提案プロセスにおいて、日本とアメリカとの違いは何ですか? 言葉の違いはありますが、プロセスの違いはありません。 (インドIT企業/インド人社長)
博士号を持つインド人社長との会話より。
――日本のお客様とアメリカのお客様との違いは?
◆一番の違いは、仕様書の精度です。今回、日本のお客様からは、わずか10ページの仕様書しか提供されませんでした。それを我々が作り直して、お客様に再提案します。それを一週間に1回くらい繰り返します。
アメリカでも仕様書がない場合があります。例えば、ベンチャー企業が製品発売を市場にコミットしたにも関わらず、時間が足りない場合。ただし、ODC(Offshore Development Center=ラボ契約)が多いです。
あるプロジェクトでは、米国ベンチャーの技術担当副社長が設計段階からインドに駐在して、ラボ要員を自社従業員のように使って製品開発を成功させました。
■成功の勘所
2007年、日本市場に参入した取材先のインドIT企業では、仕様書がない状態からスタートしたにも関わらず、日本ベンダーが見積もった3分の1以下の開発期間で製品α版をリリースしたという。
実は、過去に類似製品の開発経験があったからこそ成し遂げられた芸当であると明かしてくれた。経験豊富な彼らですら、日本市場でよくある仕様書がない状態でのスクラッチ開発では、短期開発は不可能だと断言する。
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