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オフショア電話会議の失敗談 2007/8/13

オフショア開発プロジェクトの会議時間を短縮する法
中国側は会議には全員参加でしたが、発言するのはブリッジSEがほとんどで・・・。その時、私は短縮ではなく「無くす」方法を考え、今では2年以上、TV会議等はしていません。

(日本人/アンケート掲示板より)

だらだらと長時間続く会議は「悪」である。オフショア開発には、参加者が1つの部屋に集合するオンサイト会議とTV会議などのオフショア会議の2種類ある。

※オフサイト会議というと、職場から離れた合宿所で行う集合研修を意味することが多いので、ここでは「オフショア会議」とする。

オンサイト会議を円滑化する手法は、これまでに山ほど考案されている。各種ブレーンストーミング法、コーチング/ファシリテーション技法など。ところが、遠隔地を結ぶオフショア会議の円滑化については、これまで語られる機会が少なかった。

私が経験したオフショア電話会議の失敗談。

・司会者(モデレータ、ファシリテータ)不在で、議論がすぐに発散してしまう。互いに顔が見えないので、会議に参加せず内職するものが続出。

・電話会議で文書レビューを試みたが、ほんの数ページを確認するだけですぐに2時間経ってしまった。工数2時間x4名=8時間は、恐ろしく非効率。オンサイト会議なら、書類に赤ペンつけて、担当者にその場で指示するだけで済むはず。


■成功の勘所

私が経験したオフショア電話会議の成功談。

・Skype会議中にリアルタイムで議事録(チャット)をつけたお陰で、過去の履歴を含めて、検討事項の抜け漏れ・重複を避けられた。いわゆるパソコン速記を徹底。

・電話会議では、基本方針や作業手順の確認、役割分担の是正などに集中。全体共有すべき重要課題を除いて、個別事項は電話会議では扱わないことを徹底。


【クイズ】日本語が下手な中国人の意見は全て無視?

発注企業の日本人マネージャーは、オフショア側から招聘された日本語が下手な中国人技術者の意見を無視し続けた。理由は、自分のように流暢な日本語を話せないから知的レベルも低いと勝手に判断したため。ところが、このプロジェクトでは、無視された中国人技術者が唯一の技術専門家であった。この問題にいち早く気づいたあなたは、どのようにして問題解決を図るか。

 答え → mailmag@ai-coach.com


2007年08月13日 10:08 in | コラム , 人材関連/ブリッジSE | 固定リンク |

 

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