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米国系企業が数百名単位でIT技術者を根こそぎ奪っていく 2007/11/6

日本企業から「ブリッジSEを3名出せ」と言われたら?
日本語ができる優秀なブリッジSEがいたとしても、絶対に日本に派遣したくない。その理由は?
(中国人・会社役員)

2007/11/5(月)、沖縄視察団上海出張アテンドの初日。

昨夜、沖縄から20名余の上海オフショア開発事情視察団が到着した。月火水の3日間は、上海、杭州、蘇州の各ソフトウェアパークを駆け足で視察する行程となっている。

今回上海を訪問した沖縄視察団の目的は、沖縄県が推進するIT津梁パーク構想の実現に向けた実務者レベルの準備運動である。

・2007/6/2 - 琉球新報
「県内でも実現可能」 知事「大連ソフトウエア」視察

・2007/2/6 - 沖縄タイムス
ソフト開発 官が支援(新沖縄情報通信産業振興検討会)


・間接オフショア開発は効果的ですか?

・2008年度内閣府 沖縄予算3,125億円要求


午前中は、上海浦東ソフトウエアパークと園内にあるオフショア開発ベンダを表敬訪問。日本流の仕様変更が多いソフトウエア受託開発をこなす秘訣について意見交換した。

上海浦東軟件園

午後は、JETRO上海のご好意で最新の中国IT事情についてブリーフィングしていただく。その後、上海と周辺都市を中心に活動する対日オフショア開発企業の連合会□□□クラブとの交流会。

沖縄と上海が抱える共通課題として、主にマネジメントレベルの人材不足について具体的な意見を交わした。

・米国系企業が数百名単位でIT技術者を根こそぎ奪っていく
・体力のある企業は自主的に内陸シフトして人材争奪戦に対抗するものの、イタチゴッコなのでいつかは限界が訪れるだろう


■成功の勘所

日本企業から「ブリッジSEを3名出せ」といわれても困る。なぜなら、優秀な人材だけ選抜して日本に派遣してもオフショア受託企業にとってメリットは少ない。

日本語ができる優秀なブリッジSEがいたとしても、絶対に日本に派遣したくない。中国に置いて現地で10名をマネジメントさせた方がずっと儲かるのだ。


2007年11月06日 06:19 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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