と中国の間に入って、仕様変更の優先度を見極めて、最も作業効率が上がるよう調整するから、このプロジェクトは何とか回っているのだ。


■成功の勘所

中国は「休日返上はご勘弁」といいますが、
日本側なんてここ3ヶ月間全く休みを取っていません。

残念ながら、日本側窓口担当者の苦悩は、中国子会社には全く理解されていない。日本側は、プロジェクト終盤の遅れを取り戻すため、中国側の休日出勤は当然だと思っている。会社トップは、最終的にお客様に迷惑をかけなければ、何をやってもいいという考え。

☆多発する「仕様変更」を上手に伝えるタイミングは?

◆即座にそのままの内容を伝えるべき
◆日本で調整してから間をおいて伝えるべき
◆その他(コメントボードにご意見を)

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年01月03日23時00分
協力:クリックアンケート


2006年12月26日 21:50 | 固定リンク | Comment(5) | TrackBack(0) |

集合写真で浮く方法

最近、写真を撮られるとき、無意識に笑顔を作るようになりました。
集合写真だと、1人だけ浮いて見えます。

Beijing_dinner0002_1


2006年12月26日 10:51 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

減俸は解雇通知に等しい
メンバーが一斉退社、残った人の給料を大幅アップ
ある日、Aさんを除く他メンバーがいっぺんに転職した。突然の出来事だったので、替わりのリーダー人材を補充することができなかった。Aさんの上司は、唯一残ったAさんの給料を大幅アップするよう指示。その後、この会社はAさんと同等の能力を持つ複数の人材を月給15万円弱で採用。これで、体制崩壊の危機を脱し、一件落着かと思われた。しかし、更なる問題がこの会社を襲った・・・。

・本誌第560号より

(先週の続き)

●中国ベンダーで働くローカルスタッフから聞いた実話。

・Aさんの昇給額
 15万円弱 → 25万円強 (+10万円)

・後から雇用されたAさんと同等な人材の給与
 15万円弱

・Aさんの負担が減ったので、その後に減俸された
 25万円 → 20万円


しばらくすると、このような状況になった。

後から雇用された社員は一生懸命働いた。そのおかげで、この会社は危機を脱した。しばらくすると、Aさんの負担は激減した。すると、会社はAさんに対して減俸を通知。状況が変わったので当然の処置だという。(それでも、以前より高水準)

プロジェクトの進捗は順調だが、その一方で、減俸されたAさんは月給20万円でも不満たらたら。次第に、かつての輝きは失われて、とうとうAさんは「怠け者」の烙印を押されるようになる。

この会社では、自分の給与を人に教えてはいけない契約になっているが、ほとんどの情報は社員の間で筒抜けだった。高給取りのAさんの勤務態度は、やがて、月給15万円で一生懸命に働く社員にも飛び火した。

その後、当該プロジェクトが終わると同時にチームは崩壊した。そして、部署全体が閉鎖されてしまった。やがて、Aさんもこの会社を去っていった。ちなみに、Aさんの上司は「日本人」である。


2006年12月25日 11:55 | 固定リンク | Comment(3) | TrackBack(0) |

正解発表 - 中国出張後に食べたいもの

突然クイズの結果発表!

 12/12中国出張から帰国した途端、なんだか無性に日本の味が
 恋しくなりました。私が真っ先に 食べたモノは何でしょうか。

まずは、読者の皆さんの予想から。

 ・ラーメン   (35票) 45%
 ・牛丼     (12票) 16%
 ・カレーライス (22票) 29%
 ・その他    ( 8票) 10%

ある読者からもコメントされましたが、
私にとって日式ラーメンと中国料理とは全く別物なんです。

十代の青春期は味噌ラーメン派でしたが、
その後、とんこつ派になって、
現在は塩ラーメン派に落ち着いています。


というわけで、正解は・・・

 →「ラーメン」でした!


