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ベトナムは中国内陸シフトと同じ位置づけ 2007/2/13

最近ベトナムの話題が多すぎませんか?
タイトルが中国ビジネス入門である以上、もっと中国の情報や中国オフショア開発についての話をもっと語って欲しいですが。

(中国人読者)

先週は、たまたまインドとベトナムの話題が続いたのだが、日本企業で働く中国人読者から「もっと中国情報を語って欲しい」と要望を受けた。私信なので全文を掲載するわけには行かないが、分かり易く丁寧に書かれたメールであり、とても好印象を受けた。そのメールに対する返信がこれ。

件名「RE: 最近ベトナムの話題が多すぎませんか?」

私のメルマガに対する考え方と、ギャップが生じたのが、今回の違和感を覚えた原因だと思われます。

これまでメルマガの話題の中心は、中国オフショア開発でした。ですが、次第に関心の輪が広がっているのも事実です。

 オフショア開発 → BPOを含むオフショアリング全般
 中国 → ベトナム、フィリピン、インド

私がなぜベトナムIT情報を配信し続けているかというと、最大の理由は、日本のオフショア発注者が高い関心を示しているからです。現在は中国一辺倒であっても、ベトナムを完全に無視してよいと考えるオフショア推進責任者はまずいません。次に大きな理由は、中国オフショアベンダー側も同様にベトナムに関心を持っているから。中国沿岸部のオフショアベンダーは、もはやベトナムの台頭を無視しきれないというのが本音です。

実際、上海・北京・大連を避けて、中国内陸部にシフトする動きが目立っています。今すぐ、中国沿岸部のオフショアリング産業が衰退するなどとは誰も考えていません。ですが、顧客に中抜きされる可能性がある以上、自分たちが率先して内陸シフトを推進すべきだというのが最近の共通認識です。

そのため、中国沿岸部から中国内陸部へのシフトと同じ感覚で、ベトナムという選択肢も考慮にしておく。これが、危機管理に優れた中国人リーダーの偽らざる本音だと思います。そのために、本誌で必要な情報提供をしていきたいと考えます。
 ・・・

(本誌発行人/幸地司)

↑ご意見・ご要望は大歓迎です。(幸地)


■成功の勘所

本誌のスタンスは以下の通り。

 × ベトナムは中国の代替候補地
 ◎ ベトナムは上海・北京・大連を代替もしくは補間する候補地

これからも、中国内陸部の情報と同じ感覚でベトナムの話題を扱っていくつもりである。異論があるかもしれないので、念のため以下の通り読者アンケートを実施する。


☆オフショア開発マガジン「中国ビジネス入門」にあなたは何を
 期待しますか?

◆オフショア開発全般の話題
◆オフショアリング全般(BPO)の話題
◆中国に限定したオフショア開発の話題
◆中国に限定したオフショアリング全般(BPO)の話題
◆その他

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○コメントボード

締切:2007年02月21日23時00分
協力: クリックアンケート


2007年02月13日 13:59 in | オフショア開発FAQ , コラム | 固定リンク |

 

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