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教育熱心と人材育成は別物 2007/7/12

出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない

オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

・中国人の主張を支持する (17票)53%
・日本人の主張を支持する (6票)19%
・その他 (9票)28%

「当然中国人マネージャーを指示する。理由:論理的に説明すると、100行程度必要だが、一言でいえば、中国だから。」

(アンケート途中結果より)

もし人材が無尽蔵にいて、初心者が一人前に育つ環境やシステムが充実しているのであれば、わざわざ仕事を通じて技術者を養成する必要はあるまい。米国の大リーグ(MLB)は、この発想だと思う。

中国社会の教育熱心さは疑う余地はない。ところが、経営者や企業幹部の人材育成に対する考え方は、日本人の価値観とは大きく異なるようだ。

かつて、東京で会社を興した中国人社長が、日本人従業員に語ったセリフが今でも印象に残っている。

「性格の良し悪しで従業員を判断してはいけません」

「後もう少し頑張れば出来るようになるのに・・・という従業員がいたら、遠慮なく切ってください」

日本と中国、そしてベトナムやインドも含めて、それぞれ人材に対する価値観が違うようだ。当然ながら、国や文化・宗教によって、人間の命の値段も異なる。


■成功の勘所

下記の設問の「出来る人」とは中国人技術者であり、あくまでも中国大陸からの人材調達を念頭においている。もし、私の故郷沖縄で「出来る人」だけ採用します!と宣言したら、良識を疑われてしまうだろう。

また、一般には、ホームランバッターを揃えた野球チームが必ずしも優勝するとは限らない。その理由はなぜ?あなたにとってのオフショア開発で通用する「出来る人」とは?


2007年07月12日 14:31 in | コラム , マネジメント | 固定リンク |

 

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