見事正解された方、おめでとうございます。
本誌発行人の心理状態をよくぞ見破ってくれました。

たまたまラーメンを食べることはありますが、
わざわざラーメンを食べたのは初めてだったかも。
貴重な体験でした。

ちなみに、翌日のお昼に牛丼を食べて、
翌々日にカレーライスを食べました。笑
Haochi


2006年12月25日 11:41 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2006/12/22)
ウイークリーニュースダイジェスト(2006/12/22)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2006/12/14 - Computerworld.jp
国内の組み込みシステム市場、技術者不足がますます深刻に

主要ベンダー46社の2005年度実績の売上高が前年比114.2%だったのに対し、社内および協力会社を含む技術開発要員のリソースは前年比102.8%にとどまっており、今後もリソース不足が続く見通しという。


・2006/12/15 - 琉球新報
「一時分散」に言及 普天間で仲井真知事

雇用創出の具体策として「県外からソフトウエア開発の共同受注などを行う『国内オフショア開発』といった企業誘致などを列挙した。


・2006/12/21 - 琉球新報
EmEO沖縄発足 IT人材採用支援

沖縄へのIUターン者向けのネットによる求人広告サイトを運営する。
求人サイトは、40社の登録企業で来年1月4日にスタートする予定。


2006年12月22日 14:28 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

冒険投資家ジム・ロジャーズ

12月に入って、毎晩のように飲んでいます。
普段はほとんどお酒を飲む習慣がないので、
この3週間で1年分の酒を浴びるように飲んだかも。

昨日と今日は休肝日。
明日もまた某忘年会があるのですが、
ウーロン茶でお茶を濁そうかな。

昨日は、セミナー1本だけで仕事終了。
メルマガも書かず、うちでボーっと読書していました。
忙しい師走の贅沢な時間の使い方♪

中国出張前にブックオフで買いだめした本から、
無造作に1冊選びました。しかし、これがまた大絶賛モノ。

典型的なアメリカン親父が言いたい放題、
崩壊したソ連(ロシア)をぼろくそに評価し、
大きな政府を痛烈に批判する姿勢に、
好き嫌いはあるかもしれません。

ですが、いつの時代も、本質を見る目がある人だけが、
長期的に成功する。そんなことが実感できる1冊です。

個人的にはアフリカと南米の描写がとても気に入りました。

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行


2006年12月22日 14:09 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

3割の昇給では引き止められない
メンバーが一斉退社、残った人の給料を大幅アップ
ある日、Aさんを除く他メンバーがいっぺんに転職した。突然の出来事だったので、替わりのリーダー人材を補充することができなかった。Aさんの上司は、唯一残ったAさんの給料を大幅アップするよう指示。その後、この会社はAさんと同等の能力を持つ複数の人材を月給15万円弱で採用。これで、体制崩壊の危機を脱し、一件落着かと思われた。しかし、更なる問題がこの会社を襲った・・・。

・本誌第560号より
Img_01380089

●昨日の話の続き。

この会社を襲った更なる問題とは、一体なんでしょうか?

昨日だけで、10件の回答が寄せられた。たった1つの問いかけに、これだけ素早く大量の反応が返ってくるのは珍しい。メルマガ発行人冥利に尽きる。ありがたや。


・月給15万円で雇われたAさんと同等の能力を持つ人たちが、
 ほどなくして自分たちもAさんと同じ給与にしないとやめると
 言いだした。


・新しく採用したAさんと同等の能力を持つ複数の人材がAさんと
 同等の月給を要求したが、認めなかったのですぐに辞めてしまっ
 た。その為、仕事をこなすために必要なリーダークラスの人材が
 不足し業績が悪化した。


・あわててAさんの給料を上げてしまったのが失敗でしたね。
 残業手当、特別勤務手当等で対応しておけばよかったですね。


・まだまだ問題が派生しそう。前回集団で社員が辞めた原因は、
(日本側の)会社が考える「体制立て直し」では解消されないから
 だ。結果、リーダークラスAさんはすぐに会社を辞めるでしょう。

↑昨日届いた回答メールのほんの一部です。あなたのおかげで、
 良質な情報配信が続けられます。ありがとうございます。(幸地)


■成功の勘所

いただいた回答を熟読していると、1つ面白い発見があった。一部の回答者は、会社に残留したAさんの給料大幅アップを指示した上司を「日本人」だと仮定しているという点である。元ネタの提供者に確認したところ、「そりゃ、上司は○○人ですよ」と淡々としたコメントが返ってきた。さらに続けて、

「もし上司が××人なら、Aさんの給料アップを認めなかったでしょ
 う。そうなると、Aさんもすぐに会社を辞めてたと思いますよ。」

「Aさんの給料ですが、3割アップ程度では引き止められなかった
 と思います。実際の昇給額はもっとすごい」


【突然クイズ】

この会社を襲った更なる問題とは、一体なんでしょうか?
Aさんの昇給を指示した上司は日本人?それとも中国人?
Aさんの給料はどれくらい増えたと思いますか?
回答をこちらまでお寄せください。

