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ITコーチングとは、経営情報戦略の実現を援助するためのマネジメントスキル全般を指します。
| ITコーチは、情報システムへの投資効果を最大化するために必要な「知識」と「ツール」と「マネジメント」を提供して、お客さんが達成したい事業目標を情報技術の観点から集中して強力に支援するものです。 |
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最近、オフショア(開発)という言葉をよく耳にします。 アイコーチのメルマガでもよく見かけますが、いったいどういう意味でしょうか? |
オフショア開発とは、システム開発などを海外の安価な労働コストを利用したアウトソーシングサービスに任せることです。
特に、インドや中国の企業に注目が集まっています。対象分野はシステム開発に限らず、運用管理サービスや、アプリケーション管理サービスなどにも広がっています。
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中国からシステムが納品されましたが、細かいところでいくつも仕様と異なる箇所がありました。認識違いの責任をどのように分担すればよいでしょうか |
不具合発の後に慌てて責任追及を始めたとしても、取引上のメリットはありません。
まだ完了していないプロジェクトであれば、メンバーはマネジメントのプロセスばかり気にしないよう注意します。「評論家」になったり、出しゃばりすぎてはいけません。問題を解決する方法は唯一ではないし、責任追及にも唯一の方法はありません。 この点は、プロジェクトマネジメントに自信のある方は意外に落し穴にはまります。つい、自分の知識や正しさを主張して外注先の落ち度を指摘したくなるかもしれません。 もちろん、不具合の原因については徹底的に追求します。マネージャーには長期的な視点からWin-Winの関係を築けるような心構えが求められます。この点を理解した上で不具合の責任分担を交渉するテーブルにつきましょう。 くれぐれも、目先の勝ち負けにこだわらないように。 |
今後も中国シフトが加速されるようだと、国内のIT業界が空洞化してしまう恐れはありませんか? |
国内IT業界という大きな視点で考えるとしばらく空洞化の心配はありませんが、個人の技術者にとっては全く予断を許さない状況になりつつあります。
「日本はIT企業の数が多すぎる。間もなく淘汰の時代がやってくるだろう」という声がいよいよ現実味を帯びてきました。
私の見解はこうです。
IDC調査レポート"Study on Asian immigrants in Silicon Valley"によると、世界的にはIT技術者は圧倒的に不足していることが伺えます。 ======================= 2004年度 需要 5,000万人 2004年度 供給 4,500万人 ======================= 同調査によると、海外のIT人材数 (千人)は次のとおり。 ======================= インド 455 中国 238 メキシコ 138 フィリピン 40 イスラエル 31 アイルランド 17 ======================= 有名な話ですが、シリコンバレーに拠点を置くIT企業のうち、およそ4分の1の会社の最高経営責任者(CEO)はインド人と中国人で占められるそうです。 ある意味、米国ITベンチャーの国内空洞化が進んでいると捉えることが出来ます。 現在、世界のソフト業界で日本向けのオフショア開発を積極的に推進しているのは中国とインドのみです。当社の中心テーマは中国シフトですが、中国オフショアの実力が通用するのはまだごく一部の分野でしかありません。 |
これから中国企業とアライアンスを組んで新規プロジェクトをスタートさせます。中国側担当者の力量に依存せず、プロジェクトを上手く軌道に乗せるためにはどんな準備が必要でしょうか? |
海外企業との共同プロジェクトを立ち上げる際には数々の障害が待ち構えています。特に中国ビジネスの勘所は難しいと言われます。
通常、ほとんどのお客様は開発規約といわれるガイドラインをお持ちです。ガイドラインには、仕様変更をはじめ進捗報告やレビューの手順などが細かく規定されています。 ところが、国内取引のやり方をそのまま中国開発に適応しただけはなかなか上手くいかないのが現実です。 そこで私たちがお勧めするのは、お客様に固有の状況を分析してそれぞれの状況にあわせて最適な中国開発ガイドラインを策定することです。 例えば次のような標準規約を定めることを推奨しています。
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中国オフショア開発において定量評価できる活動領域はどれくらいでしょうか? |
システム開発プロジェクトの動きは、定量評価しやすい活動と単純に数値化できない活動とに分けることが出来ます。氷山の一角という言葉が示すように、私たちが簡単に数値化できる活動はごく一部であり、残りのほとんどの部分が水面下に隠れており、経験の浅いエンジニアではなかなか把握することが出来ないわけです。
[氷山の場合] 氷山の一角と呼ばれる部分 = 1/10 水面下に隠れている部分 = 9/10 正確な数値は分かりませんが、システム開発でも同様な考え方が成り立つのではないでしょうか。特に海外とのオフショア開発プロジェクトでは水面下に隠れている(定量評価できない)活動が多いのではないでしょうか。 [中国オフショア開発の場合] 定量評価できる活動領域 = 小 定量評価できない活動領域= 大その定量評価できない不明瞭な活動領域をいかに鮮明に記録できるかが重要なポイントです。 私たちITコーチング・ラボは、このような領域をも扱います。 それは、オフショア開発工程のマニュアル化であったり、オフショア開発のプロセスや結果を定量評価するための指標作り、測定活動の基盤整備に他なりません。 |
オブジェクト指向によるシステム開発が主流になったら、技術者にとってずいぶん敷居が高くなりませんか |
オブジェクト指向で優れたプログラミングをするには、初期の段階から効果的なトレーニングが欠かせません。
システム開発の生産性は、まさに上流工程の作業品質に左右されます。海外の企業にシステム開発の製造部分を委託する分散開発(オフショア開発)が盛んになってきていますが、大切なのは、やはり日本側の上流工程に携わる技術者のスキルアップです。 オブジェクト指向の基本概念は次の5つに集約されます。
※参考文献
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プロジェクトメンバーとのコミュニケーションで気をつけるところは何でしょうか? |
プロジェクトメンバーの動きでリーダーが正確に評価できるのは氷山の一角に過ぎません。
[氷山の場合] 氷山の一角と呼ばれる部分 = 1/10 水面下に隠れている部分 = 9/10プロジェクトリーダーにとって自分のプロジェクトを成功させる大きな要因の一つに、コミュニケーションスキルが挙げられます。経験を積み、組織での役職が上がるにつれて、プロジェクト全体の動きが把握できるようになります。 特にIT系のプロジェクトの動きは、定量評価しやすい活動と単純に数値化できない活動とに分けることが出来ます。氷山の一角という言葉が示すように、私たちが簡単に数値化できる活動はごく一部であり、残りのほとんどの部分が水面下に隠れており、経験の浅い社員ではなかなか把握することが出来ないわけです。 したがって、水面下に隠れている9/10の部分を如何に上手く引き出せるかがコミュニケーションの鍵になります。 |