1990年代頃からソフトウェア開発作業の海外委託が行われてきた いまや大手ベンダーでオフショア開発を導入していないところはないとも言える状況です。ただ、これは主に大規模案件を中心とした話。今後は、中小規模のシステム開発案件でもオフショア開発の導入が進むものと思われます。 (システム開発ジャーナル Vol.1 特集2より)
メディアを通じてオフショア開発の未来像を語る人が増えてきた。日経BPは「グローバル・ソーシング」という言葉を用いて、戦略的なアウトソーシング実現を提唱する。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/global/index.html
インド事情に明るい友人からも、次の便りが届いた。
・インドへの「下請け」的発注は難しい。
インドIT大手は日本企業とパートナーとしての関係を求めており「協力はするが下請けにはならないというのが彼らの方針。インドで下請け的業務を委託する場合は、中小企業から探すことになる。ただその場合は日本語力に大きな期待ができない。日本側に優秀なブリッジSEが必要となる。
・グローバル展開を視野に
日本のIT企業の海外進出に際して国ごとにシステムをカスタマイズする場合に、すでにグローバルに展開しており、英語力のあるインド企業と協業することで、スムーズな展開が期待できる。
先日発売された専門誌の特集記事は、今後のオフショア開発ベンダは以下の新しい機能を果たすことになると予見する。
1.自国向けのローカライズを担当
2.自国の顧客向けのシステム開発においては要件定義などの上流工程を担い、その後の工程はノウハウや資産を持つ日本企業と協業で開発をする
3.マーケティング活動や国内販売網を提供する
4.保守開発や運用業務を受託する
(システム開発ジャーナル Vol.1 特集2より)
■成功の勘所
新しいオフショア開発の役割が期待されるが、実行部隊の人員不足や力量不足、さらには、オフショア開発推進ガバナンスの欠如が大きな壁となって行く手を塞ぐ。「下請け」的発注から脱皮するために、あなたが乗り越えなくてはいけない2つの壁がある。
・縦割り行政であり、費用対効果を測定する横断的な仕組みがない ・各取り組みを評価する基準ならびに意志決定プロセスが曖昧
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