こちら


2006年12月20日 13:50 | 固定リンク | Comment(2) | TrackBack(0) |

30名以上

今夜、いよいよ東京オフショア開発交流会。
主催側スタッフを含めると30名以上の参加が見込まれます。
すげー。
Haochi02

今朝も1通のキャンセルメールが入ってきました。
事前連絡をいただき、ありがとうございます。
本日、午後4時ごろまではメールを受信できますので、
何かあればお気軽にご連絡ください。

申し込みは本日13:00に締め切ります。

申し込む


2006年12月20日 13:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

メンバーが一斉退社、残った人の給料を大幅アップ
メンバーが一斉退社、残った人の給料を大幅アップ

中国ベンダーで働くローカルスタッフから聞いた話。

今でも、日本語ができるリーダークラスの人材不足は深刻な問題。ある会社では、月給15万円弱のAさんが他のメンバーと一緒に対日の重要プロジェクトで大活躍していた。

ある日、Aさんを除く他メンバーがいっぺんに転職した。突然の出来事だったので、替わりのリーダー人材を補充することができなかった。

Aさんの上司は、唯一残ったAさんの給料を大幅アップするよう指示。あわてて体制の立て直しを図った。Aさんはより重要な職務責任を負うようになったこと、そして、緊急対応の残業を強いられるため、やむをえない処置だったと語る。

その後、この会社はAさんと同等の能力を持つ複数の人材を月給15万円弱で採用。これで、体制崩壊の危機を脱し、一件落着かと思われた。しかし、更なる問題がこの会社を襲った・・・。
Img_0102_10055

■成功の勘所

【突然クイズ】

この会社を襲った更なる問題とは、一体なんでしょうか?
あなたは、どう思われますか。回答をこちらまでお寄せください。

こちら


2006年12月19日 15:55 | 固定リンク | Comment(3) | TrackBack(0) |

団塊世代の大量引退で中国人の派遣事業に注目

東京オフショア開発交流会へのお申し込み、現在23名。
参加申込者から届いた、来年のオフショア開発に期待すること。

・団塊世代の大量引退の時期でもあり、オフショア開発より
 IT技術者派遣に期待したいです。現場では仕事を出すより
 人が来てくださいとの声は増えています。


一方、今年の心残りもあるようです。ぱぁーと忘れましょう(^^)。

・中国側の技術者を日本に呼んできて、スキルアップして
 あげたかったのに、会社の都合でなにも出来なかったまま
 中国に返したことは心残りです。


ドタキャンOKな、2006年東京オフショア開発忘年会&交流会。
いよいよ明日です。

申し込みはこちら


2006年12月19日 15:36 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(1) |

待機するから納期遅延する
日本から仕様提示が遅れても我々は待機しません
先に作り込んでお客さんにこちらから逆提案します。

(上海/中国ベンダー総経理)

上海出張中、設立間もないオフショアベンダーから聞いた面白い話。

対日オフショア開発をする以上、中国側は、頻繁な仕様変更に対応する能力を持たなくてはいけない。納期遅延や品質問題の原因の多くは、中国人技術者の「待機」に起因する。つまり、多くの中国人技術者は、日本で仕様が確定して、文書で正しく提示されるまで待機する癖があると指摘する。

【典型的な失敗パターン】

◆日本からの仕様が曖昧、頻繁な仕様変更
→中国側の手戻り多発、工数超過

◆日本から仕様提示の遅れ
→中国側の待機で時間浪費、スケジュール圧迫

◆日本の都合で「納期厳守」
→土壇場で仕様確定するも、時間足りず連日の残業
→テスト不足のまま不完全な納品。あるいは納期遅延。

◆日本は「品質が悪い!」と中国を一方的に批判
→中国も「日本は自分勝手。中国を対等なパートナーとみなさない」
 と応戦。泥沼化へ。


■成功の勘所

前出の中国ベンダーでは、見積もり時(作業着手前)に、作業スケジュールを最長2日間のタスクまで細かく落とし込む。総経理(兼最高技術責任者)は、「うちは絶対に納期遅延しない」と豪語する。


2006年12月18日 15:33 | 固定リンク | Comment(2) | TrackBack(0) |

お得な追加情報<東京オフショア開発交流会>

東京オフショア開発交流会へのお申し込み、現在21名。
日本人と中国人、それぞれ半分ずつ。

去年の会では、ベトナムの民族音楽が流れましたが、
今年はどんなハプニングが飛び出すか。
インド、フィリピンからのお申し込みをお待ちしています♪

会場を手配してくださった日中ビジネス交流会の森谷さんから、

「幸地さん、PCとプロジェクターを手配しました。
 食事の前に何か話してください!」

と思わぬご提案。では、いまからプレゼン資料を用意しますか。


【申込み者の声】

・日本語の原因でお客先との関係が悪くなりました。
(日本語一生懸命に勉強しています)

