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オフショア開発を評価する複数の尺度を持ってほしい 2007/11/29

一方通行ではなく、相互評価の仕組みが必要だと思います
ウオーターフォール型開発では問題は少ないと思いますが、実際は、日本企業側要因による度重なる仕様変更が発生し、その度に手戻り工数が発生します。
(読者アンケートより)

オフショア開発で大事なこと。それは、仕様を抜け漏れなく文書化すること、役割と責任を正確に定義すること、そして現場で自律的に運用される標準プロセスを整備することなどが挙げられる。

ところが、中国ベンダに勤務するある日本人読者は、日本企業が最終成果物のみで中国ベンダを評価する姿勢に疑問を投げかける。すなわち、Step数を基準とした生産性の評価のみでは不満とのこと。

では、オフショア開発では、他にどのような評価指標があるだろうか。前出の日本人読者の会社では、日中間で生じた各種ギャップを設計部以外の部門が客観評価する仕組みがあるそうだ。

・Q&Aの件数や回答の応答速度
・仕様変更の頻度
・仕様変更により発生する手戻りの定量的データ

→オフショア開発実践セミナーでも詳しく解説します(幸地)


■成功の勘所

あなたの会社では、計量経済学などの科学的なアプローチを用いて、オフショア開発プロジェクトを定量評価しているだろうか。業務知識や日本経験、顧客満足度といった目に見えない価値には賞味期限はある。中国ベンダを評価する際には、時間軸を考慮すること。


2007年11月29日 14:24 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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