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日本語と英語の両方で仕様書を書きます 2008/1/16

自己反省、プログラマまで遠い
通訳兼ブリッジSEを通して日本語で書いた仕様書を説明しました。同じテーブルを囲んでいるのに、ブリッジSEを通してしかコミュニケーションができず、私もブリッジSEの顔しか見ませんでした。
(日本人)

かつて、オフショア開発を経験した者なら、ブリッジSEを介した仕様説明で何度も失敗を重ねたことだろう。「失敗」と書いたが、特に恥じることはない。小さな失敗の積み重ねは、オフショア開発の成功に向けた正常なプロセスの一部である。

オフショア大學を受講したある日本人SEは、中国への仕様伝達を効率化するために、Q&Aなどの短い文書は片っ端から英語化していったという。実に興味深い改善事例である。

・日本語と英語の両方で文書作成した

・できるところから着手して、徐々に仕様書全体にまで英語化の範囲を広げた

・その結果、仕様理解不足のバグが激減した

・日本側の文書作成工数は大幅に増大したが、プロジェクト全体の工数削減に寄与したので満足


■成功の勘所

前述の改善活動をはじめたきっかけは、中国人プログラマとの距離を縮めたいという、極めて個人的な動機が出発点である。だからこそ、決して英語が得意とはいえない平凡な日本人SEが、Q&A文書の英語化に踏み切れた。短絡的な効率性だけを求めていたら、面倒な英語化なんてきっと長続きしなかっただろう。

あっぱれ×5!


2008年01月16日 19:04 in | コラム , 仕様関連 | 固定リンク |

 

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