・来年は、15名/月体制を組めるようになること。

・今年は、忙しくて1年間ほとんど休めなかった

詳細&申込み

 ↑事前にキャンセル連絡もいただいています。
  ペナルティーは一切ありません。ありがとうございます。
  早めの連絡をお待ちしております。(幸地)


2006年12月18日 15:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ウイークリーニュースダイジェスト(2006/12/15)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。

・2006/12/07 - @IT
「オフショア先=下請け」と考えると失敗する

電子情報技術産業協会(JEITA)の委託を受けてアクセンチュアが行ったオフショア開発についての調査で、日本企業のオフショア開発についての活用能力の低さが明らかになった ...

オフショア開発を利用する日本企業への提言として、オフショア開発全体についての社内基準や標準プロセスを作ることや、その基準、プロセスに対して必要なリソースを割り当てて定着を図ること。オフショア先とのコミュニケーションを計画立てて確立し、オンショア側チームと、オフショア側チームとで対等な協業関係を作ることなどを挙げた。


・2006/12/11 - CNET Japan
ソニー・ヨーロッパ、IT部門をインド企業にアウトソースへ

ベンガルールに開設したオフショア開発センター(ODC)で、本会計年度中に55~80人の増員を計画している。


・2006/12/12 - ITpro
富士通がドイツのSIベンダーを150億円強で買収

富士通は、ドイツのSIベンダー「TDS」を買収することを決めたと発表した。欧州におけるシステム開発やアウトソーシングなどの事業拡大が狙い。買収額は最大で154億円強の見通し。


・2006/12/12 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
「優秀な頭脳」の獲得競争に出遅れる日本

欧米のグローバル企業は早い段階からロシア,インド,中国などの技術者の能力に注目しています。一方,日本はどうか。ソフトウエアのオフショア開発を行っている企業こそあれ,研究開発を現地化している例はほとんどありません。


・2006/12/13 - IT-PLUS
インドに日本語教育ブーム…でもBPOはまだ先【コラム】

12月3日に世界各地で日本語能力検定試験が実施された。インド全体ではチェンナイ、 プネ、デリー、コルカタで同時に試験が実施され、合計8000人が受験した。確実に日本語を話すインド人が増えてきた。


・2006/12/13 - MYCOMジャーナル
来年も中国&インドの好調なIT成長を予測
 --次なるBRICsにベトナムなど名乗り

日本を除くアジア太平洋地域におけるICT市場規模はUS$1,320億規模に達して、前年比10%増の市場成長率を記録するという。


・2006/12/15 - Sao Paulo - Shimbun
日伯交流の懸け橋役を ブラステック・ド・ブラジル支社発足披露パーティー

日本企業のブラジル進出のサポート、日本へのブラジル人エンジニアの人材紹介、日伯間でのオフショア開発を目的に「株式会社ブラステック」(釘田秀一代表)がブラジル支社となる「ブラステック・ド・ブラジル」を発足。


2006年12月15日 22:38 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人材掲示板

オフショア開発コミュニティサイト「オフショア開発フォーラム」
の掲示板に4件の人材募集が掲載されています。

・SAPの知識を持ったコンサル・技術者急募
・PM/BSE募集
・日本語教師募集要項
・IT営業職募集

掲示板書き込み&閲覧はすべて無料だそうです。

人材募集の案内

Img_01210072


2006年12月15日 22:17 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本人が中国出張中に日本料理を渇望するのは帰国前日
オフショア開発には無関係ですが・・・

中国出張から帰国した途端、なんだか無性に日本の味が恋しくなりました。本誌発行人が真っ先に食べたモノは何でしょうか。

・ラーメン   (7票) 30%
・牛丼     (5票) 22%
・カレーライス (9票) 39%
・その他    (2票) 9%

(余談クイズ中間結果)

Img_01860137

”海外出張から戻ってきたとき、あなたはどんな食べ物が恋しくなりますか”。ちょっとした遊びではじめた余談クイズだが、予想外に面白いコメントがついた。

・甘酒とかお汁粉とか中国から戻ると恋しくなりませんか?

