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プログラマの製造責任と不具合分析 2008/6/11

原因不明のエラーが発生したとき
日本側は自分に問題があることを前提に調査しますが、オフショア側は「自分達の処理は問題ない」という前提で調査を行っているように感じました。
(オフショア大學)

次の見解の相違は、文化的相違が原因だろうか?


・中国では作る人とチェックする人の役割分担が明確なので、一通り動作する時点でプログラマの製造責任は果たされた。その後の詳細確認は、プログラミングとは別工程であり、仕事の依頼者(プログラマの上司、または発注者)が品質保証に責任を持つべきである。

日本的風習→プログラマが最終の品質保証にまで責任を負う


・中国ベンダ内の試験に合格した納品物を本番環境に配備したら、原因不明の不具合が発生した。もしも、中国側の責任なら無償修正に応じるつもりだが、単体試験は合格しているので不具合分析は日本側の責任である。

日本的風習→問題発生時、作った本人が現場に急行して不具合分析


■成功の勘所

オフショア開発者が異文化コミュニケーション論を学ぶ意義は、人と問題を分離して不具合原因を個人的資質に求めすぎないようにするためである。

【×】また問題が発生した。これは担当者Aさんが悪い。プロジェクトからAを外せ。

【◎】また問題が発生した。これはAさんの個人的資質ではなく、文化的相違に起因する。だから、Aさんへの個人攻撃を避けて、組織全体で対処すべきである


2008年06月11日 21:53 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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