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中国現地法人の人事権を握るブリッジSE 2007/10/29

橋渡しの重要性は理解しますが
そろそろ「ブリッジSE」という呼び名を廃止しませんか。
(日本人)

私と友人の自称"ブリッジSE"との会話の一コマより。


Q.あなたは、東京本社所属のブリッジSEですが、中国現地法人ではどの程度の権限を持っていますか。例えば、気に入らない担当者を飛ばすなどの人事権を持っていますか。

A.いいえ。私は日本側の所属なので、中国では何の権限もありません。ですが、実際には、中国側の人員配置や役割について、強い影響力を持っています。


Q.貴社では、どのようにブリッジSEを育てますか。

A.少なくとも日本で3年以上の経験がないと、当社ではブリッジSEとはいえません。ですが、10年の日本経験があっても、ダメな中国人はダメです。


Q.あなたは、普段の業務でブリッジSEとして、どんな時間の使い方をしていますか。

A.毎日ほぼ8時間、中国と東京をつないで、現地担当者と通話しています。中国側の日報を毎日チェックします。中国から問題が上がってきたら、深夜まで残業して対応することもあります。昔は、全てのソースコードに目を通していました。


■成功の勘所

話し手の会社では、PMクラスの中国人がブリッジSEと称して、日本側の立場で中国拠点をコントロールする体制が当たり前である。うがった見方をすれば、中国拠点に独り立ちできるプロマネが育っていないとも受け取れる。だが、ここでは、リスクを最小限に抑えようとする同社のマネジメント姿勢を高く評価したい。



2007年10月29日 22:59 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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