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日本人の曖昧なQ&Aを改善する第一歩 2007/7/3

日本側の観点、意見などは、非常に良い参考になります!
幸地司様 いつもお世話になっております。□□です。

ご案内いただいた□□リポートを読みました。参考になって、非常にいい勉強になりました。心から感謝しております。

・・・

オフショア開発の歴史は、それほど長くないので、これからどんどん経験を積んでいくことで、中国のビジネス習慣ややり方などを理解した上でコミュニケーションを強化することで、何とかうまく進めることになるでしょう。品質意識、納期意識もコミュニケーション強化により、解決できると思います。 ・・・

(中国人読者)

先日、私の記事を読んだ中国人読者から、コミュニケーションを強化した結果、オフショア開発の諸問題が解決されたとのお便りが届いた。

文字で「コミュニケーション強化」と書くと漠然とした印象を受けるかもしれない。だが、プロジェクトの最前線では、各社とも工夫に満ち溢れている。練習問題として、コミュニケーション強化による問題解決の事例を1つ扱ってみたい。

【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する

あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。
日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。


あなたなら、どのような解決策を打ち出すか。一緒に考えよう。開発現場でよく見かける代表的な答えを2つ列挙する。

・質問には必ずYes/Noで答えるとルール化する
・Q&Aの制限時間を過ぎたら、中国側の主張が承認されたとみなす

現実には、上記対策が機能する組織と全く機能しない組織がある。その差はどこから生じるのだろうか。なぜ、一見、非の打ち所のない対策なのに、あなたの組織では状況が改善されないのだろうか。


■成功の勘所

問題解決の第一歩は、なぜ、日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすのか、それがオフショア開発の現場でそれがどのような対立を生むのかの根本的な要因を特定すること。そして、次に問題解決につながる状況要件を見極める。

優れた医者は処方箋を出す前に十分に時間をかけて患者を診断する。そして、患者の体質にあった適切な薬を処方する。ヤブ医者は、患者の症状をよく観察せず、誤った処方箋を平気で出す。


2007年07月03日 15:04 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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