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人海戦術では上級プログラマは宝の持ち腐れ 2007/7/18

上級プログラマ不要論に対して
上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人ですか?

(日本人読者)

●知人から、上級プログラマの定義について突っ込みが入った。その他、アンケート回答者からもコメントもいただいたので、まとめておこたえする。

【読者コメント】

・上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人ですか?


・現状ではスーパーPGは必要とも不要とも言えないと思います。スーパーPGは、今々のオフショアリングへの最大需要である人海戦術には不向きですしコスト的にも維持できません。


・現状では上級プログラマが大変足りないです。中国オフショア開発の中で、確かに「手が速い」のほうが多いので、上級の代わりに、日本での確認を確実にこなす「手が速い」プログラマを利用するしかないのが現状です。一つの小さいプロジェクトに一人の上級プログラマーがいれば、助かります。


・中国人も、教えるときちんとやってくれますよね。ただ違うのは、次回行くとやめてしまって、また違う人に一から教えないといけないことですが・・・


私の定義では、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人は、「手が速い」プログラマに分類される。

しかし、業務経験もなく、誰からも教わったことはないのに、何となくすらすらと独学で新しいコンセプトの作品を生み出す人物は、上級プログラマの可能性あり。極めて主観的な話なので、この辺でご勘弁を。(個人メールは歓迎)


日本向けオフショア開発では、卓越したプログラマよりも、卓越した管理者が求められる。と同時に、日本の仕事では、上級プログラマが思う存分に能力を発揮する機会がないとの現実もある。

さらに、先入観が邪魔をすることもある。「優秀な中国人IT技術者」=「わがまま」と思っている人は、上級プログラマのチーム参画を拒絶するかもしれない。中国人は、協調性に乏しく相乗効果を生み出せないと無意識に感じる日本人マネージャーは少なくない。


■成功の勘所

上級プログラマ不要論の根拠。

・人海戦術では、卓越したPGよりも卓越した管理者が求められる
・日本の仕事では、上級プログラマが能力を発揮する場がない
・「優秀な中国人IT技術者」=「わがまま」という先入観

上級プログラマ不要論に対しては、別の視点からの疑問・反論があってもいいかなーと思っている。

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2007年07月18日 17:14 in | コラム , 人材関連/ブリッジSE | 固定リンク |

 

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