・うーん、私の場合は中国でカレーライスにお目にかかったことがないのでカレーが恋しくなりました。

・煮物とか、おでんのようなものが恋しくなるような気がします。

・中国では水も沸かしたものを飲むように言われ飲み物に限らず冷たいものを控えるようにしています。・・・いつも帰国したその日にファミレスへ行ってチョコパフェを頼んでしまいます。。。


日本人のベテラン駐在員から寄せられた下記コメントは圧巻だ。長文なので、ほんの一部のみ紹介する。

・日本人が中国出張中に一番日本料理を渇望するのは、帰国前日。出張期間・場所にもよるが、1週間・地方の工場回りで工場飯ばかりを食べていると、2-3日目に無性に食べたくなるが、まだまだ先が長いと我慢する。帰国前日は、それまでの我慢が限界点に達して、明日は日本料理!妻の手料理という時が、実は無性に日本料理を欲する時。・・・

原文はこちら


■成功の勘所

私の場合、中国滞在中に日本食が恋しくなる経験はほとんどなかった。しかしながら、前出の「帰国前日に我慢の限界に達する」というご意見に思わず小膝を叩いてしまった。まさにその通り!逆に、海外から日本に出張する外国人のご意見も聞いてみたい。毎日コンビニ弁当やカップ麺ばかりじゃ寂しいだろう。


2006年12月14日 10:03 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

いまさらダ・ヴィンチ・コード

いまさら?ですが、ダ・ヴィンチ・コード を読んでいます。

移動時間に手軽に読める文庫本を探していたのですが、
中国出張前にぶらりとブックオフに立ち寄ったときに
ふと目に留まりました。

まだ読破していませんが、
噂どおり読み応えのあるわくわく楽しい推理小説です。

何を隠そう、理学部数学科の出身のわたくし、
暗号やら、謎解きやらには、つい興味がそそられます。

Amazonでは、333件のカスタマーレビューがついています。
ざっと斜め読みしましたが、批判的な意見も多いようですね。
「ネタばれ」は避けたいので、レビューは後から精読します。

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047914746/aicoach-22/ref=nosim


2006年12月14日 09:35 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

人材育成でも儲かる
目先の利益を追いかける
中国のIT企業は自分の会社の人間を育つことあまり考えないです。転職組の給料は高いって、当たり前と思います。プロ野球の巨人みたいものです。

(中国人読者)

先週から昨日にかけて、上海→蘇州→杭州→大連を駆け足で巡ってきた。先月(11月)の北京訪問とあわせると、1ヶ月間で中国沿岸部の主要なIT基地をほぼ制覇したことになる。今回の出張で特に印象に残ったのは、一部の中国企業が真剣に人材育成に取り組んでいる姿である。IT人材の教育事業は、中国でも確実に儲かることが証明されたようた。だが、組織的に人材育成に取り組むのは、ごく少数の大規模事業主に限定される。最近では、中規模ベンダーでも積極的に新卒採用するようになったが、そこでは社内の専門教育はほとんど実施されず、見よう見まねのOJT(On the Job Training)が一般的である。


■成功の勘所

中国ベンダーがIT人材を育成する目的は、日本とのそれとは若干違うように感じられた。

 日本:□□に□□□□を叩き込み、□□の心構えを教える
 中国:□□□□出身者に□□□の基礎技術と日本語を教える

  □□□の中身はプレミアム版メルマガにて


2006年12月13日 23:08 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本の味が恋しい

中国出張から帰国した途端、なんだか無性に日本の味が恋しくなりました。突然ですが、オフショア開発には無関係なクイズ。帰国した夜、私が真っ先に食べたモノは何でしょうか。

 ・ラーメン (35票) 45%
 ・牛丼 (12票) 16%
 ・カレーライス (22票) 29%
 ・その他 (8票) 10%

 (読者アンケート結果)

海外出張から戻ってきたとき、
あなたはどんな食べ物が恋しくなりますか。
コメントに自分の経験談を書き込みましょう(匿名投稿OK)。


2006年12月13日 22:59 | 固定リンク | Comment(18) | TrackBack(0) |

転職組の給料は高い - 大連オフショア開発交流会
転職組の給料は高い - 大連オフショア開発交流会

6泊7日の中国出張、今日は最終日。前号に続き大連のホテルからお届けする。昨夜は大連オフショア開発交流会。JETRO大連のお力添えもあり、立派な会場で美味しい料理を十分に堪能できた。そして、何よりも、参加してくれたオフショア開発関係者との交流が素晴らしかった。酒も入っていい感じの状態になり、恒例の3分間プレゼンテーションは大いに盛り上がった。トップバッターは、日本語通訳から技術者に転身を図った中国人女性。なんと、事前に発表内容を印刷した資料を持参してくれた。現地技術者の立場で語った熱い本音は、周囲の日本人参加者の胸を打った。

