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週報でアーンド・バリュー分析は可能か? 2008/1/29

計画的にサンプルチェックしました
中国側のPG開始スケジュールより前に規約書を一式送付し、主要PG数人にプロトタイプの作成を依頼し、その後現地に向かってチェックする事で一定の品質を保つことに成功しました。ただプロジェクトの規模的に日本人SEが訪中する費用を計上できないものが多々あるのが現状です。
(アンケート掲示板より)

現地に行って、現物を観ると、オフショア開発の成功確率はぐんと高まる。とはいえ、中国に子会社を設立してオフショア拠点に日本人駐在員を送り込んでも、なかなか成果が出せない会社もある。

プロジェクトの規模が小さいうちは、頻繁に海外出張するわけにも行かない。だが、卓越した個人が縦横無尽に活躍することで小規模プロジェクトを楽々成功させることが出来る。

何かと引き合いに出されるインドと米国のオフショア開発だが、彼らはいったいどのように日々の進捗を管理しているのだろうか。

気になってインド―米国間の実態を調査したところ、プロジェクトマネジメントの技法を駆使して、現実の姿を把握している様子がうかがえた。
(米国企業は、ちゃんと現物確認しているのだろうか?)

【インド―米国 週報で特に気になったところ(※)】

・アーンド・バリュー分析(Earned Value Analysis)
- CPI(Cost Performance Index)
- SPI(Schedule PerformanceIndex)
- ETC(Estimate to Complete)

・key metrics and SLAs
- 人材流動率(たとえば月率5%以下)
- スキル経験(たとえばメンバーの75%以上は3年以上の経験者)
- オンサイト/オフサイト比率
- 最新の不良率(工程ごとに異なる複数の指標)
- 最新の変更率(たとえば10%以下)

※日本の週報でよくある項目はほとんど網羅されています


■成功の勘所

インド―米国のオフショア開発では、週報でこのような実績データ・各指標が交わされているという。もちろん、大規模かつ長期契約を前提としたオフショア開発での話。

小規模・単発プロジェクトが目立つ中国―日本のオフショア開発でも、プロジェクト管理ツールを整備して中国側にデータ解析スタッフを配置すれば、EVAや資源情報を週報で扱えないだろうか。



2008年01月29日 05:48 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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