こんにちは、 オフショア開発メルマガ発行人 幸地司(こうち・つかさ)です。 今号はオフショア開発の話題はありません。 本誌発行人の近況に興味ない方は、ここで終了ということで。
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先週5/26(土)夜、10数年ぶりに香港の地に降り立ちました。
これまで上海を中心に活動してきたため、 成田⇒香港フライトの印象は一言「遠い」。 たった4時間ではありますが、 機内でじーっと座っているのは苦痛です。
現地時間22時に到着しましたが、気温は30度を超えていました。 沖縄よりも暑かったです。 休む暇もなく、香港国際空港から深せんにバス移動。
1時間ほどで深センのホテルに到着。 10数年ぶりの深センの印象は「こんなものかなー」。 ところが、ツアーの同行者は私の答えが気に入らなかったようで、
「幸地さん、今から繁華街を案内します。 少し歩いて街を散策しましょう」
と誘ってきました。 どうしても、深センのすごさを見せつけたいらしい(笑)。
というわけで、大人二人で、深夜の深センを20分ほど、 ぶらりと散策しました。 交通量はそこそこ、タクシーの台数も多く、 路上は大勢の人で活気溢れる。 男女問わずポン引きもひっきりなしに現れる。
いかにも中国という雰囲気を感じていたのですが、 よくよく考えると現在の時刻は午前1時過ぎ。
サタデー・ナイトとはいえ、もう深夜です。 深センの皆さん、ちょっと盛り上がり過ぎではありませんか。 路上屋台が並ぶ地区の雰囲気は、さながら夕方の新宿駅周辺。
現地パワー炸裂です。
ポン引きの目を避けるために、 セブンイレブンでアイスクリーム(75円)を買って、 食べ歩きをはじめます。すると、どうでしょう。 私たち日本人旅行者は、一気に現地化してしまいました。 無論、ポン引きから全く声がかかりません。 (黙ってアイスを食べ歩きすると、外国人旅行者には見られない)
翌朝は、深センホテル前の屋台で軽い朝食を済ませ、 今回の香港ツアー参加者本体と合流します。総勢10名。
日曜日のうちに、舞台を珠海に移し、 珠海市政府主催の晩餐会に出席。総勢100名強。月曜日から、 さらに増えて一説によると600名近くの大イベント!。
昨夜は、珠海の副市長さんがわざわざお見えになっていたので、 一緒に写真を撮ってもらいました。どこにいっても、 中国のお役人は貫禄があるなーと、改めて実感。
今回の出張目的は、珠海国際会議中心大酒店で開催される投資誘致 ミッションに参加すること。裏の目的は、発展著しいマカオ視察。 加えて、ツアー最終日の深センITソフトパーク視察も楽しみです。
いつか、本誌で真面目に語るつもりですが、 IT専業のオフショア開発関係者は、見識を広げるために 製造業の現場にもっと足を運ぶ必要があると思います。
組み込み系関係者やメーカー所属の読者なら直感的に お分かりでしょうが、ソフト開発と製造業の現場は全く異なります。
プロセスが違います。お題目に過ぎないプロセスに魂を吹き込む マネジメントが本質的に異なります。
一言でいうと、産業の歴史の長さが違う。極言すると、 中国進出で収益を上げる製造メーカーは、最初から成功すべくして 成功しているように感じます。 (決して、楽して儲かっている、と言いたい訳ではありません)
IT・ソフト業界は、他業種と比べて海外事業での苦労や失敗の 蓄積が業界全体としてまだまだ足りないのかもしれません。
それじゃ、私たちオフショア業界も今から苦労に苦労を重ね、 業界として成功・失敗の経験を積み重ねたら、 そのうち他業種と同じように成功を収めるでしょうか?
私の答えは「否」です。
・・・続きは後日。
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