・自分の会社で育てた社員の給料より、他社から転職してくる人 より給料が低い。転職すると、元の会社より必ず給料はアップします。これがみんな転職が好きな理由のひとつです。

・・・(その他8項目)

Img_01940145


2006年12月12日 11:32 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

帰国

昨夜は、通算2度目の大連オフショア開発交流会でした。

第1回 2006年3月9日  大連レイ聖苑国際酒店
第2回 2006年12月11日 東海明珠美食城

第1回目の様子はバックナンバー2006/03/10(第406号)号を
ご覧ください。

大連オフショア開発交流会で交わされた会話。

・大連出身だが、8年ぶりに帰郷したら街が様変わりしてびっくり
・韓国向けの仕事が増えている
・優秀な人材はみな日本に行きたがる
・新卒で採用した社員の半数は契約更新時に消えてゆく
・相変らず人材不足で困っている
・日本の学生は怠け者、大連に来て勉強しなさい


今朝も大連のIT企業を1社訪問して、13:00の便で帰国します。


2006年12月12日 10:54 | 固定リンク | Comment(1) | TrackBack(0) |

蘇州でSEPG中国大会
日本語能力検定はオフショア開発の現場で役立ちますか?

・とても役立つ   (13票) 35%
・それなりに役立つ (12票) 32%
・あまり使えない  (11票) 30%
・その他      ( 1票) 3%

(メルマガ読者アンケート中間結果より)

6泊7日の中国出張、今日は第6日目。上海、蘇州、杭州を駆け足でまわってきた。そして、今日のメルマガは、最終目的地の大連のホテルからお届けする。

今回の出張でも日本渡航の経験がない日本語能力検定1級の中国人通訳(技術音痴)と会話する機会があった。毎度おなじみことだが、その学習意欲と上達のスピードには驚かされる。

蘇州では、偶然にもSEPG世界大会の真っ最中。CMM/CMMIの普及に努める米国カーネギーメロン大学の教授の講演に飛び入り参加させてもらった。英語による講演終了後は、英語による質疑応答。前の席を陣取っていた中国人参加者の手が一斉にあがったのが印象的。

※SEPG:Software Engineering Process Group

※蘇州工業園区国際科学技術園

日本語能力検定に関する読者のご意見を紹介する。

・取得していない場合は日本語のレベルが全く予測できませんが、取得している場合「この程度の日本語は理解できるのか」という指標にはなると思います。ただ、その業種の専門用語などの理解度を測るのは難しいので、
  ・2級程度の実力(日常会話が問題なくできる程度)
  ・業種特有の専門用語
があれば問題ないかと思っています。やはり参考にはしますが、最後は「級」ではないですよね。

詳細は先週のプレミアム版メルマガで解説しました。


2006年12月11日 11:01 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

上海オフショア開発交流会 大盛況0023
次は大連、12/20は東京
☆<残席6>大連会場 - 2006年12月11日(月) 18:30-21:00

東海明珠美食城 510室
大連市中山区文林街1号

詳細&申込み

昨夜は上海オフショア開発交流会。定刻の18:30になると、会場は既に名刺交換の人で溢れかえった。総勢16名の賑やかな会となった。交流会の出席者には予め来年のオフショア開発に期待することを聞いている。その中から、生の声をいくつか紹介したい。

・もっと顧客と話すチャンスがもらいたい。顧客の要求を理解して、
 我々の技術力と経験を生かして、一緒に顧客の競争力を向上させ
 て頂きたい。

・東京支社設立による案件拡大

・3カ国以上での複合ラボ契約ケースの増加。
 日本でのBSEの上流工程でのポジションの向上。

・インターネット速度の向上。航空税がこれ以上に上がらないこと。

・日本サイドにおけるオフショア開発案件の受注拡大。中国子会社
 の経営安定化を図る為に、親会社(当社)からの受注だけでなく、
 外部顧客の開拓を積極的に進めたい。


2006年12月08日 13:49 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

オフレコ

「ここからは、メールマガジンには書かないでください」という
貴重な情報・裏話をたくさんいただきました。

中国人IT技術者のビザに関する○○や××の話は参考になりました。
しかし、今回のオフショア開発交流会では、
無断欠席の方が何名かいたなー。ショックです。
彼らは全員ブラックリスト入りだな(笑)。

これから、上海のホテルを引き払って蘇州に向かいます。
蘇州で一泊して、明日は杭州視察、夜は上海に戻って大先輩と会合。
日曜日の朝に大連に発ちます。


2006年12月08日 13:07 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

ことさら「パートナーシップ」を強調
その意見には反対です。

> 私の持論は「日本語で会話する以上、日本人が『言った言わない』
> の全責任をとるべき」である。あなたのご意見は?

