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対立解消のプロセスに当事者に深く関与させる作戦 2007/7/10

【演習問題】品質に対する考え方で対立した二人

あなたの周りで、日本人と中国人が対立した。対立の原因は、品質に対する見解の相違である。どんな局面でも前工程での品質作りこみ重視すべきだとする日本人、時には人海戦術による品質検査が合理的だと主張する中国人。

この日本人と中国人は一緒に働いたことがなく、今後も利害関係はないと仮定する。あなたが二人の共通の友人なら、どうやってこの対立をおさめるか。

・参考:本誌バックナンバー 第676号

●先週出題した演習問題に対して、5件の回答が寄せられた。その
うちの1つを紹介する。


・日本人に対しては□□□、中国人に対しては△△△と質問します。そして、その2点について二人に議論させます。(日本人Mさん)


対立解消のプロセスに当事者に深く関与させる作戦である。両者に共通の利益目標があって、二人がよりよい関係を築きたいという意思を持っていれば、最も効果的な方法だと思う。演習問題の前提条件として、対立する二人に特別な利害関係はないとあることを思い出そう。もし、対立する当事者が、互いに相手を「どうでもよい人間」だと思っている場合には、二人に議論させる方法は有効だろうか。

また、下手に第三者が介入すると、かえって泥沼化する可能性もある。相変わらず、この手の問題解決はやっかいだ。さらに、どちらか一方が外国人嫌いだと、まともな会話が成立しない可能性もある。

「オフショア抵抗勢力」v.s「日本出張時に嫌な思いをした中国人」


■成功の勘所

日本人Mさんのアイデアに便乗して、新しい解決策を考えよう。あなたなら、品質問題で対立する日本人と中国人に対して、どのようなテーマで議論させるだろうか。

・日本人に対しては□□□、中国人に対しては△△△と質問します。
そして、その2点について二人に議論させます。

上記の□□□と△△△に当てはまる質問文を考えてみよう。
(文字数制限なし)


2007年07月10日 18:03 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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