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中国IT人材のレベル別分類法 2008/5/14

上海市ITアウトソーシング推進当局の現状分析
上海市ITアウトソーシング推進当局では、発展途上の中国ソフト企業はPMBOKやCMMIを十分に活かしていないと現状分析する。最下層の初級プログラマを大量に輩出する仕組みは整ったが、対日オフショア開発に対応できる高級人材は圧倒的に不足したまま。
(上海市信息服務外包発展中心(iISO)主任)

2008/5/12、上海にてオフショア開発PRESS創刊記念セミナーが開催された。セミナー前後の雑談中に、最も盛り上がった中国IT人材に関する話題を1つ紹介する。

写真付き簡易報告はこちらから。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/05/press_fe19.html


「中国には優秀な人材が豊富にいる」という発想は無意味である。国土が広く、言葉や習慣も異なり、個人のバラツキも大きな人々をひとくくりに分類してはいけない。

上海市ITアウトソーシング推進当局は、高級人材の育成に力を注ぎたいというが、「高級」の定義が日本企業の感覚とは大きくズレている。そこで、我々は独自に中国IT人材を6つの水準に分類した。

A層:安心して全てを任せられるプロジェクトマネージャー層
B層:日本語が堪能なリーダー層
C層:日本語を多少なりとも理解するサブリーダー層
D層:一人でコーディングできるプログラマ

ここまでは、対日オフショア開発で戦力となる人々。ところが、実際には、戦力外ともいえるプロジェクトの足を引っ張る二階層が存在する。

E層:他人の指導を受けながらコピペで製造するコーダー層
F層:MS-Office文書を使えるだけのテスタ層


問いかけ

上海市ITアウトソーシング推進当局がオフショア大學に期待を寄せる「上級人材の育成」とは、上記A~F層のうち、どこを対象とした取り組みでしょうか?

答え → mailmag@ai-coach.com (あくまでも雑談ネタです)


[PR] オフショア大學「オフショア開発コーディネート概論」
http://www.offshoringleaders.com/02curriculum/02.html


■成功の勘所

あなたも独自の基準で、自社に必要なオフショア開発技術者を分類してみよう。例えば、上記のA~F層を一覧表にして、それぞれの保有技術、要求されるコンピテンシー、給与水準を書き込んでみよう。


2008年05月14日 05:55 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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