外注企業をメイドではなくパートナーに育てるおつもりのなら、平等的な立場をとらなければならないと思います。

(中国人読者)

久しぶりに気持ちのいい反論メールが届いた。短い文章だったが、根拠は明確、しかもフルネームの署名つき。本誌発行人には、毎日たくさんの読者メールが届くが、一部には意味不明な主張もある。

しかも、そういうのに限って匿名メールばかり。ご指摘いただいた課題だが、唯一絶対の模範解答があるわけではないため、誌面上でこれ以上深く議論するつもりはない。ここでは、前提条件が異なれば、オフショア開発の責任範囲の定義も異なってくることを頭においていただきたい。

余談だが、巷では相変わらず「対等な立場を」という主張をよく耳にする。すなわち、わざわざパートナーシップの精神を強調している。実は、上記の反論メールを読んで、思わず苦笑いした。こちらは、単純に異文化コミュニケーションの話をしたつもりだった。でも、読み手の一部は発注者と受注者の不平等な関係を連想したらしい。

プレミアム版メルマガ → http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

オフショア開発の商習慣において、日本とオフショア企業が「対等な立場」なら、ことさらパートナーシップが強調されることはない。

泥棒がいない地域では戸締りする習慣がない。
男女平等の社会では「雇用機会均等」を叫ぶ人はいない。
一般常識は仕様書に書かれない。

あなたの周りで「パートナーシップ」が多く語られるとき、その問題は未解決だと思って間違いない。


2006年12月07日 17:02 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

日本語で会話するなら日本人が全責任を持つべき
日本語能力検定は時間の無駄?
日本語能力検定はそもそも日本留学、特に文学系の学生を主に考えられて作られた試験ですので、1級になると日常やビジネスでは全く使わない文法や言葉もでてきます。

(日本人読者)

あなたは日本語能力検定に対する不満を耳にしたことはないだろうか。「あの人は日本語2級なのに、仕事で使えない・・・」など。先週の本誌アンケート調査では、間違った日本語を使う中国人IT技術者に対する態度を問うてみた。

『あなたの周りで、中国人IT技術者が、お客様に対して微妙に間違っ
 た日本語を使っているのを見かけました。ハラハラドキドキ!』

・その場で注意する       (60票) 57%
・後でこっそり注意する     (27票) 25%
・問題発生しない限り、ほっとく (17票) 16%
・その他            ( 2票) 2%

※アンケート最終結果

アンケート調査では「その場で注意する」という答えが過半数を超えたが、実際の場面に出くわしたとき、本当にアンケート回答の通りに行動する人は少ないだろう。人間とはそんなものである。人は□□□を聞かれたら迷わず理想論を答える。嘘をついても、ほとんど罪悪感を持たない。でも、□□の□□を聞かれたら、ほとんどの人は正直に話してくれる。このテクニックは、外国人とのコミュニケーションでも大いに役立つ。

□□□の中身はプレミアム版メルマガにて
こちら→ http://www.ai-coach.com/magpre.html


■成功の勘所

日本語を学ぶ中国人が増えると、それだけ日常業務の中で誤解や衝突が増える可能性が高まる。たとえ異文化コミュニケーションの素人であっても、否応なしに中国人と「日本語」で意思疎通を図る場面に出くわす。私の持論は「日本語で会話する以上、日本人が『言った言わない』の全責任をとるべき」である。あなたのご意見は?

ところで、
日本語能力検定はオフショア開発の現場で役立つと思いますか?

