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理解できない箇所は翻訳せずにすっ飛ばす通訳 2007/11/21

天狗症候群
中国人通訳にはいつも泣かされます。この前まで、パートナーさんから中国人技術者を1名入れていましたが、いろいろと面倒が多いので、とうとう帰ってもらいました。
(日本人)

中国オフショア開発では、通訳を介したコミュニケーションが主体である。現場には、IT音痴の通訳もいれば、ブリッジSE兼通訳もいる。いずれにせよ、通訳の専門教育を受けた人は少ない。

よくあるトラブル。

・中国人ブリッジSEは、日本人の意思を直訳しない。自分が理解できる範囲で意訳する。理解できない箇所は、翻訳せずにすっ飛ばす。

・大学で日本語を専門的に学んだIT音痴の通訳はソフトウエア開発を知らなさ過ぎで、会話が成立しない。


こんな疑問符がつく場面も多い。

・会議の席で通訳だけを見て会話する日本人マネージャー。感情のやり取りが発生しないので、いつまで経っても信頼関係はゼロ。

・カタコトの日本語しかしゃべれない中国人は知的レベルも低いと勝手に判断する日本人。

・流暢な日本語をしゃべるブリッジSEは、マネジメント能力も長けていると勝手に判断する日本人。

・日本の国立大学に留学した後、最近わが社に入社した若くて賢い中国人社員をみて、「彼なら、中国と日本を上手に橋渡しするに違いない」と過大評価する日本人上司。

・日本人が聞いても退屈な無味乾燥なスピーチを通訳させる日本人。

・会話に句読点がなく、通訳を置き去りにして熱弁する役職者。


■成功の勘所

あなたは、ブリッジSEに「直訳」を期待するか、それとも「意訳」を期待するか。予め立場を明確化しておこう。


2007年11月21日 23:38 in | コラム , 人材関連/ブリッジSE | 固定リンク |

 

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