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ソフトウェア業界でも中国回避の動きあるか? 2008/2/26

食品メーカで働く友人が、昨今の中国製食品の安全問題で頭を抱えていました。

揺らぐ中国への信頼。

どこまでが本当で、どこまでが噂なのか。
マスコミ報道に対して、国民は過剰反応なのか、正常なのか。
現場は混乱するだけで、見通しも立たないといった感じ。

メーカが『中国では自社工場で品質管理を徹底しているので、絶対に安全です』と自信満々に宣言しても、消費者がそっぽを向けば食品加工業なんて一巻の終わり。


オフショア開発への依存が高まる日本のソフトウェア業界でも、食品業界と同じように中国回避の波が押し寄せてこないとも限りません。

昨年、ある会社の、単純なプログラムミスのせいで、首都圏の鉄道網が完全に麻痺してしまいました。
(自動改札の不具合、覚えていますか)

このままの勢いで世界の情報通信技術が進化すると、日本の社会インフラとオフショア受託国との結びつきは、ますます強固になると思います。

もし、日本の社会インフラの不具合と中国オフショア開発が、何らかの要因でつながったとしたら・・・

たとえ、それが誤った情報に基づく、誤った認識であったとしても、利用者は激しくチャイナ・フリーを叫ぶかもしれません。
怖いですね。

今のところ、日本市場のICTサービス利用者の声が、ソフトウェア業界を揺るがすことはなさそうです。幸か不幸か。


2008年02月26日 11:28 in | コラム , 社長の独り言 | 固定リンク |

 

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