◆とても役立つ
◆それなりに役立つ
◆あまり使えない
◆その他
○結果を見る
○コメントボード

締切:2006年12月14日23時00分
協力:クリックアンケート


2006年12月06日 16:35 | 固定リンク | Comment(4) | TrackBack(0) |

定員オーバーで日本語能力試験を受験できない0017
<日本語試験>中国で20万人超が挑戦 前年比46%増
日本語を母語としない人が対象の日本語能力試験が12月3日、日本を含む世界48ヶ国で実施され、約53万人が受験した。若者の日本語ブームを背景に受験者が年々増加している中国は今年、前年比46%増の21万1591人が受験し、過去最高だった。

(毎日新聞 12月04日)

2004年、中国では受験申し込みの受け付け開始から1時間もたたずに定員(約10万人)に達した。大幅に定員を増やした現在でも、いまだに受験できず涙を流す人も多いという。

世界各国における日本語能力試験の受験者は以下の通り。

第1位 中国 21万1591人
第2位 韓国  9万3750人
第3位 米国  2816人
第4位 仏国   1187人
第5位 英国    781人

・JEES 日本語能力試験ホーム


■成功の勘所

中国では29都市で日本語能力試験を受験できるらしい。半年ほど前に成都オフショア開発の関係者から聞いた話によると、成都会場で日本語能力試験を申し込むと最も受験できる確率が高いらしい。真意のほどは定かではないが・・・。


2006年12月05日 09:33 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

文字印刷が中心のビジネスユースですから0016

新横浜のビックカメラで、新しいパーソナル複合機を購入しました。
思いのほか安かった。

壊れたやつも、今回のも、どちらも米国メーカー製。
国内メーカーは、写真プリントを主戦場としているようですが、
私は文字印刷が中心のビジネスユースですから・・・。

インク代も安くなって、今のところ大満足です。


2006年12月05日 09:23 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

互いの文化を伝える工夫
日本人への要望
仕様書だけ伝えるわけではなく、ちゃんと文化を伝えないといけないと思います。

(中国人読者)

「常識」にまつわる議論を進めていると、中国側から活発な意見が届いてくる。


仕様書を作成する際、開発メンバーの気持ちを考えないといけないと思います。常に自分は自分で作成した仕様書に基づいてプログラムを書くときに、問題がないかどうかの自分自身仕様レビューを実施すること。

・なるべくカタカナではなく英語のまま書くこと
・曖昧言葉を使わない
・二重否定言葉使わない

(中国人読者)


■成功の勘所

普段から業務や文化を十分に理解していないと、オフショア開発の成功は難しい。あなたは、過去のオフショア開発で互いの文化を伝えるために、どのような工夫をしてきたか。そして、どのような成果が生まれたか。下記の形式で、具体的に書き出してみよう。

文化を伝える前は○○の点で苦労したけど、
文化を伝えた後は○○が改善して××の成果があがった。


2006年12月04日 11:14 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

常識にまつわるトラブル集
結婚後、夫の姓に従うのは常識ではない。
中国では、氏名が変わることは絶対にありえないという前提で、氏名データが画面上で書き換え不能になることがあるのでしょうか。氏名データ修正するには、DBを直接書き換えないといけない?

(本誌発行人)

先日紹介した「氏名」に関する日本と中国の常識の違いについて、複数の読者からご意見が届いた。

・画面上で(姓が)書き換え不能になることがあるのでしょうか、
 ということが、絶対にないじゃないか?
                      (ブログ閲覧者)

・業務システムで結婚イベントが発生したら、結婚した女性の姓を
 すぐ夫の姓に変更する処理を行うバッチ或いは画面処理が必要で
 日本では常識だと想定しましょう。だったら中国側の常識を超え
 ることになるので、明記しないと必ず実装しません。

(ブログ閲覧者)


・第546号「仕様書に「常識」は書かれない」


■成功の勘所

常識は仕様書に書かれない。これは常識である。オフショア開発で実際に起こった常識に関するトラブル集を作ってみたら面白そう。

【例】金額データの常識が違う

日本では円が単位であるため、少数は不要ですが、中国での常識は元が単位であるため、小数点は2桁まで必要。
DB設計で価格を Number(9,2) → Number(9,0)に変更

本誌では、業務系アプリケーション分野の話題が多いが、組み込み系ソフト開発やBPOの話題も大歓迎である。


2006年12月01日 13:48 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |

掲示板利用は早い者勝ち

ヘッダー広告で紹介した共有化ツールですが、
オフショア開発フォーラム掲示板にも詳しい説明が載っています。
http://tinyurl.com/y2cmy2


フォーラム掲示板には、人材募集も案内されています。
「○○○の知識を持ったコンサル・技術者急募」
掲載も閲覧も無料なので、利用するなら早い方がいいですよ。

・オフショア開発フォーラム


2006年12月01日 13:24 | 固定リンク | Comment(0) | TrackBack(0) |