新興国ならでは インド開発現場には、電子データに印刷設定をするという習慣もない。またエクセル等を印刷した際のことを考慮し、罫線を引くということもあまりしない。 (インド開発現場/日本人SE)
日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。
~インド現場便り vol.1~
現在、私は日本の開発現場で勤務している。周りの多くの日本人エンジニアは設計書をプリントアウトして開発をしている。これはすなわちプリントアウト版と電子データ版との文章2重管理である。ここで問題なのが、変更が入った場合である(開発フェーズに入ったら原則設計書に変更すべきではないのだが・・・)。
変更が入ったら再度プリントアウトするのである。しかしプロジェクトも忙しくなってくると、この2重管理でギャップが生じる場合も度々ある。
一方、インド開発現場では設計書等をプリントアウトするという習慣が殆んどない。開発者は全てパソコン上で確認する。従って上記のような問題は生じない。
しかし電子データに印刷設定をするという習慣もない。またエクセル等を印刷した際のことを考慮し、罫線を引くということもあまりしない。そもそも特定のPC以外はプリンタがインストールされていないので、ワード&エクセル等の印刷プレビューボタンがグレーアウトしているのである。
情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd http://www.softbridge.jp
■問いかけ
あなたの会社で、MS-Office などの電子文書が印刷配布されることを考慮しながら作成される工数と効果の関係を洗い出しなさい。無意味な作業はなくすべき。有意義な作業なら継続・改善すればよい。
文責:幸地司(オフショア大學)
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