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組込み現場の「C」プログラミング 2008/2/8

コーディング規約に関するご意見が山のように届きます。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/01/post_dd1c.html

みんなのコメントを読んでいると、
事前に紙のガイドラインを渡すだけでは不十分っぽいです。かといって、分厚いガイドラインを定義しても、個人の流儀に合わない、プロジェクトの実態に合わないなどの理由から却下。

他人のコーディングの癖を自動検知できると嬉しいですが、暗黙知の塊ゆえ達人以外のチェックは難しそうです。規約違反は自動検出できても、人の「癖」の自動検出は厳しい。

22-25歳のプログラマが大量投入される中国オフショア開発では、現地でコーディングの癖を正す優秀なまとめ役が必須です。

コーディングの癖や熟練さは、国籍や文化ではなく、年齢や実務経験年数で決まってくると考えています。中国やベトナムの人口動態を鑑みるに、国全体の傾向としてソースコードが未成熟なのは致し方のないところ。

品質保証部は、受け入れ基準を高く設定して、マメにチェックしていく他なさそうです。

そんなことを考えていると、以前からメルマガを愛読してくださる読者が、コーディングガイドラインに関する深みのある本を紹介してくれました。

組込み&C言語という題名から、マニアックな規約が並んだTIPS集かと思いきや、読んでみると大間違い。案の定、アマゾンのカスタマーレビューでも文句なしの五つ星評価です。

もしかしたら、実務経験2~3年の初級プログラマがこの本で学んでも、正しく実践できないかもしれません。当たり前すぎる平凡なコーディング規約が羅列されただけなので。

(大学生が「7つの習慣」を斜め読みしてポイ捨てするイメージ)

大人のSEや、ちょっと背伸びをして一つ上を目指すC言語プログラマにはお勧めします。今の私なら、OJT用の教科書として使うかな。

組込み現場の「C」プログラミング 標準コーディングガイドライン
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774132543/aicoach-22/



2008年02月08日 06:27 in | コラム , 社長の独り言 | 固定リンク |

 

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