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外国人従業員のイメージ悪化を避ける工夫 2007/6/26

日本人従業員と話すとき、普段はどんな点に注意していますか
私のせいで「中国人は□□□だ」と悪いレッテルを貼られたくない。

(東京/中国人プロジェクトリーダー)

昨夜、オフショア開発フォーラムの東京事務所で開催されたULA(Universal Leaders Academy)定例会より。

聞き手◇:幸地  
話し手◆:中国人プロジェクトリーダー

◇職場で最も気を付けていることは何でしょうか?

◆チームの雰囲気作りです。プロジェクトメンバーの中で外国人は私一人なので、いろいろ気を使っています。

◇日本人集団と中国人集団では、どのように異なりますか。

◆あくまでも私の個人的な考えですが、日本では上下間の格差が大きいです。一方、中国ではプロジェクトチームの仲間意識が強く、友達感覚で和気あいあいと話が進みます。

◇中国のソフト技術者はみな若いので、日本の職場よりも世代間格差が目立たないのかもしれません。また、中国ではより直接的なコミュニケーション様式が好まれるのも原因の一つかと。

◆そうかもしれません。休憩時間に日本人同士が雑談する風景をよく見かけますが、相手が外国人だと仕事以外に積極的に話しかけることはあまりありません。

◇日本人従業員と話すとき、普段はどんな点に注意していますか。

◆私のせいで「中国人は□□□だ」と悪いレッテルを貼られたくないので、外国人と接する機会の少ない日本人と話すときは特に注意します。例えば、会議の席で「なぜこうするのですか?」と質問したいことがありますが、相手と親しくないうちはぐっとこらえて、後から個人的に質問するようにします。

◇大阪のオフショア開発勉強会でも、ゲスト講師が同じことをおっしゃっていました。

◆「プログラマは、黙って設計の指示通りに製造すればいいんだ」みたいな雰囲気に耐えられない中国人は多いと思います。


■成功の勘所

「プログラマは、黙って指示通りに製造すればいいんだ」みたいな雰囲気に耐えられない中国人が多いという。外国人技術者と接する時には、相手がひよっこプログラマでも一人前の人間として尊重して扱うよう心がけたい。

「俺の背中を見て学べ」な和風リーダーは要注意である。


2007年06月26日 13:52 in | コラム , 人材関連/ブリッジSE | 固定リンク |

 

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