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同じ問いかけでも対照的な2つの反応 2007/7/4

【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する
 あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。

(本誌発行人)

昨日の練習問題に対して、対照的な読者メールが2通届いた。


・メルマガの事例は次元が低すぎます(中国人/Aさん)


・「コミュニケーション強化」のことで、自分の実体験と考えを申し上げたいと思います。・・・ 解決策とは言えないかもしれないですが、ご参考までになれば、嬉しい限りです。出題された練習問題のような具体的な例があると、検討しやすくなります。(中国人/Bさん)

本誌バックナンバー 第674号
http://www.ai-coach.com/backno/cip0674.html


前者のメールについて。人格攻撃メールは即ゴミ箱行きだが、記事に対する純粋なご批判あれば、真摯に受け止めるよう心がけている。

メルマガで取り上げる事例の「次元」の高低は、結局のところ読み手が決定するしかないと考えている。そこで、Aさんへは、次のような返事を出した。「次元の高低を判定するあなたの基準を教えてください」と。どのような判定基準なのか、興味津々である。

後者のメールについて。Aさんとは対照的に、Bさんは与えられた練習課題に正面から取り組んだ。私が主宰するオフショア大學では、入学後すぐに「事実・体験」と「意見・~べき論」を分けて考えよと叩き込まれる。

Bさんは、自分の体験に基づき、曖昧なコミュニケーションの原因を整理して、実際にやったことのある複数の対策を紹介してくれた。オフショア大學でも通用する論理展開であった。詳細な回答をいただいたので、こちらも詳細なコメントを返信した。


■成功の勘所

練習問題「日本人の曖昧なQ&Aを改善する」に挑戦しよう。教科書のような模範解答ではなく、あなたの体験に基づいて回答の流れを構築しなさい。

もし「時間をかけてしっかりQ&Aをレビューする」と回答したいのなら、レビューの標準時間、レビュー観点、レビュー方法等を、過去の体験を思い出しながら具体的に記述しなさい。


2007年07月04日 10:43 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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