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深センの課題「理工系有名大学がない」というが 2007/6/6

中国では歴史のある有名大学の周辺にソフト企業が集積する傾向が強いため、深センではIT人材の安定供給が不安視される。事実、深センで活躍するソフトウエア技術者の多くは外部から転入してきた者である。

(本誌発行人)

深セン軟件園にオフィスを構える日系のオフショアベンダー(本社:横浜市)の中国人マネージャーから聞いた面白い話。


◇深センでも、IT技術者不足は深刻な悩みでしょうか(幸地)

◆中国の他都市と比べて、深セン市はIT技術者を大量に輩出することはできません。ですが、他都市から深センに移り住んだIT技術者の定着率は、他都市と比べてずば抜けて高いと思います。

◇どういうことでしょうか

◆当社の社員を例に説明します。深セン外部から来た社員は、当社で真面目に働く以外に選択肢がありません。上海あたりだと、周囲に家族や友人が揃っているので、仕事で辛い思いをするとすぐに逃げてしまいます。でも、深センで働くIT技術者は辛抱強く、仕事を放り投げたり、簡単に会社を辞めるようなことがありません。

◇おお、なるほど。


■成功の勘所

最近の中国オフショア開発の話題は次の3点に集約される。

・人件費高騰
・人材流動性
・セキュリティ問題

深センでは、意外な切り口から人材流動性の裏話を仕入れた。幅広い情報源を持つ本誌発行人とはいえ、上記3点の最新動向を常に把握しておくのは難しいものだ。


2007年06月06日 16:45 in | コラム , 人材関連/ブリッジSE | 固定リンク |

 

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