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進捗会議なぞ廃止してしまえ 2008/1/9

オフショア開発の目的
お客様に高品質なシステムを納品する事が目的であって、進捗会議はその為の手段の1つに過ぎません。進捗会議やレポートの方法・議事録・事実との差異の討論で開発の時間を割くのであれば、やらなければ良いのです。
(オフショア開発専門誌2008年3月創刊 執筆チームより)

コミュニケーションには、公式と非公式の2種類ある。公式なコミュニケーションとは、計画書で規定された会議体のこと。管理職の活動の8割近くはコミュニケーションに費やされているという。その大部分は、非公式なコミュニケーションである。

プロジェクトマネージャー養成マガジンの好川哲人氏は、コミュニケーションの本質は「情報共有」ではなく「相互理解」であると主張する。

情報共有の例:文書通達、要求仕様のヒアリング、共有DB設置
相互理解の例:背景・方針・戦略を知り、相手の「なぜ?」を把握

定例の進捗会議といいながら、実際には細かい仕様確認のQ&Aを繰り返すオフショア開発プロジェクト。中身を知らずして進捗確認などできないといえば正論だが、限られた開発時間が浪費されていくイライラ感は溜まっていく一方だ。


■成功の勘所

とあるオフショア開発プロジェクトでは、公式コミュニケーションを時間の無駄だと判断して進捗会議の廃止を決定した。その代わりに、全て現物確認に切り替えた。

進捗率を示す棒グラフをみても実態は掴めないが、ソースコードを読めば仕様理解のずれや設計漏れを早期発見できるという。窓口担当者の技術力がない会社には真似できない芸当である。


2008年01月09日 06:58 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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